＜Ｗ＞：ワットと読む。仕事率の単位で、以前は馬力を使っていた。メートル馬力またはフランス馬力なら１馬力が735.5W、イギリス馬力なら１馬力が745.7W、日本馬力なら１馬力が750Wとなる。発電容量の単位でもあり、1Wは1.25VA（ボルトアンペア）に相当する。参考：月刊JWings4,’02、月刊世界の艦船12,’13
＜Ｗ＞：核弾頭を表す米軍コードで、Warhead（弾頭）の頭文字。参考：U.S.ウェポンハンドブック
＜Ｗ＞：Werfer（投射機）の略。参考：ジャーマンタンクス
＜Ｗ１＞：ドイツ国防軍の試作地対空ミサイル、別名ヴァッサーファル（滝）。C-2ヴァッサーファルの中央フィンを拡大したものである。発射用の台座ごと運搬され、発射台にクレーンで据え付ける。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4
＜Ｗ２Ｆ－１＞：E-2A（早期警戒機）を参照。
＜Ｗ－３シリーズ＞：ポーランド軍輸送ヘリ、別名ソクウ（Sokol。ポーランド語でハヤブサの意）。Mi-2の後継としてPZLスフィドニクがミル設計局の協力を得て設計し、1979年11月6日の原型機初飛行以降は独自開発に切り換えて完成させた。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊航空ファン12,’16、月刊JWings10,’18
＜Ｗ－３Ａ＞：胴体は全金属製セミモノコック構造で、キャビン左舷側に前方スライドドア、右舷側に後方スライドトアがある。キャビン上にエンジン２基が並列で載っており、その後ろにトランスミッションを搭載する。エアインテイクには半球形の異物吸入・着氷防止用セパレーターと防氷装置を装備し、寒冷地でも問題無く運用可能。エンジンは電子式燃料制御装置付で、パイロットが標準値プラスマイナス5%以内で設定したメインローター回転数を維持する機能も有する。メインローターハブは振子式振動吸収装置付全関節型、メインローターブレードはグラスファイバー製４翅で、先端に後退角が付く。キャビン後面上部からテイルブームが延びており、後端下面に固定式水平安定板、上面に垂直安定板、垂直安定板上縁右舷に３翅のテイルローターを持つ。降着装置は前輪式。安定増強装置SASを標準装備する。オプションで気象レーダーを追加可能。1990年4月にポーランド、1992年12月にロシア、1993年5月にFAA Part29の形式証明を取得し、1990年代前半から運用された。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊航空ファン12,’16、月刊JWings10,’18
＜Ｗ－３Ｗ＞：
＜Ｗ－３ファミリー＞
＜Ｗ－３ＡＥ＞：ポーランド陸軍救急ヘリ、別名ソクウ（Sokol）。救護員＋担架４床を乗せられる。参考：世界航空機年鑑2018-2019、THE MILITARY BALANCE 2016
＜Ｗ－３ＰＬ＞：ポーランド陸軍戦闘捜索救難ヘリ、別名グルスゼック（Gluszec）。左舷キャビンドア上方に容量300kgのホイストを装備する。全長18.79m、メインローター直径15.7m、全高5.43m、自重3.76トン、総重量6.4トン。エンジンはWSK PZL-Rzeszow PZL-10Wターボシャフト（888軸馬力）双発、巡航速度235km、最大速度260km、実用上昇限度4500m、海面上昇率毎分510m、ホバリング高度限界2560m（地面効果内）／680m（外）、航続距離734km。スリング容量2.1トン。乗員1-2名。客席数12。参考：世界航空機年鑑2018-2019、THE MILITARY BALANCE 2016
＜Ｗ－３ＲＬ＞：ポーランド海軍戦闘捜索救難ヘリ、別名Anakonda。参考：THE
MILITARY BALANCE 2016
＜Ｗ－３ＷＡ＞：ポーランド空軍要人輸送ヘリ、別名ソクウ（Sokol）。参考：THE MILITARY BALANCE 2016
＜Ｗ－３海外シリーズ＞
＜Ｗ－３Ａ（ミャンマー空軍）＞：ミャンマー空軍輸送ヘリ。1991年にポーランドから13機を輸入した。参考：月刊航空ファン12,’16
＜Ｗ４＞：ドイツ海軍水上戦闘機。1916年の試作命令に応じ、ドイツのアルバトロス社が開発した。ＤⅠ・ＤⅡ戦闘機の胴体を流用し、翼スパンを1m拡大、双フロートを取り付けて水上機化している。全幅9.5m。エンジンはメルセデスＤⅢ（160馬力）単発、最大速度160km、航続時間３時間。固定武装は機首の機銃２丁。乗員１名。108機が生産された。参考：月刊航空ファン9,’11
＜Ｗ５＞：Mk5シリーズ（核爆弾）を参照。
＜Ｗ．５＞：イギリス初のヘリコプター。G&J.ウェア社が1937年から開発し、1939年6月6日に初飛行した。50馬力のエンジンを搭載しており、左右アームの先端に装着したローターを回転させて飛行する。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇
＜Ｗ．６＞：イギリスのヘリコプター。W.5を大型化したもので、1939年10月27日に初飛行した。自主製作のみに終わり、採用されなかった。胴体長8.6m、ローター直径7.6m、全備重量1050kg。巡航速度128km、実用上昇限度3820m。乗員２名。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇
＜Ｗ７＞：Mk7シリーズ（核爆弾）を参照。
＜Ｗ８型空気圧縮機改一＞：日本海軍の空気圧縮機。300気圧の圧縮空気を作れる。初春型、鴻型などに搭載された。参考：日本駆逐艦史
＜Ｗ９＞：Mk9（核砲弾）を参照。
＜Ｗ．９＞：イギリスのシェルバ社が試作したヘリコプター。メインローターは３翅で、胴体から高圧ガスを吹き出すテイルローター省略型である。1945年にホバリングに成功したが、実用性に問題があって採用されなかった。全長10.18m、ローター直径11.04m。エンジンはデハビラント・ジプシークイーン3（205馬力）単発。乗員２名。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇
＜Ｗ１２＞：ドイツ軍複葉双フロート単発水上機。ドイツのハンザ・ブランデンブルグ社が開発した。後方射界を確保するため、垂直尾翼が胴体上面よりも上に出ないようにしてある。1917年11月に初号機が完成し、146機が引き渡された。1917年12月11日にドイツ海軍中尉が本機編隊を率いて小型飛行船を撃墜し、更に双発飛行艇も撃墜したため、本機開発者のエルンスト・ハインケル（後にハインケル社を創設）にも二級鉄十字章が授与された。参考：月刊航空ファン9,’11
＜Ｗ．１４＞：スキーター（ヘリ）を参照。
＜Ｗ１９＞：アメリカ陸軍280mm原子砲用核弾頭で、Mk19ともいう。プルトニウム239を使用した爆縮型原爆である。1953年5月25日に実験に成功、1956年から配備された。参考：アメリカの核兵器
＜Ｗ１９＞：ドイツのハンザ・ブランデンブルグ社が開発した複葉双フロート単発水上機。W12の改良型で、機体を大型化し、エンジンをマイバッハMb.Ⅳ（260馬力）に換装して航続距離を延伸している。99機が生産された。参考：月刊航空ファン9,’11
＜Ｗ２３＞：アメリカ軍のMk23核砲弾用核弾頭。プルトニウム239を使用した爆縮型原爆で、威力10-15キロトン。参考：月刊PANZER10,’03、アメリカの核兵器
＜Ｗ－２５＞：クラッシュクレーン20トンを参照。
＜Ｗ２５＞：アメリカ軍のAIR-2Aジニー空対空ロケット用核弾頭で、Mk25ともいう。当初はタロス艦対空ミサイルとボマーク地対空ミサイルにも搭載する予定だった。全長660mm、直径440mm、重量99kg。威力1.7キロトン。1957-63年に3150発が製造された。参考：核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ２７＞：アメリカ海軍のレギュラスⅡ巡航ミサイル用核弾頭。B27核爆弾と共通である。1958年から20発が生産され、1965年7月までに退役した。参考：核兵器事典
＜Ｗ２８シリーズ＞：アメリカ軍の核弾頭。B28熱核爆弾、CGM-13Bメース巡航ミサイル、AGM-28ハウンドドッグ巡航ミサイルの弾頭である。参考：アメリカの核兵器、U.S.ウェポンハンドブック
＜Ｗ２８－０＞：
＜Ｗ２８－１＞：
＜Ｗ２８－２＞：弾頭威力を70キロトンから1.45メガトンまで調節できる。参考：U.S.ウェポンハンドブック
＜Ｗ２９＞：ドイツのハンザ・ブランデンブルグ社が開発した単発単葉双フロート水上機。W12/W19の後継としてハンス・クレムが設計（ハインケルの回想では自分がキャバレーでワインリストの裏に書いたことになっているが）し、1918年3月に初飛行した。日本も第１次大戦の戦利品として１機を獲得、コピーして三菱製イスパノスイザエンジンを積み、大正13年から180機を中島飛行機と愛知航空機で生産した。大正14年にハインケルが来日した際、そのコピー機を見て冗談でライセンス料を払ってくれと言ったらしい。参考：月刊航空ファン9,’11
＜Ｗ３０＞：アメリカ軍の核弾頭、別名Mk30。RIM-8タロス艦対空ミサイル及びTADM核地雷用で、威力５キロトン。参考：アメリカの核兵器、月刊軍事研究10,’10
＜Ｗ３１＞：アメリカ軍の核弾頭、別名Mk31。MGR-1オネスト・ジョン地対地ロケット及びナイキ・ハーキュリーズ地対空ミサイル用である。ADMとしても使用され、こちらは1959年頃に実用化されて1965年まで配備されたらしい。威力が２キロトン以下と不十分だったため、改良型のW37に後を譲った。参考：核兵器事典、アメリカの核兵器、月刊軍事研究10,’10
＜Ｗ３２＞：Mk32（核弾頭）を参照。
＜Ｗ３３＞：Mk33（核弾頭）を参照。
＜Ｗ３４＞：アメリカ軍の核弾頭、別名Mk34。Mk45魚雷、Mk101爆雷、Mk105ホットポイント水中爆弾用で、威力11キロトン。炸裂すると海水がかき回されて音がまともに伝わらなくなり、１時間以上ソナーが使えず、目標の撃沈判定がほぼ不可能という欠点がある。参考：月刊軍事研究10,’10、アメリカの核兵器
＜Ｗ３５＞：アメリカ軍の核弾頭、別名Mk35。アトラス／タイタン／ソア／ジュピター弾道ミサイル用共通弾頭として1955年から開発されたが、計画中止になり、W38とW49が開発された。参考：アメリカの核兵器
＜Ｗ３７＞：アメリカ軍の核弾頭、別名Mk37。W31の威力向上型で、ナイキ・ハーキュリーズ地対空ミサイル用として1956年から開発され、1958年から生産された。全長0.99m、直径0.76m、重量405kg。弾頭威力は１／２／12／20／40キロトンの選択式。1989年に退役した。参考：核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ３８＞：アメリカ軍の核弾頭、別名Mk38。アトラスE/F及びタイタンⅠ弾道ミサイル用で、威力4.5メガトン。1961年から生産され、アトラス用に110発、タイタンⅠ用に70発が作られた。威力や信頼性に問題があったらしく、1965年までに退役した。参考：アメリカの核兵器、核兵器事典
＜Ｗ３９＞：アメリカ軍の核弾頭、別名Mk39。レッドストーン及びSM-62スナーク巡航ミサイル用で、威力3-4メガトン。1965年までに退役した。参考：核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ４０＞：アメリカ軍の核弾頭、別名Mk40。CIM-10ボマーク防空ミサイル及びMGM-18Aラクロス巡航ミサイル用で、1956年から開発され、1959年から生産された。全長805mm、直径455mm、重量157.5kg。弾頭威力7-10キロトン。1972年までに退役した。参考：核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ４２＞：アメリカ軍の試作核弾頭、別名Mk42。XF-108迎撃戦闘機に搭載するAIM-47A空対空ミサイルや、XF6D-1ミサイリアーに搭載するAAM-N-10イーグル空対空ミサイル用として開発されたが、肝心のミサイルが開発中止になったため、こちらも開発中止となった。AIM-7空対空ミサイルやホーク地対空ミサイルに積む予定もあったが、こちらは通常弾頭を積むことになったので必要性が無くなった。参考：核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ４４＞：アメリカ軍の核弾頭、別名Mk44。アスロック用で、威力10キロトン。参考：月刊世界の艦船3,’05、アメリカの核兵器
＜Ｗ４５シリーズ＞：アメリカ軍の核弾頭、別名Mk45。MADM核地雷、リトルジョン地対地ロケット、テリア艦対空ミサイル、AGM-12D空対地ミサイルに搭載できる。全長680mm、直径290mm、重量68kg。弾頭威力は１／５／８／10／15キロトンの選択式。1956年から開発され、1962年から生産に入り、1978年までに退役した。参考：核兵器事典、世紀の失敗物語、月刊軍事研究10,’10
＜Ｗ４５Ｍｏｄ０＞：RIM-2Fテリア用。威力1.5キロトン、有効半径300m。参考：月刊世界の艦船5,’86
＜Ｗ４５Ｍｏｄ１＞：リトルジョン地対地ロケット用。参考：アメリカの核兵器
＜Ｗ４５Ｍｏｄ３＞：MADM核地雷用。参考：アメリカの核兵器
＜Ｗ４７シリーズ＞：アメリカ軍の核弾頭、別名Mk47。ポラリスSLBM用小型軽量水爆弾頭で、1958年から開発され、Mk1再突入体を装着して1960年6月にポラリスA1/A2に搭載された。1968年に退役した。参考：月刊軍事研究8,’05、8,’99、核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ４７Ｙ１＞：ポラリスA1用600キロトン型。全長1.86m、最大直径0.46m、重量325kg。参考：月刊軍事研究8,’99、12,’16
