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＜Ｋ＞：九七式一号艦上攻撃機を参照。

＜Ｋ＞：Kanone（カノン砲）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜Ｋ＞：Podbodny Kreiser（巡洋潜水艦）の略。参考：現代の潜水艦

＜Ｋ＞：輸出用（Kommehrcheskiy）または空母運用（Korabelnogo bazirovaniya）のロシア語略。参考：月刊JWings4,’20

＜（Ｋ）＞：クルップ社製を表すドイツ軍車両用接尾記号。参考：ジャーマンタンクス

＜Ｋ００＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、カーネーション（Carnation）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１＞：SS-32（Ｋ級潜水艦）またはSSK-1（バラクーダ級潜水艦）を参照。

＜Ｋ−一型＞：桜花ファミリー（練習機）を参照。

＜Ｋ０１＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、アカンサス（Acanthus）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ．１空中給油機シリーズ＞：イギリス空軍空中給油機。ブリティッシュ・エアウェイズのロッキードL-1011-500トライスター旅客機を1982年から６機購入して改造したものである。参考：月刊JWings10,’01

　＜Ｋ．１＞：胴体後部下にホース・ドラム・ユニットを搭載する。２機が改造された。参考：月刊JWings10,’01

　＜ＫＣ．１＞：空中給油輸送機型。４機が改造された。参考：月刊JWings10,’01

＜Ｋ１小銃シリーズ＞：韓国軍自動小銃。1980年に採用した。カービン型で、引き出し式金属銃床と折り畳み銃床の２種類がある。参考：月刊軍事研究5,’03

　＜Ｋ１＞：最初の生産型。全長645mm、重量2.9kg。ライフリングは６条右回り。有効射程250m。使用弾は5.56mm×45弾、装弾数30発。セミオート／フルオート切替式、発射速度毎分900発。参考：月刊軍事研究5,’03

　＜Ｋ１Ａ＞：３点バーストを追加したもの。参考：月刊軍事研究5,’03

　＜Ｋ１Ａ１＞：基本はM16A1で、銃身を短縮し、キャリングハンドルを取り除き、伸縮式ショルダーストックを取り付けた。全長838mm／653mm（ストック短縮時）、重量2.98kg。ライフリングは６条右回り。使用弾は5.56mm×45弾、装弾数30発。参考：最新軍用ライフル図鑑

＜Ｋ１戦車シリーズ＞：韓国陸軍主力戦車、別名88戦車（パルパル・チョンチャ）。北朝鮮軍が将来的に配備するとみられたT-72戦車に対抗するため1970年代末から開発し、1980年からクライスラー・ディフェンス社（現ジェネラル・ダイナミクス社ランド・システム部）が協力、1983年に１次試作車が完成し、1983年12月7日にアメリカで量産初号車が完成、以降は現代精工社で量産し、1985年に韓国量産車体がロールアウトした。制式採用は1983-84年頃とみられるが、なぜ88戦車かというと、ソウルオリンピックがあったから。参考：世界AFV年鑑2002-2003、月刊PANZER8,’13、6,’00、月刊軍事研究4,’08

＜Ｋ１＞：外形はアメリカM-1戦車に類似しているが、砲塔を極力平べったくしており、シルエットの小型化に気を遣った。車体は前部左が操縦室、中央が戦闘室で砲塔が載り、後部が機関室という構成である。操縦手用ハッチは左回転スライド式で、ペリスコープ３基が付く。下部転輪はダブルタイプ片側６組、サスペンションは中央部３軸がトーションバー、両端（前２軸と後ろ１軸。前後１軸ずつ？）が油気圧式で、車体をプラス３度からマイナス７度で前後に傾けることができ、元々大きい主砲の俯仰角（プラス20度からマイナス10度）を更に補助できる。誘導輪は前方、起動輪は後方にあり、起動輪には履帯脱落防止リングが付く。サイドスカートは20-25mm厚と10mm厚の装甲板を組み合わせた中空式で、車体側面部分まで覆っている。誘導輪をカバーするため、前部フェンダーをサイドスカートのラインより少し高くした。砲塔内には右前部に砲手、右に車長、左に装填手が位置し、車長と装填手にはハッチが用意されている。主砲弾は即応弾も含め全て車体に置かれており、被弾には強いが、砲塔内部容積が小さすぎることもあって装填動作に支障があるらしい。主砲はL7系の51口径105mmライフルM68A1K（M413徹甲弾、M393HEP、M456A1HEAT-MPなど47発）で、砲口上部に砲口照合器が付く。砲二軸安定化装置を装備しており、行進間射撃が可能である。副武装は12.7mm機銃M2が１丁（車長用ハッチ。2000発）、7.62mm同軸機銃M60が１丁（主砲右上）、装填手用7.62mm機銃M60が１丁（装填手用ハッチ。計8600発）。砲塔前面左右に６連装発煙弾発射機を装備する。FCSはM-1戦車用の派生型で、砲塔上面右前部の砲手用ヒューズ社製TIS熱線暗視装置及び砲手用Nd-YAGレーザー測遠機組み込み照準潜望鏡（３倍／10倍切り替え。暗視距離1200-2000m、測距距離2000-7995m）、砲塔上面右中央の車長用フランスSFIM社製全周旋回式独立視察装置（３倍／10倍切り替え）、カナダCPS社製デジタル弾道計算機などから構成され、車長によるオーバーライド能力を持つ。装甲は車体前面と砲塔前側面に二重装甲を採用し、装甲厚は空間を含めて前面300mm、側面200mmである。中期生産型からは前面空間部にGDLS社製セラミック装甲材（酸化アルミニウム主体）を挿入して複合装甲化しているが、圧縮応力をかけないタイプのため、対徹甲弾防御力はあまり改善していないらしい。加圧式NBC防護装置、ハロン301による自動消火システムを装備する。シュノーケルで2.2mの潜水航行が可能。全長9.67m、車体長7.47m、全幅3.59m、全高2.25m、戦闘重量51.1トン。エンジンはドイツMTU社製MB871Ka501水冷Ｖ型８気筒４サイクルターボチャージドディーゼル（1200馬力）、トランスミッションはドイツZF製LSG3000トルクコンバータ付き全自動式（前進４速・後進２速）、最大速度65km（路上）／40km（路外）、航続距離430km。無線機は韓国ヒュニード社製FM-VRC947KまたはFM-VRC964Kデジタル音声通信装置。乗員４名。1986-88年に200両、1989-91年に300両、1992-94年に300両、1995-97年に200両の計1000両が生産された。価格は１両２億5000万円くらい。参考：世界AFV年鑑2002-2003、月刊PANZER8,’13、6,’00、1,’11、月刊軍事研究5,’03、4,’00、JGround Vol.11、ウォーマシン・レポート11、月刊グランドパワー6,’10

