照準器はありませんが、照準孔から覗き見て雰囲気だけでも。

砲尾の左に旋回・俯仰ハンドルがあり、前後に動く砲尾が砲手にぶつからないよう、横にガード用の薄い鋼板が付けられています。

閉鎖器は垂直鎖栓式。防楯の裏には物入れも付いてます。

砲口にはダブルバッフル式マズルブレーキ。これで後座量を抑え、高仰角射撃時に砲尾が地面と衝突するのを防ぎます。



武器学校に展示されているM1942。防楯に機銃弾の弾痕らしきものがあり、放棄したのを鹵獲したのでしょうか。
76.2mm野砲M1942
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後端に駐鋤の付いた脚。手前の45mm対戦車砲よりも当然ながら一回り太く長くなっています。

防楯には各所に蝶番があり、牽引時に折り畳めるようになっています。