＜Ｗ４７Ｙ２＞：ポラリスA2用1.2メガトン（800キロトン？）型。全長1.86m、最大直径0.46m、重量333kg。参考：月刊軍事研究8,’99、12,’16
＜Ｗ４８＞：Mk48（核弾頭）を参照。
＜Ｗ４９＞：アメリカ初の弾道ミサイル用小型軽量水爆弾頭、別名Mk49。全長1.47m、最大直径0.51m、重量762kg。威力1.4メガトン。1955年頃から開発され、1958年9月にソーIRBMに、1959年にジュピターIRBMに搭載された他、1960年以降はMk.2/Mk.3再突入体を装着してアトラスE/FやタイタンⅠ型ICBMにも搭載された。搭載されるミサイルの種類により、モデル０から５までの６種類が用意されている。威力や信頼性に問題があったらしく、1960年代中期には退役した。参考：月刊軍事研究8,’05、8,’99、核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ５０＞：アメリカ軍の核弾頭、別名Mk50。ナイキ・ゼウス地対空ミサイル及びパーシングIRBM用小型軽量水爆弾頭である。全長1.12m、最大直径0.39m、重量186kg。威力は60-400キロトンの可変式。参考：月刊軍事研究8,’99、核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ５０ＬＡ＞：東ドイツのIFAが開発した４×４輪野戦トラック。全長6.16m、全幅2.5m、全高3.2m、車体重量6.4トン、全備重量9.4トン。エンジンはモデル4-VDディーゼル（125馬力）、最大速度85km、燃料搭載量150リットル、航続距離577km。ペイロード３トン。乗員２名。湾岸戦争時にイラク軍が配備していた。参考：月刊軍事研究1,’10、4,’08、3,’09
＜Ｗ５２＞：アメリカ軍の核弾頭、別名Mk52。サージャント短距離戦術弾道ミサイル用である。全長1.44m、直径0.61m、重量427.5kg。弾頭威力200キロトン。1962年から300発が生産され、1978年までに退役した。参考：核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ５３＞：アメリカ軍の核弾頭、別名Mk53。B53シリーズ用で、LGM-25CタイタンⅡ型ICBM用としてもMk6再突入体に装着して使用されている。全長2.62m、最大直径0.94m、重量2.81トン。威力９メガトン。参考：月刊軍事研究8,’05、8,’99、U.S.ウェポンハンドブック、核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ５４＞：アメリカ軍の小型核弾頭、別名Mk54またはウィー・ナット（Wee Gnat、小さなブヨ）。1960年に開発され、AIM-26Aファルコン空対空ミサイル及び核搭載無反動砲デビー・クロケットの弾頭や、SADMとして使用された。全長380mm、直径270mm、重量22.5kg。威力250キロトン。爆風や熱線よりも放射線による被害半径の方が広く、放射線による即死範囲は半径150m、半数致死範囲は半径400mといわれる。1961-65年に1000-2000発が生産された。参考：核兵器事典、月刊PANZER10,’03、月刊軍事研究10,’10、アメリカの核兵器
＜Ｗ５５＞：アメリカ軍の核弾頭、別名Mk55。サブロック用で、威力は１キロトン台から250キロトンまで様々な説がある。当初は陸上目標への攻撃も考えていたらしく、空中爆発用信管の装着が可能らしい。参考：月刊世界の艦船3,’05、月刊軍事研究10,’10、アメリカの核兵器
＜Ｗ５６＞：アメリカ軍の水爆弾頭、別名Mk56。ミニットマンⅠ・Ⅱ用である。全長1.2m、最大直径0.442m、重量308kg。威力1.2メガトン。Mod1-4の４種類、計1000発が製作され、1963年3月から実戦配備された。参考：月刊軍事研究8,’05、8,’99、核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ５８＞：アメリカ軍の核弾頭。アメリカ初のMRVで、ポラリスA3用に1964年3月から配備された。全長1.02m、最大直径0.4m、重量117kg。威力200キロトン。Mk2再突入体を装着し、ミサイル１基あたり３発が搭載される。参考：月刊軍事研究8,’05、8,’99、核兵器事典
＜Ｗ５９＞：アメリカ軍の核弾頭。ミニットマンⅠ用である。全長1.21m、直径0.41m、重量248kg。弾頭威力１メガトン。1962年から150発が生産され、1969年までに退役した。参考：核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ６０＞：アメリカ軍の核弾頭。タイフォン艦対空ミサイル用だが、計画中止になった。参考：アメリカの核兵器
＜Ｗ６２＞：アメリカ軍のミニットマンⅢ用MRV。全長1.8m、最大直径0.53m、重量363kg。威力170キロトン。Mk12再突入体を装着し、ミサイル１発あたり３基が搭載される。1970年から1725発が生産され、1970年3月から配備された。参考：月刊軍事研究8,’99、核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ６４＞：アメリカ陸軍のランス地対地ミサイル用核弾頭。開発中止になった。参考：アメリカの核兵器
＜Ｗ６６＞：アメリカ軍のスプリント弾道ミサイル迎撃ミサイル用核弾頭。参考：アメリカの核兵器
＜Ｗ６７＞：アメリカ軍のミニットマンⅢICBM／ポセイドンSLBM用核弾頭。開発中止になった。参考：アメリカの核兵器
＜Ｗ６８＞：アメリカ軍の核弾頭。アメリカ初のMIRV弾頭で、1970年6月に実戦配備され、ポセイドンSLBMに搭載された。重量166kg。威力40-60キロトン。Mk3再突入体を装着してミサイル１発あたり10基が搭載される。威力が低いのと、使用材料の劣化が早かったため、1977年には撤去された。参考：月刊軍事研究8,’99、10,’10、核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ６９＞：アメリカ軍の核弾頭。AGM-69A用で、1972-76年に1250発が生産された。参考：核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ７０シリーズ＞：アメリカ軍の核弾頭。ランス地対地ミサイル用で、M234弾頭部に装着される。全長2.46m、直径0.56m、重量209kg。威力1-100キロトン。1973年から1280発が生産され、1992年までに退役した。参考：アメリカの核兵器、核兵器事典
＜Ｗ７０Ｍｏｄ３＞：中性子弾頭型。参考：アメリカの核兵器、核兵器事典
＜Ｗ７１＞：アメリカ軍の核弾頭。セイフガード対弾道ミサイルシステム用スパルタンミサイルに搭載される。核融合反応部分を強化して反応温度を高くしてあり、強烈なＸ線を発生させることができる（スペクトラル兵器）。これを大気圏外で炸裂させることにより、ICBM弾頭を無力化する。全長2.56m、直径1.07m、重量1.28トン。威力５メガトン。1974年に実用化されたが、ABM条約締結で配備停止となり、保管状態にされた。参考：核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ７２＞：アメリカ軍の核弾頭。AGM-62ウォールアイ用である。全長2m、直径0.38m、重量370kg。弾頭威力600キロトン。1970-72年に300発が生産され、1979年までに退役した。参考：核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ７３＞：アメリカ海軍の核弾頭。コンドル空対地ミサイル用だが、開発中止になった。参考：アメリカの核兵器
＜Ｗ７４＞：アメリカ軍の核弾頭。155mm榴弾砲用で、Mk.48の改良型として開発されたが、1973年に中止された。参考：月刊PANZER10,’03、アメリカの核兵器
＜Ｗ７５＞：アメリカ軍の核弾頭。203mm榴弾砲用で、Mk.33の改良型として開発されたが、1973年に中止された。参考：月刊PANZER10,’03、アメリカの核兵器
＜Ｗ７６＞：アメリカ軍の核弾頭。ポセイドンSLBM用MIRVで、W68の後継である。重量165kg。威力100キロトン。Mk4A再突入体を装着してミサイル１発あたり８基が搭載された。後にトライデントⅠにも１発あたり８基が搭載された。参考：月刊軍事研究8,’05、8,’99、核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ７８＞：アメリカ軍の核弾頭。ミニットマンⅢICBM用MIRVで、W62の後継である。全長1.72m、最大直径0.54m、重量272kg。威力350キロトン。Mk12A再突入体を装着してミサイル１発あたり３基が搭載された。1979年から1000発が生産され、1979年8月から配備された。参考：核兵器事典、月刊軍事研究8,’99、アメリカの核兵器
＜Ｗ７９核弾頭シリーズ＞：アメリカ軍の203mm榴弾砲用核弾頭。参考：アメリカの核兵器
＜Ｗ７９－０＞：中性子爆弾にする予定だったが、結局リニア・インプロージョン法を使用した1-10キロトン（0.1-1.1キロトン？）の選択式核分裂弾頭になった。1981年に実用化された。参考：月刊PANZER10,’03、月刊軍事研究8,’05
＜Ｗ７９－１＞：中性子爆弾で、Mk.33核弾頭よりも放射性降下物の量が少なく、副次的被害が80%減少したとされる。威力は1-2キロトンの３段選択式。砲弾名はM753。参考：アメリカの核兵器、月刊PANZER10,’03、5,’81
＜Ｗ８０シリーズ＞：アメリカ軍の巡航ミサイル用熱核弾頭。B61がベースで、1981年に弾頭が完成したが、成層圏では弾頭が凍り付いて所定の威力が発揮できない事が分かり、再設計の上1982年から生産に入った。参考：核兵器事典、月刊軍事研究7,’17
＜Ｗ８０Ｍｏｄ０＞：BGM-109Aトマホーク及びAGM-86ALCM用。一方を丸く成形した円筒形で、丸い方を後ろに向けてミサイルに収容する。核弾頭はプライマリーに95%濃縮プルトニウム239を使用しており、潜水艦搭載時の乗員被曝を抑えた。爆縮用爆薬はトリアミノトリニトロベンゼン、核融合燃料は重水素化リチウム。威力150-170キロトン（プライマリーは威力５キロトン）。全長798mm、直径300mm、重量133kg。参考：月刊軍事研究1,’18、7,’17、5,’18、核兵器事典
＜Ｗ８０Ｍｏｄ１＞：AGM-86B用で、プルトニウム239の濃縮度を減らしてある。プライマリーへの重水素・三重水素ガス注入量変更により威力を調整する。全長800mm、直径300mm、重量122.5kg。威力5-200キロトン（5-150キロトン？）。参考：アメリカの核兵器、月刊軍事研究7,’18、1,’18
＜Ｗ８０Ｍｏｄ２＞：寿命延長計画（LEP）改修を行ったもの。2006年に計画中止となった。参考：月刊軍事研究1,’18
＜Ｗ８０Ｍｏｄ３＞：寿命延長計画（LEP）改修を行ったもの。2006年に計画中止となった。参考：月刊軍事研究1,’18
＜Ｗ８０Ｍｏｄ４＞：W80Mod1の寿命延長型。開発中。参考：月刊軍事研究1,’18
＜Ｗ８１＞：アメリカ海軍のスタンダードSM-2(N)用核分裂弾頭。威力は低キロトン。1978年からロスアラモス国立研究所で開発され、350発を生産する予定だったが、1986年に開発中止となった。参考：月刊世界の艦船5,’86、アメリカの核兵器、月刊軍事研究10,’10
＜Ｗ８２＞：アメリカ陸軍の155mm核砲弾XM785用中性子弾頭。威力は２キロトン弱。1976年から開発し、1981年から生産された。参考：アメリカの核兵器、月刊PANZER10,’03、ミリタリー・バランス1989-1990
＜Ｗ８３＞：アメリカ軍の核弾頭。B83用で、１メガトンと２メガトンの２種がある。参考：U.S.ウェポンハンドブック
＜Ｗ８４＞：アメリカ軍の核弾頭。BGM-109G/GLCM用である。全長860mm、直径330mm、重量175kg。95%濃縮プルトニウム239を使用し、威力0.2-150キロトン。1983年から300発が生産されたが、INF条約締結により破棄された。参考：核兵器事典、アメリカの核兵器、月刊軍事研究7,’17
＜Ｗ８５＞：アメリカ軍のパーシングⅡ用空中炸裂型核弾頭。全長1.07m、直径0.32m、重量396kg。威力5-80（5-50？）キロトン。1983年から120発が生産され、1991年までに退役した。参考：核兵器事典、アメリカの核兵器
＜Ｗ８６＞：アメリカ軍のパーシングⅡ／LGM-118ピースキーパー用地中爆発型核弾頭。開発中止になった。参考：アメリカの核兵器
＜Ｗ８７＞：アメリカ軍のLGM-118ピースキーパー／トライデントⅡ用MIRV。1982年からローレンス・リバモア研究所で開発され、1986年7月から配備された。プライマリーはピット中央に重水素・三重水素ガスを封入した（外部に重水素・三重水素ガス封入ボトルを置いてプルトニウムに注入する？）ブースト式プルトニウム原爆、核融合燃料は重水素化リチウムで、尾側のプライマリーと頭側のセカンダリーをピーナッツ状の劣化ウランケースで包んで隙間を発泡ウレタンで埋め、底部の中性子発生装置（と重水素・三重水素ガス封入ボトル？）と共に円錐状フェアリングで覆っている。全長1.75m、最大直径0.554m、重量272kg。威力300キロトン。Mk21再突入体を装着し、ミサイル１発あたり10基を搭載する。STARTⅡでLGM-118ピースキーパーの全廃が決まったため、ミニットマンⅢの単一弾頭として使用されている。参考：月刊軍事研究1,’18、7,’18、8,’99、アメリカの核兵器
