参考文献

 

<A−5ビジランティ>:世界の傑作機No.121、株式会社文林堂、昭和55年9月10日発行。A-5Aおよびその派生型を、偵察装備および配備された飛行隊を含めて詳説しています。

BRITISH AND AMERICAN TANKS OF WORLD WAR TWO>:Peter Chamberlain and Chris EllisSilverdale Books2004年。Arms and Armourから1969年に出版されたものの再版のようです。アメリカとイギリス連邦(カナダ、オーストラリア、ニュージーランド含む)で第二次大戦中に使用された戦車とその派生車両(オマケで自走砲とハーフトラックも)の概説で、Encyclopedia of German Tanks of World War Two(ジャーマン・タンクス)の米英版といったところ。ただし装甲厚などのスペックはそこまで詳しくありません。

<F−4ファントム物語>:ミリタリー・イラストレイテッド18、ワールドフォトプレス編、株式会社光文社、昭和63年3月25日初版第4刷発行。F-4ファントムの開発から性能、各国輸出型などを写真と共に解説しています。

<F−14 トムキャット>:アーサー・リード著、浜田一穂・訳、原書房、1991年2月14日第9刷。原著の発行は1978年。F-14の開発や性能をまとめています。ラスト3章は訳者が追加。

<F−15 イーグル>:ジェフリー・エセル著、浜田一穂・訳、原書房、19951124日新装版第1刷。原著の発行は1981年で、F-15C/Dの引き渡しが始まって2年くらいのところですが、訳者によりF-15EF-15Jの項が追加されています。

<F−16 ファイティングファルコン>:ビル・ガンストン著、浜田一穂・訳、原書房、1996年2月2日新装版第1刷。F-16C/Dブロック25までのすべてがここに。今はF-16E/Fブロック60まで開発されているので、誰か続編書いてくれませんか?

<F/A−18 ホーネット>:株式会社大日本絵画、200110月1日初版第1刷発行。モデラーズ・アイ・シリーズの第2巻です。模型製作ハンドブックも兼ねており、F/A-18C/Dのディテールがこれでもかというくらい載ってます。英訳も付いてます。

GUN用語事典>:ターク高野・監修・編集。月刊GUN199912月号別冊。サブタイトル「日本初の銃器用語集 銃の入門者からスペシャリストまで」に恥じない事典です。このホームページに載せていない、競技銃などに関する用語も多数収めてあります。

<M1A1戦車とM2/3戦闘車>:月刊戦車マガジン1987年度版別冊。M1M1A1戦車とM2M3戦闘車の写真を多数、解説付きで掲載しています。

M1A1と米陸軍装甲車両>:月刊戦車マガジン199310月号別冊。前半はM1戦車の詳しすぎる解説で、エンジンのかけ方や超信地旋回の仕方まで載っています。発行年の関係上、M1A1HAまで。後半はその他の戦闘車両の写真と解説です。

<M26/M46パーシング戦車1943−53>:オスプレイ・ミリタリー・シリーズ世界の戦車イラストレイテッド19、スティーブン・ザロガ著、武田秀夫・訳、株式会社大日本絵画、200328日初版第1刷。第2次大戦の終盤と朝鮮戦争(対戦車戦闘は序盤だけ)しか出番が無かったためか、意外と資料のないパーシング戦車について解説しています。ついでに何故M4シャーマンに76mm砲を載せたがらなかったのかの謎も解けます。

<MOLIBITO>:株式会社アスキー・メディアワークス。自衛隊を中心とした軍事情報誌で、マイナー部隊にもかなり光が当たっています。

<THE JEEP>:ミリタリー・イラストレイテッド11、ワールドフォトプレス編、株式会社光文社、昭和60620日初版1刷。歴代ジープに加え、スリー・クウォーター”BEEP”、CCKW「イーガー・ビーバー」の開発史などを解説しています。

U.S.ウェポン・ハンドブック>:宮本勲・著、原書房、2000年8月15日第1刷。米軍の航空火器、爆弾、ミサイルが細かく載っています。

<Uボート入門>:広田厚司・著、光人社NF文庫、2003年6月18日発行。Uボートの開発、発展、性能、などがまとめてあります。巻末には全Uボートの艦歴付き。

<WWU欧州戦史シリーズ>:学習研究社発行。ポーランド電撃戦からベルリン攻防戦まで、ヨーロッパ戦線での戦いを解説しています。同時期の太平洋戦争の概説もあり。Vol.10までが総論で歴史の流れに沿っての解説、Vol.11以降は各論で各国部隊や戦闘の解説となっています。

<朝雲>:朝雲新聞社。昭和2761日創刊、平成24223日通算3000号達成。創刊時は警察予備隊共済組合の機関誌でしたが、1962330日に発行権が朝雲新聞社に譲渡され、一般にも販路を拡大した自衛隊専門紙・安保防衛問題専門紙になりました。毎週木曜日に発行され、一般でも定期購読が可能な他、1年分を1冊にまとめた縮刷版も2月下旬−3月下旬に発売されます。2011年から数年間遡ってみれば、30年間に99%の確率で起こるとされた東北太平洋沖大地震をはじめとする災害に自衛隊や自治体がどれだけ備えてきたか、そしてそんな備えをいとも簡単に吹き飛ばしてしまった東日本大震災がいかに酷いものだったが良く分かります。

<アメリカ海軍図鑑U..NAVY21>:坂上芳洋・監修、学習研究社、2001年1月15日第1刷発行。21世紀を迎えるアメリカ海軍のすべてがここに。組織や装備のほか、司令官などのインタビューも載っています。

<アメリカ空軍の第一線機>:航空ジャーナル別冊、株式会社航空ジャーナル社、昭和5575日発行。発行当時のアメリカ空軍機と陸軍機をスペック・各タイプ概説・主要機図面付きで解説しています。

<アメリカジェット戦闘機>:KKワールドフォトプレス、昭和52年4月15日発行。ワイルドムック@。アメリカ軍のジェット戦闘機を取り上げた一冊で、古本市で手に入れました。米空軍の歴史・組織(当時)もカバーしています。江畑謙介氏によるファントムU操縦教本付き。

<アメリカ潜水艦史>:世界の艦船201810月号増刊No.887、株式会社海人社、平成30919日発行・発売。SS-1ホランドから発行当時に到るアメリカ全潜水艦を多数の写真と共に概説しています。

<アメリカの核兵器>:航空ジャーナル19849月号臨時増刊、株式会社航空ジャーナル社、昭和5995日発行。核兵器について詳しくまとめたハンドブックとなっています。なぜ「アメリカの」かというと、アメリカ以外の核兵器に関する情報が殆ど公開されていなかったからで、その状況は今でもほぼ変わっていません。

<アメリカ揚陸艦史>:月刊世界の艦船20071月号増刊、株式会社海人社、平成19115日発行。戦車揚陸艦から始まるアメリカ海軍の揚陸艦を概説しています。いきなり1000隻以上のLST-1級リストが出てきて、物量っぷりに圧倒されます。

<異形戦車ものしり大百科>:齋木伸生・著、光人社、1998630日発行。戦車といいながら、自走砲、自走対空砲まで載っています。タイトルの通り、普通の格好をした戦車の話は出ません。火炎放射戦車とか、駆逐戦車とか、超重戦車とか。

<イギリス航空母艦史>:月刊世界の艦船20228月号増刊、通巻第978号、株式会社海人社、2022713日発行・発売。アーク・ロイヤルからクイーン・エリザベス級まで、全イギリス空母を水上機母艦や護衛空母に艦上機も含め、写真付きで解説しています。

<イスラエル軍現用戦車と兵員輸送車1985-2004>:世界の戦車イラストレイテッド33。マーシュ・ゲルバート・著、山野治夫・訳、株式会社大日本絵画、2005年6月11日初版第1刷。世界の戦車イラストレイテッド26の続編と、イスラエル独自の重装甲戦闘車両について写真・カラーイラストを多用して解説しています。

<イラストと読む【現代語訳】ポツダム宣言>:田中等・著、株式会社彩流社、2015726日初版第1刷発行。ポツダム宣言の現代語訳(著者によるイラスト付き)で、後半に英語原文と1966年の外務省訳も載ってます。ポツダム宣言自体が短い文なので、一緒にサンフランシスコ講和条約も載せてくれたら…というのは単なる私のワガママか。

<ウォーマシン・レポート>:アルゴノート社。月刊PANZERの別冊/増刊のような感じで、テーマごとに陸戦兵器をまとめて解説しています。

<衛兵勤務必携>:戸井英太郎・著、兵書出版社・藤谷崇文館、昭和18630日3版発行。配給元・日本出版配給株式会社とあるのが時代を感じさせます。軍隊内務書、衛戌令、衛戌勤務令、陸軍礼式令、陸軍刑法、陸軍懲罰令から衛兵関連項目を抜き出してまとめたものです。

<海軍こぼれ話>:阿川弘之・著、株式会社光文社、1989125日第12刷発行。週刊宝石昭和58114日号から昭和59119日号まで掲載された海軍エッセイをまとめたものです。最終話で引用されている清沢洌「暗黒日記」の一文「イデオロギーで事実を抹殺しようとする」は、軍事大事典に心当たりがありすぎて身につまされます。

