射撃班長の視線とミサイルターレットが連動して準備を完了。
訓練展示で進入してきた93式近距離地対空誘導弾。
観閲行進に臨む93式近距離地対空誘導弾。配備数は110両で、L90のシステム56セット・連装機関砲112基を置き換えました。
荷台側面には作業用の足場が折り畳まれています。スラット装甲ではないですよ。
発煙筒を作動させるためのコードを巻き取り中。ランチャーの下側の蓋にも何やら機材を貼り付けてあるようです。
こちらは訓練展示で使った発煙筒入り模擬ミサイルを外しているところ。
ランチャー後面のアップ。蓋の内側に更に観音開きの穴あきドアが付いてます。
ターレット基部後面には手動旋回俯仰ハンドルが並んでいます。戦闘中はもちろん機力ですが、展示で見栄えする角度を取らせたい時などは、こちらで微調整が可能。
後方から見たところ。ランチャー前後面には外開きの蓋があります。ターレット右後部に通信アンテナ付き。
ランチャーにミサイルが詰まってる版。搭載するミサイルは91式携帯地対空誘導弾です。
ターレットは中央にロックオン用機器、両脇にランチャーを配置した構造。中央には4つの丸いレンズがありますが、一番上の小さめなのがテレビカメラ、その右下の大きめなのがロックオン用レーザー受信部、その下の小さいのがレーザー発振部、左下の大きいのが赤外線カメラ。上にある縦長の孔が2列に開いた板は敵味方識別装置のアンテナです。
レーダーは無く、遠距離目標捜索ができないので、師団対空情報処理システムから教えてもらう方式にしています。
荷台後面は左右に開放可能。キャビン後面にはブラスト避けの鉄板が張ってあります。
牽引式で展開に時間がかかり、野戦防空用としては使い勝手がイマイチだったL-90高射機関砲の後継。高機動車の荷台に91式携SAMの8連装ランチャーを載せてます。
93式近距離地対空誘導弾/SAM-3/近SAM
/クローズドアロー
3名で射撃準備中・・・。
射撃班長はヘルメットサイトを装着しています。
座席は3席並列。射撃班長、発射手、操縦手兼捜索手の運用要員3名が全員座れます。通信機らしきものも付いてます。
ミサイルの装填はランチャー上下の蓋を開いて挿入する方式。
発射!・・・はできないので、煙を焚いて発射した感じにしてます。
車体側面に仕込まれた電源装置。
アンテナはフロントバンパー両端に移してランチャーの邪魔にならないようにしました。