こちらは単に三脚部ではなく、発射補助具という名称が付いています。

発射機の方に戻って、砲側(ミサイル側?)照準に使う照準眼鏡。下にはグリップとトリガーがあります。
隣にコード選択と書かれたツマミがありますが、レーザー・コード設定用かな。


電源ケーブルとの接続部。発電補助装置も用意されています



やけにミサイル発射筒が右にオフセットされているのは理由がありまして・・・。

64式・79式に次ぐ第2.5世代対戦車ミサイル。79式重MATと比べると射程は半分ですが、軽いのでお手軽になっています。ランチャーを載せる部分の右に持ち手、前下部に小さい二脚があり、三脚から外して手持ち射撃も可能。
87式対戦車誘導弾/中MAT/MMAT/タンクバスター
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このミサイル誘導用レーザー照射機を載せるためです。反撃を受けた際の抗堪性を増すため、上の写真のように分離して運用することも可能。他に赤外線照準器も用意されています。
64式は飛んでいくミサイルを肉眼で見てリモコン操作する方式、79式は尾部のフレアを捉えて目標との位置誤差を修正する方式だったので、ミサイルを見失わないよう飛翔速度を抑える必要がありましたが、これは目標にレーザーを当てておけばミサイルの方で勝手に飛んで行ってくれる方式なので、速度制限は無く、超音速で吹っ飛んでいきます。