胴体前部側面ドアの注意書き。与圧をかけたままだと危ないので、機内外の圧力差を最初に確認するのが重要です。

主翼付け根前方には灯火、黒色平皿フェアリング、ブレードアンテナが付いてます。

前脚カバーは前部が両側に、後部が後方に開きます。



前脚は不整地滑走路対応のダブルタイヤ。

コクピット横の窓は後ろにスライドして開きます。上面にはハッチ付き。

胴体の外側に翼胴フェアリングと主脚収容バルジを貼り付けた感じが良く分かるアングル。

記念塗装その1、美保基地開設50周年記念。垂直尾翼には鳥取つながりで水木しげる先生のゲゲゲの鬼太郎+一反木綿マークが入っています。



エアインテイクカバーを装着したところ。漢字の「拾弐」が凜々しい。

主翼は下反角付きで、エンジンポッドがぶら下がっています。

国産のジェット戦術輸送機。沖縄返還前の国内輸送という任務に合わせた設計で、STOL性能を重視し、航続距離は必要最小限に抑えました。機内燃料タンクを積めばグアムまでは飛べますが、まさか冷戦が終わって自衛隊機が中東までバンバン飛んでいく時代になるとは、開発時には思ってもいなかったでしょう。

胴体後面は上部が左右に、下部が下に開いて貨物空中投下・地上積み降ろし口になります。

主脚はダブルタイヤが前後に並ぶ構成。
C-1輸送機(その1)

記念塗装その2、第2輸送航空隊創設50周年記念。中東仕様砂漠迷彩・・・じゃなくて鳥取仕様砂丘迷彩でしょう、多分。

エアインテイクから中を覗いたところ。インレット・ガイドベーンとファンブレードが見えます。

左舷側主脚収容バルジ。前面や側面に空気取り入れ口が開口しています。

こんな時にもハッチは便利です。

C-1のシルエットにグラデーションを入れた記念マーク。

搭載エンジンはプラット&ホイットニー社製JT8D-9ターボファン。細長い形状を見ての通り、バイパス比は1.03と低い値です。

主翼後縁には四重隙間フラップを装備し、高いSTOL性能を発揮します。

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外翼部上面のボルテックス・ジェネレーター。

真正面から見たところ。円形断面の胴体を貨物室としてフルに使えるよう、主翼を上に載せ、主脚をバルジに収容し、胴体後面にランプドアを設けて尾翼はT字にする、という典型的な軍用輸送機形状を踏襲しています。

左右に開くとかなりの抗力増になりそうなのが見て取れます。それを受けてか、C-2では胴体後面上半部を上開きにしました。

尾翼。垂直尾翼後部のラダーは2段折り曲げ式です。水平尾翼付け根には取り付け角を示す目印が。

後部胴体側面の空挺降下扉(トループ・ドア)。

エンジンポッド。パイロン前部は内側に曲げられています。

バルジは主脚に比べてかなり大きく、余剰スペースにはアビオニクスなどを収容している模様。