機体尾部に飛び出した部分はHSQ-102磁気探知装置。カナダ製のものが能力不足だったので国産しました。また、操縦システムのフライ・バイ・ライト化により、機体からの電磁ノイズの発生を防止しています。
HPS-106捜索レーダーの後方アンテナもこの辺に内蔵されているはず。
逆光で見にくいですが、垂直尾翼。中程にあるのは板状のアンテナでしょうか。
胴体後部下面にはブレードアンテナが林立しています。
主脚は主翼側に付いており、内側に引き込まれます。
前脚収容部後方から翼胴フェアリング前縁付け根にかけての胴体下面がウェポンベイとなっており、ドアは観音開き式で、左右それぞれのドアが中折れしつつ左右に開く構造です。
中部胴体は窓も少なく、のっぺりとした印象で、主翼は翼胴フェアリングを介して低翼配置で装着されています。
ただし、こちら側のHPS-106側面アンテナ収容部後方には、緊急時発電用ラムエアタービンが収容されています。
反対側もほぼ同じ構成。
コクピット上面のフェアリングにはHLR-109B逆探装置アンテナを収容しています。コクピット後方には監視用バブルウインドウを設置。
昔の新幹線みたいな顔つきをしています。風防直前にちょっとだけ見える4枚の突起は、HPX-105IFFのアンテナです。
海上自衛隊の国産対潜哨戒機。国産化はPXL疑惑以来の悲願、になるのかな?
右の四角い穴は空調の「HOT AIR EXHAUST」、左の楕円形の穴は「APU EXHAUST」、その左下の丸い穴はAPUオイルクーラー高温空気排出口。
胴体後部右側面。ここにも監視用バブルウインドウが設けられています。
エンジンはIHI謹製のF7-IHI-10ターボファン4基で、内側2基のみ逆噴射装置が付いています。上の写真はエンジン側面の発電機オイルクーラー高温抽気排出口。
P-1哨戒機
付け根を見る限り、水平尾翼は取り付け角変更式水平安定板と昇降舵の組み合わせのようです。水平安定板下面にもブレードアンテナが見えます。
胴体後部下面にもHPX-105IFF用アンテナが4枚取り付けられています。
胴体後部下面にはソノブイランチャー。左右で配置が微妙に違うのは何かのこだわりでしょうか。
機体上面後方に灰色フェアリングのてっぺんが見えてますが、これはスーパーバード衛星通信アンテナ用。更に後ろにインマルサット衛星通信アンテナを収容した白いフェアリングがあります。
前脚は前方引き込み式、前輪はダブルタイヤ。
機首下面の前脚収容部前方にはHAQ-2電子光学赤外線撮像装置を装備。
この時は機内に引き込まれていたので、扉しか見えませんけど。
機首左側面。機首レドームと、その後方側面のほぼ同じ色をした部分にはHPS-106捜索レーダーのアンテナが収容されています。