＜Ｗ８７＞：NORINCOの35mmオートマチックグレネードランチャー。マズルブレーキにより反動を抑え、連射時の命中精度を保つ。三脚と二脚両方が用意されている。重量29kg。有効射程600m。作動はブローバック式で、発射速度毎分400発。給弾は６発または９発入りボックスマガジンまたは12発入りドラムマガジン。使用弾は榴弾、散弾（3mm子弾400個入り）、HEAT（装甲貫徹力80mm）。参考：月刊PANZER10,’02
＜Ｗ８７＞：ユーゴスラビアとイラクが共同開発した自走多連装262mmロケットランチャーで、イラク名称アバベール50（Ababeel 50）。トラックの後部荷台に12または16連装のロケットランチャーを搭載する。全長9m、全幅2.64m、全高3.84m、全備重量32トン。最大速度80km。使用ロケット弾は全長4.2m、直径262mm、重量385kg。弾頭は対人・対装甲両用子爆弾720個（200個という説も）または対戦車地雷30個で、弾頭重量95kg。ロケット推力8000kg、燃焼時間５秒、最大射程50km。ランチャー俯仰角はマイナス５度からプラス56度。副武装は12.7mm機銃１丁、82mm発煙弾発射機４基。乗員５名。イラン・イラク戦争末期に使用された。参考：軍事分析湾岸戦争
＜Ｗ－８８＞：69式戦車ファミリーを参照。
＜Ｗ８８＞：アメリカ軍の小型熱核弾頭。トライデントⅡ用で、1984年から開発され、1988年9月から実戦配備された。外見はW87と全く同じ円錐形で、内部にピーナッツ型の水爆（細い方の膨らみに一次系／プライマリー、太い方に二次系／セカンダリーを収容）とブースター用高圧タンクがある。一次系はラグビーボール状のブースト型核分裂兵器で、プルトニウム239を使用した爆縮型原爆である。潜水艦に積むので、安全性に配慮して爆縮用炸薬は低感度爆薬を使用している。二次系は球形核融合部分で、外側からウラン235のプッシャー、重水素化リチウム６、ウラン235のスパーク・プラグ、重水素化リチウム６と並んでいる（核融合燃料は重水素・三重水素ガスという説あり）。一次系と二次系の周囲は充填剤が満たされ、最外側をウラン238の外殻が囲う構造である。一次系が核分裂連鎖反応を起こすと、強力なＸ線により充填剤がプラズマ化すると共にプッシャーが蒸発、重水素化リチウム６とをスパーク・プラグを加熱・加圧する。するとスパーク・プラグが核分裂連鎖反応を起こし、大量の中性子が発生、重水素化リチウム６のリチウム６の方を三重水素に変え、これが重水素の方と高温高圧下で反応して核融合を起こす。これにより生じた高速中性子が外殻のウラン238を核分裂させ、所定の威力を発揮する。全長1.75m、最大直径0.554m、重量363kg。爆発威力475キロトン。トライデントⅡのバスに搭載する際にはMk5再突入体を装着する。当初は4000発を生産する予定だったが、工場周辺の環境汚染の問題で400発に止まっており、足りない分はW76を代わりに搭載した。1980年代半ばから後半にかけ、中国がロスアラモス研究所から本弾頭の小型化に関する技術を盗み出していたらしい。これは1997年にホワイトハウスに報告されたが、米中首脳会談の開催直前だったので、重要視されなかった。参考：月刊軍事研究5,’13、1,’18、8,’05、8,’99、6,’07、核兵器事典
＜Ｗ９５＞：NORINCOの12.7mm重機関銃。W85の改良型である。参考：月刊軍事研究6,’08
＜Ｗ９９式８２ｍｍ自動迫撃砲＞：NORINCOの82mm自動迫撃砲。2B9バシレクをモデルにしたらしく、2001年に発表した。装弾は４発クリップで機関部右から行い、4.5秒で全弾発射できる。単射も可能。砲と砲架はＹ字型の折り畳み脚に搭載され、左右の脚にある駐鋤を地面に固定して使用する。砲前方には１軸２輪の車輪が付いており、牽引時に便利。重量650kg。砲口初速毎秒272m、射程800-4270m。操砲用員4-5名。参考：月刊PANZER10,’01
＜Ｗ３００＞：キャデラック・ゲージ社の装甲車。ダッジ軍用トラックのシャシーに装甲車体を被せ、20mm機関砲を搭載したものである。1950年代に製作された。参考：世界の軍用車両(4)
＜Ｗ４２８＞：自衛隊の電子管。新日本無線製。参考：月刊軍事研究8,’18
＜Ｗ４３１＞：自衛隊の電子管。新日本無線製。参考：月刊軍事研究1,’17
＜Ｗ４３５＞：自衛隊の電子管。新日本無線製。参考：月刊軍事研究2,’17
＜Ｗ４３６＞：自衛隊の電子管。新日本無線製。参考：月刊軍事研究1,’17
＜Ｗ６５３Ａ＞：PLZ45ファミリー（回収車）を参照。
＜Ｗ－６７０－９Ａ＞：コンチネンタル・モーターズ社の軽戦車用エンジン。空冷４サイクル星形７気筒ガソリンエンジンである。全長0.813m、全幅1.353m、全高1.076m、乾燥重量485kg、搭載重量551kg。ボア130mm、ストローク117mm、圧縮比6.1:1、総排気量10930cc。出力262馬力（回転数2400rpm）。参考：月刊PANZER5,’81
＜Ｗａ＞：Waffenamt（兵器局）の略。参考：ジャーマンタンクス
＜ＷＡ０２１＞：中国の牽引式野砲。オーストリア製GHN45の海賊版とされる。口径155mm、砲身長45口径、最大射程39km、最大発射速度毎分4-5発。参考：月刊軍事研究12,’99
＜Ｗａ－２０１型＞：ＵボートⅩⅦＡ型（潜水艦）を参照。
＜Ｗａ Ａ＞：Waffensmt Abteilung（兵器部）の略。参考：ジャーマンタンクス
＜ＷＡＡ＞：AN/BQG-5（ソナー）を参照。
＜ＷＡＡ＞：アメリカ海軍の艦載探信ソナー。使用周波数24kHz、出力400W。参考：第２次大戦のアメリカ軍艦
＜ＷＡＡＦ＞：イギリス空軍婦人補助部隊を参照。
＜ＷＡＢ＞：アメリカ海軍の艦載探信ソナー。使用周波数24kHz、出力400W。参考：第２次大戦のアメリカ軍艦
＜ＷＡＣ＞：アメリカ海軍の艦載探信ソナー。使用周波数20kHz、出力400W。参考：第２次大戦のアメリカ軍艦
＜Ｗａ Ｐｒｕｆ＞：Waffenprufungsamt（兵器部試験）の略。参考：ジャーマンタンクス
＜ＷＡＣコーポラル＞：アメリカ軍のロケット。ドイツ国防軍A4弾道ミサイルの改良型である。参考：歴史群像6,’04
＜Ｗａｆｆｅｎ ＳＳ＞：武装親衛隊を参照。
＜ＷＡＦＳ＞：アメリカ陸軍航空隊の女性パイロットによる航空機フェリー空輸部隊で、Women’s Auxiliary Ferrying Squadron（女性飛行機輸送補助部隊）の略。太平洋戦争中の1942年9月6日に創設された。女性パイロット23人を公務員（軍人ではない）として雇用し、10月末からパイパー社の工場で完成したL-4を基地にフェリーする任務を開始している。冬に入ると、悪天候下の飛行が厳しいL-4に代わり、フェアチャイルド社の工場からPT-19をフェリーするようになった。1943年2月、カリフォルニア州ロングビーチでBT-13/-15基本練習機のフェリー空輸を開始。3月21日、BT-13基本練習機１機をダラスに輸送する事になった。給油で立ち寄ったミッドランドの飛行場に居合わせた男性パイロット６人と、禁止されている編隊飛行でダラスに向かったが、マーケルの南10マイルでBT-13の左主翼前縁が他機の主脚にぶつかって高度7000フィート（2134m）から墜落、パイロットのコーネリア（真珠湾攻撃時に民間機インストラクターとしてハワイ上空を飛行していた）が死亡した。これがアメリカ軍初の業務中における女性殉職である。その後女性パイロット訓練部隊と統合されてWASP（Women Airforce Service Pilots、女性パイロット部隊）と改称され、戦闘機や爆撃機のフェリー空輸にも従事し、累計6000万マイルを飛行した。第２次大戦欧州戦線が終結するとヨーロッパ帰りの男性パイロットに任務を譲り解散、第２次大戦におけるフェリー空輸の半分を担ったとされながらも忘れられた存在になり、特例として退役軍人と同等の処遇を受けられるようになったのは1977年、議会ゴールドメダル授与は2009年になってからだった。参考：月刊航空ファン9,’16、10,’16、9,’18
＜ＷＡＨ－６４＞：AH-64海外シリーズ（攻撃ヘリ）を参照。
＜ＷＡｉＲ＞：西部方面普通科連隊を参照。
＜ＷＡＬ－５０９＞：アメリカ海軍灯台船ブランズウィック（Brunswick、初代）。1907年就役。参考：月刊世界の艦船4,’16
＜ＷＡＭ＞：M93（地雷）を参照。
＜ＷＡＮ＞：Wide Area Network（広域エリア・ネットワーク）の略。GCCS-Mの各サイト間での運用性を得るために使用される共通通信メディアである。機密度順にJWICS（Joint Worldwide Intelligence
Communication System）、SIPRNET（Secure
Internet Protocol Router NETwork）、NIPRNET（Non-Secure Internet Protocol Router NETwork）の３つが用意されている。参考：月刊軍事研究6,’04
＜ＷＡＰＣ＞：96式装輪装甲車を参照。
＜ＷＡＲＰ＞：MEKOフリゲートが採用している推進方式で、ウォータージェット・プロペラ推進（Water jet And Refined Propellers）の略。巡航時はディーゼル駆動のプロペラ、高速航行時はガスタービン駆動のウォータージェットを使う方式で、高速航行時にウォータージェットのみを使用するCODOG・WARPと、プロペラ及びウォータージェットを併用するCODAG・WARPがある。巡航用のプロペラ軸は２軸に分け、プロペラを小直径にしてプロペラ軸や軸受けを含め小型軽量化した。プロペラはリファインド・プロペラというコンピュータ制御式可変ピッチプロペラを使用し、速力や負荷に応じてプロペラピッチをディーゼルエンジン回転数と共に細かく制御する。高速用ウォータージェットは１基を艦尾中央水線下に配置し、実質的な３軸艦ながらプロペラ３軸艦よりも船体幅を狭く収めている。ガスタービンとディーゼルを完全独立とすることで、単純なCODOGやCODAGで必要となる連接ギアボックスを不要とした。CODOG・WARPの場合、高速航行時にプロペラが抵抗を生まないよう、フェザリング位置にしておく。CODAG・WARPでは、プロペラ推進効率の限界から、35ノット以上を発揮するのは困難である。参考：月刊世界の艦船8,’16
＜ＷＡＳＰ＞：WAFS（女性パイロット部隊）を参照。
＜ＷＡＳＳ＞：Whitehead Alenia Sistemi Subacquei（ホワイトヘッド・アレニア社）の略。参考：月刊軍事研究11,’15
＜ＷＡＳＳ＞：モトローラ・イスラエル社の対人レーダー・システムで、広域監視システムの略。探知範囲1km。イスラエルがガザ西岸地区で使用中である。参考：月刊軍事研究7,’10
＜ＷＡＶＥＳ＞：Women Appointed to Volunteer Emergency Service（アメリカ海軍婦人部隊）の略。参考：日本の防衛戦力Part3
＜ＷＢ－２９＞：B-29ファミリー（気象偵察機）を参照。
＜ＷＢ－４７Ｅ＞：B-47ファミリー（気象偵察機）を参照。
＜ＷＢ－５０Ｄ＞：B-29ファミリー（気象偵察機）を参照。
＜ＷＢ－５７Ｂ＞：B-57ファミリー（気象偵察機）を参照。
＜ＷＢ－５７Ｃ＞：B-57ファミリー（気象偵察機）を参照。
＜ＷＢ－５７Ｄ＞：B-57ファミリー（核気象採取試験機）を参照。
＜ＷＢ－５７Ｆ＞：B-57ファミリー（気象偵察機）を参照。
＜ＷＢ－６６Ｂ＞：B-66ファミリー（気象偵察機）を参照。
＜ＷＢ１５１シリーズ＞：ドイツ空軍20mm機関砲MG151/20連装ガンパックで、WBはWaffen Behalterの略。ZWB151/20（Ausatz Waffen Behalter 151/20）ともいう。参考：世界の傑作機No.141
＜ＷＢ１５１Ａ＞：外形はポッド状をしており、内部にStL151/12機関砲取り付け架、MG151/20機関砲２門（並列）、200-230発入り弾倉２個などを収容している。取り付け角を仰角２度から俯角12度まで調整可能。有効射程550m。全備重量230-300kgで、500kg級の爆弾架に配線をセットすれば装備できる。Me410A-1/U2やMe410B-2/U2に搭載された。参考：世界の傑作機No.141
＜ＷＢ－２５０－Ｆ＞：チリ軍250ポンド対戦車クラスター爆弾。内部に子爆弾130発を収容する。全長2.4m、直径0.32m、翼スパン0.4m、重量113kg。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック
＜ＷＢ－５００－Ｆ＞：チリ軍500ポンド対戦車クラスター爆弾。内部に子爆弾240発を収容している。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック
＜ＷＢＡ＞：アメリカ海軍の潜水艦用探信ソナー。1939年に制式化された。使用周波数14-32kHz、出力20W。参考：第２次大戦のアメリカ軍艦
＜ＷＣ５１＞：3/4トントラック・シリーズを参照。
＜ＷＣ５２＞：3/4トントラック・シリーズを参照。
＜ＷＣ－５４Ｄ＞：C-54ファミリー（気象偵察機）を参照。
＜ＷＣ６４＞：3/4トントラック・ファミリーを参照。
＜ＷＣ－１２１Ｎ＞：C-121輸送機ファミリーを参照。
＜ＷＣ－１３０Ｂ＞：C-130輸送機ファミリーを参照。
＜ＷＣ－１３０Ｅ＞：C-130輸送機ファミリーを参照。
＜ＷＣ－１３０Ｈ＞：C-130輸送機ファミリーを参照。
＜ＷＣ－１３０Ｊ＞：C-130輸送機ファミリーを参照。
＜ＷＣ－１３５Ｂ＞：KC-135シリーズ（気象偵察機）を参照。
＜ＷＣ－１３５Ｃ＞：KC-135シリーズ（気象偵察機）を参照。
＜ＷＣ－１３５Ｒ＞：KC-135シリーズ（気象偵察機）を参照。
＜ＷＣ－１３５Ｗ＞：KC-135シリーズ（気象偵察機）を参照。
