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＜Ｇ＞：Gravityの頭文字。物理学で重力加速度を表す語で、地球の重力加速度（0.980665メートル毎秒毎秒）を1Gとし、これを基準に荷重倍数を決めている。頭から足に向かうのがプラスＧ、足から頭に向かうのがマイナスＧで、マイナスＧがかかっている状態をネガティブＧという。生身の人間ならプラス4G以上でブラックアウトが発生し始め、限度は5-6Gである（瞬間的になら10-11Gくらいまで耐えられるという）。耐Ｇスーツを付けていればプラス8-9Gまでは耐えられるが、マイナスＧに関しては生身と同じくせいぜいマイナス3-3.5Gが限度である。高速モーターボートが荒波でジャンプして水面に衝突すると、場合によっては6G以上の加速度がかかり、足が折れたり、ブラックアウトし損なったりする。背中から腹へのＧには生身の人間でも相当耐えられるので、カタパルト射出の加速度には耐性が高い。参考：月刊JWings9,’00、9,’17、陸海軍学校と教育、図解雑学　船のしくみ、航空用語事典増補改訂版

＜Ｇ１＞：EG-1（グライダー）またはSS-19 1/2（潜水艦）またはYak-17海外シリーズ（戦闘機）を参照。

＜Ｇ０１＞：イギリス海軍Ｓ級駆逐艦スカージ（Scourge）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ．１戦闘攻撃機シリーズ＞：オランダのフォッカー社が開発した双発ツインテールブーム機で、1937年3月16日に初飛行した。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

　＜Ｇ．１Ａ＞：国内向けで、36機が生産された。全長11.55m、全幅17.15m、全備重量4800kg。エンジンはブリストル社製マーキュリー８（830馬力）双発、最大速度475km、実用上昇限度9600m、航続距離1400km。固定武装は7.9mm機銃９丁。乗員３名。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

　＜Ｇ．１Ｂ＞：輸出用で、スペインとフィンランドに送られた。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

＜Ｇ１突撃銃＞：ドイツ連邦軍の突撃銃。FALを制式化したものだが、ライセンス生産の許可が下りなかったので、G3の開発を急いだ。参考：最新軍用ライフル図鑑

＜Ｇ−１フライトジャケット＞：アメリカ海軍のフライトジャケットで、1930年代に採用され、現在でも支給されている。アメリカ空軍のA-2に似ているが、襟をムートンなどで覆ってあり、空母上で海風に晒されてもある程度の防寒性は確保できた。2000年にややゆとりのある形状に変更されたが、不評だったらしく、2006年頃に元に戻されている。参考：月刊JWings11,’00、2,’11

＜Ｇ１Ｔ１＞：T1（軽戦車）を参照。

＜Ｇ１Ｔ２＞：T1E1（軽戦車）を参照。

＜Ｇ１Ｔ３＞：T1E2（軽戦車）を参照。

＜Ｇ−１級護送艦＞：ドイツ海軍護送艦。全長87m、幅11m、平均吃水3.18m、基準排水量1324トン。機関出力6750馬力、速力21ノット。兵装は10.5cm高角砲４門、37mm機関砲４門、20mm機関砲８門、機雷50個。ヘリコプター１機を搭載できる。24隻を建造予定だったが、未完成に終わった。参考：写真集ドイツの巡洋艦

＜Ｇ−１級潜水艦＞：アメリカ海軍潜水艦。1908年2月に発出した500トン型潜水艦要求にサイモン・レイクが応募したもので、ロシア海軍向け潜水艦カイマンをベースとした。耐圧船殻は単殻式だが、通例で複殻式と呼ばれることが多い。主機は１軸あたり電動モーター兼発電機１基とガソリンエンジン２基をタンデムに配置し、それぞれクラッチを挟んでいる（１軸あたりクラッチ３基）が、故障が多い、軸が長すぎて振動が激しいといった欠点を露呈した。船体中央に潜舵を持つ。上構内前後に水上用連装魚雷発射管を仕込んでおり、側面シャッターを開き横に旋回して発射する。全長49.1m、最大幅4m、吃水3.8m、水上排水量400トン、水中排水量516トン。主機はガソリン機関直結推進方式、水上用ホワイト＆ミドルトン式２サイクル・ガソリンエンジン４基＋水中用ディール・マニュファクチャリング社製電動モーター２基、水上出力1200馬力、水中出力750馬力、２軸推進、水上速力14ノット、水中速力10ノット、蓄電池はゴウルド・ストレージ・バッテリー社製60セル２群計120セル、航続距離2500海里（水上８ノット）／24海里（水中８ノット）。安全潜航深度61m。兵装は艦首の45cm魚雷発射管２門＋上構内の水上用45cm連装魚雷発射管２基（魚雷計６本）。乗員24名。SS-19 1/2が1912年に竣工した。主機や推進系などにトラブルが多く、1916年に大規模改装を行いガソリンエンジン２基（１軸あたり１基ずつ）と水上発射管全てを撤去している。1921年に実艦的として処分された。参考：アメリカ潜水艦史

＜Ｇ−２＞：EG-2（グライダー）またはSS-27（G-2級潜水艦）またはTB-3爆撃機ファミリーまたはYak-17海外シリーズ（戦闘機）を参照。

＜Ｇ０２＞：イギリス海軍Ｎ級駆逐艦ネスター（Nestor）。1941年竣工。1942年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ−２フライトジャケット＞：アメリカ海軍のフライトジャケットで、第２次大戦時から1970年代に支給された。A-2フライトジャケットとほぼ同じだが、素材はバッファロー革で、後に牛革に変更されている。また、襟にボアが付いており、襟裏にはUSNと書かれていた。参考：ミリタリー・イラストレイテッド17

＜Ｇ−２練習機シリーズ＞：ユーゴスラビア空軍ジェット練習機、別名ガレブ（Galeb）。ユーゴスラビア航空研究所とソコ航空機工場が1957年から開発し、1961年に原型機が完成、1963年から量産され、1965年から配備された。参考：世界の軍用機1982

　＜Ｇ−２Ａ＞：６カ所のハードポイントを持つ。全長10.34m、全幅11.62m（翼端増槽無し）、全高3.28m、自重2.62トン、総重量3.488トン／4.3トン（攻撃装備時最大）。エンジンはロールスロイス社製バイパー11（推力1.13トン）単発、巡航速度394ノット、最大速度438ノット、実用上昇限度12000m、燃料容量0.78トン＋0.17トン増槽２基、航続距離670海里。固定武装は12.7mm機銃（80発）２丁。50-100kg爆弾２発、57-127mmロケット弾2-4発を搭載できる。乗員２名。ザンビア空軍も２機を発注した。参考：世界の軍用機1982

　＜Ｇ−２Ａ−Ｅ＞：近代化輸出型。リビア空軍が50機を発注した。参考：世界の軍用機1982

＜Ｇ−２練習機ファミリー＞

　＜Ｊ−１＞：J-1を参照。

＜Ｇ−２級＞：アメリカ海軍潜水艦。G-1級をベースに雷撃兵装を変更したタイプで、レイク社が設計した。２番艦は船体や雷装に更なる改修を加え、水上用主機をブッシュ・スルザー社が技術提携で輸入したディーゼルに変更している。船体中央に潜舵を持つのはG-1級譲り。全長49.1m、最大幅4.4m、吃水3.8m（１番艦）／3.7m（２番艦）、水上排水量375トン（１番艦）／393トン（２番艦）、水中排水量418トン（１番艦）／468トン（２番艦）。主機はガソリン機関直結推進方式（１番艦）またはディーゼル直結推進方式（２番艦）、水上用ホワイト＆ミドルトン式２サイクルガソリン４基（１番艦）／スルザー・ブロス式6U32型６気筒２サイクルディーゼル（300馬力・450rpm）２基（２番艦）・水中用ディール・マニュファクチャリング社製電動モーター２基、水上出力1200馬力、水中出力750馬力（１番艦）／600馬力（２番艦）、２軸推進、水上速力14ノット、水中速力10.5ノット（１番艦）／9.5ノット（２番艦）、蓄電池はゴウルド・ストレージ・バッテリー社製60セル２群計120セル、航続距離1680海里（水上８ノット）／25.5海里（水中8.5ノット）。安全潜航深度61m。兵装は１番艦が45cm魚雷発射管４門（艦首３門・艦尾１門。魚雷８本）、２番艦が45cm魚雷発射管６門（艦首４門・艦尾２門。魚雷10本）。乗員24名（１番艦）／25名（２番艦）。SS-27とSS-31の２隻が1915年に竣工した。浮力不足のため1916年にサドルタンクを追加したが、他の性能も悪く、改良を続けたものの実用レベルには至らず、１番艦は1919年に浸水沈没、２番艦は1922年に売却された。参考：アメリカ潜水艦史

＜Ｇ２Ｈ＞：九五式陸上攻撃機を参照。

＜Ｇ−３＞：SS-31（G-2級潜水艦）を参照。

＜Ｇ０３＞：イギリス海軍Ｓ級駆逐艦シャーク（Shark）。1943年進水。1944年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ３＞：イギリス海軍計画巡洋戦艦。1920年度以降の戦艦・巡洋戦艦整備計画に基づくもので、コスト削減のため戦艦との設計共通化を図っており、M3戦艦案をベースにI3及びH3巡洋戦艦案を設計し、G3に発展させて1921年秋に建造が発令された。日本海軍の巡洋戦艦に対抗できる速力を持たせるため機関区画が大きくなり、艦も大型化している。集中防御方式を採用し、TNT340kg搭載魚雷に対抗できる水中防御を有する。防御力向上のため機関区画を艦後部に纏めたが、主砲を艦後部に置けなくなり、艦尾が死角になった。煙突は２本。全長261.1m、幅32.3m、常備排水量48400トン、満載排水量56540トン。機関出力160000馬力、４軸推進、速力31-32ノット。兵装は45口径40.6cm３連装砲塔３基（艦前部２基、艦橋・前部煙突間の艦中央に１基）、15.2cm連装砲塔８基。装甲厚は水線部356mm（傾斜18度）／305mm（機関部）、水平178-203mm／102mm（機関部）、主砲塔前楯432mm、主砲塔天蓋203mm、４隻の建造を予定したが、ワシントン条約で計画中止になった。参考：月刊世界の艦船6,’20

＜Ｇ３突撃銃シリーズ＞：ドイツ連邦軍突撃銃。G1の後継として採用した。原型はスペインのセトメ突撃銃で、1954年にパテントを買収し、ヘッケラー＆コッホ社が1956年まで改修を行って完成させ、1959年に制式化し、G36に換わるまで40年間配備した。フルオート射撃で射弾散布が不安定になるとされるが、突撃銃なので実用的な問題はあまり無いらしい。ウェポン・システムを形成しており、機関部をベースにHK11軽機関銃、HK21分隊支援火器、MP5サブマシンガンが開発された。ドイツ連邦軍だけでなく、多数の国で制式突撃銃となっている。参考：最新軍用ライフル図鑑、世界の軍用銃、月刊グランドパワー10,’94

＜Ｇ３＞：StG44の影響が色濃く、プレス加工を多用しており生産性が高いが、7.62mm×51弾を使用するので過度の射撃によりレシーバーが変形する可能性があり、一定弾数を発射後はレシーバーを回収・矯正する必要がある。作動はローラ閉鎖によるディレイド・ブローバック式で、排莢不良を起こさないようにフルンテッド・チャンバーを採用している。木製のショルダー・ストックを持ち、バレルとコッキング・レバー・チューブは密着する。リア・サイトはドラム型。ハンドガード下部に40mm擲弾発射機HK69を装着可能。重量2.6kg・倍率４倍・有効距離300mのアクティブ赤外線スコープを装備することもできる。参考：最新軍用ライフル図鑑、月刊PANZER8,’02、世界の軍用銃、日本の防衛戦力Part8、月刊軍事研究12,’73

＜Ｇ３Ａ３＞：別名G3FSタイプ。ショルダー・ストックとハンドガードをプラスチック製とし、コッキング・レバー・チューブからバレルを独立させたフローティング・バレルを採用して命中精度を高めた。全長1020mm、銃身長484mm、重量4.45kg。ライフリングは４条右回り。装弾数20発で、ボックスマガジンを使用する。参考：最新軍用ライフル図鑑

＜Ｇ３Ａ３消音アサルトライフル＞：G3A3にサイレンサー（というか、減音器程度）を装備したタイプで、特殊部隊用に開発された。全長1250mm、重量5kg。参考：最新軍用ライフル図鑑

＜Ｇ３Ａ４＞：伸縮式銃床を装備したもの。全長840mm（ストック延伸時）。参考：月刊軍事研究7,’97

＜Ｇ３突撃銃・海外シリーズ＞

　＜ＡＧ３＞：ノルウェー軍突撃銃で、AGはオートマティスク・ゲベァーの略。G3A3を採用したもので、コングスベルグ・バッペンファムリック社でライセンス生産した。全長1040mm、銃身長483mm、重量4.475kg。参考：最新軍用ライフル図鑑

　＜ＡＫ４＞：スウェーデン軍突撃銃で、AKはオートマット・カラビンの略。1965年に制式化し、FFVオーディナンス社でライセンス生産した。ショルダー・ストックを延長してスウェーデン人の体格に合わせてある。全長1040mm、銃身長483mm、重量4.8kg。ライフリングは４条右回り。使用弾は7.62mm×51弾、装弾数20発。参考：最新軍用ライフル図鑑

　＜Ｇ３（イラン）＞：イラン軍突撃銃。シャー帝政時代からライセンス生産を始め、ホメイニ革命以後も引き続き生産した。全長1022mm、銃身長483mm、重量4.65kg。ライフリングは４条右回り。使用弾は7.62mm×51弾、装弾数20発。参考：最新軍用ライフル図鑑

　＜Ｇ３（トルコ）＞：トルコ軍突撃銃。1969年に制式化してG3A3とG3A4をライセンス生産している。銃剣はトルコ独自のものを採用した。参考：最新軍用ライフル図鑑

　＜Ｇ３（パキスタン）＞：パキスタン軍突撃銃。パキスタン・オーディナンス・ファクトリーズ（POF）でライセンス生産したもので、採用当初はG3A2だったが、1986年からG3A3/G3A4の生産に移行した。参考：最新軍用ライフル図鑑

　＜Ｇ３（ポルトガル）＞：ポルトガル軍突撃銃。INDEPでライセンス生産したもので、当初はG3A2を生産していたが、後にG3A3/G3A4を生産するようになった。参考：最新軍用ライフル図鑑

　＜Ｇ３Ａ３（ギリシャ）＞：ギリシャ軍突撃銃。EBOでライセンス生産した。参考：最新軍用ライフル図鑑

　＜Ｇ３Ａ４（ギリシャ）＞：ギリシャ軍突撃銃。EBOでライセンス生産したもので、G3A3のショルダー・ストックを金属製伸縮式に換えてある。セレクターにはAI（セーフティ）／BB（セミオート）／BP（フルオート）と刻印がされている。全長1025mm／840mm（ストック短縮時）、重量5.1kg。ライフリングは４条右回り。使用弾は7.62mm×51弾、装弾数20発。参考：最新軍用ライフル図鑑

　＜Ｇ３Ａ３（メキシコ）＞：メキシコ軍突撃銃。ファブリカ・ナシオテール・デ・アルマスでライセンス生産した。全長1022mm、銃身長483mm、重量4.8kg。ライフリングは４条右回り。使用弾は7.62mm×51弾、装弾数20発。参考：最新軍用ライフル図鑑

　＜ＧＭ６６＞：デンマーク郷土防衛隊突撃銃。セレクターをブロックしてセミオートのみにしてある。全長1044mm、銃身長485mm、重量4.8kg。ライフリングは４条右回り。使用弾は7.62mm×51弾、装弾数20発。参考：最新軍用ライフル図鑑

　＜ＧＭ７５＞：デンマーク正規軍突撃銃。戦時賠償として45000丁をリースした。参考：最新軍用ライフル図鑑

　＜ＭＫＥ−Ｔ５０＞：トルコのMKE社が開発したもの。G3の5.56mmNATO弾版にG36用照準眼鏡を載せている。全長0.92m、重量3.6kg（弾倉無し）。初速毎秒885m。装弾数30発。参考：月刊軍事研究3,’11

＜Ｇ３Ｍ＞：九六式陸上攻撃機シリーズを参照。

＜Ｇ３Ｍ１＞：九六式陸上攻撃機二三型を参照。

＜Ｇ３ＳＧ／１＞：ドイツ警察の狙撃銃で、ドイツ各州の警察対テロ班とGSG9で使用されている。G3突撃銃がベースで、トリガー・メカニズムを改良し、ショルダー・ストックを狙撃用に変更、ハンドガード前方に二脚を追加した。普通はトリガープルを軽くできるセミオートで射撃するが、フルオートも可能である。使用弾は7.62mm×51NATO標準弾で、装弾数20発。有効射程500m。シュミット＆ベンダー社製1.5-6倍光学スコープやカール・ツァイス社製暗視スコープを装備でき、PSG1の配備後も夜間用として使用され続けている。全長1040mm、銃身長484mm、重量4.45kg。ライフリングは４条右回り。参考：月刊軍事研究4,’99、最新軍用ライフル図鑑

＜Ｇ−４＞：SS-26（G-4級潜水艦）を参照。

＜Ｇ０４＞：イギリス海軍Ｏ級駆逐艦オンスロート（Onslaught）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ．�W＞：ドイツ陸軍大型複葉爆撃機で、第１次大戦時に使用した。全長11.86m、全幅23.7m、全高4.3m、重量3975kg。エンジンはメルセデスD.�Wａ水冷直列６気筒ガソリン（260馬力）双発、プロペラは推進式、最大速度140km。自衛武装は7.92mm機銃２丁。爆弾500kgを搭載可能。乗員３名。参考：図解世界の軍用機史

＜Ｇ−４シリーズ＞：ユーゴスラビア空軍練習・軽攻撃機、別名スーパーガレブ（Super Galeb）。T-33A練習機とG-2Aガレブ練習機の後継で、1973年10月から開発され、1978年7月17日に試作初号機が初飛行した。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｇ−４＞：ベースはG-2A練習機で、エンジン出力を強化して高速対応の翼形状とし、後席からの視界を改善している。主翼は低翼配置の後退翼で、25%翼弦後退角22度、アスペクト比５。水平尾翼は全遊動式。コクピットはタンデム式で、後席が0.25m高くなっており、座席はマーチンベイカー社製Mk.10Yゼロゼロ射出座席、前後席共に計器飛行訓練を行える。アビオニクスは主に西側製。全長12.25m（11.86m？）、全幅9.88m、全高4.3m、自重3.172トン（3.25トン？）、訓練時通常離陸重量4.76トン、最大離陸重量6.33トン。翼面積19.5平方メートル。エンジンはロールスロイス社製バイパーMk632.46（推力1.81トン）単発、最大速度491ノット／910km（高度4000m）、失速速度180km（フラップ下げ）、実用上昇限度12850m、海面上昇率毎分1860m、燃料容量720リットル＋625リットル増槽、戦闘行動半径208-321海里（Lo-Lo-Lo）／438海里（Hi-Lo-Hi）、最大航続距離1420海里。最大外部搭載量（GSh-23L含む）1.95トン。胴体中心線下に１カ所、主翼下に左右２カ所ずつのハードポイントを持ち、容量は中心線下1.28トン、主翼下内側0.5トン（0.35トン？）、外側0.35トン（0.25トン？）。胴体中心線下には23mm連装機関砲ポッドGSh-23L（200発）、主翼下外側にはAGM-65B空対地ミサイルを装備できる。乗員２名。1980年12月から200機が量産された。参考：世界航空機年鑑2018-2019、世界軍用機年鑑1990-91

＜Ｇ−４Ｍ＞：外部搭載量を増やし、アビオニクスを改良したタイプ。1992年から少数が生産された。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｇ４Ｍ＞：一式陸上攻撃機シリーズを参照。

＜Ｇ�W−Ｘ＞：G450（ビジネスジェット）を参照。

＜Ｇ−４級＞：アメリカ海軍潜水艦で、スラッシャー級ともいう。ローレンチ社に設計を依頼した航洋型潜水艦である。全長48m、最大幅5.3m、吃水3.5m、水上排水量370トン、水中排水量452トン。主機はガソリン機関直結推進方式、水上用フィアット式２サイクルガソリン４基・水中用エレクトロ・ダイナミック式電動モーター２基、水上出力1000馬力／水中出力400馬力、２軸推進、水上速力14ノット／水中速力9.5ノット、蓄電池はゴウルド・ストレージ・バッテリー社製62セル２群計124セル、航続距離2200海里（水上８ノット）／24海里（水中８ノット）。安全潜航深度61m。兵装は45cm魚雷発射管４門（艦首２門＋水上２門。魚雷８本）。乗員20名。SS-26が1914年に竣工した。船殻フレームとブラケットをガーダー構造にして強度を保ち、船体を航洋性に優れた外形に仕上げたという触れ込みだったが、そもそも基本強度が不足していたので話しにならず、潜航に時間がかかりすぎる、排気ガスが艦内に溜まるといった欠点もあり、技術試験にのみ使用され、実用型の建造には至らなかった。参考：アメリカ潜水艦史

＜Ｇ�X＞：ガルフストリーム�X（ビジネスジェット）を参照。

＜Ｇ０５＞：イギリス海軍タウン級駆逐艦第３グループ、ランカスター（Lancaster）。1918年進水。1940年にイギリス海軍に引き渡された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ５装甲兵員輸送車＞：ドイツのFFG社がデンマーク陸軍M113後継計画に応募した装軌式装甲兵員輸送車で、防護型任務モジュール輸送車PMMC（Protected Mission Module Carrier）ともいう。車体前部左に操縦室、右に機関室、中央に車長席、後部にモジュールスペースが配置されている。モジュールスペースに耐爆シート10席を設置すれば装甲兵員輸送車になり、任務別モジュールを搭載することで回収車、指揮所車、自走迫撃砲、医務車、警備車、貨物輸送車などに早変わりする。履帯は幅広ゴム製で、静粛性が高い。戦闘重量25トン。エンジン出力560馬力、最大速度72km、航続距離600km以上。積載量6.5トン以上。自衛用として遠隔操作銃塔を装備する。乗員２名＋乗車歩兵10名。参考：月刊軍事研究8,’13

＜Ｇ５榴弾砲＞：南アフリカのデネル社が1975年から開発した牽引式45口径155mm榴弾砲。全長11.1m（布陣砲身固定時）／9.1m（牽引時）、全幅8.6m（布陣砲身固定時）／2.5m（牽引時）、全高3.1m（布陣砲身固定時）／2.3m（牽引時）、重量13.5トン。俯仰角マイナス３度からプラス75度、射界左右84度ずつ。最大射程30km（通常弾）／39km（ベースブリード）。最大発射速度毎分４発。装輪式の簡易自走車台に搭載されており、普段はトラックで牽引されるが、装備しているディーゼルエンジン（79馬力。68馬力？）で短距離自走でき、最大速度16km、燃料搭載量102リットル、航続距離100km。運用要員5-8名（通常）／２名（緊急時）。イラクにも1990年代から輸出された。参考：月刊軍事研究8,’08、7,’97、月刊グランドパワー10,’03

＜Ｇ５榴弾砲・海外シリーズ＞

　＜Ｇ５−２０００＞：インド軍榴弾砲。リング・レーザー・ジャイロをベースにした全自動照準システム、半自動弾薬装填装置、全自動雷管装着装置を装備する。拡大射程全腔弾ERFBを使用すると最大射程41km（ベースブリード）／52.5km（ロケットアシスト弾）。発射速度毎分６発以上。AS2000砲兵指揮管制システムとリンクしており、他の目標捕捉サブシステムと統合されて射撃データを交換する。参考：月刊軍事研究7,’02

＜Ｇ５Ｎ＞：深山シリーズ（陸上攻撃機）を参照。

＜Ｇ０６＞：イギリス海軍Ｐ級駆逐艦ペイケンハム（Pakenham）。1941年進水。1943年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ６シリーズ＞：南アフリカ陸軍装輪（６×６輪）155mm自走榴弾砲、別名ライノ（Rainho、サイ）。南アフリカのデネル社の一部門であるLIW社（開発当初はアームスコー傘下のLEW社だった）が中心となって開発し、1981年に試作車が完成、1987年に技術開発モデル４両が生産され、うち３両がアンゴラ内戦に参加して有効性が確認されたため、1988年から量産され、43両）を配備した。UAE陸軍（78両）やオマーン陸軍（24両）も採用している。参考：世界AFV年鑑2002-2003、月刊グランドパワー12,’04

＜Ｇ６＞：車体は装甲鋼板の全溶接製で、車体最前部に操縦手席があり、その後ろが機関室、最後部が戦闘室となっている。操縦室前部・左右には大型防弾ガラス窓が設けられ、良好な視界を確保しており、装甲シャッターとペリスコープも用意されている。車体正面は23mm弾に耐えられる。機関室と車体後部左右に格納式のスペードがあるが、降ろさなくても射撃は可能。足周りは３軸６輪の全輪駆動、懸架装置はトーションバーで、全輪に油気圧式バンプストッパとショックアブソーバーが用意されている。タイヤは21.00×25のランフラットで、空気圧調整装置付き。砲塔も装甲鋼板の全溶接式で、前面は23mm弾に、他の部位は小銃弾や弾片に耐えられる。砲塔内には車長、砲手、閉鎖機操作手、装填手、機銃手兼弾薬手（持続射撃時の車外弾薬補給要員）の５名が入る。砲塔上面右に車長用キューポラ、左に対空機銃架を備えたキューポラが設けられており、砲塔側面には左に２ヵ所、右に１ヵ所の視察窓がある。砲塔右後部には視察窓とピストルポートの付いた乗降用ハッチが用意されている。主砲はG5を車載化した45口径155mm榴弾砲で、シングルバッフル式マズルブレーキと砲口排煙機を持ち、俯仰角はマイナス５度からプラス75度、旋回角は左右90度ずつ（射撃可能範囲は左右40度ずつ）の限定旋回式。車重が大きく車体も大柄なので、射撃時にアウトリガーなどで車体を固定する必要は無い。最大射程は最強装薬（チャージ３）の通常弾（重量47kg、形成破片数4756個）で30km、ベースブリードで39km、初速向上型長射程弾VLAPで50km。装弾数は弾丸45発（47発？）＋装薬50発で、全て砲塔リング下に収容され、ブロウオフ・パネルを採用して安全性を高めている。車体後部に弾薬庫があり、縦に弾丸４発ずつを収容する小ハッチが９個横に並び、その下には３発・２発・３発を横に並べて収容する小ハッチが並んでいる。再補充は３名で15分以内に行える。装填は油圧・電気制御の半自動装填装置で行われ、トレイに弾丸を載せれば砲がどんな角度でも自動装填される。装薬は人力装填。最大装薬で発射速度毎分４発を15分間持続でき、25秒で３発のバースト射撃も行える。間接照準射撃は完全自動化され、車長にガンマネージメントシステムGMS、砲手に照準航法システムLNSが用意されており、GMSで受け取った目標情報をLNSに流してタッチスクリーンを操作すれば自動的に砲が目標を向く。砲塔前面左には縦に長い楕円形の開口部があり、直接照準用光学照準器とレーザー測距器が搭載され、砲手が照準器で目標を捉えれば、ボタン１つで自動的に照準される。走行から射撃までに要する時間は60秒、射撃から走行までは30秒。砲には砲身温度・駐退機油温警告装置、初速計測装置、砲身冷却ファンも組み込まれている。砲塔前面左右に81mm発煙弾発射機４基ずつ、砲塔後部バスルに砲塔駆動動力ユニット（出力38kW）がある。車体前部にはブッシュ・バッシングと呼ばれるブレードが装備されており、直径100mmの樹木を押し倒しながら前進でき、内部に左右６発ずつ計12発の弾薬を収容可能。全長10.335m、車体長9.24m、全幅3.4m、全高3.83m、戦闘重量48トン。エンジンは空冷ディーゼル（525馬力。518馬力？）、トランスミッションはトルクコンバータ付オートマチック（フル・セミ選択式。前進６段・後進１段）、最大速度90km（整地）／30km（不整地）、携行燃料700リットル、航続距離700km。副武装は砲塔上のSS77汎用機関銃。乗員６名。1987-88年にアンゴラ侵攻作戦に投入され、アンゴラ砲兵をアウトレンジした。1991-96年、砲身温度冷却システム、空調装置、装填装置を改良した。参考：月刊グランドパワー12,’04、世界AFV年鑑2002-2003、月刊PANZER7,’02、3,’01、8,’18、世界の軍用車両(4)、月刊軍事研究7,’97、7,’95

＜Ｇ６−５２＞：改良型。G6からはほぼ全面的な改修を受けており、52口径155mm砲を搭載し、NATO標準のモジュラー式装薬を使用する。薬室容量は23リットルで、ソムチェムM90モジュラー装薬システムを使用し、ナスチェムM2000アセガイ弾シリーズを発射する。最大射程42km（通常弾）／52km（VLAP弾）。砲塔後部に観音開きの扉があり、左に弾丸、右に装薬が収納され、中央にはエアコン用APUが搭載される。左右１つずつのラック付きアームが下に伸びていて、弾薬を載せると自動的に収納してくれる。砲への装填も自動で、車体が停止してから45秒で射撃でき、毎分８発の持続射撃が可能。FCSも改良され、GPSとリング・レーザー・ジャイロが統合された。砲塔要員３名。車体後部にはエアコンが装備され、車体左の飲料水タンクも冷却する。車体先端部は楔形断面形状で、左にエアコン、右に緊急用弾薬を収容する。操縦席正面には戦闘時用装甲板を装備する（左右の窓には無し）。参考：月刊軍事研究3,’00、3,’04

＜Ｇ６−５２Ｌ＞：薬室容量を25リットルに増大させたもの。射程延伸弾M9000シリーズ改をソムチェムM64バイモジュラー装薬で発射でき、射程は50km（ERFB-BB弾）／67km（HE-VLAP弾）に達し、2006年にはVLAP弾で最大射程75kmを記録した。射程誤差0.38%、方位誤差0.58ミル。参考：月刊軍事研究3,’04、月刊PANZER9,’06

＜Ｇ６−Ｍ１Ａ３＞：G6のグラスファイバー製排煙器を鋼製に換え、ライフリングと薬室を改造して新型装薬M64を使用可能としたもので、M1A2/A4ERFB-BBで40.5km、M9703V-LAPで53.6kmという長射程を達成した。45口径155mm砲向けNATO標準弾も使用できる。弾丸45発＋装薬50発を搭載し、発射速度は毎分５発、更にAS2000射撃統制装置に多弾同時効果ソフトを追加して、10-25km先の目標に４発同時に命中させることが可能。直接照準器も付いており、主砲による自衛戦闘も行える。慣性航法装置はBAEシステムズ社製FIN3110RLGのままだが、GPSセンサーで補完した。燃料タンクにはアルミホイルが詰め込まれており、着火の危険を減少させている。砲塔内部には断熱材が張られ、外気温が40度を超えても内部温度を適温に保つ。更に砲塔には30リットル、車体には100リットルの冷水貯蔵タンクが用意されている。小火器・弾片に対する全周防御が可能で、正面は23mm機関砲弾に耐えられ、２トンの増加装甲を装備すれば側面・上面も23mm弾に抗堪できる。TM46対戦車地雷２個を踏み抜いても車体は破壊されず、車輪１個が吹き飛ばされても走行可能。スペアタイヤは弾薬運搬車に搭載されている。NBC防護装置は砲塔のみに装備されており、操縦手は別途防護服を着用しないといけない。装填手ハッチには自衛用の7.62mmまたは12.7mm機銃を搭載でき、乗員用ガンポートもある。自衛用に81mm発煙弾発射機８基を装備する。エンジンはデュッツ社製V12ターボディーゼル（525馬力）、トランスミッションはヴィッカーズOMC社製６速オートマチック、最大速度85km、燃料搭載量700リットル、航続距離700km。参考：月刊PANZER12,’03、1,’04、7,’02

＜Ｇ６海外シリーズ＞

　＜Ｇ６（ＵＡＥ）＞：UAE陸軍自走榴弾砲。1990年に78両を発注した。参考：月刊PANZER7,’02

　＜Ｇ６（オマーン）＞：オマーン陸軍自走榴弾砲。タイヤをミシュラン製とし、操向機構を改良して砂漠走破性を高め、レーザージャイロ式航法システムを搭載したタイプを1995年に発注した。参考：月刊PANZER7,’02

＜Ｇ／６Ｄ魚雷＞：ドイツ海軍の魚雷で、第１次大戦時に使用された。全長6m、直径0.50m、炸薬重量160kg。推進は円筒電動モーター４基、航走距離2.2km（雷速35ノット）／5km（27ノット）。参考：Ｕボート入門、月刊世界の艦船9,’12増刊

＜Ｇ６Ｚ５２／７０＞：三菱日本重工のディーゼルエンジンで、ちはや型潜水艦救難艦に搭載された。直列６気筒２サイクルで、出力2700馬力。参考：丸スペシャルNo.78

＜Ｇ７魚雷＞：ドイツ海軍の魚雷で、第１次大戦末期に使用された。全長7m、直径0.50m、弾頭重量195kg。参考：Ｕボート入門、ナチスＵボート

＜Ｇ７潜水艦＞：スペイン海軍潜水艦。元はドイツ海軍Ｕボート�ZＣ型潜水艦U573で、1942年8月2日に購入した。後にS-01に改称され、1971年に退役した。参考：ナチスＵボート、Ｕボート入門

＜Ｇ７ａ＞：Ｔ�T（G7a）魚雷を参照。

＜Ｇ７ａＦａＴ�T型＞：ドイツ軍の魚雷で、Ｔ�TG7a魚雷にFaT�T型誘導装置を搭載したものである。参考：Ｕボート入門

＜Ｇ７ｅ＞：Ｔ�U（G7e）魚雷を参照。

＜Ｇ７ｅｓガイァー魚雷＞：ドイツ軍のアクティブ音響誘導式魚雷で、ガイァーはハゲタカの意。1942年末から開発し、1944年2月に制式名称が付いた。80kHzの３種類の信号を発信し（最大探知距離250m、有効距離200m）、反射を捉えて目標を追跡する。ソナーの探知可能範囲は前方40度の円錐内だが、首振り機構を追加して前方120度の円錐内の目標をキャッチできるようにした。アクティブソナーの有効範囲内に入るまではＴ�XG7esやＴ�]�TG7es（Ｔ�\G7es？）に搭載されたのと同じパッシブソナーとアイビス航跡追尾装置を組み合わせて誘導される。1944年末に実用段階に入り、1000本の生産命令が出たが、空襲で100本が破壊され、実戦には間に合わなかった。参考：月刊丸4,’07、Ｕボート入門

＜Ｇ７ｅｓレルヒェ魚雷＞：ドイツ軍が1943年から開発した魚雷で、レルヒェはヒバリの意。有線誘導式で、魚雷に搭載された聴音機のデータを全長6000m・直径1.4mmのケーブルでＵボートに送り、操作員がデコイと目標を識別して誘導する。U2503に搭載されて発射試験が行われたが、雷速が20ノットを超えるとケーブルが切断されるという不具合が見つかり、改善途中に終戦となった。参考：月刊丸4,’07、Ｕボート入門

＜Ｇ７Ｍ＞：一六試陸上攻撃機を参照。

＜Ｇ７ｕｒ＞：ドイツ軍が1935年から開発したワルター機関搭載試作魚雷。1938年に完成し、雷速55ノットを出すなど良好な成績を修め、Ｔ�Z（G7ut）型の開発に移った。参考：月刊丸4,’07

＜Ｇ８＞：蒼龍（空母）を参照。

＜Ｇ０８＞：イギリス海軍タウン級駆逐艦第４グループ、ニューアーク（Newark）。1918年にアメリカで進水。1940年にイギリス海軍に引き渡された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ８Ｎ＞：連山（陸攻）を参照。

＜Ｇ９＞：蒼龍（空母）を参照。

＜Ｇ９装置＞：73式魚雷を参照。

＜Ｇ０９＞：イギリス海軍Ｑ級駆逐艦キリアム（Quilliam）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ９Ｂ装置＞：73式魚雷を参照。

＜Ｇ１０＞：イギリス海軍Ｐ級駆逐艦パスファインダー（Pathfinder）。1941年進水。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ１０Ｎ＞：富嶽（戦略爆撃機）を参照。

＜Ｇ１１＞：80式魚雷を参照。

＜Ｇ１１＞：イギリス海軍Ｑ級駆逐艦クオドラント（Quadrant）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ１１シリーズ＞：ソ連空軍の侵攻用グライダー。1938年からグリボフスキーが設計し、1941年の独ソ戦勃発で7月に共産党中央委員会が試作機製作を決定、9月1日に試作機G-29のテストが始まり、制式化されて1942年6月までに308機が生産された。その後1944-48年にも量産され、総生産数は500-600機くらいとみられる。実戦ではDB-3FやSBで曳航され、パルチザンへの人員・物資補給に使用された。参考：ウォーマシン・レポートNo.67、第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

　＜Ｇ１１＞：機体は全木製で、主翼は高翼配置の直線翼（外翼部前縁に後退角付き）である。兵員室は長さ3.24m、幅1.25-1.36mで、壁面に折り畳み式ベンチシートが用意されている。後にドアを拡張して対戦車砲なども積載できるようにした。全長9.8m、全幅18m、全高2.7m、全備重量2400kg。最大曳航速度280km。乗員１名。兵員10名または貨物1200kg（1100kg？）を搭載できる。参考：ウォーマシン・レポートNo.67、第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

　＜Ｇ１１Ｍ＞：降着地から自力で帰投できるよう、背部に支柱を介してM-11エンジン（100馬力）を搭載したもの。１機のみ試作された。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

＜Ｇ１１シリーズ＞：ヘッケラー＆コッホ社のケースレス弾薬使用突撃銃。参考：最新軍用ライフル図鑑

　＜Ｇ１１＞：プロトタイプで、西ドイツ軍のテストを受けた。全長750mm、銃身長540mm、重量4.1kg。ライフリングは６条右回り。使用弾は4.73mm×33弾、装弾数45発。参考：最新軍用ライフル図鑑

　＜Ｇ１１Ｋ３＞：銃の外側はプラスチックのケースで覆われており、直方体のプラスチック箱の中央部上下にキャリングハンドルとトリガーをくっつけたような外観をしている。排莢の手間が無いので、発射速度は３点バースト時で毎分2000発と非常に速く、１発目の発射反動により銃がぶれる前に３発目を発射することが可能で、命中精度が高い。全長755mm、銃身長540mm、重量3.4kg。ライフリングライフリングは６条右回り。使用弾は4.73mm×33弾で、装弾数45発×２。1988年に完成し、西ドイツ軍に試験配備されたが、コストが高く、冷戦終結もあって採用は見送られた。参考：最新軍用ライフル図鑑

＜Ｇ１２＞：イギリス海軍Ｓ級駆逐艦ソマレズ（Saumarez）。1942年進水。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ１２シリーズ＞：イタリア軍輸送機。フィアット社が開発した民間用30人乗り３発旅客機を採用したものである。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇、月刊丸3,’90

　＜Ｇ１２Ｔ＞：客席を撤去して床を補強、空挺兵22名を乗せられるようにしたもの。1941年5月から生産された。全長20.1m、全幅28.42m、全備重量15500kg。エンジンはフィアットA74RC42（770馬力）３発、巡航速度310km、最大速度390km、実用上昇限度8500m、航続距離3200km。乗員３名。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

　＜Ｇ１２ＲＴ＞：長距離航行型で、1942年末に完成した。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

　＜Ｇ１２ＲＴｂｉｓ＞：RTの改造型で、航続距離9000kmを誇った。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

＜Ｇ１３＞：ヘッツァー海外シリーズ（駆逐戦車）を参照。

＜Ｇ１３級＞：イギリス海軍水雷艇で、元はオランダ所属である。全長49.6m、幅5.2m、吃水1.4m、基準排水量150トン。主機はレシプロ、出力2600馬力、速力25ノット。兵装は7.6cm単装砲２門、45cm単装魚雷発射管３門。艦番号H35、H66が1913-14年に進水した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ１４＞：イギリス海軍Ｍ級駆逐艦ミルン（Milne）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ１５＞：改大鳳型空母を参照。

＜Ｇ１６＞：イギリス海軍Ｎ級駆逐艦ノンパラル（Nonpareil）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ１７＞：イギリス海軍Ｏ級駆逐艦オンスロー（Onslow）。1941年竣工。1942年12月31日、バレンツ海海戦で大破した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦、写真集ドイツの巡洋艦

＜Ｇ１８シリーズ＞：イタリア軍連絡・輸送機。元はイタリアのフィアット社が開発した18人乗り旅客機で、第２次大戦勃発後に徴用した。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

　＜Ｇ１８＞：1935年に完成した。全長18.8m、全幅25.02m、全備重量8650kg。エンジンはフィアットA59R（700馬力）単発、巡航速度295km、最大速度340km、実用上昇限度7600m、航続距離1500km。乗員３名。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

　＜Ｇ１８Ｖ＞：エンジン改良型で、1937年に完成した。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

＜Ｇ１８＞：海軍艦政本部が昭和19年に計画した中型空母。10ヶ月で竣工できるよう、構造や艤装を極力簡易化している。基準排水量15500トン。速力30ノット。搭載機数42機（うち露天繋止15機）。計画のみで終戦を迎えた。参考：日本航空母艦史

＜Ｇ１９＞：イギリス海軍タウン級駆逐艦第３グループ、レミントン（Leamington）。1918年進水。1940年にイギリス海軍に引き渡された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ−１９シリーズ＞：ブラジル空軍軽輸送機。参考：THE MILITARY BALANCE 2016

　＜Ｇ−１９＞：EMB-201Rを導入したもの。参考：THE MILITARY BALANCE 2016

　＜Ｇ−１９Ａ＞：EMB-202Aを導入したもの。参考：THE MILITARY BALANCE 2016

＜Ｇ２０＞：イギリス海軍Ｓ級駆逐艦サヴェッジ（Savage）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ２２＞：ドイツ軍の狙撃銃。原型は1998年にイギリスで採用された銃である。重量6.8kg。有効射程800m。参考：月刊PANZER10,’03

＜Ｇ２３＞：イギリス海軍Ｍ級駆逐艦マラーター（Mahratta）。1942年竣工。1944年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ２３＞：ブラジル海軍給油艦アルミランテ・ガスタン・モッタ（Almirante Gastão Motta）。1991年就役。参考：月刊世界の艦船5,’20

＜Ｇ２５＞：イギリス海軍Ｎ級駆逐艦ノースマン（Norseman）。1942年竣工。竣工後に艦名がネパール（Nepal）に変更された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ２５＞：ブラジル海軍サー・ランスロット級戦車揚陸艦アルミランテ・サボイア（Almirante Saboia）。元はイギリス海軍サー・ランスロット級戦車揚陸艦L3004サー・ベディヴィアで、2009年に再就役させた。2022年9月10日、リオ・デ・ジャネイロ沖でブラジル独立・海軍創設200周年記念国際観艦式に参加。参考：月刊世界の艦船12,’12、5,’20、12,’22

＜Ｇ２６＞：イギリス海軍Ｓ級駆逐艦サクセス（Success）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ２７＞：イギリス海軍タウン級駆逐艦第２グループ、リーズ（Leeds）。1917年進水。1940年にイギリス海軍に引き渡された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ２９＞：G-11シリーズ（グライダー）を参照。

＜Ｇ２９＞：イギリス海軍Ｏ級駆逐艦オファ（Offa）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ２９＞：ブラジル海軍サー・ガラハド級戦車揚陸艦ガルシア・ダヴィラ（Garcia d’Avila）。元はイギリス海軍戦車揚陸艦サー・ガラハドで、2007年に再就役した。参考：月刊世界の艦船12,’12

＜Ｇ３０＞：イギリス海軍Ｐ級駆逐艦パートリッジ（Partridge）。1941年進水。1942年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ３３／４０＞：ドイツ軍の小銃。チェコのVZ33を改造したもので、全長1mと短く、山岳部隊が配備した。参考：世界の軍用銃

＜Ｇ３５＞：イギリス海軍Ｍ級駆逐艦マルン（Marne）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ３６シリーズ＞：ドイツ連邦軍自動小銃。1999年（1996年？）にPKO・PKF部隊用として採用した。参考：最新軍用ライフル図鑑

＜Ｇ３６＞：銃身以外の主要コンポーネントは高張力プラスチック製で、弾倉は透明プラスチック製であり、残弾数の確認が容易である。作動はガス圧利用式。2.5倍の光学スコープと、等倍のコリメーター・サイトが標準装備されている。全長998mm／750mm（ストック折り畳み時）、銃身長510mm（480mm？）、幅64mm、高さ32mm、重量3.85kg。ライフリングは６条右回り。使用弾は5.56mm×45弾、装弾数30発。発射速度毎分750発。セミオート、２点バースト、フルオートの３モードが可能。AG36てき弾発射機を装備できる。参考：最新軍用ライフル図鑑、月刊コンバットマガジン11,’03、月刊PANZER8,’02、11,’02

＜Ｇ３６Ｋ＞：G36のカービンモデルで、対テロ部隊用に採用された。フォアストックの下面に、ライトやレーザーデジグネーターを装備するマウントが追加されている。銃口部には発射炎低減のため、大型のマズル・コンペンセイターが付く。全長855mm／610mm（ストック折り畳み時）、銃身長370mm、重量3.6kg。ライフリングは６条右回り。使用弾は5.56mm×45弾、装弾数30発。参考：最新軍用ライフル図鑑

＜Ｇ３６ＩｄＺ＞：将来歩兵システムIdZ用に開発中のタイプ。キャリングハンドルを外してレールマウントを取り付けてあり、ZO4×30ダットサイトやNSV600暗視装置を装備できる。近接戦闘時にはZO4×30の上に等倍ダットサイトであるＺポイントを付ける。ハンドガード、セレクター前方、ストックにスイッチが付く。ストックは内部に電池などを収容でき、伸縮式かつ折り畳み式で、折り畳んだ時に排莢口を塞がないようスケルトン式となっている。参考：月刊軍事研究2,’10

＜Ｇ−３６Ａ＞：F4F海外シリーズ（艦上戦闘機）を参照。

＜Ｇ３８＞：イギリス海軍Ｎ級駆逐艦ナイザム（Nizam）。1941年竣工。竣工後はオーストラリア海軍で運用された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ３９＞：イギリス海軍Ｏ級駆逐艦オブデュレート（Obdurate）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ４０＞：TBFシリーズ（艦攻）を参照。

＜Ｇ．４０（Ｅ２８／３９仕様）＞：イギリス空軍のジェット実験機で、G.40が社内名、E28/39がイギリス空軍省仕様名。２機が完成し、1941年5月15日にイギリス初のジェット飛行を行った。全長7.72m、全幅8.74m、全備重量1.56トン。エンジンはパワージェット社製W1遠心式ターボジェット（推力0.388トン）、最大速度563km。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇、ジェット戦闘機

＜Ｇ４０＞：小松製作所のトラクターで、ガソリンエンジン搭載トラクター・牽引出力40馬力の意。単にトラクター・牽引出力40馬力でT40ともいう。キャタピラー社製30型トラクターをベースに昭和9年から開発したもので、履帯には戦車用の高マンガン鋳鋼一体鋳造技術を応用している。昭和11年から販売され、日華事変勃発で軍も購入し、太平洋戦争終結後も生産された。全長3.52m、全幅1.51m、全高1.64m、重量4.5トン。エンジンは水冷４サイクル４気筒ガソリン（50馬力）、トランスミッションは前進３段・後進１段、牽引出力40馬力、最大牽引力４トン。参考：月刊グランドパワー6,’10

＜Ｇ４０＞：ブラジル海軍フードル級揚陸艦バイーア（Bahia）。元はフランス海軍フードル級揚陸艦L-9012シロッコで、2015年8月に購入し、フランスで整備改修を行って2016年3月10日に再就役させた。4月、ブラジルに回航された。2019年8月、ユニタスLX演習に参加。2022年9月10日、リオ・デ・ジャネイロ沖でブラジル独立・海軍創設200周年記念国際観艦式に参加。参考：月刊世界の艦船6,’16、4,’17、12,’19、12,’22

＜Ｇ４１＞：イギリス海軍Ｐ級駆逐艦パンサー（Panther）。1941年進水。1942年10月9日、東地中海でドイツ軍機の爆撃を受けて沈没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ４１突撃銃シリーズ＞：ヘッケラー＆コッホ社の突撃銃。参考：最新軍用ライフル図鑑

＜Ｇ４１Ａ２＞：G3の5.56mm×45弾版として製作された。全長997mm、銃身長484mm、重量4.1kg。ライフリングは６条右回り。使用弾はSS109、装弾数30発で、M16A1と同じマガジンを使用できる。イタリアがテストしたが、採用はされなかった。参考：最新軍用ライフル図鑑

＜Ｇ４１Ａ３＞：G41A2のショルダーストックを金属製伸縮式としたもの。イタリアがテストし、その要求に従って３点バースト機能、排莢口カバー、スコープマウント、キャリングハンドルなどが追加された。全長985mm／800mm（ストック短縮時）、銃身長484mm、重量4.25kg。ライフリングは６条右回り。使用弾はSS109、装弾数30発。イタリアは結局採用しなかった。参考：最新軍用ライフル図鑑

＜Ｇ４２＞：イギリス海軍タウン級駆逐艦第３グループ、リンカーン（Lincoln）。1918年進水。1940年にイギリス海軍に引き渡された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ４３＞：ドイツの自動小銃で、ワルサー社のG41を改良したものである。全長1.12m、重量4.35kg。口径7.92mm。装弾数10発。参考：世界の軍用銃

＜Ｇ４４＞：イギリス海軍Ｍ級駆逐艦マーチン（Martin）。1940年竣工。1942年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ４５＞：イギリス海軍Ｑ級駆逐艦クエイル（Quail）。1942年進水。1944年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ４６＞：イギリス海軍Ｓ級駆逐艦スイフト（Swift）。1943年進水。1944年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ４７＞：イギリス海軍タウン級駆逐艦第４グループ、ニューマーケット（Newmarket）。1918年にアメリカで進水。1940年にイギリス海軍に引き渡された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ４８＞：イギリス海軍Ｏ級駆逐艦オビディエント（Obedient）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ４９＞：イギリス海軍Ｎ級駆逐艦ノーマン（Norman）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ５０シリーズ＞：イタリア空軍初の全金属製単葉戦闘機、別名フレッチア（Freccia）。Ｇは設計主任ジュゼッペ・ガブリエッリの頭文字である。1936年の仕様に基づいてフィアット社が開発し、1937年2月26日に初飛行した。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇、月刊JWings3,’16