＜Ｋ１（ＰＩＰ改修）＞：PIPはPerformance Improvement Project（能力向上計画）の略。北朝鮮軍のT-62改良型に対抗するための改修で、2008年から開発された。新型FCS、電子光学照準器、レーザー探知器、新型IFF、GPS/INS、前後方監視カメラ、ソフトキル型アクティブ防護装置を搭載し、装甲強化とNBC防護装置改修を行い、APUをK2戦車と同じものに変更する。主砲を120mm砲に換装する計画もあったが、これは没になった。全車を改修する予定で、2012年から配備されている。参考：ストライク・アンド・タクティカルマガジン3,’13

＜Ｋ１Ａ１＞：T-62増加装甲型に対抗し、M-1A1へ更新された在韓米軍の戦車砲弾と共用化を図るため、主砲を120mm滑腔砲M256（K-276炭化タングステンAPFSDSなど32発。36発？）に換装したもの。主砲防楯が分厚くなり、同軸機銃の位置が上にずれた。砲駆動装置と砲安定化装置を強化し、コンピュータ計算能力向上（CPUを国産の16ビットに変更）、車長用サイトへの韓国国産赤外線暗視装置追加、気象センサー（砲塔後部）及び車長用CITV（車長用ハッチ後方）装備を行っている。M1A2戦車と同等の射撃能力を持つといわれていたが、K1の105mm戦車砲用FCSを流用して設計したため120mm戦車砲とのマッチングが悪かったらしく、2006年11月にイスラエルのエルビット社に新型サイトを発注した。サイドスカートには複合装甲を追加している。全長9.71m、車体長7.47m、全幅3.59m、全高2.25m、重量53.2トン（54.5トン？）。エンジンはドイツMTU社製MB871Ka501水冷Ｖ型８気筒４サイクルターボチャージドディーゼル（1200馬力）、トランスミッションはドイツZF製LSG3000トルクコンバータ付き全自動式（前進４速・後進２速）、最大速度路上60km（65km？）／路外40km、航続距離437km。無線機は韓国ヒュニード社製FM-VRC947KまたはFM-VRC964Kデジタル音声通信装置。乗員４名。1996年にプロトタイプが完成したが、経済事情から配備は2002年からとなった。変更点が意外と多いため、K1戦車からの改造は出来ない。2010年までに300両強（484両程度？）が生産された。砲塔内が従来に輪を掛けて狭くなり、砲身破裂などの事故も起きている。参考：JGround Vol.11、月刊軍事研究5,’03、1,’01、4,’08、月刊PANZER8,’13、6,’00、1,’05、5,’11、月刊グランドパワー6,’10

＜Ｋ１Ａ２＞：K1A1にK1(PIP改修)と同じ改良を施したもの。陸軍ではK2戦車と同様の乗員用冷暖房装備を追加する方針だったが、費用対効果や運用面で問題があるとして韓国合同参謀本部にキャンセルされてしまい、差別だという批判が出ているらしい。2013年12月に試作車が公開され、2014-15年に100両が改修を受けて引き渡された。残るK1A1も全車改修する予定。参考：月刊軍事研究3,’18、ストライク・アンド・タクティカルマガジン3,’13

＜Ｋ１ファミリー＞

　＜Ｋ１ＡＶＬＢ＞：戦車橋型。K1戦車の車体に全長20.5mのヴィッカーズ社製２つ折り橋体（通過重量60トン）を搭載している。展張３分、撤収10分。参考：月刊軍事研究4,’00

　＜Ｋ１ＡＲＶ＞：戦車回収車型。K1戦車の車体にドイツ製回収システムを積んだもので、ドーザー、牽引力35トンのウインチ、吊り上げ25トンのクレーンを搭載している。乗員４名。参考：月刊軍事研究4,’00、8,’04

＜Ｋ−１潜水艦＞：ソ連海軍675型潜水艦。1963年1月11日起工、1964年4月30日進水、1964年9月30日竣工、1964年11月4日就役。1973年、カリブ海で暗礁に衝突した。1981-5年、675MKV型への改装工事を受け、1986年に再就役した。1992年6月3日、B-1に艦名変更された。7月3日に除籍され、アラ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−１掃海具＞：海上自衛隊の沈底式音響機雷掃海具。筒状をしており、中周波数帯の音波を海中に放出する。全長1.72m、直径0.47m、重量480kg。参考：自衛隊装備カタログ1981

＜Ｋ１短機関銃＞：韓国のサブマシンガン。全長770mm／580mm（ストック短縮時）、重量2.75kg。口径5.56mm、装弾数20または30発。参考：世界の軍用銃

＜Ｋ−１砲艦＞：ドイツ海軍K-1級砲艦１番艦。1941年10月竣工。1945年4月、イギリス軍機の爆撃を受けて沈没した。参考：写真集ドイツの巡洋艦

＜Ｋ−１レーダー爆撃航法装置＞：B-36D爆撃機のレーダー爆撃航法装置。AN/APS-23レーダー、A-1爆撃計算装置、Y-1引き込み式垂直ペリスコープ爆撃照準装置からなる。AN/APQ-24よりも爆撃精度が向上したが、やはり故障が多く、可動率は40%くらいだった。後にレーダーをAN/APS-31に換装した。参考：世界の傑作機No.125

＜Ｋ１級潜水艦＞：Ｋ級シリーズ（潜水艦）を参照。

＜Ｋ−１級砲艦＞：ドイツ海軍砲艦。元はオランダ海軍の蘭印用スループで、オランダ占領時に建造中だったのを接収し、完成させたものである。熱帯地向けなので舷窓が大きい。排水量1240トン。速力14.5ノット（K-3は18ノット）。装甲厚は舷側58mm、甲板19-38mm、砲塔58mm。兵装は12cm連装砲２基、37mm連装機関砲２基。機雷200個を搭載可能。K-1、K-2、K-3の３隻が1940-42年に就役した。参考：写真集ドイツの巡洋艦

