発射、今!
ドンッ、という腹に響く発射音と共に、砲口とマズルブレーキから砲煙が噴き出します。
長い砲身を高々と持ち上げて発射準備完了。
ガンロッキングアームを砲身基部に近い方に装着している時は、車内操作で外すことができます。
射撃位置に進入してきた99式自走155mm榴弾砲。
90式戦車より大柄で、特に背が高いので、目の前を集団で通過していくのは相当の迫力があります。
連隊旗を掲げて行進中。
それを支えるガンロッキングアームもゴツい。
横から見るとロングノーズぶりが良く分かります。
90式戦車隊の前を通過。
82式指揮通信車に引率(?)されて前進。
99式自走155mm榴弾砲(その2)
脇を通り過ぎて後方に下がる91式戦車橋(戦車橋抜き)。
ずらりと並ぶと壮観です。
短時間で砲撃を終えたらすぐに陣地転換するのが基本。撃ち始めてから5分経たないうちに「地平線から光と煙が何条も走ってきて、上空で鈍い音を発し、数秒の静寂の後、降ってきた無数のビール缶が辺り一面を地獄絵図に変える」というのは湾岸戦争で実証済みです。
突進する90式戦車と89式装甲戦闘車を横目に、遠景で支援砲撃を続ける99式自走155mm榴弾砲(イメージ)。
こちらは車長(砲班長)。
機銃を構える砲手(照準手)。この状態で機銃を俯角で射撃するのは難しいでしょうから、ほぼ対空専用と思われます。
パノラマ照準眼鏡がこっちを向いてます。