尾翼は双尾翼。レーダー警報やミサイル警報のセンサー基部があります。



正面から見ると、主翼、垂直尾翼、後部胴体に囲まれた空間内にエンジンがあります。

主翼後縁には2分割ファウラー・フラップとエルロン。主脚は前方半引き込み式。

主翼端には翼端灯と編隊灯。右主翼のみピトー管が付いてます。

サイドワインダーも積めます。あまり出番は無い筈ですが、無人機対策で積む機会が増えるかも。

主翼下パイロン。胴体・主翼下合計11カ所のハードポイントに様々な組み合わせで兵装を積むことができ、左右非対称で重量バランスが悪くても平気で飛びます。

胴体下パイロン。増槽と思いきや、バゲージ・ポッドが懸吊されていました。

こちらはGPS/INSアンテナのみ追加してあります。
キャノピー後方のアンテナ。小さい三角形の後ろにあるボタン状のはGPS/INSアンテナ、その後ろにある支柱に載ったコウモリみたいなのはVHF/UHF/SATCOMアンテナで、両方とも後の改良で追加されました。

コクピットは単座で射出座席を装備。フレームが少なく、視界は良好です。見た目では分かりませんが、座席周囲はチタン合金含有バスタブ型装甲で固めてあります。

コクピット・前脚周辺。乗降ハシゴの収容ドアはキャンバス代わりになっている模様。



とはいえ人間欲が出るので、対空火器を遠距離で潰せるAGM-65マーヴェリックを積もう、それならついでにレーザー誘導爆弾も運用できたら便利かも、ということでAN/AAS-35レーザー・スポット・トラッカーが付きました。超低空飛行しつつ自力で遠距離目標を探すのは無理なので、レーザー照射機能は無く、専ら前線航空統制官などがレーザーを当ててくれている目標をロックオンするためのものです。

機首の30mmガトリング砲GAU-8/A。これを飛ばすために翼とエンジンと操縦装置を積んだのが本機です。前脚も機関砲を避けて右にずらしてあるという。

こちらはそこそこキレイ。

機首部。何かぶつかったのか、凹みや塗料の剥げがあります。
A-10攻撃機/サンダーボルトⅡ/ウォートホッグ
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特異すぎる見た目と破壊力のせいで妙にコアなファンが多いA-10攻撃機。国防総省にもそういう人が多いという訳ではないでしょうが、退役が決まるたびに復活するのを何度も繰り返しています。