＜ＷＣＡ＞：アメリカ海軍の潜水艦用探信ソナー。1941年に制式化された。使用周波数24kHz、出力400W。参考：第２次大戦のアメリカ軍艦
＜ＷＣＦ＞：ウィンチェスター・センター・ファイアの略。
＜ＷＣＭＤ＞：アメリカ軍のスマートクラスター爆弾用親爆弾で、Wind-Corrected Munition Dispenser（気流偏差修正型子弾散布装置）の略であり、ウィックミドと読む。慣性誘導装置＋GPS誘導装置により、高々度投下でもCEP9mを誇る。初使用はイラク戦争で、B-52から投下された。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究6,’03、月刊Jwings4,’01
＜ＷＣＳＢ（Ｍ）－４Ｅ＞：自衛隊のミサイルスイッチボード４型。ジェイ・アール・シー特機製。参考：月刊軍事研究10,’09
＜ＷＤ牽引車（２５ＰＳ）対戦車自走砲＞：ドイツ国防軍の対戦車自走砲。ベルサイユ条約下にソ連でこっそり開発した。ハノマーク社の25馬力民間用トラクターに45口径3.7cm対戦車砲（PaK35/36の前身）を搭載し、エンジン周囲を装甲板で覆ったものである。射界30度、俯仰角マイナス５度からプラス15度。副武装は7.92mm機銃１丁。全長3.3m、全幅1.45m。参考：月刊PANZER7,’04、ジャーマンタンクス
＜ＷＤ牽引車（５０ＰＳ）自走砲＞：ドイツ国防軍の自走砲。ベルサイユ条約下にソ連でこっそり開発した。ハノマーク社の50馬力民間用トラクターに防楯付き7.7cm野砲を搭載している。全周旋回可能、俯仰角マイナス７度からプラス15度。参考：月刊PANZER7,’04、ジャーマンタンクス
＜ＷＤ１４＞：ドイツ海軍複葉双フロート水上雷撃機。ゴータ社が開発した。全幅25.5m、総重量4.6トン。エンジンはベンツBzⅣ（200馬力）双発。1917-18年に50機が引き渡された。エンジン出力が不足気味で、魚雷を積むと飛ぶのがやっとになるため、後に増槽を搭載しての偵察任務に使用されるようになった。参考：月刊航空ファン9,’11
＜ＷＤＡ＞：アメリカ海軍の潜水艦用探信ソナー。1941年に制式化された。使用周波数14-32kHz、出力400W、探知距離9.1km。参考：第２次大戦のアメリカ軍艦
＜ＷＤＳシリーズ＞：アメリカ軍が開発した艦載射撃指揮装置で、Weapon Direction System（武器指示装置）の略。艦の捜索レーダーで得た目標データを評価し、3Tミサイルや艦砲などの兵器を選択指向させる装置である。これにより捜索レーダーのデータ処理が自動化された。1955年11月に改装されて再就役したCAG-1ボストンから搭載された。参考：月刊軍事研究6,’93別冊、5,’04、6,’04
＜ＷＤＳ Ｍｋ１＞：CAG-1ボストン、CAG-2キャンベラなどに搭載された。参考：月刊軍事研究5,’04
＜ＷＤＳ Ｍｋ３＞：クーンツ級ミサイル・フリゲートに搭載された。参考：月刊軍事研究5,’04
＜ＷＤＳ Ｍｋ４＞：1960-64年にC.F.アダムス級に搭載されたもの。ターター艦対空ミサイルを運用する海自、オーストラリア、フランスなどにも1962年以降に取得させた。参考：月刊軍事研究5,’04
＜ＷＤＳ Ｍｋ５＞：1961-65年にCV-63キティホーク、CV-64コンステレーション、CV-66アメリカに搭載されたもの。参考：月刊軍事研究5,’04
＜ＷＤＳ Ｍｋ６＞
＜ＷＤＳ Ｍｋ７＞
＜ＷＤＳ Ｍｋ９＞
＜ＷＤＳ Ｍｋ１１＞：デジタル化したもの。参考：月刊軍事研究5,’04
＜ＷＤＳ Ｍｋ１３＞
＜ＷＤＳ Ｍｋ１４＞
＜ＷＤＵ－４／Ａ＞：アメリカ軍のハイドラ70ロケット弾用フレシット弾。前方からノーズコーン、スプリット・スリーブ、M9射出火薬、弾底信管と並んでおり、スプリット・スリーブの中に重量1.3gの鉄製小型ダートを2200個収容している。装着するロケットモーターは外気温による燃料時間変化の無いMk4Mod4-8で、発射後1.8秒で燃焼が終了した際の減速により信管が作動、M9射出火薬が燃焼して前方のプレッシャー・プレートを前に押す。これによりダートの束が前方に押され、ノーズコーンとスプリット・スリーブを繋いでいるシア・ピンが外れ、ノーズコーンが前方に投棄される。この時、弾体内部に充填された赤色粉末が空中に飛び散るので、パイロットは弾頭が作動したことを知ることができる。ダートは前向きと後ろ向きが交互でセットされており、空中に出ると後ろ向きになっているダートが風圧で前に向き直る際にバラバラに散らばり、広範囲に損害を与える。全長438mm、重量4130g、炸薬重量5.5g、フレシット重量285g。参考：月刊航空ジャーナル7,’81臨時増刊、月刊JWings6,’13
＜ＷＤＵ－１３／Ａ＞：アメリカ軍のハイドラ70ロケット弾用フレシット弾。WDU-4/Aのダートを重量3.9gのもの733個に変更してある。全長438mm、重量4130g、炸薬重量5.5g、フレシット重量258g。参考：月刊航空ジャーナル7,’81臨時増刊
＜ＷＤＵ－２５／Ｂ＞：アメリカ軍のトマホーク（BGM-109B、RGM-109C、UGM-109C）用単一弾頭。重量450kg。参考：月刊軍事研究4,’15
＜ＷＤＵ－３６／Ｂ＞：アメリカ軍のトマホーク（RGM-109CブロックⅢ、UGM-109CブロックⅢ、RGM-109E、UGM-109E）用単一弾頭。WDU-25/Bのケーシングをチタン合金にして軽量化を図ったもので、炸薬もPBXN-107に変更した。重量340kg、炸薬重量318kg。参考：月刊軍事研究4,’15、7,’16、7,’17
＜ＷＤＵ－４３／Ｂ＞：アメリカ軍のトマホーク（RGM-109H、UGM-109H）用貫徹弾頭。厚さ6mの強化コンクリートを貫通できる。参考：月刊軍事研究4,’15
＜ＷＤＺ＞：イギリス軍４×２輪３トントラック、別名リンクス。レイランド社製。全長6.172m、全幅2.286m、全高3.125m、ホイールベース3.657m、重量3.311トン。エンジンはOHV社製６気筒（総排気量4730cc、出力77馬力）、トランスミッションは前進５速。サスペンションはリーフ・スプリング式。軍用はオープンカー・タイプで、クローズド・キャブの民間型も作られた。1939-40年に1497両を生産した。参考：月刊グランドパワー7,’02
＜Ｗｅ＞：自重を参照。
＜ＷＥ１７７シリーズ＞：イギリス軍の航空機搭載核爆弾。参考：核兵器事典、月刊JWings1,’13
＜ＷＥ１７７Ａ＞：空軍配備戦略核兵器型。重量272kg、弾頭威力200キロトン（10キロトン？）。1966年から配備され、1998年8月に退役した。参考：核兵器事典、月刊JWings1,’13、月刊軍事研究2,’18
＜ＷＥ１７７Ｂ＞：空軍配備戦略核兵器型。重量431kg、弾頭威力400キロトン（300キロトン？）。1966年から配備され、1998年8月に退役した。参考：核兵器事典、月刊JWings1,’13、月刊軍事研究2,’18
＜ＷＥ１７７Ｃ＞：海軍配備戦術核兵器型。威力10キロトン。1971年から配備され、1992年に退役した。参考：核兵器事典
＜ＷＥＡ＞：アメリカ海軍の艦載探信ソナー。1941年に制式化された。使用周波数22-27kHz、出力400W、探知距離2.7km。参考：第２次大戦のアメリカ軍艦
＜ＷＥＢ＞：アメリカ海軍の潜水艦用探信ソナー。使用周波数17-26kHz、出力400W。参考：第２次大戦のアメリカ軍艦
＜ＷＥＣＯＭ＞：気象通信端末装置の略。
＜ＷＥＦＴ法＞：航空機識別法の１つで、知覚領域を研究する心理学理論のティチェナー理論をベースとしている。主翼、エンジン、胴体、尾部の頭文字をとったもので、これら細部の特徴を把握して識別を行う。バトル・オブ・ブリテンの際の主要な識別法で、対空監視哨の監視員などはこの訓練を受けて任務に就いた。参考：英独航空決戦
＜ＷＥＳ＞：OYQ-1（艦載戦闘システム）またはOYQ-2（艦載戦闘システム）を参照。
＜ＷＥＺ＞：Weapons Engagement Zone（兵装射程範囲）の略。
＜ＷＥＺギャップ＞：Weapon Employment Zone Gap（兵器使用帯ギャップ）の略。CSARでの救出者と敵との間の距離で、これにより使用できる兵器が限られる。対地ミサイル・爆弾なら100m以上だが、A-10攻撃機の30mmガトリング砲GAU-8/Aでは数フィートに収まるといわれる。参考：月刊軍事研究8,’03
＜ＷＦ－２＞：E-1B（早期警戒機）を参照。
＜Ｗｇ＞：Wagen（４輪車）の略。参考：ジャーマンタンクス
＜ＷＧ＞：Wing（航空団）の略。参考：月刊航空ファン7,’17
＜ＷＧ１３＞：リンクス（ヘリコプター）を参照。
＜ＷＧ２８＞：ドイツ国防軍28cmロケット弾。28cmロケット弾重ヴォルフ機材を航空機発射用ランチャーに装填したものである。Hs129B、Ju88N、Fw190F-8の主翼下に搭載して使用した。参考：月刊グランドパワー8,’04
＜ＷＧ３０＞：ウエストランド社の汎用ヘリ。WG13リンクスの拡大改良型で、1979年4月10日に初飛行した。エンジンを強化して胴体とメインローター直径を拡大、テイルローターも改良し、降着装置を前輪式引き込み脚に換装、燃料搭載量を増やし、自動操縦装置を搭載した。エンジン、トランスミッション、メインローターはラフトと呼ばれる防振構造に取り付けられており、振動が胴体部分に伝わらないようになっている。全長15.91m、メインローター直径13.31m、全高4.04m、自重2.956トン、総重量5.44トン。エンジンはロールスロイス社製ジェム41-1（1120軸馬力）双発、巡航速度125ノット、最大速度140ノット、ホバリング高度限界1520m（地面効果外）／2130m（内）、燃料搭載量１トン、航続距離448海里。吊り下げ容量2.2トン。乗員２名＋搭乗歩兵14-22名。参考：世界の軍用機1982
＜ＷＧ３４＞：EH101シリーズ（ヘリ）を参照。
＜Ｗ．Ｇｒ２１＞：21cm BRかも。ドイツ空軍21cm空対空ロケット弾Werfer
Granate 21。陸軍のネーベルベルファー42を流用したものである。口径214mm、重量112.5kg。初速毎秒320m。信管は着発式Z23または時限式S/23または着発・時限式S/60。発射されると500-1000m先で炸裂し、30m以内の敵機にダメージを与える。ランチャーは３本のレールが付いた筒で、かなりの迎え角を取って取り付けられ、空中投棄可能。簡単な改造で戦闘機に搭載でき、直撃すればB-17の主翼を吹っ飛ばす威力があったが、旋転安定式で弾道性能が悪く、信管の誤差も大きく、あまり役に立たなかった。照準器も戦闘機標準のReviC/12が使えず、照準線調節用アダプターを付けたがあまり効果が無く、ReviC/12Fを新規開発している。また、抗力が大きく、Fw190でも40-50kmほど最大速度が低下し、離着陸にも支障を来した。参考：フォッケウルフFw190A/F/Gシリーズ、ミリタリーエアクラフト1,’97、世界の傑作機No.157
＜Ｗ．Ｇｒ２８＞：ドイツ空軍28cm空対地ロケット弾。Fw190F-9に搭載できる。参考：月刊PANZER10,’03
＜Ｗ．Ｇｒ２８／３２＞：ドイツ空軍28cm空対空ロケット弾Werfer
Granate 28/32。W.Gr21の改良型で、直径を28cmに拡大し、対戦車用としたものである。かご形ランチャーに収容し、Fw190F-8の主翼下に１発ずつ搭載してテストしたが、弾道性能が最悪で、採用されなかった。参考：フォッケウルフFw190A/F/Gシリーズ
＜Ｗｇｒ．４１Ｓｐｒ＞：ドイツ陸軍のネーベルベルファー41用15cmロケット榴弾。椎の実弾状をしており、前方に推進薬、後方に炸薬が詰まっていて、推進薬の燃焼ガスはロケット弾前方から３分の２の所にある26個の排気口から噴射されてロケット弾を推進させると共に、弾体を旋転させて弾道を安定化する。安定翼は無い。全長931mm、直径158mm、弾薬重量37.8kg、炸薬はTNT2.36kg。初速毎秒340m、射程7062m。参考：月刊グランドパワー8,’04
＜Ｗｇｒ．４１ｗＫｈＮｂ＞：ドイツ陸軍のネーベルベルファー41用15cmロケット発煙弾。椎の実弾状で、前方に推進薬、後方に発煙薬を充填し、推進薬の燃焼ガスをロケット弾前方から３分の２の所にある26個の排気口から噴射して推進・旋転する。安定翼は無い。全長1015mm、直径158mm、弾薬重量41.8kg、射程6900m。参考：月刊グランドパワー8,’04
＜Ｗｇｒ．４２＞：ドイツ空軍の空対空ロケット弾。陸軍のロケット臼砲を流用したものである。口径214mm、初速毎秒320m。弾道性能が悪く、信管が時限式で誤差が大きく、あまり役に立たなかった。参考：フォッケウルフFw190A/F/Gシリーズ、歴史群像2,’08付録
＜ＷＧＳ＞：アメリカ軍の通信衛星で、広帯域ギャップフィラー衛星（Wideband Gapfiller System）または広帯域グローバル衛星通信システム（Wideband Global SATCOM）の略。DSCS衛星と後継の衛星の中継ぎを目的に10基を打ち上げられる予定だったが、2018年3月に２基の追加が決まった。民間用のボーイングBSS-702を転用したもので、SHF（Ｘバンド）のスポット・ビーム９本（８本？）、双方向Kaバンドのスポット・ビーム10本、クロスバンドリンク方式GBSトランスポンダーを搭載し、DSCS3の12倍に及ぶ通信能力を持つ。統合戦術無線システムJTRS対応で、最大データ送信率274MBps。重量5940kg。発電力9934W。設計寿命14年。オーストラリア、オランダ、カナダ、デンマーク、ニュージーランド、ルクセンブルクも共用する。2008年4月に初号機のWGS-1が運用開始となり、2009年8月には２号機WGS-2の運用が始まり、３号機WGS-3は2009年12月5日に、４号機WGS-4は2011年に打ち上げられた。2013年に5-6号機を打ち上げる予定。９号機WGS-9は2017年3月18日に打ち上げられた。10号機は2019年3月15日に打ち上げられた。11号機は2023年11月に打ち上げる予定。参考：月刊軍事研究4,’07、1,’07、6,’04、7,’09、2,’10、5,’13、8,’17、月刊航空ファン6,’19、7,’19
