装薬別に射程ごとの射角を示した表。400-2200mまで記載されていますが、最大射程に比べてやけに短いような。






走行中のM110A2。操縦手が顔を出しています。誘導輪は接地式。






真っ平らの底部。何カ所かある円形の張り出しは小ハッチカバーか何かでしょうか。






左下の赤いノブが付いている機器はM15高低照準具。ミル目盛りが振ってあります。





配線ケーブルが剥き出しになってますが、後方から射撃するので気にしない。







砲身基部。俯仰角を与えるジャッキも極太です。








主砲基部の巨大な駐退復座装置。車体上に乗っている子供と比べると、その大きさが分かります。砲身も太い。






反動を支えるための巨大な駐鋤が車体後部に設けられています。
弾薬は2発しか積めません。
車体上に座席がありますが、5人しか乗れないので、残りは砲側弾薬車に乗り込みます。







座席前方はガランとしています。


陸上自衛隊の貴重な自走火力。
口径203mmの重火砲です。
太い砲身はバンカーバスターの弾体にも転用されました。
MLRSに代替されつつありましたが、クラスター兵器禁止条約の関係でまた日の目を見られるかも。

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車体後面にはシャベル、斧、つるはしを収容するスペースがあります。右下のプレートには「水抜き弁」とありました。







揚弾トレイ。弾丸重量が90kgあるので、トレイに乗せた後、小型クレーンで車体上につり上げ、油圧式の装填装置に搭載します。

車体を固定する巨大な駐鋤。空輸を考えて車体が小型軽量なので、反動を受けとめるには頑丈なスペードが必要です。






砲身基部下方の俯仰ギア。前方には申し訳程度のカバーが用意されています。






砲身左には簡単な座席が用意されていて、周囲にはレバーがたくさん。







砲尾部分。左に見えるのが半自動装填装置で、装填時には半回転して砲尾とくっつきます。






砲身への接続部分。プレートには「平衡器」と記載されています。

M110A2 サンダーボルト






砲身基部にあった注意書き。






砲身右にも座席が1つ。高低照準具の目の前に座るので、砲に射角を付与する担当だと思われます。