<海軍操舵員よもやま物語>:小板橋孝策・著、株式会社潮書房光人社、2015115日発行。平成711月発行「〈続〉海軍かじとり物語」を改題したもので、元海軍操舵員である著者によるエッセイ集です。帯には「軽妙イラスト・エッセイ」とありますが、なにぶん戦争中の話なので、捕虜を切って海に捨てたり、手榴弾で頭が吹っ飛んで中身が出たりするので注意。

<海軍兵学校岩国分校物語>:菅原完・著、株式会社潮書房光人社、2015104日発行。海軍兵学校第77期で岩国分校に入校した著者による、4ヶ月強の短くも中身の詰まった分校生活。

<海軍兵学校よもやま物語>:生出寿・著、株式会社光人社、昭和5981日発行。海軍兵学校第74期の著者が綴る海軍兵学校生活。

<海軍よもやま物語>:小林孝裕・著、株式会社光人社、2011121日新装版発行。昭和553月に同社から発行された本の新装版です。日本海軍の兵・下士官の日常生活や用語などがエッセイになっています。文章が軽妙洒脱なので読みやすいですが、派手な戦闘シーンなどはほぼ無いのでご注意を。

<海上自衛新聞>:海上自衛新聞社、毎週金曜日発行。「海上自衛隊の動きが分かる唯一の新聞」だそうです。個人でも購読可能だそうで、海自関係者は特別価格で読めます。

<海上自衛隊全艦艇史>:世界の艦船2004年8月号増刊。2004年までに海上自衛隊に配備されたすべての自衛隊艦艇(支援船は除く)を網羅し、各型ごとに解説と写真を掲載しています。巻末には船体や兵装についての解説付き。

<化学・生物兵器概論 基礎知識、生体作用、治療と政策>:Anthony T. Tu・井上尚英・共著、株式会社じほう、平成131031日第2刷発行。タイトル通り、化学・生物兵器について詳しくまとめられた本です。サリン事件についても記述あり。

<火器弾薬技術ハンドブック(改訂版)>:弾道学研究会・編、(財)防衛技術研究協会、2003年5月14日初版。防衛大学校理工学部でテキスト・参考書に使われていてもおかしくないくらいの本で(実際どうなのかは知りません)、各種火砲・弾薬技術の解説だけでなく、微分積分の式がたくさん出てきます(弾道計算とか、射撃時に砲身にかかる力の計算とか)。秋葉原の書泉ブックタワーで売っていましたが、私以外に買った人っているの?

<カクテルBOOK300>:成美堂出版株式会社。なぜこんな本が、と思われた方は、「ギムレット」「フレンチ75」の項を参照。

<核兵器事典>:小都元・著、新紀元社、2005年5月21日初版。帯に「核兵器のすべてがわかる」と書いてありますが、まさにその通り、な本です。なぜか「とらのあな」秋葉原1号店にも売っていたのですが、これも「探しモエ」なのか?

<核兵器図鑑>:ミリタリー・イラストレイテッド16、ワールドフォトプレス・編、株式会社光文社、昭和61120日初版1刷。アメリカの核兵器をイラスト・写真メインで概説しています。タイトルに「アメリカの」とは付いていませんが、英仏ソ中の核兵器は情報がほぼ無い時代なので、必然的にアメリカだけの図鑑にならざるを得ません。もちろんアメリカも全情報を公開していた訳では無く、そのためかスパルタンとスプリントの説明が逆になっていたりするので注意。

<火薬のはなし>:久保田浪之介・著、日刊工業新聞社、1996年6月25日初版1刷。花火も含めて火薬一般の解説です。火薬の威力測定法まで載っています。

<ガラスの百科事典>:作花済夫・著者代表、株式会社朝倉書店発行、20071020日初版第1刷。ガラスの歴史から種類・用途など、全てを網羅した本です。

<艦載兵器ハンドブック改訂第2版>:海人社、2002年1月15日発行。旧西側先進諸国、ロシア、中国の現用艦船・潜水艦に搭載されている兵器を写真付きで解説しています。魚雷、機雷、ソナー、レーダーは一覧表で掲載。

<艦船メカニズム図鑑>:森恒英・著、グランプリ出版、199310月8日第8刷。自衛隊艦船を中心に、軍艦一般の解説が載っています。イージス艦配備前なので、その話はありません。

<機械化部隊の主力戦車(日本陸軍写真集@)>:菊池俊吉・撮影、戸田万之助・編集、株式会社グリーンアロー出版社。九七式中戦車、九五式軽戦車を中心にした戦車写真集です。57mm戦車砲の発射シーン(カラー)、二式砲戦車、一〇〇式挺身観測車など、レア写真もあります。

<機甲入門>:佐山二郎・著、光人社NF文庫、20021118日発行。戦車開発の経緯から日本の機甲部隊の誕生と経過、日本の軍用装軌・装輪車両の概説、日本の機甲部隊関連の各種データなどがまとめてあります。内容はほぼ日本のものに限られていますが、ソフトスキンについて詳しく載っているので便利。

<近代巡洋艦史>:海人社、月刊世界の艦船19861月号増刊、昭和61115日発行。アリシューザ級からタイコンデロガ級まで、各国の巡洋艦を写真と諸元で解説しています。

<近代戦艦史>:海人社、月刊世界の艦船1987年3月号増刊、昭和62年3月15日発行。ド級戦艦以降の各国戦艦を、写真と諸元で解説しています。巻末には計画艦の諸元もあり。

<空軍>:航空情報別冊、株式会社酣燈社、昭和471210日発行。サブタイトルは「軍用機の思想と用法」で、軍航空の運用法の基本を解説しています。

<グラフィック・アクション>:月刊航空ファン別冊、文林堂。11テーマで、主に第2次大戦欧州戦線の話題を扱っています。

<グラフィック第2次大戦アクション>:文林堂。隔月刊で、197412月に第8号が出ているので、結構古い雑誌です。テーマ別に多数の写真を掲載しています。

<クルマのすべてがわかる事典>:青山元男・著、株式会社ナツメ社、201681日初版発行。一般向けの自動車の本です。タイトルの前に「史上最強カラー図解」と付いていて、まあそんな感じの中身です。

<軍医サンよもやま物語>:関亮・著、株式会社潮書房光人社、2016324日発行。末尾「文庫版のあとがき」から察するに、昭和633月に単行本が出て、平成10年に文庫版となり、2016年に新装版として発行されたようです。よまやま物語シリーズの日本陸軍軍医編で、著者は軍医学校での教育中に終戦となったため、生々しい話はさほど無く、主に日常の教育内容や衛生関連についてのエッセイ集となっています。

<軍医戦記>:柳沢玄一郎・著、株式会社潮書房光人社、20151119日発行。神戸新聞出版センター昭和548月発行「あゝ南十字の星」を改題して新装発行したものです。太平洋戦争ニューギニア戦線の隊付軍医による戦記なので、覚悟して読んでください。

<軍事分析・湾岸戦争>:鳥井順・著、第三書館、1994年4月15日初版。イラク・クウェートの歴史、湾岸戦争の背景、経過、事後処理などをまとめた分厚い本です。これ1冊で湾岸戦争丸わかり。

<軍事力バランス78年版>:世界週報臨時増刊号、株式会社時事通信社、1977115日発行。イギリス国際戦略研究所が発行しているミリタリー・バランス1977-78の日本語訳バージョンで、軍事情勢解説など独自の記事も追加されています。

<軍用機ウェポン・ハンドブック>:ミリタリー選書G、青木謙知・著、イカロス出版、20051031日発行。機関砲から爆弾、ミサイル、魚雷に機雷まで現用の航空機搭載兵器を450種類ほど集めてあります。こんなにたくさん作る暇があったら以下略。

<激闘!太平洋戦争地上戦>:別冊歴史読本54号第28巻第23号通巻648号、戦記シリーズNo.63株式会社新人物往来社、2003年8月10日発行。マレー半島電撃戦から島嶼攻防戦、行われなかった本土決戦まで、各戦闘を概説しています。

<激闘東部戦線(2)1943−1945>:月刊グランドパワー199710月別冊、デルタ出版。ドイツ側写真が7割、ソ連側写真が3割くらいです。巻末の方には東部戦線後期の概説あり。

<ゲシュタポ>:第二次世界大戦文庫4、ロジャー・マンベル著、渡辺修・訳、株式会社サンケイ出版、昭和5912251刷。ゲシュタポとSSによる弾圧と虐殺の歴史をまとめたものです。

<血液フロンティア>:医薬ジャーナル社、毎月30日発行。血液疾患に関する医学月刊誌。201112月号で放射線の人体影響に関する特集を組んでいました。

<月刊JWings>:イカロス出版、毎月下旬発行。名前の通り、軍用機中心の月刊誌ですが、陸上兵器についても話題が載ることがあります(とくにJGround創刊前はそうでした)。航空自衛隊・陸上自衛隊・在日米軍のイベント・スケジュールが載るので重宝します。この手の雑誌としては、比較的初心者にやさしいと思います。

<月刊PANZER>:アルゴノート社、毎月下旬発行。19758月創刊。PANZERは戦車という意味のドイツ語で、陸上兵器一般を扱っています。防衛大綱の策定とか、時事ネタに合わせた特集も組んできます。巻末ではプラモデルの話題が出ることもあります。20077月から20104月まで隔月刊となっており、発行されない月にはウォーマシン・レポートやスピアヘッド誌が刊行されていましたが、現在は月刊に戻りました。ところで読者ページのマスコット、ペリコちゃんはどこに行ったのでしょうか?退役したのかな?