＜Ｋ２＞：三式二号機雷またはSS-33（Ｋ級潜水艦）またはSSK-2（バラクーダ級潜水艦）を参照。

＜Ｋ２小銃＞：韓国軍の自動小銃。AKやガリルがモデルで、1980年から導入した。レシーバーはアルミニウム合金製。使用弾薬はK1と同じ5.56mm×45弾。30発入り弾倉を使用する。全長970mm／730mm（ストック折り畳み時）、銃身長465mm、重量3.26kg。ライフリングは６条右回り。有効射程460m。作動はガス圧利用式、発射速度毎分700-900発。参考：月刊軍事研究5,’03、最新軍用ライフル図鑑

＜Ｋ２戦車＞：韓国陸軍主力戦車、別名黒豹（ファクビョ）。1990年代半ばに研究を開始、2003年からKBM設計局でXK-2として開発され、2007年3月に試作車３両を公開、2008年には韓国軍創立60周年記念パレードに登場した。開発費は２億3000万ドルとされる。車体は前部が操縦席、中央が戦闘室、後部が機関室。操縦手用ハッチ右に操縦手用ハイビジョンTV・赤外線暗視装置がある。下部転輪はダブルタイプ片側６組、誘導輪は前方、起動輪は後方にあり、上部転輪は片側３枚。サスペンションは油気圧式で、装置はサスペンションアーム内に全て収容されており、ピッチ姿勢変更範囲はマイナス10度からプラス20度、ロール姿勢変更も可能。履帯はLS Mtron社製で、四角いゴムパッドを持つ。戦闘室に砲塔が載り、主砲はフランスGIAT社の協力を得て開発した自動装填装置付の韓国WIA社製（ラインメタル社製？）55口径120mm滑腔砲で、即応弾は16発、予備弾は車体前部右に24発を収容する。使用弾はK279APFSDS-T、K277/K280HEAT-MP-T、K282TP-T、KSTAM。副武装は7.62mm同軸機銃（12000発）と車長用12.7mm機銃（3200発）。砲塔要員は車長（右）と砲手（左）の２名。FCSはイスラエルの技術支援を受けて開発され、砲手用ハッチ前方の砲手用固定サイト、車長用ハッチ前方の車長用全周旋回式サーマルサイト（オーバーライド機能あり）、目標自動追尾装置、レーザー測距器（防楯上部）、横風センサー、砲口照合器（ミラーは砲口上部、システムは防楯上部にある）、敵味方識別装置などで構成され、砲塔前方上面左右と後方左右下方にレーザー警報装置を持つ。C4Iシステムも搭載しており、ヘリコプター部隊との連携も可能である。装甲はモジュラー式複合装甲で、車体側面、スカート、砲塔側面、砲塔上面中央、ハッチにはERA計230枚が装着されていて、トップアタック弾にも対抗できるという。また、ロシアの協力を得てアクティブ防御システム（ミリメートル波レーダーの平板アンテナを砲塔前面左右に、赤外線画像誘導式ハードキル70mmロケット弾連装チューブランチャーを砲塔後部中央にセット）を開発する予定だったが、アレナ防御システムの技術移転許可が得られず装備されなかった。発煙弾は砲塔前部左右に埋め込み式に６発ずつ装備する。航法装置はINSとGPS。エアコンを完備している。車長用ハッチにカニングタワー兼シュノーケルを取り付ければ、水深4mまで渡渉可能。全長10.8m、車体長7.5m、全幅3.6m、全高2.4m、重量55.0トン。エンジンはMTU社製MB883-Ka501-A水冷Ｖ型12気筒ターボチャージドディーゼル（をSTXエンジン社でライセンス生産したもの。1500馬力）、トランスミッションはレンク社製HSWL295（をS&Tダイナミクス社でライセンス生産したもの。前進５段、後進３段）、最大速度70km（路上）／50km（路外）、航続距離450km。APUはサムスン・テックウィン社製ガスタービン発電機（100馬力）。乗員３名（車長、操縦手、砲手）。１両あたり83-85億ウォンで680両を生産する予定だったが、200-300両に減らされており、単価は100億ウォン以上に上がる見込み。2007年にはトルコ陸軍アルタイ戦車との共同開発計画が立てられたが、開発遅延を理由に契約が解除された。2011年から現代ロテム社で量産される筈だったが、パワーパックのマッチングに問題があって火災を起こす、自動装填装置の信頼性が低い、FCSが振動に弱く過熱する、国産複合装甲の対徹甲弾防御力が不十分（装甲貫徹力500mmのK276APFSDS弾に貫徹された）、砲安定化装置が120mm戦車砲の重量に耐えられない、周辺監視用CCDカメラが主砲発射の衝撃で壊れる、発砲炎を火災と勘違いして自動消火装置が誤作動するなど問題が多発、開発が遅れており、パワーパックは最初の100両には取り敢えずユーロ・パワーパックをそのまま搭載することにして2014年9月から第20師団を皮切りに配備された。第２バッチ100両は国産パワーパック（斗山インフラコア製DSTエンジン1500馬力＋S&Tダイナミクス社製トランスミッション）を搭載して2017-20年に配備する予定だったが、トランスミッションの開発が上手く行かず、３年遅れる。参考：月刊軍事研究4,’08、12,’08、4,’12、5,’12、1,’15、1,’16、3,’18、月刊PANZER8,’13、7,’09、2,’11、5,’11、7,’11、月刊グランドパワー6,’10

＜Ｋ２戦車・海外シリーズ＞

　＜Ｋ２戦車（ポーランド陸軍）＞：ポーランド陸軍戦車。2022年7月26日、980両の導入を発表した。参考：月刊JWings10,’22

＜Ｋ−２砲艦＞：ドイツ海軍K-1級砲艦２番艦。1942年11月竣工。1945年に難破して沈没し、戦後に引き揚げられてスクラップになった。参考：写真集ドイツの巡洋艦

