迎撃準備が整いました。
ランチャーを前向きにします。下のランチャーレールにはこの状態で前向き装填するものと思われます。
装填完了。ミサイルコンテナを降ろします。
レールに沿って前方に滑らせます。
ミサイルを引っ張り上げて・・・。
ランチャーレールにミサイルを装着。
ランチャーが仰角を取ると、中から何か出てきます。
ランチャーレール後部を後ろに展張。
ランチャーを後ろ向きにし、ミサイルコンテナを元の位置まで持ち上げます。
その間に光学目視照準器を発射装置とケーブルで繋いでセッティングを完了。
光学目視照準器のセッティングを開始し、ミサイルコンテナの載った台座を車体両脇に降ろします。
まずはジャッキを降ろして車体を固定する作業に入ります。
陣地に到着。誘導弾はランチャー両脇のコンテナ内にあり、これから装填を開始します。
武器学校で陣地進入待機中の発射装置。手前にいるのは日本陸軍の八九式中戦車です。
それなりの大きさと重量があるので、人力装填はちょっと難しく、発射装置にギミックが仕込まれています。
発射装置C型に1発ずつ装填された光波弾と電波弾。キャニスターでなく剥き出しなので、このまま移動すると危険なため、普段はミサイルコンテナに収容しておき、使用時に装填する方式をとっています。
光学・赤外線だと厚い雲や霧を通して目標を見つけるのが難しいため、81式短距離地対空誘導弾(C)になってアクティブ・レーダー誘導式の電波弾が追加されました。先端が尖ったレドームになっているので一目瞭然。
ついでにカタログデータ上では射程も倍の14kmになっていますが、先端形状変更による空力改善のせいだけではないような。ロケットモーターとかは共通の筈なんですけど。
先端が丸いのは赤外線受動誘導式。初期型の81式地対空誘導弾、改良型の81式地対空誘導弾(B)、赤外線・可視光画像誘導の81式地対空誘導弾(C)(光波弾)と進化しています。
こんな風にコンテナ積載部分が左右に展開して降りるようになっています。
81式短距離地対空誘導弾システム
81式短距離地対空誘導弾
次いでミサイルコンテナの載った台座を両脇に降ろして蓋を外します。
なお発射装置C型の方(写真の色味が鮮やかな方)は高射学校での展示で、武器学校とは車体の向きが逆になっておりますのでご注意ください。
訓練教材として側面に部位が記載されているので分かりやすい誘導弾。
発射!とはいかないので、煙だけです。