機関砲砲身基部向かってすぐ左に細いガントラベリングロックみたいなのが付いてます。その隣に突き出した蓋付きのはミサイル照準器。
砲塔上面には向かって左から車長用サイト、レーザー検知器、砲手用サイトが並んでいます。
後方から見たところ。側面後部に取っ手らしき金属板が付いてます。
ランチャーは箱形で、20度まで上向きにできます。
結構ネジやボルトで留めてある部分が多いですね。
砲塔側面ミサイルランチャー。前面扉は左右開きです。
機関砲身基部脇から同軸機銃の先端が顔を出します。その上の穴は直接照準孔。
機関砲身基部から後上方に延びる棒は対空用環状照準器取り付け用です。
機関砲身基部には銘板が2枚あります。剥げてしまって一部読めませんが。
穴だらけにされた標的。
7.62mm連装銃というのは自衛隊用語で同軸機銃のことで、2丁装備している訳ではありません。鉄鋼弾の方は徹甲弾の変換ミスです。
平らな車体底部。
乗員室上面に左右開きのハッチがありますが、絶対開けられなさそう。
もう1基のガンポートは車体後面の右側ドアに付いてます。
車内右側に位置する下車戦闘要員は、乗員室の右向き乗員3名と操縦手後方の副分隊長の計4名ですが、側面のガンポートは副分隊長用1基と乗員室2基の計3基。空いたスペースには工具箱などが取り付けられています。
金色のガンポート可動部は、密閉度と可動性を両立させるべく、職人の手仕上げとなっております。
視察部分はマジックミラー方式なのか、怪しいカメラマンが映ってますね。
後部乗員室には乗員用にガンポートと視察ペリスコープが用意されています。
前照灯類は車体前面に埋め込まれており、非常にスタイリッシュ。
車体は箱形。前面や側面上部は被弾経始が付けられています。右ハンドルで、操縦手用ハッチは斜め後ろに開きます。
装軌式としては陸上自衛隊唯一の歩兵戦闘車になるかもしれない、89式装甲戦闘車。
陸自に歩兵はいないので、装甲戦闘車という名称になっています。
89式装甲戦闘車/89FV/ライトタイガー
起動輪は前方にあります。スカートは薄い一枚装甲板。
戦闘車というだけあって、武装も強力。主砲はエリコン35mm機関砲KDEで、向かって右脇からちらっと見える銃身は74式7.62mm車載機銃。更に砲塔両側に79式対舟艇対戦車誘導弾発射機が付いています。
ドアは73式装甲車から引き続いて両開き方式。M-2歩兵戦闘車のような油圧ランプドア形式にしなかったのは、開けるのが速いからかな。
略称のFVはFighting Vehicleの意ですが、
制式名は装甲戦闘車です。