<月刊エコマンド>:同朋社出版。199212月号が創刊号となっている軍用機雑誌で、全ページがフルカラーであり、解説もかなり細かかったのですが、2年くらいで廃刊になってた気がします。表紙裏に「日本版監修」という語句があるので、海外発行のものを日本語訳してあると思われます。

<月刊エアワールド>:株式会社エアワールド、毎月下旬発行。メインは軍用機ですが、民間機ネタも載っています。

<月刊グランドパワー>:(株)ガリレオ出版、毎月下旬発行。最初はデルタ出版から出ていましたが、途中で版元が変わりました。しかしクオリティーは変わらず、毎月2-3種類の戦闘車両に絞った詳しい解説および写真を載せています。個人的に、一戸崇雄氏(解説の語尾が丁寧語なので、すぐに分かります)の詳しすぎる解説のファンです。

<月刊軍事研究>:(株)ジャパン・ミリタリー・レビュー、毎月10日発行。兵器解説もしますが、基本的には軍事一般に関するオピニオン誌です。巻頭言と編集後記は右に寄っていますが、中身は左右均等なので(在日米軍は早く出て行けという記事や、イラクでの米軍の蛮行を扱った記事などもちょくちょく載ります)、その編集方針は換えないでほしいと思います。ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーの抜粋日本語訳が載るのもGood。軍事関係の出版物解説も載っており、映画、ゲーム、アニメの解説もあります。

<月刊航空ファン>:文林堂、毎月発行。軍メインですが、民間機の話もフォローします。しばしば凄くコアな連載をするので注意。

<月刊世界の艦船>:海人社、毎月発行。2014年7月に創刊800号を迎えた、軍艦および民間船の専門誌です。艦船マニアは多いと思うのですが、月刊の軍艦専門誌は多分これだけだと思います。意外。外国艦艇の日本語表記は、この雑誌に載っているものが業界標準になっているらしいです。

<月刊防衛技術ジャーナル>:防衛技術協会、毎月発行。防衛関連技術に関して、まだ実験段階のものも含め掲載しています。専門誌というか、日本語論文文献に近いかもしれません。広告も砲内圧力測定器械とか、MIL-STD規格適合電磁波感受性試験施設とか、誰向けなのかよくわからないものが載っていたりします。ただミリタリー・フィギュアの記事もあったりと、研究者専用というわけでもありませんので、技術的なより深い所を知りたいときに向いています。

<月刊丸>:潮書房、毎月発行。陸海空すべてを対象としている月刊誌です。記事のタイトルがサラリーマン週刊誌調なのが気になります。例:「鋼鉄の騎士“ティーガー”の華麗なる生涯」

<拳銃・小銃・機関銃>:第二次世界大戦文庫11。ジョン・ウイークス著、小野佐吉郎・訳、株式会社サンケイ出版、昭和603111刷。アメリカで発行されたイラストレイテッド・ヒストリー・オブ・ワールドウォーUの翻訳盤で、第2次大戦時に使用された拳銃、サブマシンガン、小銃、突撃銃、機関銃をまとめて紹介しています。

<現代の潜水艦>:株式会社学習研究社、200110月1日第1刷発行。潜水艦の歴史、現用潜水艦の構造や任務、世界の現用潜水艦の諸元などを解説した一冊。写真やイラストを多用して分かりやすく記載してあります。

<航空管制のはなし>:中野秀夫・著、成山堂書店、平成17128日5訂初版発行。航空管制について、内容から用語、歴史に至るまで詳しく解説しています。

<航空機設計法>:李家賢一・著、株式会社コロナ社、2020320日初版第4刷発行。航空機の概念設計の方法について解説しています。メインが亜音速から遷音速の民間機で、読むのに航空機に関する多少の基礎知識を必要としますが、各部配置や諸元の決め方、それに基づく設計の仕方が分かって中々に興味深い内容となっております。

<航空自衛隊パーフェクトガイド>:山岡靖義・監修執筆、学習研究社、200010月1日第1刷発行。20世紀末の空自のすべてがここに。ほぼオールカラーで、装備・組織などを載せてあります。巻末には各基地の地図や撮影ポイントもあり。

<航空自衛隊パーフェクトガイド2015>:株式会社ダイアプレス、2015121日初版第一刷発行。2015年の航空自衛隊の航空機、対空兵器、車両、組織、基地、分屯基地を概説した、初心者向け(?)の本です。退役済みの航空機も紹介あり。

<航空ジャーナル9,77臨時増刊>:タイトルは「アメリカ空軍」。株式会社航空ジャーナル社、昭和52年9月5日発行。アメリカ空軍の各組織の歴史および概要、歴代使用戦闘機・爆撃機、現用航空機写真、ベルリン空輸作戦などを解説しています。特にSACTACADCOMに関しては詳細な説明があります。

<航空用語事典 増補改訂版>:航空情報別冊、木村英政・佐貫亦男監修、株式会社酣燈社、昭和56515日改訂第1版発行。航空基礎分野の1000語を解説した航空用語事典(197110月発行)の増補改訂版で、240語を改訂し、更に充実したものとなっています。

<護衛空母入門>:大内健二・著、株式会社潮書房光人社、2013523日新装版発行。イギリス、アメリカ、日本が建造したシーレーン護衛用特設空母の詳説です。

<攻撃ヘリ コブラ&アパッチ>:江畑謙介・著、原書房、1996年2月20日新装版第1刷。AH-1AH-64Aを中心に、攻撃ヘリコプター一般を解説しています。Mi-24の話もあり。AH-64DKa-50の話を入れて新装版出してくれないかな・・・。

<コンバット・バイブル>:上田信・著、日本出版社、19941011日初版第10刷。今は亡き「月刊コンバットコミック」に連載された、米陸軍教本マンガ解説版。近接格闘から歩兵用火器の解説、塹壕の掘り方まで載っています。

<コンバット・バイブル2>:上田信・著、日本出版社、1995年6月20日初版第4刷。コンバット・バイブルの続編で、分隊指揮官編となっています。カラシニコフ突撃銃やRPG-7など、ロシア歩兵火器の解説もあり。

<工兵入門>:佐山二郎・著、光人社NF文庫、20011215日発行。マレー電撃戦などを支えた縁の下の力持ち、日本陸軍工兵を詳細に解説した労作。約4分の3が器材解説に充てられており、工兵の担任する作業の多さとその重要性に圧倒されます。

<最新軍用ライフル図鑑>:床井雅美・著、徳間文庫、1998年6月15日初刷。戦後の歩兵用ライフルほぼすべてを網羅したポケット図鑑。細かい派生型も含めて掲載されている力作です。

<作戦要務令>:日本文芸社・編、昭和4631日9版発行。作戦要務令(第4部欠)、軍隊内務令、戦陣訓を丸ごと掲載したもので、解説は一切ありません。副題で「現代企業に生かす軍隊組織」とか「商略、商戦に打ち勝つ企業作戦」とか書いてあるのは、孫子の兵法の解説書などと同様の販促ですが、反面教師にしたら良いんですかね。

<ザ・マーチ>:マーチ出版。1970年代後半あたりから季刊で発行されていたもので、写真を多用し、世界の兵器や最新防衛事情を概説しています。

<ジェット戦闘機>:立花正照・著、原書房、1984年6月1日発行。メカニックブックス・シリーズその1です。ジェット戦闘機の誕生から1980年代前半までの状況をまとめてあります。また、航空自衛隊戦闘機についての話、武装やレーダーのことも載っています。図だけですが、ジニー空対空核ロケットの攻撃法なんてのもあり。

<自衛隊装備年鑑>:朝雲新聞社、毎年発行。最近はDVD版も発行されるようになり、便利になりました。

<自動車エンジンの技術 ヨーロッパ車のエンジン設計手法>:クラウス・グロート・著、柳原弘道・訳、理工学社、20001030日第1版第1刷。ピストンエンジン全般の理論的解説です。積分の式とか出てきます。軍事関係の本ではないので、被弾したときの燃料別着火性の表とかはありませんが、ガソリン・ディーゼルエンジンの一般的な話は詳しく載っています。

<自動車操縦教範>:昭和111222日制定・施行、昭和14620日発行、昭和14923日陸軍省検閲済。日本陸軍の自動車操縦マニュアルで、貨車・乗用車に加えて側車付自動二輪車と牽引貨車の操縦法も記載されています。軍隊用だけあって、ポケットサイズの本に字がびっしり書き込まれており、図解はほとんどありません。

