前席はガンナー/コパイロット用。計器板中央のディスプレイ左脇に操作グリップがありますが、ボタンの数が凄くて混乱しそう(ファミコン世代の感想)。

コクピットはタンデム複座。コクピット下方両側の張り出しはアビオニクス収容部で、左舷側の方が上に大きい形状をしています。

砲尾後面にはLOCKなどと書かれた円盤が。



M-TADSの昼間センサー。直接照準器、テレビカメラ、レーザー測距照射追尾装置を一体化してあります。



近代化型目標捕捉指示照準器M-TADSの目標指示用赤外線撮像装置。
操縦手用暗視装置PNVS。AH-64A用と名称は同じですが、能力は向上しています。向かって左が画像増強システム付き光学センサー窓、右が赤外線センサー窓。上部には高電圧・感電の恐れありという注意書きがあります。

機首先端のアローヘッド。ワイヤーカッターも付いてます。


機首にセンサーを配置し、機首下面に機関砲を配置、機首直後に視界の良いタンデム式コクピットを設けるという、攻撃ヘリの標準的な配置を踏襲しています。
AH-64D戦闘ヘリコプター/アパッチ・ロングボウ
AH-64D(その2)に続く



写真館に戻る     トップページに戻る

後席はパイロット用。計器板のMFDが見えます。配置上、特に前下方視界が制限されると思われるので、その辺はPNVSで補うのでしょう。

外部動力駆動なのはガトリング砲と同じですが、チェーンガンは単砲身。先端には銀色の多孔式マズルブレーキが付いてます。
機首下面に突き出した30mmチェーンガンM230E1。油圧モーターで鎖を回して砲尾装置を作動させるのでチェーンガンといいます。中身を見たことはありませんが、多分自転車みたいな感じで、ペダルの代わりに油圧モーターでチェーンを回し、ギアを介して駆動力に変えるのでしょう。

能力の高さからAH-1Sの対戦車ヘリでなく戦闘ヘリに呼称が変わったAH-64D。
エンジンやアビオニクス・ベイが左右に張り出しているので、一見するとAH-1Sほど細くは見えません。