＜Ｋ２／Ｙ＞：K30ファミリー（重救急車）を参照。

＜Ｋ−３＞：SS-34（Ｋ級潜水艦）またはSSK-3（バラクーダ級潜水艦）を参照。

＜Ｋ０３＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ヘリオトロープ（Heliotrope）。1940年9月12日竣工。1942年3月24日、アメリカ軍が取得し、テンプトレス級コルベットPG-63サプライズとなった。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３カノン砲＞：ドイツ陸軍24cmカノン砲。ラインメタル社が1935年から開発した。６分割して輸送し、布陣には内蔵ウインチを使用して25名で２時間かかる。砲身長12.48m、口径長54.6、戦闘重量54トン。最大仰角56度。使用弾は35式榴弾で、重量152.3kg、初速毎秒870m、最大射程37.5km。発射速度は3-4分に１発、砲身命数500発。１門あたりの価格は500000RM。少なくとも６門が製作され、第83重砲兵大隊（自動車化）の３個中隊に２門ずつ配備された。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ３潜水艦＞：ソ連海軍627型原子力潜水艦。ソ連初の原子力潜水艦で、1954年7月21日に海軍籍に入り、1955年9月24日起工、1957年8月9日進水、9月14日に核燃料棒を装填。1958年7月4日1003に初の原子力による水中航行を行い、以降もテストを続けたが、途中で蒸気発生器が破損する事故を起こした。1958年12月17日竣工、1959年3月12日就役。1959年11月、北極を目指したものの氷山に衝突して断念。260海里の潜航を記録した。1962年6月7日、北極に向かう途中、蒸気発生炉に異常を起こした。7月17日、ソ連海軍原潜として初めて北極点に到達（厚さ12mの氷のため浮上はできず）。途中、氷山に浮上用の穴を開けるために魚雷を初めて発射した。帰路では蒸気発生器が破裂して94名が被曝した。7月21日に帰投すると、艦長らに英雄メダルが授与され、10月9日には艦にレーニン青年共産党（Leninsky Komsomol）の名が与えられた。1965年、原子炉を交換。不要となった原子炉２基はカラ海ノバヤ・ゼムリヤ島アブロシモフ湾の水深20mの地点に投棄された。1967年9月8日、ノルウェーから帰投中に魚雷発射管室で油圧用オイルが漏れ、電気火花により引火して火災を発生。一酸化炭素の拡散を防ぐため士官居住区ドアを閉鎖し、内部に閉じこめられた39名が死亡した。1989年3月14日に除籍され、B-3と改称されて練習艦となり、北洋艦隊のグレミハ基地に配備された。1991年退役。2005年、グレミハ基地からムルマンスク州ネルパ船舶修理工場に移された。2007年、原子炉を外し、船体はサイダ湾に置かれた。その後分解されてネルパ船舶修理工場の敷地内に保管されていたが、博物館に展示される予定らしい。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊世界の艦船3,’17、月刊軍事研究3,’99、6,’17

＜Ｋ−３突撃銃＞：アルメニアの突撃銃で、ソ連崩壊後に開発した。AK74がベースで、ブルパップ式に改造してある。ガス圧作動式で、ターン・ボルト方式の閉鎖機構を持つ。使用弾はAK74と同じ5.45mm×39弾で、マガジンもAK74と同じ。金属製照準器を標準装備するが、光学スコープへの変更も可能。銃口にグレネードを装着できる。全長700mm、銃身長415mm、重量4kg。ライフリングは４条右回り。参考：最新軍用ライフル図鑑

＜Ｋ−３爆薬運搬車＞：日本陸軍の装軌式爆薬運搬車で、昭和14年に製作された。有人操縦でトーチカに近づき、無線遠隔操縦に切り替えて突入させ、トーチカを爆破する。最大速度30km。参考：日本戦車隊戦史

＜Ｋ３分隊機関銃＞：韓国軍分隊機関銃。M249MINIMIを1989年から導入したもので、M60を更新した。参考：月刊軍事研究5,’03

＜Ｋ−３砲艦＞：ドイツ海軍K-1級砲艦３番艦。1942年2月竣工。終戦後、オランダに返還されてヴァン・スピーユクになった。参考：写真集ドイツの巡洋艦

＜Ｋ−３Ａレーダー爆撃航法装置＞：アメリカ空軍B-36F/H/J爆撃機用レーダー爆撃航法装置。AN/APS-23レーダー、A-1A爆撃計算装置、Y-3引き込み式垂直ペリスコープ爆撃照準装置で構成される。対応高度4700-50000フィート（11938-12700m）、対応速度137-597ノット。参考：世界の傑作機No.125

＜Ｋ３Ｍ＞：九〇式機上作業練習機シリーズを参照。

＜Ｋ３／ＹＢトラック＞：イギリスの３トン４×２輪トラック。サスペンションはリーフ・スプリング式。初期生産車は後輪がダブルタイヤである。全長6.375m、全幅2.286m、全高3.022m、ホイールベース4.013m、重量2.896トン。エンジンはOHV６気筒ガソリン（3462cc、60馬力）、トランスミッションは前進４速。オースチン社が1939-45年に17000両を生産した。参考：月刊グランドパワー7,’02

＜Ｋ３／ＹＦトラック＞：イギリスの６×４輪３トントラック。K3/YBトラックの６輪バージョンで、オースチン社が生産した。1942年になるとK6トラックに交代した。参考：月刊グランドパワー7,’02

＜Ｋ−４＞：SS-35（Ｋ級潜水艦）を参照。

＜Ｋ０４＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、サクシフレイジ（Saxifrage）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４ＳＬＢＭ＞：インド軍が開発中のSLBM。アグニ�Vがベースである。最大射程3500km。アリハント級原潜に４発搭載される。2014年3月、深度20mの水中プラットフォームから試射され、3000km飛翔した。2016年3月、深度20mのS73アリハントからの試射に成功し、700km以上飛翔して高精度の弾着を確認した。2020年1月、試射を行い、2200km飛翔した。参考：月刊軍事研究8,’13、12,’16、月刊世界の艦船11,’17、4,’20、5,’20

