給弾装置の間に背もたれ付きの射手席が用意されています。射撃指揮装置などは別個に用意されていて、機関砲2門、スーパーフレーダーマウス1基、光学照準器1基、電源車3台でシステムを構成します。
ロッキングアーム付け根部分。牽引時にはこちらが後方にあたるので、車輪のフェンダーにはブレーキ灯や反射灯などが取り付けられています。
車輪をハの字に倒し、ジャッキで本体を固定した射撃姿勢です。
35mm高射機関砲L90
砲架の負担を減らすため、移動時には機関砲がロッキングアームで固定されます。ここだけは移動モード。
機関砲は口径長90という長大なもので、有効射程は4000m。機関砲両脇に給弾システムが用意されています。発射速度は1門あたり毎分550発で、即応弾は7発クリップ8個なので、約6秒で撃ち尽くしてしまいます。
自衛隊の近距離防空システムL90を構成する35mm連装機関砲GDF-001。
真後ろから見たところ。真ん中に立っているのは上方に折りたたんだ牽引バー。