＜ＷＧＴ型＞：ジョン・Ｃ・バトラー級（護衛駆逐艦）を参照。
＜ＷＧＵ＞：兵器誘導ユニットの略。
＜ＷＧＵ－１２／Ｂシリーズ＞：アメリカ軍のペイブウェイⅢ誘導爆弾用誘導制御ユニット。円筒形で、先端にレーザー・シーカー用窓があり、後部側面にエアフォイル・グループの前部操縦翼４枚をＸ字に取り付け、弾体先端に装着する。参考：月刊JWings7,'24、月刊軍事研究8,’18
＜ＷＧＵ－１２／Ｂ＞：GBU-24/B用。参考：月刊JWings7,'24
＜ＷＧＵ－１２Ａ／Ｂ＞：GBU-24/B用。参考：月刊JWings7,'24
＜ＷＧＵ－１２Ｂ／Ｂ＞：GBU-24A/BまたはGBU-24C/B用。参考：月刊JWings7,'24
＜ＷＧＵ－３６／Ｂシリーズ＞：アメリカ軍のGBU-28/B誘導爆弾シリーズ用誘導制御ユニット。参考：月刊軍事研究8,’18
＜ＷＧＵ－３６／Ｂ＞：GBU-28/BペイブウェイⅢ用。参考：月刊軍事研究8,’18
＜ＷＧＵ－３６Ａ／Ｂ＞：GBU-28A/BペイブウェイⅢ用。参考：月刊軍事研究8,’18
＜ＷＧＵ－３６Ｂ／Ｂ＞：GBU-28B/Bエンハンスド・ペイブウェイⅢ用。参考：月刊軍事研究8,’18
＜ＷＧＵ－３６Ｄ／Ｂ＞：GBU-28C/Bエンハンスド・ペイブウェイⅢ用。参考：月刊軍事研究8,’18
＜ＷＧＵ－３６Ｅ／Ｂ＞：GBU-28D/B及びGBU-28E/B用。参考：月刊軍事研究8,’18
＜ＷＧＵ－３９／Ｂシリーズ＞：GBU-24誘導爆弾シリーズ用誘導制御ユニット。参考：月刊軍事研究12,’04
＜ＷＧＵ－３９／Ｂ＞：GBU-24B/B、GBU-24C/B、GBU-24D/B、GBU-24F/B用。参考：月刊JWings7,'24、月刊軍事研究12,’04
＜ＷＧＵ－３９Ａ／Ｂ＞：WGU-39/BにGPS受信モジュール、GPSアンテナ、IMU、インターフェースなどを追加したもの。参考：月刊軍事研究12,’04
＜ＷＧＵ－４３／Ｂシリーズ＞：GBU-24(V)ペイブウェイⅢ誘導爆弾シリーズ用誘導制御ユニットGCU（Guidance and Control Unit）。輸出用で、レーザーのパルスコードの種類が少ない。参考：月刊JWings7,'24、月刊軍事研究12,’04
＜ＷＧＵ－４３／Ｂ＞：イギリス向け。GBU-24(V)2/Bに装着される。参考：月刊JWings7,'24、月刊軍事研究8,’18
＜ＷＧＵ－４３Ａ／Ｂ＞：イギリス向け。GBU-24(V)1/B、GBU-24(V)7/B、GBU-24(V)8/Bに装着される。参考：月刊JWings7,'24、月刊軍事研究8,’18
＜ＷＧＵ－４３Ｂ／Ｂ＞：非NATO諸国向け。GBU-24(V)3/B、GBU-24(V)4/Bに装着される。参考：月刊JWings7,'24、月刊軍事研究8,’18
＜ＷＧＵ－４３Ｇ／Ｂ＞：NATO諸国向け。WGU-43/BにGPS受信モジュール、GPSアンテナ、IMU、インターフェースなどを追加している。参考：月刊軍事研究12,’04、8,’18
＜ＷＧＵ－４３Ｈ／Ｂ＞：非NATO諸国向け。参考：月刊軍事研究8,’18
＜ＷＨ＞：Wehrmacht Heer（陸軍）の略。参考：ジャーマンタンクス
＜ＷＨＭＯ＞：ホワイトハウス警護室（White House Military Office）の略。参考：月刊航空ファン8,’19
＜Ｗｉｅｎｅｒフィルタ＞：フィルタを参照。
＜ＷＩＧ＞：主翼付き地面効果機（Wing In Ground-effect）の略で、WIGEまたはSEV（Surface Effect Vehicle）ともいう。飛行機が翼幅以下の高度に降下すると地面効果によりフローティングが起こるが、これを利用して低空を高速飛行する航空機をいう。低出力エンジンで高い速度性能や大ペイロードを実現できるが、翼幅以下の超低高度を維持しないといけないので、複雑な地形や荒れた海面では飛行が難しくなる。機体を傾けると主翼が地面や水面にぶつかるので、方向転換が難しい。水上航行する場合は方向転換の困難さやブレーキの欠如など船舶に似た特徴を有し、船舶とぶつかる高度を飛翔するため、超高速航行する船舶として扱う。ソ連ではエクラノプラン（Ekranopln）と呼ばれ、SMシリーズ、KM、A-90オルリョーノク、プロジェクト903ルーニが試作されて西側からカスピ海の怪物（Caspian Sea Monster）の異名を取ったが、結局カスピ海から出られなかった。フランスのブリタニー・フェリーがイギリス海峡航路向けにWIG式高速フェリーのシーグライダー（50-150人乗り、再生可能エネルギー蓄電池による電動モーター８基・プロペラ推進、速力280km、航続距離288km）を開発しており、2028年までの就航を目指している。参考：月刊軍事研究2,’04、11,’17、月刊JWings8,'21、7,’05、月刊世界の艦船9,’21
＜ＷＩＮ－Ｔ＞：アメリカ陸軍の通信ネットワークシステムで、Warfighter Information Network-Tactical（戦闘員戦術情報ネットワーク）の略。国防総省から末端部隊の車両・兵士までを統合ネットワークノード（JNN）衛星による双方向データリンクで繋いでいる。データ転送速度は毎秒４メガビットで、音声、画像、データのリアルタイム送受信が可能。参考：月刊軍事研究10,’16、4,’17
＜ＷＩＮ－Ｔインクリメント１＞：停止中のみ使用できるタイプ（Network at the hold）。参考：月刊軍事研究10,’17
＜ＷＩＮ－Ｔインクリメント２＞：移動中でも使用できるタイプ（Network on the move）。参考：月刊軍事研究10,’17
＜ＷｉＰＰＲ＞：アメリカ空軍がキネティック・ノースアメリカと契約して開発中の可搬式風観測レーダーで、Wind Profiling Portable Radarの略。周辺の風をほぼリアルタイムで観測し、輸送機からの空中投下精度向上に役立てる。参考：月刊航空ファン6,’17
＜ＷＪ６シリーズ＞：中国のターボプロップエンジン、渦槳６型。参考：月刊JWings10,’16
＜ＷＪ６＞：イフチェンコAl-20ターボプロップエンジンの国産化型である。Y-8輸送機に搭載された。参考：月刊JWings10,’16
＜ＷＪ６Ｃ＞：出力3805kW／5200馬力。蛟龍600に搭載された。参考：月刊JWings10,’16
＜ＷＪ２４＞：自衛隊の高速標的機用エンジン。伊藤忠アビエーションが受注している。参考：月刊軍事研究4,’08
＜ＷＪ２４－８＞：自衛隊の高速標的機用エンジン。伊藤忠アビエーションが受注している。参考：月刊軍事研究7,’15
＜ＷＪ－６００シリーズ＞：中国軍無人偵察攻撃機。胴体は円筒形で、短い直線翼の主翼が付く。車両から射出され、帰投するとパラシュートで落下、回収される。参考：月刊世界の艦船5,’23
＜ＷＪ－６００Ａ＞
＜ＷＪ－６００Ｄ＞
＜ＷＫ＞：ドイツ空軍の空対空ロケット弾。陸軍の臼砲弾を流用して製作された。口径280mm、初速毎秒145m。初速が遅い上に信管が時限式で照準が付けにくく、あまり役に立たなかった。参考：歴史群像2,’08付録
＜ＷＫ－２０２型＞：ＵボートⅩⅦＡ型（潜水艦）を参照。
＜ＷＫ４５０＞：イギリス軍のUAV。元はイスラエルのエルビット・システムズ社が開発したヘルメス450である。2010年から運用予定。参考：月刊軍事研究10,’05
＜ＷＬ＞：Wehrmacht Luftwaffe（空軍）の略。参考：ジャーマンタンクス
＜ＷＬ－１０＞：中国軍偵察・攻撃型無人機。ステルス形状で、エアインテイクを胴体後部上面に配し、Ｖ型尾翼を持つ。機首上部に衛星アンテナ収容部とみられる塗装の薄い部分があるが、あまり膨らんではいない。主翼は低翼配置の直線テーパー翼。推進はジェット単発。2024年5月27日、東シナ海に飛来し、航空自衛隊が対領空侵犯措置で初確認した。参考：月刊JWings8,’24
＜ＷＬ－１０海外シリーズ＞
＜ＷＬ－１０Ｂ＞：輸出型。サウジアラビアが採用した。参考：月刊JWings8,’24
＜ＷＬＡ＞：ハーレー・ダビットソン社のオートバイ。第１次大戦では20000台（1917-1918年の全生産分）がアメリカ陸軍に納入され、M1895機銃装備のサイドカー付きで使用された。参考：月刊PANZER2,’11
＜ＷＬＷ＞：イギリスのレイランド社が生産した６×４輪３トントラックで、別名レトリーバー。キャビンはオープン式。1944年まで生産され、1960年代まで使用された。全長6.731m、全幅2.26m、全高3.276m、重量5.588トン。エンジン出力73馬力。サスペンションはリーフ・スプリング式。No5Mk1ポンツーン・ボディを装備した橋梁機材輸送車もある。参考：月刊グランドパワー7,’02
＜ＷＬＷトラック・ファミリー＞
＜自走対空機関砲＞：イギリス空軍自走高射機関砲。航空機生産工場防衛用に開発した。装甲ボディを装着し、荷台後部に防楯付きイスパノ20mm航空機関砲を搭載している。336両が生産された。参考：米英軍戦闘兵器カタログVol.2
＜ＷＭ＞：Wehrmacht Marine（海軍）の略。参考：ジャーマンタンクス
＜ＷＭ－２０＞：イギリスのBSA社が生産した軍用オートバイ。第２次大戦時に使用された。エンジンは空冷式（総排気量500cc、出力12馬力）。参考：米英軍戦闘兵器カタログVol.1
＜ＷＭ－２０＞：オランダの艦砲・艦対空ミサイル射撃指揮レーダー。アメリカ海軍Mk92と同じものである。アンテナは追尾用が円形ディッシュ型カセグレン式、捜索用が横長パラボラ式で、毎分60回転する。使用周波数Ｘバンド、ピーク出力180-200kW、パルス繰り返し周波数1800/3600pps、探知距離60km。参考：月刊世界の艦船1,'15増刊、艦載兵器ハンドブック改訂第２版
＜ＷＭ２３＞：ハンガリーの試作戦闘機、別名エゼスト・ニール（銀の矢）。ハンガリーはHe112シリーズのライセンス生産権を1939年5月に取得する契約を結んだが、ドイツの方針で10月に権利譲渡が行われない見通しとなったため、それまでに輸入していたHe112をベースにWMマンフレッド・ワイス航空機・エンジン製作所で国産開発させることにした。胴体は楕円断面の金属溶接製、主翼は木製、舵面は鋼管羽布張りである。全長9.1m、全幅9.6m、全高3.3m、空虚重量2200kg、最大離陸重量2600kg。エンジンはハンガリー国産のK-14B空冷星形14気筒。武装は主翼の8mm機銃２丁と12.7mm機銃２丁。20kg爆弾を搭載できる。1940年2月23日に試作機が初飛行し、後に高度5000mで速度530kmを出したが、エルロンフラッターや機体振動などの問題も多く、1942年2月21日に振動でエルロンが脱落して墜落、量産には至らなかった。参考：ミリタリーエアクラフト1,’97
＜ＷＭ－２５＞：オランダのシグナール社が開発した、シースパロー用管制装置。レーダー・アンテナは統合アンテナシステムCAS（Combined Antenna System）と呼ばれ、ほぼ球形の白いレドームに収容した動揺修正ジンバル上にＸバンド捜索レーダー（下部の横長パラボラ式アンテナ。毎分60回転）とＸバンド追尾／目標照射レーダー（上部の円形カセグレン式アンテナ）を搭載しており、艦砲の管制も行える。方位盤、レーダー送受信装置、デジタル計算機、表示制御装置、光学照準器から構成され、主として低空目標に対処する。使用周波数Ｘバンド、ピーク出力180-200kW、パルス繰り返し周波数1800/3600pps。対空目標１個＋水上目標２個または対空目標１個＋水上目標１個＋陸上目標１個の同時追尾が可能。RCS１平方メートルの目標に対する捜索距離は60km、追尾距離は50km。海上自衛隊も採用し、しらね型に搭載した。参考：月刊世界の艦船3,'22、1,’95、1,'15増刊、6,’14、自衛隊装備年鑑1996、艦船メカニズム図鑑、丸スペシャルNo.77
＜ＷＭ－２５海外シリーズ＞
＜Ｍｋ９２＞：アメリカ海軍ライセンス生産型。SM-1MRと76mm単装砲Mk75管制用としてオリヴァー・ハザード・ペリー級に搭載された。参考：艦船メカニズム図鑑、月刊丸8,’87、月刊世界の艦船3,'22、1,'15増刊
＜ＷＭ２８＞：シグナール社の射撃指揮レーダー。水平安定化装置の上下に追尾用アンテナと捜索用アンテナを装着し、卵形のレドームを被せている。使用周波数Ｘバンド。参考：月刊世界の艦船4,’09
＜ＷＭ－８０＞：中国の自走多連装ロケットランチャー。NORINCOが開発した237mm（273mm？）83式多連装ロケットを自走化したものである。８×８輪トラックTA-550の車体後部意限定旋回式架台を設け、ロケット弾４発を搭載する長方形の油圧式ランチャー２基を並列装備する。キャビンには乗員３名が乗り込み、射撃時には前面の窓を装甲カバーで塞ぐ。車体前部左右と後部にはスタビライザーがあり、射撃時に車体を固定する。ロケット弾は直径237mm（273mm？）、全長4.58m、重量505kgで、後部に固体燃料206kg、ロケットモーター、安定翼４枚を装備する。弾頭は榴弾（重量150kg。弾片16822個を生じ、半径35mを制圧する）と対装甲車両用クラスター弾（重量150kg。子爆弾380個収容、装甲貫徹力80-100mm）の２種で、最大射程80km、最大速度毎秒1140m、飛翔時間165秒。実際に生産されたかは不明。参考：世界AFV年鑑2002-2003、月刊丸4,’99
