マスト後方のブラジル国旗と日本国旗がぴったり横に並んで良い感じ。レインボーブリッジをくぐって次の寄港地へと向かいました。

艦尾の軍艦旗はブラジル国旗と同じデザイン。

舷梯は2カ所から出していました。

艦橋後方両舷にボフォース70口径40mm単装機関砲。

上構側面の一部は船体舷側と段差無くカバーされていますが、剥き出しの部分も多く、ステルス性に格別気を遣った訳ではなさそうです。シアが大きく、ナックルラインも付いているので、波浪対策かな。


艦橋上面の太いポールマスト。対水上レーダーや風向風速計を装備しています。

航海レーダーは安心と信頼の日本製。

艦橋上面には各種アンテナが林立しています。

上構前面中央にはブラジルの国章。リボンの文字は「全て祖国のために」の意。

上部構造物前面。微妙にカーブが付いており、支柱を介して前方に取り付けられたループアンテナが目立ちます。
3年に1人くらい梯子から落ちる人がいそう。



艦首にはナックルラインがあり、両舷に錨を収容するレセスが設けられています。



曳船が到着。舫いを解いて、いよいよ出港です。警備の警察官も見守り中。

艦首旗と紋章。艦首旗は青地に白い星が十字に配置されています。紋章は南十字星を21個の星が取り巻くデザイン。

もう1つは手動らしく、海上自衛隊員が手を貸しています。



後方にはホストシップの海上自衛隊護衛艦DD-122はつゆき。ブラジルの方は射撃指揮装置が無く、シンプルな外観となっています。

ヘリ甲板には練習生が整列。こちらは帽ふれではなく不動の姿勢でもなく整列休め…でもなく、撮影したり雑談したりと結構自由です。

折り畳んで引き上げ中。

ドアの奥からこちらを窺う、士官っぽい制服の軍人。

東京港晴海埠頭に停泊するブラジル海軍練習艦U27ブラジル。地球の裏側から遥々お疲れ様です。
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陽光を浴びて眼前を通過していく練習艦ブラジル。

東京を離れる日の様子。舷梯の横幕を外しています。

ヘリ甲板の1甲板下は艦尾とその両舷が開放されています。

搭載艇の下と後方には膨張式救命艇の入った円筒形コンテナを積んでいます。

風格からして練習生ではなさそうな、ハンマーを手にした乗員。前甲板に兵装は無いようで、揚錨装置や係船装置のみが見えてます。

曳船に曳かれて岸壁を離れます。
練習艦ブラジル

煙突からうっすらと煙を吐いて自力航行を開始。艦首上甲板では乗員が「帽ふれ」をしています。

ヘリ格納庫上面には白いアンテナドームが3つあり、支柱で高さをずらしてあるのが面白いところ。煙突直後のパラボラアンテナはほぼ固定式のようですが、この先には何がいるんでしょうか。

煙突は太いのが1本。後部に張り出しが付いており、下の吸気口から排気を吸い込んだり、後方のアンテナドームを高温排気が直撃したりするのを防いでいます。側面のはファンネルマークというか艦のエンブレムかな。

煙突後方はヘリ格納庫とヘリ甲板。

白いカバーの掛かった謎の筒が4本。その一甲板上に横向きの小口径砲らしきものが2門並んでいますが、礼砲でしょうか。後方にはU27と書かれた艦載艇がボートダビットに吊されています。

灯火らしき小さい円筒形の物体もあちこちに付いています。上部の円盤状のものはTACANかIFFでしょうか。