右側俯仰機構側面には画面操作用スイッチ。



下段の箱の方にも様々な操作スイッチやランプが。
目標距離の入力スイッチがありますが、目測するのかな。隣のホバリング対処はミサイルシーカーの信号処理方式を変えるんでしょうか。謎は尽きない(単に無知なだけとも言う)。

接眼レンズ部分。ここを覗きながら両側のハンドルを持って俯仰旋回させ、敵機を目視照準するようです。

最上段の平板アンテナ。91式携SAMと同様の折り畳み式IFFアンテナと思われます。



三脚の上に箱が載り、その上面左右に俯仰機構があって、対物望遠レンズが突き出した照準装置が取り付けられており、一番上にアンテナ板があります。
箱の前面には放熱パネルがボルト止めされているので、内部に処理装置などが内蔵されていると思われます。
81式短SAMから引き続いて、要撃操作部という名の光学照準器も装備しています。
発射装置の方にケーブルで直接接続され、レーダーで見逃した飛翔体を目視できれば、こちらで照準してミサイルを発射することが可能。ミサイルはアクティブ・レーダー誘導なので、目標の方に飛ばしてやれば、ミサイルの方で勝手に命中してくれるはずです。



形状は81式短SAM用新型レーダーのIFFアンテナを上に持ってきた感じ。一回り大きくなっているので、探知能力も強化されているでしょう。
射撃統制装置の方も能力を強化しており、対空戦闘指揮統制システムともリンクして、強力な野戦防空網を構成します。

シェルタ左側面の駆動操作盤スイッチ群。


車体後半部は、レーダーアンテナ架台と、射撃統制装置本体及び操作員用シェルタで構成されています。
シェルタ後面には折り畳み式の足場と階段があります。

キャビンの後ろは発射装置と同じく電源部です。

3トン半トラックにFCSとレーダーアンテナを積んだ射撃統制装置。
11式短距離地対空誘導弾システム/11式短SAM
射撃統制装置/要撃操作部
発射装置



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両ハンドルにも様々なスイッチがセッティングされています。

レーダーアンテナ。アクティブ・フェイズド・アレイ式の平面アレイ・アンテナと思われ、上にはIFF用らしきカマボコ型アンテナがあります。
移動時は裏面を上にして倒すので、各所に「のるな」の注意書きが。