こんごう型イージス護衛艦 

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ちょうかいの艦橋のアップ。8角形のSPY-1D用フェイズド・アレイ・レーダー・アンテナが目を引きます。搭載しているイージス・システムは、こんごう型の他の3隻よりもバージョンアップしたベースライン5。
艦橋最前部にはバルカン・ファランクスがあり、その後上部にOE-82C衛星通信アンテナの球形レドームが装備されています。
艦橋上部前方の小さな方形アンテナが127mm砲管制用の射撃指揮装置2型、その後上方にあるパラボラアンテナがスタンダードミサイル終末誘導用のAN/SPG-62、その下のドーム状のものはNQLQ-2電子戦装置(ECM)、その下の白い球形レドームがスーパーバード衛星通信アンテナ。




さて、個別装備を前甲板から紹介。まずはOTOメララ社製の127mm54口径単装砲。大型ですが、内部は無人です。発射速度は毎分45発、対空射撃も可能。





きりしまをほぼ真後ろから見たところ。背の高いラティスマストが艦橋中央に屹立しております。その下部左右の白いドームは通信用アンテナと思われます。その下部中央の灰色の丸いドームはOE-82C衛星通信アンテナ。それの両舷にある四角い箱みたいなのはNQLQ-2電子戦装置。艦橋両舷上部のスポンソンにある白いドームはスーパーバード衛星通信用アンテナ。その内側の8角形のプレートがSPY-1Dレーダーのフェイズド・アレイ・アンテナ。マスト下部の黒い部分が煙突頂部になります。煙突後部中央に縦に並んでいるパラボラアンテナは、SM-2ミサイル終末誘導用AN/SPG-62レーダー。その下の白くて長いのが20mmCIWSバルカン・ファランクス。一番後ろはヘリ発着スペースとなっております。艦尾、艦名が書いてあるところの左によく見ると蓋らしきものがありますが、曳航ソナーもしくはニクシーの出口と思われます。









こんごう型イージス護衛艦きりしま。正面から見ると、船体幅いっぱいの巨大な艦橋が目立ちます。司令部設備を備えたため、ベースのアーレイ・バーク級からさらに背が高くなりました。その分SPY-1レーダーの装備位置が高くなっており、低空目標探知には有利かも。
艦橋は側面に傾斜が付いており、ステルス性を考えています。





砲身基部下方のU字板は、空薬莢排出ガイド。甲板上にごろんごろん転がることになります。砲塔前方の甲板は、空薬莢がぶつかってボコボコに。

甲板に転がった空薬莢は回収して再利用するそうです。



砲口にはピカピカのカバーが。





後ろから見たところ。後方に向かって絞り込まれた形状をしています。
砲の前方は錨甲板。砲の後ろのVLSと、艦橋脇のSRBOCもちらっと見えてます。






イージス艦の主兵装、Mk.41VLS。主砲の後ろに32セル分が埋め込まれています。左の前から2列目には3セル分つながった蓋がありますが、ここは再装填クレーンの収容スペース。
スタンダード対空ミサイルおよび垂直発射式アスロックが装填されます。









艦橋のアップ。甲板から見上げると、ちょっとしたビルのようです。






艦橋前面のファランクス・ブロックTBと、その上のOE-82C衛星通信アンテナ。FLTSATCOMを使用する通信アンテナで、球状のアンテナフェアリングには「金属含有塗料を塗るな」という英語の注意書きがあります。






イージス・ウェポン・システムの中核、SPY-1Dフェイズド・アレイ・レーダー。4480個のアンテナ素子と2175個のサブ素子から構成されており、500km先までの200目標を探知できるとのふれこみですが、実際にはもっと凄いらしいです。
発射したミサイルが炸裂すると、目標どころか細かいミサイル破片まで全て識別して解析、脅威度を再判定するそうで。
右端の丸いのは、スーパーバード衛星通信アンテナ。







艦橋脇、前甲板から一段高いところにあるMk36SRBOCチャフ/フレア発射機。片側2基ずつ装備されています。





航海艦橋上面を。左舷やや後方から見たところ。真ん中にある複雑な面取の箱状のものは、NOLQ-2電子戦装置で、敵の電波を探知して方位などを特定します。下にいる人と比べると、大きさがわかります。
その左上がスタンダードミサイル終末誘導用のAN/SPG-62。
NOLQ-2の左わきにちこっと見えてるのが射撃装置2型。










メインマスト。ラティスマストなので、ステルス性の面では不利です。RAMとか塗ってごまかしてあるのかもしれません。
基部後方にはOE-82C衛星通信アンテナ、その左上にも通信用アンテナ、その左上の角棒はたぶん航海/対水上レーダー、その上のドームも通信用かな。








マスト上部を正面から見たところ。てっぺんはTACANのはず。








前後の上部構造物間にハープーン対艦ミサイル4連装発射筒。







後部上構。煙突の後ろにAN/SPG-62イルミネータ2基が背負い式に並びます。その下にファランクス・ブロックTB。






後甲板のMk41VLS。64セルですが、3セルは再装填クレーン搭載スペースにあてられています。
ヘリ発着スペースでもあり、ラインがVLSの上にまで引かれていますが、けっこう狭いので、着艦は苦労しそう。

中央奥には3連装短魚雷発射管が見えます。