＜ＷＭ－１２０＞：中国のNORINCOが開発した自走多連装ロケットランチャー。WM-80の射程延伸型である。使用するロケット弾は直径273mm、固体燃料ロケット推進で、有効射程34-120km。CEPは50mで、INSと衛星測位システムを組み合わせた誘導装置を持つらしい。８×８輪トラックTA-580に８連装ランチャーが搭載されており、ランチャーは旋回角左右20度ずつ、俯仰角20-60度。陣地進入から発射までの時間は５分、再装填にかかる時間は８分。ランチャー車は重量36.5トン、最大速度70km、航続距離400km。システムはランチャー車、弾薬補給トラック、火力戦闘指揮システム（大隊レベル）、偵察システム（無人機と地上車両）、技術支援システム（工作車両と電子整備車両）で構成される。参考：月刊軍事研究4,’11
＜ＷＭＤ＞：大量破壊兵器を参照。
＜ＷＭＤ－７＞：JF-17戦闘攻撃機用センサーポッド。光学及び赤外線センサーにより目標を探知、自動的に識別追尾し、レーザーで照準できる。総重量280kg。頭部シーカー視野は左右150度、上10度、下150度。レーザーは使用波長1.064ミクロン、測距可能距離0.5-18km、照準可能距離13km。参考：月刊航空ファン2,’11、月刊JWings10,’10、月刊軍事研究10,’10
＜ＷＭＺ５５１シリーズ＞：中国軍６×６輪装甲車。NORINCO製。WZ551の改良型である。参考：月刊軍事研究10,’04
＜ＷＭＺ５５１Ｂ＞：基本型。装甲鋼板の溶接製で、前部左が操縦席、前部右が機関室、後ろが兵員室という配置になっており、車長は操縦手の後方に位置する。戦闘重量15.8トン。エンジンはBF8L413FC空冷ディーゼル（320馬力）、トランスミッションはZF社製6HP500オートマチック（前進５速、後進１速）、ステアリングは前４輪、路上最大速度90km、航続距離800km。後部にプロペラ２基を備え、時速8kmの水上航行が可能。１名用銃塔に12.7mm機銃を装備する。乗員２名＋搭乗歩兵11名。参考：月刊PANZER8,’03、3,’04、月刊軍事研究4,’00
＜ＷＭＺ５５１ファミリー＞
＜救急車＞：
＜工兵車両＞：
＜指揮車両＞：
＜自走対戦車ミサイル車両＞：自走対戦車ミサイル型。レッドアロー8E（紅槍８型）対戦車ミサイル４基を旋回砲塔に搭載する。車体は４×４輪（12.5トン）に改修した。夜間戦闘用にPTI32赤外線映像照準器（探知距離4000m、識別距離2000m、重量8kg、出力8W）を備える。参考：月刊軍事研究4,’00
＜自走迫撃砲＞：自走迫撃砲型。82mmまたは120mm迫撃砲を装備する。参考：月刊PANZER8,’03
＜歩兵戦闘車＞：歩兵戦闘車型。１名用砲塔に25mm機関砲、7.62mm機銃、発煙弾発射機左右４基ずつを装備する。参考：月刊軍事研究4,’00
＜Ｗ．Ｍ．ソリョーム＞：ハンガリー軍の偵察・練習・連絡機。オランダのフォッカーC.5-Dがベースである。全幅12.5m。エンジンはWM K-14（870馬力）単発、最大速度320km、航続時間2.5時間。固定武装は7.9mm機銃３丁。乗員２名。1938-41年に104機が生産された。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇
＜ＷＮ－１０＞：ロードローラー10トンを参照。
＜Ｗｎ３４２＞：ドイツ海軍試作ヘリコプター。オーストリアのヴィエーナー・ノイシュタット社のフリードリッヒ・フォン・ドブルホフ技師が開発した。ヴァルターミクロンⅡまたはシーメンスSh.14Aエンジンにより空気圧縮機を駆動し、圧縮空気を燃料と混ぜてローター先端に送り点火、ローターを回して垂直離着陸を行う。推進は別に用意された推進式プロペラで行い、ローターはフリー回転としてオートジャイロになる。胴体長5.1m、ローター直径9.96m、全備重量640kg。最大速度80km。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編
＜ＷＮＡ－Ｈ２２＞：レオパルト２戦車用砲制御装置。電気油圧式で、主砲の動作を制御する。俯仰速度毎秒10度、旋回速度毎秒30度。参考：月刊グランドパワー2,’05
＜Ｗｏ＞：運航重量を参照。
＜ＷＯＡ１＞：イギリス軍４×２輪サルーン。フォード社製乗用車を軍で採用したものである。エンジン出力85馬力。1941年から生産された。参考：月刊グランドパワー3,’02
＜ＷＯＡ２＞：イギリス軍４×２輪車両。WOA1のヘビーユーティリティ型で、車内に折り畳み式マップテーブルを持ち、７名を乗せられる。1941-47年に11754両を生産した。参考：月刊グランドパワー3,’02
＜ＷＯ／ＡＣ４＞：イギリス軍６×４輪３トントラック、別名ターター。ソーニクロフト社製。全長6.782m、全幅2.235m、全高3.2m、重量4.826トン。エンジン出力74馬力。サスペンションはリーフ・スプリング式。参考：月刊グランドパワー7,’02
＜ＷＯＣ＞：航空団戦闘指揮所の略。参考：月刊航空ファン7,’17
＜ＷＯＣ１＞：イギリスの４×２輪8cwtトラック。アメリカの民間用モデル01Cシャシー（1940年型）にイギリス標準のキャビンと荷台を取り付けている。エンジンはＶ型８気筒85馬力、トランスミッションは４速。1939-40年に3000両が生産された。参考：月刊グランドパワー3,’02
＜ＷＯＭＢＡＴ＞：イギリス軍120mm無反動砲。参考：月刊軍事研究3,’02
＜ＷＯＴ１シリーズ＞：イギリス軍６×４輪トラック（後４輪駆動）。フォード社製。1940-45年に9154両が生産された。殆どが空軍で使用され、陸軍には120両のみ引き渡されて探照灯運搬車や燃料輸送車として使用された。参考：月刊グランドパワー7,’02、月刊PANZER1,’02
＜ＷＯＴ１＞：助手席側に探照灯を付け、フロントグリル右横には半鐘があり、左フェンダーに管制型ヘッドライトが付き、右フェンダーには赤十字灯が設けられている。全長7.086m、全幅2.133m、全高3.099m、車重7390ポンド（3.35トン）。エンジンはフォーデン社製SVガソリン（出力85馬力、８気筒、総排気量3621cc）、トランスミッションは前進４速・後進１速。サスペンションはリーフ・スプリング式。主に空軍で使用された。参考：月刊PANZER12,’01、月刊グランドパワー7,’02
＜ＷＯＴ１Ａ＞：ホイールベースを14インチ（0.356m）長くしたもの。参考：月刊PANZER1,’02
＜ＷＯＴ１ファミリー＞
＜ＷＯＴ１歯科医療車＞：荷台後部にキャビンを載せて歯科診療に使用したもの。重救急車に似ているが、半鐘が無く、キャビン左にステップ付きドアがある。補助飛行場には常駐の歯科医がいないので、これで巡回診療を行った。参考：月刊PANZER1,’02
＜ＷＯＴ１重救急車＞：後部荷台を救急キャビンに変更したもの。フロントグリル右に、緊急走行用の半鐘が付いている。参考：月刊PANZER1,’02
＜ＷＯＴ１Ａ野外診療車＞：後部荷台にWOT1重救急車と同じキャビンを載せ、操縦席との間に備品搭載スペースや配電盤を設けたもの。航空機事故の現場や、空襲の被害地域に派遣され、軽傷者の手当などを行う。参考：月刊PANZER1,’02
＜ＷＯＴ２シリーズ＞：フォード社製15-cwtトラック。ＡからＨまでのサブタイプに分類される。エンジンはV8（60馬力）。1939-45年に60000両が生産された。参考：月刊グランドパワー4,’02
＜ＷＯＴ２Ｃ＞：分割型ウインド・スクリーンを水平位置に取り付け、車体後部にはキャンバス・カバーが無くオープントップのもの。参考：月刊グランドパワー4,’02
＜ＷＯＴ２Ｄ＞：WOT2Cの車体後部にキャンバス・カバーを掛けたもの。参考：月刊グランドパワー4,’02
＜ＷＯＴ２Ｈ＞：キャビン前部に一枚型のウインド・スクリーンを取り付け、車体後部にキャンバス・カバーを取り付けたもの。参考：月刊グランドパワー4,’02
＜ＷＯＴ２オフィス＞：本部車両型。ボディ左右にテントを張って簡単な指揮所を設営できる。参考：月刊グランドパワー4,’02
＜ＷＯＴ２ファミリー＞
＜ＷＯＴ２Ｈワイヤレス・ライト・ウォーニング・タイプＡ＞：重対空連隊用の警戒車両。WOT2Hの車体後部にモーリス・コマーシャル製の非装甲キャビンを搭載し、内部に標定装置、ブロッティング・テーブル、バッテリー充電器などを搭載したもので、32km以内の敵航空機の位置を標定し、対空砲中隊にデータを伝達する。参考：月刊グランドパワー4,’02
＜ＷＯＴ６＞：イギリスの４×４輪３トントラック。フォード社製。全長6.07m、全幅2.286m、全高3.2m、重量3962kg。エンジンは８気筒3621cc85馬力、トランスミッションは４速ギアボックス＋２速トランスファー。サスペンションはリーフ・スプリング式。後輪駆動も可能。1942-45年に30000両が生産された。参考：月刊グランドパワー7,’02
＜ＷＰ－３Ｄ＞：P-3ファミリー（気象・大気観測機）を参照。
＜ＷＰ４＞：FFARの１つで、Mk40ロケットモーターに弾頭起爆信管付き黄燐（WP）弾頭を搭載したもの。参考：月刊軍事研究6,’03
＜ＷＰ－８＞：ポーランド軍の空挺部隊用牽引式140mmロケット弾８連装ランチャー。弾種は榴弾、発煙弾、化学弾。最大射程9810m。再装填にかかる時間は２分。参考：ミリタリー・バランス1989-1990
＜ＷＰＦ２００４＞：中国新時代科技有限公司が開発したRPG-7用燃料気化弾頭。重量3.2kg。最小射程50m、最大射程200m。参考：月刊軍事研究6,’07
＜ＷＰＭＣＭＥＸ＞：西太平洋掃海訓練を参照。
＜ＷＰＭＬ＞：アメリカ海軍が開発中の水中発射型ミサイルランチャーで、水中貫通ミサイルランチャー（Water Piercing Missile Launcher）の略。VLSの内部にAIM-9Xを収容している。AIM-9Xのロケットが作動すると発射ガスがVLSの蓋を開き、更にランチャー上方の海水を吹き飛ばす。そこに出来た空洞を通ってAIM-9Xが射出され、空中目標、小艦艇、車両に向かう。参考：月刊軍事研究4,’11
＜ＷＰＮＳ＞：西太平洋海軍シンポジウムを参照。
＜ＷＰＮＳ・ＥＬＩＰ＞：西太平洋海軍シンポジウム下士官交流プログラムを参照。
＜ＷＰＮＳ ＳＥＬＷＧ＞：西太平洋海軍シンポジウム上級下士官会同を参照。
＜ＷＰＮＳ・ＳＯＮＧ＞：西太平洋海軍シンポジウム次世代士官セミナーを参照。
＜ＷＰＮＳ・ＳＴＥＰ＞：西太平洋海軍シンポジウム次世代士官短期交流プログラムを参照。
＜ＷＰＴ＞：OT-62装甲車ファミリーを参照。
＜ＷＲ２－６＞：ウイリアム・リサーチ社のターボジェットエンジン。CL-89無人偵察機に搭載された。全長579mm、直径274mm、重量13.6kg。推力125ポンド（56.7kg、0.56kN）。参考：ザ・マーチ18号
＜ＷＲ１９－Ａ７＞：F107-WR-100（ターボファンエンジン）を参照。
＜ＷＲ１９－Ａ７－１０＞：F107-WR-400（ターボファンエンジン）を参照。
＜ＷＲ－２１＞：ロールスロイス社がノースロップ・グラマン社及びDCNS社と共同開発した艦船用ガスタービンエンジン。RB211／トレント・ターボファンエンジンをベースとしており、圧縮機やタービンは低圧・中圧・高圧の三軸構成で、中圧・高圧圧縮機の間にハネウェル社製水冷式中間冷却器（海水を使う）、高圧圧縮機の先に廃熱再生器（排気ガスの熱で圧縮空気を加熱する）を組み込んで効率上昇を図った。出力24.85MW・33800馬力。45型駆逐艦に搭載された。構造が複雑でトラブルが発生しており、価格も高く、クイーン・エリザベス級空母にはMT30が搭載されている。参考：月刊軍事研究1,’17、4,’16、月刊世界の艦船12,’17、8,'24、9,’24
＜ＷＲ－４０＞：ポーランド陸軍自走40連装122mmロケットランチャー、別名ラングスタ（Langusta、伊勢海老）。キャブオーバー型６×６輪トラックP662DにBM21用10列４段122mmロケットランチャーの改良型を載せたものである。参考：月刊PANZER6,’14、4・5,’17
＜ＷＲ－３００＞：AN/APR-26（ミサイル警報）を参照。
＜ＷＲＡＣ＞：女性イギリス陸軍部隊の略。
＜ＷＲＡＦ＞：イギリス空軍婦人部隊を参照。
＜ＷＲＬ＞：Weapon Release
Line（投弾線）の略。
＜ＷＲＳ＞：Weather Reconnaissnace Squadron（気象偵察飛行隊）の略。
＜ＷＳ－１シリーズ＞：中国精密機械輸出入社（CPMIEC）が開発した輸出用長射程自走ロケットシステム、衛士１。参考：世界AFV年鑑2002-2003、月刊軍事研究5,’07
＜ＷＳ－１＞：６×６輪トラックの車体後部に起倒式４連装ランチャーを搭載し、ロケット弾を収める。ランチャーは俯仰・旋回が可能で、車体後部には油圧式スタビライザーがあり、射撃後は８×８輪トラックを後方に付けて再装填する。ロケット弾は全長4.52m、直径302mm（320mm？）、重量524kg、弾頭重量150kg。最大射程80km（100km？）。最大射程での着弾誤差は1-1.25%とされる。弾種は単一榴弾とSZB-1広域制圧用クラスター弾（装甲貫徹力70mm）。1997年にトルコが購入（車体はドイツのMAN社製トラックを使用）した他、中国軍向けに何両か生産された模様。参考：世界AFV年鑑2002-2003、月刊軍事研究6,’04、5,’07、6,’07
＜ＷＳ－１Ｂ＞：WS-1の改良型で、1993年に模型が公開された。車体にメルセデス・ベンツ社製６×６輪トラックを用い、長方形の起倒式４連装ランチャー２基を搭載しているが、詳細は不明。ロケット弾は本体名称FG-43で、全長6.3m、発射重量735kg、弾頭重量150kg。固体燃料ロケット推進、最大射程は180kmとされる。弾頭は半径70mに弾片26000個を撒布するZDB2爆発弾片型、装甲貫徹力70mmの子爆弾466発を28000平方メートルに撒布するSZB-1（SDB-1？）、燃料気化弾頭など。参考：世界AFV年鑑2002-2003、月刊軍事研究6,’14、6,’04、11,’02
＜ＷＳ－１海外シリーズ＞