　＜Ｋ−４Ｍｋ�T＞：全長12m、直径1.3m、発射重量17トン、ペイロード2.5トン（3.5トン？）。推進は固体燃料２段式、射程3500km。ベンガル湾からパキスタンの重要目標を射程内に収める。インド洋東部から発射すると、パキスタン全土と中国の殆どが射程内に入るが、特に中国の場合は相手の領域に接近しなければならない。参考：月刊軍事研究12,’16、月刊世界の艦船1,'15増刊、2,’16、4,’17

　＜Ｋ−４Ｍｋ�U＞：ペイロード１トン。射程5000kmで、ベンガル湾からでも中国の主要目標を射程内に収められる。Mk�Tより全長が延びていて、サイロに収まらない説がある。参考：月刊世界の艦船1,'15増刊

＜Ｋ４カノン砲＞：ドイツのクルップ社が開発した24cmカノン砲。実口径238mm、砲身長17.28m、口径長72、戦闘重量55トン。砲弾重量160kg、初速毎秒1100m、最大射程49km。単体または２分割で移動でき、K4(Sf)という自走砲型も開発されていた。試作中に工場が空襲で破壊されてしまい、そのまま終戦となった。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ４潜水艦＞：イギリス海軍Ｋ級潜水艦。1918年1月31日、Ｋ級潜水艦集団事故で沈没した。参考：月刊世界の艦船6,’01

＜Ｋ４てき弾発射機＞：韓国軍40mm自動てき弾発射機。Mk19のライセンス生産型で、主に拠点防御に使用され、迫撃砲と機関銃の間を埋める。参考：月刊軍事研究5,’03

＜Ｋ−４砲艦＞：ドイツ海軍砲艦。元はベルギー海軍スループのアルテベルデで、建造中だったのを接収して1943年に竣工させたものである。排水量1640トン。速力28.5ノット。兵装は10.5cm砲３門、37mm機関砲４丁、機雷120個。終戦後にベルギーに返還された。参考：写真集ドイツの巡洋艦

＜Ｋ４Ｙ１＞：九〇式水上初歩練習機を参照。

＜Ｋ−５＞：RS-2シリーズ（空対空ミサイル）またはSS-36（Ｋ級潜水艦）を参照。

＜Ｋ０５＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ロベリア（Lobelia）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５ＳＬＢＭ＞：インド軍が開発中のSLBM。アグニ�WICBMをベースとする。ペイロード１トン。射程5000-6000km。参考：月刊世界の艦船1，'15増刊、月刊軍事研究12,’16、10,’17

＜Ｋ５機雷＞：海上自衛隊の対潜・対水上艦用繋維式磁気機雷で、71式機雷ともいう。1966-67年に試作され、1970年度から装備化された。海流などで機雷が動揺して磁力線が乱れても炸裂しないシステムが組み込まれており、従来困難だった磁気機雷の繋維方式での設置を可能としている。爆弾型で、艦船から敷設され、敷設深度は100-200m。参考：丸スペシャルNo.76、自衛隊装備カタログ1981、月刊世界の艦船1,'15増刊

＜Ｋ５拳銃＞：韓国軍の拳銃。ベレッタM92Fをモデルにしている。参考：月刊軍事研究5,’03

＜Ｋ５潜水艦＞：ソ連海軍627A型潜水艦。1956年8月13日起工、1958年9月1日進水、1959年12月27日竣工、1960年8月17日就役。1960年代前半、一次冷却系の事故を起こした。1990年7月1日に除籍された。グレミハ原潜基地で解体を待っている。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊世界の艦船10,’23

＜Ｋ５潜水艦＞：ソ連海軍P-627A型潜水艦。1957年起工。1960年2月に工事が中止され、一旦PT-627A型として工事が再開されたものの1961年に再び工事が中止され、解体されて627A型の部品となった。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ５トラック＞：イギリスの４×４輪３トントラック。オースチン社が1941-45年に12280両を生産した。全長5.994m、全幅2.21m、全高3.022m、重量3.787トン。エンジンは６気筒3995cc85馬力、トランスミッションは４速ギアボックス＋２速トランスファー。サスペンションはリーフ・スプリング式。後輪駆動も可能。後期生産型では、キャビン上部の取り外しを可能として船積みを容易にしている。参考：月刊グランドパワー7,’02

＜Ｋ５（Ｅ）列車砲＞：ドイツ国防軍28cm列車砲。1934年から開発され、1936年に採用された。砲身長20.548m（21.538m？）、砲身重量80トン、全備重量218トン（台車含む）。榴弾（弾丸重量225kg、炸薬重量175kg）だと最大射程62.4km。R.GR.4331RAP弾（弾丸重量248kg）だと最大射程は86.5kmに達するが、ロケット点火のタイミングにずれがあるため、CEPが3400×200mもあるという欠点があった。他に目標指示弾も用意されている。軌道上での射界は左右18度だが、巨大なターンテーブルに台車ごと載せて全周射撃ができる。最大仰角50度で、俯仰には電動モーターを使用する。１門あたりの価格は125万RMで、1937-45年に28門が生産された。アンツィオ橋頭堡への砲撃に参加した２両は、連合軍からアンツィオ・アニーやアンツィオ・エクスプレスなどというニックネームを付けられている。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4、月刊PANZER2,’02

＜Ｋ５Ｇｌａｔｔ＞：ドイツ国防軍試作列車砲。K5(E)列車砲の砲身を31cm滑腔砲に交換したものである。使用弾はペーネミュンデ矢弾と呼ばれるもので、テストでは飛翔距離151kmを記録した。７門が発注され、少なくとも２門が完成し、ボン近郊のアールワイラーから連合軍を砲撃している。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ−５ＭＳ＞：RS-2U（空対空ミサイル）を参照。