＜Ｇ５０＞：量産型。まず45機が生産され、12機がスペイン内戦に投入されて実戦テストを受けた後、コクピットを半開放式に変更して200機が発注された。最大速度472km。固定武装は12.7mm機銃２丁。1939年にはフィンランドが35機を発注している。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇、月刊JWings7,’03

＜Ｇ５０ｂｉｓ＞：改良型で、1940年9月9日に初飛行し、450機が生産された。全長8.29m、全幅10.98m、全備重量2520kg。エンジンはフィアットA74RC38（840馬力）単発、最大速度470km、実用上昇限度9900m、航続距離1000km。固定武装は12.7mm機銃２丁。乗員１名。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

＜Ｇ５０Ｖ＞：エンジンをDB601Aに換えたタイプ。試作のみ。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

＜Ｇ５０ｔｅｒ＞：エンジンをフィアットA76に換えたタイプ。試作のみ。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

＜Ｇ５０戦闘機ファミリー＞

　＜Ｇ５０Ｂ＞：複座練習機型。1940年に初飛行し、200機が生産された。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

　＜Ｇ５０ｂｉｓ／Ａ＞：複座戦闘爆撃機型。1942年に試作された。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

＜Ｇ５０戦闘機・海外シリーズ＞

　＜Ｇ５０（フィンランド）＞：フィンランド軍戦闘機。35機を導入した。参考：図解世界の軍用機史

＜Ｇ５２＞：イギリス海軍Ｍ級駆逐艦マッチレス（Matchless）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ５４＞：イギリス海軍タウン級駆逐艦第４グループ、ニューポート（Newport）。1917年にアメリカで進水。1940年にイギリス海軍に引き渡された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ５５＞：イタリア空軍戦闘機、別名チェンタウロ（Centauro）。G50を全金属製にし、武装を強化、ドイツ製DB605A-1液冷エンジンのライセンス生産型を搭載し、最大速度620kmを誇った。全長9.38m、全幅11.85m、全高3.13m、自重2730kg、全備重量3750kg。エンジンはフィアット社製RA1050RC58（1475馬力）単発、最大速度620km、実用上昇限度13000m、航続距離1200km。固定武装は20mm機関砲３門、12.7mm機銃２丁。乗員１名。フィアット社で105機が生産された。高性能だったことからドイツ空軍も採用を検討したが、工程が多いため量産に向かないとして制式化はされなかった。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇、歴史群像2,’08付録、月刊JWings7,’03

＜Ｇ５６＞：イギリス海軍Ｐ級駆逐艦ペタード（Petard）。1942年竣工。1944年2月13日、インド洋でG69パラディンと共に伊27潜水艦を攻撃した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦、第２次大戦日本海軍作戦年誌

＜Ｇ５６＞：イタリア空軍戦闘機。G55のエンジンをDB603Aに換装したものである。1944年3月28日に初飛行し、当時最高のレシプロ戦闘機と称されたが、１機の試作のみに終わった。全長9.5m、全幅11.85m、全備重量3850kg。エンジンはダイムラー・ベンツ製DB603A（1750馬力）単発、最大速度685km、実用上昇限度13400m、航続距離1280km。固定武装は20mm機関砲３門、12.7mm機銃２丁。乗員１名。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

＜Ｇ５７＞：イギリス海軍タウン級駆逐艦第２グループ、ラドロー（Ludlow）。1917年進水。1940年にイギリス海軍に引き渡された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ−５８＞：F8Fシリーズ（艦上戦闘機）を参照。

＜Ｇ５８＞：イギリス海軍タウン級駆逐艦第５グループ、ロッキンガム（Rockingham）。1919年にアメリカで進水。1940年にイギリス海軍に引き渡された。1944年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ６０＞：イギリス海軍タウン級駆逐艦第５グループ、ラムゼイ（Ramsey）。1919年にアメリカで進水。1940年にイギリス海軍に引き渡された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ６２＞：イギリス海軍Ｑ級駆逐艦クオリティ（Quality）。1942年竣工。第２次大戦中はオーストラリア海軍が運用し、1945年にオーストラリア海軍に引き渡された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ６５＞：イギリス海軍Ｎ級駆逐艦ネリッサ（Nerissa）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ６６＞：イギリス海軍Ｏ級駆逐艦オリビ（Oribi）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ６８＞：イギリス海軍タウン級駆逐艦第１グループ、ルイス（Lewes）。1918年進水。1940年にイギリス海軍に引き渡された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ６９＞：イギリス海軍Ｐ級駆逐艦パラディン（Paladin）。1941年竣工。1944年2月13日、インド洋でG56ペタードと共に伊27潜水艦を攻撃し、浮上したところを衝撃して撃沈した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦、第２次大戦日本海軍作戦年誌

＜Ｇ７０＞：イギリス海軍Ｑ級駆逐艦クイーンボロー（Queenborough）。1942年竣工。1943年、オーストラリア海軍に貸与された。1955年6月、オーストラリア海軍への譲渡が決定し、クイーンボロ級フリゲートのクイーンボローとなった。参考：第２次大戦のイギリス軍艦、月刊世界の艦船6,’17

＜Ｇ７１＞：イギリス海軍タウン級駆逐艦第５グループ、リーディング（Reading）。1919年にアメリカで進水。1940年にイギリス海軍に引き渡された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ７２＞：イギリス海軍Ｓ級駆逐艦スコーピオン（Scorpion）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ７３＞：イギリス海軍Ｍ級駆逐艦メテオール（Meteor）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ７６＞：イギリス海軍タウン級駆逐艦第３グループ、マンスフィールド（Mansfield）。1918年にアメリカで進水。1940年にイギリス海軍に引き渡された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ７７＞：イギリス海軍Ｐ級駆逐艦ペン（Penn）。1941年進水。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ７８＞：イギリス海軍Ｑ級駆逐艦クエンティン（Quentin）。1942年竣工。1942年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ７９＞：イギリス海軍タウン級駆逐艦第５グループ、リプリー（Ripley）。1918年にアメリカで進水。1940年にイギリス海軍に引き渡された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ８０＞：イギリス海軍Ｏ級駆逐艦オポチューン（Opportune）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ．８０＞：フィアット・アヴィアツィオーネのジュゼッペ・ガブリエッリ技師が設計したジェット高等練習機。1951年に初飛行し、NATOに提案したが、採用されなかった。参考：月刊JWings3,’16

＜Ｇ８１＞：イギリス海軍Ｑ級駆逐艦キベロン（Quiberon）。1942年竣工。1943年、オーストラリア海軍に貸与された。1955年6月、オーストラリア海軍への譲渡が決定し、クイーンボロ級フリゲートF03キベロンとなった。参考：第２次大戦のイギリス軍艦、月刊世界の艦船6,’17

＜Ｇ．８２＞：フィアット・アヴィアツィオーネのジュゼッペ・ガブリエッリ技師が設計したジェット高等練習機で、G.80の改良型。NATOに提案したが、採用されなかった。参考：月刊JWings3,’16

＜Ｇ８４＞：イギリス海軍Ｎ級駆逐艦ノーブル（Noble）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ８６＞：イギリス海軍Ｍ級駆逐艦マスケティーア（Musketeer）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ８８＞：イギリス海軍タウン級駆逐艦第３グループ、リッチモンド（Richmond）。1917年にアメリカで進水。1940年にイギリス海軍に引き渡された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ９０＞：イギリス海軍Ｍ級駆逐艦マルマダン（Myrmidon）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ．９１シリーズ＞：イタリア空軍ジェット戦闘機。フィアット・アビアチオーネ社ジュゼッペ・ガブリエッリ設計主任が設計した。ぱっと見、F-86Kを一回り小型化したような感じである。1953年発出のNATO共通軽攻撃機要求NBMR-1（NATO Basic Military Requirement-1）に応じたもので、1956年夏に試作機が初飛行、1958年4月にBr.1001とエタンダールに勝って採用され、本格量産に入った。ただフランスが離脱するなどしてNATO加盟国全面採用とはならず、イタリア向けに174機が生産され、F-84からトーネードに至る第一線戦闘機のサポートとして1995年まで使用された。また、西ドイツ向けに144機が輸出され、更に294機が西ドイツでライセンス生産され、西ドイツで退役した機体がポルトガルに渡っている。参考：月刊JWings11,’04、6,’07、3,’16、12,’23

＜Ｇ．９１＞：機首先端より少し後ろの機体下部にエアインテイクがあり、主翼・尾翼共に後退角が付く。主翼には境界層フェンスが左右１枚ずつ付けられ、主翼後縁外側に補助翼、内側にフラップがある。エンジンはブリストル・シドレー社製オーフューズ803をフィアット社でライセンス生産したもので、胴体内に積んである。主脚は未整備滑走路での着陸に備え頑丈にした。機首には測距レーダーを搭載。全長10.46m、全幅8.56m、全高4m、自重2.97トン、最大総重量5.67トン。エンジンはブリストル・シドレー／フィアット社オーフューズ803（推力2.27トン）単発、巡航速度650km、最大速度マッハ0.9、実用上昇限度13100m、最大航続距離2130km。固定武装は機首下部左右の12.7mm機銃２丁ずつ。爆弾・ロケット弾など4.5トンを搭載可能。参考：月刊JWings11,’04、6,’07

＜Ｇ．９１Ｙ＞：1960年代に開発された改良型。パワー不足解消のため、GE社製J85エンジン双発とし、機首の武装を30mmアデン砲（125発）左右１門ずつに変更、機首に偵察カメラを搭載している。機首インテイクは双発にした分拡大し、胴体後部も太くなり、ベントラルフィンも２枚に増えた。主翼には前縁スラットを装備している。水平尾翼付け根を延長し、前にアフターバーナー冷却用インテイクを付けた。ハードポイントは主翼下面に計４カ所あり、兵装搭載量1.815トン。コクピットにはHUDを備える。全長11.67m、全幅9.01m、自重3.9トン、無装備離陸重量7.8トン、最大離陸重量8.7トン。翼面積18.13平方メートル。エンジンはGE社製J85-GE-13A（推力1.235トン、A/B時1.85トン）双発、最大速度マッハ0.95、実用上昇限度12500m、戦闘行動半径210海里（Lo-Lo-Lo、兵装1.32トン搭載）／250-320海里（偵察）、航続距離1860海里（増槽あり）。乗員１名。1966年12月27日に初飛行し、1968年末から先行量産型が生産され、1971-76年に45機が量産された。参考：空軍、月刊JWings11,’04、9,’14、軍事力バランス78年版

＜Ｇ．９１ファミリー＞

＜Ｇ．９１Ｒ／１＞：戦闘偵察機型で、機首にカメラを装備する。固定武装や兵装搭載能力はそのまま残された。全長10.46m、全幅8.6m、自重2.97トン、総重量5.155-5.67トン。翼面積16.4平方メートル。エンジンはBSオーフューズ803（推力2.27トン）単発、最大速度マッハ0.9、実用上昇限度12200m、戦闘行動半径150-400海里、航続距離1150海里。乗員１名。参考：空軍

＜Ｇ．９１Ｒ／１Ａ＞：偵察機型。機首前方と左右に１台ずつ、計３台のカメラを搭載している。参考：月刊JWings11,’04

＜Ｇ．９１Ｒ／１Ｂ＞：偵察機型。

＜Ｇ．９１Ｒ／３＞：偵察機型。

＜Ｇ．９１Ｒ／４＞：偵察機型。

＜Ｇ．９１Ｒ／５＞：偵察機型。

＜Ｇ．９１Ｔ／１＞：練習機型。

＜Ｇ．９１Ｔ／３＞：練習機型。

＜Ｇ．９１Ｔ／４＞：練習機型。

＜Ｇ．９１海外シリーズ＞

　＜Ｇ．９１（ポルトガル）＞：モザンビーク、ビニアビサウ、アンゴラなど旧植民地の近接支援任務用として1961年に西ドイツから購入した。1975年までアフリカに配備された後は自国に配備され、1993年までに全機退役した。参考：月刊JWings6,’07

＜Ｇ９２＞：イギリス海軍Ｑ級駆逐艦クイックマッチ（Quickmatch）。1942年竣工。1943年、オーストラリア海軍に貸与された。1955年6月、オーストラリア海軍への譲渡が決定し、クイーンボロ級フリゲートのクイックマッチとなった。参考：第２次大戦のイギリス軍艦、月刊世界の艦船6,’17

＜Ｇ９３＞：イギリス海軍Ｐ級駆逐艦ポーキュパイン（Porcupine、ヤマアラシ）。1941年進水、1942年8月就役。12月9日、地中海西部でＵボートの雷撃を機関部付近に喰らい７名が戦死、船体が千切れかけたが、曳航されてアルジェリアの海岸に擱座した。1942年3月、アルジェリアのオラン港に曳航された。調査の結果全損と判断されたが、船体を前後二つに分けて防水措置を実施した後にイギリスに輸送することになり、6月にポーツマスに到着。そのまま浮き倉庫として使用され、前部船体にはポーク（Pork、ブタ）、後部にはパイン（Pine、松）の非公式艦名が付けられた。1944年、両方とも上陸用舟艇母艦として使われるようになり、艦名が公式のものになった。1946年に両方とも除籍された。参考：月刊丸4,’17、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ９４＞：イギリス海軍Ｓ級駆逐艦セラピス（Serapis）。1943年12月竣工。1945年10月、オランダに売却されてG94ピート・ハインになった。参考：月刊世界の艦船9,'15、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ９４＞：オランダ海軍Ｓ級駆逐艦ピート・ハイン（Piet Hein）。元はイギリス海軍Ｓ級駆逐艦G94セラピスで、1945年10月にオランダ海軍艦籍に編入された。1957-58年、魚雷発射管上方にヘリ甲板を設け、40mm連装機関砲を撤去する改装を施して高速フリゲートになった。1961年に除籍され、1962年に解体された。参考：月刊世界の艦船9,’15

＜Ｇ９５＞：イギリス海軍タウン級駆逐艦第３グループ、モントゴメリー（Montgomery）。1918年にアメリカで進水。1940年にイギリス海軍に引き渡された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ．９５シリーズ＞：イタリアのフィアット・アヴィアツィオーネが開発したVTOL戦闘爆撃機で、ジュゼッペ・ガブリエッリ技師が設計した。計画のみで、実機の製作には至っていない。参考：月刊JWings3,’16

　＜Ｇ．９５＞：G.91戦闘機のSTOL型。胴体中央下部に真下向き推力偏向ノズル付きターボジェットエンジン２基を装着し、リフトエンジンとして使用するもので、機体を持ち上げるだけのパワーは無くVTOLは無理。VTOLが可能なG.95/3に進んだ。参考：月刊JWings3,’16

　＜Ｇ．９５／３＞：VTOL型。機体設計を一新し、胴体前後にリフトジェットを２基ずつ垂直に置いた。推進用としてジェットエンジン２基を胴体両側に水平搭載する。尾翼はＴ字。参考：月刊JWings3,’16

　＜Ｇ．９５／４＞：機体をG.91類似の形態に戻し、胴体中央にリフトジェット４基を集めた。推進用ジェットエンジン２基は後部胴体に収容している。主翼は肩翼配置の後退翼で、前縁にドッグツースを持つ。水平尾翼は胴体後上部に付く。自重3.8トン、最大離陸重量7.25トン（VTOL時）。エンジンはロールスロイス・MANチュルボ製RB153推進用ターボファン（推力3.107トン）２基＋ロールスロイス社製RB162.31リフトジェット（推力2.381トン）４基、最大速度マッハ1.2-1.4、戦闘行動半径450km。乗員１名。参考：月刊JWings3,’16

　＜Ｇ．９５／６＞：1961年にNATO軍が発出したマッハ２級VTOL戦闘爆撃機開発要求NBNR-3a（NATO基本軍事要求３号ａ）に応募したもの。胴体中央上部に燃料タンク、下部に爆弾倉（戦術核兵器を積める）を配置し、その前後にリフトジェット３基ずつを収容、胴体前部にレーダー、コクピット、アビオニクス室を設け、胴体後部に水平飛行用エンジン２基を搭載している。エアインテイクは胴体側面にあり、ショックコーンを持つ。主翼は肩翼配置の後退翼で、前縁にドッグツースを持ち、その内側では前縁後退角が外側より大きくなっている。エンジンはRB153ターボファン（推力3.107トン）２基＋RB162リフトジェット（推力2.381トン）６基。参考：月刊JWings3,’16

＜Ｇ９７＞：イギリス海軍Ｎ級駆逐艦ネイピア（Napier）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ９８＞：イギリス海軍Ｏ級駆逐艦オーウェル（Orwell）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ−９８Ｊ−１１＞：F11Fシリーズ（戦闘機）を参照。

＜Ｇ１００＞：IAI1125シリーズ（ビジネスジェット）を参照。

＜Ｇ１１５シリーズ＞：ドイツのグロブ社が開発した民間用練習機。世界初の全複合材製練習機で、1985年11月に原型初号機が初飛行し、1987年3月31日にドイツ、1988年2月にイギリスの形式証明を得た。軍用としても採用され、各型計300機が生産された。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｇ１１５Ａ＞：胴体はCFRP製セミモノコック構造、主翼はCFRPハニカムサンドイッチ構造で低翼配置の直線翼、動翼はGFRP製で、尾翼も主翼と同じ構造である。エンジン出力160馬力。乗員２名（サイドバイサイド）。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｇ１１５Ｂ＞：エンジン出力160馬力。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｇ１１５Ｃ＞：エンジンはAIEO-360（180馬力）単発。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｇ１１５海外シリーズ＞

　＜Ｇ１１５Ｅ＞：イギリス空軍練習機。ブルドッグの後継で、99機を配備した。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｇ１１５ＥＧ＞：エジプト空軍練習機。74機を配備した。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｇ１１５ＴＡ＞：UAE軍初等練習機。機体は複合材製で、高温環境に対応するためエアコンを標準装備している。エンジンはライカミング社製AEIO540D4D5（260馬力）、プロペラはハーツェル社製定速３翅。1996年11月から12機が引き渡された。参考：月刊軍事研究4,’97

＜Ｇ１２０シリーズ＞：ドイツのグロブ社が開発した練習機。G115のエンジン強化型である。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｇ１２０＞：エンジンはAIEO-540-D4D5（260馬力）単発。荷重制限プラス6Gからマイナス4G。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｇ１２０ＴＰ＞：エンジンをターボプロップ化し、グラスコクピットを採用したもの。全長8.42m、全幅10.26m、全高2.72m、自重1.12トン、最大離陸重量1.37トン。翼面積13.52平方メートル。エンジンはロールスロイス社製250-B17Fターボプロップ（456軸馬力）単発、運用速度230km、最大速度238km、実用上昇限度7620m、海面上昇率毎分870m、航続距離1342km。ペイロード0.05トン。乗員２名。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｇ１２０海外シリーズ＞

＜Ｇ１２０ＴＰ＞：ミャンマー空軍練習機。2014年に20機を発注し、2015年から引き渡されている。参考：THE MILITARY BALANCE 2016

＜Ｇ１５０＞：ガルフストリーム社傘下のIAI社が開発したビジネスジェット。2002年9月に公表され、2005年5月3日に試作機が初飛行し、11月7日にイスラエル航空局とFAAの形式証明を取得した。IAI1125/G100の改良型で、キャビン幅を広げ、ロックウェル・コリンズ社製プロライン21アビオニクスを搭載した。全長17.3m、全幅16.94m、全高5.54m、運航自重6.849トン、最大離陸重量11.838トン。エンジンはハネウェル製TFE731-40AR（推力2.005トン）双発、最大巡航速度858km（高度10670m）、運用限界マッハ数0.85、最大巡航高度13716m、航続距離5463km（NBAA IFR Rev）。乗員２名。客席数6-8。最終号機は2017年に引き渡された。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｇ２００＞：IAI1126（ビジネスジェット）を参照。

＜Ｇ２００＞：アメリカのカーチス・ライト社が開発した戦車用エンジン。R975を800馬力に大幅パワーアップしたもので、M6重戦車に搭載された。参考：月刊PANZER7,’05

＜Ｇ．２２２＞：イタリア空軍輸送機。元はNATO軍がNBMR-4（NATO基本軍事要求４号）として計画したS/VTOL輸送機開発計画にフィアット社が応じ、1963年からジュゼッペ・ガブリエッリ技師を設計主任として開発したもので、この時にはチェルヴィーノ（Cervino。マッターホルンのイタリア語）というニックネームが付いていた。主翼のエンジンナセルにリフトジェット3-4基を内蔵する予定だったが、NBNR-4が中止になったため、1966年にC-119Gの後継となる通常輸送機に計画変更され（この際にニックネームが無くなった）、1969年にフィアット社の航空部門がアエリタリア社の傘下に入ったためそちらで開発を継続し、1970年7月18日に初号機が初飛行、1972年7月28日に44機が発注された。C-130を双発にスケールダウンしたような形状で、S/VTOL輸送機バージョンからリフトジェットを外してエンジンナセルを小型化している。貨物室は長さ8.52m・幅2.45m・高さ2.25mと太短いため、重心移動が少なく、空中投下可能重量は５トンと大きい。胴体直径3.55m、6psiで与圧されており、後面に貨物積載ランプ、両側面前後にドアを持つ。主翼はアスペクト比10、翼厚比15%で、ダブルスロッテッド・フラップとスポイラー（横操縦・リフトダンパー兼用）が装備されている。基本三舵のうち方向舵のみ油圧作動で、昇降舵と補助翼は人力である。主脚はトレーリングアーム式低圧シングルタイヤ４脚で、地上高の調節や不整地発着が可能。慣性航法装置、ドップラーレーダーにより自律運用できる。水平尾翼は胴体尾部に付く。全長22.7m、全幅28.8m、全高9.8m、自重12.7トン、運用重量15.7トン、通常離陸重量24.5トン、最大離陸重量28トン。翼面積82平方メートル。エンジンはGE−フィアット・アルファロメオ製T64-GE-P4Dターボプロップ（4100軸馬力・3400ehp）双発、最大巡航速度490km、最大速度291ノット、実用上昇限度7620m、燃料容量12000リットル、航続距離380海里（最大ペイロード）／1590海里（標準ペイロード）／2670海里（最大燃料）。ペイロード５トン（通常）／９トン（最大）。乗員３名。兵員なら44名、空挺兵なら32名、担架なら36床＋看護兵６名を輸送できる。量産型は1975年12月23日に初飛行して1976年後半から引き渡され、イタリアに44機、アルゼンチンに３機、ドバイに１機、ソマリアに４機が配備された。イタリア空軍第311実験開発飛行隊所属機は、デモフライトでバレルロールしたりする。参考：世界の軍用機1982、1979、月刊JWings6,’00、10,’05、3,’16、月刊エアワールド10,’03、空軍

＜Ｇ２２２ファミリー＞

　＜Ｇ２２２ＲＭ＞：航法支援兼計器着陸システム機能測定型。参考：スパイ機

　＜Ｇ２２２ＶＳ＞：イタリア空軍電子戦機で、1978年3月9日に初飛行した。機首下面に円筒形の、垂直尾翼上端に円盤形のレドームが付き、左舷側主脚バルジにAPUを追加した。40kVA発電機２基を搭載しており、貨物室内にはELINT/ESM機器を満載する。AEW&Cやメテオル・ミラク100無人機の母機（６機の搭載が可能）としても使用できるという。全長22.7m、全幅28.7m、全高9.8m、自重15.422トン、最大全備重量28トン。エンジンはフィアット社製T64-P4Dターボプロップ（出力3400軸馬力）双発、作戦高度8840m、通常作戦時航続時間10時間。乗員12名。２機が配備された。参考：スパイ機、世界軍用機年鑑1990-91、世界の軍用機1979

＜Ｇ２２２海外シリーズ＞

　＜Ｃ−２７Ａ＞：アメリカ空軍輸送機、別名スパルタン。10機を導入した。参考：月刊JWings6,’00

　＜Ｃ−２７Ａ（アフガニスタン空軍）＞：アフガニスタン空軍輸送機。アメリカが20機を558億円で購入して供与した。ただ生産終了後でプロペラの在庫が無かったため、海上自衛隊がUS-1A用に取り置いてあったハミルトン・スタンダード63E60-15プロペラ20セット（60翅）を提供している。うち16機がアフガンに配備された後、北米アレニア・アエルマッキが保守を行う予定だったが、部品が切れまくったため空軍が契約を破棄。代わりの保守会社も選定されず機体はカブール国際空港に放置されたままとなり、挙げ句の果てに350万円でスクラップとして売り飛ばされてしまった。残る４機はドイツのラムシュタイン基地に止まっている。参考：月刊JWings1,’15、月刊軍事研究4,’11

　＜Ｇ２２２Ｔ＞：リビア空軍輸送機。アメリカからエンジン輸出許可が下りなかったため、ロールスロイス・タインRTy.20Mk801（4860軸馬力）に換装している。自重18トン、最大離陸重量29トン、最大ペイロード７トン。1980年5月13日に初飛行し、20機が配備された。参考：世界の軍用機1982

＜Ｇ２５０＞：ガルフストリーム社のビジネスジェット。G200/IAI1126の改良型で、2009年12月11日にテルアビブで初飛行した。IAI1126の胴体に、G550用のを一回り小さくした主翼を取り付け、尾翼をＴ型にした。計器板には150mmLCD多機能ディスプレイ３面を装備する。全長20.32m、全幅19.2m、全高6.48m、最大離陸重量17.963トン。エンジンはハネウェルHTF7250G（推力3.377トン）双発、最大巡航速度マッハ0.8、航続距離3400海里・6297km（NBAA IFR、乗客４名）。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｇ２８０＞：ガルフストリーム社のビジネスジェット。G250の改良型である。全長20.3m、全幅19.2m、全高6.5m。エンジンはハネウェルHTF7250G（推力3.377トン）双発、最大速度マッハ0.85。乗員２名。客席数8-10。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｇ２８０海外ファミリー＞

　＜Ｇ２８０（フィリピン空軍）＞：フィリピン空軍輸送機／要人輸送機／指揮管制（Command and Control）機。2020年から配備した。参考：月刊JWings8,’24

＜Ｇ３５０＞：ガルフストリーム社のビジネスジェット。G450の廉価版で、燃料搭載量を減らしている。全長27.23m、全幅23.72m、全高7.67m、運航自重19.368トン、最大離陸重量32.159トン。エンジンはロールスロイス社製Tay611-8C（推力6.282トン。逆噴射装置付）双発、巡航速度マッハ0.8、最大運用マッハ数0.88、運用限界高度13716m、燃料搭載量14471リットル、航続距離7037km。乗員２＋２名。客席数12-16。2005年7月に初号機が納入された。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｇ４５０＞：ガルフストリーム社のビジネスジェット。開発時の名称はＧ�W−Ｘで、2003年4月30日に初飛行した。Ｇ�W／G400がベースで、G550の機首、前脚、デジタル式フラップ制御装置、主脚ブレーキ、キャビン空調装置などを取り付け、エンジンもG550と同じものに換装、G550と同じパイロット資格で操縦できるようにしてある。エンジンはリアジェット型式で、パイロンやナセル形状もG550と同じ。ビジネスジェットとして初めてSV（シンザティック・ビジョン）-PDFとEVF（運航支援用赤外線カメラ）を設計時から装備した。全長27.23m、全幅23.72m、全高7.67m、運航自重19.504トン、最大離陸重量33.52トン。エンジンはロールスロイス社製Tay611-8C（推力6.282トン。逆噴射装置付）双発、巡航速度マッハ0.8、最大運用マッハ数0.88、運用限界高度13716m、燃料搭載量16602リットル、航続距離8056km。乗員２＋２名、客席数12-16。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｇ４８０＞：スウェーデンのスカニア社が開発した８×８輪軍用大型トラック。許容重量39トン、最大ペイロード22トン。参考：月刊軍事研究11,’08

＜Ｇ５００＞：ガルフストリーム社のビジネスジェット。G550の航続距離短縮型である。航続距離4400海里・8149km（マッハ0.9）／5200海里・9630km（マッハ0.85）。2019年10月16日、EASAの形式証明を取得した。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊航空ファン1,’20

＜Ｇ−５３０＞：ソ連陸軍の152mm榴弾砲用対コンクリート弾。重量40kg。参考：月刊PANZER6,’05

＜Ｇ５５０＞：ガルフストリーム社のビジネスジェット。ガルフストリーム�Wの胴体を2.13m延長し、主翼スパンや尾翼舵面を拡大した超長距離型である。双発リアジェット機で、主翼は低翼配置、翼端にウイングレットが付き、尾翼はＴ型。コクピットはPlane Viewと呼ばれ、ハネウェル社製プリムス・エピック統合アビオニクス、14インチ液晶MFD４基、資格補正システムEVS、カーソル制御装置CCDを備える。全長29.39m、全幅28.5m、全高7.87m、運航自重21.909トン、最大離陸重量41.277トン。エンジンはロールスロイス社製BR710C4-11（推力6.979トン）双発、経済巡航速度マッハ0.8、最大運用マッハ数0.885、最大運用高度15545m、航続距離12501km（乗員４名＋乗客８名、経済巡航速度）。乗員２＋２名。客席数14-18。2003年8月14日にFAAの形式証明を取得し、2004年9月から納入された。参考：月刊航空ファン1,’17

＜Ｇ５５０海外シリーズ＞

　＜Ｇ５５０（イタリア空軍）＞：イタリア空軍要人輸送機。2023年12月、日伊防衛相会談に出席するクロセット国防大臣を乗せ、羽田空港に飛来した。参考：月刊JWings3,’24

　＜Ｇ５５０（ウガンダ空軍）＞：ウガンダ空軍要人輸送機。2010年に新造機を購入した。2019年8月30日、第７回アフリカ開発会議に出席したムセベニ大統領を乗せて羽田を離陸。参考：月刊航空ファン11,’19

　＜Ｇ５５０（ポーランド空軍）＞：ポーランド空軍要人輸送機。2020年1月20-22日、モラヴィエツキ首相を乗せて羽田空港に来日した。2022年9月26日、安倍元総理の国葬に参列するコヴァルチク副首相を乗せ、羽田空港に飛来。参考：月刊JWings4,’20、12,’22

　＜Ｇ５５０（メキシコ空軍）＞：メキシコ空軍双発リアジェット機。上級司令部特別航空輸送部隊に配備されている。参考：月刊航空ファン1,’17

＜Ｇ５５０海外ファミリー＞

　＜Ｇ５５０早期警戒機（イスラエル空軍）＞：イスラエル空軍早期警戒機。制式名称はナフション・エイタム（Nachshon Eitam）で、コンフォーマル空中早期警戒機CAEW（Conformal Airborne Early Warning and Control）とも呼ばれ、原型機は2006年5月に初飛行した。G550にEL/W-2085レーダー、ESM、ELINT/COMINT器材、NATO互換通信装置などを搭載したもので、胴体両側にEL/W-2085用大型アンテナを埋め込んだフェアリングがあり、機首・機体尾部フェアリング内の小型アンテナと合わせて全周をカバーする。レーダー警報やミサイル警報にチャフ・フレアディスペンサーや赤外線レーザー照射装置を組み合わせた統合自衛装置を持つ。垂直尾翼端には衛星通信データリンク用アンテナを内蔵したフェアリングがあり、リアルタイムで情報を送信することが可能。全長29.39m、全幅28.5m、全高7.87m、運航自重21.909トン、最大離陸重量41.277トン。エンジンはロールスロイス社製BR710C4-11（推力6.979トン）双発、実用上昇限度15545m、燃料容量23400リットル、航続距離12501km、滞空時間９時間以上。乗員２名＋ミッション要員６名。2008年に２機を導入した。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊軍事研究11,’06、4,’09、月刊JWings3,’17、THE MILITARY BALANCE 2016

　＜Ｇ５５０早期警戒機（イタリア空軍）＞：イタリア空軍早期警戒機（Conformal Airborne Early Warning、CAEW）、制式名E-550A。イスラエル空軍用と同じもので、EL/W-2085（機首と胴体尾部にＳバンド、胴体両側面にＬバンドのレーダーアンテナを持つ）、IFF、ESM（機首上面、主翼端下面、垂直尾翼端フェアリング後端）、電子戦装置、SATCOM（垂直尾翼端フェアリング前部）などを装備し、発電能力をノーマルG550の３倍にした。全長29.4m、全幅28.5m、全高7.9m。エンジンはロールスロイス社製BR710.C4-11（推力68.44kN）双発、最大速度941km、航続距離12500km。乗員２名＋ミッションクルー数名。２機導入し、初号機は2016年12月19日、２号機は2017年1月22日に引き渡された。参考：月刊航空ファン3,’17、4,’18、月刊JWings11,'23、4,’18、1,’21

　＜Ｇ５５０早期警戒機（シンガポール空軍）＞：シンガポール空軍早期警戒機。４機を導入した。参考：月刊JWings1,’21

　＜Ｇ５５０電子偵察機（イスラエル空軍）＞：イスラエル空軍電子偵察機、別名ShavitまたはNachshon Shavit。G550にエルタ社製EL/1-3001空中統合信号情報システム（AISIS）を搭載したもので、３機を導入した。参考：月刊軍事研究11,’06、THE MILITARY BALANCE 2016

　＜ＮＣ−３７Ｂ＞：アメリカ海軍射場管制機。NP-3D試験評価機の後継としてG550早期警戒機を導入したもので、１機を配備した。参考：月刊JWings6,’19、4,’18、1,’21

＜Ｇ６００＞：ガルフストリーム社が開発しているビジネスジェット機。G450/550とG650の間を埋めるサイズで、G550の拡大型であり、2016年12月17日に試作機が初飛行した。リアジェット機で、機体はアルミ合金を多用してコストを抑えつつ、レドーム、後部圧力隔壁、エレベーターなど要所に複合材を使用した。主翼は低翼配置の超臨界翼で、翼スパンはG500より2.4m延長し、燃料搭載量を4.5トン増やした。尾翼はＴ型。操縦系統はデジタル式フライ・バイ・ワイヤ、操縦桿はBAEシステムズ社製アクティブ・サイドスティック。フライトデッキ・システムはハネウェル社製Symmetry Flight Deckで、計器板に大型ディスプレイ４基、頭上にタッチスクリーン３基を備える。全長29.29m、翼スパン28.96m、全高7.7m、最大離陸重量41.549トン。エンジンはプラット＆ホイットニー・カナダ社製PW815GAターボファン（推力69.75kN）双発、長距離巡航速度902km、最大速度982km、最大巡航高度15545m、航続距離11482km（乗員４名時）。乗員２名。客席数19。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｇ６５０シリーズ＞：ガルフストリーム社の大型ビジネスジェット機。G500/G550をベースに、民間最高の速度性能と超長距離の航続性能を持たせたもので、2009年11月25日に試作初号機が初飛行し、2011年に型式証明を取得、2012年から販売された。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊航空情報3,’18

　＜Ｇ６５０＞：機首上面と風防前部に赤外線カメラ、コクピットにHUDを搭載する。エンジンはリアジェット形式である。全長30.4m、全幅30.35m、全高7.82m、運航自重24.494トン、最大離陸重量45.179トン。エンジンはロールスロイス社製BR725ターボファン（推力7.303トン）双発、巡航速度マッハ0.825、最大運用速度マッハ0.925、最大運用高度15545m、航続距離12964km。乗員４名。客席数18。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊航空情報3,’18

　＜Ｇ６５０ＥＲ＞：航続距離を13890kmに延伸したタイプ。2016年5月23日（3日？）にEASAの型式証明を取得した。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊航空情報3,’18

＜Ｇ６５０海外ファミリー＞

　＜Ｇ６５０ＥＲ（ザンビア空軍）＞：ザンビア空軍要人輸送機。2019年2月28日に納入された。2019年8月27日、第７回アフリカ開発会議に出席するルング大統領を乗せて羽田空港に到着した。参考：月刊航空ファン11,’19、月刊JWings11,’19

＜Ｇ７００＞：ガルフストリーム社のビジネスジェット機。エンジンはロールスロイス社製パール700、最大速度マッハ0.925、航続距離7500海里・13890km（最大）。座席なら19席、寝台なら10名分を用意できる。参考：月刊航空ファン1,’20

＜Ｇ６０００ＳＲＳＳ＞：グローバルアイ早期警戒機（UAE空軍）を参照。

＜ＧＡ＞：タブン（神経剤）を参照。

＜ＧＡ＞：ドイツ軍の磁気機雷。信管は方位磁石のＳ極にスプリング、Ｎ極に電気接点を組み込んだもので、普段はスプリングの力により磁針が水平を保っているが、磁気を帯びた船舶が通ると磁気が乱れてＮ極が下に引っ張られ、電気接点が接触して作動する。磁力作動値は0.02ガウス。機雷がどの向きで落下しても磁針が水平になるシステムが組み込まれていた。地域によって磁気に強弱差があるため、敷設場所によってスプリングの強さを調整する。南半球で建造された艦船は帯磁が北半球の逆になるので、信管が作動しないという欠点があったが、改良すれば対応できた。航空機から投下され、投下直前に起爆準備装置を外して作動状態にする。不発時に回収されないよう、時限信管も付けられている。全長2.43m、重量350kg、炸薬重量300kg。イギリスは1939年11-12月にシューベリーネス浅瀬で起爆装置を作動させ忘れた２発を投下直後に回収し、シューベリーネス機雷と命名して詳細に解析を行い、ダブルＬ掃海法を編み出した。参考：歴史群像12,’09

＜ＧＡ．１＞：エース・シリーズ（試作戦闘機）を参照。

＜ＧＡ１＞：南アフリカのアトラス社が開発した航空用20mm単砲身機関砲で、GI2の簡易型である。弾頭重量0.22ポンド（99.8g）、初速毎秒2362フィート（720m）、発射速度毎秒600発。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究4,’97

＜ＧＡ．２＞：エース・シリーズ（試作戦闘機）を参照。

＜ＧＡ−２＞：南アフリカのアトラス社が開発した30mm航空用機関砲で、ヘリにも搭載できる。弾量0.61ポンド（276.7g）、初速毎秒3363m、発射速度毎分750発。参考：月刊軍事研究7,’95

＜ＧＡ．３＞：エース・シリーズ（試作戦闘機）を参照。

＜ＧＡ−７Ｄ＞：A-7攻撃機ファミリーを参照。

＜ＧＡ８シリーズ＞：オーストラリアのジップスエアロが開発した軽飛行機、別名エアバン（Airvan）。1995年3月3日に初飛行した。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＧＡ８＞：主翼は高翼配置で支柱付き。エンジンはテキストロン・ライカミング製IO360-L2A（180馬力）、貨物ペイロード800kg。2000年12月から引き渡された。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＧＡ８−ＴＣ３２０＞：エンジンを強化して離着陸性能を向上させたタイプ。全長8.95m、全幅12.41m、全高3.89m、自重1014kg、最大離陸重量1814kg。エンジンはライカミング製IO-540-AH1A（出力320馬力）単発、最大巡航速度343km、実用上昇限度6100m、航続距離1722km。2009年2月から販売された。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜ＧＡＡ＞：フォード・モータース社が開発した中戦車用エンジン。元は航空機用液冷エンジンとして1941年8月に12気筒の試作型が完成したもので、これにアメリカ陸軍省兵器局が目を付けてR-975シリーズの不足を補う戦車用エンジンとして開発を依頼、８気筒に落としたものを1942年1月に採用した。60度Ｖ型８気筒４サイクル液冷ガソリンエンジンで、総排気量18000cc、出力500馬力（回転数2600rpm）。M4A3中戦車、M7B1自走榴弾砲に搭載された。1943年末にはM4中戦車シリーズの標準エンジンと見なされるようになったが、戦車の量産ペースに追いつかず、他のエンジンを積んだタイプも引き続き生産されている。参考：月刊戦車マガジン11,’92、British and American tanks of World War Two

＜ＧＡ−ＡＳＩ＞：ジェネラル・アトミック・エアロノーティカル・システムズ社の略。

＜ＧＡＧＡＮ＞：インド版GPSで、GPS Aided Geo Augmented Navigationの略。2013年頃から運用できるようになった。参考：月刊軍事研究4,’15

＜ＧＡＩ＞：航空阻止を参照。

＜ＧＡＩＮＳ＞：GPS援用INSの略で、GPS/INSともいう。慣性航法装置とGPSを組み合わせた誘導システムのことである。参考：月刊軍事研究12,’04

＜ＧＡＫ−１４＞：GAU-12/U（ガトリング砲）を参照。

＜ＧＡＬ＞：ジェネラル・エアクラフトLtd.の略。イギリスの軽飛行機・グライダー会社で、1931年に創設された。1949年、ブラックバーン社と合併してブラックバーン＆GAL社になった。1958年、社名がブラックバーン社になり、GALが消えた。参考：月刊JWings6,’22

＜ＧＡＬ．３８＞：イギリス海軍の試作夜間艦上偵察機（Fleet Shadower）で、ジェネラル・エアクラフト社が開発した。主翼は折り畳み式の高翼で、前縁スラットとフルスパンの後縁フラップを持ち、低速性能に優れる。イギリス海軍初の前輪式降着装置装備機で、胴体中央下部に短い下翼があり、そこに主脚が付く。尾部を擦らないように尾輪もある。垂直安定板は３枚に分かれていて、方向舵は水平尾翼両端の２枚に付けられる。AS.39と同時期に開発されたが、こちらも採用されなかった。全長10.98m、全幅17.02m、全備重量3900kg。エンジンはボブジョイ・ナイアガラ５（130馬力）４発、最大速度185km、最小速度63km、航続時間10時間。乗員３名。参考：月刊丸3,’90、第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

＜ＧＡＬ．４１＞：イギリス軍の与圧キャビン実験機で、ジェネラル・エアクラフト社が開発した。新設計の胴体にユニバーサルの部品をくっつけて1939年に完成、与圧動力として45馬力の補助エンジンを搭載した。全長8.5m、全幅12.25m。エンジンはボブジョイ・ナイアガラ（395馬力）双発。乗員２名。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

＜Ｇ．Ａ．Ｌ．４８シリーズ＞：イギリス軍の空挺グライダー、別名ホットスパー（Hotspur）。ジェネラル・エアクラフト社が開発し、1000機以上が生産されたが、兵員を６名しか輸送できないので、訓練に回されている。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇、月刊丸4,’99

　＜Ｇ．Ａ．Ｌ．４８Ｍｋ．�T＞：空力特性を優先したため肝心の兵員輸送能力に劣り、主に訓練に回された。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

　＜Ｇ．Ａ．Ｌ．４８Ｍｋ．�U＞：翼スパンを短縮し、兵員ドアを背面から側面に移したタイプ。全長12.1m、全幅14m、全備重量1640kg。乗員２名＋搭乗兵員６名。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

　＜Ｇ．Ａ．Ｌ．４８Ｂ＞：２機を中央翼で横に繋いで兵員輸送量を倍増させたタイプ。全幅17.6m。搭乗兵員15名。1942年に１機のみ試作された。参考：月刊丸4,’99、第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

＜Ｇ．Ａ．Ｌ．４９シリーズ＞：イギリス軍大型空挺グライダー、別名ハミルカー（Hamilcar）。ジェネラル・エアクラフト社が開発し、1942年3月に初飛行した。総生産数400機以上。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇、月刊丸4,’99

　＜Ｇ．Ａ．Ｌ．４９＞：胴体は角形で、貨物室は長さ7.8m、幅2.2m、高さ2.3mあり、戦車や火砲などを搭載できる。曳航機はハリファックス。全長20.8m、全幅33.6m、自重7900kg、全備重量16330kg。乗員２名。390機が生産された。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇、月刊丸4,’99

　＜Ｇ．Ａ．Ｌ．５８＞：別名ハミルカーMk.�]。ブリストル・マーキュリー（965馬力）２基を搭載したタイプで、曳航母機の負担を軽減するため開発された。自力で離陸もできる。対日戦用として20機強が生産（改造？）された。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇、月刊丸4,’99

＜Ｇ．Ａ．Ｌ．５８＞：G.A.L.49シリーズ（グライダー）を参照。

＜Ｇ．Ａ．Ｌ．６３＞：HP.88（実験機）を参照。

＜ＧＡＭ＞：Global positioning system Aided Munition（GPS付加弾薬）の略。B-2ステルス爆撃機専用のINS/GPS誘導爆弾で、冷戦終結によりB-2を核戦争以外にも使えるようにすべく1992年から開発された。GBU-36/BとGBU-37/Bの２種があり、弾体にストレーキ・ジャケット、尾部に誘導キットを装着する方式なのでJDAMに似ているが、空力安定のため弾頭部に２本の溝が切ってあるのが特徴。目標指示用としてB-2にはGATSを積む。モンタナ州ホワイトマン空軍基地の第509爆撃航空団兵器廠に全てのGAMが保管されているらしい。1996年4月にB-2からの投下試験が行われて制式化されたが、1999年にB-2でJDAMを運用できるようになったため、少数生産に留まった。参考：月刊軍事研究9,’18、1,’01

＜ＧＡＭ−６３＞：アメリカ空軍空対地ミサイル、別名ラスカル（RASCAL、RAdar SCAnning Link）。当初は無人爆撃機扱いのB-63という名称で、1948年からベル社が開発した。DB-36H爆撃機の胴体下面またはDB-47爆撃機の側面に１発搭載され、ソ連の防空圏外から発射、慣性誘導で目標に向かい、最終段階で発射母機からデータリンクによる誘導修正を受ける。DB-36H搭載時のグラウンド・クリアランスを確保するため、十字尾翼のうち下のものは水平折り畳み式となっていた。全長10.7m、胴体直径1.37m、翼スパン7.63m、発射重量5.9トン。推進は液体燃料ロケット（推力2.7トン）、飛翔速度マッハ2.5（1.5？）、発射高度42500フィート（12954m）、巡航高度50000フィート（15240m）、射程160km。W27強化型原爆を搭載する予定だったらしいが、実際には装備されなかった。135発以上が生産され、1957年8月から配備されたが、B-36/B-47が旧式化したためと、AGM-28ハウンドドッグが開発されたため、1958年11月に早々と退役した。参考：世界の傑作機No.125、アメリカの核兵器、航空ジャーナル9,’77臨時増刊、核兵器図鑑、月刊軍事研究3,’19

＜ＧＡＭ−６７＞：アメリカ空軍空対地ミサイル。B-67無人標的機がベースである。B-47爆撃機に搭載された。参考：月刊軍事研究3,’19

＜ＧＡＭ−７２＞：ADM-20（囮ミサイル）を参照。

＜ＧＡＭ−７７＞：AGM-28シリーズ（空対地ミサイル）を参照。

＜ＧＡＭ−８３Ｂ＞：AGM-12D（空対地ミサイル）を参照。

＜ＧＡＭ−８４＞：GBU-36/B（誘導爆弾）を参照。

＜ＧＡＭ−８７Ａ＞：アメリカ空軍戦略航空コマンドの試作空中発射型弾道ミサイルALBM（Air Launched Ballistic Missle）、別名スカイボルト（Skybolt）。武器システム名称はWS-138Aである。1958年に空中発射型弾道ミサイルの研究が終了し、1959年1月にGO.177仕様書が提示され、5月にダグラス社での開発が決定した。弾頭部がスパイク状に突き出しており、弾体尾部に安定翼を持つ。全長11.66m、直径0.89m、翼スパン1.68m、発射重量5.13トン。弾頭W59（威力1.1メガトン）。推進は２段式固体燃料ロケット、最大速度マッハ14、最大到達高度500km、射程1000海里。誘導はINSと天測。B-52爆撃機の主翼下に２発ずつ（内翼ハードポイントにデュアル・ランチャーを装着）またはバルカンB.Mk�Uの主翼下に１発ずつ搭載され、投下されるとロケットに点火して一気に加速、燃焼終了後は弾頭のみが弾道軌道で目標に向かう。1959年6月にボールド・オリオン試作ミサイルのテストが始まり、1960年6月にはイギリス戦略空軍もブルースチールの後継とする予定で開発に加わった。1961年3月、空中投下試験を実施。1962年4月19日の初飛翔試験で第２段が点火せず、6月の試射では第１段が点火せず、9月13日の試射では第１段が点火する前に切り離され、9月25日の試射ではテレメトリーが故障、11月28日の試射では油圧が故障し、と５回連続で発射実験に失敗して費用もかさみ、B-52の主翼に金属疲労の問題も出て、1962年12月22日の６回目の試射では成功したものの、同日の米英首脳会談で開発中止が決まった。イギリスはこのミサイルを搭載予定の戦略爆撃機の開発にまで影響が及ぶことになり、代わりにポラリスSLBMを導入することとした。参考：月刊JWings6,’13、航空ジャーナル9,’77臨時増刊、アメリカの核兵器、核兵器図鑑、月刊軍事研究5,’01

＜ＧＡＭ−１１２＞：GBU-36/B（誘導爆弾）を参照。

＜ＧＡＭ−１１３＞：GBU-37/B（誘導爆弾）を参照。

＜ＧＡＭ−ＢＯ１＞：イギリスのBMARC社が開発した20mm艦載機関砲。エリコン社製20mm単装機関砲KAAを手動操作砲架に装着したものである。射程2.4海里。発射速度毎分800発。イギリス海軍ではインヴィンシブル級空母、42型駆逐艦バッチ３、22型フリゲートなどが後日搭載し、他国海軍にも広く採用された。参考：月刊世界の艦船12,’20、中国／台湾海軍ハンドブック改訂第２版

＜ＧＡＰＡ＞：アメリカ空軍の地対空ミサイルで、Ground-to-Air Pilotless Aircraft（地対空無人機）の略。コンドル計画に引き続いて1946年7月から開発され、ボーイング社が担当した。XSAM-A-1試作ミサイル（全長6.6m、直径0.6m、発射重量3.13トン。巡航速度2400km）が製作され、1950年までに100発を試射している。これをベースにボマークが実用化された。参考：月刊JWings4,’12

