はたかぜ型ミサイル護衛艦

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イージス艦に挟まれて停泊する、はたかぜ。満載排水量5900トンで、イージス艦の6割相当です。直立した艦橋が設計の古さを覗わせます。






前甲板。先頭にMk13Mod4スタンダードミサイル発射機、後ろの一段高いところに73式127mm速射砲、その後ろにアスロックと並びます。









Mk13Mod4ミサイル発射機およびSM-1対空ミサイル。








側面図。発射機は旋回ターレットに搭載されており、下がミサイル庫となっています。






前甲板の73式127mm速射砲。特徴の1つである砲塔上面の「フロッグアイ」は片方撤去されており、Mk42中期生産型相当と思われます。原型の制式化は1953年。年季が入ってます。






側面図。有人砲塔で、内部には4名が位置して砲操作を行います。
空薬莢は砲身基部から下に転げ落ちるので、薬莢受けが装着されています。





アスロック8連装発射機、Mk16。これはMk13Mod4と同じ高さに設置されていますので、正面に発射するときはけっこうな仰角をかけないと73式速射砲にぶつかってしまいます。舷側への発射しか想定していないのかもしれません。







反対側から見たところ。俯仰部分の形状が微妙に異なります。







上から見るとこんな感じ。2×2のブロックに分かれているように見えますが、俯仰の際には縦1列のみが動くようになっています。










航海艦橋およびマスト。まだステルス性の考慮がされていない時期なので、側面が切り立った艦橋と、複雑なラティスマストを持っています。
マスト基部前面に並んでいるパラボラアンテナはAN/SPG-51。マスト中断の四角いのがSPS-52C三次元レーダー。その上の角柱が対水上レーダー。






マストのアップ。AN/SPG-51が2基なので、同時交戦能力も2目標でしかなく、当時仮想敵国だったソ連の対艦ミサイル飽和攻撃にはとても耐えられるものではありませんでした。








航海艦橋脇に装備された双眼鏡。小型の特攻ボートなどは、レーダーよりも意外と肉眼の方が頼りになったりします。








艦橋上部に付いていた八木アンテナ。







艦橋後方舷側にSRBOCチャフ/フレアディスペンサーと、機銃架。









影になってて見にくいですが、12.7mm機銃架。機銃は付いてません。接近する不審な小型船は、これで掃射します。







SRBOCは前後に2つ並んでおり、その後方には通信アンテナがあります。







マストの後ろに煙突。オールガスタービンで、しかも排気をひとまとめにしてあるため、船体に比べてかなり太くなっています。
煙突後方両舷にはハープーン4連装発射機。






後部上構。後部マストにはOPS-11C対空レーダーを装備しており、その前方には白いディッシュ状の127mm砲用射撃レーダーがあります。その左右にバルカン・ファランクスを1基ずつ装備。







後部上構後方にも73式127mm速射砲を装備。









脇にいる人と比べると、その大きさが分かります。





艦尾のヘリ甲板。格納庫はないので、発着のみです。









ヘリ甲板後方から前を見たところ。後部上構左右のスポンソン上にバルカン・ファランクスが乗っかっています。