貨物室内部。当たり前と言えば当たり前ですが、だだっ広い空間になっています。
正面から見たところ。2018年までに全機がF138-GE-100へと換装しています。
エンジンはTF39で、パイロンからポッド式に吊り下げています。
胴体尾部は上半分が外側、下半分が下に開いてランプになる構造で、空自C-1輸送機と同じです。低空高速空中投下を行う機体では上半分を上に畳んで抗力を増やさないようにするのですが、これは戦略輸送機で比較的低速での空中投下しかしないので、問題はありません。
主脚収容バルジ。主脚は脚柱1本の前にシングルタイヤ2本・後ろにシングルタイヤ4本が並ぶ構造で、1脚あたりタイヤ6本、4脚でタイヤ計24本あります。見ての通り、ホイールとタイヤは前脚と同じものを使用。
バルジ後端の穴はAPU排気口です。
前脚。貨物積み降ろしの便を図り、主脚ともども高さを調節することができます。前輪は1つしか見えませんが、実は横に4つ並んでいます。
貨物室機首部天井。配線やらワイヤーやらが剥き出しで走っています。
コクピットまで一気に登れる階段が備え付けられています。
機首を開けた時にしか見えない位置でアピールする、配備先のAIR MOBILITY COMMAND。この状態でもコクピットからは何とか滑走路が見えそうです。
とにかくでかい輸送機。オキアミ飲み込んでるシロナガスクジラみたいな。
形状は胴体(貨物室)に主翼を載せて主脚収容バルジをくっつけT型尾翼を装着した典型的な軍用輸送機型で、コクピットも貨物室の上に載せて貨物室前後を吹き抜けにしています。
C-5輸送機
左舷側壁面にあるスイッチ・パネル。
戦車も乗り込める機首ランプ。さすがに使い込まれてボロボロになっています。
一角で売店が開けるくらいの広さはあります。
全部引っ込んでるので良く分かりませんが、主翼前縁にスラット7枚、後縁にファウラーフラップ6枚とエルロンが付いてます。