橋はスライド式(カンチレバー式)。下の方を前に出して上と組み合わせ、前方に設置します。折り畳み式(シザーズ式)より時間はかかりますが、目立たないのが利点。
アローラのすがた…じゃなかった、架橋後の姿。これだけ見ると訳が分かりません。
アンテナと発煙弾発射機はこの位置に。最前線での作業に備え、レーザー検知器+発煙弾発射機の自衛装備は必須です。
車体側面には下開きの雑具入れドア。その上には予備履帯。
車体上面左側にもカメラとレーザー検知器。キューポラにペリスコープを備えてはいますが、橋体の支柱やらジャッキやらで真横と右前方しか見えない状況であり、カメラによるカバーは必須です。
架橋時の周辺監視のため、橋体支柱下面や、向かって左側の駐鋤用油圧シリンダーに、カメラが付いています。車体前面中央付近には前照灯も。その上ボックスは、カメラというよりレーザー検知器っぽいですが、どうでしょうか。車体上面向かって左側、キューポラの脇にもレーザー検知器があります。
車体前面には三角柱状の駐鋤。架橋の際には橋を大きく前に振り出すので、前につんのめらないよう、これで踏ん張ります。
対戦車壕などの障害に橋を架けて90式戦車を渡す機材。足回りを見ての通り、74式戦車の派生型です。車体まで見ると、87式自走高射機関砲の派生型です。
91式戦車橋/91TB/タンクブリッジ
撤収完了。写真の横幅を見ての通り、だいぶコンパクトになります。望遠をかけるのをサボったとも言います。
橋の内側にはアーチ状のリブを付け、軽量化しつつ必要な強度を保てるようにしてあります。
バックモニターも完備。橋を繰り出す方向では無いので、この1台だけで済ませている模様。
車体後面。雑具箱がここにあるのは87式自走高射機関砲と同じです。
カメラの裏にはミラーも付いてます。
車体後面。下開きのハッチが2つ付いてます。略称は91TKBの方が正しいのかな。