試作装甲兵員輸送車
車体後部にはランプ式の乗降ドアのみがあります。
機関系が横幅一杯になってしまったせいか、乗員スペースが後ろに押し込められてしまった感があり、ちょっと不格好。M3ハーフトラックを全装軌式にしてみたような感じでしょうか。
東千歳駐屯地に展示されている装甲兵員輸送車の試作車。前半分が機関室で、後ろ半分が兵員スペースになっています。兵員室左前部には機銃マウントがあり、上面にも防盾付きの機銃が用意されています。
側面。兵員スペースの前3分の1くらいが固有の乗員スペースでしょうから、実際に乗れる兵員数は車体長の割りに少ないような。標準的なAPCのように、機関を左右どちらかに寄せて反対側に操縦手を乗せ、車体を単純な箱形にしてスペースを有効利用した方が良さそうです。