＜ＧＡＲ−１＞：AIM-4シリーズ（空対空ミサイル）を参照。

＜ＧＡＲ−２＞：AIM-4B（空対空ミサイル）を参照。

＜ＧＡＲ−３＞：AIM-4E（空対空ミサイル）を参照。

＜ＧＡＲ−４Ａ＞：AIM-4G（空対空ミサイル）を参照。

＜ＧＡＲ−８＞：AIM-9B（空対空ミサイル）を参照。

＜ＧＡＲ−９＞：AIM-47（空対空ミサイル）を参照。

＜ＧＡＲ−１１＞：AIM-26シリーズ（空対空ミサイル）を参照。

＜ＧＡＳ−６９＞：ソ連軍のジープで、東側諸国でも広く使用された。４ドアのGAS-69A/-69Bもある。自重1.5トン。路上最大速度90km。乗員最大８名（操縦手含む）。GAZ-69と同じ？参考：月刊PANZER5,’79

＜ＧＡＳＱ−１＞：自衛隊のえい航標的。高速標的機用もある。日本電気製。参考：月刊軍事研究1,’09、7,’11

＜ＧＡＴ−３１＞：自衛隊の空中線。八木アンテナまたはキーコム製。参考：月刊軍事研究4,’13、7,’14

＜ＧＡＴ−３２＞：自衛隊の空中線。八木アンテナ製。参考：月刊軍事研究1,’11

＜ＧＡＴ−３６＞：自衛隊のコーナリフレクタ。日本無線製。参考：月刊軍事研究8,’07

＜ＧＡＴ−４２＞：自衛隊のコーナリフレクタ。NECネットワークプロダクツ製。参考：月刊軍事研究9,’13

＜ＧＡＴ−４８＞：自衛隊の空中線。日立国際八木ソリューションズ製。参考：月刊軍事研究2,’19

＜ＧＡＴ−４９＞：自衛隊の空中線。日立国際八木ソリューションズ製。参考：月刊軍事研究2,’19

＜ＧＡＴＯＲ＞：CBU-78/Bシリーズ（クラスター弾）またはCBU-89/Bシリーズ（クラスター弾）を参照。

＜ＧＡＴＲ＞：ATK社とエルビット・システムズ社が開発中の誘導ロケット弾Guided Advanced Tactical Rocket。70mmFFARにセミアクティブレーザー誘導装置を取り付けたものである。重量13.5kg。最大射程8km。参考：月刊軍事研究7,’10

＜ＧＡＴＳ＞：GAM用の目標指示システムで、GPS Aided Targeting System（GPS援用照準システム）の略。B-2爆撃機のAN/APQ-181合成開口レーダーと機載GPSのデータから目標のGPS座標を特定してGAMに入力する。参考：月刊軍事研究9,’18

＜ＧＡＵ−２／Ａシリーズ＞：アメリカ空軍の６銃身7.62mmガトリング砲、通称ミニガン。1960年からジェネラル・エレクトリック社で開発され、1964年に完成した。参考：月刊PANZER1,’03、U.S.ウェポン・ハンドブック

　＜ＧＡＵ−２／Ａ＞：M61A1バルカン砲を7.62mmにスケールダウンしたもので、小型機用に開発された。全長0.8m、重量18.8kg。発射速度毎分6000発。参考：U.S.ウェポン・ハンドブック、軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜ＧＡＵ−２Ａ／Ａ＞：

　＜ＧＡＵ−２Ｂ／Ａ＞：毎分3000発の低速発射モードを加えたタイプ。参考：U.S.ウェポン・ハンドブック

＜ＧＡＵ−４／Ａ＞：アメリカ空軍の20mmガトリング砲。M61A1バルカン砲をガス圧作動式としたもので、SUU-23/Aに組み込まれた。参考：U.S.ウェポン・ハンドブック、月刊PANZER12,’02

＜ＧＡＵ−６／Ａ＞：ジェネラル・エレクトリック社の試作６銃身12.7mmガトリング砲。リンクレス給弾システムにより発射速度は毎分8000発に達する。1968年から開発したが、1970年7月に開発中止となった。参考：月刊PANZER1,’03

＜ＧＡＵ−７／Ａ＞：アメリカ空軍F-15戦闘機用試作25mmケースレス・ガトリング砲。GEとフィルコ・フォードが提案してフィルコ・フォードの案が採用され、1968年1月から開発されたが、ケースレス弾の開発が上手くいかず、弾道性能が悪すぎる上、環境変化に弱かったので、1974年に計画がキャンセルされた。参考：F-15イーグル、月刊PANZER12,’02

＜ＧＡＵ−８／Ａ＞：アメリカ空軍A-10攻撃機専用７砲身30mmガトリング砲、通称アベンジャー。ジェネラル・エレクトリック社が開発した。M61バルカン砲の発展型で、砲身を１本増やして各砲身の故障率低下と寿命延長を図っており、砲身寿命は147000発（砲身１本あたり21000発）、平均故障間隔は18000発に１回とされる。左右エンジンで駆動される77馬力の油圧モーター２基により砲身と弾薬コンベアを駆動、発射速度毎分4200発（両モーター使用）／2100発（右エンジン油圧系統モーターを使用）を誇る。弾薬は約1350発がドラム弾倉（直径1.01m、長さ1.816m）内に弾頭部を中心に向けて螺旋状に収容されており、弾薬送り出し装置により弾薬コンベアに載せられ、給弾装置に運ばれて薬室に装填され、空薬莢は再び弾薬コンベアに載せられてドラム弾倉の反対側から収容される。射撃開始からモーターの回転が安定するまで0.55秒かかり、この間は弾道が不安定になる。トリガーを戻すと直ちに射撃が停止し、リバース・クリアリング機構が作動、遊底内にあって発射されなかった弾薬は遊底の逆回転により弾薬コンベアに戻されるので、無駄弾が出ない。A-10の機関砲搭載マウント自体が照準調整されているので、取り付け後に照準調整を行わなくて済むようになっている。散逸性は５ミルで、射距離1000mの目標から半径5m以内に80%の弾丸が集中する。実用テストでは4000フィート（1219m）先から射撃して直径16フィート（4.9m）以内に80%の弾丸を収束させた。下手な誘導爆弾より精密な射撃が可能で、付随被害も少なく、価格は圧倒的に安いため、対テロ作戦でも便利に使用され、A-10を退役させられない理由の１つになっている。射撃は２秒を１サイクルとし、１分間の砲身冷却が必要となる。緊急時には８秒間連続で撃てる。発射反動は4.5トンに達し、A-10Aのエンジン１基の推力よりも大きい。使用弾はPGU-14/B徹甲焼夷弾、PGU-13/B焼夷榴弾、PGU-15/B訓練弾で、実戦ではPGU-14/B徹甲焼夷弾とPGU-13/B焼夷榴弾を５対１で搭載（コンバットミックス。４対１という説もあり）する。弾薬総重量1011kg（PGU-14/B徹甲焼夷弾のみ）／937kg（PGU-13/B焼夷榴弾のみ）／994kg（４対１コンバットミックス）。射距離6600mでほぼ全ての主力戦車を破壊できるとされる（有効射程15000フィート・4572m前後？）。射距離1200mで装甲貫徹力163mmを誇るAPFSDS弾や、新型APDS弾、ロケット推進式HEAT弾も開発されていたが、実用化には至らなかった。開発中に、発射炎が砲口で二次爆発を起こして機体を損傷することが分かり、また発射ガスをエンジンが吸い込んでエンストする事故も起こったため、スロットルレバーをファースト・アイドル位置以降に置いておいた場合には発射不能とする機構が組み込まれ、砲口部にはブラスト・ディフューザーが装着された。この時に発射速度が毎分3900発の固定式となり、ディフューザー取り外し後もそのままの発射レートになったらしい。実用試験では５対１のコンバットミックスで弾薬を搭載し、T-62を含む戦車15両に対して射距離900-1050mで1-2秒の射撃を24回行い、７両を完全に破壊、８両を使用不能にした。全長6.058m（給弾機構、ドラム型弾倉含む）、本体長2.883m、砲身重量281kg、発射機構重量54kg、マウント重量33kg、ドラム型弾倉・給弾機構重量522kg、弾薬重量937kg、全備重量1828kg。湾岸戦争では、ジンキング機動後に発射して機体速度が大幅に低下したところをSAMに狙われて２機が撃墜されており、諸刃の剣でもある。A-10Cでは装弾数が1174発に減り、発射速度が標準3850発、高速3950発、低速3550発の切替式になった。参考：U.S.ウェポン・ハンドブック、月刊PANZER12,’02、月刊航空ファン2,’02、10,’17、月刊航空ジャーナル7,’81臨時増刊

＜ＧＡＵ−１２／Ｕ＞： アメリカ海兵隊AV-8Bハリアー�U用25mmガトリング砲、別名イコーライザー（Equalizer）。GAU-8/Aガトリング砲を５砲身25mmにスケールダウンしたもので、ジェネラル・エレクトリック社が1985年に実用化した。GAK-14ガンパック（胴体下面左）とGFK-11弾薬パック（同右）からなり、後端部のブリッジ機構で連結され、リンクレス方式のダブルエンド・クローズド・ループで給弾・空薬莢回収を行う。２つのパックは揚力増強装置でもあり、パック内側は切り立っている。駆動はエンジンのブリード・エアで、駆動力15馬力。発射速度毎分3600発（通常）／4200発（最大）。空対空・空対地両用で、M792焼夷榴弾（弾丸重量185.6g、弾薬重量505g）などのM790系列、PGU-20/B系列の劣化ウラン徹甲焼夷弾、焼夷榴弾、PGU-23/B訓練弾とNATO規格の25mm弾も使用できる。全長2.11m、重量270ポンド（122.5kg）。AC-130Uにも搭載でき、この場合は油圧モーター駆動で発射速度毎分3000発である。参考：U.S.ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究2,’04、1,’08、軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＧＡＵ−１３／Ａ＞：GPU-5/A（ガンポッド）を参照。

＜ＧＡＵ−１６／Ａ＞：アメリカ海軍・海兵隊12.7mmドアガン。M2重機関銃のドアガン版である。参考：月刊JWings5,’22

＜ＧＡＵ−１７／Ａ＞：アメリカ海軍の６銃身7.62mmガトリング銃。またはアメリカ空軍のドアガン版GAU-2/Aシリーズ。陸軍のM134に小改良を加えてドアガン化したものである。発射速度毎分2000-6000発。参考：月刊軍事研究5,’09、月刊JWings5,'22、1,’19

＜ＧＡＵ−１８／Ａ＞：アメリカ空軍12.7mmドアガン。M2重機関銃のドアガン版である。参考：月刊軍事研究5,’09

＜ＧＡＵ−１９／Ａ＞：アメリカ軍の３銃身12.7mmガトリング銃。1980年6月からV-22搭載用として海兵隊の要請で開発された。発射速度毎分1200/1500発（1000/2000発？）の切り替え式、給弾はリンクレスまたはベルトリンクどちらも可能である。駆動システムも電動・油圧モーターやガス圧作動が使用できる。有効射程1800m、最大射程6000m。1985年にシステムが完成して採用されたが、2018年現在、V-22には搭載されていない。海上保安庁が独自の遠隔操作銃塔に装着してはやぐも型巡視艇４番艇以降に搭載している。参考：月刊PANZER1,’03、軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊世界の艦船7,’16、月刊JWings1,’19

＜ＧＡＵ−２１／Ａ＞：アメリカ海軍・海兵隊のヘリ用パイロンまたはドアガン用12.7mm機銃。FNハースタル社製12.7mm機銃M3Mをヘリ用にしたもので、銃身周囲には太い孔空き冷却カバーが被せられており、カバー先端部はブラストデフレクター（孔無し、機体側のみ）になっている。発射速度毎分1250発。MH-60SやUH-1Yなどに搭載可能。参考：月刊JWings5,'22、7,’14

＜ＧＡＵ−２２／Ａ＞：F-35A戦闘機用４砲身25mmガトリング砲。GAU-12/Uを４砲身にしたものである。全長2.11m、直径0.26m、重量104kg。初速毎秒1085m（HE-I、TP）または1036m（AP-I）、発射速度毎分3300発、散逸性５ミル。使用弾は25mm×137弾で、PGU-47/U多用途機関砲弾、PGU-48/Bフランジブル徹甲弾、PGU-20/U劣化ウラン弾、PGU-20(NEF)タングステン破片弾などが開発されており、信管や炸薬を持たない致死効果増強貫通弾PELEも使用できる。リンクレス・ベルト給弾式。機体へのアラインメントが不良で命中精度が悪いという欠点が判明し、修正中である。F-35B/CではA/A49E-21MGSガンパックとして胴体下Sta.6に積む。参考：月刊軍事研究7,’10、6,’12、10,'15、3,’18、月刊JWings5,’15、3,’15、4,’19、月刊航空ファン10,’17

＜ＧＡＶ−７３０−�T＞：自衛隊のパラボラアンテナ。日本電業工作製。参考：月刊軍事研究12,’16

＜ＧＡＹ−６０−Ｅ＞：自衛隊のスペクトラム分析器。アドバンテスト製。参考：月刊軍事研究10,’07

＜ＧＡＹ−１０３−３＞：自衛隊のスペクトラム分析器。アジレント・テクノロジー社及び日本テクトロニクス社製。参考：月刊軍事研究7,’07、10,’07

＜ＧＡＹ−１０３−４＞：自衛隊のスペクトラム分析器。ローデ・シュワルツ・ジャパン製。参考：月刊軍事研究9,’11

＜ＧＡＹ−１０３−６＞：自衛隊のスペクトラム分析器。TFF製。参考：月刊軍事研究7,’14

＜ＧＡＹ−１１７−Ｂ＞：自衛隊のスペクトラム分析器。双日エアロスペースが受注している。参考：月刊軍事研究7,’09

＜ＧＡＹ−１２０＞：自衛隊のスペクトラム分析器。アンリツ製。参考：月刊軍事研究11,’09

＜ＧＡＹ−１２７Ｂ＞：自衛隊のネットワークアナライザ。アジレント・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究10,’11

＜ＧＡＹ−１２８＞：自衛隊のデジタルオシロスコープ。日本電計製。参考：月刊軍事研究5,’09

＜ＧＡＹ−１２９電波分析器増設用品＞：自衛隊の機器。アジレント・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究8,’10

＜ＧＡＹ−１２９−Ｂ＞：自衛隊の電波分析器。アジレント・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究3,’12

＜ＧＡＹ−１２９−Ｃ＞：自衛隊の電波分析器。アジレント・テクノロジー製。月刊軍事研究1,’10

＜ＧＡＹ−１２９−Ｄ＞：自衛隊の電波分析器。アジレント・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究8,’14

＜ＧＡＹ−１２９−Ｆ＞：自衛隊の電波分析器。アジレント・テクノロジーまたはキーサイト・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究9,’15、1,’17

＜ＧＡＹ−１３１＞：自衛隊のスペクトラム分析器。アンリツまたはローデ・シュワルツ・ジャパン製。参考：月刊軍事研究11,’09、9,’11

＜ＧＡＹ−１３１−Ｂ＞：自衛隊のスペクトラム分析器。キーサイト・テクノロジーまたはローデ・シュワルツ・ジャパン製。参考：月刊軍事研究5,’17、5,’18

＜ＧＡＹ−１３２＞：自衛隊のスペクトラム分析器。アドバンテスト製。参考：月刊軍事研究11,’09

＜ＧＡＹ−１３４＞：自衛隊のスペクトラム分析器。アドバンテスト製。参考：月刊軍事研究4,’08

＜ＧＡＹ−１３６＞：自衛隊のスペクトラム分析機。アンリツ製。参考：月刊軍事研究7,’09

＜ＧＡＹ−１３７＞：自衛隊のスペクトラム分析機。アンリツ製。参考：月刊軍事研究6,’09

＜ＧＡＹ−１３８＞：自衛隊のスペクトラム分析機。アンリツ製。参考：月刊軍事研究6,’09

＜ＧＡＹ−１３９＞：自衛隊の電波記録分析器。アジレント・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究11,’09

＜ＧＡＹ−１３９−Ｂ＞：自衛隊の電波記録分析器。キーサイト・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究1,’19

＜ＧＡＹ−１４０＞：自衛隊の電波合成受信装置。三菱電機製。参考：月刊軍事研究9,’10

＜ＧＡＹ−１４０−Ｂ＞：自衛隊の電波合成受信装置。三菱電機製。参考：月刊軍事研究2,’16

＜ＧＡＹ−１４４＞：自衛隊のスペクトラム分析器。アンリツ製。参考：月刊軍事研究10,’11

＜ＧＡＹ−１４６＞：自衛隊の電波諸元解析器。アジレント・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究9,’12

＜ＧＡＹ−１４９＞：自衛隊の波形分析器。日本電計または穂高電子製。参考：月刊軍事研究6,’14、8,’15

＜ＧＡＹ−１５０＞：自衛隊のスペクトラム分析器。アンリツ製。参考：月刊軍事研究6,’14

＜ＧＡＹ−１５１＞：自衛隊の電源品質アナライザ。日本電計製。参考：月刊軍事研究6,’14

＜ＧＡＹ−１５２＞：自衛隊のスペクトラム分析器。TFF製。参考：月刊軍事研究7,’14

＜ＧＡＹ−１５３＞：自衛隊のスペクトラム分析器。アジレント・テクノロジーまたはキーサイト・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究8,’15、1,’19

＜ＧＡＹ−１５４＞：自衛隊の高周波分析器。アジレント・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究10,’15

＜ＧＡＹ−１５６＞：自衛隊の高周波分析機。キーサイト・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究10,’17

＜ＧＡＹ−１５７＞：自衛隊のスペクトラム分析器。アジレント・テクノロジーまたはキーサイト・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究10,’15、11,’16

＜ＧＡＹ−１５８＞：自衛隊のオシロスコープ。穂高電子製。参考：月刊軍事研究2,’16

＜ＧＡＹ−１６０＞：自衛隊のオシロスコープ。日本電計製。参考：月刊軍事研究7,’18

＜ＧＡＹ−１６１＞：自衛隊のフェージング測定装置。日本テクニカル・サービス製。参考：月刊軍事研究2,’17

＜ＧＡＹ−１６３＞：自衛隊のスペクトラム分析器。キーサイト・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究5,’17

＜ＧＡＺ−４６＞：ソ連軍水陸両用小型トラック。第２次大戦時にアメリカからレンドリースされたGPA水陸両用ジープをコピーしたものである。全長5.006m、全幅1.73m、全高1.7m、自重1.98トン。エンジンは直列４気筒ガソリン（55馬力）、陸上最大速度83km、水上最大速力10km。乗員５名。参考：THE JEEP

＜ＧＡＺ−４９＞：BTR-60シリーズ（装甲車）を参照。

＜ＧＡＺ−５０＞：BTR-60装甲車ファミリーを参照。

＜ＧＡＺ−６６＞：ソ連の４×４輪トラック。タイヤ空気圧中央制御装置を持つ。全長5.655m、全幅2.342m、全高2.44m、車体重量3.64トン、全備重量5.77トン。エンジンはZMZ66ガソリン（115馬力）、燃料搭載量210リットル、航続距離800km。積載量2.13トン。乗員２名。イラク軍も湾岸戦争時に大量配備しており、兵員輸送や火砲牽引に使用した他、ZPU-1機関銃などを荷台に積んで簡易自走対空機銃としたものもあった。参考：月刊軍事研究1,’10、4,’08

＜ＧＡＺ−６６＞：ソ連の６輪トラック。参考：月刊PANZER11,’99

＜ＧＡＺ−６６海外ファミリー＞

　＜ＧＡＺ−６６武装車（アフガニスタン）＞：中国製のBM-12ロケット弾４連装発射機（3M11対戦車ミサイル４連装発射機ともいわれるが、誘導装置が無いので違うだろう）の両側にMi-24用57mmロケットポッドUV-32を１基ずつ搭載した改造発射機を、車体後部に載せたものがある。発射機には俯仰ハンドルが設けられており、なかなか本格的である。参考：月刊PANZER11,’99、1,’01

＜ＧＡＺ−６７シリーズ＞：ソ連陸軍3/4トン４×４輪トラック。第２次大戦時にアメリカから供与されたウイリスMA・MBジープがベースで、ソ連の国情に合わせた改良を加えている。機関銃や45mm対戦車砲を搭載した武装型も製作された。参考：THE JEEP

　＜ＧＡＺ−６７＞：最初の量産型。ドアも付いていないオープントップ車両なのはジープと同じだが、ボンネットの幅が狭く、フロントグリルも幅が狭い格子状で、前照灯はボンネット脇のフェンダー上に独立して設けられた。前部フェンダー上面は斜め下に張り出し、後部フェンダーも車体側面から張り出していて、前後フェンダーを繋ぐ板が乗降用の足台を形成している。ダッシュボード下方に燃料タンクがある。全長3.35m。エンジンは水冷直列４気筒ガソリン（総排気量3280cc、出力54馬力）、最大速度90km。登坂能力64度。乗員４名。参考：THE JEEP

　＜ＧＡＺ−６７Ａ＞：トレッドを僅かに拡大したもの。参考：THE JEEP

　＜ＧＡＺ−６７Ｂ＞：座席下にガソリンタンクを増設したもの。参考：THE JEEP

＜ＧＡＺ−６９シリーズ＞：ソ連の４×４輪1/2トントラック。参考：月刊PANZER2,’12

　＜ＧＡＺ−６９＞：２ドアのオープントップ車両で、運転席後方に２名用ベンチが向かい合わせに設置されている。参考：月刊PANZER2,’12

　＜ＧＡＺ−６９Ａ＞：４ドアに変更し、乗員５名と貨物100kgを積めるタイプ。参考：月刊PANZER2,’12

＜ＧＡＺ−６９ファミリー＞

　＜ＧＡＺ−６９対戦車ミサイル搭載車＞：自走対戦車ミサイル型。後部荷台に3M6対戦車ミサイル４連装（２×２）発射機を取り付けたものである。キャビンは密閉型で、かさ上げされており、後部荷台には幌が容易されていて、移動時には輸送型と区別しにくいようにしてある。第４次中東戦争で使用された。参考：月刊PANZER2,’12

＜ＧＡＺ−７５＞：ソ連陸軍試作自走砲。T-70Mの車体に密閉式固定戦闘室を設け、85mm戦車砲D-5Sを搭載したもので、リアエンジン・フロントドライブに変わっている。車体長5.25m、全幅2.755m、全高1.9m、重量15トン。エンジンはGAZ-80ガソリン（85馬力）２基、最大速度45km、航続距離200km。装甲厚は車体前面50mm、防楯90mm。乗員４名（車長、操縦手、操砲手２名）。1944年に製作されたが、コストがかさみ量産されなかった。参考：月刊PANZER3,’01

＜ＧＡＺ−３３４４−２０＞：ロシア陸軍関節式全地形装軌車両。ホイール・トラックは鉄道の軌間と同じ1524mmで、線路上も走れる。2020年までに123両を配備予定。参考：月刊丸9,’20

＜ＧＡＺ−３９３７シリーズ＞：ロシア内務省国境警備隊４×４輪軽装甲車、別名ヴォドニク。山岳地帯で使用するために1980年代半ばから開発され、1999年に公開された。参考：世界の軍用車両(4)

＜ＧＡＺ−３９３７＞：足周りはBRDM-2とBTR-80のものを流用しており、機関室と操縦室を載せる車体前部とキャビンを載せる車体後部を分割したモジュラー式をとっている。操縦室は左寄りに設けられ、内部の左に操縦手、右に車長が位置する。操縦手席両側面に乗降ドアがあり、上面にもハッチがある。後部キャビンは１段高くなっており、前面に２枚の窓、両側面にドア２枚ずつ、後面にドア１枚を持つ。ドアは渡渉水深を上げるために高い位置に取り付けてある。全長5.1m、全幅2.6m、全高2.3m、重量6.6-7.5トン。エンジンはGAZ-5423空冷ターボチャージャー付きディーゼル（175馬力）、路上最大速度120-140km、水上最大速力4.5km、航続距離1000km。キャビンには10名が乗れる。参考：ソビエト・ロシア戦闘車両大系（下）、世界の軍用車両(4)

＜ＧＡＺ−３９３７−１０＞：装甲車型。ワゴン車のような装甲ボディを架装し、車体後方上面にBTR-80と同じ銃塔（14.5mm機銃KPVTと7.62mm機銃PKTを１丁ずつ搭載）を装備する。重量７トン。航続距離1000km。参考：世界の軍用車両(4)

＜ＧＡＺ−３９３７−１１＞：GAZ-3937-10の改良型で、装甲車体の形状を一新している。参考：世界の軍用車両(4)

＜ＧＡＺ−３９３７ファミリー＞

　＜ＧＡＺ−３９３７−１＞：偵察車型。参考：世界の軍用車両(4)

　＜自走迫撃砲型＞：120mm自走迫撃砲型。参考：世界の軍用車両(4)

　＜対空ミサイル車両＞：地対空ミサイル搭載型。参考：世界の軍用車両(4)

　＜治安維持車両＞：

＜ＧＡＺ−３９３４４＞：ロシアのアルザマス機械工場が開発した４×４輪偵察車で、1994年末に公表された。車体は装甲鋼板の全溶接構造で、小口径弾や榴弾破片に対する防御力を持つ。車体前部に操縦室があり、左に操縦手、右に車長が乗る。後部は兵員室になっており、４名が搭乗できる。乗降は全て車体両側面中央部のドアを使用する。ドア前後にはガンポートがあり、兵員室上面にはBTR-80と同じ１名用の手動旋回式銃塔を装備する。民間や国境警備隊などで使用されているが、軍では採用されていない。全長5.64m、全幅2.32m、全高2.65m、重量７トン。エンジンはディーゼル（125馬力）、路上最大速度95km、航続距離700km。兵装は14.5mm機銃KPVT（500発）１丁、7.62mm機銃PKT（2000発）１丁。参考：ソビエト・ロシア戦闘車両大系（下）

＜ＧＡＺ−２３３０１４＞：ロシア陸軍４×４輪軽装甲車、別名ティグル（Tigr）。ゴーリキー自動車工場（GAZ）グループが警察・国境警備隊向けとして2002年に開発したGAZ-2330シリーズの軍用装甲車型である。圧延鋼板全溶接製で、GOST-R規格レベル３の全周防御力を持ち、射距離10mでの7.62mm機銃弾に抗堪できる。後部キャビン側面には視察窓が片側２枚ずつ用意されており、上に開いて銃眼代わりに使用可能。キャビン後面は観音開き式の乗降ドアとなっている。サスペンションはダブルウィッシュボーン独立懸架式で、タイヤ圧中央制御装置を標準装備する。キャビン上面に円形の全周旋回ハッチ（PAG-17ペリスコープ付き）があり、PKM機銃、12.7mm重機関銃Kord、30mmてき弾発射機AGS-17を装備できる。車体前面に４トンウインチを持つ。全長5.7m／5.35m（後面スペアタイヤ無し）、全幅2.4m、全高2.4m、重量7.2トン。エンジンはGAZ-5621水冷直列６気筒ターボチャージド・ディーゼル（175馬力）、トランスミッションはロシア製マニュアル式（前進５段、後進１段）またはアリソン社製LCT-1000オートマチックで、高低２段のトランスファーも装備し、最大速度140km、航続距離1000km。乗員２名。歩兵6-8名（９名？）や貨物1.2トンを搭載可能。2005年から調達したが、防御力不足が問題となり、ルィシを採用することになった。しかし採用の経緯に疑惑が生じたため、再び本車が配備されている。アルメニア陸軍やニカラグア陸軍にも採用され、警察用や国境警備隊用としても各国に輸出された。参考：月刊丸6,’14、月刊軍事研究7,’10、12,’09、月刊PANZER10,’12、7,’10

＜ＧＡＺ−２３３０１４ファミリー＞

　＜ＭＫ−ＢＬＡ−０１＞：無人機運搬型。参考：月刊丸6,’14

　＜ＭＫＴＫ　ＲＥＩ　ＰＰ＞：電子戦車輌型。レーア２電子妨害装置を搭載し、前線部隊に追従してECMを行う。参考：月刊丸6,’14

　＜コルネットＤ＞：自走対戦車ミサイルシステム型。ルーフ左右にセンサー付き9M113対戦車ミサイル４連装隠顕式ランチャーを１基ずつ搭載したもので、管制システムも車内に収容する。ミサイルシステム180セットとティグル360両を揃える予定で、2010年から調達された。参考：月刊軍事研究11,’11、月刊PANZER10,’12

　＜コルネットＥＭ＞：自走対戦車ミサイル型Kornet-EM。車体上面にコルネット対戦車ミサイル連装ランチャーを装備する。参考：月刊丸6,’14

　＜ティグルＳＶ＞：偵察車（Scout Vehicle）型。ルーフに伸縮式レーダーマストを装備する。参考：月刊丸6,’14

＜ＧＡＺ−２３３０３４＞：ロシア内務省国内軍の４輪装甲車、別名SPM-1ティグル。GOST R50963-96クラス３の全周防護力を持つ。参考：月刊軍事研究3,’13

＜ＧＡＺ−２３３０３６＞：ロシア内務省国内軍の４輪装甲車、別名SPM-2。GAZ-233034の装甲強化型で、GOST R50963-96クラス５の全周防護力を持つ。参考：月刊軍事研究3,’13

＜ＧＡＺ−２３３１１４＞：ロシアの４×４輪軽装甲車輌、別名ティグルＭ（Tigr M）。エンジンをlaMZ-5347-10（215馬力）に強化しており、ボンネット中央部がかさ上げされた。参考：月刊丸6,’14

＜ＧＡＺ−Ａ＞：ソ連の４輪乗用車。フォード−Ａ乗用車の国産型である。参考：月刊グランドパワー2,’05

＜ＧＡＺ−ＡＡ＞：ソ連の４輪トラック。参考：月刊コンバットマガジン7,’06

＜ＧＡＺ−ＡＡファミリー＞

　＜試作自走迫撃砲＞：荷台に回転砲座を設けて82mm迫撃砲BM-37を搭載したもの。ボディは装甲化されたものと非装甲の２種類があった。操砲用員６名も一緒に搭載できる。包囲下のレニングラードで1941年中に10両程度が完成し、防衛戦に投入された。全長6.1m、全幅2.2m、全高2.8m、重量2.5トン（非装甲）／3.8トン（装甲ボディ）。エンジンはGAZ-AAガソリン（42馬力）、最大速度70km、航続距離200km。参考：月刊PANZER3,’01

＜ＧＡＺ−ＡＡＡ＞：ソ連の標準型６×４輪1.5トントラック。参考：月刊コンバットマガジン7,’06

＜ＧＡＺ−ＡＡＡファミリー＞

　＜ＧＡＺ−０５−１９３＞：救急車型。９名を乗せられる。参考：月刊コンバットマガジン7,’06

＜ＧＡＺ−Ｍ１＞：ソ連の４輪乗用車で、GAZ-Aのシャシー延長・強化型。参考：月刊グランドパワー2,’05

＜ＧＡＺ−ＴＫ＞：FAIシリーズ（装甲車）を参照。

＜ＧＢ＞：サリン（化学剤）を参照。

＜ＧＢシリーズ＞：アメリカ海軍複葉軽輸送機、別名トラベラー（Traveler）。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・アメリカ編

　＜ＧＢ−１＞：ビーチクラフト社製モデル17シリーズを1939年にそのまま採用したもの。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・アメリカ編

　＜ＧＢ−２＞：エンジン改良型。全長17.9m、全幅9.8m、全高2.5m、全備重量1930kg。エンジンはプラット＆ホイットニー社製R-985-50（450馬力）単発、最大速度325km、上昇限度7600m、航続距離1350km。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・アメリカ編

＜ＧＢ−１＞：UC-43シリーズ（連絡機）を参照。

＜ＧＢ−１＞：アメリカ軍が第２次大戦中に使用した滑空爆弾。1000/2000ポンド爆弾に滑空翼と尾翼を取り付けたもので、1941年から開発された。1944年4月に初実戦使用され、ケルン操車場に108発投下されたが、大半が錐揉みに陥ってしまった。参考：月刊航空ファン9,’11

＜ＧＢ−２０００＞：スペイン軍のレーザー誘導爆弾。2000ポンド爆弾にレーザー誘導システムを搭載している。全長4.12m、直径0.368m、重量930kg。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＧＢＡＤ＞：アメリカ海軍研究所とアメリカ海兵隊が開発している機動レーザー砲システム。HMMWV/JLTVベースの指揮統制通信（C3）車両、HMMWV/JLTVベースの広域捜索レーダー車、HMMWV/JLTVベースのレーザー砲車、MRZRベースの小型レーザー砲車からなる。広域捜索レーダー車はルーフにイスラエル製RPS-42パルス・ドップラー・レーダー（最大探知距離30km）を備えており、UAVなどの低空目標を探知する。HMMWV/JLTVレーザー砲車のレーザー砲システムはレイセオン社製で、荷台にシェルター、シェルター前面から前上方に延びた架台に複合センサー、シェルター上面前部に出力25-30kWのレーザー・ターレットを備える。MRZR小型レーザー砲車のレーザー砲システムもレイセオン社製で、後部荷台に箱型システム収容部、その上にMTS複合センサーパッケージと高出力レーザー砲を一体化したターレットを装備する。参考：月刊軍事研究3,’18

＜ＧＢＢ−１４１＞：自衛隊の診断機能付蓄電池。古河電池製。参考：月刊軍事研究2,’16

＜ＧＢＢ−１４２＞：自衛隊の診断機能付蓄電池。古河電池製。参考：月刊軍事研究2,’16

＜ＧＢＢ−１４４＞：自衛隊の診断機能付蓄電池。古河電池製。参考：月刊軍事研究2,’16

＜ＧＢＣ８Ｋ＞：フランス陸軍６×６輪４トントラック。キャビン上部に12.7mm機銃搭載リングマウントを装着することも可能。参考：月刊戦車マガジン11,’92

＜ＧＢＤ＞：エリコン社が開発した小型砲塔。主砲は25mm機関砲KBA-B02で、砲塔外部上方に揺動式に装備される。射線が高いので、遮蔽物に隠れながらの射撃ができる他、整備性が高く、砲手が発砲炎や発砲音に晒されないという利点があるが、砲マウント基部により死角が生じる、給弾装置が複雑になるなどの欠点も持つ。M113クラスの車両に搭載でき、M113CRなどに搭載された。参考：月刊PANZER5,’06

＜ＧＢＩシリーズ＞：アメリカ陸軍地上配備型BMDシステム（GBMD）用迎撃ミサイルで、Ground Based Interceptor（地上配備迎撃機）の略。参考：日米イージス艦と弾道ミサイル防衛

＜ＧＢＩ＞：大元は1986年から開発された対ICBM用迎撃ミサイルで、NMDを経てBMDに引き継がれ、GBMD用として完成した。ICBMのミッドコース迎撃に使用されるミサイルで、２段式固体燃料ロケットブースター（初期にはLGM-30Fミニットマン�Uの2-3段目を再利用していた）と３段目の超小型迎撃体EKVからなり、弾頭部は二重のカバーで覆われる。固定式地下サイロから発射されると弾頭外側のカバーが外れ、大気圏外まで迎撃体EKVを打ち上げて赤外線により弾道ミサイルをロックオン、体当たりで破壊する。全長16.8m、最大直径1.27m、重量12.7トン（発射重量22.483トン？）。1997年からIFT/FT/FTGと呼ばれるテストが始まり、1999年10月2日のIFT-3においてEKVによる初の目標破壊試験を実施、成功した。アラスカ州フォート・グリーリーに2004年7月22日から配備され、カリフォルニア州ヴァンデンバーグ（ロナルド・レーガン・ミサイル防衛サイト）にも配備が始まっており、2010年までに前者に26発、後者に４発が配置された。ポーランドにも発射重量21.456トンの２段式としたタイプを配備する予定だったが、中止になった。2014年6月22日に太平洋上で弾道ミサイル迎撃試験を実施、海上配備Ｘバンドレーダーとイージス艦による追尾データを元にヴァンデンバーグからGBIを発射し、大気圏外で標的ミサイルを直撃して破壊した。2016年現在の配備数はフォート・グリーリーに40発、ヴァンデンバーグに４発。11月初め、フォート・グリーリーに44発目が配備され、予定数の配備を終えた。北朝鮮情勢の推移を受け、20発を追加配備する予定。EKVを改設計キルヴィークルRKVに改修中である。参考：日米イージス艦と弾道ミサイル防衛、月刊軍事研究1,’05、9,’05、11,’07、7,’08、6,’09、1,’10、8,’14、11,’17、月刊航空ファン5,’16、8,’17、2,’18、月刊世界の艦船2,’18

　＜ＧＢＩ　ＣＥ−�T＞：CEはCapability Enhancement（機能強化）の略。初期型で、20発が配備された。2013年7月、迎撃試験を行ったが、バッテリーに問題があり、弾頭分離も行われず、迎撃に失敗した。参考：月刊軍事研究4,’18

　＜ＧＢＩ　ＣＥ−�U＞：CE-�Tの改良型で、10発が配備された。2010年1月、迎撃試験を行ったが、ロックワイヤーを入れ忘れてコントロール不能になり、迎撃に失敗した。12月、迎撃試験を行ったが、宇宙空間で慣性計測ユニットに過度な振動が発生して誘導システムが誤作動し、迎撃に失敗した。参考：月刊軍事研究4,’18

　＜ＧＢＩ　ＣＥ−�Uブロック�T＞：CE-�Uの改良型で、センサーパッケージとスラスターを改良している。14発が配備された。2017年5月30日、FTG-15試験を実施し、ICBM模擬標的の迎撃に成功した。参考：月刊軍事研究4,’18

＜ＧＢＭＤ＞：アメリカBMDシステムの１つで、Ground Based Midcourse Defense（地上配備ミッドコース防衛）の略。2002年6月からアラスカ州フォート・グリーリーに建設が進められ、2004年7月3日に完成した。BMEWS早期警戒レーダーや海上配備Ｘバンドレーダーなどが目標を探知すると、その情報がアラスカ州シェムヤ島エレクソン空軍基地とコロラド州ピーターソン空軍基地にある発射管制センターで処理されてIFCS（In Flight Interceptor Communications System）経由で伝達され、GBIを発射して弾道ミサイルをミッドコース・フェーズで迎撃する。運用担当はアメリカ陸軍で、USSTRATCOMの指揮によりアラスカ陸軍州兵第100ミサイル防衛旅団第49ミサイル防衛大隊が運用する。カリフォルニア州ヴァンデンバーグのロナルド・レーガン・ミサイル防衛サイトにも発射基地が作られ、第100ミサイル防衛旅団が運用している。参考：月刊JWings10,’04、月刊軍事研究4,’12、6,’17、2,'19、月刊世界の艦船6,’23

＜ＧＢＲ−Ｐ＞：アメリカ軍が1998年にクェゼリンミサイル試験場に設置した、Ｘバンド地上レーダーのプロトタイプ（Ground Based Radar-Prototype）。アンテナは管制センターの隣にあり、直径12.5mの八角形型で、俯仰・旋回可能な支持台に設置されている。探知距離は4000km以上、ステルスタイプの弾道ミサイルでも2000kmで探知可能とされるが、囮弾頭との識別可能距離はこれよりも短くなる。単独での目標捜索・追尾の他、早期警戒衛星などから指示を受けて捜索・追尾を行うことも可能である。参考：日米イージス艦とミサイル防衛、月刊軍事研究9,’05

＜ＧＢＳ＞：アメリカ海軍のUFOブロック３通信衛星に搭載されている大容量データ送信システムで、グローバルブロードキャストサービスの略。Kaバンドを使用し、複数の地上局への同時送信が行える。参考：月刊軍事研究1,’07

＜ＧＢＳＡＡシステム＞：アメリカ軍の無人機用衝突回避装置で、地上配備型衝突回避装置の略。アメリカ海兵隊がノースカロライナ州チェリーポイント海兵航空基地、アメリカ陸軍が2014年4月からニューメキシコ州キャノン空軍基地で運用している。ただ両者は別個のシステムなので、2015年から共通化作業に入る予定。参考：月刊軍事研究2,’15

＜ＧＢＳＤ＞：アメリカ空軍が計画しているLGM-30Gミニットマン�V後継ICBMで、Ground-based Strategic Deterrent（地上配備型戦略抑止力）の略。ICBM本体と共に、運用システム（指揮制御システム、発射システム、武器システム）も更新する。射程13000km、最大到達高度1000km。弾頭威力300-350キロトン。2017年8月21日、ボーイング社とノースロップ・グラマン社に技術熟成・リスク低減作業契約を発注した。2020年8月20日まで作業を行い、どちらの案を採用するか決める予定だったが、調達プロセスに不公平な部分があるとして2019年にボーイングが降りた。2028-35年に650発を調達予定。参考：月刊航空ファン11,’17、10,'19、月刊軍事研究1,’18、5,’18、7,’18

＜ＧＢＳ−Ｄ３＞：自衛隊の構内電子交換装置。参考：月刊軍事研究9,’11

＜ＧＢＴ＞：トヨタが開発した急造広軌牽引車。名古屋造兵廠のトヨタ製GB型トラックをGT型鉄道牽引車と同様に改造したものである。300両が製作された。参考：工兵入門

＜ＧＢＴ１５５＞：VSEL社が開発した155mm自走榴弾砲砲塔。主砲は同社が共同開発したFH70である。車体は既存の戦車のものをそのまま使用するため、砲塔内にシステム全てを収容し、砲塔駆動用ディーゼル発電機も内蔵した結果、構造を極力簡易化したものの、全長4.2m（砲身含め8.63m）、全幅3.1m、全高1.5mと大型になった。半自動式装填装置を持ち、装弾数31発。インド陸軍が興味を示したが、採用されなかった。参考：月刊PANZER8,’05

＜ＧＢＴＳ＞：アメリカ空軍T-7A練習機用シミュレーターで、Ground Based Training Simulator（地上配備訓練シミュレーター）の略。乗員訓練デバイスATD（Aircrew Training Devices）として、部隊訓練デバイスUTD（Unit Training Devices）、作戦飛行トレーナーOFT（Operatioinal Flight Trainers）、兵器システムトレーナーWST（Weapons Systems Trainers）が用意されている。46基を配備予定。参考：月刊航空ファン1,’20

＜ＧＢＵ＞：Guided Bomb Unit（誘導爆弾ユニット）の略。

＜ＧＢＵ−１／Ｂ＞：アメリカ軍のレーザー誘導爆弾（ペイブウェイ�T）。当初はBOLT（BOmb Laser Terminal guided）-117という名称で、1965年に実用化された。750ポンド爆弾M117にKMU-342/Bレーザー誘導キットを装着したものである。1968年にベトナム戦争で初実戦使用された。参考：月刊軍事研究8,’18、月刊JWings6,’24、8,’13

＜ＧＢＵ−４／Ｂ＞：アメリカ軍の電子光学（TV）誘導爆弾。BLU-89/B爆風破砕弾頭にKMU-353/B画像コントラスト誘導キットを組み合わせている。参考：月刊軍事研究12,’04

＜ＧＢＵ−５／Ｂ＞：アメリカ軍の電子光学（TV）誘導爆弾。BLU-90/B爆風破砕弾頭にKMU-353/B画像コントラスト誘導キットを組み合わせている。参考：月刊軍事研究12,’04

＜ＧＢＵ−８／Ｂ＞：アメリカ空軍の電子光学（TV）誘導爆弾。ベトナム戦争中の1967年からロックウェル社が開発し、当初はHOBOS（誘導爆弾システム。HOBSとも）／Mk84EO（EOは電子光学の略）／KMU-353（シーカー名称そのまま）と呼ばれた。フィン抜きMk84通常爆弾（名称はBLU-89/B説あり）の先端にウォールアイと同じTVシーカー（KMU-353/B画像コントラスト誘導キット）、周囲にストレーキ４本、後部に制御部を取り付けたもので、制御部にはジャイロや熱電池などを収めている他、尾翼として後縁可動翼付き矩形安定翼４枚が付いていて、滑空させることにより長射程を実現している。TVシーカーの軸は弾体中心線と一致して固定されているので、上空から地上目標をロックオンするためにはマイナス60度までの降下姿勢を取る必要があり、水平姿勢ではロックオンできない。ロックオン後に機体を水平姿勢に戻して発射するダイブ・レベル爆撃が可能とされているが、実際には無理らしい。また、シーカーのビジコンが熱に弱いという欠点があり、電源を入れたまま気温の高い低空を飛行すると35分で故障してしまう。コクピット後席のTVMスコープに映し出される映像はAGM-65Aと同じタイプである。まずHUDの照準点に目標を捉え、次いで兵装選択でGBU-8/Bを選んでスコープの映像を見るが、HUDの照準線とシーカーの軸が離れており、シーカーも固定されているので、スコープ内に目標の映像が出てくるとは限らない。その場合、僚機を目標の予想スラントレンジまで前進させてTVMスコープのクロスヘアに捉え、HUDの照準点をそこに移動させて両軸線のハーモナイズを行う。スコープの目標画像を画面中央のゲートで捉え、ロックオンして投下する。複数のパイロンにGBU-8/Bを吊っている場合には、初弾のみ空中アラインメントを行い、次弾以降はパイロンの位置によるミル数の違いをパイロットが修正する。信管はFMU-26B/BまたはM905で、弾頭と弾底に装着される。M905信管を使用する場合、尾翼の間にはATU-35A/BまたはATU-35B/B安全解除用風車装置が付く。全長3.78m、直径0.457m、尾翼幅1.12m、全備重量1027kg、弾頭重量862kg。最大運用可能速度マッハ1.4。CEP9m。F-4で運用し、1969年2月に初使用された。後に誘導キットをKMU-359/B画像赤外線シーカーに換え、1980年代まで使用された。参考：月刊航空ジャーナル7,’81臨時増刊、ワイルドウエポン、U.S.ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究8,’18、12,’04

＜ＧＢＵ−９／Ｂ＞：アメリカ空軍の電子光学（TV）誘導爆弾で、当初HOBOSまたはHOBSまたはM118EOと呼ばれた。GBU-8/Bの弾体を3000ポンド級M118爆弾（名称はBLU-90/B説あり）に、誘導キットをKMU-390/Bに換装している。参考：月刊航空ジャーナル7,’81臨時増刊、U.S.ウェポン・ハンドブック

＜ＧＢＵ−１０／Ｂシリーズ＞：アメリカ軍のペイブウェイ誘導爆弾シリーズで、2000ポンド爆弾Mk84をベースとする。F-4の場合、水平からマイナス45度で投下可能。参考：月刊航空ジャーナル7,’81臨時増刊、月刊軍事研究8,’09

　＜ＧＢＵ−１０／Ｂ＞：2000ポンド爆弾Mk84にペイブウェイ�T誘導システム（KMU-351A/Bキット）を付けたもの。動翼と安定翼は翼幅の狭い高速用のMXU-600/Bエアフォイル・グループで、ショートウイング・ペイブウェイとも呼ばれる。信管は頭部がFMU-26B/B、尾部がFMU-81/B。全長4.267m、直径0.483m、前翼幅0.768m、尾翼幅1.143m、全備重量930.79kg、弾頭重量862kg。1968年からベトナム戦争で試験運用されたが、この時はKMU-351と呼ばれた。1972年にはポール・ドゥマ橋など５つの橋を１日で落とす戦果を上げている。参考：月刊航空ジャーナル7,’81臨時増刊、月刊軍事研究11,’99、12,’04

　＜ＧＢＵ−１０Ａ／Ｂ＞：2000ポンド爆弾Mk84にペイブウェイ�T誘導システム（KMU-351B/Bキット）を付けたもの。動翼と安定翼は翼幅の長いMXU-600A/Bを装備しており、ロングウイング・ペイブウェイとも呼ばれる。低速使用時には安定翼のフィン幅をエクステンダーで延長し、高速使用時には動翼先端を切り取る。全長4.27m、前翼幅1.022m、後翼幅1.372m。参考：月刊航空ジャーナル7,’81臨時増刊、月刊軍事研究11,’99、12,’04、ワイルドウエポン

＜ＧＢＵ−１０Ｃ／Ｂ＞：2000ポンド爆弾Mk84にペイブウェイ�U誘導システム（KMU-351C/Bキット。KMU-351D/B？）を取り付けたもの。コンピュータ制御グループはMAU-169/B。動翼と安定翼はMXU-651/Bで、高速時に先端を切り取るタイプの動翼と、折り畳み式の後部安定翼を装備している。信管は頭部がFMU-26B/BまたはFMU-81/B、尾部がFMU-81/B。全長4.32m、直径0.46m、前翼幅0.82m、後翼幅1.67m、重量931kg。参考：月刊軍事研究11,’98、11,’99、ワイルドウエポン

＜ＧＢＵ−１０Ｄ／Ｂ＞：2000ポンド爆弾Mk84にペイブウェイ�U誘導システムを取り付けたもの。MXU-651/Bフィンを装備している。参考：月刊軍事研究11,’99

＜ＧＢＵ−１０Ｅ／Ｂ＞：2000ポンド爆弾Mk84にペイブウェイ�U誘導システムを取り付けたもの。MXU-651/Bフィンを装備している。全長4.32m、直径0.457m、翼幅1.17m、重量900kg。参考：月刊軍事研究11,’99、軍事分析湾岸戦争

＜ＧＢＵ−１０Ｆ／Ｂ＞：2000ポンド爆弾Mk84またはBLU-117/Bにペイブウェイ�U誘導システム（MAU-169C/B）とMXU-651/Bフィンを装備したもの。参考：月刊JWings12,’12、月刊軍事研究11,’99

＜ＧＢＵ−１０Ｇ／Ｂ＞：2000ポンド貫徹爆弾BLU-109/B（2000ポンド爆弾Mk84？）にペイブウェイ�U誘導システムを取り付けたもの。MXU-651/Bフィンを装備している。全長4.26m、直径0.37m、翼幅1.34m。参考：月刊軍事研究11,’99、軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊JWings6,’24

＜ＧＢＵ−１０Ｈ／Ｂ＞：2000ポンド貫徹爆弾BLU-109/B（2000ポンド爆弾Mk84？）にペイブウェイ�U誘導システムを取り付けたもの。MXU-651/Bフィンを装備している。参考：月刊軍事研究11,’99、月刊JWings6,’24

＜ＧＢＵ−１０Ｉ＞：2000ポンド貫徹爆弾BLU-109/Bを弾体として使用しているGBU-10シリーズの通称。参考：月刊軍事研究11,’99

＜ＧＢＵ−１０Ｊ／Ｂ＞：2000ポンド貫徹爆弾BLU-109/Bにペイブウェイ�U誘導システムを取り付けたもの。MXU-651/Bフィンを装備している。参考：月刊軍事研究11,’99

