こちらが火砲館内の九四式三十七粍速射砲。確かにホイールの素材が違います。


一番上の写真で防楯に貼ってあった解説文。

日本陸軍の歩兵用対戦車火器。上の解説の通り、直接照準射撃でトーチカなどの硬目標を潰すのにも使われました。
今の目で見ると、いかにも小さく、ソ連のBT戦車ならともかくとして、太平洋戦争でアメリカ戦車に立ち向かうのはかなりの勇気が必要な気がします。武器学校だと斜め向かい側に小山のようなM4A3E8中戦車やM36駆逐戦車が展示されているので尚更。
九四式三十七粍速射砲
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閉鎖器は水平鎖栓式。砲の右側に位置する装填手がガンガン装填して速射します。

防楯は機銃弾・弾片防御程度の厚さ4mm。砲の左に旋回ハンドル、右に俯仰ハンドルが付いていて、別の砲要員が操作するので、動いている戦車の弱点を狙い撃つのはちょっと難しそう。

本来はここに倍率2.5倍の直接照準眼鏡が付きますが、今は防楯の孔だけ。砲身先端を覗いてみました。