操縦室天井のハッチには自衛用12.7mm機銃を装備可能。
車体後部の前半分が装薬庫、後ろ半分が弾庫兼砲要員キャビン。M110A2自走砲は空輸のためのコンパクト化で砲要員も全員は乗せられないため、こっちに乗ります。
乗降や積み降ろしのため、側面、後面、上面に大型ドアやハッチが備えられています。
M110A2には弾薬を2発分しか積めないので、この手の車両は必須。備え付けのクレーンで6発入り砲弾パレット1基やバラの砲弾10発を一気に積み降ろしできます。
203mm自走砲M110A2の重い砲弾を輸送するための専用車両。装軌式自走砲にトラックで付いていき、荷台から人力で砲弾と装薬を降ろすのは無理があり、新規開発されました。
87式砲側弾薬車
配線剥き出しのシンプルな操縦室。操向装置はハンドル式です。