<自動車のサスペンション>:カヤバ工業株式会社・編、山海堂、2005年1月5日第2版第1刷。自動車に使用されるサスペンションの解説や、評価・試験法、レーシングカーでの実際のセッティングなどサスペンションの全てがここに。軍事向けに書いてはいないので、装軌式車両におけるサスペンションは載っていません。あしからず。

<自動車メカニズム図鑑>:出射忠明・著、グランプリ出版、19821025日初版発行。自動車のエンジン、駆動系、足回り、ボディのメカニズムについて図説したもので、半分がエンジンに割かれています。一般向け書籍。

<ジャーマンタンクス>:正式にはEncyclopedia of German tanks of World War Two日本語版。ピーター・チェンバレン、ヒラリー・L・ドイル共著、富岡吉勝翻訳監修、株式会社大日本絵画、1994年第6刷。第2次大戦で使用されたドイツ軍装軌・装輪装甲車両(捕獲車両含む)の開発の経緯、特徴、配備状況、性能諸元(装甲の傾斜に至るまで)を多数の写真と共に紹介した、まさにドイツ軍装甲戦闘車両のバイブル。訳者による補追も加えられ、原著を超える内容となっています。これのまる写しみたいな解説文が他の本に載っていることもあり、その充実っぷりが伺えます。巻末には主要車両の年代別生産状況表や、Sd.Kfz.および外国兵器器材ナンバーのまとめ、無線機・照準器・エンジン性能表もあり、凡百の解説書を圧倒する内容となっています。

<写真集・ドイツの巡洋艦>:季刊丸Graphic Quarterly 1977年秋号、月刊雑誌「丸」編集部編、19771015日発行。第2次大戦時のドイツ海軍軽・重・補助巡洋艦について、写真、諸元、戦歴を掲載しています。さらに、駆逐艦、水雷艇、敷設艇など主力艦以外の艦艇も同様に掲載されているというお得な1冊です。

<写真集・日本の小艦艇>:「丸」編集部編、光人社、昭和501128日第1刷。日本海軍の小艦艇(輸送艦、水上機母艦、敷設艦、各種特務艇など)について写真入りで解説しています。データや戦歴も掲載。

<写真で見る海軍糧食史>:藤田昌雄・著、光人社、2007312日発行。日本海軍の食事事情について詳細に述べられており、それ以外の話もそこかしこに載っています。海軍カレーのレシピもありますが、食材と手順だけで、量が載っていないのが残念。主計科の口伝だったのでしょうか。

<写真で見るトモダチ作戦>:北村淳・著、並木書房、2011630日発行。パート1で東日本大震災における米軍救援作戦を多数の写真と共に紹介し、パート2でその戦訓を元にした日本の防衛に関する提言を行っています。編成の進む水陸機動団は著者のお眼鏡にかないますかどうか。

<写真で見る日本陸軍兵営の食事>:藤田昌雄・著、光人社、200982日発行。日本陸軍の食事事情から給与体系まで詳細に解説されています。陸軍カレーのレシピもあり、こちらは量も載ってます。

<写真版東京大空襲の記録>:早乙女勝元・編著、新潮文庫、昭和62725日発行。東京大空襲の被害の全貌を多数の写真とアメリカ側資料も交えて詳説しています。犠牲者の写真もあるので、苦手な方はご注意ください。

<週刊エアクラフト>:株式会社同朋社出版。1990年前後に出版された週刊の航空機雑誌で、世界の名機大図鑑、世界の民間航空、世界の航空戦略、世界航空機名鑑A-Zの4つの分野の記事を掲載しています。マイナー軍機から民間機まで幅広くカバー。冷戦終結前後なので東側機はNATOコードで紹介されており、また海外紙の翻訳らしく、日本軍機は連合軍コードで紹介されています。監修者の1人の紹介の所にわざわざ「軍事問題は専門外」と注釈があり、ときどき聞き慣れない単語が出てきますが(Ka-25“ホルモン”とか)、ご愛敬。

<週刊ワールドウェポン>:株式会社デアゴスティーニ・ジャパン。陸海空の各種兵器をメジャーなものからマイナーなものまで無作為に概説しています。戦争や戦闘についての解説もあり。ただし本当にサラッとしか書いていないので注意。

<首都防空網と空都多摩>:歴史文化ライブラリー358。鈴木芳行・著、株式会社吉川弘文館、2012121日第1刷発行。戦前・戦中に航空産業や飛行場が集中していた多摩を中心に、航空機産業や軍航空の発達、多摩に対する空襲、多摩の戦後などが記されています。

<手榴弾・迫撃砲>:第2次世界大戦ブックス60。イアン・V・フォッグ著、関口幸男・訳、サンケイ新聞社出版局、昭和5012156刷。手榴弾と迫撃砲について、誕生からの歴史や第2次大戦で使用されたものを解説しています。最後の章では肩撃ち式の砲について述べてあります。

<巡洋艦入門>:佐藤和正・著、光人社NF文庫、19971212日発行。第1次大戦後から第2次大戦中に建造された日本海軍巡洋艦を対象に、1隻1隻細かく解説しています。

<小艦艇入門>:木俣滋郎・著、光人社NF文庫、2008年1月19日新装版発行。日本海軍が太平洋戦争時に使用した各種補助艦艇を概説しています。敷設艦艇から哨戒特務艇、起重機船から内火艇に至るまで、多種多様な艦船を掲載。

<知ることから始めよう放射線のいろいろ>:放射線等に関する副読本作成委員会・著作編集、文部科学省、平成2310月発行。東日本大震災の福島原発事故を受け、文科省が作成した中学生向け副読本の教師向け解説冊子です。中学生向けだけあって、なかなかわかりやすい。

<人道・博愛−百年のあゆみ>:日本赤十字社千葉県支部、平成5年3月発行。1992年に創立100周年を迎えた日本赤十字社千葉県支部の記念誌です。支部の出来事がメインですが、国際赤十字や日本赤十字社本社の歴史も大まかに紹介されています。

<新兵サンよもやま物語>:富沢繁・著、株式会社光人社、昭和56221日第一刷。昭和17年に陸軍に入隊した著者の、終戦までの日常をイラスト入りで綴ったものです。半分くらい殴られる話なのが当時の内務班の実情を表しています。

<新プレホスピタル外傷学>:松本尚・編著、株式会社永井書店、平成23610日第1版発行。病院前救急医療の専門書です。外傷や手術中の写真が多数ありますので、苦手な方はご注意ください。

<図解 現代の航空戦>:ビル・ガンストン、マイク・スピック著、江畑健介・訳、原書房、1995年5月25日新装版第1刷。航空戦で使用される武器などの各論から総論までをカバー。戦闘機動の解説もあります。ちなみに最もページ数が多いのは、「電子戦」。

<図解雑学 生物・化学兵器>:井上尚英・著、株式会社ナツメ社、2009310日発行。生物化学兵器の概要、歴史、具体的事件などを図解しています。

<図解雑学 船のしくみ>:池田良穂・著、株式会社ナツメ社、2008330日第6刷発行。船舶に関する知識を一般向けに解説したものです。難しい数式も出てきますが、イラストを多用しているので分かりやすくなっています。

<図解 世界の軍用機史[1903-45]>:野原茂・著、株式会社グリーンアロー出版社、平成2101日第2刷発行。航空機イラストレーターの著者が12年間描きためた作品(第2次大戦まで)をダイジェスト版としたもので、機体の解説やスペックも添えられています。

<図解・電波のしくみ>:谷腰欣司・著、日本実業出版社、2003年8月20日第10刷発行。電波に関する基本的事項を解説し、ラジオ・テレビなど日常生活との関わりも記載しています。軍事関係の本ではありません。

<図解日本の空母>:雑誌「丸」編集部・編、光人社、1999年3月27日発行。日本海軍の全空母について、詳細に図解しています。搭載機の機番号マークも紹介してあります。

<図解日本の戦艦>:雑誌「丸」編集部・著、光人社、1999年2月26日発行。第2次大戦で活躍した12隻の戦艦を、写真多数を使用して解説しています。改装についても細かく載っています。

<図解船の科学>:ブルーバックスB-1579、池田良穂・著、株式会社講談社、20071220日第1刷発行。一般向けの船舶解説書籍で、協同転地演習でおなじみナッチャンWORLDの姉妹船であるナッチャンReraを例に挙げて解説しています。

<スパイ機>:イラストレイテッド・ガイド4、ビル・ガンストン・著、岡部いさく・訳、株式会社ホビージャパン、昭和631220日初版発行。偵察機、電子戦機、RPV、偵察システムについて、写真と共に概説しています。

<スピアヘッド>:アルゴノート社。ウォーマシン・レポートの後釜として発行されている隔月刊誌。陸上自衛隊の装備をメインテーマに、各種陸戦兵器を取り上げています。

<スピットファイア>:モデルアート19924月号臨時増刊。モデルアート社、1993630日初版第2刷発行。スピットファイアとシーファイアの全てがここに。開発の歴史から機体構造、迷彩の色見本にMr.カラー配合表、シリアルナンバーに使用飛行隊までまとめられています。