＜Ｋ５Ｙシリーズ＞：九三式中間練習機シリーズを参照。

＜Ｋ５Ｙ３＞：十一試水上中間練習機を参照。

＜Ｋ−６＞：SS-37（Ｋ級潜水艦）を参照。

＜Ｋ６ＳＬＢＭ＞：インド軍が開発中のSLBM。最大射程6000km。参考：月刊世界の艦船4,’20

＜Ｋ６重機関銃＞：韓国軍の重機関銃。12.7mm重機関銃M2のライセンス生産版である。参考：月刊軍事研究5,’03

＜Ｋ６潜水艦＞：イギリス海軍Ｋ級潜水艦。1918年1月31日、Ｋ級潜水艦集団事故で損傷した。参考：月刊世界の艦船6,’01

＜Ｋ６トラック＞：イギリスの４×４輪３トントラック。1940年12月からカリア社で量産に入り、13000両が生産され、殆どが空軍に配備された。一部は戦後まで使用されている。全長6.172m、全幅2.21m、全高3.149m、重量4.014トン。エンジンは６気筒80馬力4086cc、トランスミッションは４速ギアボックス＋２速トランスファー、サスペンションはリーフ・スプリング式。後輪駆動も可能である。4.5トンウインチをリア・アクスル直前に備えたタイプ（生産数1625両）もある。参考：月刊グランドパワー7,’02

＜Ｋ６トラック・ファミリー＞

　＜砲兵トラクター＞：砲牽引型。ホイールベースを短縮した。参考：月刊グランドパワー7,’02

＜Ｋ６トラック・シリーズ＞：イギリスの６×４輪３トントラック。1942-45年にオースチン社が13000両を生産した。レンドリースされてソ連に行った車両もある。全長7.01m、全幅2.108m、全高2.286m、重量7.874トン。エンジンは82馬力。サスペンションはリーフ・スプリング式。参考：月刊PANZER2,’02、月刊グランドパワー7,’02

＜Ｋ６トラック・ファミリー＞

　＜Ｋ６Ａ／ＺＨ＞：イギリス陸軍故障車両回収車。1944-45年に生産された。参考：月刊PANZER2,’02

　＜移動細菌研究車＞：冷蔵庫、温蔵庫、薬品棚、清浄水タンク、実験机、大型顕微鏡などを後部キャビンに搭載したもの。参考：月刊PANZER2,’02

＜Ｋ−６迫撃砲＞：イスラエルの車載120mm迫撃砲。アジマス・アトラスMk.2から送られた射撃データを直接砲に送り、自動的に照準を行うシステムが搭載されている。参考：月刊PANZER9,’02

＜Ｋ６Ｚ６０／１０５Ｃ＞：三菱日本重工製のディーゼルエンジンで、はまな型補給艦に搭載されている。直列６気筒２サイクル、出力5000馬力。参考：丸スペシャルNo.78

＜Ｋ−７＞：SS-38（Ｋ級潜水艦）を参照。

＜Ｋ０７＞：イギリス海軍チャレンジャー級水中作業支援艦チャレンジャー（Challenger）。1982年竣工。参考：月刊世界の艦船5,’83

＜Ｋ０７＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ディアネラ（Dianella）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−７試作爆撃機＞：ソ連のカリーニン設計局が試作した爆撃機。初号機は1933年7月にタキシング試験を行い、8月に初飛行した。主翼は分厚く、前縁に６基、後縁に２基のエンジンを積んでいる。民間旅客機としても使用でき、乗客120人は主翼内に乗る。全長28m、全幅53m、全高5.4m、重量9.2トン。エンジンはAM-34F（700馬力）８基、巡航速度234km、実用上昇限度13000フィート（3962.4m）。爆弾16トンを搭載可能。乗員11名。輸送機として使う場合は空挺部隊112名が乗れる。1933年11月に飛行中のテイルブーム破損で初号機が墜落し、1935年に計画中止とされ、２号機は完成前にスクラップとなった。参考：ウォーマシン・レポートNo.67

＜Ｋ−７潜水艦＞：ソ連海軍675型潜水艦。1965年11月6日起工、1966年9月25日進水、1967年9月30日竣工、1967年10月24日就役。1977年7月25日、K-127に艦名変更された。1990年4月29日に除籍され、パブロフスキー湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ７短機関銃＞：韓国軍の特殊部隊用短機関銃。MP5SD3のライセンス生産型で、20発または25発入り弾倉が用意されている。参考：月刊軍事研究5,’03

＜Ｋ７Ｍ＞：十一試機上作業練習機を参照。

＜Ｋ−８＞：SS-39（Ｋ級潜水艦）を参照。

＜Ｋ０８＞：イギリス海軍エンガディン級ヘリコプター支援艦エンガディン（Engadine）。1967年竣工・就役。参考：月刊世界の艦船5,’83

＜Ｋ０８＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、スピラエア（Spiraea）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−８カメラ＞：日本海軍の固定航空写真機。航空機に固定式で搭載し、垂直写真を撮影する。微妙に位置をずらして撮影し、立体鏡と比高測定器で観察すると、地形の高低を判別できる。参考：月刊航空ファン1,’19

＜Ｋ−８潜水艦＞：ソ連海軍627A型潜水艦。1957年9月9日起工、1959年5月31日進水、1959年12月31日竣工、1960年8月31日就役。1960年10月13日、公式記録上ではソ連原潜として初の原子炉事故を起こした。この際蒸気発生器が破裂して一次冷却水と弁作動用ヘリウムが原子炉室とタービン室に逆流、119名が被曝して13名が急性放射能症を起こし、うち３名は1.8-2シーベルトを被曝、数名が１年以内に死亡した。1970年4月8日に火災事故を起こし、4月10日に沈没。1971年2月13日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊世界の艦船10,’23

＜Ｋ−８練習機シリーズ＞：パキスタン航空機工場PACと中国の南昌航空機製造会社NAMC（1998年からホンドゥ航空機工業グループHAIG）が共同開発した練習機、別名カラコルム（崑崙、Karakorum）８型。1987年4月に中国空軍次期ジェット練習機L-8の予定で開発が認可され、その後パキスタン空軍がT-37の後継として25%（後に45%）の生産シェアで開発に加わり、飛行試験機２機と静強度試験機２機がNAMCで製作されて1990年11月21日に試作初号機が初飛行し、1992年12月11日に制式化され、1996年末までに増加試作機12機が完成して中国空軍とパキスタン空軍に６機ずつ引き渡された。エジプト空軍（120機。ノックダウン＋ライセンス生産）、ザンビア空軍（15機）、ジンバブエ空軍（11機）、スーダン空軍（17機）、スリランカ空軍（７機）、ナミビア空軍（12機）、バングラデシュ空軍（９機）、ベネズエラ空軍（26機）、ボリビア空軍（６機）、ミャンマー空軍（32機）も採用している。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊JWings4,’02、1,’01、月刊航空ファン7,’11

