

韓国海軍チュンジー級補給艦 ファチョン



海上自衛隊横須賀基地に入港せんとするファチョン。

やや正面向き。補給用ポストはドライカーゴとウェット用が一本ずつで、海上自衛隊のAOEよりは一回り小型です。
注意書きは英語とハングル文字が混ざっています。

吉倉桟橋に停泊中。

前甲板には自衛用の機関砲や、クレーンを装備。

機関砲塔は射界確保のため、一段高いところに設置されています。
その脇で縄ばしごをたらして何をしているかというと…

錨の整備中でした。錨は両舷に1基ずつあります。

前甲板上から後方を見たところ。

自衛用の連装機関砲。遠隔操作式のようです。射撃方位盤がどこにあるのかは不明。

砲塔正面下部に排莢口が2つあります。ファランクスなどのCIWSに比べれば対空目標への対処能力は劣るでしょうが、近年脅威となっているテロリストの特攻ボート対策としては十分すぎる威力を発揮しそう。

前甲板脇に貨物運搬用クレーン。

クレーン操作室周囲。まあ普通のクレーンです。

船体中央には前方から液体補給用ポスト、小艦橋、ドライカーゴ補給用ポスト、艦橋構造物、と並んでいます。

甲板上から艦橋側を望んだところ。

液体補給用ポスト前方。

4本ある補給用ポストの中央には小さな艦橋が。甲板作業時に使用するものと思われます。上面には韓国の国旗。

その両舷には小型の自衛用機関砲塔。

前面は広くガラス張りになっていますが、人が乗るわけではありません。装備しているのはバルカン砲のようです。

内蔵されている視察装置の正面に当たる窓にはワイパーを完備。砲塔基部は背が高く、俯角を確保するためと思われます。

ドライカーゴ補給用ポスト。側面にウインチが付いています。

その後方には大型の航海艦橋。上面には通信アンテナの白いフェアリングが見えます。

艦橋横のマーキング。その上には丸い舷窓があります。

艦橋横の通路脇にあったトイレ。ドアにはイルカのイラストが。

艦後部。艦橋の後ろには煙突、その後ろに機関砲、最後尾がヘリ甲板となっています。

マストにはレーダー類もあまり装着されておらず、シンプルそのもの。ヘリ甲板は発着スペースのみで、格納庫はありません。

中央部で垂れ幕に隠れているのがヘリ管制室。

艦尾には国旗掲揚ポールと落下防止用フェンス。