平たい底面。いくつか丸い開口部分があり、蓋をボルト止めして塞いでいます。

銃架と防楯。

自衛武装はおなじみの12.7mm機銃M2。キューポラでなくハッチの方に装備します。

ドア後方には跳ね上げ式装甲板でカバーされた視察窓が付いてます。

車体左のドアは第2-第3軸の間にあります。

内側には取っ手や固定用器具、窓の装甲カバーを開けるハンドルが付いてます。車体の方にはハシゴも用意されている親切設計。操縦室ではなく、連絡通路の方に繋がっています。

操縦手席と助手席の間には操作ボックス。書かれている文字を見るに、JMT-N49車載通話装置と短波無線機の通話切り替え用でしょうか。

操縦手席の後ろには後部乗員室に繋がる通路への入り口があります。

上面には四角いハッチが2基。操縦手側には全周旋回式ペリスコープを装着できるようです。しかしスリットとペリスコープの視野だけで操縦するとなると、かなりの技術(と度胸)が要りますね。
ちなみに左の助手席側ハッチには62式7.62mm車載機銃または5.56mm機銃MINIMIを装備できます。
操縦席には大型の防弾ガラスが填め込まれており、視界は良好。スリット入りの装甲カバーも用意されており、布陣した際などには閉じて防御力を増すことができます。

乗員も出入りも多いので、あちこち開くようになっています。開放されていれば老若男女問わず覗いたり入りたくなるのが人情というもの。

ここに私が書きたいことはだいたい全てまとめてある図表(笑)。
82式指揮通信車/CCV/コマンダー

車体後面には左ヒンジのドアがあります。こちらも視察窓付き。装甲兵員輸送車ではないので、ガンポートはありません。

車体右側の乗降ドア。第1・第2軸間にあります。ヒンジのところがやたら複雑なのは、開けっ放しにする機構を別に設けているため。
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メッシュの中に厚みのある多角形の物体が敷き詰められていますが、装甲タイルか何かでしょうか。
こちらは後部乗員室の方に繋がっています。