配備部隊のマーキング。左に「RAVENS」とありますが、右のイラストを見るに、ただのカラスではなく、八咫烏のようですね。
ランプからキャビン内を覗いたところ。結構幅が狭いです。
後面ランプ。宙に浮いてますが、まあ人間が乗る分には問題ナシ。車両を乗せるなら上に折り畳まれている道板を展開して段差を無くすのでしょう。
右舷側にはタオルバー・アンテナ。
右舷胴体後部。フェアリング後端にレーダー・ミサイル警報。ランプの上にぬいぐるみオスプレイが乗ってます。
左舷後部窓。こちらも非常脱出口で、RESCUE矢印が付いてます。
後部胴体。後面ランプを下ろした状態です。
プロペラ折り畳み部。
右舷側のみ乗降ドアが付いています。下3分の1くらいがそのままステップになる親切設計。上方に庇みたいなのがありますが、位置的に雨除けではなく空力的なものでしょう。
ワイパーのフェアリングは前から見るとちゃんとしてますが、後ろから見るとハリボテ感が凄い。
空中給油受油プローブ。伸縮式で、使う時は延びます。
機首右舷側。空中給油受油プローブが付いてます。それ以外はだいたい同じ。
機首側面の小フェアリング前部にAN/APR-39レーダー警報とAN/AAR-47ミサイル警報のセンサー、その脇にピトー管2本、後ろに迎え角計。
機首のAN/AAQ-27赤外線前方監視センサーと、ダブルタイヤの前脚。
迷彩は洋上行動を意識した2色迷彩で、上3分の2から4分の3くらいの所でブルーグレイと薄灰色を塗り分けていますが、主翼下方にあたる胴体側面は全て薄灰色になっています。
ローターがかなり幅を取るので、折り畳み機構が付いています。更に主翼を90度回転させて翼幅方向を機体長軸方向と一致させ、CH-46ヘリ(KV-107ヘリ)と同じくらいの大きさにすることが可能。
これくらい傾ければ擦らないので、短距離離着陸に使います。
垂直尾翼。ラダーがだいぶ小さいですが、左右2枚あるのと、固定翼機モードで高速飛行している時しか使わないからでしょうか。
固定翼機と回転翼機の間を行ったり来たりする航空機。アメリカ以外で導入したのは陸自だけで、17機を輸送航空隊に集中配備しました。
これは回転翼機モードで、垂直離着陸と低速飛行ができます。
双垂直尾翼は高さを抑えるためでしょう。輸送機はキャビン容積が命なので、ジャマにならないよう尾翼をその上に置くのが基本設計方針であり、格納庫に収めるのも大変です。
左舷前部窓。非常脱出口を兼ねていて、近くにRESCUE矢印と操作解説があります。
主翼端にエンジン。前に向けたときに主翼端と重なる部分が良く分かります。
主翼前部上面にはボルテックス・ジェネレーターが並んでいます。
胴体前半。機首が尖っているせいか、固定翼機っぽい面構えです。コクピットは上面や前下方も窓になっていて、視界は良さそう。
ローターを前に向ければターボプロップ固定翼機として高速飛行が可能。ただ地上ではご覧の通りローターを回すと地面にぶつかるので、この状態での離着陸はできません。
左垂直尾翼下部後縁のパイプは燃料放出口。6号機からはこの位置で、5号機までは2枚上の写真のランプ付け根にある丸い穴の所にあり、キャビンに捨てた燃料が逆流してくるので、付け替えました。
左舷フェアリング前部。アビオニクス用空気取り入れ口があります。
V-22輸送機 オスプレイ その1
後部胴体上面のブレードアンテナとアンテナフェアリング。アメリカ海兵隊MV-22Bと違う部分でもあります。
左舷後部。キャビン脇にフェアリングを貼り付け、尾部上面に尾翼を乗せましたという形状です。尾翼は機体重心との距離を取りたかったのか、若干後ろに張り出させています。
エンジン後部。周囲に空気取り入れ口がたくさん付いているのは排気温を下げるためでしょうか。
ターボプロップ・エンジンのアップ。最大連続出力約6000馬力で、火星や誉の3倍以上です。