<世紀の失敗物語 兵器・乗物編>:西村直紀・著、グリーンアロー出版社。兵器・乗り物の失敗作・事故・同士討ちなどをまとめたもので、乗り物関連のネタは飲み会の話題にもできそうです。個人的には、爆雷でクジラを採る話とミシン自転車の話が良。

世界AFV年鑑2002-2003>:月刊PANZER200210月号臨時増刊。2年に1度発行予定の戦闘車両年鑑です。でも200410月号には増刊無かったな…。各国の現用兵器を写真入りで解説。

<世界航空機年鑑2018-2019>:航空情報20193月増刊。株式会社せきれい社、201932日発行。2018-19年現在で飛んでいる軍用機、民間機、ヘリ、UAVをモノクロ写真や図面と諸元付きで概説しています。

<世界大海戦史考>:伊藤正徳・著、中央公論社、昭和18930日初版発行。前半で制海権及び上陸作戦についてと、歴史的な海戦を概説し、後半はジュットランド海戦を詳説しています。ジュットランド海戦は分単位で戦局の推移が書いてあり、ときどき図も入っているので分かりやすいです。発行が戦時中なので、評価がドイツ側(と日本側)に傾いるのはご愛敬。

<世界の軍用機1979>:航空ジャーナル別冊。航空ジャーナル社、1978125日発行。当時世界各国で使用されていた主要軍用機の写真・データなどを載せてあります。ちょうどF-14からF/A-18が出そろったあたり。

<世界の軍用機1982>:航空ジャーナル別冊。航空ジャーナル社、昭和56125日発行。この年はSu-24に力を入れたと編集後記に記載されていました。

<世界の軍用車両(1)>:月刊グランドパワー199912月号別冊。1917-1945年に開発された装軌式自走砲をまとめてあります。

<世界の軍用車両(2)>:月刊グランドパワー20002月号別冊。1946-2000年に開発された装軌式自走砲(ミサイル車両含む)をまとめてあります。

世界の軍用車両(3)>:月刊グランドパワー200010月号別冊。第2次大戦から2000年までに開発された装軌・半装軌装甲車両(APCIFV)が解説されています。

<世界の軍用車両(4)>:月刊グランドパワー2001年6月号別冊。1904-2000年に開発された装輪式装甲車両をまとめてあります。

<世界の軍用銃>:ミリタリー・イラストレイテッド14、ワールドフォトプレス編、株式会社光文社、昭和6011302刷発行。小銃、機関銃、サブマシンガン、対戦車火器、狙撃銃、銃剣、小火器用アクセサリーを写真とともに概説しています。

<世界の傑作機>:株式会社文林堂発行。レシプロ機からステルス機、ヘリコプターからVTOLに至るまで、名機を豊富な写真とともに解説しています。ちなみに旧版と新版があり、新版は現在も発行中。旧版の最初の発行は1965年で、最初は月刊航空ファンの増刊であり、18号から隔月刊、22号から月刊となったとのこと。No.39F-86A.E.F」は旧版の方です。新版は198611月初版のボートF-8クルーセイダーが第1号。

<赤十字の旗なにわに百年>:日本赤十字社大阪府支部、平成元年331日発行。日赤大阪府支部の百年記念事業として発刊された百年史です。大阪府支部関連の事項に限定されますが、資料の存在する限り具体的な記載が多く、日露戦争救護では患者内訳に手術傷病名まで載っていて、興味深い内容となっています。ちなみに一番多い手術は四肢銃砲創で、二番目は肛門症、三番目は花柳病。体躯銃砲創、頭部銃砲創、その他化膿疾患といった戦傷関連と思われる傷病名はもっと下位です。戦時中でこの状態では、陸海軍共に将兵にコンドームを配りまくったのも分かる気がします。

<戦艦入門>:佐藤和正・著、光人社NF文庫、19971113日発行。日本海軍戦艦について、戦歴含め解説を加えています。

<戦時標準船入門>:大内健二・著、光人社NF文庫、2010年7月23日発行。第2次大戦中に海運国の生活と戦争を支えた急造輸送船舶について、日本を中心にイギリスとアメリカのものも詳説しています。これと輸送船入門、護衛空母入門を読めば、太平洋戦争で日本が負けた理由の4割くらいは分かる気がします。

<戦車隊長>:副題は「陸上自衛隊の機甲部隊を指揮する」。木元寛明・著、光人社NF文庫、2012320日発行。平成11年にかや書房で発行された「前進よーい、前へ」の文庫版です。陸自機甲科を歩んできた著者により、「陸自戦車部隊の息づかい」が綴られています。

<戦車の戦う技術>:木元寛明・著、SBクリエイティブ株式会社サイエンス・アイ新書、2016525日初版第1刷発行。元第7師団第71戦車連隊長による戦車と戦車戦の詳説です。果たして戦車長の五感と第六感を無人砲塔戦車のセンサーと人工知能が上回る日が来るのか、興味の尽きないところ。ちなみに本書の写真の中で1枚だけ青葉山軍事図書館からの引用がありますので、暇な方は探してみてください。

<戦時用語の基礎知識>:北村恒信・著、光人社NF文庫、2002年9月16日発行。戦時中に使用された軍事・銃後関連用語100語について解説を加えています。巻尾には大日本帝国憲法付き。

<戦場写真で見る日本軍実戦兵器>:太平洋戦争研究会・編著、銀河出版、1996年発行。日本陸軍兵器(小銃、野砲、高射砲、戦車など)の写真を多数掲載し、説明を載せています。

<潜水艦気質よもやま物語>:槇幸・著、光人社、昭和601230日発行。著者は元海軍軍人で、太平洋戦争開戦時は伊25潜水艦に搭乗しており、真珠湾攻撃に出撃し、アメリカ本土爆撃後、潜水学校に転勤となるまでの伊25潜水艦生活を綴っています。

<戦争がやってくる>:藤井治夫・著、筑摩書房、1992年3月20日第2刷。反戦平和を説いた本ですが、中身の3分の1くらいが兵器解説に当てられているので、兵器マニア初心者向けとして十分に通用します(笑)。ちなみに私がこの世界に足を踏み入れたのは、この本と大戦略のおかげ(?)です。

<戦闘機のしくみ>:黒沢哲哉/飛田翔・著、株式会社新星出版社。飛行機のしくみの同シリーズで、見開き2ページずつ戦闘機(のみならず軍用機一般のことも)に関する事項をフルカラーで説明しています。

<続・海軍製鋼技術物語>:堀川一男・著、アグネ技術センター、2003年7月31日初版第1刷。太平洋戦争終結後にアメリカ海軍が日本海軍の徹甲弾および装甲板についてまとめた「日本技術調査報告書」を解説したものです。内容は、徹甲弾と装甲板の製法や素材、射撃試験の結果などで、著者は戦時中呉海軍工廠製鋼部に勤務しており、これに関してアメリカ海軍の聴取を受けた一人でもあり、詳細な解説が加えられています。

<続海軍よもやま物語>:小林孝裕・著、光人社、昭和55930日第九刷。海軍よもやま物語の続編で、軽妙洒脱な語り口はそのままに、海軍豆知識から天雷特攻隊まで種々の話が詰め込まれています。

<続潜水艦気質よもやま物語>:槇幸・著、光人社、昭和621227日発行。潜水艦気質よもやま物語の続編で、伊196事故沈没から戦後の御遺骨収集までの顛末や、潜水艦一般の解説などが綴られています。人間魚雷の回天に関する「軍上層部のその失敗を挽回するため、若者たちを魚雷の中につめこんで、敵艦にたたきつける」という解説には考えさせられるものがあります。

ソビエト・ロシア戦闘車両大系(下)>:月刊グランドパワー2004年1月号別冊。戦後のソ連・ロシア軍戦車・装甲車を試作車両も含め解説しています。

<ソ連/ロシア原潜建造史>:アンドレイ・V・ポルトフ著、株式会社海人社、平成171115日発行。ソ連・ロシア海軍原潜全タイプを網羅して詳説しています。個艦についてもまとめてあり、開発の経緯なども詳しいです。

<ソ連/ロシア巡洋艦建造史>:アンドレイ・V・ポルトフ著、株式会社海人社、平成221117日発行。原潜建造史に続く、ソ連・ロシア海軍巡洋艦全史。未成艦の情報まで網羅してあり、相変わらずの情報量には脱帽です。

<第2次世界大戦軍用機ハンドブック・アメリカ編>:松崎豊一・編著、原書房、1997年6月17日第1刷。第2次大戦に参加したり、大戦中に開発されたりしたアメリカの軍用機を網羅して解説しています。写真もしくはイラスト入り。プラモデルがどこから出ているかも掲載。

<第2次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編>:松崎豊一・編著、原書房、1997年7月17日第1刷。第2次大戦中に使用・開発されたドイツ軍機を写真・イラスト入りで解説しています。奇妙奇天烈な計画機もカバー。