＜ＧＢＵ−１０Ｋ／Ｂ＞：2000ポンド貫徹爆弾BLU-109/Bにペイブウェイ�U誘導システム（MAU-169G/B）とMXU-651/Bエアフォイルを装備したもの。参考：月刊JWings12,’12

＜ＧＢＵ−１１／Ｂ＞：アメリカ軍のレーザー誘導爆弾。3000ポンド爆弾M118E1にペイブウェイ�T誘導システムを取り付けたものである。誘導キット名称はKMU-370B/BまたはKMU-370C/Bで、爆弾前方にレーザー誘導部と操舵翼４枚、後方に安定翼４枚を装着する。信管はFMU-26B/B、FMU-81/B、M905。全長4.191m、直径0.613m、前翼幅1.22m、後翼幅1.73m、全備重量1.391トン、弾頭重量1.315トン。ベトナム戦争に試験投入された。参考：月刊航空ジャーナル7,’81臨時増刊、ワイルドウエポン、月刊軍事研究12,’04、8,’16、8,’18

＜ＧＢＵ−１２／Ｂシリーズ＞：アメリカ軍のペイブウェイ誘導爆弾シリーズで、500ポンド爆弾Mk82をベースとする。高度4600mから投下した時のCEPは約1m。F-4の場合、仰角45度から俯角45度の範囲で投下可能であり、ロフトやダイブトスが行える。参考：月刊軍事研究11,’99、6,’07、8,’09、月刊航空ジャーナル7,’81臨時増刊

　＜ＧＢＵ−１２／Ｂ＞：500ポンド爆弾Mk82にペイブウェイ�T誘導システム（KMU-388/Bキット）を取り付けたもの。動翼と安定翼はMXU-602/Bで、高速用の小型動翼＋エクステンダー無し安定翼と、低速用の大型動翼＋翼幅拡大用エクステンダー付き安定翼が用意されている。信管はFMU-81/Bのみ。試験運用のため1968年からベトナム戦争に送られた。全長3.048m、弾体直径0.274m、前翼幅0.66m、後翼幅1.321m、全備重量284kg、弾頭重量227kg。最大射程15km。参考：月刊航空ジャーナル7,’81臨時増刊、月刊軍事研究12,’04、11,’99、2,’17、ワイルドウエポン

　＜ＧＢＵ−１２Ａ／Ｂ＞：500ポンド爆弾Mk82にペイブウェイ�T誘導システム（KMU-388A/Bキット）を取り付けたもの。動翼と安定翼はMXU-602A/Bで、低速時には動翼先端を切り取り、高速時には安定翼の翼幅をエクステンダーで拡大する。全長3.05m、直径0.27m、翼幅1.32m、重量627ポンド（284kg）。参考：月刊航空ジャーナル7,’81臨時増刊、月刊軍事研究11,’99

＜ＧＢＵ−１２Ｂ／Ｂ＞：500ポンド爆弾Mk82にペイブウェイ�U誘導システム（KMU-388B/Bキット）を取り付けたもの。MXU-650/Bフィンを装備する。全長3.05m、直径0.28m、前翼幅0.45m、後翼幅1.32m、重量285kg。参考：月刊軍事研究1,’01、11,’99、ワイルドウエポン

＜ＧＢＵ−１２Ｃ／Ｂ＞：500ポンド爆弾Mk82にペイブウェイ�U誘導システム（KMU-388B/Bキット）を取り付けたもの。動翼と安定翼はMXU-650/Bで、高速時に先端を切り取るタイプの動翼と、折り畳み式の後部安定翼を装備している。参考：月刊航空ジャーナル7,’81臨時増刊、月刊軍事研究11,’99

＜ＧＢＵ−１２Ｄ／Ｂ＞：500ポンド爆弾Mk82にペイブウェイ�U誘導システムを取り付けたもの。MXU-650/Bフィンを装備している。全長3.33m、直径0.273m、翼幅0.933m、重量225kg。参考：月刊軍事研究11,’99、軍事分析湾岸戦争

＜ＧＢＵ−１２Ｅ／Ｂ＞：Mk82またはBLU-111/Bにペイブウェイ�U誘導システム（MAU-169C/B）とMXU-650/Bエアフォイルを装着したもの。参考：月刊JWings12,’12

＜ＧＢＵ−１２Ｆ／Ｂ＞：Mk82またはBLU-111/Bにペイブウェイ�U誘導システム（WGU-53/B）とMXU-650/Bエアフォイルを装着したもの。参考：月刊JWings12,’12

＜ＧＢＵ−１２海外シリーズ＞

　＜ＧＢＵ−１２（航空自衛隊）＞：航空自衛隊の誘導爆弾。アメリカ空軍省に発注している。参考：月刊軍事研究3,’18

＜ＧＢＵ−１２海外ファミリー＞

　＜ＧＢＵ−１２訓練弾（航空自衛隊）＞：航空自衛隊の訓練弾。アメリカ空軍省に発注している。参考：月刊軍事研究3,’18

＜ＧＢＵ−１３／Ｂ＞：アメリカ軍のペイブウェイ誘導爆弾シリーズ。CBU-77/Bクラスター爆弾にペイブウェイ�T誘導システムを取り付けたものである。参考：月刊軍事研究12,’04

＜ＧＢＵ−１５／Ｂシリーズ＞：アメリカ軍の電子光学誘導爆弾（EOGB）で、当初はAGM-112MGWS（Modular Guided Weapon System、モジュラー誘導兵器システム）と呼ばれた。GBU-8/Bの改良型で、ボーイング社とヒューズ・ミサイル・システムズ社が開発し、1977年にまずイスラエル軍が導入、1983年にアメリカ軍が部隊運用を開始し、他にオーストラリアが調達している。弾体をモジュラー化してあり、シーカーはDSU-27A/B光学カメラやWGU-10/B赤外線カメラ、誘導システムはADU-452A/BやADU-453A/B、弾頭は2000ポンド級のMk84通常爆弾または徹甲爆弾、CBU-75/B弾頭など、信管はFMU-124/BまたはFMU-124A/Bで、これらを用途別に組み合わせて使用する。GBU-8/Bに比べスタンドオフ距離を延伸した他、マイクロプロセッサを最新型にしてシーカー能力とデータリンク能力を改善しており、シーカーを首振りすることで軸線から外れた目標も攻撃できる。赤外線シーカーはAGM-65と同じもので、ほぼ全天候下で使用可能。尾部の十字翼後端が操縦翼となっており、弾頭部にはストレーキが付いている。全長3.932m、直径0.457m、翼スパン1.494m、発射重量1.134トン。射程８海里（低高度）／20海里（最大）。値段はペイブウェイ�Vの10倍以上（274354ドル）である。徹甲爆弾型をGBU-15Iと呼ぶこともある。湾岸戦争で、イラクの原油流出作戦を阻止するため、原油積み出しのコントロールバルブを破壊するのに用いられた。参考：月刊軍事研究11,’99、9,’18、U.S.ウェポン・ハンドブック、世界軍用機年鑑1990-91、月刊軍事研究12,’04、ワイルドウエポン

　＜ＧＢＵ−１５（Ｖ）１／Ｂ＞：テレビ誘導型で、DSU-27/B光学誘導装置、Mk84爆弾、MXU-724/BまたはMXU-787/Bフィンを組み合わせたもの。参考：月刊JWings12,’12、U.S.ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究9,’18

　＜ＧＢＵ−１５（Ｖ）２／Ｂ＞：画像赤外線誘導型で、WGU-10/B双方向データリンク式赤外線画像シーカー、BLU-109/B、MXU-724/BまたはMXU-787フィンを組み合わせたもの。全長3.92m、直径0.46m、翼スパン1.50m、重量2560ポンド（1.16トン）。信管はFMU-124着発／遅延信管。参考：U.S.ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究12,’04、9,’18

　＜ＧＢＵ−１５（Ｖ）３／Ｂ＞：画像赤外線誘導クラスター弾頭型で、WGU-10/B赤外線画像シーカー、SUU-54/Bディスペンサー、BLU-106/B子爆弾、FMU-123A/B信管などを組み合わせている。試作のみに終わった。参考：月刊軍事研究9,’18

　＜ＧＢＵ−１５（Ｖ）３１／Ｂ＞：テレビ誘導型で、DSU-27/B光学誘導装置、Mk84爆弾、MXU-787/Bフィンを組み合わせたもの。参考：U.S.ウェポン・ハンドブック、月刊JWings12,’12、月刊軍事研究9,’18

　＜ＧＢＵ−１５（Ｖ）３２／Ｂ＞：画像赤外線誘導型で、WGU-10/B赤外線画像シーカー、BLU-109/B弾頭、MXU-787/Bフィンを組み合わせたもの。参考：U.S.ウェポン・ハンドブック

　＜ＧＢＵ−１５（Ｖ）３３／Ｂ＞：GPS/INS＋テレビ誘導型、別名EGBU-15。DSU-27A/B光学誘導装置、BLU-118/B弾頭、MXU-787/Bフィンを組み合わせている。参考：月刊JWings12,’12

　＜ＧＢＵ−１５（Ｖ）３４／Ｂ＞：GPS/INS＋画像赤外線誘導型、別名EGBU-15。WGU-33/B赤外線画像シーカー、BLU-118/B弾頭、MXU-787/Bフィンを組み合わせている。参考：月刊JWings12,’12

＜ＧＢＵ−１５ファミリー＞

　＜ＡＧＭ−１３０＞：AGM-130を参照。

＜ＧＢＵ−１６／Ｂシリーズ＞：アメリカ海軍1000ポンドレーザー誘導爆弾。Mk83にペイブウェイ�Uを取り付けたもので、海軍のみが運用する。参考：月刊軍事研究8,’18、1,’01、11,’99

　＜ＧＢＵ−１６／Ｂ＞：1000ポンド爆弾Mk83にKMU-455/Bペイブウェイ�U用誘導キット（MAU-169/Bコンピュータ制御グループ＋MXU-667/Bエアフォイル・グループ）を取り付けたもの。参考：月刊JWings6,’24

　＜ＧＢＵ−１６Ａ／Ｂ＞：全長3.68m、直径0.35m、翼スパン1.68m、重量455kg。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜ＧＢＵ−１６Ｂ／Ｂ＞：重量455kg。参考：軍事分析湾岸戦争

　＜ＧＢＵ−１６Ｃ／Ｂ＞：Mk83またはBLU-110/BにMAU-169C/B誘導セットとMXU-667/Bフィンを組み合わせたもの。参考：月刊JWings12,’12

＜ＧＢＵ−１７／Ｂ＞：アメリカ軍のペイブウェイ誘導爆弾シリーズ。HSM貫徹爆弾をベースとする。参考：月刊軍事研究8,’09

＜ＧＢＵ−２０／Ｂ＞：アメリカ軍の試作誘導爆弾、別名PWW(Planar Wing Weapon)。GBU-15/Bシリーズの上面に展張翼を追加したスタンドオフ型である。計画のみに終わった。参考：月刊軍事研究9,’18

＜ＧＢＵ−２１／Ｂ＞：アメリカ軍の試作ペイブウェイ�V誘導爆弾。グッドイヤー社製HSM（Hard Structure Munision）貫徹弾頭にペイブウェイ�V誘導システムを装着したものである。開発中止になった。参考：月刊JWings7,’24

＜ＧＢＵ−２２Ｂ／Ｂ＞：アメリカ軍のペイブウェイ誘導爆弾シリーズ。弾頭は重量326kgの汎用高性能炸薬弾（500ポンド爆弾Mk82？）で、ペイブウェイ�V誘導システムを装着している。全長3.5m、直径0.273m。参考：月刊軍事研究4,’03、8,’09、軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＧＢＵ−２３／Ｂ＞：アメリカ軍の試作ペイブウェイ�V誘導爆弾。1000ポンド爆弾Mk83にペイブウェイ�V誘導システムを装着したものである。実用化には至らなかった。参考：月刊JWings7,’24、月刊軍事研究12,’04

＜ＧＢＵ−２４／Ｂシリーズ＞：アメリカ軍のペイブウェイ誘導爆弾シリーズ。参考：月刊JWings12,’12

　＜ＧＢＵ−２４／Ｂ＞：空海軍向け。2000ポンド爆弾Mk84にペイブウェイ�V誘導システムを装着したもの。WGU-12A/B誘導制御ユニット（WGU-39/B誘導制御ユニット？）とBSU-84/Bエアフォイル・グループを装備する。全長5.43m、直径0.457m、翼幅1.17m、重量900kg。参考：月刊軍事研究12,’04、11,’99、軍事分析湾岸戦争、月刊JWings7,'24、12,’12

＜ＧＢＵ−２４Ａ／Ｂ＞：空軍向け。BLU-109/B貫通爆弾にペイブウェイ�Vを付けたもの。WGU-12B/B誘導制御ユニット（WGU-39/B誘導制御ユニット？）とBSU-84/Bエアフォイル・グループを装備する。全長4.39m、直径0.46m、翼幅2m、重量2350ポンド（1.07トン）。参考：月刊軍事研究1,’01、11,’99、軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊JWings7,’24

＜ＧＢＵ−２４Ｂ／Ｂ＞：海軍向け。BLU-109/B貫通爆弾にペイブウェイ�Vを付けたもので、WGU-39/B誘導制御ユニットとBSU-84/Bエアフォイル・グループを装備する。参考：月刊JWings7,’24

＜ＧＢＵ−２４Ｃ／Ｂ＞：空軍向け。BLU-116/B貫徹爆弾にペイブウェイ�Vを付けたもので、WGU-12B/BまたはWGU-39/B誘導制御ユニットとBSU-84/Bエアフォイル・グループを装備する。弾体はニッケル・コバルト鋼製で、貫通力が高く、強化コンクリートなら3.3m、土なら30m以上貫徹できる。硬目標知能信管HTSF（Hard-Target Smart Fuse）を装備しており、弾体にかかる加速度を計算して貫通地点を計算、予めセットした位置で炸裂する。参考：月刊軍事研究2,’03、月刊JWings7,’24

＜ＧＢＵ−２４Ｄ／Ｂ＞：GBU-24C/Bの海軍型。BLU-116/B貫徹爆弾にペイブウェイ�Vを付けたもので、WGU-39/B誘導制御ユニットとBSU-84/Bエアフォイル・グループを装備する。参考：月刊JWings7,’24、月刊軍事研究2,’03

＜ＧＢＵ−２４Ｅ／Ｂ＞：空海軍型エンハンスド・ペイブウェイ�V、別名EGBU-24。GBU-24Ａ/Bに、INS/GPS誘導装置を組み込んだWGU-39A/B誘導制御ユニットを装備したもの。エアフォイル・グループはBSU-84B/B。重量2412ポンド（1.09トン）。参考：月刊軍事研究12,’04、4,’03、月刊JWings12,’12、7,’24

＜ＧＢＵ−２４Ｆ／Ｂ＞：海軍型。BLU-116/B貫通爆弾にペイブウェイ�Vを付けたもので、WGU-39/B誘導制御ユニットとBSU-84/Bエアフォイル・グループを装備する。参考：月刊JWings7,'24、月刊軍事研究4,’03

＜ＧＢＵ−２４Ｇ／Ｂ＞：海軍型エンハンスド・ペイブウェイ�V、別名EGBU-24。ペイブウェイ�V誘導部にGPS/INSを組み込んだハイブリッド全天候型貫徹誘導爆弾である。弾頭はBLU-116A/B、誘導制御ユニットはWGU-39A/B、エアフォイル・グループはBSU-84B/B。2005年から配備された。参考：月刊軍事研究12,’04、4,’03、月刊JWings11,’05、7,’24

＜ＧＢＵ−２４／Ｂ海外シリーズ＞

　＜ＧＢＵ−２４（Ｖ）１／Ｂ＞：輸出用ペイブウェイ�V。Mk84汎用爆弾にWGU-43A/B誘導制御ユニットとBSU-84/Bエアフォイル・グループを装着したものである。参考：月刊JWings7,’24

　＜ＧＢＵ−２４（Ｖ）２／Ｂ＞：輸出用ペイブウェイ�V貫徹型。BLU-109/B貫通爆弾にWGU-43/B誘導制御ユニットとBSU-84/Bエアフォイル・グループを装着している。参考：月刊JWings7,’24

　＜ＧＢＵ−２４（Ｖ）３／Ｂ＞：輸出用ペイブウェイ�V。Mk84汎用爆弾にWGU-43B/B誘導制御ユニットとBSU-84/Bエアフォイル・グループを装着したものである。参考：月刊JWings7,’24

　＜ＧＢＵ−２４（Ｖ）４／Ｂ＞：輸出用ペイブウェイ�V貫徹型。BLU-109/B貫通爆弾にWGU-43B/B誘導制御ユニットとBSU-84/Bエアフォイル・グループを装着している。参考：月刊JWings7,’24

　＜ＧＢＵ−２４（Ｖ）７／Ｂ＞：輸出用ペイブウェイ�V。Mk84汎用爆弾にWGU-43A/B誘導制御ユニットとBSU-84/Bエアフォイル・グループを装着したものである。参考：月刊JWings7,’24

　＜ＧＢＵ−２４（Ｖ）８／Ｂ＞：輸出用ペイブウェイ�V貫徹型。BLU-109/B貫通爆弾にWGU-43A/B誘導制御ユニットとBSU-84/Bエアフォイル・グループを装着している。参考：月刊JWings7,’24

＜ＧＢＵ−２４（Ｖ）９／Ｂ＞：輸出用エンハンスド・ペイブウェイ�V・EGBU-24。Mk84汎用爆弾にWGU-43G/B誘導制御ユニット、BSU-84A/Bエアフォイル・グループを装着したもの。参考：月刊軍事研究12,’04、月刊JWings7,’24

＜ＧＢＵ−２４（Ｖ）１０／Ｂ＞：輸出用エンハンスド・ペイブウェイ�V・EGBU-24。BLU-109/B徹甲爆弾にWGU-43G/B誘導制御ユニット、BSU-84A/Bエアフォイル・グループを装着したもの。参考：月刊軍事研究12,’04、月刊JWings7,’24

＜ＧＢＵ−２４（Ｖ）１１／Ｂ＞：輸出用エンハンスド・ペイブウェイ�Vの１つ。Mk84汎用爆弾にWGU-43H/B誘導制御ユニットとBSU-84A/Bエアフォイル・グループを取り付けている。参考：月刊JWings12,’12、7,’24

＜ＧＢＵ−２４（Ｖ）１２／Ｂ＞：輸出用エンハンスド・ペイブウェイ�V・EGBU-24。BLU-109A/BにWGU-43H/B誘導制御ユニットとBSU-84A/Bエアフォイル・グループを取り付けている。参考：月刊JWings12,’12、7,’24

＜ＧＢＵ−２７／Ｂシリーズ＞：アメリカ空軍のF-117専用ペイブウェイ誘導爆弾シリーズ。ペイブウェイ�Vの後部安定翼がF-117の爆弾倉に収まらないため、ペイブウェイ�U用小型安定翼に変更したものである。高度あたりの滑空距離は短くなるが、ステルス機なので高空から投下できるため、射程に問題は無い。弾体に電波吸収塗料が塗られており、価格はGBU-24/Bの２倍。FLIRの照準線の手前に着弾する傾向があり、目標の数メートル先を見越し射撃する必要がある。参考：月刊軍事研究11,’99、8,’18

＜ＧＢＵ−２７／Ｂ＞：BLU-109/B徹甲弾頭（Mk84通常爆弾？）にペイブウェイ�V用WGU-25/B誘導制御ユニットを付け、F-117の爆弾倉に収容できるようペイブウェイ�U用BSU-88/Bエアフォイル・グループを装着した。長さも短縮し、アダプターリングも小型化している。全長4.24m、直径0.37m、翼スパン1.68m、重量984kg。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究11,’98、11,’99、12,’04、8,’09、8,’18、月刊JWings7,’24

＜ＧＢＵ−２７Ａ／Ｂ＞：エンハンスド・ペイブウェイ�Vの１つで、EGBU-27とも呼ばれる。BLU-109/B徹甲弾頭にWGU-39A/B誘導セット（ペイブウェイ�V＋GPS/INS誘導装置）、FMU-157/B信管、ペイブウェイ�U用BSU-88A/B小型安定翼を装着する。高度25000フィート（7620m）から投下した場合でも１平方メートルの目標に命中するという。参考：月刊軍事研究12,’04、4,’00、11,’99、8,’18、ロッキードF117ナイトホーク、月刊JWings12,’12

＜ＧＢＵ−２７Ｂ／Ｂ＞：エンハンスド・ペイブウェイ�Vの１つで、EGBU-27とも呼ばれる。GBU-27A/Bの弾頭をBLU-116/Bに換えたものである。参考：月刊軍事研究12,’04

＜ＧＢＵ−２８／Ｂシリーズ＞：アメリカ軍のレーザー誘導式貫徹爆弾。後継としてGBU-72/Bを開発中。参考：軍事分析湾岸戦争、月刊JWings1,’22

＜ＧＢＵ−２８／Ｂ＞：別名バンカーバスター（公式）またはディープスロート（非公式）。1991年1月16日の湾岸戦争デザート・ストーム作戦開始後、BLU-109/B徹甲弾頭では貫徹できないバンカーの存在が判明したため、1月24日に急遽開発を開始、2月1日に試作を始め、2月13日に正式な開発命令が出され、2月16日に試作品が完成、2月22日から生産した。BLU-113/B弾頭にペイブウェイ�Vレーザー誘導システム（GBU-24/Bと同じWGU-36/B誘導制御ユニットだが弾頭変更に合わせソフトウェアを更新）、BSU-92/B（BSG-92/B？）エアフォイル・グループ、FMU-443H/B遅延信管を搭載している。誘導制御ユニット右側面にレーザーのパルスコード設定パネルがあり、１から８までの数字を選択するダイヤル３つとA1、B1、C1、D1、A2、B2、C2、D2を選択するダイヤル１つが付いている。また、ROLL ANGLE設定用の0、10、20、30、40、50、60、70、80、90選択ダイヤル及び０、１、２、３、４、５、６、７、８、９選択ダイヤルと、TARGET ALTITUDE設定用A-H選択ダイヤル及び1-8選択ダイヤルも用意されている。ダイヤルはマイナスドライバーのような専用工具で回すが、25セント硬貨でも代用可。全長5.84m、直径0.37m、重量4695ポンド（2130kg）、炸薬量293kg（トリトナール306kg？）。1991年2月27日に現地に輸送され、2月28日に２発（４発？）が使用された。この時はF-111Fが運用したが、F-111F退役後はF-15Eのみで運用可能となっている。湾岸戦争後、誘導装置にGPS/INSが追加され、EGBU-28となった。2005年に100発3000万ドルでイスラエルへの輸出が承認された。参考：月刊軍事研究8,’18、1,’01、2,’02、2,’03、12,’04、8,’09、月刊エアワールド8,’05、軍事分析湾岸戦争

＜ＧＢＵ−２８Ａ／Ｂ＞：BLU-113A/BにWGU-36A/B誘導セットとBSU-92/Bエアフォイルを装着したもの。参考：月刊JWings12,’12

＜ＧＢＵ−２８Ｂ／Ｂ＞：エンハンスド・ペイブウェイ�Vの１つで、EGBU-28とも呼ばれる。誘導装置をWGU-36B/Bに変更した。参考：月刊軍事研究8,’18、月刊JWings7,'24

＜ＧＢＵ−２８Ｃ／Ｂ＞：エンハンスド・ペイブウェイ�Vの１つで、EGBU-28とも呼ばれる。誘導装置をWGU-36D/B（GPS/INS付き）、弾頭をBLU-122/B（BLU-112/B？）、エアフォイルをBSU-92B/Bとしたもの。信管は弾体尾部のFMU-143/B遅延信管またはFMU-143B(D2)/B遅延信管。重量4676ポンド（2123kg）。F-15EやB-2Aに搭載できる。1999年4月26日、アライド・フォース作戦でF-15Eが２発を投下した。参考：月刊軍事研究12,’04、8,’18、9,’03、2,’02、8,’16、月刊JWings7,'24

＜ＧＢＵ−２８Ｄ／Ｂ＞：エンハンスド・ペイブウェイ�Vの１つで、EGBU-28とも呼ばれる。GBU-28C/Bの誘導装置をWGU-36E/Bに換装したもの。参考：月刊JWings7,'24、月刊軍事研究8,’18

＜ＧＢＵ−２８Ｅ／Ｂ＞：エンハンスド・ペイブウェイ�Vの１つで、EGBU-28とも呼ばれる。BLU-113/BにWGU-36E/B誘導セットとBSU-92D/Bエアフォイルを装着したもの。参考：月刊JWings7,'24、月刊軍事研究8,’18

＜ＧＢＵ−２９／Ｂ＞：ロッキード・マーチン社が開発していたJDAM。Mk81の先端部にINS/GPS誘導キットと操舵フィンを追加している。採用されなかった。参考：月刊軍事研究9,’18、1,’01

＜ＧＢＵ−３０／Ｂ＞：ロッキード・マーチン社が開発していたJDAM。Mk82の先端部にINS/GPS誘導キットと操舵フィンを追加している。採用されなかった。参考：月刊軍事研究9,’18、1,’01

＜ＧＢＵ−３１／Ｂシリーズ＞：アメリカ軍のJDAM。誘導はINS/GPSで、誘導装置は弾体尾部に収容される。弾体中央にはストレーキがあり、尾部に操縦翼を持つ。弾頭は2000ポンド級のMk84通常爆弾とBLU-109/B徹甲爆弾を使い分ける。値段は29000ドル。1998年から量産弾が納入され、B-2Aが最初に導入し、1999年2月からB-1Bが続き、次いでF-16Cブロック50が搭載可能となった。実戦初参加は1999年春のアライド・フォース作戦。航空自衛隊や韓国空軍も採用した。参考：月刊軍事研究1,’01、11,’99、U.S.ウェポン・ハンドブック、月刊JWings7,’11

　＜ＧＢＵ−３１（Ｖ）１／Ｂ＞：空軍型。Mk84通常爆弾にKMU-556/B誘導キットを取り付けている。弾頭部が尖っているのが海軍型との違い。参考：月刊軍事研究12,’04、8,’09、U.S.ウェポン・ハンドブック、月刊JWings8,’24

　＜ＧＢＵ−３１（Ｖ）２／Ｂ＞：海軍型。Mk84通常爆弾またはBLU-117/B通常爆弾（BLU-117A/B？）にKMU-556/B誘導キットを取り付けている。弾頭部は熱保護コーティング仕様で、先端が丸い。参考：月刊JWings8,’24、軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜ＧＢＵ−３１（Ｖ）３／Ｂ＞：空軍貫徹爆弾型。BLU-109/B徹甲爆弾にKMU-557/B誘導キットを取り付けている。弾頭部が尖っているのが海軍型との違い。参考：月刊軍事研究12,’04、8,’09、U.S.ウェポン・ハンドブック、月刊JWings8,’24

　＜ＧＢＵ−３１（Ｖ）４／Ｂ＞：海軍貫徹爆弾型。BLU-109/B徹甲爆弾にKMU-558/B誘導キットを取り付けている。弾頭部は熱保護コーティング仕様で、先端が丸い。参考：月刊軍事研究12,’04、軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊JWings8,’24

　＜ＧＢＵ−３１（Ｖ）５／Ｂ＞：空軍貫徹爆弾型。BLU-109/B徹甲爆弾またはBLU-121/B徹甲爆弾に誘導キットを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24

　＜ＧＢＵ−３１（Ｖ）７／Ｂ＞：空軍貫徹爆弾型。BLU-109/B徹甲爆弾またはBLU-121/B徹甲爆弾に誘導キットを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24

　＜ＧＢＵ−３１（Ｖ）９／Ｂ＞：空軍貫徹爆弾型。BLU-137/B徹甲爆弾に誘導キットを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24

　＜ＧＢＵ−３１Ｃ（Ｖ）１／Ｂ＞：Mk84通常爆弾にKMU-556C/B誘導キットを取り付けた空軍型。参考：月刊JWings12,’12

　＜ＧＢＵ−３１Ｃ（Ｖ）２／Ｂ＞：Mk84通常爆弾またはBLU-117/B通常爆弾にKMU-556C/B誘導キットを取り付けた海軍型。参考：月刊JWings12,’12

　＜ＧＢＵ−３１Ｃ（Ｖ）３／Ｂ＞：BLU-109/B徹甲爆弾にKMU-557C/B誘導キットを取り付けた空軍型。参考：月刊JWings12,’12

　＜ＧＢＵ−３１Ｃ（Ｖ）４／Ｂ＞：BLU-119/BにKMU-558C/B誘導キットを取り付けた海軍型。参考：月刊JWings12,’12

　＜ＧＢＵ−３１Ｃ（Ｖ）５／Ｂ＞：BLU-119/BにKMU-558C/B誘導キットを取り付けた空軍型。参考：月刊JWings12,’12

＜ＧＢＵ−３１海外シリーズ＞

　＜ＧＢＵ−３１（航空自衛隊）＞：航空自衛隊のJDAM。アメリカ空軍省に発注している。参考：月刊軍事研究12,’17

＜ＧＢＵ−３１海外ファミリー＞

　＜ＧＢＵ−３１訓練弾（航空自衛隊）＞：航空自衛隊の訓練弾。アメリカ空軍省に発注している。参考：月刊軍事研究12,’17

＜ＧＢＵ−３２／Ｂシリーズ＞：アメリカ軍の1000ポンド級JDAM。元はMk83汎用爆弾にKMU-559/B誘導セットを取り付けた空軍型だけが本名称だったが、後に海軍型GBU-35/Bシリーズもこの名称になった。値段は27000ドル。参考：月刊JWings8,’24、月刊軍事研究1,’01、12,’04、U.S.ウェポン・ハンドブック

　＜ＧＢＵ−３２（Ｖ）１／Ｂ＞：空軍型。Mk83汎用爆弾にKMU-559/B誘導セットを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24、月刊軍事研究2,’09

　＜ＧＢＵ−３２（Ｖ）２／Ｂ＞：海軍型。Mk83汎用爆弾またはBLU-110/B貫徹爆弾にKMU-559/B誘導セットを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24、月刊軍事研究2,’09

　＜ＧＢＵ−３２Ａ（Ｖ）１／Ｂ＞：空軍型。Mk83汎用爆弾にKMU-559A/B誘導セットを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24

　＜ＧＢＵ−３２Ａ（Ｖ）２／Ｂ＞：海軍型。Mk83汎用爆弾またはBLU-110/B貫徹爆弾にKMU-559A/B誘導セットを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24

　＜ＧＢＵ−３２Ｂ（Ｖ）１／Ｂ＞：空軍型。Mk83汎用爆弾にKMU-559B/B誘導セットを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24

　＜ＧＢＵ−３２Ｂ（Ｖ）２／Ｂ＞：海軍型。Mk83汎用爆弾またはBLU-110/B貫徹爆弾にKMU-559B/B誘導セットを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24

　＜ＧＢＵ−３２Ｃ（Ｖ）１／Ｂ＞：空軍型。Mk83汎用爆弾にKMU-559C/B誘導セットを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24、12,’12

　＜ＧＢＵ−３２Ｃ（Ｖ）２／Ｂ＞：海軍型。Mk83汎用爆弾またはBLU-110/B貫徹爆弾にKMU-559C/B誘導セットを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24、12,’12

＜ＧＢＵ−３４／Ｂ＞：ロッキード・マーチン社が開発していたJDAM。Mk84の先端部にINS/GPS誘導キットと操舵フィンを追加している。採用されなかった。参考：月刊軍事研究9,’18

＜ＧＢＵ−３５／Ｂシリーズ＞：アメリカ海軍の1000ポンド級JDAM。BLU-110/B貫通弾頭に誘導キットを取り付けたものである。F/A-18Cが最初に導入した。空軍GBU-32/Bシリーズと炸薬しか差が無いので、後にGBU-32(V)2/Bに改称された。参考：月刊軍事研究9,’03、2,’09、12,’04、ロッキードF117ナイトホーク、月刊JWings8,’24

＜ＧＢＵ−３５（Ｖ）／Ｂ＞：BLU-110/BにKMU-559/B誘導セットを取り付けたもの。参考：月刊軍事研究8,’09

　＜ＧＢＵ−３５（Ｖ）１／Ｂ＞：BLU-110/BにKMU-559C/B誘導セットを取り付けたもの。参考：月刊JWings12,’12

＜ＧＢＵ−３６／Ｂ＞：アメリカ軍のGPS誘導爆弾。GAMの１種（GAM-84またはGAM-112）で、2000ポンド通常爆弾Mk84にGPS誘導装置を取り付けている。JDAMの実用化により退役し、分解されて保管状態にある。参考：月刊軍事研究1,’01、2,’04、9,’18

＜ＧＢＵ−３７／Ｂ＞：アメリカ軍のGPS誘導爆弾。GAMの１種（GAM-113）で、GBU-28/Bと同じBLU-113/B徹甲弾頭にGPS誘導装置を取り付けている。信管はFMU-157/B高性能信管。重量4700ポンド（2.1トン）。GBU-28C/Bに後を譲って退役した。参考：月刊軍事研究5,’03、1,’01、9,’18、U.S.ウェポン・ハンドブック、月刊JWings12,’12、1,’13

＜ＧＢＵ−３８／Ｂシリーズ＞：アメリカ軍の500ポンド級JDAM。参考：月刊航空ファン2,’12

＜ＧＢＵ−３８／Ｂ＞：従来のものよりも小型で、付随被害を最小限に抑えられるという。弾頭はMk82、誘導キットはKMU-572/Bである。弾体が小型のため、ストレーキは弾体前部に位置している。全長2.4m、全備重量254kg。最大射程28km。初実戦使用は2004年10月初め頃のイラク中部。2004年12月8日にはB-1B爆撃機からの投下試験に成功した。自衛隊もKMU-572/Bを購入してテストした。参考：月刊JWings8,’24、12,’04、3,’05、月刊軍事研究2,’17、12,’04、5,’08

＜ＧＢＵ−３８（Ｖ）１／Ｂ＞：空軍型。Mk82汎用爆弾にKMU-572/B誘導キットを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24

　＜ＧＢＵ−３８（Ｖ）２／Ｂ＞：海軍型。Mk82汎用爆弾またはBLU-111/B貫徹弾頭にKMU-572/B誘導キットを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24、月刊航空ファン2,’12

　＜ＧＢＵ−３８（Ｖ）３／Ｂ＞：空軍型。BLU-126/B威力減殺弾頭にKMU-572/B誘導キットを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24

　＜ＧＢＵ−３８（Ｖ）４／Ｂ＞：海軍型。BLU-126/B威力減殺弾頭にKMU-572/B誘導キットを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24、月刊航空ファン2,’12

　＜ＧＢＵ−３８（Ｖ）５／Ｂ＞：空海軍型。BLU-129/B威力減殺貫徹弾頭にKMU-572/B誘導キットを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24

　＜ＧＢＵ−３８Ｃ（Ｖ）１／Ｂ＞：空軍型。GBU-38(V)1/Bの誘導キット改良型で、Mk82またはBLU-111/BにKMU-572C/B誘導キットを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24、12,’12

　＜ＧＢＵ−３８Ｃ（Ｖ）２／Ｂ＞：GBU-38C(V)1/Bの海軍型。GBU-38(V)2/Bの誘導キットをKMU-572C/B誘導キットに換装したものである。参考：月刊JWings8,’24、12,’12

　＜ＧＢＵ−３８Ｃ（Ｖ）３／Ｂ＞：空軍型。GBU-38(V)3/Bの誘導キット改良型で、BLU-126/B威力減殺弾頭にKMU-572C/B誘導キットを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24、12,’12

　＜ＧＢＵ−３８Ｃ（Ｖ）４／Ｂ＞：GBU-38C(V)3/Bの海軍型。GBU-38(V)4/Bの誘導キットをKMU-572C/B誘導キットに換装したものである。参考：月刊JWings8,’24、12,’12

＜ＧＢＵ−３９／Ｂシリーズ＞：アメリカ軍のSDBインクリメント�T。ボーイング社が2001年10月から開発した。参考：月刊軍事研究9,’18

＜ＧＢＵ−３９／Ｂ＞：弾体中央上部に翼スパン1.38mのダイヤモンド型翼（ダイヤモンド・バック）が装着されていて、折り畳んだ状態の翼を下にしてパイロンに搭載されるが、投下されると弾体が半回転して翼を上にし、これを展張して飛翔、高々度投下なら射程は111kmに達する。尾部に操舵翼４枚がＸ字に装着されていて、5Gまでの機動も可能とされ、この場合は射程74kmとなる。誘導はGPS/INSで、CEP5-8m（1.2m？3m？）、選択的利用性対妨害モジュールSAASMによりジャミングにも強い。弾体は鋼鉄製で、ロケットが付いており、厚さ1.5mの鋼板、1.8m（4m？）のコンクリート、0.9mの鉄筋コンクリートを貫通できる能力（2000ポンド貫徹弾頭BLU-109/B並）を持つという。テストでは厚さ2.4mの強化コンクリートを撃ち抜いた。信管は着発、空中炸裂、遅延が用意されている。全長1.8m、直径0.152m（0.19m？）、重量285ポンド（129/3kg）、炸薬19kg（AFX757トリトナル炸薬）。BRU-61/Aキャリッジシステムに４発を搭載する。価格は４万ドル。2003年10月に採用されて2005年4月にLRIP契約を締結、2006年9月に量産型が引き渡され、10月5日にF-15Eに搭載されてIOCを達成、12月から本格量産に移り、2007年に不朽の自由作戦でF-15Eが初使用した。F-16、F-22、F-35にも搭載できる。24000発以上を生産予定。MLRS用のロケットを取り付けて陸上から射出するGLSDBを開発中で、もしかしたら艦載レールガンから投射するようになるかもしれない。参考：月刊軍事研究12,’04、2,’04、2,’09、4,’03、5,’09、8,’09、5,’11、6,’11、1,’18、軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊JWings2,'24、1,’13、6,’09、2,’11、月刊世界の艦船11,’14

＜ＧＢＵ−３９Ａ／Ｂ＞：限定致死性爆弾SDB（FLM型）で、弾体を複合材にし、爆風調整破片型多段階爆発物と呼ばれる特殊な炸薬を詰め込ことにより威力可変式弾頭にして破壊力を限定、付随被害を局限する。2006年8月から開発され、2008年3月に試作弾がアメリカ空軍に引き渡されて実用化された。参考：月刊軍事研究8,’09、9,’18

＜ＧＢＵ−３９／Ｂ海外シリーズ＞

　＜ＧＢＵ−３９（航空自衛隊）＞：アメリカ空軍省に発注している。参考：月刊軍事研究3,’17

　＜ＧＢＵ−３９／Ｂ（イスラエル空軍）＞：イスラエル空軍誘導爆弾、別名シャープ・ハイルまたはBarad Had。2010年9月、1000発がBRU-61/Aキャリッジシステム150基と共に輸出された。参考：THE MILITARY BALANCE 2016、月刊軍事研究5,’11、6,’11

＜ＧＢＵ−４０／Ｂ＞：ボーイング社がSDBインクリメント�U向けに開発した誘導爆弾。GBU-39/Bの改良型で、ロッキード・マーチン社製全天候マルチモードシーカー（赤外線画像による目標自動識別機能あり）による移動目標への攻撃能力を付与する。これにより弾頭部分が半球形に変更され、尾部操舵翼は大型のものになる。重量115kg。弾頭は破片型。射程74km以上。GBU-53/Bに負けて採用されなかった。参考：月刊軍事研究6,’07、8,’05、5,’09、8,’09、3,’10、9,’18、月刊JWings6,’09、11,’10

＜ＧＢＵ−４１／Ｂ＞：ロッキード・マーチン社がSDBインクリメント�T向けに開発した誘導爆弾。採用されなかった。参考：月刊軍事研究9,’18

＜ＧＢＵ−４２／Ｂ＞：ロッキード・マーチン社がSDBインクリメント�U向けに開発した誘導爆弾。採用されなかった。参考：月刊軍事研究9,’18

＜ＧＢＵ−４３／Ｂ＞：MOAB（誘導爆弾）を参照。

＜ＧＢＵ−４４／Ｂ＞：バイパー・ストライク（対装甲誘導弾）を参照。

＜ＧＢＵ−４５／Ｂ＞：アメリカ軍のレーザー誘導爆弾。500ポンド爆弾Mk82の炸薬の代わりにコンクリートを詰め、ペイブウェイ�Uレーザー誘導装置を装着したもので、副次被害を最小限に抑えるため開発された。1000ポンド型もあるらしい。参考：月刊軍事研究8,’18、6,’03

＜ＧＢＵ−４８／Ｂシリーズ＞：アメリカ軍のエンハンスド・ペイブウェイ�U誘導爆弾、別名EGBU-16。参考：月刊軍事研究5,’08

＜ＧＢＵ−４８／Ｂ＞：Mk83またはBLU-110/BにMAU-169K/B（MAU-119K/B？）コンピュータ制御グループとMXU-667/Bエアフォイル・グループを組み合わせている。エアフォイル展開時の翼スパンは1.34m。参考：月刊軍事研究5,’08、12,’04

　＜ＧＢＵ−４８（Ｖ）１／Ｂ＞：Mk83またはBLU-110/BにMAU-169K/Bコンピュータ制御グループとMXU-667/Bエアフォイル・グループを組み合わせたもの。参考：月刊JWings12,’12

＜ＧＢＵ−４９／Ｂシリーズ＞：アメリカ軍のエンハンスド・ペイブウェイ�U誘導爆弾、別名EGBU-12。参考：月刊軍事研究5,’08

＜ＧＢＵ−４９／Ｂ＞：Mk82またはBLU-111/BにMAU-169K/B（MAU-119K/B？）コンピュータ制御グループとMXU-650/Bエアフォイル・グループを組み合わせている。2017年12月1日にアメリカ空軍がレイセオン社に対して誘導キット1200セットを発注した。参考：月刊軍事研究5,’08、2,’11、12,'04、月刊航空情報3,’18

　＜ＧＢＵ−４９（Ｖ）３／Ｂ＞：Mk82またはBLU-111/BにMAU-169K/Bコンピュータ制御グループとMXU-650/Bエアフォイル・グループを組み合わせたもの。参考：月刊JWings12,’12

＜ＧＢＵ−５０／Ｂシリーズ＞：アメリカ軍のエンハンスド・ペイブウェイ�U誘導爆弾、別名EGBU-10。参考：月刊軍事研究5,’08

＜ＧＢＵ−５０／Ｂ＞：Mk84またはBLU-109/BにMAU-169K/B（MAU-119K/B？）コンピュータ制御グループとMXU-651/Bエアフォイル・グループを組み合わせている。参考：月刊軍事研究5,’08、2,’11、12,’04

　＜ＧＢＵ−５０（Ｖ）１／Ｂ＞：Mk84またはBLU-109/BにMAU-169K/Bコンピュータ制御グループとMXU-651/Bエアフォイル・グループを組み合わせたもの。参考：月刊JWings12,’12

＜ＧＢＵ−５１／Ｂ＞：アメリカ軍のレーザー／GAINS併用誘導爆弾、エンハンスド・ペイブウェイ�U。BLU-126/BにMAU-169K/BまたはMAU-209/Bコンピュータ制御グループとMXU-650/Bエアフォイル・グループを組み合わせている。参考：月刊JWings12,’12

＜ＧＢＵ−５２／Ｂ＞：アメリカ軍のレーザー／GAINS併用誘導爆弾、エンハンスド・ペイブウェイ�U。BLU-126/BにWGU-53/Bコンピュータ制御グループとMXU-650/Bエアフォイル・グループを組み合わせている。参考：月刊JWings12,’12

＜ＧＢＵ−５３／Ｂ＞：アメリカ空海軍海兵隊の誘導爆弾で、別名SDBインクリメント�U（Small Diameter Bomb increment �U・小直径爆弾インクリメント�U）、レイセオン社内通称ストームブレイカー（悪天候下でも移動目標攻撃が可能なので）。レイセオン社が開発し、ボーイング社製GBU-40/Bとロッキード・マーチン社製GBU-42/Bに勝って2010年8月に採用された。前方から３モードシーカー、GPS/IMU、電子機器、複合効果弾頭MEW（PBXN-109炸薬による爆風破片・成型炸薬で、ソフトスキンから硬目標まで撃破可能）、プログラム信管、コンピュータ、熱電池、双方向データリンク、飛翔制御システム（折り畳み式全遊動操縦フィン４枚）と並んでおり、弾体上部に引き込み式ラムエアタービン発電機と滑空用折り畳み式矩形後退翼を装備している。３モードシーカーは非冷却式フォーカルプレーンアレイ画像赤外線、セミアクティブレーザー、ミリ波レーダー（Kaバンド。ドップラー・ビーム・シャープニング能力あり）からなり、全天候性と移動目標攻撃能力を持つ。中間誘導はGPS/IMUと双方向データリンクであり、データリンクはリンク16とUHFの複バンドで、投下されるとUHFアンテナが顔を出す。目標選定ミスが判明した場合、投下後でも攻撃中止を選択できる。滑空翼の展張方式はAGM-154と同じで、５度の下反角が付いており、90度前方に展開する。攻撃モードはノーマルアタック（全天候下移動・固定目標攻撃）、コーディネートアタック（硬目標攻撃。GPS/IMUのみを使う）、イミディエイトアタック（近接・ポップアップ臨機目標攻撃）、レーザー照射アタック（精密攻撃）の４種類。全長70インチ・1.77m、弾頭直径７インチ・0.178m、弾体直径0.178m（６インチ・0.152m？）、翼スパン1.68m、重量208ポンド・94.3kg（90.7kg？）。射程40海里・74km（移動目標）／110km（固定目標）。CEP1m。GBU-39/Bと同じBRU-61/A爆弾ラックに上下逆位置で搭載され、投下後に弾体が180度回転して正しい向きになる。４発を搭載できる携行装置も開発中。2012年7月16日（17日？）にF-15Eからの投下試験で移動目標を直撃した。2015年5月からLRIPに入り、2017年にロット１を完納している。2018年4月19日にレイセオン社が開発試験終了を発表した。2018年中に運用評価試験も終えて実戦配備する予定だったが、IOC獲得は2022年10月になっている。オーストラリア軍がFMSで3900発輸入する。2022年にはドイツ空軍とノルウェー空軍がF-35A戦闘機用に採用した。参考：月刊航空ファン5,’11、12,’17、7,’18、10,’18、月刊JWings2,'24、11,’10、11,’12、1,’13、5,’15、9,’19、4,'22、10,'22、月刊軍事研究10,'15、8,’14、9,’18、2,’10、6,’11、12,’12

＜ＧＢＵ−５４／Ｂシリーズ＞：アメリカ軍の500ポンド級レーザーJDAM。GBU-38/Bシリーズの先端にDSU-38/BレーザーシーカーとDSU-33/B近接センサーを取り付けたものである。2010年9月30日にアフガニスタンで初実戦使用された。航空自衛隊も導入している。参考：月刊JWings8,’24、6,’09、12,’10、月刊航空ファン7,’11、月刊軍事研究9,’18

　＜ＧＢＵ−５４（Ｖ）１／Ｂ＞：空軍型。GBU-38(V)1/Bがベースで、Mk82汎用爆弾（とBLU-111/B汎用爆弾？）にKMU-572/B誘導キットとDSU-38/Bレーザーシーカーを取り付けたものである。参考：月刊JWings8,’24、月刊軍事研究9,’18

　＜ＧＢＵ−５４（Ｖ）２／Ｂ＞：海軍型。GBU-38(V)2/Bがベースで、Mk82汎用爆弾（とBLU-111/B汎用爆弾？）にKMU-572/B誘導キットとDSU-38/Bレーザーシーカーを取り付けたものである。参考：月刊JWings8,’24、9,’18

　＜ＧＢＵ−５４（Ｖ）３／Ｂ＞：空軍型。GBU-38(V)3/Bがベースで、BLU-126/B貫徹爆弾にKMU-572/B誘導キットとDSU-38/Bレーザーシーカーを取り付けたものである。参考：月刊JWings8,’24、月刊軍事研究9,’18

　＜ＧＢＵ−５４（Ｖ）４／Ｂ＞：海軍型。GBU-38(V)4/Bがベースで、BLU-126/B貫徹爆弾にKMU-572/B誘導キットとDSU-38/Bレーザーシーカーを取り付けたものである。参考：月刊JWings8,’24、月刊軍事研究9,’18

　＜ＧＢＵ−５４Ｂ（Ｖ）１／Ｂ＞：空軍型。GBU-38B(V)1/Bがベースで、誘導キットをKMU-572B/Bに換装したものである。参考：月刊JWings8,’24、月刊軍事研究9,’18

　＜ＧＢＵ−５４Ｂ（Ｖ）２／Ｂ＞：海軍型。GBU-38B(V)2/Bがベースで、誘導キットをKMU-572B/Bに換装したものである。参考：月刊JWings8,’24、月刊軍事研究9,’18

　＜ＧＢＵ−５４Ｂ（Ｖ）３／Ｂ＞：空軍型。GBU-38B(V)3/Bがベースで、誘導キットをKMU-572B/Bに換装したものである。参考：月刊JWings8,’24、月刊軍事研究9,’18

　＜ＧＢＵ−５４Ｂ（Ｖ）４／Ｂ＞：海軍型。GBU-38B(V)4/Bがベースで、誘導キットをKMU-572B/Bに換装したものである。参考：月刊JWings8,’24、月刊軍事研究9,’18

　＜ＧＢＵ−５４Ｃ（Ｖ）１／Ｂ＞：空軍型。GBU-38C(V)1/Bがベースで、誘導キットをKMU-572C/Bに換装したものである。参考：月刊JWings8,’24、月刊軍事研究9,’18

　＜ＧＢＵ−５４Ｃ（Ｖ）２／Ｂ＞：海軍型。GBU-38C(V)2/Bがベースで、誘導キットをKMU-572C/Bに換装したものである。参考：月刊JWings8,’24、月刊軍事研究9,’18

　＜ＧＢＵ−５４Ｃ（Ｖ）３／Ｂ＞：空軍型。GBU-38C(V)3/Bがベースで、誘導キットをKMU-572C/Bに換装したものである。参考：月刊JWings8,’24、月刊軍事研究9,’18

