こちらは武器学校の展示車両です。車体後部上面や車体後面下部牽引シャックルなどに微妙な違いがありますが、試作車なのか量産型の細部改良なのかは不明。



ランチャー脇にある複雑な形のパーツは、パノラマ照準器装備部。

大人向けに作られているので、落ちたりぶつけたりしてケガしないようにね。
車長用キューポラの右前にあるのは12.7mmM2機銃用銃架。キューポラ基部の旋回構造に取り付けられているようです。この車両では、ロケット弾発射時に邪魔にならないよう横倒しにした状態となっています。

車体は73式装甲車の試作版SUB-Ⅱがベース。前部上面向かって右の開いているハッチが操縦手用ハッチ、左が車長用キューポラです。


船岡駐屯地に展示されている車両。一般的なトラック流用ではなく装軌式車両に搭載されており、75式地上風測定装置と一緒に運用し、ある程度精密な面制圧射撃を行うという、それなりに高級な装備です。
75式自走多連装130mmロケット弾発射機
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車体後面には右開きのハッチ。ロケット弾を装填する部分は単純な箱形断面ではなく、中央上下が凹んだ微妙に複雑な形をしていて、上面にロケット弾発射レールがあります。

横から見たところ。車体が装甲兵員輸送車ベースなのが見て取れます。車体後ろ半分が一段低くなっており、そこにロケットランチャーが搭載されています。