左最外側の垂直尾翼。水平尾翼との取り付け部分を挟んでラダーが上下に分かれています。

上半分は内側に引っ込む方式。

機体尾部後面は、下半分が下に開いて搬入出路になります。

燃料投棄口。翼型フェアリングの前に丸いパイプが付いてますが、一緒にフェアリング内に入れなかったのには何か深い訳があるのでしょうか。

主脚はエンジンナセルに引き込まれます。脚支柱の内側にタイヤが付いているのに多少の違和感あり。

だいぶ細身になったプロペラブレード。スキュード・プロペラに進化した感じでしょうか。

反対側に乗降ドアがあります。前脚支柱はいかにも頑丈そうで、カタパルトのシャトルに繋ぐバーが前方に突き出しています。

機首側面。若干上に反ってます。プロペラ回転面やAPU排気口にはDANGERの注意書き。

プロペラ以外は内部構造やアビオニクスの換装なので、機体外形の目立った変化は無い模様。アンテナとかはちょっと変わったかもしれませんが。

21世紀に入って使い込みが激しくなったため、寿命延長と改修を加えたSLEP版。プロペラが8翅になりました。

積み降ろしランプの増設で、尾部はE-2とは全く異なる印象となっています。垂直尾翼は4枚ですが、水平尾翼の上反角は無くなりました。

横にはみ出してる先端が赤いのは燃料投棄口。E-2では機体尾部中央に付いてますが、こちらもランプに押されてこの位置に移動しました。

胴体尾部下面にちょこんとアレスティングフック。E-2では付け根が二股に分かれていましたが、貨物積み降ろしランプを設けた関係でだいぶ単純化されました。その上方にはUSS KITTY HAWK / CVW-5と所属空母・航空団が書いてあります。親切。

胴体上面レドームを外してスッキリしています。カタツムリとナメクジ的な。まあカタツムリの殻をちぎったら生きていけませんけども。
C-2Aグレイハウンド艦上輸送機

E-2より広げたとはいえ、見るからに狭い貨物室。座席を取り付けるためか床がかさ上げされているので、日本人でも中腰にならないと頭をぶつけること間違いなし。

空母に人員や貨物を運ぶための輸送機で、1966年代後半から使用中。見ての通り、E-2早期警戒機がベースです。
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持ち主の名前、じゃなかった、所属飛行隊のナンバー入り。

胴体後部を太らせて貨物室容積を増やしました。側面ラインを見るに、頑張った感というか無理矢理感があります。