一番後ろの甲板室はヘリ格納庫。上面右舷側には大きめのクレーンを備えています。
ヘリ甲板には着艦標識が描かれていますが、着艦拘束装置はありません。
ボート・ダビットに吊された艦載艇。あすかで02ですが、某アニメとは何の関係もありません。もちろん獣化もしません。
煙突後方の甲板室にはクレーンと艦載艇が備え付けてあります。試作装備品の積み降ろしや試験員の乗降が多いでしょうから、こういった付随装備も欠かせません。
煙突前方の甲板室上に見慣れないランチャーが。どうやら投射型静止式ジャマーFAJの試作型らしいですが、実用型の箱形4連装ランチャーとは大きく異なる3列2段×2の12連装で、チャフ・フレア・煙幕弾投射器みたいな印象を受けます。
時は戻り、4面にアンテナカバーを装着していた頃の写真。上部が黒く塗られている角張った構造物が煙突で、停泊中ですが、ちょっと湯気が出ている模様。側面には多数の吸気用ルーバーが見えます。
少し膨らんで色も白っぽいアンテナカバーを装着していた頃。FCS-3のテストは終わっていた時期です。
艦橋後方のレーダータワーを妙だと思わない人になら、護衛艦で通せるかも。通す必要は無いですけど。
艦橋構造物前方に一層の甲板室があり、07式VLAのテストの際に埋め込んだMk41VLSが残されています。
甲板室はあと1モジュールくらい増設できそうな大きさがあり、国産VLSを埋め込む日が来るかもしれません。
前甲板の揚錨装置。
ぱっと見は護衛艦ですが、艦橋上にプラナー・アレイ・アンテナを取り付ける塔状構造物があり、艦砲は装備していません。
向かって左のはつゆき型護衛艦よりも二回りくらい大柄です。
近くにあった配電盤らしきもの。
試験艦 あすか
短魚雷試験用として3連装発射管を片舷にだけ装備しています。
本艦にとっては主要装備品の1つと言っても良い、八角錐台形のレーダータワー基部。斜め4面に八角形のプラナー・アレイ・アンテナ取り付け基部があります。
このアングルだと護衛艦っぽく見えますね。
たかなみ型護衛艦の影に隠れていますが、塔状構造物で存在が確認できます。FCS-3派生型の試験を行っていた頃で、少し膨らんだプラナー・アレイ・アンテナが取り付けられています。
各種装備品の艦載洋上試験を行うための専用艦。
ヘリ甲板の下は吹き抜け状態で、試験用水中機器を積める模様ですが、OQQ-25のテストではVDSが収まりきらなかったらしく、ヘリ甲板を半甲板かさ上げしたとのこと。先を読むというのも中々難しいですね。
横須賀基地沖に錨泊しているところ。FCS-3派生型のテストを終えており、アンテナはカバーごと外されていました。試験装備を脱着するので、時期によって微妙に見た目が変わります。
それから時間が経ち、1面だけアンテナを付けていた時の写真。FCS-3派生型のテストを行っていたようで、アンテナカバーの膨らみが大きく、実用型に近い形状をしています。