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後方から見たところ。
上面にはランチャーレールにセットするための金具が付いています。
後部には安定翼と、その後ろに長方形の操縦翼。



弾頭部は変な形をしていますが、赤外線画像シーカーの下にレーザー検知シーカーを備え、セミアクティブ・レーザー誘導でも運用できるようにしてあるためです。
別の部隊が発見した目標にレーザー照準器でレーザーを当ててもらい、そちらに向けて発射すれば、レーザー反射波をキャッチして命中します。




ミサイル本体。並べて置いてある105mm戦車砲弾と比べると、結構な大きさです。





ランチャー部分の左側面。




ノードパソコンは外され、台座が折り畳まれています。
左側座席前方ラックの下方にはジョイスティックみたいなものがありましたが、詳細不明。





こちらは霞ヶ浦駐屯地の展示車両。外見は同じです。




キャニスター後面は横2発分がセットで開く構造のようです。
ランチャーを折り畳んで幌を掛けたら、普通の高機動車と見分けるのが難しそう。





ランチャーはX時の支柱で上に持ち上げる方式。




捜索標定装置。上のカマボコ型がミリ波レーダー、下のレンズ付きボックスが赤外線画像センサーで、ランチャー上方に持ち上げて視界を広げています。




キャニスター前面。蓋は下開きで、内部のミサイルレールは上面に付いています。




キャビン上面と後方にはキャンバスが掛けられており、この中に射撃指揮装置が収容されています。

陸上自衛隊広報センターに展示されている中距離多目的誘導弾。

中距離多目的誘導弾(試作車)
MMPM(Medium-range Multi-Purpose Missile)


捜索標定装置(とランチャー前面)。
何故か、ミリ波レーダーアンテナだけが物凄く色褪せてます。




荷台底面。真ん中の油圧シリンダーが伸びると支柱が折り畳まれ、縮むと持ち上がるようです。





後部荷台のランチャー。ミサイルキャニスター6基が横一列に並び、上部に照準器が付いています。


キャビン内部中央にはノートパソコン。その手前に赤白緑のボタンが4つあり、その囲いに「車載発射機AⅡ型」と書かれたテープが貼ってあるので、パソコンのモニターに表示された画像を見てボタンで発射するようです。ミサイルとボタンの数が合わないので、どのミサイルを発射するのかはパソコンで入力する感じでしょうか。
左座席前方にもラックがあるので、こちらにも何か装備するのかも。



車体のベースは高機動車。フロントバンパー向かって右に原型には無いパーツがありますが、恐らく無線アンテナ取り付け部と思われます。