＜Ｋ−８Ｐ＞：パキスタン空軍採用型で、T-37の後継。低翼の直線翼を持つタンデム複座機である。初等・中等・高等練習機としての任務に加えて軽攻撃機としても使えるよう、相応の構造強度を備えており、５カ所のハードポイントを持つ。中身は主に西側製で、アビオニクスはコリンズとアライドシグナル、空調はエアリサーチ、射出座席はマーチン・ベイカーのものを採用している。エンジンはギャレット・エアリサーチTFE731-2A-2A（推力1.633トン）単発の予定だったが、最終的に渦扇11型（推力1.72トン）単発となった。全長11.6m、全幅9.63m、全高4.21m、自重2.69トン、最大離陸重量4.33トン。翼面積17.02平方メートル。エンジンは渦扇11型（推力1.72トン）単発、最大速度807km（海面高度）、失速速度150km、実用上昇限度13000m、海面上昇率毎分1620m、航続距離1400km（機内燃料のみ）／2250km（増槽あり）。23mm機関砲ポッド、ロケット弾、爆弾、PL-7など武装0.94トンを搭載できる。乗員２名。1995年（1994年？）に第１次生産分の増加試作機６機が引き渡されて評価試験に使用された。第２次生産分は武装可能なタイプで、2014年12月2日に最初の４機が配備された。最終的に100機を配備する予定。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊JWings4,’02、1,’01、3,’15、月刊軍事研究4,’05、3,’08、月刊航空ファン7,’11

　＜教練８型＞：中国空軍・海軍練習機JL-8。エンジンをプログレスAI-25（推力1.72トン）単発に換装した。1994年から増加試作機のテストに入っており、200機前後を使用予定。2005年以降はグラスコクピット化している。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊軍事研究4,’05、月刊世界の艦船2,’20

＜Ｋ−８練習機・海外シリーズ＞

　＜Ｋ−８Ｊ＞：教練８型の輸出型。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｋ−８Ｗ（ボリビア空軍）＞：ボリビア空軍軽攻撃機。2011年6月に６機を導入し、軽攻撃機として使用している。参考：月刊JWings1,’13

＜Ｋ８沈没事故＞：1970年4月8日にソ連海軍627A型原子力潜水艦K8がフランス沖で艦内火災を起こして沈没した事故。ビスケー湾で実施されたオケアン70演習に参加して帰投する途中、第３・第７区画（発令所及び下士官居住区）から火災が発生し、艦内に一酸化炭素が充満した。4月9日に緊急浮上して消火活動を続けたが、4月10日になっても火災は続き、耐圧殻に亀裂が入って第７区画から大量に浸水、4月11日に沈没した。船体は退艦命令を無視した副長や部下に酸素吸入器を譲って死亡した医師ら乗員52名、核魚雷12本、核弾頭２発、VM-A型原子炉２基と共に水深4860mに沈んでいる。火災の原因は未だに不明。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世紀の失敗物語、月刊軍事研究11,’00、月刊丸6,’01

＜Ｋ８Ｋ１＞：零式水上初歩練習機を参照。

＜Ｋ８Ｐ１＞：零式水上初歩練習機を参照。

＜Ｋ８Ｗ１＞：零式水上初歩練習機を参照。

＜Ｋ０９＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、キャンディタフト（Candytuft）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−９空対空ミサイル・シリーズ＞：ソ連空軍全天候型空対空ミサイル、別名R-38、米軍コードAA-4、NATOコードはアウル（Awl、突きギリ）。MiG設計局が開発した。参考：月刊JWings8,’05、世界の傑作機No.172

＜Ｋ−９＞：Ye-150/-151/-152専用の空対空ミサイルで、AIM-7を大型化したような外観をしており、弾体中央に全遊動式操縦翼、尾部に安定翼（後縁に動翼付き）を持つ。全長4.5m、直径0.25m、中央翼スパン1.3m、後翼スパン1.6m、発射時重量245kg、弾頭重量27kg。1961年のツシノ航空ショーでYe-152Aの翼下に吊り下げられており、西側の眼に触れたのはこの１回きりだったので、鉄パイプに羽根を付けただけのダミーという噂も出た。MiG-25用としても採用が検討されたが、撃墜確率が55%しか無く、K-9Mの開発に移った。参考：世界の傑作機No.172、月刊JWings8,’05

＜Ｋ−９Ｍ＞：K-9の改良型。採用されず、MiG-25にはR-40を積むことになった。参考：世界の傑作機No.172

＜Ｋ９自走榴弾砲＞：韓国陸軍自走榴弾砲、愛称サンダー。北朝鮮陸軍谷山自走カノン砲に対抗すべく1989年から三星重工で開発され、1998年に制式化されて量産された。車体は装甲板の全溶接で、12.7mm機銃弾（正面など主要部のみ14.5mm機銃弾）、榴弾弾片に耐える。車体前部右に機関室、左に操縦室があり、後部が戦闘室で箱型砲塔が載る。車体後面中央には横開きのハッチがある。主砲は52口径155mm砲（FH70の52口径型がモデルらしい）で、砲口部にマルチスロット式砲口制退器、砲身中央に砲口排煙機、砲身基部に油圧駐退機２本と油気圧復座機１本を持つ。弾種はM107通常弾、ロケットアシスト弾（射程30km）、K307射程延伸ベースブリード弾（射程40km）で、装弾数48発。半自動装填装置を装備しており、弾丸は自動で、装薬（バッグ式またはモジュラー式）は手動で装填する。最大発射速度毎分6-8発、持続発射速度毎分２発、15秒で３発のバーストが可能で、TOT（同時弾着）射撃もできる。砲基部に初速計測レーダー、砲塔上に車長用赤外線暗視装置があり、直接照準器も装備する。FCS、位置測定装置、中隊データリンクを搭載しており、陣地に着いてから15秒で中隊と連携した射撃が可能である。自衛用として車長用キューポラに12.7mm機銃を装備する。下部転輪はダブルタイプ片側６組、サスペンションはHDS油気圧とトーションバー混合で、射撃時に車体を安定化できるので駐鋤は持たない。起動輪は前方、誘導輪は後方にあり、上部転輪は片側３枚。サイドスカートは無い。履帯はゴムパッド付きのダブルピン・ダブルブロック型。浮航能力は無い。車内与圧式NBC防護装置と暖房を装備する。APUは無く、エンジン停止時は車体前部右フェンダー上に収容されているバッテリーでシステムを動かす。全長12m、全幅3.4m、全高3.5m、重量46.3トン。エンジンはMTU881Ka-500液冷90度Ｖ型８気筒４サイクルターボチャージドディーゼル（985馬力）、トランスミッションはアリソンATD1100-5A3（前進４速・後進２速）、巡航速度36km、最大速度67km、航続距離360km（480km？）。乗員５名（車長兼砲班長、操縦手、砲手兼照準手、装填手、装填助手）。2010年までに500両が生産され、その後も生産を継続中で、軍団砲兵や機械化歩兵師団の１個砲兵中隊あたり６両（１個大隊は３個中隊編成）が配備されている。価格は１両３億円くらい。トルコ陸軍が本車をベースとしたT155自走榴弾砲を採用した。延坪島砲撃事件では反撃の砲火を送ったが、砲身冷却能力が悪く命中精度と発射速度が低下、民生品使用のGPS航法装置はジャミングに遭い、アルミホイルを巻いて対抗する有様だったという。参考：月刊PANZER2,’11、8,’13、月刊軍事研究4,’00、5,’03、1,’01、6,’05、朝雲

