艦首旗竿のカナダ海軍旗とラッタルの艦名表示。
非常に分かりにくい位置にある324mm短魚雷連装発射管。
RHIBの部分を拡大してみると、後方に何やら細い筒が立っているのが見えます。
これがシースパロー用VLSのMk48。完全に剥き出しで、舷側に防御壁を設けただけの単純構造です。首尾線方向からの弾片に弱いとみるか、誘爆時のブラストを拡散させる効果があるとみるかは貴方の自由。
メインマスト基部のアップ。舷側には背中を向けた衛星通信アンテナが見えます。
マスト中段には風向風速計や航海レーダーが見えます。左右非対称の複雑な形状で、艦橋のレーダー反射面積抑制効果が台無しになっているような気も。
マスト頂部にはTACAN。その下の良く分からないアンテナ群は多分ECM/ESM、更に下の後方には恐らく対水上レーダー。
射撃指揮レーダーの後ろには背の低いマストが。AN/SPS-49が載っていたと思われますが、外されていました。
1甲板下がったところには機銃座があります。
艦橋上のSTIR180射撃指揮レーダー。57mm砲とシースパローの管制用と思われます。
艦橋上の射撃指揮レーダーと、その後方のメインマスト。両者の間にも背の低い架台がありますが、このアングルだと見えにくいです。
どうやら休憩時間中だったらしく、甲板上にはタバコを吸う乗員の姿が。木のベンチは休憩が終わったらどこかにしまい込むのでしょうか。
船体中央部。煙突脇にRHIBが搭載されているのが見えます。
カナダ海軍ハリファックス級フリゲート
オタワ
後部上構はヘリ格納庫を兼ねています。上面に各種通信アンテナやCIWSバルカンファランクス・ブロックTBを装備。
一番右にある架台はSTIR180用と思われますが、外されていました。
後部上構脇の防楯付き機銃架。
ガスタービンの大量の排気を排出するためのごつい煙突。脇にはメイプルリーフのプレートが取り付けられていました。
ハープーンの架台は短魚雷発射管の前方にあります。
砲塔後面には大型のハッチ。無人砲塔なので整備専用です。
主砲はボフォース57mm砲Mk2。
前甲板と艦橋。前甲板には旗竿、錨鎖装置、57mm砲があります。艦橋は船幅一杯で、低く抑えられており、レーダー対策をとっているようです。
艦首。主錨の擦れる部分の船体にサビが目立ちます。艦番号のあたりに微妙なナックルラインが付いています
晴海埠頭に停泊中のオタワ。低い艦橋にごつい煙突、高いラティスマストが特徴的。
後方はホストシップのむらさめ型護衛艦きりさめです。
両者の兵装は主砲口径とVLS・短魚雷発射管の種類、ファランクスの数といった違いしかありませんが、コンセプトの差なのか艦形が全く違っています。