　＜ＧＢＵ−５４Ｃ（Ｖ）４／Ｂ＞：海軍型。GBU-38C(V)4/Bがベースで、Mk82またはBLU-126/BにKMU-572C/B誘導キットとDSU-38/Bレーザーシーカーを取り付けている。参考：月刊JWings8,’24、12,’12、月刊軍事研究9,’18

＜ＧＢＵ−５５／Ｂシリーズ＞：アメリカ軍試作1000ポンド級レーザーJDAM。GBU-32/BにDSU-39/Bレーザーシーカーを取り付けたものである。制式化はされていない。参考：月刊JWings4,'22、6,’09

　＜ＧＢＵ−５５（Ｖ）／Ｂ＞：試作型。Mk83またはBLU-110/BにKMU-558C/B誘導セットとDSU-38/Bレーザーシーカーを取り付けている。実用化には至らなかった。参考：月刊JWings12,’12、月刊軍事研究9,’18

＜ＧＢＵ−５６／Ｂシリーズ＞：アメリカ軍試作2000ポンド級レーザーJDAM。GBU-31/BにDSU-40/Bレーザーシーカーを取り付けたものである。制式化はされていない。参考：月刊JWings4,'22、月刊軍事研究2,’10

　＜ＧＢＵ−５６（Ｖ）／Ｂ＞：試作型。Mk84またはBLU-117/BにKMU-558C/B誘導セットとDSU-38/Bレーザーシーカーを取り付けている。実用化には至らなかった。参考：月刊JWings12,’12、月刊軍事研究9,’18

＜ＧＢＵ−５７／Ｂ＞：アメリカ軍の巨大貫通爆弾MOP（Massive Ordnance Penetrator）。弾体やや後ろ寄りにストレーキ４枚、尾部に折り畳み式グリッド翼４枚が付く。全長6.25m、直径0.8m、重量30000ポンド（13.6トン）、炸薬重量5300-6000ポンド（2.4-2.7トン）。誘導はGPS/IMU。貫徹力61m（標準強化コンクリート）／8m（超強度コンクリート）／40m（岩盤）。強化目標知能信管HTSFで貫通時の減速をカウントし、目的の深さで炸裂する。B-2AやB-52Hに搭載可能。2011年11月から配備された。参考：月刊軍事研究9,’14、6,’12、2,’10、4,’19

＜ＧＢＵ−６１／Ｂ＞：アメリカ空軍の対地雷用レーザーJDAM、略称CMS（対地雷システム）。BLU-109/Bの弾体にタングステン・ダーツ（長さ150mm）1000本以上を仕込み、KMU-556/B誘導キットを取り付けたものである。地雷原上空で炸裂してダーツをばらまき、地雷を誘爆させる。参考：月刊JWings8,’24

＜ＧＢＵ−６２／Ｂ＞：クイックストライクER（航空機雷）を参照。

＜ＧＢＵ−６４／Ｂ＞：クイックストライクER（航空機雷）を参照。

＜ＧＢＵ−６７／９Ａ＞：イラン空軍の滑空誘導爆弾、別名カドル（力）。2000ポンド級の爆弾に４枚の長いストレーキを付け、尾部に４枚の安定化フィン、空力作動誘導フィンを装着しており、ミサイルのように見えるが、推進装置は無い。弾体先端にはTVカメラ（昼間用のみ）が装備され、視覚角度は25度、発射前ロックオンで誘導される。全長4.11m、直径0.457m、翼スパン1.12m、重量1.111トン。TV誘導式、最大射程20km。参考：月刊軍事研究3,’03、軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＧＢＵ−６９／Ｂ＞：ダイネティクス社の誘導爆弾、別名SGM（Small Glide Munition）。上面に滑空翼が付いている。全長1m、直径0.114m、重量27kg。2019年11月21日、MQ-1CグレイイーグルERで発射試験を行った。参考：月刊軍事研究10,’18、月刊航空ファン2,’20

＜ＧＢＵ−７２／Ｂ＞：アメリカ空軍が開発している貫徹型JDAM。GBU-28/Bの後継で、北朝鮮軍地下施設を破壊できるよう貫徹力を更に向上させ、誘導をGPSに変更した。弾頭は5000ポンド級のBLU-138/B、テイルキットはKMU-572/B。2021年10月6日、F-15Eから初の実弾投下試験を行い、成功した。参考：月刊JWings1,’22、8,’24

＜ＧＣ１グランプリ＞：GCは護衛艦カレーの略。佐世保地方総監と佐世保市きらきらフェスティバル実行委員長がアイディアを出したのがきっかけで、佐世保地方隊所属の艦艇がカレーの味を競うグランプリとして開始された。グランプリのカレーは商品化されており、佐世保市ふるさと納税返礼品として受け取ることができる。第１回は海上自衛隊佐世保地方隊創設60周年・佐世保市四ヶ町商店街協同組合創立60周年記念を兼ねて2013年12月に長崎県佐世保市島瀬公園で開催され、2400人がスプーンによる投票を行い、さわぎりの牛スジ入りイカ墨カレーが１位、あまぎりのビーフカレーが２位、じんつうのポークカレーが３位となった。第２回は2014年4月19日に横須賀地方総監部で開催され、潜水艦部隊の濃厚味わいカレーが１位、ちょうかいの特製シーフードカレーが２位、くらまの内閣総理大臣喫食カレーが３位、こんごうのチキンカレーが市長賞になった。第３回は2014年12月7日に佐世保市島瀬公園で開催され、８チームが参加、こんごうが優勝、しまかぜが２位、ちょうかいが３位となった。第４回は2015年12月6日に佐世保市島瀬公園で開催され、10部隊12隻が参加、あまぎりのあまぎりビーフカレーが１位、ちょうかいのチーズDEまろやかキーマカレーが２位、こんごうの王者こんごうカレーが３位となった。参考：MAMOR vol.86、vol.110、月刊世界の艦船2,’15、朝雲

＜ＧＣ−１３０Ａ＞：C-130輸送機ファミリーを参照。

＜ＧＣＡ＞：T214シリーズ（ウェポン・キャリア）を参照。

＜ＧＣＡ＞：Ground Controlled Approach（着陸誘導管制）の略。航空交通管制の１つで、レーダー進入管制（Radar approach control）ともいう。計器着陸システム（ILS）が設置されていない空港において、捜索誘導管制官（Search controller）が空港監視レーダーを使用して接地点から9-6海里の地点まで航空機に無線通信で進入角度と進入方位を指示し、次いで着陸誘導管制官（Final controller）が精密進入レーダーを使用して着陸進入コースや進入角からのズレを無線通信で伝え、操縦士が滑走路上の正しい接地点を視認できるようになるまで誘導する。一度に１機しか誘導できない、レーダー能力の限界から接地点までの誘導は出来ず最終的に目視着陸となる、といった欠点がある。民間専用空港ではILSの設置が進み殆ど使われなくなったが、自衛隊の共用空港ではILSが無くGCAを行う所が多い。参考：航空管制のはなし、飛行機のしくみ、月刊JWings3,’16、航空用語事典増補改訂版

＜ＧＣ＆ＣＳ＞：イギリスの暗号解読機関。元はMI6の下部組織で、第２次大戦中にMI8を吸収し、通信傍受も担当するようになった。第２次大戦後に独立し、GCHQとなった。参考：月刊軍事研究5,’10

＜ＧＣＡＰ＞：日本、イタリア、イギリスの第６世代戦闘機共同開発計画Global Combat Air Programme。空自F-X（F-2後継機）とイギリス空軍・イタリア空軍テンペスト計画を統合したもので、2022年12月9日に計画が発表された。日本から三菱重工、IHI、三菱電機、川崎重工、SUBARU、東芝、富士通、NECなど、イギリスからBAEシステムズ、ロールス・ロイスなど、イタリアからレオナルド、アビオエアロ、エレクトロニカ、MBDAイタリアなどがコンセプト策定に参加しており、機体は三菱重工、BAEシステムズ、レオナルド、エンジンはIHI、ロールスロイス、アビオエアロ、アビオニクスは三菱電機、レオナルドUK、MBDA、レオナルド、エレクトロニカが担当し、2035年に配備する予定。2023年9月12日、三菱電機、レオナルドUK、レオナルド、エレクトロニカが、ミッションアビオニクスシステム開発を緊密かつ効率的に進めるため、国境を越えて１カ所に集合し、作業を行っていくことを発表した。10月31日、防衛大臣補佐官がローマでイタリアのクロゼット国防相及びイギリスのシャップス国防相と会談し、協業体制や作業分担などを確認した。３カ国の連携をスムーズに行うため、イギリスにGIGO（GCAP International Government Organisation／GCAP政府間機関の略で、ジャイゴと読む）を設立することになり、2023年12月14日に防衛省で木原防衛大臣、イギリスのシャップス国防相、イタリアのクロセット国防相がGIGO設立条約に署名した。ミッション電子システムはISANKE&ICS（Integrated Sensing And Non-Kinetic Effects & Integrated Communications Systems）という長い名称で、自機だけでなく僚機や無人機のセンサーで収集した情報を統合し、全機で共有できる。アビオニクスなどの試験にはB757旅客機改造のテストベッド機エクスカリバーを使う。2024年3月26日、日本政府が防衛装備移転三原則の運用指針を一部改正し、GCAP完成品をパートナー国以外にも移転できるようにした。参考：月刊JWings4,’23、6,'23、9,’24、月刊世界の艦船6,’23、防衛省ホームページ、朝雲

＜ＧＣＡＳ＞：自動地上衝突回避装置を参照。

＜ＧＣＡＳ＞：オンコールCASに於いて、地上でアラートに就くこと。参考：月刊航空ファン2,’02

＜ＧＣＢ−１０−Ｆ＞：自衛隊の符号練習器。海洋電子工業製。参考：月刊軍事研究11,’09

＜ＧＣＢ−３０−�T＞：自衛隊の符号練習器。海洋電子工業製。参考：月刊軍事研究6,’07

＜ＧＣＣ＞：陸上総隊または湾岸協力会議を参照。

＜ＧＣＣＳ＞：アメリカ軍の情報ネットワークで、Global Command and Control System（汎地球指揮管制システム）の略。WWMCCSが1996年に発展したものである。統合された解析ツールや、柔軟なデータ能力を使用して計算された危機に対処するプランニングを支援する自動情報システムで、膨大なサブシステムから構成され、全戦闘員を支援する単独のC4Iシステムともなる。それまで複雑なプログラムにより秘匿度の違うデータを管理していたが、秘匿度別にサーバーを設けることでプログラムを単純にし、システム間や他機関・他組織間との情報共有を容易とした。参考：月刊軍事研究6,’04、月刊世界の艦船6,’13

＜ＧＣＣＳ−Ａ＞：アメリカ陸軍戦術インターネットを構成するシステムの１つで、Global Command and Control System −Army−（陸軍用汎地球指揮統制システム）の略。統合作戦計画執行システム（JOPES）、資産・訓練状況システム（SORTS）といったシステムからなり、空軍のTBMCS、海軍のGCCS-M、海兵隊のTCOと接続しており、C4Iデータを相互に交換できる。戦域陸軍司令部（中央軍司令部など）に配備されている。参考：月刊軍事研究4,’03、11,’12

＜ＧＣＣＳ−Ｍ＞：アメリカ海軍の戦術インターネットを構成するシステムの１つで、Global Command and Control System −Maritime−（海上用汎地球指揮統制システム）の略。統合海軍指揮情報システムJMCISが発展したものである。艦隊のC4Iシステムで、LANなどの直接的インターフェースを介して任務を支援する。Ashore（陸上サイト）、Afloat（洋上サイト）、Tactical/Mobile（戦術・機動サイト）からなり、これらは海軍用広域エリア・ネットワークWANの自動デジタルネットワークシステムADNS（Automated Digital Network System）で結ばれる。後にCANESに統合された。海上自衛隊もアメリカ海軍省に発注し、まや型イージス護衛艦に搭載した。参考：月刊軍事研究4,’03、2,’15、2,’16、月刊世界の艦船6,’13、9,’20

＜ＧＣ−ＤＮ７２０−Ｃ＞：自衛隊の警備監視装置。日興電気通信製。参考：月刊軍事研究9,’17

＜ＧＣＥ＞：Ground Combat Element（地上戦エレメント）の略。参考：月刊航空ファン2,’17

＜ＧＣＧ−１５８＞：自衛隊の信号発生器。菊水電子工業製。参考：月刊軍事研究7,’14

＜ＧＣＧＭ＞：サーブ社とレイセオン社が開発しているカールグスタフM3/M4用対戦車誘導弾で、Guided Carl-Gustaf Munitionの略。誘導はセミアクティブ・レーザー、射程30-2000m。参考：朝雲

＜ＧＣＨＱ＞：イギリスの通信傍受機関で、政府通信本部の略。中東全域と、北アフリカなど地中海沿岸域はキプロス支局が担当する。第２次大戦後にGC&CSが独立して誕生した。参考：月刊軍事研究6,’09

＜ＧＣＩ＞：地上管制迎撃を参照。

＜ＧＣＩ−ＧＣＡ＞：地上管制迎撃を参照。

＜ＧＣＬ砲兵中隊偵察車＞：PLZ45自走砲ファミリーを参照。

＜ＧＣＭ＞：善行章（アメリカ陸軍）を参照。

＜ＧＣＭシリーズ＞：イギリスのBMARC社が開発した艦載30mm連装機関砲。エリコン・コントラヴェス社製30mm機関砲KCBを使用する。参考：艦載兵器ハンドブック改訂第２版

　＜ＧＣＭ−ＡＯ２＞：マウント重量２トン。旋回率90度、俯仰範囲マイナス15度からプラス75度、俯仰率毎秒60度。初速毎秒1080m、射程10km。発射速度毎分1300発。フォークランド紛争に際してイギリス海軍が緊急購入した。参考：艦載兵器ハンドブック改訂第２版

　＜ＧＣＭ−ＡＯ３＞：マウント重量２トン。全周旋回可能で、旋回速度毎秒75度、俯仰角マイナス15度からプラス80度、俯仰速度毎秒50度。砲弾重量300-400g。初速毎秒1080-1175m、有効射程3km、最大射程10km。発射速度毎分1300発。参考：月刊世界の艦船1,’15増刊

　＜ＧＣＭ−ＡＯ３−１＞：イギリス海軍22型フリゲートに搭載されている。参考：艦載兵器ハンドブック改訂第２版

　＜ＧＣＭ−ＢＯ１＞：ブルネイ海軍が導入した派生型。参考：艦載兵器ハンドブック改訂第２版

＜ＧＣＳ＞：26型（フリゲート）を参照。

＜ＧＣＳ＞：地上管制ステーション（Ground Control Station）の略。参考：月刊軍事研究7,’15

＜ＧＣＳ（ＧＡ−ＡＳＩ社製）＞：プレデターやナット750用の地上管制ステーション。UAV１機にオペレーター２名が割り当てられ、両者とも同じステーション内の装備を使用して別々の操作を行う。ステーションはC-130にそのまま搭載して輸送することができる。標準型はトレーラーに収容した車載型だが、重量45kg以下の携帯型、携帯型ベースのモジュラー型、高機動車搭載型、４機同時に制御できる複数航空機統制型、多機能ワークステーション型などが用意されている。参考：月刊軍事研究4,’07

＜ＧＣＳ−１＞：航空自衛隊の赤外線誘導装置ユニットで、別名91式爆弾用誘導装置。弾体前方に装着する誘導部・制御部・操舵翼と、後方に装着する安定翼からなり、500ポンド通常爆弾Mk82（�T型）と750ポンド爆弾JM117（�U型）に取り付けられる（弾体前方キットを�T型、後方キットを�U型とする説有り）が、実際はMk82にのみ装備されて運用されている。背景との温度差を識別する方式で、500トン以上の艦船に対して使用するが、クラッターの多い陸上目標に対しては使えない。投下方式はCCIP（命中点継続計算）、CCRP（投下点継続計算）、RCCD（継続データによる投下点計算）、RCID（初期データによる投下点計算）の４種類で、投下されると安定翼を展開し、シーカーとジャイロがアクティブとなり、目標の捜索を開始、前方ユニットの誘導制御翼をガスサーボで動かして目標（主に艦船の煙突）に向かう。三菱電機製。参考：月刊航空情報2,’10、軍用機ウェポン・ハンドブック、JWings2,’04、8,’03、月刊軍事研究11,’98、7,’12、8,’17

＜ＧＣＳ１００＞：スイスのグローバル・クリアランス・ソリューション（GCS）社が開発した装軌式無人地雷処理車。車体前面にフレイル式地雷処理装置を装備しており、1km先から遠隔操作されて人員用通路を啓開する。啓開通路幅1.2m、啓開速度1km。参考：朝雲

＜ＧＣＴシリーズ＞：フランス陸軍155mm自走榴弾砲。MleF3の後継として1969年からGIAT社が開発し、1972年に試作車が完成、1973年にサトリ兵器展示会で初公表された。最初サウジアラビア陸軍が導入して1977年から生産に入り、1979年にフランス陸軍がAUF1として採用、イラク陸軍とクウェート陸軍が続いている。フランス陸軍が253両（AUF1を179両、AUF1Tを74両）、サウジアラビア陸軍が51両、イラク陸軍が85両、クウェート陸軍が18両を配備した。参考：世界AFV年鑑2002-2003、世界の軍用車両(2)

　＜ＧＣＴ＞：車体はAMX-30の流用で、弾庫を無くして発電機と空調を新設した。車体前部左が操縦席で、外部視察用ペリスコープ３基があり、中央のものは夜間操縦用映像強化型に換装可能。下部転輪は片側５枚、起動輪が後方、誘導輪が前方にあり、上部転輪は片側５個。砲塔は均質圧延装甲鋼板の全溶接式で、車体後部にエンジンがある関係で砲塔内に自走砲システムを全て収容したため大型だが、他の戦車車体でもこの砲塔を載せれば自走砲に早変わりする。車長・砲手は右、装填手は左に位置する。車長用ハッチには全周にペリスコープが付いており、装填手は対空機銃の操作も行う。主砲は40口径155mm砲で、ダブルバッフル式マズルブレーキを装備する。油圧作動式で、俯仰角はマイナス４度（５度？）からプラス66度。自動装填装置を持ち、毎分８発の射撃が可能で、バーストでは45秒で６発撃てる。弾種は榴弾、RAP榴弾、対戦車地雷撒布弾、発煙弾、照明弾。射程はCr-TA-68通常弾で23.5km、ベースブリードで29km、RAP弾で32km。弾丸及び装薬42発（６発入りコンテナ７個）を砲塔後部のラックに収め、砲塔バスケット内には40発分の装薬も搭載する。副武装として7.62mm機銃（2050発）を装備可能。全長10.25m、車体長6.7m、全幅3.15m、全高3.25m、全備重量42トン。エンジンはイスパノ・スイザHS110液冷12気筒ディーゼル（720馬力）、最大速度60km、航続距離450km。乗員４名（車長、操縦手、砲手、装填手）。サウジアラビア陸軍が採用した。イラク陸軍も配備しており、射程が長く化学砲弾も発射できるため、湾岸戦争では多国籍軍の脅威となった。参考：世界AFV年鑑2002-2003、月刊グランドパワー3,’95、異形戦車ものしり大百科、月刊戦車マガジン11,’92、月刊軍事研究4,’08、ウォーマシン・レポートNo.26、ミリタリー・バランス1989-1990

　＜ＧＣＴ（５２口径）＞：射程延伸型で、ベースブリード弾を使用すると射程40kmに達する。参考：世界AFV年鑑2002-2003

　＜ＡＵＦ１＞：フランス陸軍が採用したGCT。参考：世界AFV年鑑2002-2003

　＜ＡＵＦ１Ｔ＞：AUF1の改良型で、1988年から登場した。APUを改良し、信頼性を向上させている。フランス陸軍が74両を配備した。参考：世界AFV年鑑2002-2003

＜ＧＣＴ海外シリーズ＞

　＜ＧＣＴ（インド陸軍仕様）＞：インド陸軍の要求に合わせて試作したもので、T-72M1の車体にGCTの砲塔を搭載している。参考：世界AFV年鑑2002-2003

＜ＧＣＴ−２０９−１＞：自衛隊の多重化装置。富士通製。参考：月刊軍事研究8,’07

＜ＧＣＴ−２１４＞：自衛隊の多重化装置。富士通製。参考：月刊軍事研究9,’09

＜ＧＣＴ−２１５−２＞：自衛隊の電子式電話装置。富士通製。参考：月刊軍事研究2,’09

＜ＧＣＴ−２１７−１＞：自衛隊の電子式電話装置。富士通製。参考：月刊軍事研究4,’19

＜ＧＣＴ−２１８−１＞：自衛隊の電子式電話装置。富士通製。参考：月刊軍事研究12,’16

＜ＧＣＴ−Ｄ７＞：自衛隊の広帯域多重伝送装置。富士通製。参考：月刊軍事研究12,’08

＜ＧＣＴ−ＤＮ５＞：航空自衛隊のデジタル伝送端局装置。富士通製。参考：月刊軍事研究1,’07

＜ＧＣＴ−ＤＮ−７＞：自衛隊の広帯域多重伝送装置。富士通製。参考：月刊軍事研究2,’09

＜ＧＣＴ−ＤＮ８＞：自衛隊の多機能多重化装置。富士通製。参考：月刊軍事研究11,’13

＜ＧＣＴ−ＤＮ７１５＞：陸上自衛隊の統合多重化装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究2,’07

＜ＧＣＴ−ＤＮ７１７＞：自衛隊の高速変換装置。富士通製。参考：月刊軍事研究8,’07

＜ＧＣＴＷＭ＞：中国が開発したレッドアロー73対戦車ミサイル・30mm砲併装砲塔兵器モジュール。武装は30mm両用給弾自動砲、7.62mm同軸機銃、レッドアロー73対戦車ミサイル（砲塔上部右）。30mm砲は俯仰角マイナス６度からプラス60度、最大有効射程4000m（地上）／2500m（空中）。徹甲弾125発と榴弾225発を搭載し、発射速度毎分300発（ただし3-5発または5-7発のバーストで使用）。砲塔上部左に昼夜間照準器（微光暗視装置）、砲塔左右に３連装発煙弾発射機を装備する。砲塔重量1.5トン。軽量なので各種装甲戦闘車両に搭載でき、86式歩兵戦闘車の近代化改修で積んだ。参考：月刊軍事研究9,’04

＜ＧＣＶ＞：アメリカ陸軍がM-2ブラッドレイ歩兵戦闘車の後継として2010年2月と11月30日に提案要求書RFPを出した歩兵戦闘車で、陸上戦闘車（Ground Combat Vehicle）の略。IED、地雷、対戦車ロケットに耐えられる分厚い重装甲を持ち、１個歩兵分隊９名を丸ごと運べ、C-17で輸送でき、幅広い作戦に投入できるというのがコンセプトである。2016年11月に技術実証車を製作し、1874両を生産して2019年から配備する予定だったが、コンセプトを固めきれず、計画が無期延期になってしまった。参考：月刊軍事研究7,’13、8,’13、8,’12、12,’11、4,’17

　＜ＧＣＶ（ＢＡＥシステムズ社製）＞：BAEシステムズ社を主契約社、ノースロップ・グラマン社を副契約社（C4ISR担当）として開発していたもの。他にキネティック、MTU、サフトがハイブリッド電気駆動システムを、L3が油気圧サスペンションを担当する。１個分隊９名を車内に収容するため、車体は大型になっており、厚さ0.5m以上もある分厚いスカートにより、輪を掛けて大柄になっている。車体底部はＶ型で、IEDや地雷に対する高い抗堪力を持つ。当然ながら重量も主力戦車並みになってしまったため、空輸する際はスカートなど15トン分の装甲を取り外せるようになっている。エンジンはディーゼル発電機を使用したハイブリッド電気駆動式（シリーズ・ハイブリッド方式）で、車体やや後部の左右スポンソンにディーゼル発電機を１基ずつ搭載し、その前方にあるサフト社製リチウムイオン電池VL5Uから車体前部のTDS（Traction Drive System）と呼ばれるモーター４基に電力を供給、起動輪に動力を伝達する。車体後面左右上部には後ろに向かって大きな張り出しがあるが、ここには発電機用冷却システムが収容されている。ドライブシャフトやトランスミッションのスペースが要らないため、車体中央から後部にかけて広い兵員室が確保されていて、乗車歩兵は向かい合わせに座る。砲塔上面には車長用視察ハッチがあるが、通常は無人で運用する。全長9m、全幅5m、全高3m、重量63.5トン。エンジンはハイブリッド電気駆動式で、MTU6R890液冷６気筒ディーゼル（816馬力）２基、発電容量1.1MW（通常）／1.4MW（最大）、最大速度75km、航続距離300km。兵装は砲塔の25mmまたは30mm機関砲と7.62mm同軸機銃で、対戦車ミサイルを追加する案もある。乗員３名＋乗車歩兵９名。参考：月刊軍事研究7,’13、2,’18

　＜ＧＣＶ（ＧＤＬＳ社製）＞：GDLS社を主契約社、ロッキード・マーチン社を副契約社（砲塔・火器担当）として開発していたもの。他にジェネラル・ダイナミクスC4システムズ社がネットワーク・通信機材、トグナム・アメリカ社がパワーパック、レイセオンがアクティブ防護システムを担当する。全長8.5m、全幅4.2m、全高4.2m、戦闘重量58-67トン。動力系はユーロ・パワーパックで、エンジンはMTU社製MT883Ka-500水冷12気筒Ｖ型ディーゼル（1500馬力）１基、トランスミッションはレンク社製HSWL295TMオートマチック。兵装は25mmまたは30mm機関砲１門、7.62mm同軸機銃、12.7mm機銃装備遠隔操作銃塔。乗員３名＋乗車歩兵９名。参考：月刊軍事研究7,’13

＜ＧＣＶ＞：アメリカ陸軍が研究中の次世代戦車で、陸上戦闘車両の略。優れた火力、戦略被輸送性、拡張性のある全方位的防御力などがコンセプトで、無人砲塔または無人車両にして極力小型化し、アクティブ装甲によりパッシブ装甲の重量を減らす。主砲は口径120mm以上の滑腔砲を積む。偵察用UAVの運用も可能。参考：月刊軍事研究4,’18

＜ＧＤ＞：ソマン（神経剤）を参照。

＜ＧＤ３７−６Ｈ＞：モータグレーダ（油圧式）を参照。

＜ＧＤＦ−００１＞：スイスのエリコン社が開発した35mm連装対空機関砲。KDB機関砲２門、給弾装置２組、揺架、上部砲架、下部砲架、照準システムからなる。給弾装置は右の機関砲の右側と左の機関砲の左側に取り付けられ、１個あたり７発収容のクリップ８個を即用弾として搭載する。給弾装置後方に弾薬庫があり、左右各９クリップを搭載、その間に装填手が位置する。上部砲架は揺架、給弾装置、照準手用シートなどからなり、旋回俯仰は油圧または手動式、全周旋回可能、俯仰範囲マイナス５度からプラス92度（油圧）／マイナス５度からプラス95度（手動）。給弾装置ごと２門同時に俯仰する。下部砲架には前後に２輪ずつ計４輪のゴムタイヤが付いている。砲架左右にはジャッキの付いたアウトリガーがあり、射撃時はこれを左右に開いてジャッキを下ろし、タイヤを引き上げて固定する。移動時は砲身を後方に向けてロッキングアームで固定する。移動時重量6.3トン（弾薬・付属品無し）／6.7トン（あり）。弾種はHE-I（焼夷榴弾）、HE-I-T（曳光焼夷榴弾・エリコン社呼称MLD）、SAPHE-I-T（曳光半徹甲焼夷榴弾・エリコン社呼称PLD）、TP（訓練弾）、TP-I（曳光訓練弾）。最大射程6000m（HE-I）／12600m（曳光弾）。作動はガス圧作動式、発射速度１門あたり毎分550発。FCSはスーパーフレーダーマウスまたはスカイガード。陸上自衛隊が機関砲口径長からL-90という名で採用した。参考：月刊PANZER9,’02

＜ＧＤＦ−０２０＞：エリコン／ラインメタル社製35mm牽引式対空機関砲。35/1000回転砲をラインメタル社製車両牽引式砲架に搭載したものである。参考：月刊世界の艦船1,'15増刊

＜ＧＤＬ＞：ガス・ダイナミック・レーザーを参照。

＜ＧＤＬＳ社＞：ジェネラル・ダイナミックス・ランド・システムズ社の略。参考：月刊軍事研究2,’07

＜ＧＤＭシリーズ＞：スイスのエリコン・コントラヴェス社がイタリアのブレダ社と共同開発した艦載90口径35mm機関砲で、35mm機関砲KDCを使用している。参考：月刊世界の艦船1,'15増刊、艦載兵器ハンドブック改訂第２版

　＜ＧＤＭ−Ａ＞：連装型。口径35mm、砲身長90口径。マウント重量4.8トン。全周旋回可能、旋回速度毎秒115-120度、俯仰角マイナス15度からプラス85度、俯仰速度毎秒70度。砲弾重量380-550g、砲口初速毎秒1175-1440m、有効射程8km。発射速度は１門あたり毎分550発。参考：月刊世界の艦船1,'15増刊

　＜ＧＤＭ−Ｂ＞：単装型。参考：月刊世界の艦船1,'15増刊

　＜ＧＤＭ−Ｃ＞：マウント重量10.5トン。旋回率毎秒120度、俯仰角マイナス15度からプラス85度、俯仰率毎秒130度。初速毎秒1175m、射程8km。発射速度毎分1100発。参考：艦載兵器ハンドブック改訂第２版

＜ＧＤＭ−００８＞：ミレニアム（機関砲システム）を参照。

＜ＧＤＰ−６−Ｃ＞：自衛隊の映像処理装置。朋栄製。参考：月刊軍事研究12,’09

＜ＧＤＰ−９＞：自衛隊のアナログデータセーバ。エヌエフ回路設計ブロック製。参考：月刊軍事研究11,’08

＜ＧＤＰ−９−Ｂ＞：自衛隊のアナログデータセーバ。エヌエフ回路設計ブロックまたは丸文が受注している。参考：月刊軍事研究11,’11、3,’17

＜ＧＤＰ−１０＞：自衛隊のアナログデータセーバ。エヌエフ回路設計製。参考：月刊軍事研究5,’09

＜ＧＤＰ−１３＞：自衛隊の収録信号変換装置。あきらまたは丸文製。参考：月刊軍事研究11,’11、12,’12

＜ＧＤＰ−１５＞：自衛隊の多言語対応音声検索装置。日立製作所製。参考：月刊軍事研究2,’13

＜ＧＤＰ−１５−Ｄ＞：自衛隊の多言語対応音声検索装置。日立製作所製。参考：月刊軍事研究10,’15

＜ＧＤＰ−１７＞：自衛隊の信号復号装置。日本電計製。参考：月刊軍事研究2,’16

＜ＧＤＲ−５１４＞：自衛隊のディジタルシグナルレコーダ。日本電計製。参考：月刊軍事研究11,’17

＜ＧＤＲ−６１０−Ｂ＞：自衛隊の録音機。電子システム製。参考：月刊軍事研究6,’09

＜ＧＤＲ−６１５＞：自衛隊の録音装置。ティアック製。参考：月刊軍事研究9,’13

＜ＧＤＲＮ−Ｆ２＞：自衛隊の低速標的機。SAM用もある。日本電気製。参考：月刊軍事研究12,’07、7,’11

＜ＧＤＲＮ−Ｈ２・３＞：自衛隊の高速標的機。日本電気製。参考：月刊軍事研究9,’08

＜ＧＤＲＮ−Ｈ３＞：自衛隊の高速標的機。低高度型もある。日本電気製。参考：月刊軍事研究1,’09、5,’17

＜ＧＤＲＮ−Ｈ３−Ｂ＞：自衛隊の高速標的機。日本電気製。参考：月刊軍事研究8,’12

＜ＧＤＲＮ−Ｈ３用回収傘＞：自衛隊の機器。日本電気製。参考：月刊軍事研究3,’16

＜ＧＤＶＭ−２３２−Ｂ＞：自衛隊のディジタルマルチメータ。TFF製。参考：月刊軍事研究5,’18

＜ＧＥ−８Ｃ＞：E-8ファミリー（地上整備訓練機）を参照。

＜ＧＥ９Ｘ＞：ジェネラル・エレクトリック社のターボファンエンジン。直径3.4m。最大推力134300ポンド・609kN。参考：月刊JWings4,’20

＜ＧＥ３８−１Ｂ＞：T408-GE-400（ターボシャフトエンジン）を参照。

＜ＧＥ９０シリーズ＞：ジェネラル・エレクトリック社が1990年から開発した民間機用ターボファンエンジンで、日本のIHI、フランスのスネクマ、イタリアのアビオエアロも開発に参加している。参考：月刊軍事研究12,’14

＜ＧＥ９０−１１５Ｂ＞：B777-200F、B777-200LR、B777-300ERなどに搭載された。直径3.3m。推力115000ポンド（52.2トン）。参考：月刊軍事研究12,’14

＜ＧＥ−２２５＞：ヘリコプター搭載用25mm機関砲。弾量0.40ポンド（181g）、初速毎秒2210フィート（673.6m）、発射速度毎分2000発。参考：月刊軍事研究7,’95

＜ＧＥ１３７９１＞：自衛隊の電子管。リチャードソンエレクトロニクス製。参考：月刊軍事研究6,’15

＜ＧＥＡＤＧＥ＞：German Air Defense Ground Environmentの略。西ドイツの自動防空システムで、ヒューズ・エアクラフト社が開発した。各地のレーダー情報を指揮中枢に伝達するもので、管制警戒域内の１カ所のレーダーが壊れても、同じ地域の別のレーダーでカバーできる。参考：ザ・マーチ33号

＜ＧｅｂＦｌａｋ３８＞：ドイツ国防軍対空機関砲で、GebはGebirgs（山岳）の略。Flak38の軽量型で、ゲラート239試作軽量対空機関砲の砲架に2cmFlak38の砲身を載せたものである。戦闘重量276kg。空中投下も可能。軽すぎて反動吸収に難があり、命中精度が悪かったようだ。1942年から180門が生産され、山岳猟兵や降下猟兵に配備された。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4、グラフィックアクション29

＜ＧｅｂＧ３６＞：ドイツ国防軍山岳砲。第２次大戦時に山岳猟兵の主力火砲として使用された。多孔式マズルブレーキを持つ。口径75mm、重量715kg。俯仰角マイナス２度からプラス70度、最大射程9250m。軽量で、８つに分解してロバで運べるが、反動に耐えられず砲がジャンプすることもあった。参考：コンバット・バイブル２

＜ＧｅｂＫ２８＞：M28海外シリーズ（山砲）を参照。

＜ＧＥＣＫＯ＞：ゲッコ（UGV）を参照。

＜ＧＥＣマルコーニ社＞：イギリスのGEC（General Electric Company）傘下の軍事部門。1994年、VSELを買収した。1999年、BAeに売却された。参考：月刊軍事研究2,’08

＜ＧＥＤＭＳ＞：AN/USQ-82(V)イーサネットを参照。

＜ＧＥＥ＞：イギリス軍の爆撃航法装置で、Ground Electronics Engineering（地上電波技術）の略。基は1937年に実験が行われた電波式盲目着陸装置で、第２次大戦初期のイギリス爆撃機隊が貧弱な航法装置しか持っていなかったために開発された。高周波パルスを送信するマスター局１つと、マスター局の電波を受けて再発信する二次局２つから航法電波を送信し、マスター局と二次局の時間差を機上で分析して地上局からの距離を割り出し、地図上に描かれた双曲線（時間差と距離が記入されている）を辿って位置を特定する。爆撃機が電波を発信する必要が無く、多数機が同時に使用できるという利点があり、1941年春からGEE装置TR1355を爆撃機に搭載して実験が行われ、8月から実戦投入された。ドイツのＸ装置装備パスファインダーに倣い、GEE搭載機が目標に火災を起こさせた後で爆撃機本隊が集中投弾するという戦法も行われ、夜間爆撃で高い威力を発揮した。有効距離は720kmで、誤差が距離400kmで3.2kmとやや大きく、オーボエ装置に換えられた。参考：連合軍の傑作兵器駄作兵器

＜ＧＥＥ−３４−Ｃ＞：自衛隊の連絡装置。大井電気製。参考：月刊軍事研究5,’18

＜ＧＥＥ−６６−Ｄ＞：自衛隊の語学訓練装置。パナソニックシステムネットワークス製。参考：月刊軍事研究10,’18

＜ＧＥＥ−１１１−Ｂ＞：自衛隊の連絡装置。岩崎通信機または日立国際電気製。参考：月刊軍事研究8,’10、8,’13

＜ＧＥＥ−１４０−Ｃ＞：自衛隊の連絡装置。岩崎通信機または日立国際電気製。参考：月刊軍事研究8,’10、8,’13

＜ＧＥＥ−１４１−Ｃ＞：自衛隊の連絡装置。岩崎通信機製。参考：月刊軍事研究3,’12

＜ＧＥＥ−１４２−Ｃ＞：自衛隊の連絡装置。日立国際電気製。参考：月刊軍事研究8,’13

＜ＧＥＥ−２００＞：自衛隊の連絡装置。富士通製。参考：月刊軍事研究6,’08

＜ＧＥＥ−２００−Ｂ＞：自衛隊の連絡装置。富士通製。参考：月刊軍事研究10,’10

＜ＧＥＥ−２００−Ｃ＞：自衛隊の連絡装置。富士通製。参考：月刊軍事研究10,’13

＜ＧＥＥ−３００−Ｂ＞：自衛隊の連絡装置。日立製作所製。参考：月刊軍事研究6,’17

＜ＧｅＦａｓ＞：ゲファス（装甲車）を参照。

＜Ｇｅｈ.Ｈ３０１（ｅ）＞：Mk�T海外シリーズ（山砲）を参照。

＜ＧＥＭ＞：パトリオットPAC-2GEM（地対空ミサイル）を参照。

＜Ｇｅｎ−�V＞：HMD（F-35用）を参照。

＜Ｇｅｎ−Ｘ＞：アメリカ海軍が開発した射出型ジャマー。チャフ・カートリッジと同程度にまで小型化した電波妨害装置で、AN/ALE-39やAN/ALE-47から射出して使用する。1992年から量産されたが、その後実戦投入されたという話は聞かない。参考：月刊軍事研究4,’04

＜ＧＥＯ＞：静止軌道を参照。

＜ＧＥＯＤＳＳ＞：アメリカの宇宙監視ネットワークを構成する光学観測システムで、Ground Based Electro Optical Deep Space Surveillance System（地上設置型深宇宙探知システム）の略。ニューメキシコ州ソコロ、ハワイのマウイ島山頂、インド洋ディエゴ・ガルシア島に観測サイトが設けられ、最大で直径1.02mの望遠鏡が設置されている。これは地球の自転と連動しており、衛星・流星のみがぶれて見えるので、コンピュータで解析して既知の軌道上物体のデータと照合する。野球ボール大の物体を高度２万マイル（32187km）まで追跡できるとされる。参考：月刊軍事研究11,’98、THE MILITARY BALANCE 2016

＜ＧＥＯＩＮＴ＞：地理空間情報の略。参考：月刊JWings8,’24

＜ＧｅｏＬＩＴＥ＞：アメリカ軍のレーザー通信衛星で、2001年5月に打ち上げられた。重量1800kg。軌道は近地点179km・遠地点35700km・軌道傾斜角19.5度。参考：月刊軍事研究6,’04

＜ｇｅｐ＞：gepanzerte（装甲化）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜ｇｅｐ　ＬＫＷ＞：gepanzerter Lastkraftwagen（装甲化車両）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜ｇｅｐ　Ｍａｎｎｓｃｈａｆｔ　Ｔｒ　Ｗｇ＞：gepanzerter Mannschaftstransportwagen（装甲兵員輸送車）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜ｇｅｐ　Ｍｕｎ　Ｓｃｈｌ＞：gepanzerter Munitionsschlepper（装甲弾薬運搬車）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜ＧＥＰＯＤ３０＞：GPU-5/A（ガンポッド）を参照。

＜ｇｅｐ　Ｓｔ＞：gepanzerter Selbst fahrlafette fur Sturmgeschutz（突撃砲用装甲化自走架台）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜Ｇｅｒａｔ＞：兵器機材の意。参考：ジャーマンタンクス

＜Ｇｅｒａｔ５８＞：ドイツ軍の55mm高射砲。5cmFlak41を基に、レーダーを含む防空システムとして開発したが、途中で第２次大戦が終結した。戦後にソ連がこれを真似た57mm機関砲システムS60を実用化している。参考：月刊PANZER5,’04

＜Ｇｅｓｃｈ＞：Geschtz（砲）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜ＧｅｓｃｈＷｇ＞：ドイツ軍の鉄道防空用高射砲積載貨車で、ゲシュッツヴァーゲンの略。タイプは�Tから�Wまである。参考：歴史群像4,’11

　＜ＧｅｓｃｈＷｇ�W＞：12.8cmFlak40を搭載したタイプ。参考：歴史群像4,’11

＜Ｇｅｗ＞：Gewehr（歩兵銃）の略。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜Ｇｅｗ２４（ｔ）＞：Vz24海外シリーズ（ライフル）を参照。

＜Ｇｅｗ２９／４０（Ｏ）＞：ドイツ国防軍の小銃。オーストリアの小銃を第２次大戦時に接収したもので、ドイツ空軍が配備した。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜Ｇｅｗ２９（ｐ）＞：ドイツ国防軍の小銃。ポーランドがVz24をベースに開発した小銃を、第２次大戦時に接収したものである。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜Ｇｅｗ３３／４０＞：Vz16/33海外シリーズ（騎兵銃）を参照。

＜Ｇｅｗ３３（ｔ）＞：Vz16/33海外シリーズ（騎兵銃）を参照。

＜Ｇｅｗ３８／４０＞：ドイツ国防軍の小銃。全長993mm、銃身長490mm、重量3.58kg。口径7.92mm、装弾数５発。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜ＧｅＷ４１シリーズ＞：ドイツ国防軍の自動小銃。バルバロッサ作戦でソ連の自動小銃の有効性を把握し、そのガス圧作動機構を参考にして開発したものである。バルバロッサ作戦での平均交戦距離が400mだったため、銃身はKar98小銃よりも短縮し、装薬量を減らした短弾薬を採用した。GeW43に発展している。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3、月刊丸4,’07

　＜ＧｅＷ４１（Ｍ）＞：モーゼル社版。作動はガス圧式で、デンマークのバン・システムを取り入れている。全長1175mm、銃身長552.5mm、重量5.1kg。口径7.92mm、装弾数10発、発射速度毎分40発。生産性に問題があり、採用されなかった。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

　＜ＧｅＷ４１（Ｗ）＞：ワルサー社版。作動はガス圧式で、独自開発である。1942年12月に採用され、1942-44年に122000丁が生産された。全長1124mm、銃身長546mm、重量4.7kg。口径7.92mm、装弾数10発、発射速度毎分40発。弾倉は固定式で、装弾を５発クリップで行う必要があって手間が掛かるのと、重いという欠点があった。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜ＧｅＷ４３＞：ドイツ国防軍の自動小銃。GeW41の改良型で、ガス圧作動システムを銃身中央からガスを抽出するトカレフ・システム（ソ連のM1940トカレフ小銃と同じ）に変更してマズルコーンを廃止し、弾倉を脱着式に変更した。着剣装置は無く、ZF4スコープの台座（上面やや右にオフセット搭載）を標準装備する。銃床は積層材で、削り出し部品を極力減らすなど、省力化も考慮された。全長1117mm、銃身長549mm、重量4.4kg。口径7.92mm、装弾数10発、発射速度毎分40発。1943年4月に採用され、1944年までに35万丁が生産された他、目標から目を離さずに連射ができる特徴を活かし、狙撃銃として53000丁が生産された。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3、月刊丸4,’07、拳銃・小銃・機関銃

＜Ｇｅｗ８８＞：ドイツ軍の7.92mm歩兵銃。1888年に制式化され、第２次大戦時にも一部部隊で使用されていた。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜Ｇｅｗ８８海外シリーズ＞

　＜八八式小銃＞：中国国民党軍が輸入したもの。参考：日本戦車隊戦史

＜Ｇｅｗ９８シリーズ＞：ドイツ軍の歩兵銃。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜Ｇｅｗ９８＞：1898年4月5日に制式化し、第１次大戦時に使用した。Gew88を尖鋭弾が使えるように改良したものである。ボルト本体に４箇所のラグ（突起）が付いていて、閉鎖時にフレームの切り込みに噛み合わせて発射時のガス漏れを防ぐ。閉鎖が確実で軽量化でき、最も成功したボルトアクション式小銃と言われたが、遊底と銃身延長部を弾薬全長に亘って前後させなければならないので、迅速な射撃には向いていない。全長1.25m、銃身長0.74m、重量4.2kg。口径7.92mm。作動はボルトアクション式、装弾は５発クリップ。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3、世界の軍用銃、拳銃・小銃・機関銃

＜Ｇｅｗ９８ｂ＞：Gew98の改良型。全長1.25m、銃身長0.74m、重量4.01kg。口径7.92mm、装弾数５発。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜Ｇｅｗ９８海外シリーズ＞

　＜民国二三式短小銃＞：中国国民党軍が輸入したもの。参考：日本戦車隊戦史

＜Ｇｅｗ９８／４０＞：ドイツ国防軍の小銃。イタリアの8mm小銃35Mを7.92mm×57弾用に改造し、ボルトをターンダウンしてクリップを装填できるようにしている。銃床の接合方式に問題があり、この部分が脆かった。全長1.108m、銃身長0.739m、重量4.04kg。装弾数５発。1940年から生産され、ドイツ空軍が主に使用した。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜Ｇｅｗ９８／４０海外シリーズ＞

　＜Ｍ４３＞：ハンガリー軍の小銃。1943年に採用した。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜Ｇｅｗ２１１（ｎ）＞：M1894海外シリーズ（ライフル）を参照。

＜Ｇｅｗ２３９（ａ）＞：M1903海外シリーズ（ライフル）を参照。

＜Ｇｅｗ２４２（ｆ）＞：MAS36海外シリーズ（ライフル）を参照。

＜Ｇｅｗ２５２（ｒ）＞：M1891海外シリーズ（ライフル）を参照。

＜Ｇｅｗ２５４（ｒ）＞：M1891海外シリーズ（ライフル）を参照。

＜Ｇｅｗ２５６（ｒ）＞：M1891海外シリーズ（ライフル）を参照。

＜Ｇｅｗ２６３（ｂ）＞：ドイツ国防軍の小銃。全長1.096m、銃身長0.60m、重量3.93kg。口径7.65mm、装弾数５発。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜Ｇｅｗ２８４（ｂ）＞：No3ライフル海外シリーズを参照。

＜ＧＦ＞：連合艦隊を参照。

＜ＧＦ−２２Ａ＞：F-22戦闘機ファミリー（地上整備教材）を参照。

＜ＧＦＣＳ＞：Mk160（砲射撃指揮装置）を参照。

＜ＧＦＣＳ＞：Gun Fire Control System（砲射撃指揮装置）の略。方位盤、測的盤、射撃盤から構成され、方位盤（レーダーや光学照準装置）により目標の現在位置を測定し、測的盤により目標の速度と未来位置を算出、射撃盤により弾道計算を行って砲に適切な旋回俯仰角を与え、信管秒時を調定する。参考：月刊世界の艦船8,’82増刊

＜ＧＦＣＳ−１シリーズ＞：72式射撃指揮装置１型シリーズを参照。

＜ＧＦＦ−４＞：KMW社が開発した６×６輪装甲車で、ドイツ軍に提案されている。地雷やIEDに耐えられる強化型シャシーを持ち、モジュラー車体を載せることで10名収容の装甲兵員輸送車、コマンドポスト、装甲救急車などとして利用できる。全長7.6m、全幅2.55m、車体高3.05m、戦闘重量25トン。エンジンはディーゼル（450馬力）、最大速度90km、航続距離700km。搭載量３トン。参考：月刊軍事研究10,’08、9,’08

＜ＧＦＦ／ＧＴＦ＞：ドイツ陸軍の小型装甲車開発計画で、Gepanzerte Fuhrungs-Funktions und TransportFajrzeig（指揮作戦・輸送装甲車）の略。参考：月刊軍事研究10,’10

＜ＧＦＫ−１１＞：GAU-12/U（ガトリング砲）を参照。

＜ＧＦＭＱ−１＞：自衛隊の局地気象レーダ装置。三菱電機特機システム製。参考：月刊軍事研究12,’11

＜ＧＦＭＱ−１Ｂ＞：自衛隊の局地気象レーダ装置。日本無線製。参考：月刊軍事研究12,’15

＜ＧＦＲ−８＞：自衛隊の航空管制コンソール。沖電気工業製。参考：月刊軍事研究4,’12

＜ＧＦＲ−１４４＞：自衛隊のマイクロ波周波計。アジレント・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究6,’09

＜ＧＦＲ−１４７＞：自衛隊の周波計。東陽テクニカが受注している。参考：月刊軍事研究9,’15

＜ＧＦＲ−１４９−Ｂ＞：自衛隊のマイクロ波周波計。日本電計製。参考：月刊軍事研究1,’17

＜ＧＦＲＣ−８＞：自衛隊の航空管制コンソール。東芝電波プロダクツ製。参考：月刊軍事研究2,’13

＜ＧＦＲＮ−３−Ｂ＞：自衛隊の地上TACAN装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究11,’07

＜ＧＦＲＮ−３−Ｃ＞：自衛隊の地上TACAN装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究3,’17

＜ＧＦＲＰ＞：GRP（複合材）を参照。

＜Ｇ／ＦＲ−Ｑ１５−Ｃ＞：自衛隊の周波計。アンリツ製。参考：月刊軍事研究11,’09

＜ＧＦＲＱ−２０＞：自衛隊の超短波遠隔操作受信装置。三菱電機製。参考：月刊軍事研究10,’12

＜ＧＦＲＱ−２０用プログラム＞：自衛隊の機器。三菱電機製。参考：月刊軍事研究4,’16

＜ＧＦＲＱ−２１＞：自衛隊の遠隔操作受信装置。三菱電機製。参考：月刊軍事研究1,’08

＜ＧＦＲＱ−２１−Ｂ＞：自衛隊の遠隔操作受信装置。三菱電機製。参考：月刊軍事研究1,’10

＜ＧＦＲＱ−２２＞：自衛隊の超短波遠隔受信装置。三菱電機製。参考：月刊軍事研究1,’08

＜ＧＦＲＱ−２３＞：自衛隊の電波記録装置。東芝製。参考：月刊軍事研究11,’13

＜ＧＦＲＱ−２４＞：自衛隊の受信記録装置。光電製作所製。参考：月刊軍事研究12,’13

＜ＧＦＲＲ−４＞：自衛隊の受信装置。日立製作所製。参考：月刊軍事研究3,’09

＜ＧＦＲＲ−４−Ｃ＞：自衛隊の受信装置。低域処理装置に搭載されている。日本電気及び日立製作所製。参考：月刊軍事研究2,’08、6,’11

＜ＧＦＲＲ−４−Ｃ（情報処理端末部プログラム）＞：自衛隊の受信装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究5,’16