<第2次世界大戦軍用機ハンドブック・日本篇>:松崎豊一・編著、原書房、1997年8月18日第1刷。太平洋戦争に参加した日本軍機(試作機含む)を写真・イラスト入りで解説しています。

<第2次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ諸国篇>:松崎豊一・編著、原書房、1999年4月12日第1刷。第2次大戦に参加したイギリス・フランス・ソ連・オーストラリア・カナダ・イタリア・ベルギー・ブルガリア・チェコスロバキア・フィンランド・オランダ・ハンガリー・リトアニア・ノルウェー・ポーランド・ルーマニア・スウェーデン・スイス・トルコ・ユーゴスラビアの軍用機を網羅して解説しています。ヨーロッパではありませんが、インドとアルゼンチンも載ってます。

<第2次世界大戦ソ連軍用機写真集>:ミリタリーエアクラフト199711月号別冊、デルタ出版。試作機を含め、多数の写真を収録しています。巻末のほうに若干の各機解説あり。

<第2次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3>:月刊グランドパワー200410月号別冊、ガリレオ出版。第2次大戦時にドイツ軍が使用した歩兵用兵器(拳銃からパンツァーシュレック、迫撃砲から地雷まで)を写真付きで解説しています。捕獲兵器もカバー。

<第2次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4>:月刊グランドパワー200412月号別冊、ガリレオ出版。第二次大戦時にドイツ軍が使用した火砲、ロケット砲、地上発射ミサイル(試作含む)を捕獲兵器含め写真付きで解説しています。

<第二次大戦日本海軍作戦年誌>:月刊丸1997年9月特別号別冊付録、潮書房。昭和151115日の対米・英・蘭作戦計画立案から昭和22年5月3日の全艦艇除籍まで、日本側資料に基づく海軍作戦年誌を載せてあります。主要戦闘は、双方の参加艦も掲載されています。

<第2次大戦のアメリカ軍艦>:月刊世界の艦船1984年6月号増刊。第2次大戦時に使用されたアメリカ海軍の軍艦を、戦艦から潜水艦、敷設艦から輸送艦に至るまで写真入りで解説しています。

<第2次大戦のイギリス軍艦>:月刊世界の艦船1980年6月号増刊。第2次大戦時に使用されたイギリス海軍軍艦を写真入りで解説しています。他の同シリーズと違い、写真、諸元、同型艦が別々に掲載されているので、ちょっと使いづらいかも。

<第2次大戦のフランス軍艦>:月刊世界の艦船1985年1月号増刊。第2次世界大戦時に使用されたフランス海軍の軍艦を、戦艦から潜水艦、通報艦から測量艦に至るまで写真入りで解説しています。

<第5福竜丸ものがたり ―この船の名を告げ合おう―>:財団法人第5福竜丸平和協会・編、2000年1月22日発行。第5福竜丸展示館で売られています。第5福竜丸の被曝の経緯、その後の経過、反核運動の流れが概説されています。

<大日本帝国陸海軍軍装と装備>:中田忠夫・制作、サンケイ新聞社出版局・発行、昭和4891日1刷。明治から昭和まで、日本陸海軍の軍装と装備の写真やイラストを収録しています。更には戦時中の民用品や新聞、モデルガンに玩具ピストル、日本どころか国民政府軍の服装に蒋介石・毛沢東の肖像や外国の軍事博物館と戦没者墓地まで、ありとあらゆるものを詰め込みまくってあります。そのためほぼ全て1点あたり1枚の写真・イラストしか無く、服装だと背中側が分からないといった難点があるので注意。

<太平洋海戦史〔改訂版〕>:高木惣吉・著、株式会社岩波書店、20131115日第35刷発行。改訂版初版(第8刷)は19591025日、第1刷は1949831日発行で、太平洋戦争終戦後に岩波新書が「青版」として再出発したその年に出版されており、「まえがき」から編集部の気合いの入れようが伝わってきます。太平洋戦争を海戦中心に時系列で概説したものですが、第1刷発行当時は占領下で、史料も正確性が担保されていないものが多かったということで、戦後史料の充実に従い補正したのが改訂版。附録として帝国国策要綱や大海令などが掲載されています。

<大砲入門>:佐山二郎・著、光人社、2008年5月12日新装版発行。日本の火砲について、歴史や発展と共に記載されています。種子島に大砲が伝来した時から太平洋戦争までをカバーしており、図面や写真も豊富。

<チャート放射線科>:CHART Series編集委員会・著、医学評論社、2000年6月1日改訂第2版第1刷。放射線によるガンの誘発のところだけ参考にしました。

<中国/台湾海軍ハンドブック改訂第2版>:株式会社海人社、平成15年4月15日発行。月刊世界の艦船別冊。カタカナで読みもついているので便利です。巻頭には両海軍の組織・編成や現況も解説されています。中国海軍艦船のクラス名って、NATOコードだったのね…。

<朝鮮戦争(上)ソウル奇襲と仁川上陸>:株式会社学習研究社、199911月1日第1刷発行。歴史群像シリーズ60号。朝鮮戦争勃発から中国軍参戦直前までを扱っています。政治・軍事的考察が主眼で、兵器解説はあまりありません。

<朝鮮戦争(下)中国軍参戦と不毛の対峙戦>:株式会社学習研究社、199912月1日第1刷発行。歴史群像シリーズ61号。中国軍参戦から休戦までを解説しています。やはり政治・軍事的考察が主体。

<帝国海軍太平洋作戦史T>:歴史群像アーカイブVOL.9、株式会社学習研究社、2009815日第1刷発行。「歴史群像」誌の過去記事を再編したもので、真珠湾攻撃から珊瑚海海戦・アメリカ本土砲爆撃までを掲載しています。更に太平洋戦史シリーズ28から太平洋戦争前史を加え、付録として連合艦隊の戦時編制や兵力部署などを編集部で追加したという盛り沢山の本。

<帝国陸軍戦車と砲戦車>:歴史群像太平洋戦史シリーズVol.34、株式会社学習研究社。2002年1月20日第1刷発行。日本陸軍の戦車・砲戦車について概説してあります。個々の戦車よりは総論メイン。九七式中戦車の照準射撃法など、興味深い事項も載ってます。「ノイマン効果」が「イノマン効果」と誤植されているのはご愛敬。もう直ってるかな?

<ドイツ軍用車両写真集(2)>:月刊グランドパワー1998年7月号別冊、デルタ出版。突撃砲、駆逐戦車、自走砲、ハーフトラック、特殊車両、試作車両、ソフトスキンの写真多数が載っています。

<トコトンやさしいガラスの本>:作花済夫・著、日刊工業新聞社、2008420日初版3刷発行。ガラスの歴史や製法、分類や用途などを一般向けに解説したものです。

<トコトンやさしい油圧の本>:渋谷文昭・著、日刊工業新聞社、2021930日初版6刷発行。初心者向けの油圧解説本で、見開き2ページの右に文章、左に図という分かり易さ重視の構成です。

<トコトンやさしい溶接の本>:安田克彦・著、日刊工業新聞社。20221125日初版22刷発行。一般初心者向けに溶接を解説しており、見開き2ページの右に文章、左に図という分かり易さ重視の構成です。

<内務教育の参考>:陸軍大尉山崎慶一郎・編著、琢磨社、昭和8115日初版発行、昭和18125日第181版発行。表紙の2枚後ろには「改訂内務教育の参考」とタイトルが書かれており、昭和911月と日付の入った「序」には軍隊内務書が新しくなったのに合わせて改訂を加えたと記されています。内務班での教育に関する問題点を指摘し、改善案を提示して内務班長の参考書としたもので、一般的な教育や小銃・軽機関銃の取扱などに加え、「私的制裁根絶に関する研究」や「窃盗の原因と其の予防法の研究」という項があるのが何とも言えないところです。ちなみに効果は無かった模様。

<ナチスUボート>:月刊世界の艦船1999年7月号増刊、海人社。ナチスの再軍備宣言以降に生産されたUボートを解説しています。各艦の就役・喪失年も紹介。

<日米イージス艦とミサイル防衛>:月刊軍事研究2006年6月号別冊、新兵器最前線シリーズ1。日米が共同で進めるミサイル防衛の全貌やテポドン1号発射事件の詳細からターゲット・脅威となるミサイルの解説まで、事細かに載っています。発行直後に北朝鮮によるミサイル連射事件があり、非常にタイムリーな一冊となりました。専門的ですが、新聞やテレビで得られるよりもはるかに高度なミサイル防衛関連情報を得ることができます。

<日本海軍戦闘機隊>:航空情報別冊、秦郁彦・監修、株式会社酣燈社、昭和57年1月15日3版発行。日本海軍の全戦闘機航空隊の概要を記載したもので、写真やマーキングのイラストも豊富です。後半はダブルエース以上のスコアをあげたパイロットの戦歴をまとめたエース列伝、主要戦没パイロット一覧、海軍戦闘操縦者一覧などが掲載されているという、気合いの入った一作です。

