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デリー級駆逐艦 マイソール







横須賀に来訪したマイソール。ロシアと共同開発した駆逐艦で、同型艦が3隻あり、これは2番艦です。就役は1999年。
全長163m、幅21m、吃水5.5m、満載排水量6500トン。海上自衛隊のたかなみ型を一回り大きくしたくらいの艦です。







艦首と錨。歩哨の方がいます。錨甲板の後ろに100ミリ砲AK-100が1門。その後ろに3K90シュチル1対空ミサイルシステムの3S90単装発射機があります。








RBU-6000対潜ロケット12連装発射機のアップ。射程6000mのRGB-60対潜ロケット弾を発射します。発射機の下には自動装填装置があるハズ。








羅針艦橋周辺。艦橋の上にはマストが立っており、各種レーダーが搭載されています。









かなり高い位置に装備されているレーダーアンテナ。海上すれすれを飛行する対艦ミサイルを相手にするので、この位置にあるのでしょう。








ヘリ格納庫上部にも対空ミサイル発射機が。1つの目標に対して2発を発射することで航空機に90%、対艦ミサイルに43-86%の確率で命中させることができるとされます。









拡大してみました。発射機の下には24発入りの回転式予備ミサイル庫があるはずです。水上目標への発射実験にも成功していますが、果たして…?







艦尾。なにやら格納されてます。ガーディアン・リーチ・モデル15-750ハンヴァード可変深度ソナーのようです。









ヘリ格納庫脇から前方を見たところ。







ヘリ格納庫。2機分が横に並んでいます。左舷上部にはビデオカメラらしきものが。







100mm単装砲AK-100を艦首に搭載。最大射程は20km、発射速度毎分20-30発。







主砲の後ろには対空ミサイル単装発射機3S-90。スタンダード発射機Mk13に似てますね。







対空ミサイル後方の両舷にRBU-6000対潜ロケット投射機を装備。艦橋上にある長方形のアンテナは、対艦ミサイルの管制用レーダーで、NATOコードはプランク・シェイブ。











艦中央部の全体像。20世紀も終わる頃に建造された艦ですが、ステルス性のスの字もなさそうな外見をしています。まあ後部上構に申し訳程度に傾斜が付いていますが。













前部マスト上部のMR-775フレガットMAEのアンテナは、見ての通りフェイズド・アレイ式。マストトップはTACANか衛星通信用アンテナフェアリングでしょうか。








RBU-6000の横には4連装対艦ミサイルランチャー。







両舷にタンデム配置されており、ミサイル計16発を搭載します。









これが単体のアップ。Kh-35ミサイル4連装発射筒、KT-184です。ハープーン4連装発射筒によく似てます。





主砲を真横から見たところ。後部にはハッチが付いてます。




前部マストのレーダー群。左端のパラボラアンテナは、AK-100管制用のMR-184(カイト・スクリーチ)です。右上の四角い板がMR-775(フレガットMAE)。その下でちょん切れてるのが3K90艦対空ミサイルシステムのMR-90オレク(フロント・ドーム)。右端の平べったい楕円形はたぶんMR212/201航海レーダーで、よく見ると対空レーダーの手前と右舷側の計3基あります。






この集音マイクのでかい奴みたいなのがMR-90レーダー。艦橋両舷、前部マスト基部両舷、後部マスト両舷に1基ずつ合計6基が配置されていますので、4目標同時攻撃が可能です。探照灯もいくつか見えます。







前後のマストの間には533mm魚雷発射管を装備。SET-65E、53-65といった魚雷の他、90RU(SS-N-15)、100RU(SS-N-16)といったミサイルも発射できます。











後部マスト周辺。こちらは案外すっきりしています。









後部マストトップの大型のアンテナは、水上目標捜索レーダー、バラート・アプルマ。上部に付いている丸い横棒は、IFF用です。
下にはAK-630CIWSの30mmガトリング砲AO-18が見えます。もともとは4基搭載されていたのですが、2基がバラクCIWSと交換されたため、後部上構両舷の2基のみとなっています。









ヘリ格納庫前部両舷にはパラボラアンテナ。後付けされたイスラエル製近接防御ミサイル、バラク用の誘導レーダーEL/M2221で、AK-630の射撃統制レーダーも兼ねます。バラクのミサイルランチャーは垂直発射式で、レーダー手前の一段低くなっているところに頭だけちょこっと見えてます。片舷4×4の16セルで、両舷合計32連装。