＜ＧＦＲＲ−４−Ｄ＞：自衛隊の受信装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究9,’12

＜ＧＦＲＲ−４−Ｅ＞：自衛隊の受信装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究12,’13

＜ＧＦＲＲ−１９＞：自衛隊の受信装置。アンリツネットワークス製。参考：月刊軍事研究1,’08

＜ＧＦＲＲ−２０＞：自衛隊の受信装置。東芝製。参考：月刊軍事研究6,’11

＜ＧＦＲＲ−２１＞：自衛隊の受信装置。東芝製。参考：月刊軍事研究10,’12

＜ＧＦＲＲ−２２＞：自衛隊の受信処理システム。東芝製。参考：月刊軍事研究2,’14

＜ＧＦＳＣ−ＤＮ＞：自衛隊の衛星通信固定局装置。参考：月刊軍事研究4,’10

＜ＧＦＳＣ−ＤＮ１０−Ｊ＞：自衛隊の衛星通信固定局装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究12,’14

＜ＧＦＳＣ−ＤＮ１１−Ｊ＞：自衛隊の衛星通信固定局装置。参考：月刊軍事研究3,'19

＜ＧＦＳＲ−１＞：自衛隊の受信監視システム。東芝製。参考：月刊軍事研究7,’16

＜ＧＦＸ−１９＞：自衛隊の模写伝送装置。サミットコーポレーションまたはシナジーエンタープライズまたはリコー製。参考：月刊軍事研究8,’07、4,’12、8,’18

＜ＧＦＸＱ−ＤＮ９＞：陸上自衛隊の映像受信端局付加装置。三菱電機製。参考：月刊軍事研究2,’07

＜ＧＧＢＹ−２＞：自衛隊の簡易可搬衛星送信装置。三菱電機製。参考：月刊軍事研究2,’14

＜ＧＧＩＵ−６−Ｂ＞：自衛隊の録音編集装置。電子システム製。参考：月刊軍事研究9,’09

＜ＧＧＩＵ−６−Ｃ＞：自衛隊の録音編集装置。電子システム製。参考：月刊軍事研究7,’14

＜ＧＧＩＵ−１１＞：自衛隊の録音編集装置。電子システム製。参考：月刊軍事研究10,’15

＜ＧＧＭ−１＞：自衛隊の無停電電源装置。ジー・エス・ユアサテクノロジー製。また、守谷商会が受注している。参考：月刊軍事研究9,’08、7,’09

＜ＧＧＭ−３＞：自衛隊の無停電電源装置。山洋電気または富士電機または守谷商会が受注している。参考：月刊軍事研究8,’08、10,’18

＜ＧＧＭ−３−Ｊ＞：自衛隊の無停電電源装置。守谷商会が受注している。参考：月刊軍事研究5,’17

＜ＧＧＭ−５＞：自衛隊の無停電電源装置。山洋電気製。参考：月刊軍事研究6,’09

＜ＧＧＭ−７＞：自衛隊の無停電電源装置。守谷商会または三善産業または富士電機が受注している。参考：月刊軍事研究6,’09、9,’11、7,’18

＜ＧＧＭ−７−Ｊ＞：自衛隊の無停電電源装置。守谷商会が受注している。参考：月刊軍事研究4,’17

＜ＧＧＭ−１０Ｂ−Ｊ＞：自衛隊の無停電電源装置。守谷商会が受注している。参考：月刊軍事研究4,’17

＜ＧＧＭ−１０Ｃ−Ｊ＞：自衛隊の無停電電源装置。守谷商会が受注している。参考：月刊軍事研究4,’17

＜ＧＧＭ−１０Ｄ−Ｊ＞：自衛隊の無停電電源装置。守谷商会が受注している。参考：月刊軍事研究4,’17

＜ＧＧＭ−１１＞：自衛隊の気象観測装置。明星電気製。参考：月刊軍事研究6,’08

＜ＧＧＭ−１１＞：自衛隊の無停電電源装置。TDKラムダまたは守谷商会またはジーエス・ユアサテクノロジーまたは富士電機製。参考：月刊軍事研究11,’09、6,’09、9,’11、7,’18

＜ＧＧＭ−１５−Ｂ−Ｘ＞：自衛隊の無停電電源装置。富士電機製。参考：月刊軍事研究6,’17

＜ＧＧＭ−３２−Ｂ−Ｘ＞：自衛隊の無停電電源装置。富士電機製。参考：月刊軍事研究6,’17

＜ＧＧＭ−４３−Ｃ−Ｙ＞：自衛隊の無停電電源装置。デンセイ・ラムダ製。参考：月刊軍事研究8,’08

＜ＧＧＭ−４６−Ｄ−Ｘ＞：自衛隊の無停電電源装置。TDKラムダ製。参考：月刊軍事研究8,’09

＜ＧＧＭ−５４＞：自衛隊の無停電電源装置。富士電機製。参考：月刊軍事研究3,’17

＜ＧＧＭ−７５−Ｂ−Ｘ＞：自衛隊の無停電電源装置。三社電機製作所または富士電機製。参考：月刊軍事研究6,’14、6,’17

＜ＧＧＭ−１５０−Ｘ＞：自衛隊の無停電電源装置。富士電機製。参考：月刊軍事研究10,’18

＜ＧＧＭ−１５１＞：自衛隊の無停電電源装置。明電舎製。参考：月刊軍事研究1,’19

＜ＧＧＭ−２０１＞：自衛隊の無停電電源装置。富士電機製。参考：月刊軍事研究3,’17

＜ＧＧＭ−３００＞：自衛隊の無停電電源装置。富士電機製。参考：月刊軍事研究1,’16

＜ＧＧＭＱ−１＞：自衛隊の可搬型気象観測装置。三興通商が受注している。参考：月刊軍事研究9,’11

＜ＧＧＮ−１２−Ｘ＞：自衛隊の発動発電機。三井造船マシナリー・サービス製。参考：月刊軍事研究9,’10

＜ＧＧＮ−１２−Ｙ＞：自衛隊の発動発電機。三井造船マシナリー・サービス製。参考：月刊軍事研究9,’10

＜ＧＧＮ−３０−Ｘ＞：自衛隊の発動発電機。三井造船マシナリー・サービス製。参考：月刊軍事研究1,’10

＜ＧＧＮ−３０−Ｙ＞：自衛隊の発動発電機。三井造船マシナリー・サービス製。参考：月刊軍事研究11,’18

＜ＧＧＮ−６２−Ｘ＞：自衛隊の発動発電機。三井造船マシナリー・サービス製。参考：月刊軍事研究1,’10

＜ＧＧＮ−７６−Ｙ＞：自衛隊の発動発電機。三井造船マシナリー・サービス製。参考：月刊軍事研究1,’10

＜ＧＧＮ−１５２−Ｘ＞：自衛隊の発動発電機。三井造船マシナリー・ザービス製。参考：月刊軍事研究8,’08

＜ＧＧＮ−１５２−Ｙ＞：自衛隊の発動発電機。三井造船マシナリー・サービス製。参考：月刊軍事研究7,’08

＜ＧＧＮ−６２５−Ｂ−Ｙ＞：自衛隊の非常用発動発電機。富士電機製。参考：月刊軍事研究3,’17

＜ＧＧＮＰ−１２−Ｙ＞：自衛隊の発動発電機。三井造船マシナリー・サービス製。参考：月刊軍事研究1,’10

＜ＧＧＮＰ−３０−Ｙ＞：自衛隊の発動発電機。三井造船マシナリー・サービス製。参考：月刊軍事研究4,’15

＜ＧＧＮＰ−３１−Ｙ＞：自衛隊の発動発電機。三井造船マシナリー・サービス製。参考：月刊軍事研究1,’10

＜ＧＧＳＭ−１＞：自衛隊の野外通信システム整備用フォークリフト。ニチユMHI東京製。参考：月刊軍事研究2,’17

＜ＧＧＳＵ−１＞：自衛隊のヘリコプター映像伝送装置用位置把握装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究6,’11

＜ＧＧＳＵ−２＞：自衛隊のフォークリフト（蓄電池式）。ニチユMHI東京製。参考：月刊軍事研究2,’17

＜ＧＧＶＣ−１＞：自衛隊の光伝送装置。東通産業製。参考：月刊軍事研究12,’09

＜ＧＧＸＲ−２−Ｂ＞：自衛隊の簡易移動受信装置。池上通信機製。参考：月刊軍事研究10,’13

＜ＧＧＸＲ−２−Ｃ＞：自衛隊の簡易移動受信装置。池上通信機製。参考：月刊軍事研究9,’17

＜ＧＨシリーズ＞：アメリカ海軍汎用機。ハワード社製レーサー機を採用したものである。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・アメリカ編

　＜ＧＨ−１＞：機体は木金混合で、主翼は高翼配置、主脚はスパッツ付き固定脚。全長7.8m、全幅11.6m、全高2.6m、自重1230kg、全備重量1970kg。エンジンはプラット＆ホイットニー社製R-985ワスプジュニア（450馬力）、最大速度323km、上昇限度6600m、航続距離2000km。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・アメリカ編

　＜ナイチンゲール＞：GH-1の高性能救急機型。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・アメリカ編

　＜ＧＨ−２＞：製作当初から救急機として生産されたもの。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・アメリカ編

　＜ＧＨ−３＞：GH-2の細部改良型。115機が生産された。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・アメリカ編

＜Ｇｈａｄｅｒ＞：鷹撃８型・海外シリーズ（対艦ミサイル）を参照。

＜ＧＨＧ＞：ドイツ海軍のＵボート用パッシブソナーで、グループ聴音装置の略。受波器を艦首両舷に11個ずつ半円状に搭載しており、配置の関係上、艦首尾方向よりも舷側の方が探知能力が高い。Ｕボート�\Ｃ型では23個（24個？）ずつを装備しており、海の状態が良ければ20km先の船舶または100km先の船団を探知できた。参考：Ｕボート入門、ナチスＵボート

＜ＧＨＮ４５＞：オーストリアのノリカム社が開発した45口径155mm牽引式榴弾砲。カナダ人技術者ジェラルド・ブル博士の設計である。全長11.532m（発射姿勢）／9.73m（移動時）、砲身長7.582m、後座長0.914m、全幅9.931m（発射姿勢）／2.49m（移動時）、全高2.26m（移動時）、重量10.07トン（8.2トン？）。俯仰角マイナス５度からプラス72度、射界は左30度・右40度。最大射程39.6km（ベースブリード）。発射速度毎分２発（持続）／毎分７発（最大）。砲要員８名。短距離移動用に120馬力のAPUを搭載したものもある。湾岸戦争時にイラク共和国親衛隊長距離重砲大隊が１個あたり18門装備していた。参考：月刊軍事研究8,’09、8,’08、軍事分析湾岸戦争

＜ＧＨＱ＞：連合軍総司令部（General Head Quarters）の略。参考：スピアヘッドNo.8

　＜ＧＨＱ（太平洋戦争後）＞：人事担当の第１局、情報担当の第２局、作戦担当の第３局、補給管理担当の第４局、民間通信局、民間情報教育局、民間運輸局、経済科学局、民政局、天然資源局、公衆保健福祉局、民間財産管理局、外交局、法務局、民事局からなる。民事局の下に在日米軍事顧問団があり、民事局別室と呼ばれた。昭和20年8月28日に開設された。9月2日、軍需生産全面停止などからなる指令第１号を発令。昭和27年4月28日に廃止された。参考：スピアヘッドNo.8、月刊軍事研究6,’13、月刊丸6,’14、日本赤十字社社史稿第６巻

＜ＧＨＲ−２２１−Ｂ＞：自衛隊の受信器。アンリツネットワークス製。参考：月刊軍事研究9,’08

＜ＧＨＳ−１−Ｂ＞：自衛隊のたい頭受信機。神田通信工業製。参考：月刊軍事研究2,’11

＜ＧＨＴＰ＞：ヘロンTP無人機（ドイツ空軍）を参照。

＜ＧＨＹ０２＞：スーダンがIDEX2013で模型を展示した国産122mm自走榴弾砲、別名カリファ。６輪トラック（装甲型と非装甲型あり）にD-30榴弾砲を搭載している。戦闘重量20.5トン。参考：月刊軍事研究6,’13

＜ＧＨＹ０３＞：MICスーダンが開発した自走榴弾砲、別名カリファ−２。ウラル自動車工場製６輪トラックの後部荷台に122mm榴弾砲D-30を搭載したもので、レーザー測距器やGPS航法装置を統合した射撃指揮装置を積んでいる。IDEX2017で展示された。参考：月刊PANZER4・5,’17

＜ＧＩ２＞：南アフリカの航空機搭載用20mm単砲身機関砲。全長2.69m、重量73.5kg。発射速度毎分700-750発。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＧＩＤ３＞：イオン移動度分光検知器で、化学物質検知器の１つである。各種神経ガス、びらんガス、血液ガス、窒息性ガスにリアルタイムで反応する。プログラムのアップデートも可能。参考：月刊PANZER12,’00

＜ＧＩＥ−１９７＞：自衛隊の地上無線機補給処試験装置。日本無線製。参考：月刊軍事研究7,’11

＜ＧＩＥ−２０１＞：自衛隊の地上レーダ装置１号補給処試験装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究2,’09

＜ＧＩＥ−２０２＞：自衛隊の地上レーダ装置２号補給処試験装置。富士通製。参考：月刊軍事研究11,’08

＜ＧＩＧ構想＞：アメリカ国防総省が推進している構想で、GIGは地球規模情報グリッドの略。情報インフラの無い地域でも作戦を行うため、E-2D早期警戒機、ファイアスカウト無人偵察ヘリ、E-3早期警戒管制機、E-8地上監視機、RQ-4無人偵察機、イージス艦を中心に、末端の各戦闘部隊が把握した情報を総合的に構築し、戦域の情報グリッドを完成させるものである。参考：月刊軍事研究10,’07

＜ＧＩＬＡ＞：南アフリカのIVEMA社が開発した装甲車。外見はキャスパーとほぼ同じで、防弾窓の配置が少し違う。全備重量12トン。エンジンはダイムラー・クライスラー社製４気筒ターボディーゼル（215馬力）、最大速度105km。参考：月刊軍事研究5,’07

＜Ｇｉｌｌ＞：イスラエル軍中距離対戦車ミサイル。イスラエルのラファエル社とドイツのSTNアトラス社が開発した。重量13kgの密閉式ランチャーと、2.9kgの三脚、9kgの発射装置からなる。発射装置には視野５度・倍率10倍の昼間照準器と熱線映像式夜間照準器が搭載される。ミサイルは前部に２枚・後部に４枚の安定翼を持ち、前部に赤外線画像式シーカーを備える。照準器で目標を捉えて発射すれば、後はシーカーが自動的に追尾して命中する。最小射程200m、最大射程2500m（ファイア・アンド・フォーゲット）／4000m（光ファイバーを用いるスパイクミサイル方式）。装甲貫徹力800mm。1990年代後半から配備された。参考：月刊PANZER8,’99、月刊軍事研究4,’01

＜ＧＩＰＮ＞：フランス警察特殊部隊で、全国９カ所に配備されており、都市部以外を担当する。使用弾が同じなら装備は自由に選べ、独自の装備を作ることもある。隊員は一般の警察官志願者から試験で選抜する。参考：JGround Vol.23

＜ＧＩＳ　ＡＲＴＡ＞：ウクライナの砲兵用射撃指揮装置Geographic Information System ART for Artillery。2015年に開発された。無人機含む偵察部隊が得た目標情報を即座にネットワークに流して解析し、目標を射程内に収めている有効な攻撃手段を持つ砲兵隊にデータを送付、射撃を指示する。指揮官の攻撃決心から30秒以内に射撃を開始できる。使用する通信装置はアメリカのスペースＸ社が展開しているスターリンク衛星通信システムで、衛星を数千基配置してあるので冗長性が高く、端末も携行型なので運用が楽。参考：月刊世界の艦船1,’23

＜ＧＩＵＫギャップ＞：GIUKはグリーンランド（Greenland）、アイスランド（Iceland）、スコットランド（イギリス、United Kingdam）のこと。これを結ぶ線でソ連軍機やソ連潜水艦の北大西洋への進出を阻止するのが冷戦時代の西側諸国の作戦だった。参考：月刊世界の艦船2,’87、8,’82増刊、現代の潜水艦

＜ＧＪ−１＞：翼龍１シリーズ（UAV）を参照。

＜ＧＪ−１１＞：中国軍の攻撃型UAV。全翼機型で、利剣の改良型らしい。機体後縁はＷ型で、機首上面にエアインテイク、機体尾部上面に排気ノズルがある。機首下面にFLIR、主翼前縁にレーダーアンテナを装備する。全長9.5-10m、全幅12.5-14m、全高2.5m、空虚重量５トン。航続距離4000km。兵装ペイロードは2-3トンで、胴体中央左右のウェポンベイ計２ヵ所に小型誘導爆弾計８発、中型衛星誘導爆弾計４発、大型レーザー誘導爆弾計２発、CH-817攻撃無人機、FH-901自爆無人機などを搭載可能。2019年10月1日の建国70周年記念軍事パレードに参加した。2022年にはプロトタイプがFH-97Aの名称で展示され、殲撃20型戦闘機（複座型）と一緒に飛んでいる映像が流されており、有人・無人チームを構成するようだ。海軍向け艦上機型も開発しており、空母や076型強襲揚陸艦でCATOBAR方式の運用を行うとみられる。参考：月刊世界の艦船5,'24、10,'24、月刊JWings12,’19

＜ＧＪ−２１＞：自衛隊の機器。エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ製。参考：月刊軍事研究10,’15

＜ＧＫ−１＞：アメリカ海軍軽輸送機、別名フォワーダー（Forwarder）。フェアチャイルド社製モデル24W40軽飛行機を1940年に採用したものである。全長7.2m、全幅11.1m、全高2.3m、自重732kg、全備重量1160kg。エンジンはワーナー社製R-500スーパースカラブ（165馬力）、巡航速度188km、最大速度212km、上昇限度4700m、航続距離1000km。13機が徴用された。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・アメリカ編、週刊エアクラフトNo.97

＜ＧＫ２＞：天風シリーズ（エンジン）を参照。

＜ＧＫ４＞：初風一一型（エンジン）を参照。

＜ＧＫＢ＞：VK20.01(D)計画戦車を参照。

＜ｇｌ＞：Gelandegangiger（不整地走破用、路外機動用）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜Ｇｌ−３０＞：南アフリカのデネル・ランドシステムズ社がバジャーIFV用に開発した30mm機関砲。電気駆動で、リンクレス給弾のデュアルフィード方式を採用している。３点バースト（発射速度毎分60発）及び単発が可能で、単発の場合はクローズド・ブリーチ・ファイアで発射されるため、命中率が高い。使用弾は30mm×173弾で、弾種はSAPHEI（半徹甲曳光焼夷榴弾）、APFSDS、曳光弾など。有効射程4000m。参考：月刊軍事研究12,’08

＜ＧＬＡ＞：突風応答軽減を参照。

＜ＧＬＡＳ＞：突風負荷軽減装置の略。B-2爆撃機の胴体尾部に付いている。

＜ＧＬＣＭ＞：アメリカ軍の地対地戦略巡航ミサイルシステムで、Ground-Launched Cruise Missleの略。要するに陸上発射型トマホークで、ピオニール（SS-20）に対抗する核兵器として開発された。システムは発射コントロールセンター（LCC）２基、４連装輸送発射機（TEL）４両、BGM-109Gミサイル16発（＋予備ミサイル64発）で構成される。LCCは全長17.35mで、トラクターにより牽引される。TELはセミトレーラー型で、全長10.7m、標準型５トントラクターで牽引され、発射時にはランチャーを45度持ち上げる。ランチャー137両とミサイル565発を生産予定で、1979年12月のNATO合同理事会でNATO軍への配備が認められ、西ドイツ（96発）、イギリス（160発）、イタリア（112発）、オランダ（32発）、ベルギー（32発）に配備され、モスクワを狙っていたが、INF条約で全廃された。参考：ザ・マーチ17号、月刊丸1,’98、月刊軍事研究7,’17、核兵器図鑑

＜ＧＬＤ２２４＞：中国軍の対戦車地雷。直径114mm、高さ130mm、重量3.1kg。参考：月刊軍事研究1,’18

＜ＧＬＤ２６０＞：中国軍の対戦車地雷。直径230mm、高さ110mm、重量5.1kg、炸薬重量3.1kg。信管は磁気＋振動感知。参考：月刊軍事研究1,’18

＜ＧＬＧＰ＞：HVP（誘導砲弾）を参照。

＜ＧＬＭ−１−Ｂ＞：自衛隊の機器。三和日精製。参考：月刊軍事研究1,’12

＜ＧＬＭ−１−Ｃ＞：自衛隊の通信線巻取機。三和日精製。参考：月刊軍事研究5,’17

＜Ｇｌ−Ｍｉ４３＞：ドイツ軍が第２次大戦末期に使用したガラス製対人地雷、通称グラス・マイン。参考：月刊軍事研究6,’04

＜Ｇ−ＬＯＣ＞：Ｇによる意識消失（Loss Of Conscious）のこと。1970年代以降、高機動戦闘機が登場したことに伴って発生するようになったもので、高Ｇ旋回によって脳血流が一気に低下して数秒で気を失い、Ｇが戻っても数十秒程度意識が戻らない。1980年代にはF-16、F-20、ホーク200でこれによる墜落事故が起きた。パイロットに対する耐Ｇ訓練により予防できる。参考：月刊丸8,’87、月刊JWings11,’06

＜ＧＬＯＮＡＳＳ＞：ソ連版GPSで、GLObal (orbiting) NAvigation Satellite Systemの略。高度19140kmの円軌道上に15025km間隔で８基の衛星を周回（一周11時間15分）させ、これを３軌道用意することで高緯度地帯に適した衛星航法を提供する。更に６基を追加して低中緯度での航法精度も改善する。開発は科学生産共同体機械工学部門（NPO-PM）、衛星の名称はウラガン（寿命１年４ヶ月−５年８ヶ月）で、1982年10月に１号機のコスモス1413が打ち上げられ、1995年1月までに15個、1995年中に９個の衛星が打ち上げられ、1996年から運用を開始した模様だが、衛星が安定的に軌道投入されていないという。更に資金不足で打ち上げが滞り、2003年には稼働衛星が７基しか無くなってしまった。この年、ロシア政府はGLONASSの地上装置に対する全ての制限を撤廃し、2006年には衛星を18基まで回復させる計画を発動、改良型軽量衛星ウラガンＭ（寿命７年、重量1415kg）の開発が進められた。ただ精度を100%にするには最低24基が必要なため、予備も含めて30基前後を打ち上げないと安定的な運用は難しい。2005年、ウラガンＭの打ち上げを開始。2008年8月の南オセチア紛争では殆ど役に立たなかったため、システムの改良やデジタルマップ機能付加が検討されている。2008年9月に３基が打ち上げられて衛星数は17基（＋整備中１基＋使用終了１基）となり、同年末に更に３基が打ち上げられた。2009年から軍民で運用（民間は有料）が開始される予定で、2010年末までに運用衛星が22基＋予備３基となった。2009年春の段階での測距精度は1.8m、受信機の測位精度は5mだった。2011年秋からウラガンＫ（寿命10年、重量925kg）試験機の打ち上げを開始。2011年10月に衛星24基態勢となり、2012年から運用が正式に開始された。2015年までに航法精度1.4m、2020年までに航法精度0.6mを達成することを目指しており、世界各地に地上局を建設している。受信機開発・生産に関しては、ロシアとインドの間で合弁企業の設立が決まった。ロシア軍でのテストは2015年12月に完了したが、それより前にシリア内戦で実戦使用を開始している。財政難で衛星打ち上げが滞っており、寿命切れの衛星を延々使わざるを得ず、2017年から稼働衛星が24基を切ってしまう状況に度々陥るようになった。同年にはGLONASS維持・発展・利用に関する予算のうち45億ルーブルが未払いになっているとして、ロシア政府がロシア国防省に支払い命令を出す事態となっている。2018年、財政難でGLONASS民生利用を担当する国有企業の株式会社GLONASSに連邦予算を出せなくなり、自己資金体制に移行した。参考：自衛隊装備年鑑1996、月刊軍事研究9,’14、5,’11、5,’13、8,’10、8,’06、11,’04、12,’06、3,’09、3,’08、3,’99、7,’17、9,’18

＜ＧＬＳ１１１＞：中国軍の小型機雷。全長1.11m、直径0.32m、重量95kg、炸薬重量40kg。最大敷設深度7m。参考：月刊軍事研究1,’18

＜ＧＬＳ１１２＞：中国軍の小型機雷。信管は音響式らしい。全長763mm、直径230mm、重量45kg、炸薬重量10kg。敷設深度3-12m。参考：月刊軍事研究1,’18

＜ＧＬＳ２２０＞：中国軍の小型機雷。信管はUEPらしい。重量10kg、炸薬重量3.2kg。参考：月刊軍事研究1,’18

＜ＧＬＳ４１０＞：中国軍の小型機雷。全長265mm、直径292mm、重量14kg、炸薬重量4kg。敷設深度5-15m。参考：月刊軍事研究1,’18

＜ＧＬＳＤＢ＞：ボーイング社とサーブ・ダイナミクス・ミサイルシステム部門が開発中の誘導爆弾投射ロケットで、Ground Launched Small Diameter Bomb（地上発射型小直径爆弾）の略。GBU-39SDBをMLRS用M26ロケット弾の弾頭部分に取り付けたもので、M270ランチャーやHIMARSランチャーから発射し、空中でGBU-39/Bを切り離して目標に向かわせる。GLSDBを前方に投射してロケットを切り離した後、GBU-39/Bが180度方向転換することも可能で、最大射程は前方目標で150km、側方で115km、後方で70kmに達する。2015年2月に試射に初成功した。2019年9月26日、ノルウェー北部アンダヤ試験場で20フィートコンテナ改造ランチャーから発射し、130km先の洋上目標に命中させた。参考：月刊軍事研究1,’18、月刊航空ファン1,’20

＜ＧＬＴＡ＞：AN/AAQ-24(V)LAIRCMフェーズ２（ミサイル防御装置）を参照。

＜ＧＬＸ１６０＞：ベレッタ社が開発中のグレネードランチャー。イタリア陸軍将来歩兵システム用で、ARX160に装着して使用できる他、ストックを装着すれば単独でも使える。参考：月刊軍事研究12,’07

＜ＧＬＸ１６０海外シリーズ＞

＜ＧＬＸ１６０Ａ１（陸上自衛隊）＞：陸上自衛隊40mm小銃てき弾発射機。20式5.56mm小銃に装着する。参考：月刊JWings8,’20

＜ＧＭ−１＞：Mi-1シリーズ（ヘリ）を参照。

＜ＧＭ１＞：ドイツのエンジン出力増大装置で、液化一酸化二窒素を過給器吸入孔に直接噴射することでシリンダ内に酸素を供給し、出力を上昇させ、定格高度以上での使用を可能とする。GM-1装置本体、115リットル入り一酸化二窒素ボンベ、加圧用圧縮空気ボンベからなり、総重量60kg（ボンベ空）／195kg（満タン）。高度8000mで１秒間に100g噴射すると、250-280馬力の出力増が可能で、Bf109で数秒作動させると時速100kmも加速させることができた。ボンベに弾丸が命中すると爆発するという欠点があったため、ボンベ後方にアルミ製防弾板を付けている。参考：ミリタリーエアクラフト1,’97、歴史群像2,’08別冊、月刊航空ファン8,’09

＜ＧＭ−４５＞：中国陸軍牽引式155mm榴弾砲。参考：月刊PANZER9,’10

＜ＧＭ６６＞：G3海外シリーズ（突撃銃）を参照。

＜ＧＭ７５＞：G3海外シリーズ（突撃銃）を参照。

＜ＧＭ４０３＞：エストニア空軍対空監視レーダーで、タレス・レイセオン・システムズ社製。使用周波数Ｓバンド、探知距離470km。２基を配備する予定で、１基目は2013年3月26日にムフ島で稼働を開始した。フィンランドと合同で14基を運用する予定であり、NATO統合防空システムNATINADSにも組み込まれる。参考：月刊軍事研究10,’13

＜ＧＭ−５６９＞：GM-352かも。ロシア陸軍2S6シリーズや9K330トールの装軌車体で、装備名称9A330。MT-LB汎用装軌式車両と基本的に同じもので、車体は防弾鋼板の溶接製、防御力は榴弾弾片に対する程度。下部転輪は片側６枚で、油気圧式懸架装置を持ち、射撃時には車高を下げて安定させる。誘導輪は前方、起動輪は後方にあり、上部転輪は片側３個。エンジンはV-46-4水冷12気筒４サイクルターボチャージド・ディーゼル（709馬力）、路上最大速度65km。車体前方右にガスタービン発電機を搭載しており、27ボルトの直流と、220ボルト・440ヘルツの３相交流電流を発生させる。NBC防護装置GO-27NC、ジャイロ式航法装置、零下50度まで対応できる暖房装置、自動消火装置を装備する。参考：月刊軍事研究2,’00、ソビエト・ロシア戦闘車両大系（下）

＜ＧＭＣ＞：Gun Motor Carrier（対戦車自走砲、駆逐戦車）の略。

＜ＧＭＣ＞：アメリカ陸軍デジタル重師団師団支援群師団航空支援大隊地上整備中隊の略。

＜ＧＭＣ−２＞：SEALSとアメリカ海兵隊の5.56mm軽機関銃。ストナーの後継として開発され、ベトナム戦争時に使用した。ベルト給弾式で、ドラムマガジンを使用する。参考：月刊コンバットマガジン11,’03

＜ＧＭＤ−１５＞：自衛隊のADSLモデム装置。リコー製。参考：月刊軍事研究8,’18

＜ＧＭＤ−１６＞：自衛隊のSHDSLモデム（親機・子機）。リコー製。参考：月刊軍事研究8,’18

＜ＧＭＦＣＳ＞：Mk99（ミサイル射撃指揮装置）を参照。

＜ＧＭＧ＞：ドイツのヘッケラー&コッホ社の40mmグレネードランチャー。1992年に開発した。大部分がアルミニウムで出来ており、砲身交換や分解整備も容易なように工夫されている。全長1180.08mm、幅130.81mm、高さ208.02mm、重量28.99kg／約40kg（弾薬箱・三脚込み）。作動はブローバック式で、オープンボルト・プライマー発火式、発射速度毎分350発。使用弾は40mm×53弾、初速毎秒241m。金属リンク32発入りボックスマガジンを使用し、左右どちらからも給弾可能。有効射程500m（標準照準器）／1500m（オプション光学照準器・点制圧）／2200m（同・面制圧）。2000年からは重量を23%軽減したタイプを生産している。参考：月刊PANZER11,’02、月刊コンバットマガジン11,’03

＜ＧＭＩ１００＞：スウェーデンのボフォース社が開発した対潜（＋対水上艦？）用沈底機雷、別名ロカン。全長1.02m、直径0.8m、重量190kg、炸薬重量105kg。最大敷設深度100m。磁気信管（＋音響信管？）を装備する。参考：月刊世界の艦船1,’15増刊、艦載兵器ハンドブック改訂第２版

＜ＧＭＬ−９１−Ｅ＞：自衛隊の視程計。明星電気製。参考：月刊軍事研究9,’14

＜ＧＭＬ−１１１＞：自衛隊の飛行場気象観測装置。明星電気製。参考：月刊軍事研究1,’10

＜ＧＭＬＲＳ＞：M31（ロケット弾）を参照。

＜ＧＭＬＳ−３シリーズ＞：海上自衛隊のシースパロー８連装発射装置３型。OTOメララ社製アスピーデ８連装発射機を日本製鋼所でライセンス生産したものである。参考：月刊世界の艦船1,’15

＜ＧＭＬＳ−３＞：キャニスターを２×２で配置した４連装発射機が旋回架台の左右に１基ずつ付いており、キャニスター（縦横0.61m、対角線長0.86m）には箱形の換気口がある。奥行き3.9m、正面幅3.8m、全高2.8m、発射機重量7.2トン。全周旋回可能、旋回速度毎秒45度、俯仰角マイナス５度からプラス80度、俯仰速度毎秒25度。はつゆき型６番艦以降に搭載された。参考：月刊世界の艦船1,’15、1,’20

＜ＧＭＬＳ−３Ａ−１＞：キャニスターの換気口が一回り小型になった。あさぎり型とはるな型FRAM改装艦に搭載された。参考：月刊世界の艦船1,’15

＜ＧＭＭＯ−１６−Ｂ＞：自衛隊の語学訓練装置。東通産業が受注している。参考：月刊軍事研究10,’18

＜ＧＭＲＯ−１５８＞：自衛隊のフェーズドアレイ実習装置。海洋電子工業製。参考：月刊軍事研究8,’16

＜ＧＭＳ２＞：AC-130Uに搭載を予定している複合センサーで、Gunship Multispectral Sensor Systemの略。第３世代中波赤外線センサー（視野角４段階切り替え）、高解像度テレビカメラ２基、近赤外線レーザー追跡機、レーザー指示測距装置を統合している。射撃管制や爆撃標定にも使用可能。参考：月刊軍事研究1,’08

＜ＧＭＴ型＞：エヴァーツ級（護衛駆逐艦）を参照。

＜ＧＭＴＩ＞：陸上移動目標識別を参照。

＜ＧＭＵ−４＞：自衛隊の対空無線機。日立国際電気製。参考：月刊軍事研究6,’18

＜ＧＭＶ＞：HMMWV輸送車ファミリーを参照。

＜ＧＭＶ＞：アメリカ陸軍が空挺部隊用に開発中の陸上機動車（Ground Mobility Vehicle）。空挺部隊歩兵旅団戦闘団歩兵大隊小銃中隊小銃小隊に５両を配備し、小隊本部、小銃分隊３個、兵器分隊を乗せて戦場を高速機動する。車体重量２トン。航続距離480km。積載量1.6トン。乗員９名。UH-60でスリング空輸できる。既存の車両から選定することになり、ポラリス・ディフェンス社がダゴール、ジェネラル・ダイナミクス社がフライヤー72、バイパー・アダマス社がV3パイソン、ボーイング社がファントム・バジャー、ヘントリック・ダイナミクス社がジープGMV、ロッキード・マーチン社がCVNGで応募した。重量制限をクリアするため、全ての車両でキャビンがパイプフレームのみのオープン形状となっている。2017年度から配備予定。参考：月刊軍事研究12,’16

＜ＧＭＶ−２１＞：自衛隊の対空無線機。ネットコムセック製。参考：月刊軍事研究7,’11

＜ＧＭＶ−２２＞：自衛隊の対空無線機。東芝電波プロダクツ製。参考：月刊軍事研究10,’18

＜ＧＭＶ−２３＞：自衛隊の対空無線機。東芝電波プロダクツ製。参考：月刊軍事研究10,’18

＜ＧＭＶ−Ｍ＞：HMMWV輸送車ファミリーを参照。

＜ＧＭＸ−７２＞：自衛隊の発光信号灯。理経製。参考：月刊軍事研究8,’10

＜ＧＭＸ−９１＞：自衛隊の指掌紋自動押捺・照合装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究1,’18

＜ＧＭＸ−Ｃ１＞：自衛隊の無線機連接装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究3,’14

＜ＧＭＸＣ−ＤＮ２＞：陸上自衛隊の衛星可搬局装置。三菱電機製。参考：月刊軍事研究2,’07

＜ＧＮＡＴＳ＞：Feneralized Noise And Tonal System（総合ソナーシステム）の略。

＜Ｇ−ＮＥＴ＞：陸上自衛隊システム（Ground self defense force NETwork）の略。陸上幕僚監部から第一線部隊、各装備までもリンクするコンピュータ・ネットワークである。参考：月刊軍事研究6,’02

＜ＧＮＩ−６６＞：自衛隊のVPN中継機。オーエーアシスト製。参考：月刊軍事研究7,’18

＜ＧＮＫＣ−１３５Ａ＞：KC-135ファミリー（地上訓練機）を参照。

＜ＧＮＳ−７＞：自衛隊の位置情報受信機。廣瀬商会が受注している。参考：月刊軍事研究8,’10

＜ＧＮＳＳ信号受信装置＞：自衛隊の機器。測位衛星技術製。参考：月刊軍事研究12,’16

＜ＧＯ−２７ＮＣ＞：GM-569装軌車体に装備されているNBC防護装置。ガンマ線、サリン、ソマンを探知し、ランプ及び1V116型インターコムを介して警告を発する。参考：月刊軍事研究2,’00

＜Ｇｏ１４５＞：ドイツ空軍中等複葉練習機。機体は木金混合羽布張りで、開放式風防を持つ。爆撃訓練や旋回銃での射撃訓練も可能である。全長8.6m、全幅9m、全高2.5m、自重950kg、全備重量1380kg。エンジンはAs10C（240馬力）、最大速度220km、実用上昇限度4000m、航続距離670km。乗員２名。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編

＜Ｇｏ１４６＞：ドイツ空軍軽輸送機。全長9m、全幅11.5m、全高2.86m、自重1498kg、全備重量2198kg。エンジンはH.M.508E（200馬力）双発、巡航速度299km、上昇限度5400m、航続距離990km。乗員４名。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編

＜Ｇｏ１５０＞：ドイツ空軍軽輸送機。全長7.15m、全幅11.8m、全高2.03m、自重500kg、全備重量825kg。エンジンはツェンダップ社製50馬力双発、巡航速度195km、最大速度205km、上昇限度4500m、航続距離800km。乗員３名。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編

＜Ｇｏ２２９＞：Ho�\シリーズ（全翼機）を参照。

＜Ｇｏ２４２シリーズ＞：ドイツ軍の強襲作戦用グライダー。1940年秋から開発され、1941年にテストを実施、1942-43年に1528機（1538機？）が生産された。配備された頃には戦局が思わしくなく、主に後方への兵員・物資輸送に使用されている。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編、月刊丸4,’99

　＜Ｇｏ２４２Ｖ１＞：試作初号機で、1941年に初飛行した。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編

　＜Ｇｏ２４２Ａ−０＞：先行量産型。1942年から生産された。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編

　＜Ｇｏ２４２Ａ−１＞：貨物輸送用の量産型。ツインテールブームを採用し、中央胴体後部を跳ね上げることで荷物の積み降ろしを容易にしてある。胴体は鋼管溶接羽布張り、翼面は全木製・一部羽布張り。全長15.8m、全幅24.5m、全高4.7m、自重3240kg、全備重量6800kg。最大巡航速度240km、最大滑空速度290km。防御兵装は7.9mm機銃MG15が４丁。乗員２名。完全武装兵21名を乗せられる。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編

　＜Ｇｏ２４２Ａ−２＞：兵員輸送用。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編

　＜Ｇｏ２４２Ｂ−１＞：降着装置をスキッド式から前輪式にし、前輪を投棄可能にしたタイプ。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編

　＜Ｇｏ２４２Ｂ−２＞：降着装置と昇降ドアを改良したタイプ。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編

　＜Ｇｏ２４２Ｃ−１＞：海上侵攻用の水上機型。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編

＜Ｇｏ２４４シリーズ＞：ドイツ軍の輸送機。Go242グライダーのうち前輪式降着装置を持っていたB-1からB-5の各型を動力化したものである。当初は荷物を降ろした帰り道だけ飛んでくる筈だったが、何故かJu52/3mの代替扱いで配備されてしまったため不評で、1942年初めから133機が改造されたものの11月末には降下訓練部隊に回されてしまった。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編

　＜Ｇｏ２４４Ｂ−１＞：Go242B-1の動力化型で、左右のテイルブームを延長してエンジンを搭載している。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編

　＜Ｇｏ２４４Ｂ−２＞：Go242B-2の動力化型。全長15.8m、全幅24.5m、全高4.7m、自重5100kg、全備重量7800kg。エンジンはノーム・ローン14M（700馬力）双発、最大速度290km、実用上昇限度7500m。防御兵装は7.9mm機銃MG15が４丁。乗員３名。完全武装兵21名を乗せられる。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編

　＜Ｇｏ２４４Ｂ−３＞：Go242B-3の動力化型。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編

　＜Ｇｏ２４４Ｂ−４＞：Go242B-4の動力化型。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編

　＜Ｇｏ２４４Ｂ−５＞：Go242B-5の動力化型。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編

＜Ｇｏ３４５＞：ドイツ軍の試作高速グライダー。主翼は高翼配置で、翼面荷重を大きくして高速性能を発揮できるようにしてある。全長13m、全幅21m。曳航速度380km。搭乗兵員10名。少数のみ生産された。参考：月刊丸4,’99

＜ＧＯＢ−４２＞：自衛隊の伝送特性測定器。大井電気製。参考：月刊軍事研究5,’09

＜ＧＯＢ−５８−Ｂ＞：自衛隊の警報機。ネットコムセック製。参考：月刊軍事研究12,’10

＜ＧＯＢ−６４＞：自衛隊のテレビ監視装置。ソニービジネスソリューションが受注している。参考：月刊軍事研究5,’15

＜ＧＯＢ−６６＞：自衛隊の武器庫監視機。共信コミュニケーションズ製。参考：月刊軍事研究12,’15

＜ＧＯＢ−６８＞：自衛隊の電波特性測定器。キーサイト・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究7,’17

＜ＧＯＢ−６９＞：自衛隊の映像監視装置。ソニー製。参考：月刊軍事研究8,’17

＜ＧＯＢ−７０＞：自衛隊の多機能携行型昼・夜間監視装置。タレス・ジャパンが受注している。参考：月刊軍事研究3,’18

＜ＧＯＢ−１０６−Ｂ＞：自衛隊の監視警報装置。セコム製。参考：月刊軍事研究6,’18

＜ＧＯＢ−２０２−Ｂ＞：自衛隊の広域監視システム。ソニー製。参考：月刊軍事研究5,’10

＜ＧＯＢ−２０４＞：自衛隊の映像装置。日立国際電気製。参考：月刊軍事研究12,’08

＜ＧＯＣ＞：高射群戦闘指揮所の略。参考：月刊航空ファン7,’17

＜ＧＯ−ＣＦＡＲ＞：CFAR（定誤警報率）を参照。

＜ＧＯＥ−６５＞：自衛隊の伝送特性測定器。大井電気製。参考：月刊軍事研究9,’15

＜ＧＯＬ−１５９０＞：J79シリーズ（エンジン）を参照。

＜ＧＯＰ＞：全般前哨を参照。

＜ＧＯＳＴ　Ｒ５０９６３−９６＞：ロシアの装甲レベル国家規格。参考：月刊軍事研究3,’13

　＜クラス３＞：射距離5-10mで発射された重量7.9gの7.62mm弾に耐えられる。参考：月刊軍事研究3,’13

　＜クラス５＞：射距離5-10mで発射された重量9.6gの7.62mm弾に耐えられる。参考：月刊軍事研究3,’13

　＜クラス６ａ＞：射距離5-10mで発射された重量10.4gの7.62mm徹甲弾に耐えられる。参考：月刊軍事研究3,’13

＜ＧＯＴＳ＞：Government Off-The-Shelf（官製品）の略。COTSの対義語。参考：月刊世界の艦船6,’16

＜ＧＰ＞：GV（神経剤）またはGPWシリーズ（ジープ）を参照。

＜ＧＰ＞：掃海艦のうち、機雷除去後の安全確認のため、掃海後の海面を航走するのが主任務の艦を指す。GPはGuinea Pig（モルモット）の略である。参考：海上自衛隊全艦艇史

　＜ＧＰ（海上自衛隊）＞：海上自衛隊の艦種記号。1956年8月、掃海艦・掃海艇（試航船）を示す艦種記号として付与され、1957年9月1日に公式制定された。掃海艦は桑栄丸のみ、掃海艇はゆうちどりのみだったため、艦番号は付けられていない。1960年10月1日、掃海艦には441、掃海艇には445の艦番号が付与された。1968年3月16日に廃止された。参考：月刊世界の艦船11,'17増刊、海上自衛隊全艦艇史

＜ＧＰ拳銃・海外シリーズ＞

　＜Ｐ６４０（ｂ）＞：ドイツ国防軍の拳銃。第２次大戦でベルギー占領後に接収したブローニングGPで、生産工場も接収し、35万丁を生産した。全長197mm、銃身長118mm、重量890mm。口径9mm、装弾数13発。参考：月刊PANZER3,’04、米英軍戦闘兵器カタログVol.1、第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜ＧＰ通常爆弾シリーズ＞：ポルトガル軍の汎用爆弾。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜ＧＰ５０／２＞：重量59kg。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜ＧＰ１００／２＞：重量114kg。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜ＧＰ２５０／２＞：重量254kg。超音速飛行にも耐えられる。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜ＧＰ３００／２＞：重量326kg。超音速飛行にも耐えられる。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜ＧＰ４００／１＞：重量365kg。超音速飛行にも耐えられる。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜ＧＰ５００／１＞：重量481kg。超音速飛行にも耐えられる。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＧＰ−１＞：中国陸軍の腔内発射式155mm誘導砲弾で、1990年代に技術供与を受けたクラスノポールを参考にしている。誘導は中間INS・終末セミアクティブ・レーザー。05式155mm自走砲から発射すると最大射程20km。参考：月刊PANZER9,’10

＜ＧＰ−２＞：中国陸軍の腔内発射式対戦車ミサイル。9K116がベースで、誘導はセミアクティブ・レーザー、射程5000m。参考：月刊PANZER7,’10

＜ＧＰ−４＞：NORINCOが開発した120mm迫撃砲用誘導砲弾。レーザー誘導式で、射程1-6km、CEP5m以下。FCS、レーザー照射器、通信機などでシステムを構成する。参考：月刊軍事研究6,’11

＜ＧＰ−６＞：NORINCOが開発した155mm榴弾砲用誘導砲弾。クラスノポールに似ており、中間誘導はGPS、終末誘導はレーザー（5km以内）。最大射程22km。時速36kmで走行する移動目標にも命中させられるという。参考：月刊軍事研究6,’11

＜ＧＰ−２５＞：ブルガリア軍の40mmグレネードランチャー。突撃銃の銃身下部に装着する。BG-15とほぼ同じ形をしているが、グリップ部分に孔が空いていない。参考：コンバット・バイブル２、月刊軍事研究2,’08

＜ＧＰ９０＞：スイス軍の5.6mm×45弾で、実質5.56mm×45弾である。弾丸重量4g、銃口初速毎秒945m。参考：最新軍用ライフル図鑑

＜ＧＰ−１２０＞：ソ連軍のOTHレーダー、別名ヴァルナー。艦隊探知用で、最大探知距離3000km。1990年代初めに沿海州に配備された。参考：月刊軍事研究9,’16

＜ＧＰ−４４１＞：海上自衛隊桑栄型掃海船桑栄。1945年1月10日、日東汽船の2TM型戦時標準油槽船桑榮丸として竣工した。12月22日、第２復員省傭船となり、改造工事を受けた。1946年2月中旬から瀬戸内海や日本海での試航任務及び掃海確認任務に就いた。1948年1月1日、運輸省に移管された。5月1日、海上保安庁に移管され、MS-32桑栄丸となった。1952年8月1日、海上保安庁航路啓開本部から保安庁警備隊に移管、掃海船MS-101桑栄丸と改称して呉航路啓開隊に配備された。1953年8月1日、8000万円で保安庁が購入、傭船を解消された。1954年7月1日、海上自衛隊に編入され、掃海艦に類別変更された。10月1日、第１掃海隊群に編入され、旗艦となった。試航任務などはほぼ完了し、主任務は掃海母艦であった。12月1日、艦名を桑栄に変更。1957年9月1日、艦種記号GPを付与された。1960年10月1日、艦番号441を付与された。1961年9月1日、第２掃海隊群に転属した。1963年3月1日、呉地方隊に転属した。3月18日に除籍された。参考：海上自衛隊全艦艇史、月刊世界の艦船11,'17増刊、8,’11増刊、1,’79増刊、5,’02増刊、8,’21

＜ＧＰ−４４５＞：海上自衛隊ゆうちどり型掃海船ゆうちどり。大元は1943年8月10日に就役した日本海軍300トン型飛行機救難船の公称第1530号（公称番号1536？）、通称豊空丸（豊橋海軍航空隊所属だったので）で、終戦に伴い第２復員省名古屋鉄道司令部で港内引揚者輸送に使用され、その後アメリカ軍が接収してマサーに改称、横浜港の士官レクリエーション用客船として1947年4月まで使い日本に返還され、1948年5月の海上保安庁発足で巡視船PB47ゆうちどりとなり、船体が鉄製なので掃海に従事できないため大柄な船体を活かして指揮官・幕僚多数が乗り込む航路警戒隊指揮艇として使用された。1950年3月には昭和天皇小豆島行幸で通る土庄航路（浅くて通常の試航船が通れない）の事前試航を実施、磁気機雷が残っていたら木っ端微塵にされるところだったが、無事に掃海を確認している。9月からは朝鮮特別掃海に旗艦として参加した。1952年8月1日、海上保安庁航路啓開本部から警備隊に移管され、掃海船MS-62ゆうちどりと命名された。1954年7月1日、海上自衛隊に編入され、掃海艦に類別変更された。1957年、艦種記号GPを付与された。1960年、艦番号445を付与された。1961年7月1日、特務艇ASM-71に艦種変更された。1964年10月の東京オリンピック時、明仁皇太子の迎賓船として使用するため改装を実施。1964年10月19日、ヨットレース観戦のため皇太子・同妃殿下が乗船された。1978年3月20日に除籍され、調度品はPC-308はやぶさに搭載された。磁気コンパスは呉の海上保安庁大学校史料館に展示されている。参考：海上自衛隊全艦艇史、月刊世界の艦船6,'22、1,’79増刊、5,’02増刊、11,'17増刊