<日本海軍特務艦船史>:月刊世界の艦船19973月号増刊、株式会社海人社、平成9315日発行。日本海軍特務艦(練習特務艦除く)、特務艇(電纜敷設艇、魚雷艇)、潜水母艦、敷設艦、砲艦、輸送艦、水雷艇(明治時代)を概説し、艦歴をまとめています。

<日本海軍の爆弾>:兵頭二十八・著、株式会社光人社、20101224日発行。もとは平成115月に四谷ラウンドで発行されたものを改訂文庫化したものです。サブタイトルは「大西瀧治郎の合理主義精神」で、著者曰く、タイトルの「日本海軍の爆弾」とは大西瀧治郎のことであるとのこと。爆弾そのものの解説も貴重ですが、その間に書かれている爆弾以外の話も興味深い一冊です。

<日本航空母艦史>:月刊世界の艦船20111月号増刊、株式会社海人社、平成221217日発行。日本軍が使用した空母を豊富な写真と共に解説しています。水上機母艦や陸軍空母の話もあり。ひゅうが型は空母に含みません。

<日本酒の基礎知識>:木村克己・監修、株式会社新星出版社、2017925日発行。日本酒大好きです。

<日本赤十字社社史稿第5巻>:日本赤十字社、昭和4441日発行。昭和11年から昭和20年にかけての日本赤十字社の活動を網羅しています。日華事変から太平洋戦争にかけ、赤十字の本来任務である戦時救護に奔走していた時期になります。

<日本戦車隊戦史[鉄獅子かく戦えり]>:上田信・著、株式会社大日本絵画、2005830日初版第一刷。日本陸軍戦車隊の創設から終焉までの戦いの数々をイラストで解説しています。戦車兵の軍装やマーキング、対戦車火器や工兵用装甲車両のイラストもあり、資料性の高い一冊。

<日本潜水艦物語>:福井静夫著作集/第9巻−軍艦七十五年回想記。福井静夫・著、株式会社光人社、2009117日新装版発行。日本海軍技術少佐・福井静夫氏の潜水艦に関する著作を修正編纂したもので、日本海軍潜水艦・潜水母艦だけでなく、第2次大戦中のドイツ海軍Uボートや、スレッシャー沈没事故についての話題も載っています。「特殊潜航艇」と題する文では「…天皇陛下と特殊潜航艇の記事中、特殊潜航艇に関する部分は空想で書かれたものと思うが、全部嘘である。」と、いきなり容赦がありません。「原子力潜スレッシャーの沈没をめぐる無知蒙昧の論争」(凄いタイトルである)の中には「終戦、軍備の完全撤廃、そして自衛隊の発足、その間の潜水艦と原子力利用の飛躍、それらについて、直接関係のない一般国民が、ほとんど知っていないことは当然である。偉い技術者や学者とて、専門がちがえば、それを知らないことも当然だ。しかしふしぎなのは、知らない人がどうしてもっともらしい意見を、こんなにもどんどんいえるものかなということだ。これこそ私には、ふしぎでならないことである」という一文があり、私のようなニワカ軍事オタクに対する適切な警鐘と言えましょう。

<日本の戦車と装甲車両>:月刊PANZER2000年6月号臨時増刊。日本陸軍で使用されていた装軌戦闘車両(戦車、自走砲、兵員輸送車)を豊富な写真・図面と共に解説しています。

<日本の潜水艦パーフェクトガイド>:歴史群像シリーズ、株式会社学習研究社。太平洋戦争終結までに日本が開発した潜水艦各型について、イラストや写真入りで解説しています。潜水艦搭載兵装、水上機、甲標的、回天、潜水母艦、救難艦などについても記述されており、巻末には諸元一覧が載っています。

<日本の戦力>:別冊一億人の昭和史、毎日新聞社、198285日発行。陸海空自衛隊の正面装備写真を中心に、自衛隊について広く浅くカバーしています。

<日本の防衛戦力>:芸文ムックス、株式会社芸文社。Part1(昭和5381日発行)は陸上自衛隊その全容と将来、Part3は海上自衛隊対潜作戦とメカ、Part7は’82自衛隊の戦力・戦術、Part8は’83-84自衛隊の戦力となっていて、各自衛隊を概説しています。

<日本陸軍戦闘機隊>:秦郁彦・監修、株式会社酣燈社、昭和59325日発行。日本陸軍の全戦闘機隊の概要を記載したもので、写真やマーキングのイラストも豊富です。後半はダブルエース以上のスコアをあげたパイロットの戦歴をまとめたエース列伝、主要戦没パイロット一覧、陸軍戦闘操縦者一覧、主要空戦一覧などが掲載されています。

<日本陸軍兵器資料集>:宗像和広、兵頭二十八・編著、並木書房、19991210日発行。ミリタリー・ユニフォームG。戦前の武器輸出組合である泰平組合の海外向けカタログを和訳し、追記と補遺を加えたものです。元がカタログなので、付属品も含めてイラストが豊富に掲載されており、性能も詳細に記載されています。

<パールハーバー>:第二次世界大戦文庫2。A・J・バーカー・著、中野五郎・訳、株式会社サンケイ出版、昭和591225日第1刷。真珠湾攻撃についての解説で、6割くらいは攻撃がどう計画され、なぜ奇襲されたかに関する記述となっています。最後の一説「予期しないことでもおこり得るし、また、しばしばおこる」は名言。

<東日本大震災 海上自衛隊災害派遣の記録>:正確にはFROM THE SEA 東日本大震災 海上自衛隊災害派遣の記録<2011.3.118.31>。世界の艦船201112月号増刊、株式会社海人社、平成231117日発行。2011311日に発生した東日本大震災で、「From The Sea」の救援を行った海上自衛隊の活動を、写真と現場指揮官らのインタビューで紹介しています。「神様は半日どころか、数時間しか待ってくれなかった」…。

<東日本大震災 自衛隊救援活動日誌>:須藤彰・著、株式会社扶桑社。2011710日初版第一刷発行。著者は東日本大震災発災当時、東北方面総監部政策補佐官を務めており、災派活動に際してのありのままの感想を、寝る前に日記として書き留めておいたものを、そのまま本にしたものです。とはいえ中身はただの日記に留まらず、官民救援隊(ボランティア含む)指揮官クラスに対しても示唆に富み、日誌を遙かに超える内容となっています。

<飛行機のしくみ>:新星出版社編集部・編、株式会社新星出版社、2008315日発行。飛行機の歴史、種類、構造、飛ぶ仕組みから民間航空会社や空港の仕組みに至るまで、詳しく解説しています。一般向けで旅客機メインですが、軍用機関連もちょろっと出てます。

<美術の窓>:株式会社生活の友社発行。こういう全く関係なさそうな本にちょろっと軍事用語解説が出てたりするので、油断できません。

<比島決戦>:歴史群像シリーズ[決定版]太平洋戦争7、株式会社学研パブリッシング、2010610日第1刷発行。フィリピン決戦/捷一号作戦の背景から実際の戦闘まで解説しています。巻末には写真週報第352号の復刻版付き。

<一目で分かる輸血>:浅井隆善、比留間潔、星順隆・著、株式会社メディカル・サイエンス・インターナショナル、2005425日第2版第1刷発行。

<フォッケウルフFw190A/F/Gシリーズ>:モデルアート昭和638月号臨時増刊、昭和63831日発行、(有)モデルアート社。Fw190A/F/G各型の概説、機体構造、武装、塗装用カラーチャートに製造番号まで載っています。写真や図も多数を掲載。

<敷設艦 工作艦 給油艦 病院船>:大内健二・著、株式会社潮書房光人社、2016421日発行。マイナーながらも作戦に欠かせない補助艦艇4種類について解説しています。

<武装親衛隊>:広田厚司・著、光人社NF文庫、20101022日発行。ナチスの軍隊である武装親衛隊について、歴史、編制、階級、代表的な部隊の戦歴などをまとめています。

<米英軍戦闘兵器カタログVol.1>:月刊グランドパワー2005年4月号別冊、株式会社ガリレオ出版。第二次大戦で使用された歩兵用小火器や重機関銃などを写真入りで解説しています。

<米英軍戦闘兵器カタログVol.2>:月刊グランドパワー2005年6月号別冊、株式会社ガリレオ出版。第2次大戦で使用された米国・イギリスの火砲、ロケット砲を写真入りで解説しています。

<米海軍サバイバルマニュアル>:ミリタリー・イラストレイテッド12。ワールドフォトプレス編、株式会社光文社発行、19891152刷。海難事故の際のサバイバル法をアメリカ海軍のマニュアル等で紹介しています。米海軍制式信号筒の使い方はともかく、救急救命措置などは日常生活でも役立つときがあるかも。船舶の各部名称も紹介されています。

<ベーシック条約集〔2018年版〕>:編集代表 薬師寺公夫・坂元茂樹・浅田正彦、株式会社東信堂、2018331日初版第1刷発行。代表的な国際条約、規約、宣言に加え、国際法関係資料も備えた充実の資料集です。

<兵器最先端5>:読売新聞社・編、昭和61623日第2刷。兵器最先端シリーズ全8巻の第5巻で、歩兵師団を扱っています。歩兵部隊の運用法だけでなく、支援火砲や携帯SAM、対戦車ミサイルといった陸上兵器も解説されており、今でも戦争が歩兵を中心に回っていることが理解できます。古本屋で購入時点で20年以上前に書かれた本ですが、著者には江畑謙介氏、岡部いさく氏といった購入当時でも活躍中の軍事評論家の方々が名を連ねております。…人材不足?