＜ＷＳ－１Ｂ（北朝鮮軍）＞：北朝鮮軍自走ロケットシステム。2015年10月10日に平壌で行われた軍事パレードに６×６輪トラック搭載300mmロケット８連装ランチャーが登場し、WS-1Bとの類似が指摘されている。トラックのベースは中国国営重トラック製造会社製HOWO ZZ2257M5857A、使用ロケット弾は四川航天工業公司SY300ロケット弾（航法衛星誘導式）とみられ、2016年3月3日に演習で６発を発射した際には、北朝鮮も航法衛星誘導で高い命中精度を誇る新型長射程多連装ロケットシステムと報じている。参考：月刊軍事研究8,’16
＜ＷＳ－２シリーズ＞：中国陸軍の自走ロケットシステム、衛士２。中国精密機器輸出入公司（CPMIEC）が開発した。参考：月刊軍事研究11,’10
＜ＷＳ－２＞：６輪または８×８輪トラックTA5450に６連装発射機（３列２段）を搭載する。ロケット弾全長7.3m、口径400mm、最大射程200km。低価格の航法誘導システムを搭載しているとされ、CEPは最大射程で600m以内。弾頭重量200kg以内。弾種はクラスター弾、単一HE、単一破片焼夷弾、燃料気化弾頭などで、無人機攻撃弾頭（３基まで搭載可）というのもあるらしいが、詳細不明。陣地進入から発射までの時間は20分。2004年から配備された。輸出用ロケット弾として、P-12、B-611、射程延伸型のB-611Mが用意されている。参考：月刊軍事研究6,’04、1,’11、6,’07、5,’07、4,’09
＜ＷＳ－２Ｃ＞：パッシブレーダー誘導型で、2007年に発表された。レーダー基地や艦船を攻撃できる。最大射程300km。参考：月刊軍事研究11,’10
＜ＷＳ－２Ｄ＞：WS-2の射程延伸型。西安航空機会社が生産した。ロケット弾全長8.1m、直径0.425m、射程400km、CEP600m以下。ランチャーは６連装と９連装がある。参考：月刊軍事研究1,’11
＜ＷＳ－３＞：中国精密機械輸出入公司（CPMIEC）が開発した地対地誘導ロケット弾。射程200km。誘導はGPS/INS、CEP50m。参考：月刊軍事研究1,’11
＜ＷＳ－６＞：中国の瀋陽発動機設計研究所（606発動機設計研究所）が1980年代に開発した航空機用エンジン。CFM56をベースに開発したが、実用化には至らなかった。参考：月刊JWings2,’17
＜ＷＳ－１０Ａ＞：渦噴10A（ジェットエンジン）を参照。
＜ＷＳ－１５＞：渦扇15（ターボファンエンジン）を参照。
＜ＷＳ－２０＞：中国が開発しているターボファンエンジン。CFM56を参考にしたらしい。公称推力14トン・137kNで、バイパス比の向上により15トンまで引き上げられる。完成次第、Y-20輸送機に積む予定。参考：月刊軍事研究12,’16
＜ＷＳ３５海外シリーズ＞
＜Ｐ３５（ｐ）＞：ドイツ国防軍の拳銃。第２次大戦時に接収して使用した。全長200mm、銃身長120mm、重量1020g。口径9mm、装弾数８発。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3
＜ＷＳ－５１＞：R-5海外シリーズ（ヘリ）を参照。
＜ＷＳ－１０５Ａ＞：F-101シリーズ（戦闘機）を参照。
＜ＷＳ－１０７Ａ－１＞：アトラス（弾道ミサイル）を参照。
＜ＷＳ－１０７Ａ－２＞：タイタン（弾道ミサイル）を参照。
＜ＷＳ－１３８Ａ＞：GAM-87A（弾道ミサイル）を参照。
＜ＷＳ－１９９＞：アメリカ空軍の実験用空中発射弾道ミサイル、別名ボールド・オライオン（Bold Orion）。1958年からマーチン社が既存のロケットを組み合わせて開発し、1958年5月からB-47に搭載してテストした。しかしB-47が旧式化してしまったため、空中発射型対衛星攻撃ミサイルに用途を変更、1959年10月13日に科学衛星エクスプローラーⅣに向けて発射され、前方6.4kmの地点を通過した。実験はこれ１回だけで終了している。参考：月刊軍事研究5,’07
＜ＷＳ－２０１Ｂ＞：F-106A（戦闘機）を参照。
＜ＷＳ－２１７＞：F-101B（戦闘機）を参照。
＜ＷＳ－３０６Ａ＞：F-105シリーズ（戦闘機）を参照。
＜ＷＳ５１２００＞：中国航天科工集団の子会社である湖北三江航天万山特殊車両が開発した16×12輪車両。シャシーはロシアのMAZ社のものを流用している。車軸を個別にステアリングさせることが可能。サスペンションは独立懸架ダブルウィッシュボーン。全長20.11m、全幅3.35m、重量42トン。エンジンはターボディーゼル（700馬力）、トランスミッションはオートマチック。ペイロード80トン。2012年4月15日の平壌軍事パレードに登場したKN-08弾道ミサイル用TELがこれに酷似しており、安保理決議1718に反しての輸出が疑われたが、中国は当初関連を否定した。2012年6月、朝日新聞の記事において、2011年10月3日に大阪港で第５管区海上保安本部がカンボジア船籍貨物船（8月1日に上海を出港し、8月4日に北朝鮮の南浦港に到着して荷物を降ろしたことを偵察衛星で確認）に対する任意立ち入り検査で見つけた輸出目録の中に、武漢三江輸出入公司から北朝鮮リムモク総合貿易会社（ペーパーカンパニーらしい）に４両のWS51200が輸出されたことが掲載されていたという報道が出た。この情報は外務省経由でアメリカと韓国に伝えられており、2012年4月にアメリカが非公式に中国側にこの情報を伝えたところ、中国は輸出したことを認め、材木運搬用であると釈明したとされる。この記事の出所は内部情報漏洩だったらしく、漏洩の可能性があるとされた外務省職員は部内の事情聴取を受けた数日後の6月20日に自宅で自殺しているのが発見された。参考：月刊軍事研究9,’12、7,’12
＜ＷＳＯ＞：アメリカ空軍の航空機搭乗員で、兵器システム将校（Weapons Systems Officer）の略。タンデム複座機（F-4やF-15Eなど）の後席に座って兵器システムの操作に専念する乗員で、操縦訓練は受けていない。アメリカ海軍のレーダー迎撃士官RIOにあたる。参考：月刊JWings7,’04、月刊軍事研究8,’18
＜ＷＳＴ＞：GBTS（シミュレーター）を参照。
＜Ｗ・Ｓ・シムス＞：FF-1059（フリゲート）を参照。
＜Ｗｔ＞：総重量を参照。
＜ＷＴ（海上自衛隊）＞：海上自衛隊の艦種記号。1956年8月、掃海艇を表す艦種記号として1956年8月に付与され、1957年9月1日に公式制定された。1959年に廃止された。参考：月刊世界の艦船11,'17増刊、海上自衛隊全艦艇史
＜ＷＴ５００Ｅ＞：航空自衛隊のB747-400/B777-300政府専用機用トーイングトラクター。重量50トン。コマツ製。参考：月刊JWings10,’18
＜ＷＴＩ＞：アメリカ海兵隊の戦術教官育成演習で、Weapons and Tactics Instructor courseの略。アメリカ海兵隊第１海兵航空兵器戦術飛行隊（MAWTS-1）が主催して春と秋の年２回行われ、全米各地や海外の海兵隊部隊から受講生が参加、海兵隊固定翼・回転翼機を使用した演習を実施する。アメリカ陸空軍アグレッサー部隊やNATOの航空機が加わることもある。参考：月刊航空ファン7,’16、月刊JWings8,’06
＜ＷＴＯ＞：ワルシャワ条約機構を参照。
＜ＷＴＵ－１／Ｂ＞：アメリカ軍のハイドラ70用訓練弾頭。M151用の訓練弾であり、一体鋳造で作られている。重量4.26kg。参考：月刊航空ジャーナル7,’81臨時増刊
＜ＷＴＵ－１１／Ｂ＞：アメリカ軍の５インチ（127mm）空対地ロケット弾用訓練弾頭。参考：月刊JWings6,’13
＜ＷＵ－２Ａ＞：U-2偵察機ファミリーを参照。
＜ＷＵ－２Ｄ＞：U-2偵察機ファミリーを参照。
＜ＷＵ－１４＞：DF-ZF（極超音速滑空飛翔体）を参照。
＜ＷＶ－２＞：EC-121K（早期警戒機）を参照。
＜ＷＶＲＡＡＭ＞：視程内射程空対空ミサイルの略で、以前は短射程空対空ミサイルと呼ばれていた。小型軽量の本体に収まるよう、構造が単純で小型化できる赤外線パッシブシーカーを搭載することが多い。近年はヘルメット装着式照準器と組み合わせてオフボアサイト能力を獲得しているものが多く、射程も伸びていて、30kmを超えるものもある。AIM-9X、AAM-5、ASRAAM、IRIS-Tなどが挙げられる。参考：月刊軍事研究6,’14、2,’09
＜ＷＷＭＣＣＳ＞：アメリカ軍の世界的軍事指揮管制システム（World Wide Military Command and Control System）。1960年代から整備した全地球的情報ネットワークで、統合参謀本部議長を支援する手段を大統領や国防長官に提供するために構築された。早期警戒衛星、通信衛星、NORAD、戦略航空コマンド、ホワイトハウス、国防省、戦略爆撃機、E-4B、ICBM基地、EC-130Q、弾道ミサイル原潜などを国防通信システムDCSでネットワーク化し、全世界の戦略兵器を大統領や国防長官が一元的に指揮管理することで、シビリアン・コントロールを確実に実施できるようにしてある。通信衛星はDSCSⅡ（空軍用）、FSCS（海軍用）、SDS（国防省用）を使用していたが、NEMPやキラー衛星による攻撃に脆弱という欠点があり、MILSTARに更新した。1996年からはGCCSに発展した。参考：ザ・マーチ23号、月刊軍事研究6,’04
＜ＷＺ－７＞：中国軍の偵察用大型ステルス無人機、別名HQ-4翔龍。後退角付きの主翼と前進角付きの水平尾翼（高翼配置で下反角付き、垂直尾翼前方から出る）を結合させた結合翼機で、主翼中央後縁に水平尾翼端が付く。垂直尾翼は中国エアショー2006での展示では単垂直尾翼だったが、2013年末からインターネット上に流布された映像ではＶ字に変更されており、量産型もＶ字だった。胴体はグローバルホークの機首を尖らせたような感じで、胴体上部にエアインテイクを持つ。自力で離着陸できる。全長13.25m（14.3m？）、翼スパン22.5m（25m？）、全高5.4m、正規離陸重量7.5トン、ペイロード0.65トン。巡航速度750km、滞空高度60000フィート（18288m）、航続距離6000km（7000km？）、航続時間10時間。グアムへの戦略偵察の他、対艦弾道ミサイルの終末誘導用データを得るためや、巡航ミサイルの誘導にも使用されるらしい。2008年に地上滑走を実施した。2009年に初飛行の予定だが、遅れている。2017年8月、チベット自治州シガツェ市にある航空基地に３機が配備された。2018年2月、海南島の海軍航空基地に２機が駐機しているのが確認された。2019年、CG-54アンティータムが台湾海峡を通過した際に監視を行った。2023年1月1日、空自がスクランブル発進で初確認した。参考：月刊軍事研究2,’17、10,’14、1,’13、4,’09、12,’09、8,’18、月刊航空ファン2,’12、月刊JWings3,’23、月刊世界の艦船5,’23、5,'24、朝雲
＜ＷＺ－８＞：中国空軍の偵察用超音速UAV無偵－８。ステルス無尾翼デルタ翼機形状で、主翼後退角はかなりきつく、双垂直尾翼が主翼端に付く。轟炸６型Ｎ爆撃機から空中発進し、アメリカ空母機動艦隊の位置をリアルタイムで送信、DF-21D/DF-26弾道ミサイルを誘導し、陸上の航空基地に着陸する。全長5m、翼スパン11m。推進はロケット、最大速度マッハ3.5-4.5、巡航高度100000フィート、航続距離2400km。2019年10月1日の建国70周年記念軍事パレードに参加した。2023年、韓国や台湾の上空を飛行して偵察を行っていたと、アメリカ州空軍が明らかにした。参考：月刊JWings12,’19、月刊世界の艦船5,'24、5,'23、4,’21
＜ＷＺ－９＞：Z-9W（攻撃ヘリ）を参照。
＜ＷＺ－１０＞：Z-10（攻撃ヘリ）または翼龍10型（無人機）を参照。
＜ＷＺ－１９＞：Z-19（攻撃ヘリ）を参照。
＜ＷＺ２８＞：BAR海外シリーズ（自動小銃）を参照。
＜ＷＺ．２９＞：ポーランドの４輪装甲車、別名URSUS装甲車。1930年代末に開発した。プトー37mm砲１門を前面に、オチキス機関銃１丁を右後面に搭載し、高射射撃用マウントを備える砲塔を持ち、車体後面にも機銃１丁を装備する。全長5.2m、全幅1.8m、全高2.5m。エンジンは液冷式（60馬力）。参考：世界の軍用車両(4)
＜ｗｚ．３２＞：ポーランド軍220mm臼砲。元はスコダ社が輸出用攻城砲として1920年代に開発したもので、射撃状態にするにはターンテーブルを地面に設置し、固定用台座を載せ、砲架と砲身を装着する必要がある。砲身長15.5口径。輸送時砲重量22.7トン。砲弾重量128kg、最大射程14.2km。27門を導入した。白作戦では移動状態のまま殆どがドイツ国防軍に鹵獲されてしまった。参考：月刊戦車マガジン5,’84別冊
＜ＷＺ．３４＞：ポーランド軍４輪装甲車。フィアット614小型トラックをベースに国産開発した。車体前方に機関室、後方に乗員室があり、7.92mm機銃wz25または37mm戦車砲wz18を搭載した砲塔を載せている。重量２トンでエンジン出力が25馬力しか無いので、路外走行能力が不十分で、あまり役に立たなかった。第２次大戦緒戦でドイツ国防軍やソ連軍に数両が鹵獲されたようだが、使用はされていない。参考：世界の軍用車両(4)
＜ｗｚ．３５＞：ポーランド軍7.92mm対戦車ライフル。M1918ベースで、タングステン弾を使用する。銃身命数200発。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3、歴史群像6,’08
＜ｗｚ．３５海外シリーズ＞
＜ＰｚＢ３５（ｐ）＞：ドイツ国防軍7.92mm対戦車ライフル。ポーランド占領に伴い鹵獲して使用した。全長1.76m、銃身長1.2m、重量9.1kg。口径7.92mm、装弾数４発。装甲貫徹力は射距離300mで25-33mm（撃角30度）。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3
＜ＷＺ－１２０＞：59式戦車シリーズを参照。
＜ＷＺ－１２０Ｃ＞：59式戦車Ｄ型を参照。