＜ＧＰＡ＞：GPWシリーズ（ジープ）を参照。

＜ＧＰＡ−１２０−Ｄ＞：自衛隊の拡声装置。TOAエンジニアリング製。参考：月刊軍事研究2,’17

＜ＧＰＡ−１４４＞：自衛隊の機器。電子システム製。参考：月刊軍事研究10,’15

＜ＧＰＡ−１４６＞：自衛隊の拡声装置。電子システム製。参考：月刊軍事研究7,’18

＜ＧＰＡ−３６０−Ｄ＞：自衛隊の拡声装置。TOAエンジニアリング製。参考：月刊軍事研究1,’17

＜Ｇ−ＰＡＬＳ＞：Global Protection Against Limited Strike（限定的攻撃からの地球規模の防衛）の略。アメリカのジョージ・ブッシュ政権がSDIを修正して1990年に発表した構想で、事故や狂信者による戦略弾道ミサイル、海外展開先での戦域弾道ミサイルを防衛することを目標にした。これに基づき、THAADとPAC-3の開発に着手している。参考：月刊軍事研究10,’03、月刊世界の艦船2,’18

＜ＧＰＢＭ＞：B-1B爆撃機の汎用爆弾搭載モジュールで、汎用爆弾モジュールの略。通常兵器モジュールCWMともいう。断面は扇形をしており、爆弾倉前後のロータリーランチャー用アタッチポイントに取り付ける。500ポンド汎用爆弾用は上下３段の爆弾架が前後に並んでいて、前方には上段５発・中段６発・下段４発、後方には上段３発・中段６発・下段４発の汎用爆弾を搭載できる。1000ポンド汎用爆弾用は10発を搭載可能。参考：月刊軍事研究1,’11

＜ＧＰＣ−８−Ｂ＞：自衛隊の業務用電子計算機。アジア航測製。参考：月刊軍事研究10,’10

＜ＧＰＣ−３６−Ｂ＞：自衛隊の業務用電子計算機。DDI製。参考：月刊軍事研究12,’11

＜ＧＰＣ−３６−Ｃ＞：自衛隊の業務用電子計算機。KDDI製。参考：月刊軍事研究11,’12

＜ＧＰＣ−３６−Ｄ＞：自衛隊の業務用電子計算機。NEDネッツエスアイ製。参考：月刊軍事研究3,’14

＜ＧＰＣ−３６−Ｅ＞：自衛隊の業務用電子計算機。ユニアデックスまたはNECネッツエスアイ製。参考：月刊軍事研究3,’15、7,’16

＜ＧＰＣ−３６−Ｆ＞：自衛隊の業務用電子計算機。NECネッツエスアイ製。参考：月刊軍事研究11,’18

＜ＧＰＣ−３９−Ｂ＞：自衛隊の業務用電子計算機。ケント情報通信製。参考：月刊軍事研究5,’09

＜ＧＰＣ−４７−Ｃ＞：自衛隊の業務用電子計算機。NECネッツエスアイ製。参考：月刊軍事研究5,’12

＜ＧＰＣ−４８−Ｃ＞：自衛隊の業務用電子計算機。富士通ビジネスシステム製。参考：月刊軍事研究9,’10

＜ＧＰＣ−４９＞：自衛隊の業務用電子計算機。日興通信製。参考：月刊軍事研究4,’08

＜ＧＰＣ−５１＞：自衛隊の業務用電子計算機。KDDI製。参考：月刊軍事研究9,’10

＜ＧＰＣ−５８＞：自衛隊の業務用電子計算機。富士電機ITソリューション製。参考：月刊軍事研究9,’09

＜ＧＰＣ−７０＞：自衛隊の業務用電子計算機。NECネッツエスアイまたはKDDI製。参考：月刊軍事研究4,’17、5,’18

＜ＧＰＣ−７１＞：自衛隊の業務用電子計算機。リコー製。参考：月刊軍事研究2,’17

＜ＧＰＣ−１１１−Ｂ＞：自衛隊の業務用電子計算機。リコー製。参考：月刊軍事研究10,’15

＜ＧＰＣ−１１４＞：自衛隊の業務用電子計算機。オーエーアシストまたはリコー製。参考：月刊軍事研究12,’16、6,’17

＜ＧＰＣ−１３０＞：自衛隊の業務用電子計算機。リコー製。参考：月刊軍事研究12,’12

＜ＧＰＣ−１３２＞：自衛隊の業務用電子計算機。日興通信またはリコー製。参考：月刊軍事研究9,’15、12,’16

＜ＧＰＣ−１３３＞：自衛隊の業務用電子計算機。リコー製。参考：月刊軍事研究9,’15

＜ＧＰＣ−１３４＞：自衛隊の業務用電子計算機。リコーまたはユニアデックスまたはKDDI製。参考：月刊軍事研究9,’15、5,’18

＜ＧＰＣ−１３５＞：自衛隊の業務用電子計算機。リコー製。参考：月刊軍事研究10,’18

＜ＧＰＣ−１３６＞：自衛隊の業務用電子計算機。リコー製。参考：月刊軍事研究10,’18

＜ＧＰＣ−１４０＞：自衛隊の業務用電子計算機。オーエーアシスト製。参考：月刊軍事研究10,’13

＜ＧＰＤ−４＞：自衛隊のターミナルレーダ防雷装置。昭電製。参考：月刊軍事研究12,’12

＜ＧＰＤ−４−Ｂ＞：自衛隊のターミナルレーダ用防雷装置。音羽電機工業製。参考：月刊軍事研究6,’17

＜ＧＰ−Ｆ２Ｔ＞：ドイツのクラウス・マッファイ・ヴェクマン社が自主開発中の４×４輪装甲車で、Generic Vehicle Fennek 2 Technologyの略。フェネックの後継車両を目指しており、ユーロサトリ2008に展示された。車体は装甲化されており、底面は厚さ250mmの複合装甲で構成され、防御レベルは3Bである。戦闘重量7.5-24トン。エンジンはステアー製ディーゼル（150kW）２基で、車体前後に搭載されており、１基のみでも２輪駆動が可能。最大速度100km、航続距離1000km。乗員3-6名。2010年に実用化される予定。参考：月刊軍事研究9,’08

＜ＧＰＦ１５５ｍｍカノン砲＞：M1917シリーズを参照。

＜ＧＰＦ１９４ｍｍ自走カノン砲＞：フランス軍が第１次大戦中に開発した自走砲で、制式名称はカノン・ド・194モデルGPF。ホルト式トラクターの上に194mmGPFカノン砲（最大射程30km）を搭載したものである。電動モーターで履帯を駆動させ、時速8kmで走行できるが、電力は同じ足回りを持つ牽引車兼弾薬運搬車から供給する必要があった。第２次大戦時も24門が配備されていたが、殆どがドイツ軍に鹵獲され、19.4cmKan.(Sf)（f）と名付けられて使用された。参考：世界の軍用車両(1)、月刊JWings7,’04、ジャーマンタンクス

＜ＧＰＨ−９１−Ｄ＞：陸上自衛隊の機上カメラ装置。池上通信機製。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜ＧＰＩ＞：アメリカのミサイル防衛局が開発している極超音速滑空体迎撃兵器Glide Phase Interceptor。イージス戦闘システム・ベースライン９で運用し、Mk41VLSから発射して迎撃を行う。2021年11月19日、レイセオン・ミサイル＆ディフェンス社、ロッキード・マーチン社、ノースロップ・グラマン社に研究開発契約を発注した。2023年8月19日、防衛省が日米共同開発を開始すると発表した。2024年5月15日、日米共同開発が決定し、防衛装備庁防衛技官とアメリカ国防総省ミサイル防衛庁長官が防衛省でプロジェクト取り決めに署名した。アメリカは目標創作探知追尾装置、ミサイル誘導装置を、日本はメイン・ロケットモーター、同制御装置、弾頭部（キル・ビークル）推進装置、推力偏向制御TVCを担当する。参考：月刊世界の艦船1,’22、月刊JWings8,’24、朝雲

＜ＧＰＪ−３０−Ｃ＞：自衛隊のプロジェクタ。リコー製。参考：月刊軍事研究6,’17

＜ＧＰＪ−３５−Ｃ＞：自衛隊のプロジェクタ。オーエーアシスト製。参考：月刊軍事研究7,’18

＜ＧＰ／ＬＤシリーズ＞：ポルトガル軍の通常爆弾。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜ＧＰ／ＬＤ１２５／１＞：重量120kg。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜ＧＰ／ＬＤ２５０／１＞：重量235kg。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜ＧＰ／ＬＤ５００／１＞：重量447kg。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜ＧＰ／ＬＤ１０００／１＞：重量894kg。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＧＰＭＧ＞：汎用機関銃を参照。

＜ＧＰＯＩキャップストーン演習＞：アメリカが主導して行っている多国間共同訓練で、GPOIはGlobal Peace Operations Initiativeの略。PKO要員の育成、参加国の相互理解促進・信頼関係強化を目的とする。2006年に開始され、自衛隊も2010年から正式参加した。参考：朝雲

　＜ＧＰＯＩキャップストーン演習（２０１１年）＞：アヤラ・ガーディアン11を参照。

　＜ＧＰＯＩキャップストーン演習（２０１２年）＞：2012年2月5日から3月20日までバングラデシュで開催された。参加国はアメリカ、バングラデシュ、インド、インドネシア、ガーナ、カナダ、韓国、カンボジア、自衛隊、タイ、ナイジェリア、ネパール、パキスタン、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、モンゴル、ヨルダン、ルワンダである。自衛隊は３回目の参加で、統幕、統幕校、中央即応集団の計４名が派遣され、指揮所演習の他、実動訓練と教官養成訓練に初参加した。参考：朝雲

　＜ＧＰＯＩキャップストーン演習（２０１３年）＞：シャンティ・プラヤー２を参照。

　＜ＧＰＯＩキャップストーン演習（２０１５年）＞：2015年8月11-24日にマレーシアで実施された。アメリカ、イギリス、オーストラリア、韓国、自衛隊（統幕運用３課１名、統幕校１名、中央即応集団３名の計５名）、ドイツ、ナイジェリア、フィリピン、フランス、ベトナム、南アフリカなど33カ国が参加している。参考：月刊世界の艦船10,’15、朝雲

　＜ＧＰＯＩキャップストーン演習（２０１６年）＞：2016年5月22日から6月4日、モンゴルでカーン・クエスト16の枠組みの一環として行われた。自衛隊（参加７回目。幕僚訓練に統幕１名と中央即応集団１名、指揮所訓練に中央即応集団２名、実動訓練に東北方面隊など50名）、アメリカ、イギリス、インドネシア、ウルグアイ、韓国、カンボジア、ケニア、タンザニア、チリ、ネパール、バングラデシュ、フィリピン、ポーランド、マレーシア、モンゴルなど36カ国が参加している。参考：朝雲

　＜ＧＰＯＩキャップストーン演習（２０１７年）＞：シャンティ・プラヤ３を参照。

　＜ＧＰＯＩキャップストーン演習（２０２３年）＞：クリス・アマン２を参照。

＜ＧＰＰ−９６−Ｂ＞：自衛隊の監視・電源装置。富士電機システムズ製。参考：月刊軍事研究5,’12

＜ＧＰＰ−１０５＞：自衛隊の直流電源装置。GSユアサ製。参考：月刊軍事研究9,’11

＜ＧＰＰ−１０７＞：自衛隊の直流電源装置。三徳航空エンジニアリング製。参考：月刊軍事研究11,’10

＜ＧＰＰ−１３３＞：自衛隊の電源装置。日本電計製。参考：月刊軍事研究8,’18

＜ＧＰＲ＞：地中レーダーを参照。

＜ＧＰＳ＞：全地球位置把握システム（Global Positioning System）の略。アメリカ陸海空軍共同の衛星航法測位システムで、1973年からアメリカ空軍が開発を開始した。運用はアメリカ空軍第２宇宙運用大隊と第19宇宙運用大隊（予備役）で、コロラド州シュリーヴァー空軍基地GPS主制御局衛星運用センターで管理運用を行っている。測位機能を持つ衛星群、衛星を管理する管制群、測位を実行する受信部分（ユーザー）の３つからなる。管制局は大西洋のアセンション島、インド洋のディエゴ・ガルシア、太平洋のクェゼリン、ハワイ、コロラド・スプリングスの５ヵ所に存在し、全衛星を追跡管制する。主管制局はコロラド・スプリングス近くのシュリーヴァー空軍基地。監視局には送受信アンテナ、GPS受信機、セシウム原子周波数標準、環境センサー、CPU、通信装置、電力制御系が置かれ、地上アンテナ局には高周波帯搬送波変調器、送信機、中央処理装置、通信装置、電力制御器が設置されている。GPS受信機でGPS衛星からの電波を受信し、発信から受信までの時間差から受信機−GPS衛星間の距離を算出、現在位置を得る。時間差を正確に算出して誤差を最小限にするため原子時計を使っているが、GPS受信機にも原子時計を積むと大がかりになりすぎるので、GPS衛星４基から電波を受信して３次元空間での位置情報に加えて時間の情報も取得する仕組みになっている。当初は軍専用だったが、大韓航空機撃墜事件を受けて民間にも開放した。GPS電波には民生用のC/Aコードと軍用のＰコードがあり、初期にはＰコードでの測定誤差が三次元位置16m以内、速度誤差毎秒0.1m以内、時間誤差0.1マイクロ秒以内だったが、後にDGPSによる補正を組み合わせて位置誤差で3m以内まで精密化された。C/Aコードの測定誤差も当初の100m以上から10-20m程度にまで精密化されたため、アメリカ国防省は選択利用性（Selective Availability、S/A）という技術により意図的にC/Aコードの精密性を低下させる技術を導入している。ただＰコードが1980年代末に民間GPS受信器会社に流出してしまったため、以降は民間でもＰコードを受信できるものが開発された。また、湾岸戦争では民生用受信器を買い上げて大量に使用したため、選択利用性（S/A）による民生GPS精度低下をかけられなかった。このため、Ｙコードと呼ばれる耐欺瞞性操作コードを開発、Ｐコードに低周波暗号（Ｗコード）を重ね合わせて作成することで、軍事使用の際に第三者によるGPS電波の撹乱や妨害電波を防ぐことを可能とした。軍用GPS受信器には補助出力チップ（AOC）と呼ばれる暗号平文化装置が入っており、ＹコードからＷコードを解除して元のＰコードに戻すことができる。Ｙコードが作動したのは1992年8月1日からである。2000年5月3日から選択利用性を解除、高性能のGPSが民生用コードでも利用できるようになった。ただ５チャンネル高速処理受信器を使用すれば、C/AコードだけでもＰコード単チャンネル受信器並みの精度を発揮させることができる。2007年9月から、地上局の設備を改善する計画に着手した。日本では測量法で地図にベッセル楕円体を使用していたため、GPSの準拠するWGS-84楕円体とは数百メートルからキロメートル単位の誤差があり、GPSシステムは全て補正が必要だったが、測量法が改正されて日本地図がWGS-84準拠の測地系で書き換えられ、GPSを補正無しに使えるようになった。障害物が多くGPS電波が反射されてしまうような所では測位能力が落ちるという欠点があり、アフガニスタンでは急峻な山岳に囲まれて電波が届きにくいため、GPS衛星の軌道を変更して解決する予定。故障が発生することもあり、2004年1月1日にはGPS衛星ブロック�UＡの１基が故障して最大誤差600kmを記録した。ECMに弱いのが欠点とされ、1992年10月にイギリス国防研究所が行った実験では、１ワットの妨害電波で22km以内の民生用GPS信号が無効化されたという。また、偽電波発信機器が意外と手軽に作れそうなことも発覚した。ただロシアのアヴィアコンヴェルシア社が1990年代に開発したGPS妨害装置を2003年のイラク戦争でイラクが使ったところ、妨害電波の発信源を逆探知されてGPS誘導兵器で破壊されるというオチが付いており、対レーダーミサイルにも標的にされると考えられ、出力が高く複数のチャンネルを持つGPS電波を妨害するのは実際にはなかなか難しいようである。2010-12年には北朝鮮が妨害を試みて仁川国際空港での航空機運用に障害が出たらしい。2016年3月31夜からも妨害電波を出しているとして韓国国防省が北朝鮮を非難した。2022年からのウクライナ戦争ではウクライナ軍がHIMARS用M31ロケット弾などGPS誘導兵器を使用しているが、妨害されて使い物にならないという話は聞かないので、ロシア軍が配備している筈のGPS妨害システムは役に立っていない模様。ロシア軍自身が精度の悪いGLONASSの代わりにGPSを使っているため、妨害できないという説もある。参考：月刊軍事研究11,’04、8,’99、12,’04、11,’06、3,’08、2,’16、6,’08、3,’99、12,’08、5,’09、8,’09、6,’10、3,’18、月刊JWings6,’17、コンバット・バイブル２、月刊世界の艦船11,’22

＜ＧＰＳ＞：M1戦車が装備する砲手用照準器で、Gunners Primer Sightの略。主照準系、ミラー安定装置、砲口照合器を内蔵し、弾道計算機や主砲照準機構、環境センサーとリンクしている。昼間用に視野5.5度で倍率10倍、視野21度で倍率８倍、視野10度で倍率１倍の３段階サイトを持ち、夜間用にFLIRを搭載、車長にも砲手と同じ画像を提供する。また、Nd-YAGレーザーレンジファインダーも組み込んでおり、レーザー発振数は毎分30パルス、測距可能距離200-7990m、誤差10m以内。複数目標でも15m以上離れていれば同一線上でも測定できる。砲塔前部右・砲手席上方の装甲ボックス内に収容され、前面のドアは車内から開閉できる。参考：月刊戦車マガジン2,’81、M1A1戦車とM2/3戦闘車

＜ＧＰＳ−６４＞：自衛隊の符号変換装置。光電製作所製。参考：月刊軍事研究2,’08

＜ＧＰＳ−６７＞：自衛隊のLAN符号変換装置。光電製作所製。参考：月刊軍事研究5,’10

＜ＧＰＳ−ＤＮ１１＞：自衛隊の符号変換装置／符号変換器。ネットコムセック製。参考：月刊軍事研究10,'10、5,’12

＜ＧＰＳ−ＤＮ７０４＞：自衛隊の迂回切替装置用付加装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究6,’07

＜ＧＰＳ／ＩＮＳ＞：GAINS（航法）を参照。

＜ＧＰＳＩＳ＞：Global Positioning System Interferometer Subsystem（汎地球位置測定システム援用装置）の略。

＜ＧＰＳ　ＯＣＸ＞：レイセオン社が開発中の改良型GPSで、OCXは次世代コントロールシステムのこと。2010年から開発しており、2016年に完成する予定だったが、２年遅れて予算も1.8倍かかっており、アメリカ空軍宇宙コマンドAFSPCでは失敗作として再契約を検討しているらしい。参考：月刊軍事研究5,’16

＜ＧＰＳアンテナ＞：自衛隊の機器。川崎重工製。参考：月刊軍事研究7,’13

＜ＧＰＳ衛星＞：GPSの宇宙部分を構成する衛星、NAVSTER（NAVigation System using/with Timing And Ranging）。適度に散開して測位を容易とするため、軌道半径26560km・軌道傾斜角55度の円軌道面６面に４基ずつが配置されており、12時間で１周する。セシウムとルビジウムの原子時計が搭載され、更に地上管制局からの補正信号を受けて正確な時刻を刻んでおり、観測者（GPS受信機）の時計もこれと同期させる必要があるため、受信機で衛星４基からの電波を受信して４次元時空（３次元空間＋時間の４変数）の情報を得る仕組みになっている。測地系はアメリカ防衛地理院が定めたWGS84で、使用者は実際の地図との誤差を補正する必要がある。衛星と観測者の距離は一般民生用のC/A符号（1.023ビットのデジタル信号で、衛星信号捕捉及び粗測定用）と軍用のＰ符号（６×10の12乗ビットのデジタル信号で、精密測定用）で測定され、前者は毎秒1.023メガビットの繰り返し信号を使うために最小計測単位293m、後者は毎秒10.23メガビットの繰り返し信号を使うために最小計測単位29.3mであり、測位精度もほぼこれと同じになる。測距符号はＬバンド搬送波で送信され、L1（1575.42MHz、軍民兼用でC/Aコードを送信）またはL2（1227.6MHz、軍用でC/Aコード及びＰコードを送信）の２種類がある。この波長を超精密測定に使用でき、L1での最小計測単位は0.19m、L2は0.24mだが、搬送波に時刻タグが付いていないので、1000以上の測位解から１つの情報を導き出すために処理時間が長くなるという欠点があり、主に地上固定点観測などに用いられる。測位には観測者の視野内に最低４基の衛星が必要で、全地球領域に衛星が最低24基要るが、湾岸戦争時には16基しか無く、１日のうち19時間しか利用できず、その後も暫くは18基しか衛星が無かったので、中緯度をカバーできなかった。24基体制（＋予備３基）になったのは1994年3月で、ブロック�Uからは３基の衛星が一直線に並ばないような配置が設定されている。2009年3月現在、予備を含め32基が周回しており、設計寿命は10年なので年に2-3基ずつ新規に打ち上げる必要があるが、新型衛星との交代がスムーズに進んでおらず、９基がいつ停止してもおかしくない状態になっていた。2017年3月現在では31基が周回している。測距システムの他にNUDET（核爆発探知）センサーが搭載されており、宇宙空間での核爆発を探知した際にはL3搬送波（1381.05MHz）により地上に連絡する。運用部隊はコロラド州シュリーバー空軍基地の第50宇宙作戦飛行隊。参考：月刊軍事研究11,’04、4,’07、3,’99、12,’08、5,’09、月刊JWings6,’17、軍事分析湾岸戦争

　＜ＧＰＳ衛星ブロック�T＞：試験製造・実用試験型で、1978-85年に打ち上げられた。姿勢制御のために地上から指令を頻繁に送らねばないという欠点がある。設計寿命7.5年だが、実働は10年以上。参考：月刊軍事研究11,’04

　＜ＧＰＳ衛星ブロック�U＞：初期実用型で、1989年2月から９機が打ち上げられた。宇宙線防護機能を強化し、電子回路を改善している。設計寿命7.5年。参考：月刊軍事研究11,’04

　＜ＧＰＳ衛星ブロック�UＡ＞：改良型で、1990年11月26日から14機が打ち上げられた。システム特性を改善し、６ヶ月間に渡り地上からの更新情報無しに衛星を維持できるようになった。ただし軌道予測はもう少し頻繁に行う必要がある。ルビジウム原子時計２基とセシウム原子時計２基を持つ。設計寿命は7.5年だが、20年近く運用され続けている。後継衛星は�UＦとなるようだ。参考：月刊軍事研究11,’04、3,’99、5,’09

　＜ＧＰＳ衛星ブロック�UＦ＞：2009年秋以降（2009年に１基、2010年に７基、2011年に３基、2012年に１基）に打ち上げ予定のタイプで、ソーラーパネルを大型化して寿命を11年に延長している。全幅5.5m、高さ2.4m、重量1705kg。発電力2450W。本来は2001年に打ち上げる筈だったが、完成が遅れており、2010-16年に12基が打ち上げられた。民間航空機向け第３周波数のL5を送信できるようにする予定もあり、国際電気通信連合との協定で2009年8月26日までに送信を始める筈だったが、間に合わなかったので、ブロック�UR(M)のラスト２基が先行搭載した。参考：月刊軍事研究4,’07、5,’09、1,’10、11,’17

　＜ＧＰＳ衛星ブロック�UＲ＞：ＲはReplacementの略で、1997年から13基が打ち上げられたが、初号機は打ち上げに失敗して爆発、ロケットと共に粉々になった。メーカーがロックウェルからロッキード・マーチンに変更されている。重量2032kg。ルビジウム原子時計３基を搭載する。設計寿命10年以上。参考：月刊軍事研究6,’04、3,’99、5,’09

　＜ＧＰＳ衛星ブロック�UＲ（Ｍ）＞：2005年9月26日から６基が打ち上げられた。ルビジウム原子時計３基を装備する。設計寿命10年未満。４号機の�UR-17(M)以降は、フレックスパワー機能や衛星打ち上げ時異常探知除去システムを搭載している。もう２基ほど打ち上げる予定だったが、デルタ�Uロケットの故障で１年近く中断、2009年に打ち上げ再開となる筈である。その２基にはブロック�UＦに搭載する筈だったL5信号の送信装置を搭載する。ロシア、中国、イランなどから妨害を受けまくっており、ブロック�Vが運用可能となるまでに時間が掛かっているので、2018年12月3日に空軍が特殊作戦機向け対妨害システムのRFIを出した。参考：月刊軍事研究5,’09、月刊JWings2,’19

　＜ＧＰＳ衛星ブロック�VＡ＞：ロッキード・マーチン社製A2100通信衛星をベースに、寿命を15年に延長し、航法システムの７割をデジタル化してECCM能力を改良、L1C波の追加により情報発信能力を強化したタイプで、GPSの地上システムも改良する。軍用として対妨害性の高いＭコードを使用し、選択利用性機能は装備しない。スポット・ビーム技術を導入する予定だったが、ブロック�VＦ以降への搭載となり、�UR-17(M)以降と同様のフレックスパワー機能（測位信号送信電力調節機能）で間に合わせた。製作はロッキード・マーチン、ITT、ジェネラル・ダイナミクスなどである。10基を打ち上げ予定で、2014年に初号機GPS�VSV01ベスプッチを打ち上げる筈だったが、2018年12月23日になった。２号機GPS�VSV02マゼランは2019年8月21日にデルタ�Wミディアム＋で打ち上げられた。運用が始まるのは2021年になる。参考：月刊軍事研究4,’07、5,’09、月刊航空ファン5,’16、3,’19、11,’19、月刊JWings6,’17、2,’19

　＜ＧＰＳ衛星ブロック�VＦ＞：航法システムのデジタル化率を100%にしたもので、信号強度を増強するなどしてECCM能力や信頼性も向上させる。参考：月刊航空ファン7,’19

＜ＧＰＳ規約入力装置＞：自衛隊の機器。アメリカ国家安全保障庁に発注した。参考：月刊軍事研究8,’16

＜ＧＰＳ装置＞：自衛隊の機器。アメリカ空軍省に発注している。またはエーティーエーが受注している。参考：月刊軍事研究6,’18、7,’18

＜ＧＰＳ・対艦ミサイル艦上装置連接器材＞：自衛隊の機器。双日エアロスペースが受注している。参考：月刊軍事研究1,’19

＜ＧＰＳ付加爆弾＞：GAM（誘導爆弾）を参照。

＜ＧＰＳモジュール＞：自衛隊の機器。アメリカ空軍省に発注している。参考：月刊軍事研究7,’15

＜ＧＰＳ誘導爆弾＞：GPSを使用して目標への誘導を行う爆弾のこと。既存の爆弾に誘導キットを取り付けるだけで済み、レーザー誘導爆弾よりも輪をかけて安価である。目標の座標データを入力するだけで撃ちっ放し式の運用が可能だが、精度はレーザー誘導爆弾よりも劣る。移動目標の場合、現在位置の座標をリアルタイムで追いかけるか、未来位置の座標を予測し続ける必要があり、使いにくい。参考：月刊軍事研究2,’09

＜ＧＰＵ＞：アメリカ軍のガンポッド用制式名称で、Gun Pod Unitの略。参考：月刊航空ジャーナル7,’81臨時増刊

＜ＧＰＵ＞：地上電源装置の略。ジェット機がエンジンを停止して駐機している際に電力を供給する装置である。参考：飛行機のしくみ

＜ＧＰＵ−２／Ａ＞：アメリカ軍のガンポッド。20mmガトリング砲M197をリンクレス弾薬300発及び駆動用バッテリーと共に外装式ポッドに収容している。全長3.25m、総重量595ポンド（270kg）。発射速度は毎分750発と1500発の切り替え式。A-4攻撃機が主に搭載し、OV-10やA-37も積んだ。ヘリコプターにも搭載できる。参考：U.S.ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究10,’15、月刊PANZER12,’02、軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＧＰＵ−５／Ａ＞：アメリカ軍のガンポッド、計画名称ペイブ・クロウ、社内開発名称GAU-13/A（GEPOD30）。GAU-8/Aガトリング砲のガンポッド型で、1979年2月からF-5E、3月からA-7Eに搭載されてテストを受け、F-16用の近接支援兵装として空軍が採用、GPU-5/Aになった。砲身を４本に、弾薬数を353発に減らして小型軽量化し、ガンポッドに収容できるようにしてある。機関砲名称はGE430で、ガンポッド中央に置かれており、これを螺旋状に取り巻くように弾薬を配置、ガンポッド後部には3000psiの高圧窒素ボトルを置いた。作動は窒素圧によるもので、これにより35馬力のモーターを動かし、発射速度毎分2400発（3000発？）で発射する。弾薬はGAU-8/Aと共通で、最大射程10000フィート（3048m）。給弾はリンクレス方式で、GAU-8/Aと同じリバース・クリアリング機構を採用しており、無駄弾が出ない。ガンポッドは反動アダプターを介してサスペンション・ラグに取り付ける構造で、ガンポッド前下方の開口部から発射ガスを噴射することにより反動とピッチダウンを抑えている。全長4.318m、直径0.609m、砲身重量136kg、ポッド外殻・マウント・発射機構重量348kg。弾薬重量242kg（HE-I及びTP）／261kg（AP-I）。最大発射速度に達するまでの時間は0.4秒で、６ミルの範囲に80%が着弾する。1982年に実用化され、ニューヨーク州空軍向けF-16ブロック10戦闘機24機が搭載改修を受けて湾岸戦争で１日だけ使用されたが、弾道が安定しない、F-16のFCSと適合しない、射程が足りない、と評価は芳しく無く、F-16ブロック10も元の仕様に戻されてしまった。他にもA-4、A-7、A-10、F-4、F-5、F-15、F/A-18に搭載可能。参考：月刊航空ジャーナル7,’81臨時増刊、U.S.ウェポン・ハンドブック、月刊PANZER12,’02、月刊軍事研究10,’15、月刊JWings1,’24

＜ＧＰＵ−２７＞：自衛隊の周波数変換器。明電舎または三社電機製作所製。参考：月刊軍事研究6,’12、2,’13

＜ＧＰＵ−５００＞：自衛隊の発動発電機。デンヨー製。参考：月刊軍事研究7,’14

＜ＧＰＶ＞：ロシアの兵器調達計画で、国家武器計画（国家装備プログラム）の略。軍だけでなく国境警備隊や国家親衛軍などの準軍事組織も含む計画で、兵器の研究開発から調達改良、修理廃棄までに及ぶ。大統領をトップとする大統領付属軍需産業委員会が策定し、法的な裏付けは無い。10カ年計画だが、５年目で修正を加えて新たなGPVに移行するので、実質的には５カ年計画である。参考：月刊世界の艦船2,’17

＜ＧＰＶ−２００５＞：2005年までの国家武器計画。1996年から開始されたが、資金が足りずに途中で終わった。参考：月刊軍事研究2,’11

＜ＧＰＶ−２０１０＞：2010年までの国家武器計画。2001年に始まったが、資金不足で頓挫した。参考：月刊軍事研究2,’11

＜ＧＰＶ−２０１５＞：2015年までの国家武器計画。2007年に開始されており、４兆9394億ルーブルの予算で戦車1400両、歩兵戦闘車4109両、装輪装甲兵員輸送車3008両、固定翼機・ヘリ1000機以上、イスカンデル60両、S-400防空システム18個大隊、水上艦10隻以上、955型SSBN５隻を調達、全軍の30%を近代化する予定である。RS-12M大陸間弾道ミサイルのうち半分をRS-12M2に更新した。これでも軍の規模が大きいので十分に装備を更新することができておらず、納期通りに納入される割合が全体の５割程度という有様で、調達する兵器も現代戦に適応できないものが多く、南オセチア紛争で思った以上の損害を出してしまったため、GPV-2020を実施することになった。参考：月刊軍事研究2,’11、5,’18

＜ＧＰＶ−２０２０＞：2020年までの国家武器計画。2011-2020年に20兆7000億ルーブル（うちロシア軍19兆4000億ルーブル、国境警備隊・国内軍など準軍事組織１兆3000億ルーブル）の予算で全軍の70%と準軍事部隊を近代化するという壮大な計画で、2010年に策定された。同時に2020年までの軍需産業複合体の発展も策定され、こちらには３兆ルーブル以上が投入される。ロシア政府からは承認されたが、当初軍が請求した予算は36兆ルーブル（52兆円）に達していて、世界同時不況なのに予算が膨大すぎるとして財務大臣が抗議辞任する事態に発展した。最優先の近代化兵器は戦略核戦力で、次いでC4ISR、航空宇宙分野、戦略機動、通常任務部隊装備の順となっている。固定翼機600機、ヘリ1000機、艦艇100隻（フリゲート15隻、コルベット25-35隻、885型SSN８隻、通常動力潜水艦８隻、955型SSBN８隻など）、ヴォロネジ早期警戒レーダー、S-400防空システム28個連隊、S-300V4防空システム９個旅団、S-350ヴィチャージ防空システム38個大隊、RS-12M2トーポリＭ／RS-24ヤルスICBM、R-30ブラヴァSLBM、イスカンデルＭ戦術弾道ミサイル10個旅団、戦車2300両以上、自走砲2000両、その他戦闘車両17000両以上、軍事衛星100基を調達し、航空機400機（Tu-95MとTu-160含む）に近代化改修を施し、S-500防空システムを開発する。空母の建造予定は無いらしい。ウクライナ紛争による関係悪化で2015年6月にウクライナが軍需品のロシア向け輸出を全面禁止にしたため、航空機用エンジンなどが入手できなくなり、代替エンジンの開発を急いでいる。また、同紛争による制裁や原油価格下落で2015年度国防予算が５パーセント削減を余儀無くされ、計画通りの調達開発は困難な模様。参考：月刊軍事研究8,’14、2,’11、1,’12、月刊世界の艦船9,’14、月刊航空ファン11,'15

＜ＧＰＶ−２０２５＞：2025年までの国家武器計画。2016年から総予算30兆ルーブルで開始する予定だったが、12兆ルーブルを主張する財務省と揉めて2018年に延期され、GPV-2027になった。参考：月刊軍事研究3,’16、月刊世界の艦船8,’17、9,’17、10,’17

＜ＧＰＶ−２０２７＞：2027年までの国家武器計画で、2018年1月24日にプーチン大統領が承認したような発表を行ったが、2月13日に大統領府報道官がまだ調整中と言ったり、2月26日に副首相が承認したと言ったりしていて、公式の承認発表はされていない。GPV-2025が予算で揉めて承認に時間がかかったもので、総額19兆ルーブル（準軍事組織は別予算で３兆ルーブルという説あり）になった。極超音速ミサイルを含む核抑止力の整備が最重点で、次に精密誘導兵器、第３がC4ISRらしい。ロボット兵器の開発やインフラ整備にも力を入れる。プリボイ級強襲揚陸艦２隻を調達し、677型潜水艦と並行してカリーナ型潜水艦を建造する予定。プロジェクト23000Eシュトルム型空母、プロジェクト21956リーデル型原子力駆逐艦、ハスキー級原潜の設計を開始するが、建造に入れるかは不明である。ロシア海軍向けVTOL機も開発するらしい。参考：月刊軍事研究4,’18、5,’18、3,’16、月刊世界の艦船8,’17、9,’17、10,’17

＜ＧＰＶ−ＤＮ７９４＞：自衛隊の無線装置。参考：月刊軍事研究9,’11

＜ＧＰＶ−ＤＮ８００＞：自衛隊の無線装置。東芝製。参考：月刊軍事研究7,’11

＜ＧＰＷトラック・シリーズ＞：アメリカ陸軍の４輪駆動1/4トントラック、通称ジープ。フォード社が量産した。参考：THE JEEP

＜ＧＰ＞：前量産型。全長3.251m、全幅1.537m、自重0.968トン。エンジンは４気筒ガソリン（45馬力）、トランスミッションは前進３速×２速トランスファー。3650両が生産され、殆どがレンドリースでイギリスなどに送られた。参考：THE JEEP、月刊グランドパワー3,’02

＜ＧＰＷ＞：量産型Truck Command REC Reconnaissance 1/4ton Ford GPW。シャシーはラダー・フレームの前後にリーフ・スプリング式リジッドアクスル・サスペンションを取り付けた構造で、乗り心地は悪いが、オフロードには最強の耐久性を発揮する。高トルクのエンジン、高低２速のトランスファー付きトランスミッション、４輪駆動機構により、堤防を横に走る、神社の階段を駆け上る、輸送機のサイドドアに渡した急傾斜のランプをよじ登って貨物室に乗り込むといった荒技が可能。フロントバンパーがボディ前面よりかなり前方に張り出している。ボディはGPの形状をベースとした極めて単純な箱型構造で、前部にエンジン室、中央に操縦室、後部に乗員室兼貨物室を置き、エンジン室のボンネット以外はオープントップで、ドアも付いておらず、転落防止のためチェーンやロープを取り付け、雨が降ったら幌を張る。ウインドシールドは前方に倒すことができ、ガラスフレームだけを上に開けることも可能。ワイパーは手動式。乗員室兼貨物室の中央後部に後部席と折り畳み式背当てがあり、その両側（後部タイヤハウジング後方）がツールロッカーになっている。車体後面にはスペアタイヤとジェリー缶１個を装着できる。タイヤは6.00-16-6P。前輪フェンダーはタイヤ上面と斜め後ろだけを覆っている。全長3.353m、全幅1.58m、全高1.32m（ウインドシールド前倒時）、最低地上高0.22m、自重1.103トン、全備重量1.46トン。エンジンは442型ゴー・デビル水冷直列４気筒サイド・バルブ式ガソリン（総排気量2199cc、出力54馬力／4000rpm、最大トルク14.5kgm／2000rpm）、トランスミッションは前進３速・後進１速×２速トランスファー、最大速度105km、燃料タンク容量56.8リットル、オクタン価68、燃料消費量118cc/km。バッテリーは6V。登坂能力60%・31度、最小回転半径5m（右）／5.15m（左）。ペイロード0.26トン（乗員含まず）。7.62mm機銃M1919A4、12.7mm機銃M2、105mm無反動砲M27を搭載可能。1/4トンまたは1/2トン・トレーラーを牽引できる。乗員４名（内規では３名まで）。1941年7月から生産され、第２次大戦中に277896両が完成した。参考：THE JEEP、歴史群像10,’08

＜ＧＰＷトラック・ファミリー＞

＜ＧＰＡ＞：アメリカ陸軍水陸両用トラックTruck 1/4ton ４×４　Amphibian Ford GPA、通称アンフィビアス・ジープ（水陸両用ジープ）または醜いアヒルの子（ダックことDUKW水陸両用車より一回り小さいので）。GPWの水陸両用型で、アメリカ陸軍参謀総長マーシャル元帥が要求し、車両メーカーのマーモン・ヘリントン社とヨット・舟艇メーカーのスパークマン＆スティファンズ社が開発、1942年に制式採用された。全長4.623m、全幅1.626m、全高1.753m、自重1.647トン。エンジンは442型ゴー・デビル水冷直列４気筒サイド・バルブ式ガソリン（総排気量2199cc、出力54馬力／4000rpm、最大トルク14.5kgm／2000rpm）、陸上最大速度97km（完全武装兵５名）、水上最大速力11km。12000両が生産されたが、性能がイマイチだったため大半がレンドリースでソ連に渡り、1944年春のドニエプル川渡河作戦に投入された。ソ連軍では好評だったようで、GAZ46としてコピー生産されている。参考：THE JEEP

＜ＧＰＷＳ＞：Ground Proximity Warning System（対地接近警報装置、地上接近警報装置）の略。操縦士の過誤により航空機が高度を失ったことに気付かず、そのまま地面に激突してしまうのを防ぐ装置である。電波高度計、気圧高度変化率、グライドスロープからの偏位量、降着装置の位置、フラップの位置といった入力情報に基づいてコンピュータが機体の状態を判断し、各モードの危険範囲に入っていれば音声警報を発する。Excessive sink rateでは、絶対高度2500フィート（762m）以下で降下率が設定値を超えた場合に”Sink rate”と警告する。Excessive terrain closure rateでは、絶対高度2500フィート（762m）以下で絶対高度の減少率が設定値を超えた場合に”Terrain”と警告する。Descent after take offでは、離陸後高度700フィート（213m）以下で降下率が設定値を超えた場合に警告する。Unsafe terrain clearanceでは、降着装置またはフラップが着陸位置に無いのに絶対高度1000フィート（305m）以下の設定値に降下した場合に”Don’t sink”と警告する。Excessive glide slope deviationでは、ILS進入着陸中に絶対高度1000フィート（305m）以下で設定値を超えるグライドスロープからの下方偏位があった場合に”Glide slope”と警告する。いずれでも更に危険な状態に陥ると、”Whoop! Whoop! Pull up!”の警告音声が発せられる。参考：航空用語事典増補改訂版

＜ＧＱＭ−１６３Ａ＞：アメリカ軍のシースキマー／ハイダイブ超音速標的、略称SSST（Supersonic Sea Skimming Target）、別名コヨーテ（Coyote）。ノースロップ・グラマン社製。自衛隊も派米訓練用に購入した。参考：月刊世界の艦船8,'21、月刊JWings10,’14、月刊軍事研究10,’14

＜Ｇｒ＞：Granate（てき弾、弾丸）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜Ｇｒ３８（７．５ｃｍ砲用）シリーズ＞：ドイツ陸軍の7.5cm戦車砲用成型炸薬弾で、1940年から量産された。参考：月刊丸7,’09別冊

　＜７．５ｃｍＧｒ３８＞：最初の量産型。ライナーは湯飲み型で、信管は先端にあり、弾頭底部の起爆薬までパイプ状の伝爆薬により繋がれている。参考：月刊丸7,’09別冊

　＜７．５ｃｍＧｒ３８Ｈｌ／Ａ＞：装甲貫徹力70mm（衝角30度）。参考：月刊丸7,’09別冊

　＜７．５ｃｍＧｒ３８Ｈｌ／Ｂ＞：ライナー形状を円錐型に変更したもの。装甲貫徹力75mm（衝角30度）。参考：月刊丸7,’09別冊

　＜７．５ｃｍＧｒ３８Ｈｌ／Ｃ＞：装甲貫徹力90mm（衝角30度）。参考：月刊丸7,’09別冊

＜Ｇｒ３８Ｈｌ（ＰａＫ３６（ｒ）用）＞：ドイツ陸軍のPaK36(r)用成型炸薬弾。参考：月刊丸7,’09別冊

＜Ｇｒ３８／９７Ｈｌ＞：ドイツ陸軍のPak97/38用成型炸薬弾。参考：月刊丸7,’09別冊

＜Ｇｒ３９ＨＬ＞：ドイツ陸軍のKwK36戦車砲用成型炸薬弾で、正式名称は8.8cmGr.Patr.39HlKwK36。装甲貫徹力90mm。参考：月刊丸7,’09別冊

＜Ｇｒ３９Ｈｌ／Ａ（ｓＦＨ１８用）＞：ドイツ陸軍の15cm榴弾砲sFH18用成型炸薬弾。参考：月刊丸7,’09別冊

＜ＧＲ−４２＞：ソ連軍の防御用手榴弾。円筒形で、重量436g、炸薬量118g。有効半径20m。参考：コンバット・バイブル２

＜ＧＲＡ−５０−Ｊ＞：自衛隊の整流装置。守谷商会が受注している。参考：月刊軍事研究4,’17

＜ＧＲＡ−３４０＞：自衛隊の整流装置。本多電機製。参考：月刊軍事研究11,’09

＜ＧＲＡ−３４１＞：自衛隊の発動発電機または整流装置。山洋電気または三社電機製作所製。参考：月刊軍事研究7,’07、1,’15、2,’16

＜ＧＲＡ−３４２＞：自衛隊の整流装置。日新電装または三社電機製作所製。参考：月刊軍事研究10,’13、1,’15

＜ＧＲＡ−３４３＞：自衛隊の整流装置。日新電装製。参考：月刊軍事研究10,’13

＜ＧＲＡ−３４４＞：自衛隊の整流装置。日新電装または三社電機製作所製。参考：月刊軍事研究10,’13、1,’15

＜ＧＲＡ−３４５＞：自衛隊の整流装置。三社電機製作所または日新電装製。参考：月刊軍事研究1,’15、2,’16

＜ＧＲＡ−３４６＞：自衛隊の整流装置。日新電装製。参考：月刊軍事研究1,’15

＜ＧＲＡＶＥＳ＞：グラーヴ（宇宙監視レーダー）を参照。

＜ＧＲＢ−３６Ｄ＞：B-36爆撃機ファミリーを参照。

＜ＧＲＢ−３６Ｄ−�V＞：B-36爆撃機ファミリーを参照。

＜Ｇｒ．Ｂ３９＞：ドイツ軍のてき弾発射機で、グラナートブクセ39の略。PzB39の銃身を372mmほど切り落としてシーズベッヒャーてき弾発射機を取り付けたものである。重量も10.44kgと5kg以上軽量化された。有効射程125m（停止目標）／75m（移動目標）。1942-43年に28000丁が改造され、１個歩兵中隊あたり３丁が配備されたが、性能がKar98小銃に付けた場合と同じなので、あまり持ち歩く意味が無かった。参考：月刊戦車マガジン2,’81、第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜ＧＲＤ−１９９＞：自衛隊の録音装置。日本無線製。参考：月刊軍事研究8,’08

＜ＧＲＤ−５１４＞：自衛隊のディジタルシグナルレコーダ。日本電計製。参考：月刊軍事研究2,’16

＜ＧＲＤ−６１５＞：自衛隊の録音装置。ティアックまたはあきら製。参考：月刊軍事研究10,’11、6,’15

＜ＧＲＤ−６１５−Ｄ＞：自衛隊の録音装置。あきら製。参考：月刊軍事研究6,’18

＜ＧＲＦ４０＞：リップルエフェクト社が開発したXRGL40用全天候照準器。レーザー測距器、環境センサーを装備しており、40mm×51弾のみならず40mm×46弾にも適合する。参考：月刊軍事研究1,’09

＜Ｇｒｇ　ｍ／４８＞：カールグスタフM1（無反動砲）を参照。

＜Ｇｒｇ　ｍ／８４＞：カールグスタフM3（無反動砲）を参照。

＜ＧＲＨ−２１８−Ｂ＞：自衛隊の受信機。セキテクノトロン製。参考：月刊軍事研究11,’11

＜ＧＲＨ−２２１−Ｂ＞：自衛隊の受信機。アンリツネットワークス製。参考：月刊軍事研究6,’07

＜ＧＲＨ−２２６＞：自衛隊の受信機。日本無線製。参考：月刊軍事研究11,’07

＜ＧＲＨ−２２６−Ｂ＞：自衛隊の受信機。日本無線製。参考：月刊軍事研究11,’11

＜ＧＲＨ−２２８＞：自衛隊の受信装置。日本無線製。参考：月刊軍事研究7,’14

＜ＧＲＬ０１＞：スーダンがIDEX2013で模型を展示した122mmロケット弾８連装ランチャー、別名タカ-2。重量920kg。参考：月刊軍事研究6,’13

＜ＧＲＬ０２＞：スーダンがIDEX2013で展示した122mmロケット弾単装ランチャー、別名タカ-3。個人で携行でき、三脚上に円筒形ランチャーを設置して発射する。重量70kg。射程5-20km。参考：月刊軍事研究6,’13

＜ＧＲＭＯ−１５２＞：自衛隊のパルス個人実習装置。解析装置部、回路部は東京電波製。参考：月刊軍事研究6,’17、7,’17

＜ＧＲＭＯ−１５５＞：自衛隊の無線個人実習装置。ユニット部は東京電波製。参考：月刊軍事研究8,’12

＜ＧＲＭＯ−１５７＞：自衛隊の技術回路実習装置。東芝電波プロダクツ製。参考：月刊軍事研究4,’14

＜ＧＲＰ＞：ガラス繊維強化樹脂（Glass-fiber Reinforced Plastic）の略。FRPの１つで、グラスファイバーとレジンの複合材として1938年にアメリカで誕生し、1940年から量産され、第２次大戦では燃料タンク、増槽、レドームの素材として使用された。グラスファイバーの含有率や種類により様々な強度や性質を持ち、通常はグラスファイバーを布状にしてレジンで固めるが、繊維を織らずにマット状にすれば強度は低いが安価で生産が楽になり、長いグラスファイバーを巻き付けるフィラメント・ワインディングを用いれば高圧ボトルや打ち上げロケットにも使える強度を誇る。非磁性なので、機体外板として使用する際には落雷対策の導電コーティングを施す。磁気機雷に反応しないので掃海艇などの材料としても使用されており、海自では木造船に比べて静粛性や強度に劣るとして採用していなかったが、えのしま級掃海艇でいきなり世界最大級のGRP船を造った。雨で浸食されやすいため、合成ゴム塗料を塗って保護する。金属より弾性係数が低く、剛性が小さい。比重1.8、引っ張り強さは１平方ミリメートル当たり20-30kg、弾性係数は１平方ミリメートル当たり2000kg。参考：海上自衛隊全艦艇史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊軍事研究10,’07、航空用語事典増補改訂版、MAMOR vol.91

＜ｇｒ　Ｐｚ　Ｂｅｆ　Ｗｇ＞：Grosse Panzer Befehlswagen（大型装甲指揮車）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜ＧＲＱ−４７＞：自衛隊の情報システム。住友商事が受注している。参考：月刊軍事研究2,’11

＜ＧＲＱ−４７−Ｂ（空中線部）＞：自衛隊の情報システム。住友商事が受注している。参考：月刊軍事研究1,’15

＜ＧＲＱ−４７−Ｂ（処理部）＞：自衛隊の機器。住友商事が受注している。参考：月刊軍事研究8,’13

＜ＧＲＱ−５８＞：自衛隊の信号記録・監視装置。アジレント・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究11,’08

＜ＧＲＱ−５８−Ｂ＞：自衛隊の信号記録・監視装置。キーサイト・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究5,’17

＜ＧＲＱ−５８−Ｃ＞：自衛隊の信号記録・監視装置。キーサイト・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究1,’19

