前甲板脇に置いてあった小型ボート。
後部の上部構造物舷側に取り付けられていた25mm機関砲。下半分が簡単なシールドで覆われています。
甲板は一面こんな感じで、滑り止めが塗りつけられています。
ハープーン発射機は左舷側に寄せられています。見たところ台座に旋回機構はありませんが、発射した後いくらでも方向転換できるので大丈夫。
砲塔の向こうにハープーン。砲口には金色のカバーが付いていますが、実戦で発砲すればすぐに焼けて真っ黒になってしまうでしょうね。まあ外しておくのかもしれませんが。
砲塔後部にはアールが付いていますが、おそらく砲尾の旋回面に合わせてあるのではないかと。
さらに一段下がった最後部甲板にMk45とハープーン発射機。
砲尾には人力操作用の折りたたみ式のグリップと肩当てが。ただ目視照準用の照準環などはいっさい見当たりません。赤外線暗視装置と連動した半自動式なのか、それともただ外してあるだけなのか。
口径は25mm。先端には多孔式マズルブレーキが付けられています。
ヘリ甲板後方、一段下がった後甲板両舷にはMk.38ブッシュマスター機関砲が装備されています。向かって左上のボール状のものは、赤外線暗視装置。
ヘリ格納庫とSH-60ヘリ。格納時にはローターなどを折りたたみます。
後部のSPY-1レーダーアンテナ。ヘリ格納庫の真上にあります。
ADPAアンテナの下にはボートが。
左手前の3セルつながった所には再装填クレーンを収容していましたが、洋上では再装填が無理だと分かり、現在はここにもミサイルを積んでいます。スタンダードミサイル、トマホーク、垂直発射型アスロックを発射可能。
イージス艦の主兵装、Mk41垂直発射システム。8×8の64セルで、前後の甲板に1基ずつ埋め込まれています。
空薬莢。127mmとは思えないほど、デカイ。
ファランクスにはカバーがかかってました。
右舷側ファランクスの下にある、白い直方体やらカマボコやらがくっついた機材は、SLQ-32電子戦装置と思われます。
前方上部構造物の上面のアップ。マストトップにTACANアンテナがあり、横桁には風力風向計がありますが、マスト自体はスッキリしています。
その後ろにバルカンファランクス。両舷に装備。煙突は陰に隠れています。
上部構造物のおさらい。右奥が艦首です。最前部にある砲がMk45。前方の上部構造物右舷にフェイズド・アレイ・レーダー、上部にミサイル誘導用SPG-62レーダー用パラボラアンテナ。その後ろに前部マスト。その後ろに見える白い円筒形が、バルカンファランクス。その左には3本の煙突。間を開けて後部マスト。その後ろの後方上部構造物はヘリ格納庫になっており、左舷側にフェイズド・アレイ・レーダーとミサイル誘導アンテナ、右舷側に煙突3本とアンテナフェアリング類があります。
後部マストはラティス式で、中段に対空レーダーが付いてます。この位置だとマストが邪魔な気もしますが…。SPY-1があるのになぜ、と思う方もいらっしゃるでしょうが、SPY-1は装備位置が低いので、低空目標探知には向いていないのです。
煙突右の灰色の球体はADPAアンテナ、通称サッカーボール。SM-3ミサイルからの映像などを受信するもので、これがあるということは弾道ミサイルを撃墜できる証拠でもあります。
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後方の上部構造物と、後部マスト。8角形のアンテナが2面に付いています。
SPG-62のパラボラアンテナがタンデムに並びます。
←前方の上部構造物と、前方マストの左舷側。マストの脇に煙突が見えます。
前部上部構造物上面にはSPG-62のパラボラアンテナ2基や大型レドームなどが並びます。
前部上部構造物正面にある、SPY-1B(V)フェイズド・アレイ・レーダーのアンテナ。8角形のカバーの下には4350個の小さなアンテナがあり、正面90度・距離500km以上の範囲を捜索します。これが前後左右に1基ずつあり、全周をカバーするわけです。
左上にはテレビカメラらしきものと、水上レーダーらしきもの。
主砲は127mmMk45。後部甲板にも装備されています。
艦首には主錨、向かって左に副錨があります。反対側には副錨はありません。
後ろから見たところ。ヘリ格納庫の扉や、その上のフェイズド・アレイ・レーダーのアンテナが見えます。
横須賀のCG-67シャイロー。この艦にはイージスBMD3.6が搭載されており、弾道ミサイルと通常対空目標を同時に迎撃しつつ弾道ミサイル発射地点にトマホークを叩き込む能力を持っています。となりにはCG-63カウペンスが停泊。
タイコンデロガ級イージス巡洋艦