<兵器メカニズム図鑑>:出射忠明・著、株式会社グランプリ出版、19931020日第13刷発行。陸海空の各種兵器を概説しています。初版は1987年発行なので、今は亡きSDI計画まで載ってます。

<ペルシャ湾の軍艦旗>:碇義朗・著、株式会社光人社、200589日発行。湾岸戦争後の海上自衛隊掃海部隊によるペルシャ湾掃海作戦「湾岸の夜明け作戦」の全貌を記した力作です。なぜ「自衛艦旗」でなく「軍艦旗」なのかは本文を参照。

<防衛学研究>:防衛大学校防衛学研究会会誌編集委員会・編。平成元年に第1号が発行され、以降毎年2号ずつ出されている防衛大学校防衛学研究会会誌。公募論文、依頼原稿、文献紹介などから構成されています。何故か古本屋で売ってました。

<放射線健康科学>:草間朋子、甲斐倫明、伴信彦・共著、杏林書院、2000年4月1日第1版第3刷。放射能、放射線、健康への影響、放射線防護について詳しく書かれていますが、医学的な基礎知識がないと辛いかも。

<毎日新聞>:毎日新聞社が発行している朝刊紙。位置的には、やや左。

<未公開写真に見る2・26事件>:別冊歴史読本1990特別増刊、新人物往来社、1990326日発行。タイトルにある未公開写真よりは、本の大部分を占める2・26事件の時系列経過や背景、分析の方がメインな感じで、充実した内容となっています。

<丸スペシャルNo.83>:株式会社潮書房、昭和59年1月12日発行。アメリカ海軍空母アメリカと、ジョン・F・ケネディを写真入りで解説しています。

<丸メカニック別冊1>:全一冊決定版零戦。潮書房、昭和55210日発行。メカニズム中心に零戦を図説しています。坂井三郎氏による零戦操縦法の解説もあり。

<ミッドウェー 運命の3秒間>:AJ・パーカー著、芳地昌三・訳、中野五郎・監修、サンケイ新聞社出版局、昭和4911月2日16刷。第2次世界大戦ブックスH。著者は元イギリス陸軍大佐で、ミッドウェイ海戦について、珊瑚海海戦もからめて詳細に記述しています。直接海戦には関与していませんが、太平洋戦争時に連合軍側として参戦していた国からの視線であり、興味深いです。

<ミリタリー・イラストレイテッド17>:U.S.軍事技術による衣・食・住カタログ。ワールドフォトプレス・編、株式会社光文社、昭和61年2月20日初版1刷発行。アメリカ軍の個人装備および航空カメラについて、写真やイラストを多用して解説しています。雑学的な内容も満載で、楽しめます。

<ミリタリーエアクラフト>:株式会社デルタ出版。月刊グランドパワーの軍用機盤ともいえる内容で、こちらは隔月間です。写真や図を多用して毎回数種類の軍用機を細かく解説。

<ミリタリー・バランス1989−1990>:The International Institute for Strategic Studies(国際戦略研究所)編著、防衛庁防衛局調査第二課・監訳、朝雲新聞社・発行、1990320日発行。イギリス国際戦略研究所が毎年発行しているThe Military Balanceの日本語訳バージョンで、世界各国の国力(GDPと人口)、軍事力(兵力と主要兵器数)を列挙してあります。第2部として、国防支出や兵器数比較などの諸表、「NATOとワルシャワ条約機構の通常戦力」と題する分析を記載。冷戦末期、ソ連のゴルバチョフ大統領が東欧諸国から兵力撤退を表明したあたりの時期を選んでみました。

<山本五十六と米内光政>:付・連合艦隊始末記。高木惣吉・著、株式会社光人社、昭和57317日第1刷。昭和25年初版の「山本五十六と米内光政」と昭和24年初版の「連合艦隊始末記」を1冊のハードカバーに纏めて再版したものです。著者は太平洋戦争終結に奔走した事で知られ、海軍左派トリオを記すにふさわしいと言えましょう。山本五十六氏に関しては一生涯の伝記、米内光政氏は著者ら元海軍関係者3名による座談録と戦争末期の伝記、連合艦隊始末記は日本海軍の勃興から終焉までと太平洋戦争中の代表的海戦の概観を記載しています。

<ラバウル航空戦>:歴史群像太平洋戦史シリーズVol.7。株式会社学習研究社、1995年4月1日第1刷発行。ラバウル航空戦(とくに前半部)および山本五十六連合艦隊長官搭乗機撃墜に関してまとめたものです。

<零式艦上戦闘機>:マーチン・ケイディン・著、加登川幸太郎・訳、戸高一成・監修、並木書房、2000年1月20日発行。第2次大戦兵器ブックス1として出版されています。原書は1969年にアメリカで発行されており、1971年にサンケイ新聞社出版局で「第2次世界大戦ブックス3零戦」として出版されたものを監修し直して出版したものです。巻頭に坂井三郎氏のコメント入り。零戦の開発から改良の経過、戦闘の詳細について記述してあります。

<陸海軍学校と教育>:月刊丸平成6年4月号別冊、株式会社潮書房、平成6415日発行。日本陸海軍の教育体系について、総論と各論でまとめています。教育体系は頻繁に変わり、学校も相当数があるので全てカバーするのは難しく、各論の方は体験談がメインとなっていますが、それはそれで貴重な資料です。

<陸自車輌の開発記録>:株式会社アルゴノート社、令和2122日発行。三菱重工で戦車を初めとする各種装軌式装甲戦闘車両の開発に携わった林巌男氏によるノートで、開発時の興味深いエピソードがたくさん掲載されています。オマケで74式戦車・90式戦車の絵葉書付き。

<陸上自衛隊地上戦力の全容>:日本の防衛戦力 第1巻、読売新聞社・編、昭和62214日第1刷発行。陸上自衛隊を装備・編制中心に纏めています。後方装備品も載っているので便利。

<陸上自衛隊パーフェクトガイド2015>:株式会社ダイアプレス、2015130日初版第一刷発行。陸上自衛隊の各種装備品と部隊編成、駐屯地ごとの部隊配置を掲載しています。装備品は写真と諸元も付いており、概ね初心者にも優しい内容。ときおり解説無しで専門用語が出てきたりしますが、それは軍事大事典でチェックしてみてください(宣伝)。

<レーダシステムの基礎理論>:伊藤信一・著、株式会社コロナ社、20151120日初版第1刷発行。レーダーの基本機能である雑音中の目標検出を物理的・理論的に解説しています。RCSの項の1980年文献によるRCS値はこの本からの引用です。

<レーダの基礎>:大内和夫・編著、株式会社コロナ社、201733日初版第1刷発行。副題は「−探査レーダから合成開口レーダまで−」で、レーダーの総論から気象レーダー、車載レーダー、合成開口レーダー、地中レーダーの各論まで解説しています。基礎と言っても大学の講義クラスで、積分やら行列やらその他関数式やらが多数出てくるので、私のように頭から煙を噴かないように注意。

<歴史群像>:(株)学習研究社、隔月(奇数月)発行。古今東西、あらゆる戦争・戦闘を取り上げて解説を加えています。兵器というよりは軍事的考察が主眼。

<連合軍の傑作兵器駄作兵器>:広田厚司・著、株式会社光人社、20011014日発行。第2次大戦で使用された(されなかった)連合軍の「変わった」兵器について解説しています。しかし本編はむしろ後ろ半分に詳述されているイギリスとドイツの電子戦の方で、直接砲火を交えるだけが戦争でないということが実感できます。

<ロッキードF−117ナイトホーク>:株式会社文林堂、平成16年1月10日発行。世界の傑作機スペシャルエディションVol.2です。レーダーとステルス技術の話についても詳しく掲載されています。

<ワイルドウエポン>:立花正照・著、株式会社リイド社、昭和58410日発行。米空軍兵器を中心に大判写真と図解を掲載しています。ミサイルの構造とか、妙なところが詳しい。

<わかりやすいアフガニスタン戦争>:三野正洋・著、株式会社光人社、19981115日発行。ソ連のアフガニスタン侵攻について、アフガニスタンという国の成り立ちから追った通史です。

<ワルシャワ条約機構軍特殊部隊>:MBミリタリーブックス、スティーブン・ザロガ&ジェームス・ループ著、小名・翻訳、株式会社大日本絵画、19908月初版第1刷発行。1985年にイギリスのオスプレイ社から出版されたSoviet Bloc Elite Forcesの翻訳番です。イラストや写真が多く資料性は高そうですが、発行時期が冷戦崩壊と重なってしまったのが不運な感じ。

 

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