＜ＧＲＱ−５９＞：自衛隊の収集システム。住友商事が受注している。参考：月刊軍事研究8,’13

＜ＧＲＱ−６０＞：自衛隊の情報システム。日本電気製。参考：月刊軍事研究10,’12

＜ＧＲＱ−６０−Ｂ＞：自衛隊の情報システム。日本電気製。参考：月刊軍事研究6,’11

＜ＧＲＱ−６１＞：自衛隊の解析用付加装置。参考：月刊軍事研究6,’11

＜ＧＲＱ−６２＞：自衛隊の情報システム。住友商事が受注している。参考：月刊軍事研究8,’16

＜ＧＲＲ−２４＞：自衛隊の受信分配機。日本無線製。参考：月刊軍事研究8,’07

＜ＧＲＲ−２４−Ｂ＞：自衛隊の受信分配器。日本無線製。参考：月刊軍事研究9,’11

＜ＧＲＲ−２５＞：自衛隊の受信分配機。日本無線製。参考：月刊軍事研究8,’07

＜ＧＲＲ−２５−Ｂ＞：自衛隊の受信分配器。日本無線製。参考：月刊軍事研究10,’14

＜ＧＲＲ−２６＞：自衛隊の受信分配機。日本無線製。参考：月刊軍事研究5,’09

＜ＧＲＲ−２７−Ｂ＞：自衛隊の空中線切換装置。日本無線製。参考：月刊軍事研究9,’11

＜ＧＲＴ−１８−Ｃ＞：自衛隊の飛行場統制用無線機。バーテックススタンダードまたはあきら製。参考：月刊軍事研究9,’13、8,’15

＜ＧＲＴ−１９−Ｃ＞：自衛隊の飛行場統制用無線機。バーテックススタンダードまたはあきら製。参考：月刊軍事研究2,’12、8,’15

＜ＧＲＴ−２０−Ｃ＞：自衛隊の飛行場統制用無線機。バーテックススタンダードまたはあきら製。参考：月刊軍事研究1,’11、7,’15

＜ＧＲＴ−２６＞：自衛隊の無線機。モトローラまたはモトローラ・ソリューションズ製。参考：月刊軍事研究5,’09、10,’15

＜ＧＲＴ−３０−Ｂ＞：自衛隊の無線機。アイコム製。参考：月刊軍事研究8,’10

＜ＧＲＴ−３５＞：自衛隊の無線機。モトローラ・ソリューションズ機器製。参考：月刊軍事研究5,’17

＜ＧＲＵ＞：ロシア軍参謀本部情報総局（Glavnoye Razvedyvatelnoe Upravleniye）の略。ソ連軍統合参謀本部情報局（第四局と通称される）の後身である。参考：月刊軍事研究7,’09

＜ＧＲＶ−６＞：自衛隊の受信機。アンリツネットワークス製。参考：月刊軍事研究8,’09

＜ＧｒＷ＞：Granatwerfer（迫撃砲）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜ＧｒＷ３４＞：ドイツ軍の中隊支援用8cm中迫撃砲で、ラインメタル社が開発した。RA35ダイヤル式照準器を砲身左に装着して精密射撃が可能。実口径81.4mm、砲身長1143mm、全備重量64kg。実用発射速度毎分10-12発。砲身命数16000-20000発。使用弾は榴弾（重量3.5kg、最小射程60m、最大射程2400m）、バウンシング・ボム弾（地面に落ちた後数メートル跳ね上がって爆発する）、発煙弾、照明弾、目標指示弾など。要員は３名で、それぞれ砲身、脚、砲弾24発入りケースを運搬する。１門あたりの値段は810RM。1939-45年に61629門が生産された。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3、月刊PANZER6,’06、手榴弾・迫撃砲

＜ＧｒＷ３６＞：ドイツ陸軍の歩兵小隊用5cm迫撃砲。重量14kg。弾薬重量454g、射程500m。参考：手榴弾・迫撃砲

＜ＧｒＷ４２＞：120PM38海外シリーズ（重迫撃砲）を参照。

＜ＧｒＷ２５５（ｆ）＞：M1935海外シリーズ（重迫撃砲）を参照。

＜ＧｒＷ２７８（ｆ）＞：ドイツ軍迫撃砲。フランス製81mm迫撃砲27/31を鹵獲したものである。使用弾は軽弾（重量3.25kg）または重弾（重量6.5kg）で、最大射程2850m（軽弾）／1200m（重弾）。8000門以上が使用された。また、ソミュア製ハーフトラックの後部兵員室に10門２列で計20門搭載した自走迫撃砲も製作（現地改造？）されている。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜ＧｒＷ３７８（ｒ）＞：120PM38海外シリーズ（重迫撃砲）を参照。

＜Ｇ−ＲＸ−１＞：80式魚雷を参照。

＜ＧＲＸ−２＞：89式魚雷を参照。

＜Ｇ−ＲＸ３＞：海上自衛隊試作短魚雷。73式魚雷の後継として開発されたが、Mk46短魚雷のライセンス生産が可能となったため、開発中止になった。参考：月刊世界の艦船7,’21

＜Ｇ−ＲＸ４＞：97式魚雷を参照。

＜Ｇ−ＲＸ５＞：12式魚雷を参照。

＜Ｇ−ＲＸ６＞：自衛隊が2004年度から開発した潜水艦用533mm長魚雷。主機に水素と酸素を燃焼させて生じる水蒸気を使用するタービン機関を搭載し、音響画像シーカー（アクティブ音響により海中を扇状にスキャンして目標の音響信号を画像化する）により囮と真目標を識別、アクティブ磁気近接起爆装置（海中に磁場を放射し、その乱れを探知して適切な距離で作動する）により炸裂する。光ファイバー有線誘導ケーブルを介した双方向データリンク能力も持たせる。2012年度から技本と三菱重工で誘導制御部と試験装置などの試作に入っており、2017年度に開発を完了する予定。制式名は18式魚雷になる。参考：月刊軍事研究4,’11、10,’16、月刊世界の艦船8,’12、5,’13、7,’19

＜ＧＳ＞：全般支援（陸自）を参照。

＜ＧＳ＞：トヨタが試作した鉄道車両。GT型試作鉄道牽引車を路上でも走れるようにしたものである。鉄道連隊でテスト中に脱線したため採用されなかった。参考：工兵入門

＜ＧＳ−７＞：ロシア海軍アルピニスト型情報収集艦。1999年8月20日、沖縄東方50kmを航行するのを第５航空群P-3Cが確認した。参考：月刊世界の艦船3,’00

＜ＧＳ−１３＞：対車両用レーダー、NATOコードはLong Eye。アゼルバイジャン陸軍やベラルーシ陸軍が配備している。参考：THE MILITARY BALANCE 2016

＜ＧＳ−４７＞：ロシア海軍フィニク級測量艦。2012年7月1日0600-1800、スラヴァ級ミサイル巡洋艦ワリヤーグ、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦ビストリイ、ウダロイ�T級ミサイル駆逐艦マーシャル・シャポシニコフ、同アドミラル・トリブツ、同アドミラル・ヴィノグラードフ、グリシャ�X型警備艦メテル、同ウスト・イムリスク、同コレーツ、ロプーチャ�T型揚陸艦BDK-98、同オスラビア、ロプーチャ�U型揚陸艦ペレスウェート、アリゲーター�W型揚陸艦ニコライ・ヴィルコフ、ナヌチュカ�V型ミサイル艇イネイ、同ラズリーフ、タランタル�V型ミサイル艇R-14、同R-18、同R-19、フィニク級測量艦GS-84、同GS-296、同GS-404、ビヤ級測量艦GS-200、カメンカ級測量艦GS-211、モマ級測量艦アンタークティダ、ユグ級海洋観測艦ヴィーツェ・アドミラル・ヴォロンツォフ、カシタン級設標艦KIL-168と共に、宗谷岬の西160kmを東に航行するのを第２航空群P-3Cが確認した。参考：月刊世界の艦船9,’12

＜ＧＳ−８４＞：ロシア海軍フィニク級測量艦。2012年7月1日0600-1800スラヴァ級ミサイル巡洋艦ワリヤーグ、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦ビストリイ、ウダロイ�T級ミサイル駆逐艦マーシャル・シャポシニコフ、同アドミラル・トリブツ、同アドミラル・ヴィノグラードフ、グリシャ�X型警備艦メテル、同ウスト・イムリスク、同コレーツ、ロプーチャ�T型揚陸艦BDK-98、同オスラビア、ロプーチャ�U型揚陸艦ペレスウェート、アリゲーター�W型揚陸艦ニコライ・ヴィルコフ、ナヌチュカ�V型ミサイル艇イネイ、同ラズリーフ、タランタル�V型ミサイル艇R-14、同R-18、同R-19、フィニク級測量艦GS-47、同GS-296、同GS-404、ビヤ級測量艦GS-200、カメンカ級測量艦GS-211、モマ級測量艦アンタークティダ、ユグ級海洋観測艦ヴィーツェ・アドミラル・ヴォロンツォフ、カシタン級設標艦KIL-168と共に、宗谷岬の西160kmを東に航行するのを第２航空群P-3Cが確認した。7月8日、スラヴァ級ミサイル巡洋艦ワリヤーグ、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦ビストリイ、ウダロイ�T級ミサイル駆逐艦マーシャル・シャポシニコフ、同アドミラル・ヴィノグラードフ、グリシャ�X型警備艦メテル、同ウスト・イムリスク、同コレーツ、改アルタイ級補給艦イリム、モマ級測量艦アンタークティダ、ユグ級海洋観測艦ヴィーツェ・アドミラル・ヴォロンツォフ、ゴーリン級航洋曳船SB-522と共に宗谷岬の北東60kmを西に航行するのを第２航空群P-3Cが確認した。参考：月刊世界の艦船10,’12

＜ＧＳ−２００＞：ロシア海軍ビヤ級測量艦。2012年7月1日0600-1800、スラヴァ級ミサイル巡洋艦ワリヤーグ、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦ビストリイ、ウダロイ�T級ミサイル駆逐艦マーシャル・シャポシニコフ、同アドミラル・トリブツ、同アドミラル・ヴィノグラードフ、グリシャ�X型警備艦メテル、同ウスト・イムリスク、同コレーツ、ロプーチャ�T型揚陸艦BDK-98、同オスラビア、ロプーチャ�U型揚陸艦ペレスウェート、アリゲーター�W型揚陸艦ニコライ・ヴィルコフ、ナヌチュカ�V型ミサイル艇イネイ、同ラズリーフ、タランタル�V型ミサイル艇R-14、同R-18、同R-19、フィニク級測量艦GS-47、同GS-84、同GS-296、同GS-404、カメンカ級測量艦GS-211、モマ級測量艦アンタークティダ、ユグ級海洋観測艦ヴィーツェ・アドミラル・ヴォロンツォフ、カシタン級設標艦KIL-168と共に、宗谷岬の西160kmを東に航行するのを第２航空群P-3Cが確認した。参考：月刊世界の艦船9,’12

＜ＧＳ−２１１＞：ロシア海軍カメンカ級測量艦。7月1日0600-1800、スラヴァ級ミサイル巡洋艦ワリヤーグ、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦ビストリイ、ウダロイ�T級ミサイル駆逐艦マーシャル・シャポシニコフ、同アドミラル・トリブツ、同アドミラル・ヴィノグラードフ、グリシャ�X型警備艦メテル、同ウスト・イムリスク、同コレーツ、ロプーチャ�T型揚陸艦BDK-98、同オスラビア、ロプーチャ�U型揚陸艦ペレスウェート、アリゲーター�W型揚陸艦ニコライ・ヴィルコフ、ナヌチュカ�V型ミサイル艇イネイ、同ラズリーフ、タランタル�V型ミサイル艇R-14、同R-18、同R-19、フィニク級測量艦GS-47、同GS-84、同GS-296、同GS-404、ビヤ級測量艦GS-200、モマ級測量艦アンタークティダ、ユグ級海洋観測艦ヴィーツェ・アドミラル・ヴォロンツォフ、カシタン級設標艦KIL-168と共に、宗谷岬の西160kmを東に航行するのを第２航空群P-3Cが確認した。参考：月刊世界の艦船9,’12

＜ＧＳ−２９６＞：ロシア海軍フィニク級測量艦。2012年7月1日0600-1800、スラヴァ級ミサイル巡洋艦ワリヤーグ、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦ビストリイ、ウダロイ�T級ミサイル駆逐艦マーシャル・シャポシニコフ、同アドミラル・トリブツ、同アドミラル・ヴィノグラードフ、グリシャ�X型警備艦メテル、同ウスト・イムリスク、同コレーツ、ロプーチャ�T型揚陸艦BDK-98、同オスラビア、ロプーチャ�U型揚陸艦ペレスウェート、アリゲーター�W型揚陸艦ニコライ・ヴィルコフ、ナヌチュカ�V型ミサイル艇イネイ、同ラズリーフ、タランタル�V型ミサイル艇R-14、同R-18、同R-19、フィニク級測量艦GS-47、同GS-84、同GS-404、ビヤ級測量艦GS-200、カメンカ級測量艦GS-211、モマ級測量艦アンタークティダ、ユグ級海洋観測艦ヴィーツェ・アドミラル・ヴォロンツォフ、カシタン級設標艦KIL-168と共に、宗谷岬の西160kmを東に航行するのを第２航空群P-3Cが確認した。7月7日、宗谷岬の北東30kmを西に航行するのを第２航空群P-3Cが確認した。参考：月刊世界の艦船9,’12

＜ＧＳ−３７２＞：ソ連海軍の水上艦用アクティブ・ソナーで、捜索・攻撃用ハルソナーである。使用周波数は中周波。キンダ型に搭載された。参考：艦載兵器ハンドブック改訂第２版

＜ＧＳ−３９７＞：ロシア海軍フィニク級測量艦。2013年7月13-14日、スラヴァ級ミサイル巡洋艦ワリャーグ、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦ビストルイ、ウダロイ�T級ミサイル駆逐艦マーシャル・シャポシニコフ、同アドミラル・ヴィノグラードフ、グリシャ�X型警備艦ウスト・イリムスク、同メテル、同ステリャーク、タランタル�U型ミサイル艇R-79、タランタル�V型ミサイル艇R-11、同R-14、同R-18、同R-19、同R-20、ソーニャ型掃海艇BT-256、同艇番号553、ロプーチャ�T型揚陸艦オスラビア、アリゲーター�W型揚陸艦ニコライ・ヴィルコフ、ドゥブナ級補給艦イルクート、ユグ型海洋観測艦ヴィーツェ・アドミラル・ヴォロンツォフ、オビ型病院船イルティシュ、ゴーリン型航洋曳船SB-522、ソルム型航洋曳船MB-99、中国海軍051C型ミサイル駆逐艦116石家荘、同115瀋陽、054A級フリゲート538煙台、同546塩城、福清型補給艦881洪澤湖と共に宗谷海峡を東に航行するのを、第２航空群P-3Cが確認した。その後ロシア艦のみでオホーツク海に於いて軍事演習を行い、7月19-20日に宗谷海峡を西に進んでいる。8月12日、グリシャ�X型警備艦ソヴェツカヤ・ガバニ、同ステリャーク、同ウスト・イリムスク、タランタル�V型ミサイル艇R-11、同R-14、同R-18、ソーニャ型掃海艇BT-256、同艇番号553、ボリス・チリキン級補給艦ボリス・ブトマと共に、宗谷岬の西南西250kmを北東に航行するのを、第２航空群P-3Cが確認した。その後宗谷海峡を東に進んでいる。参考：月刊世界の艦船10,’13、11,’13

＜ＧＳ−４０４＞：ロシア海軍フィニク級測量艦。2012年7月1日0600-1800、スラヴァ級ミサイル巡洋艦ワリヤーグ、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦ビストリイ、ウダロイ�T級ミサイル駆逐艦マーシャル・シャポシニコフ、同アドミラル・トリブツ、同アドミラル・ヴィノグラードフ、グリシャ�X型警備艦メテル、同ウスト・イムリスク、同コレーツ、ロプーチャ�T型揚陸艦BDK-98、同オスラビア、ロプーチャ�U型揚陸艦ペレスウェート、アリゲーター�W型揚陸艦ニコライ・ヴィルコフ、ナヌチュカ�V型ミサイル艇イネイ、同ラズリーフ、タランタル�V型ミサイル艇R-14、同R-18、同R-19、フィニク級測量艦GS-47、同GS-84、同GS-296、ビヤ級測量艦GS-200、カメンカ級測量艦GS-211、モマ級測量艦アンタークティダ、ユグ級海洋観測艦ヴィーツェ・アドミラル・ヴォロンツォフ、カシタン級設標艦KIL-168と共に、宗谷岬の西160kmを東に航行するのを第２航空群P-3Cが確認した。参考：月刊世界の艦船9,’12

＜ＧＳＡ７＞：イギリス海軍の艦載射撃指揮装置Gun System Automation 7、別名シー・アーチャー１（Sea Archer 1）。参考：月刊世界の艦船3,’22

＜ＧＳＡ８＞：イギリス海軍の艦載射撃指揮装置Gun System Automation 8、別名シー・アーチャー30（Sea Archer 30）。電子光学センサー（可視光・赤外線撮像装置）とレーザー測距器を組み合わせた汎用電子光学方位盤GPEOD（General Purpose Electro Optical Director）を使用する。参考：月刊世界の艦船3,’22

＜ＧＳＡ−８Ｂ＞：イギリス海軍の電子光学方位盤。シーアーチャー30艦載射撃指揮装置の構成要素で、艦砲の管制に使用される。球形をしており、中波赤外線撮像装置（使用波長3-5ミクロン）とレーザー測距器（使用波長1.06ミクロン）を内蔵している。目標自動追尾が可能。有効距離20km。参考：月刊軍事研究10,’10、12,’15

＜ＧＳＡ９＞：イギリス海軍の艦載射撃指揮装置Gun System Automation 9。シリーズ2500電子光学方位盤を使用する。45型駆逐艦に主砲及び30mm機関砲管制用として搭載された。参考：月刊世界の艦船3,’22

＜ＧＳＢ２＞：ブレヌス・モデルF1（爆発反応装甲）を参照。

＜ＧＳＢ−Ｄ＞：自衛隊の構内電子交換装置。日立製作所製。参考：月刊軍事研究10,’07

＜ＧＳＢ−Ｄ５＞：自衛隊の構内電子交換装置。沖電気工業製。参考：月刊軍事研究1,’08

＜ＧＳＢ−Ｄ８＞：自衛隊の構内電子交換装置。日立製作所製。参考：月刊軍事研究12,’07

＜ＧＳＢ−Ｄ８０＞：自衛隊の構内電子交換装置。日本電気または日立製作所または沖電気工業製。参考：月刊軍事研究11,’10、5,’12、1,’13

＜ＧＳＢ−Ｄ８０−６７＞：自衛隊の構内電子交換装置。富士通製。参考：月刊軍事研究12,’13

＜ＧＳＢ−ＩＰ１００＞：自衛隊の構内電子交換装置。日立製作所製。参考：月刊軍事研究12,’13

＜ＧＳＣ−３０＞：自衛隊の秘匿装置。光電製作所製。参考：月刊軍事研究4,’10

＜ＧＳＣＲ−５５６＞：自衛隊の電波測定処理装置。光電製作所製。参考：月刊軍事研究2,’08

＜ＧＳＣＲ−５５６−Ｂ＞：自衛隊の電波測定処理装置。光電製作所製。参考：月刊軍事研究10,’17

＜ＧＳＣＲ−５５６用遠隔監視装置＞：自衛隊の機器。光電製作所製。参考：月刊軍事研究4,’15

＜ＧＳＣＲ−５５６用連接付加装置＞：自衛隊の機器。光電製作所製。参考：月刊軍事研究4,’16

＜ＧＳＥ＞：アメリカ陸軍が開発中の状況認識システムで、Ground Soldier Enasenbleの略。ヘルメット装着型ディスプレイ、位置確認システム、航法システム、通信装置、コンピュータなどから構成され、重量は3.3kg以下。音声通信のみで戦闘情報を交換するしかない軽歩兵に、車両でディスプレイを見たり、高性能通信装置で情報を提供したりすることが可能な機械化部隊並みの情報授受能力を付与するもので、装備した兵士の位置をマップディスプレイ上に表示させることもできる。ジェネラル・ダイナミクスC4システムズ、レイセオン、ロッキード・コリンズが試作中。参考：月刊軍事研究10,’09

＜ＧＳＥ−９３＞：自衛隊の識別処理装置。ネットコムセック製。参考：月刊軍事研究10,’12

＜ＧＳＥ−９３−Ｂ＞：自衛隊の識別処理装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究11,’17

＜ＧＳＥ−１１９＞：自衛隊の電磁遮断監視装置。三菱電機製。参考：月刊軍事研究2,’09

＜ＧＳＦ−４６＞：MAN社が開発したＵボート�ZＡ型用ディーゼルエンジン。出力1050馬力。参考：Ｕボート入門

＜ＧＳＧ９＞：連邦国境警備隊第９対テロ部隊の略。西ドイツが1972年に国境警備隊を連邦国境守備隊に改編した際、対テロ・防諜・洋上警備を主任務とする特別任務国境守備隊を新編したが、この部隊の中から更に選抜されて編成された対テロ部隊である。1972年9月のミュンヘンオリンピック選手村襲撃事件を受けて隊員118名で設立された。対テロ任務の他、公館の警備、要人警護などを実施する。1977年10月、パレスチナゲリラによるルフトハンザ航空機乗っ取り事件で、スタングレネード、狙撃銃、短機関銃などを使用して僅か10分で乗客の解放に成功し、世界中にその名を轟かせた。1990年代前半には隊員220名、最小チームは５名で、４個強襲部隊から構成されていた。危険手当は月額13000円。2009年5月、ソマリア沖で海賊に襲撃されたハンザ・スタヴァンゲル乗員の救出作戦を行った。参考：兵器最先端５、月刊丸10,’93、月刊世界の艦船12,’20

＜ＧＳＧ−１５８＞：自衛隊の信号発生器。菊水電子工業製。参考：月刊軍事研究8,’08

＜ＧＳＧ−１６２＞：自衛隊の信号発生器。ローデ・シュワルツ・ジャパンまたはアジレント・テクノロジーまたはキーサイト・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究4,’13、9,’15、5,’18

＜ＧＳＧ−１６４＞：自衛隊のスペクトラム信号発生器。アジレント・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究11,’08

＜ＧＳＧ−１６５−Ｃ＞：自衛隊の標準信号発生器。日本電計製。参考：月刊軍事研究12,’09

＜ＧＳＧ−１６７−Ｄ＞：自衛隊の信号発生器。アジレント・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究10,’11

＜ＧＳＧ−１６７−Ｅ＞：自衛隊の信号発生器。アジレント・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究2,’16

＜ＧＳＧ−１６８＞：自衛隊の信号作成・再生装置。アジレント・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究2,’09

＜ＧＳＧ−１７２＞：自衛隊のベクトル信号発生器。アジレント・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究3,’14

＜ＧＳＧ−１７２−Ｂ＞：自衛隊のベクトル信号発生器。キーサイト・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究1,’19

＜ＧＳＧ−１７３＞：自衛隊の信号発生器。アジレント・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究2,’13

＜ＧＳＧ−１７６＞：自衛隊のパルス発生器。キーサイト・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究1,’19

＜ＧＳＧ−１７８＞：自衛隊のベクトル信号発生器。キーサイト・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究10,’17

＜Ｇ／ＳＧ−Ｑ４５−Ｂ＞：自衛隊の標準信号発生器。アンリツ製。参考：月刊軍事研究1,’10

＜Ｇ／ＳＧ−Ｑ５０−Ｂ＞：自衛隊の標準信号発生器。アンリツ製。参考：月刊軍事研究11,’09

＜ＧＳｈ＞：ロシア語で機関砲（Gryazev & Shipoonov）の略。参考：月刊JWings5,’12

＜ＧＳｈ−２−３０＞：AO-17（機関砲）を参照。

＜ＧＳｈ−６−３０＞：9A621（ガトリング砲）を参照。

＜ＧＳｈ−２３＞：ソ連軍の２砲身23mm機関砲。作動は反動利用式で、左右交互に発射するガスト方式を採用し、発射速度毎分3000-3400発を誇る。重量50.5kg。砲口初速毎秒715m。AM-23通常弾（弾丸重量0.45ポンド・204g）だけでなく、グラスファイバー・チャフ弾とフレア弾の発射も可能である。参考：世界の傑作機No.113、軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究3,’99、7,’95、月刊JWings12,’22

＜ＧＳｈ−２３海外シリーズ＞

　＜ガシャ＞：インド軍２砲身23mm機関砲。国産化したもので、性能などはオリジナルとほぼ同様である。全長1.537m、重量50.5kg。発射速度毎分3000-3400発。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＧＳｈ−２３−６＞：ソ連軍の６砲身23mmガトリング砲。砲口初速毎秒700m、発射速度毎分8000-10000発。参考：月刊航空情報11,’09、軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＧＳｈ−２３−２３−２＞：SPPU-22（ガンポッド）またはUPK-23-250（ガンポッド）を参照。

＜ＧＳｈ−３０＞：ソ連軍のヘリコプター搭載30mm機関砲。弾量0.90ポンド（408g）。初速毎秒2520フィート（768m）、発射速度毎分3000発。参考：月刊軍事研究7,’95

＜ＧＳｈ−３０−１＞：GSh-301（機関砲）を参照。

＜ＧＳｈ−３０／�U＞：ソ連軍の航空機用30mm機関砲。ガスト方式で、砲身２本から交互に発射する。重量112kg。作動は反動利用式、最大発射速度毎分3000発。参考：月刊JWings10,’20、12,’22

＜ＧＳｈ−３０１シリーズ＞：ソ連軍の航空機用30mm機関砲で、GShは設計者のGryazev Shipunovの略。参考：月刊軍事研究9,’08

＜ＧＳｈ−３０１＞：GSh-30-1ともいう。1977年から開発され、1980年に9A-4071Kの名称で制式化された。作動は反動利用式で、小型軽量に纏めてあるが、不発弾の強制排出ができないので、ジャミングを起こすと飛行中は復帰できなくなる。砲全長1.978m、砲身長1.5m、重量46kg。砲口初速毎秒900m、発射速度毎分1500-1800発。砲身寿命2000発。MiG-29シリーズの左ストレーキ、Su-27シリーズの右ストレーキに搭載されている。参考：月刊軍事研究9,’08、12,’17、軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊JWings8,’19

＜９Ａ１−４０７１Ｋ＞：小改良型で、使用弾に耐熱プラスチック製弾帯を巻いている。発射速度毎分1500発。T-50/Su-57の右ストレーキに搭載される予定。参考：月刊航空情報3,’18

＜ＧＳｈＧ＞：ソ連軍の４銃身7.62mmガトリング砲で、Ka-29に搭載されている。発射速度毎分6000発。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＧＳＭ−１７−Ｄ＞：陸上自衛隊の対空射撃訓練装置。日本無線製。参考：月刊軍事研究3,’07

＜ＧＳＭ−１７−Ｅ＞：自衛隊の対空射撃訓練装置。日本無線製。参考：月刊軍事研究12,’08

＜ＧＳＭ−１７−Ｆ＞：自衛隊の対空射撃訓練装置。日本無線製。参考：月刊軍事研究4,’10

＜ＧＳＭ−２１＞：自衛隊の無人偵察機システム操作訓練装置。富士重工製。参考：月刊軍事研究11,’13

＜ＧＳＭ−２２＞：自衛隊の統合火力誘導シミュレータ。キャドセンター製。参考：月刊軍事研究4,’18

＜ＧＳ　Ｍｋ．�Y＞：イギリス軍のケブラー製ヘルメットで、アメリカ軍のPASGTとほぼ同じ時期に開発された。耳の上には張り出しがあり、無線機を付けたまま被ることができる。重量1.5kg。空挺部隊用などとして、より強度が高いものも用意されているらしい。参考：歴史群像10,’06

＜ＧＳＯＫＢ−４７３＞：アントノフ設計局を参照。

＜ＧＳＯＭＩＡ＞：軍事情報包括保護協定を参照。

＜ＧＳＰ＞：PT-S（フェリー）を参照。

＜ＧＳＰ−１６＞：自衛隊の共用分配架。東芝製。参考：月刊軍事研究12,’07

＜ＧＳＲＳ計画＞：MLRSシリーズ（ロケットシステム）を参照。

＜ＧＳＳＡＰ＞：アメリカ空軍宇宙監視ネットワークを構成する静止軌道監視衛星で、Geosynchronous Space Situational Awareness Program（地球同期宇宙状況認識プログラム）の略。電子光学センサーを搭載しており、高度35900kmに打ち上げられ、軌道変更ロケットで静止軌道の上下を南北に行き来し、静止軌道上の他国衛星や宇宙デブリなど、自国衛星に脅威となる物体を監視する。重量650-700kg。２基１組で運用される。初号機USA-253と２号機USA-254は2014年7月29日（28日？）にデルタ4Mプラスで打ち上げられ、高度36000kmの静止軌道に投入された。2015年9月末にIOCを達成している。2016年8月22日、３・４号機がデルタ�Wロケットで打ち上げられ、2017年9月から運用された。参考：月刊軍事研究2,'19、10,’14

＜ＧＳＴ＞：PBY飛行艇（ソ連）を参照。

＜ＧＳＴＦ＞：Global Strike Task Force（汎地球打撃機動部隊）の略。2001年にアメリカ空軍航空戦闘コマンド司令官が発表したステルス機部隊で、打撃戦力はF-22戦闘機48機とB-2爆撃機４機からなる。まず爆装したF-22戦闘機が敵地に侵入、防空システムと敵戦闘機を制圧してコリドーを確保し、B-2爆撃機が重要戦略目標を爆撃する。F-22戦闘機はAIM-9及びAIM-120を２発ずつとGBU-39/Bを８発、B-2爆撃機はGBU-39/Bなら216発、GBU-28C/Bなら８発、GBU-31/Bなら16発を搭載できるので、計算上、デザート・ストーム作戦初日に多国籍軍が1223ソーティで破壊した203目標を全て破壊しておつりが来ることになる。これに予備・支援戦力として爆撃機２機、空中給油機12機、RQ-4偵察機３機を加え、グアムをホームベースとして汎地球作戦に投入する。最も脆弱となるのは空中給油機のため、ABLによる護衛も考えられている。参考：月刊軍事研究6,’07

＜ＧＳＸ＞：ジェル化スラリー爆薬（Gelled Slurry Explosive）の略。硝酸アンモニウムを主成分とし、粉末アルミニウム、ポリスチレン、水を混ぜて粘土状にしてある。TNTやRDXよりも爆発力は低いが、安い。BLU-82/Bの爆薬として用いられている。参考：月刊軍事研究4,’02

＜ＧＳＸ７０＞：RQ-4無人偵察機に搭載されている気象レーダー。ガーミン社が開発した。アンテナは円盤形プラナー・アレイ。参考：月刊JWings1,’20

＜ＧＳＹ−１５＞：自衛隊の内線付加装置。NECネッツエスアイ製。参考：月刊軍事研究6,’17

＜ＧＴ＞：トヨタが昭和16年頃に開発した鉄道牽引車で、エバンス・オートレーラーを参考にしている。鉄道連隊でテストの結果採用され、GBT型として生産された。参考：工兵入門

＜ＧＴ−３６＞：自衛隊の無線機。モトローラ・ソリューションズ製。参考：月刊軍事研究3,’17

＜ＧＴ２００＞：イギリスのグローバルＴ社が開発した、手持ち式爆発物探知機。重量450g。価格は41000ドル。2004年からタイ陸軍やタイ警察で使用されているが、IED探知に失敗して信頼性を失いかけているらしい。参考：月刊軍事研究4,’10

＜ＧＴ−４００＞：メギットディフェンス社が開発した自律飛行型滑空標的機。ミサイル型をしており、中央上部に直線翼、後部に十字の尾翼を持つ。母機から投下されると自律飛行で70km以上飛ぶことが出来る。撃墜されなかった場合はGPSにより回収地点に向かい、パラシュート降下する（再利用可）。参考：月刊JWings7,’13

＜ＧＴＤ−２１＞：アメリカ軍の無人偵察機。A-11爆撃偵察機を単発にしたような外見で、エンジンを胴体内に移動し、エアインテイクを機首に設けている。その後方が偵察機器収容スペースで、カメラや赤外線センサーなどを搭載する。A-11の背部に装着され、目的地近くで切り離されて偵察を行う。航続距離が短いだけで、飛行性能はA-11とほぼ同じであり、耐熱能力も同等。参考：スパイ機

＜ＧＴＰ−１２２＞：自衛隊のIP電話機（多機能）。日立製作所製。参考：月刊軍事研究4,’18

＜ＧＴＰ−２０１＞：自衛隊のIP秘匿電話機。日本電気製。参考：月刊軍事研究6,’15

＜ＧＴＰＮ−３−Ｅ＞：陸上自衛隊のレーダー管制装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究2,’07

＜ＧＴＰＮ−３−Ｆ＞：自衛隊のレーダー管制装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究10,’12

＜ＧＴＰＳ−２−Ｂ＞：陸上自衛隊の移動監視レーダー装置。不審船対策として導入されたもので、海上船舶の監視に使用される。参考：月刊JWings5,’07

＜ＧＴＰＳ−２−Ｃ＞：陸上自衛隊の移動監視レーダー装置。太洋無線製。参考：月刊軍事研究2,’07

＜ＧＴＲ−１５−Ｊ＞：自衛隊の変圧器。守谷商会が受注している。参考：月刊軍事研究4,’17

＜ＧＴＲ−２０−Ｊ＞：自衛隊の変圧器。守谷商会が受注している。参考：月刊軍事研究4,’17

＜ＧＴＳ＞：ガスタービン・コンプレッサーの略。航空機で補助動力装置の役目を果たす。参考：月刊軍事研究3,’04

＜ＧＴＳ−１２８−Ｂ＞：自衛隊の校正用受信器。アジレント・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究8,’10

＜ＧＴＳ−１２８−Ｃ＞：自衛隊の校正用受信機。キーサイト・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究6,’18

＜ＧＴＳ−２６１＞：自衛隊の対砲レーダ装置JTPS-P16試験装置。東芝電波プロダクツ製。参考：月刊軍事研究8,’12

＜ＧＴＳ−２６６−Ｂ＞：自衛隊の低空レーダ装置試験装置。三菱電機製。参考：月刊軍事研究4,’16

＜ＧＴＳ−２６７−Ｂ＞：自衛隊の雑音指数測定器。アジレント・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究7,’08

＜ＧＴＳ−２８０−Ｂ＞：自衛隊の信号復調試験装置。富士通ビジネスシステム製。参考：月刊軍事研究7,’09

＜ＧＴＳ−２８０−Ｄ＞：自衛隊の信号復調試験装置。富士通または富士通マーケティングが受注している。参考：月刊軍事研究4,’12、10,’13

＜ＧＴＳ−２８１＞：陸上自衛隊の暗視装置補給処整備装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究2,’07

＜ＧＴＳ−２８７−Ｂ＞：自衛隊の信号発生器校正装置。アジレント・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究10,’11

＜ＧＴＳ−２８７−Ｃ＞：自衛隊の信号発生器校正装置。アジレント・テクノロジーまたはキーサイト・テクノロジー製。参考：月刊軍事研究2,’16、1,’19

＜ＧＴＳ−２８８−Ｂ＞：自衛隊の光通信回線試験器。アンリツ製。参考：月刊軍事研究4,’08

＜ＧＴＳ−２８９＞：自衛隊の無線通信解析機。アンリツ製。参考：月刊軍事研究6,’07

＜ＧＴＳ−２８９−Ｂ＞：自衛隊の無線通信解析器。アンリツ製。参考：月刊軍事研究4,’08

＜ＧＴＳ−２９０＞：自衛隊の無線通信解析機。アンリツ製。参考：月刊軍事研究6,’07

＜ＧＴＳ−２９１＞：自衛隊の総合無線試験機。菊水電子工業製。参考：月刊軍事研究8,’08

＜ＧＴＳ−２９１−Ｃ＞：自衛隊の総合無線試験機。菊水電子工業製。参考：月刊軍事研究11,’11

＜ＧＴＳ−２９６＞：自衛隊の直流電圧標準機。フルーク製。参考：月刊軍事研究6,’09

＜ＧＴＳ−２９７＞：自衛隊のLANテスタ�T型。TFFまたはインフィニティ製。参考：月刊軍事研究5,’12、3,’17

＜ＧＴＳ−３０２＞：自衛隊のVOR位相標準部。ローデ・シュワルツ・ジャパン製。参考：月刊軍事研究10,’13

＜ＧＴＳ−３０４＞：自衛隊のネットワーク試験器。東洋テクニカが受注している。参考：月刊軍事研究9,’15

＜ＧＴＳ−３０６＞：自衛隊の搬送測定機。日本テクニカル・サービス製。参考：月刊軍事研究2,’17

＜ＧＴＳ−３０７＞：自衛隊の火力戦闘指揮統制システム補給処用試験装置。東芝製。参考：月刊軍事研究6,’16

＜ＧＴＳ−３０８＞：自衛隊の広帯域多目的無線機補給処試験装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究7,’16

＜ＧＴＳ−３０９＞：自衛隊の総合無線試験器。菊水電子工業製。参考：月刊軍事研究5,’17

＜ＧＴＳ−３１０−Ｂ＞：自衛隊の野外通信システム（骨幹・端末装置）補給処試験装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究4,’17

＜ＧＴＳ７９０１＞：インターガード社が開発した近接支援用情報中継RPV、別名スカイアイ。機体は金属及びプラスチック製で、プッシャープロペラを持つ。27MHz帯のスポットチャンネル12のうち１つを使って無線遠隔誘導を行うので、12機を同時に制御することができる。全長2.03m、翼スパン2.44m、発射重量12kg。最大速度111km、航続時間30分（速度46km）。TVカメラ、リアルタイム送信機、偵察用カメラ、レーザー照射器、チャフ・ディスペンサー、ECMなどの搭載が可能である。離陸は４輪トロリーまたはゴム・パチンコ式カタパルトで行う。参考：スパイ機

＜ＧＴＶ−４＞：アメリカ軍の弾道ミサイル迎撃ミサイル。MLRSのロケットに誘導システムを組み込み、超小型の飛翔コース修正用固体ロケットモーター噴射口を側面に取り付けてある。FLAGEで使用されてランスを直撃破壊した。参考：月刊丸8,’87

＜Ｇｕ−８２＞：ソ連のグドコフが開発した試作戦闘機。LaGG-3にM-82空冷エンジンを搭載したもので、M-71空冷エンジンやDM-30ディーゼルを積む案もあった。カウリングとプロペラはSu-4軽爆撃機と同じものを使っている。全長8.71m、全幅9.8m、全高2.54m、重量3000kg。エンジンはM-82空冷星型14気筒ガソリン（1450馬力）単発、プロペラは３翅、最大速度580km。乗員１名。1941年9月11日に初飛行したが、工場疎開で開発が遅れる内に同じコンセプトのLa-5が完成し、こちらの開発は中止となった。参考：ウォーマシン・レポートNo.67

＜ＧＵＫＯＳ＞：ソ連宇宙手段総局を参照。

＜ＧＵＳＳ＞：アメリカ海兵隊戦闘研究所、アメリカ海軍地上戦センター、バージニア工科大学、TORCがアメリカ海兵隊向けに開発中の有人／無人６輪輸送車両で、Ground Unmanned Support Surrogate（陸上無人支援車）の略。車体はポラリス社製６×６輪全地形車MVRS700をベースとしており、キャビンはフレームのみで構成され、後部荷台はオープントップである。無人走行の際は予め入力されたコースを辿ったり、遠隔操作を使ったり、車体正面のカメラで障害物を避けつつ走ったりする。歩兵分隊に追随して貨物運搬支援や負傷者後送を行う。全長3.7m、車体重量990kg。エンジン出力40馬力、最大速度10km以上、航続距離10km以上。積載量550kg。キャビン部分に人員２名、後部荷台に担架２床を乗せられる。リムパック2010でテストされた。参考：月刊軍事研究5,’13、6,’13、9,’10、12,’11

＜ＧＵＶ＞：ロシア軍のヘリコプター用ガンポッド。7.62mm機銃GShG２丁と12.7mm機銃YakBを１丁か、30mmてき弾発射機１門を内蔵する。全長3m、重量452kg（機銃）／274kg（てき弾発射機）。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＧＵＸＣ−１−Ｅ＞：陸上自衛隊のヘリコプター映像伝送装置。日本電気製。参考：月刊軍事研究2,’07

＜ＧＶ＞：チェコスロバキアで製造された神経剤で、Ｇ剤（サリンなど）とＶ剤の両方の性質を持つためこの名が付いた。アメリカではGPと呼ばれる。参考：化学・生物兵器概論

＜ＧＶ−１＞：KC-130F（空中給油輸送機）を参照。

＜ＧＶ−１Ｕ＞：C-130F（輸送機）を参照。

＜ＧＶＸＲ−１−Ｄ＞：陸上自衛隊の移動受信装置。池上通信機製。参考：月刊軍事研究2,’07

＜ＧＷ＞：Geschutzwagen（砲運搬架台）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜ＧＷ�Wｂ　ｆｕｅｒ　１０．５ｃｍ　ｌｅＦＨ１８／１＞：ホイシュレッケ10（自走砲）を参照。

＜ＧＷＭ−６０＞：自衛隊の電力計。アジレント・テクノロジー社及びアンリツ製。参考：月刊軍事研究4,’08、5,’09

＜ＧＷＭ−６３＞：自衛隊のピーク電力計。日本電計製。参考：月刊軍事研究8,’16

＜ＧＷＭ−６５＞：自衛隊の終端型電力計。フジソク製。参考：月刊軍事研究9,’13

＜ＧＷＭ−６５Ｂ＞：自衛隊の終端型電力計。フジソク製。参考：月刊軍事研究9,’13

＜ＧＷＭ−６６＞：自衛隊の電力計。日本電計製。参考：月刊軍事研究7,’13

＜ＧＷＭ−６９＞：自衛隊の電力計。日本電計製。参考：月刊軍事研究8,’15

＜Ｇ／ＷＭ−Ｑ２１−Ｆ＞：自衛隊の電力計。アンリツ製。参考：月刊軍事研究11,’09

＜ＧＷＯＴＥＭ＞：対テロ戦争遠征従軍章（アメリカ陸軍）を参照。

＜ＧＷＯＴＳＭ＞：対テロ戦争任務章（アメリカ陸軍）を参照。

＜ＧＷＳ＞：Mk34（砲射撃システム）を参照。

＜ＧＷＳ２０＞：シーキャット・シリーズ（艦対空ミサイル）を参照。

＜ＧＷＳ２１＞：シーキャット・シリーズ（艦対空ミサイル）を参照。

＜ＧＷＳ２２＞：シーキャット・シリーズ（艦対空ミサイル）を参照。

＜ＧＷＳ２４＞：シーキャット・シリーズ（艦対空ミサイル）を参照。

＜ＧＷＳ２５＞：シーウルフ（艦対空ミサイル）を参照。

＜ＧＷＳ２６＞：シーウルフ（艦対空ミサイル）を参照。

＜ＧＷＳ３０シリーズ＞：イギリス海軍艦対空ミサイルシステム、別名シー・ダート（Sea Dart）。1962年から開発され、1967年に生産開始、1973年に就役した。シースキマー迎撃能力や対艦攻撃能力も持つ。82型ブリストル級駆逐艦、42型バーミンガム級駆逐艦、インビンシブル級空母に搭載され、フォークランド紛争では８機を撃墜、湾岸戦争ではシルクワームの迎撃に成功した。参考：月刊世界の艦船2,’20

＜ＧＷＳ３０Ｍｏｄ０＞：ミサイル先端のエアインテイク周囲にはアンテナ４本が付く。連装ランチャーに剥き出しで装填されており、固体ロケットブースターで射出され、超音速に加速、ラムジェットエンジンに切り替えて飛翔する。連装ランチャー直下に弾庫があり、ミサイルは垂直に格納され、完全自動で装填される。全長4.36m、直径0.42m、翼幅0.91m、発射重量550kg、弾頭重量23kg。巡航速度マッハ2.5以上、最大速度マッハ３以上、最大射程74km、有効高度25m-25000m。誘導方式はSARHで、955型索敵レーダーが１艦あたり１基、909型追尾・照射レーダーが１艦あたり２基搭載されており、他に992型目標指示レーダーも使用する。参考：艦載兵器ハンドブック改訂第２版、軍事分析湾岸戦争、月刊丸3,’90、月刊世界の艦船8,’82増刊、5,’86、5,’91、2,’20

＜ＧＷＳ３０Ｍｏｄ１＞：最大射程74km。参考：月刊世界の艦船2,’20

＜ＧＷＳ３０Ｍｏｄ２＞：最大射程150km。参考：月刊世界の艦船2,’20

＜ＧＷＳ３０Ｍｏｄ３＞：最大射程150km。参考：月刊世界の艦船2,’20

＜ＧＷＳ３５＞：CAMM（艦対空ミサイル）を参照。

＜ＧＷＳ６０＞：ハープーン・ブロック1C艦対艦ミサイル（イギリス）を参照。

＜ＧＸ−１＞：Y-8CB（電子偵察機）を参照。

＜ＧＸ−２＞：Y-8CB（電子偵察機）またはY-8JB（電子偵察機）を参照。

＜ＧＸ−３＞：Y-8G（電子戦機）を参照。

＜ＧＸ−４＞：Y-8T（空中コマンドポスト）を参照。

＜ＧＸ−５＞：KJ-200（中国空軍早期警戒機）またはKJ-200H（中国海軍早期警戒機）を参照。

＜ＧＸ−６＞：Y-9輸送機ファミリー（対潜哨戒機）を参照。

＜ＧＸ−７＞：Y-8XZ（心理戦機）を参照。

＜ＧＸ−８＞：Y-9輸送機ファミリー（ELINT機）を参照。

＜ＧＸ−９＞：KJ-500（中国空軍AWACS）またはKJ-500H（中国海軍AWACS）またはY-9輸送機ファミリー（心理戦機）を参照。

＜ＧＸ−１０＞：Y-9輸送機ファミリー（心理戦機）を参照。

＜ＧＸ−１１＞：Y-9輸送機ファミリー（ELINT機）を参照。

＜ＧＸ−１２＞：Y-9輸送機ファミリー（ELINT機）を参照。

＜Ｇｙ＞：グレイ（単位）を参照。

＜ＧＹＲＯ＞：空間識訓練装置（航空自衛隊）を参照。

＜ＧＺ１−ＦＦ＞：MGFF/M（機関砲）を参照。

＜Ｇ型＞：三年式四五口径一二サンチ砲またはＴ級潜水艦（アメリカ２代目）を参照。

＜Ｇ級嚮同駆逐艦＞：イギリス海軍嚮同駆逐艦。Ｇ級駆逐艦の嚮同艦である。全長100.7m、幅10.5m、吃水2.7m、基準排水量1485トン。主機は蒸気タービン、出力38000馬力、速力36ノット。兵装は12cm単装砲５門、533mm４連装魚雷発射管２基。H03グレンヴィルが1936年に竣工した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ級駆逐艦＞：イギリス海軍駆逐艦。全長98.5m、幅9.9m、吃水2.6m、基準排水量1335トン。主機は蒸気タービン、出力34000馬力、速力35.5ノット。兵装は12cm単装砲４門、533mm４連装（H92は５連装）魚雷発射管２基。H59ガラント、H37ガーランド、H63ジプシー、H92グロウワーム、H89グラフトン、H86グレネード、H05グレイハウンド、H31グリフィンの８隻が1936年に竣工した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｇ級高速揚陸艇＞：フィンランド海軍高速揚陸艇。フィンランドのマリン・アルテック社が開発したウォーターキャットM8を採用したものである。全長8.2m、幅2.1m、吃水0.4m／0.2m（高速滑水時）、排水量2.1トン（10トン？）。主機はヤンマー製4LJAM-STPディーゼル、出力230馬力、推進はロールス・ロイス社製FF240ウォータージェット、最大速力30ノット以上。兵員８名または貨物１トン（兵員10名または貨物2.1トン？）を搭載可能。水陸両用戦軍団に100隻が配備された。参考：月刊軍事研究8,’14、9,'06、JShips VOL.70

＜Ｇ訓練＞：昭和16年5月から6月30日まで第11航空艦隊が行った南洋展開訓練。洋上漸減作戦を想定したもので、第１航空隊、第３航空隊、千歳航空隊などが参加し、南鳥島、サイパン、パラオ、トラック、ウォッゼ、ルオット、タロアなどを巡りつつ、航法通信訓練、編隊飛行訓練、対艦雷爆撃訓練（標的艦は龍驤など）を行った。参考：月刊航空ファン8,’18

＜Ｇ剤＞：神経剤のうち、ドイツが開発したタブン、サリン、ソマン系物質の総称。ＧはGermanの略。参考：月刊軍事研究1,’08

＜Ｇスーツ＞：耐Ｇスーツを参照。

＜Ｇ弾＞：AMX-30戦車用HEAT弾Obus G、制式名称OCC61（OCC105F1？）。旋転による威力削減を防止するため、砲弾を外殻と内殻に分け、その間にベアリングを配置している。ただし炸薬直径が減少しているので、同口径のスリッピングバンド付きHEATに比べるとやはり威力が低い。弾丸重量22.2kg、弾頭重量10.9kg、初速毎秒1000m、有効射程3000m。装甲貫徹力は弾着角０度で400mm（380mm？）、60度で200mm（150mm？）。参考：月刊グランドパワー2,’04、月刊軍事研究11,’08、月刊PANZER11,’98、3,’02

＜Ｇバンド＞：電波周波数帯の１つ。参考：ロッキードF117ナイトホーク

＜Ｇバンド（一般呼称）＞：150-225MHzの周波数帯を指す。超短波／メートル波に相当する。参考：ロッキードF117ナイトホーク、月刊航空ファン5,’17

＜Ｇバンド（新ＮＡＴＯ）＞：4-6GHzの周波数帯を指す。波長は7.5-5cm。Ｃバンド（一般呼称）の一部／マイクロ波／センチメートル波に相当する。参考：レーダの基礎、ロッキードF117ナイトホーク、月刊航空ファン5,’17

＜Ｇ分遣隊＞：キプロス島のイギリス空軍アクロチリ飛行場に配備されたU-2部隊。第４次中東戦争後のイスラエル・エジプト間停戦合意を監視するために派遣され、1974年12月までCIAにより運用された。参考：月刊軍事研究5,’02

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