＜ＷＺ－１２０Ｃ１＞：59式戦車D1型を参照。
＜ＷＺ－１２１＞：69式戦車を参照。
＜ＷＺ－１２１Ｄ＞：79式戦車を参照。
＜ＷＺ－１２２Ｈ＞：96式戦車を参照。
＜ＷＺ－１２３＞：98式戦車シリーズを参照。
＜ＷＺ－１３１＞：62式軽戦車シリーズを参照。
＜ＷＺ－１４１＞：中国の試作空挺戦闘車。1975年から開発し、1980年までに試作車２両が完成した。主兵装は105mm無反動砲で、２号車は右寄りに連装で装備している。制式化には至らなかった。参考：月刊航空ファン2,’17
＜ＷＺ－２１１＞：63式水陸両用軽戦車を参照。
＜ＷＺ－２１３＞：63式Ａ型水陸両用軽戦車を参照。
＜ＷＺ－２１３－１＞：63式A1型水陸両用軽戦車を参照。
＜ＷＺ－５０１＞：BMP-1海外シリーズ（歩兵戦闘車）を参照。
＜ＷＺ－５０６＞：ZBD-2000（歩兵戦闘車）を参照。
＜ＷＺ－５１１＞：77式水陸両用兵員輸送車を参照。
＜ＷＺ５２３＞：中国軍６×６輪装甲車。NORINCOが開発し、1980年頃から量産され、1984年10月1日の建国記念日パレードで公開された。シャシーのベースは６輪大型貨物トラックである。車体は装甲鋼板の溶接製で、前部に操縦室、中央下部にエンジン、後部に兵員室があり、車体上面左右に乗降ハッチ、車体後面と右側第１軸後方に乗降ドアを持つ。自衛用として車体中央上面に防楯付き54式12.7mm重機関銃１丁を装備する。重量11.2トン。最大速度80km。スクリューにより時速7kmで水上航行できる。乗員２名（車長と操縦手）＋乗車歩兵10名。トラックベースのため路外行動能力が不十分で、早々に生産中止となったようである。配備先も香港・マカオ駐留部隊及び人民武装警察だけだった。参考：世界の軍用車両(4)、月刊丸3,’13、月刊軍事研究2,’15
＜ＷＺ５３４＞：90式装甲兵員輸送車ファミリーを参照。
＜ＷＺ５５１シリーズ＞：中国陸軍６×６輪装甲車。参考：月刊丸3,’13
＜ＷＺ５５１＞：これはメーカー名称で、制式名称は92式装輪装甲車である。WZ523のエンジンを強化して路外行動能力を向上させたもので、４輪型や８輪型も存在する。車体前部右に車長席、左に操縦手席、中央に機関室、後部に兵員室という配置で、兵員室側面には４カ所ずつのガンポートがあり、最前部のものは7.62mm軽機関銃用である。後面乗降ドアにもガンポートを持つ。サスペンションはコイルスプリングと油圧式ショック・アブソーバーで、前４輪が操向する。ランフラットタイヤを装備しており、撃ち抜かれても時速30kmで100kmほど走れる。重量14.9トン。エンジンはドイツ製BF8L413FC空冷ターボチャージドディーゼル（320馬力）、トランスミッションはZF5HP500オートマチック、最大速度85km。ウォータージェットにより時速8kmで水上航行可能。乗員３名＋搭乗歩兵10名。1200両以上が生産された。参考：世界の軍用車両(4)、月刊軍事研究9,’01、2,’15、5,’07、月刊丸3,’13
＜ＷＺ５５１ファミリー＞
＜０２式自走１００ｍｍ突撃砲＞：中国陸軍対戦車自走砲PTL-02。WZ551の車体に100mm対戦車砲装備の砲塔を載せたもので、GP-2対戦車ミサイルも発射できる。重量19トン。乗員５名。Y-8輸送機に１両、Il-76MD輸送機に３両を載せられる。砲兵部隊向けで、86式牽引反担克砲に代わって18両が配備された。2015年現在の配備数は250両。参考：月刊軍事研究5,’07、12,’09、月刊PANZER5,’10、THE MILITARY BALANCE 2016
＜０５式１２０ｍｍ自走迫撃砲＞：中国陸軍自走迫撃砲PLL-05。車体中央に2S23ノナSVKに似た３名用密閉式砲塔（左右35度までの限定旋回式）を搭載し、2S23用120mm迫撃砲2A60に似た迫撃砲を装備したもので、アフガンからこっそり入手したロシアのものを参考にしたともいわれる。直接射撃も可能で、垂直鎖栓式閉鎖機を持つ。弾種は榴弾（TNT1.8kg、最大射程8500m）、榴弾（TNT5kg、最大射程9500m）、RAP榴弾（TNT3.2kg、最大射程13000m）、HEAT（装甲貫徹力600mm、有効射程1500m）、クラスター弾（装甲貫徹力90mmの対人・対装甲弾30発収容。最大射程9300m）で、搭載弾数36発。副武装は砲塔上面の対空機銃。戦闘重量16.5トン。路上最大速度85km、水上最大速力8km。乗員４名。参考：月刊PANZER5,’10、10,’04、月刊軍事研究9,’01、11,’04、6,’07、12,’09
＜０７式装甲指揮車＞：コマンドポスト型。WZ-551Bがベースで、監視通信装備を充実させており、戦場情報のリアルタイム送信が可能である。全長6.73m、車重17.5トン。最大速度110km。参考：月刊軍事研究10,’11
＜９２Ｂ式自走対戦車ミサイル＞：自走対戦車ミサイル型。車体はWZ551ベースの４輪車体WZ-550で、車体後上面に引き込み式の台座を設置し、台座の左右にレッドアロー９対戦車ミサイル連装発射機を１基ずつ搭載、中央に電子光学装置を設けている。台座は旋回角左右200度ずつ、俯仰角プラスマイナス10度ずつ。予備ミサイル８発を車内に搭載する。戦闘重量13.75トン。エンジンはBF8L41空冷ディーゼル（320馬力）、路上最大速度95km、路上航続距離800km。浮航能力は無い。NBC防護装置を持つ。1999年の軍事パレードで初登場した。参考：月刊軍事研究2,’10、9,’00、12,’99
＜ＮＶＧ－１＞：歩兵戦闘車型。GIAT社製25mm機関砲装備無人砲塔を搭載する。参考：世界の軍用車両(4)、月刊軍事研究5,’07
＜アソールター＞：Assaulter。低反動105mmライフル砲搭載の３名用砲塔を搭載したもの。主砲にはサーマルスリーブ、砲口排煙器、砲口制退機を備える。使用弾はNATO標準のAPFSDS、HE、HEATなどで、NORINCO製タンデムHEAT弾頭レーザー誘導式対戦車ミサイル（射程5000m）も発射可能。主砲弾30発と対戦車ミサイル４発を搭載する。自動目標追尾装置、安定化昼夜間照準器、NBC防護装置、GPS、中央タイヤ圧制御装置を装備。副武装は7.62mm同軸機銃１丁（800発）と12.7mm対空機銃１丁（480発）。砲塔後部両側に発煙弾発射機４基を装備する。戦闘重量が19トンに増加したため、浮航能力は無くなった。参考：月刊軍事研究8,’05
＜イーシャン＞：ユイチャンかも。自走地対空ミサイル型。車体上に旋回式砲塔を備え、砲塔左右に天燕90地対空ミサイル４連装ランチャーを１基ずつ装備、砲塔上面に熱線暗視装置、三次元レーダー、バックアップの昼夜間兼用電子光学センサーを搭載する。レーダー探知距離18km、追尾距離10km。リアクションタイム4-6秒。車体上面右前部に自衛用12.7mm機銃、砲塔両側に発煙弾発射機３基ずつを装備する。参考：月刊軍事研究6,’05、月刊PANZER4,’05
＜１２０ｍｍ対戦車自走砲＞：対戦車自走砲型。車体を延長して８輪とし、大型の120mm砲塔を搭載している。同軸機銃と対空機銃も装備する。参考：月刊PANZER12,’02
＜自走榴弾砲＞：自走榴弾砲型。８輪型の車体に122mm榴弾砲D-30を搭載している。参考：世界の軍用車両(4)
＜ユイチャン＞：イーシャンを参照。
＜ＷＺ－５５１海外シリーズ＞
＜ＤＣＡ０２＞：スーダンのライセンス生産型、別名シャーフ－２。30mm機関砲塔を搭載する。戦闘重量16.02トン。エンジン出力320馬力。乗員３名＋乗車歩兵７名。参考：月刊軍事研究6’13
＜ＷＺ－６５３Ａ＞：653式装甲回収車を参照。
＜ＷＺＦ＞：Winkelzielfernrohr（角形照準眼鏡）の略。参考：ジャーマンタンクス
＜ＷＺＦ１／３＞：ドイツ陸軍の7.5cmPaK39/1用単眼式照準器。Ⅳ号駆逐戦車シュタール砲架型に搭載された。倍率３倍、視野７度。参考：ジャーマンタンクス
＜ＷＺＦ１／４＞：ドイツ陸軍の8.8cmStuK43用単眼式照準器。ヤークトパンター後期型に搭載された。倍率10倍、視野７度。有効距離4000m（徹甲弾）／2400m（Pzgr.40高速徹甲弾）／3400m（榴弾）／15300m（間接照準）。参考：ジャーマンタンクス
＜ＷＺＦ２／２＞：ドイツ陸軍の7.5cmPaK39/1用単眼式照準器。シュタール砲架型ヘッツァーに搭載された。倍率３倍、視野16度。参考：ジャーマンタンクス
＜ＷＺＦ２／７＞：ドイツ陸軍の12.8cmPaK44用照準器。ヤークトティーガーに搭載された。視野８度。参考：ジャーマンタンクス
＜ＷＺＴ３＞：T-72戦車・海外ファミリーを参照。
＜ＷＺ／ＴＣ４＞：イギリスの４×２輪３トントラック。ソニークロフト社製。ベースは民間用スターディ・トラックのシャシーである。全長4.673m、全幅2.159m、全高2.362m、ホイールベース2.743m、重量3.288トン。エンジンはサイドバルブ社製４気筒（総排気量3865cc、出力60馬力）、トランスミッションは前進４速。サスペンションはリーフ・スプリング式。参考：月刊グランドパワー7,’02
＜Ｗ型＞：613型（潜水艦）を参照。
＜Ｗ型戦時標準設計型青函連絡船＞：日本が太平洋戦争時に建造した青函連絡船。太平洋戦争勃発時には旅客・貨車兼用４隻と貨車専用３隻の青函連絡船があり、昭和18年に貨車専用１隻を追加したが、北海道と本州を結ぶ沿岸航路へのアメリカ無制限潜水艦戦による損害が増大していたため、更に鉄道貨車を搭載できる青函連絡船を大量生産して補うことになり、第２次戦時標準船規格に基づいて設計されたのが本船である。二重底は省略し、近距離輸送なので外板も可能な限り薄くして資材と建造の手間を節約した。全長118m、全幅15.8m、総トン数2790トン。主機は蒸気タービン、出力4600馬力、最大速力17ノット。ワム型貨車44両を搭載できる。昭和18年6月から建造され、第５青函丸、第６青函丸、第７青函丸、第８青函丸、第９青函丸、第10青函丸が太平洋戦争中に竣工した。太平洋戦争を生き延びた２隻と、昭和20年9月竣工の第11青函丸、昭和21年5月竣工の第12青函丸は戦後の国内輸送を支えている。他に建造中止の３隻がある。参考：戦時標準船入門
＜Ｗ級改造型護衛駆逐艦＞：イギリス海軍の改造型護衛駆逐艦。Ｗ級駆逐艦を改装したものである。全長95.2m、幅9.1m、吃水3.3m、基準排水量1100トン。主機は蒸気タービン、出力27000馬力、速力34ノット。兵装は10.2cm単装砲２門。D45ウェストミンスター、L23ホイットレイ、L55ウィンチェスター、D56ウルフハウンド、D21ウリネックの５隻が竣工した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦
＜Ｗ級改造型短距離護衛艦＞：イギリス海軍の改造型短距離護衛艦。Ｗ級駆逐艦を改装したものである。全長95.2m、幅9.1m、吃水3.3m、基準排水量1100トン。主機は蒸気タービン、出力27000馬力、速力34ノット。兵装は10.2cm単装砲２門、６ポンド連装砲１基、533mm３連装魚雷発射管１基。D41ワルポール、D42ウィンドソアが竣工した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦
＜Ｗ級改造型長距離護衛艦＞：イギリス海軍の改造型長距離護衛艦。Ｗ級駆逐艦を改装したものである。全長95.2m、幅9.1m、吃水3.3m、基準排水量1100トン。主機は蒸気タービン、出力18000馬力、速力24.5ノット。兵装は10.2cm単装砲２門、２ポンド砲２門または7.6cm単装砲１門。D27ウォーカー、D25ウォーウィック、D26ウォッチマン、D47ウェストコット、D46ウィンチェルシー、D35レスラーの６隻が竣工した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦
＜Ｗ級駆逐艦（初代）＞：イギリス海軍駆逐艦。全長95.2m、幅9m、吃水2.6m、基準排水量1100トン。主機は蒸気タービン、出力27000馬力、速力34ノット。兵装は10.2cm単装砲４門、２ポンド単装砲１門、533mm３連装魚雷発射管（俵積み）２基。H88ウェイクフル、D43ウェセックス、D30ホワールウインドなどが竣工した。第２次大戦開戦時には17隻が残っており、改造型護衛駆逐艦などに改装されたものもある。参考：第２次大戦のイギリス軍艦
＜Ｗ級駆逐艦（２代目）＞：イギリス海軍駆逐艦。第９次戦時緊急計画により建造された。諸元はＵ級と同じである。全長110.7m、幅10.9m、吃水3m、基準排水量1730トン。主機は蒸気タービン、出力40000馬力、速力36.8ノット。兵装は12cm単装砲４門、40mm連装機関砲１基、533mm４連装魚雷発射管２基。R03ケンペンフェルト、R98ウェーガー、R59ウェイクフル、R78ウェセックス、R37ウェルプ、R87ホワールウインド、R72ウィザード、R48ラングラーの８隻が1943-44年に竣工した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦
＜Ｗ測定＞：大和田受信所所長の軍令部十一課和智少佐が海軍技術研究所技師の協力を得て昭和14-15年に算出した、アメリカ太平洋艦隊艦艇の発信電波から発生する独特のエコーの測定法のこと。昭和15年初めに青森県の大湊通信隊分遣隊でこれを使用した太平洋艦隊動向調査が実施され、ハワイの艦隊が週初めに真珠湾を出てライハン・ロードと呼ばれる海域で訓練を行い、週末に真珠湾に戻るという行動パターンをとっていることが判明。真珠湾攻撃に活かされた。参考：海軍技術研究所
＜Ｗバンド（ＩＥＥＥ Ｓｔｄ．）＞：アメリカ電気電子学会標準規定（IEEE Std.）では周波数帯75-110GHzの電波を指す。波長2.7-4mmで、ミリメートル波に相当する。車載レーダーに使用される。参考：レーダの基礎、レーダシステムの基礎理論、月刊航空ファン5,’17、ロッキードF-117ナイトホーク