＜Ｋ９自走榴弾砲ファミリー＞

　＜Ｋ１０給弾車＞：K9の車体を流用した給弾車で、車体後部にK9の砲塔に似た箱型固定弾薬室を設け、弾丸110発と装薬116個、信管132セットを収容する。弾薬室前部中央に四角柱状の給弾ブームが用意されていて、K9の砲塔後部の小ハッチに弾薬を直接送り込むことが可能。給弾速度毎分12発。自衛用に12.7mm機銃を装備する。参考：月刊PANZER2,’11、朝雲

＜Ｋ９自走榴弾砲・海外シリーズ＞

　＜Ｋ９（インド陸軍）＞：インド陸軍自走榴弾砲、別名バジラ。2017年3月29日に100両の導入を決めた。インドのラーセン・アンド・トゥブロ社が韓国のハンファテックウイン社とジョイントベンチャーで生産し、パーツの50%以上をインド国産とする。参考：月刊軍事研究9,’17

　＜Ｋ９（フィンランド陸軍）＞：フィンランド陸軍自走榴弾砲。122PsH74の後継で、アーチャー、AS90、PzH2000に勝って2016年末に導入が決まった。中古の48両を配備予定。参考：月刊PANZER4-5,’17

　＜Ｋ９（ポーランド陸軍）＞：ポーランド陸軍自走榴弾砲。2022年7月26日、648両の導入を発表した。参考：月刊JWings10,’22

＜Ｋ�\＞：オーストラリア海軍潜水艦。対潜戦訓練用で、オランダ製である。1943年に配備したが、故障が多く修理部品が無くなり、1944年に退役した。参考：月刊世界の艦船12,’18

＜Ｋ９Ｗ１＞：二式陸上初歩練習機を参照。

＜Ｋ１０＞：K9自走榴弾砲ファミリーを参照。

＜Ｋ１０＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、スナップドラゴン（Snapdragon）。1940年竣工。1942年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１０潜水艦＞：ソ連海軍675型潜水艦。1962年10月24日起工、1965年9月29日進水、1966年10月15日竣工、1966年10月31日就役。1976年、停泊中に電池が爆発。1979年、水上航行中に電池が爆発。1983年、カムラン湾で中国海軍ゴルフ級弾道ミサイル実験潜水艦と衝突、相手が沈没した。675MKV型に改造中の1989年5月30日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−１０Ｓ＞：ソ連空軍空中発射巡航ミサイル、米軍コードAS-2、NATOコードはキッパー（Kipper、魚の干物）。全長9.45m、直径0.88m、翼スパン4.88m、重量4.2トン、弾頭重量１トン（400キロトン核）。推進はターボジェット、最大速度マッハ1.4-1.6、最大射程210km（高空）／100km（低空）。誘導は中間オートパイロット＋レーダービームライディング、終末アクティブレーダー。1961年から配備され、バジャーＣに搭載された。参考：月刊軍事研究6,’93別冊、核兵器事典、ザ・マーチ５号

　＜ＡＳ−２＞：西側推定諸元は以下の通り。全長10m、直径0.9m、翼スパン4.87m、発射重量4.2トン、弾頭重量１トン。推進はターボジェット、射程86海里。誘導はオートパイロットとアクティブレーダー。参考：世界軍用機年鑑1990-91

＜Ｋ１０Ｗ１＞：二式陸上中間練習機を参照。

＜Ｋ１１＞：韓国軍個人携行火器。韓国のS&Tデイウー社が開発した。K2ライフルをベースにしたらしき突撃銃と、20mmてき弾銃を組み合わせており、アメリカ軍のXM29に類似しているが、突撃銃とてき弾銃を別々に使うことはできない。突撃銃は銃身長310mm、作動はガス圧式。使用弾は5.56mm×45弾、装弾数30発。てき弾銃は銃身長405mm、作動はボルトアクション。使用弾は20mm×30弾、装弾数５発（６発？）。FCSとして銃の上部に熱線暗視装置、レーザー測距器、弾道コンピュータを搭載していて、目標までの距離に応じててき弾の信管を自動的に調節する。重量はバッテリーと弾倉コミで6.1kg。配備後に、高出力低周波帯電磁波によりてき弾の信管が誤作動して暴発する、強度が不足しているといった欠点が見つかり、再設計中である。UAEも40丁を購入した。参考：月刊軍事研究8,’10、5,’18、朝雲

＜Ｋ１１コルベット＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ミモザ（Mimosa）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１１試作艦上戦闘機＞：川西機械製作所の試作艦上戦闘機。十年式艦上戦闘機の後継として設計された。複葉機で、上翼にはフラッペロンを装備、胴体側面に引き込み式冷却器がある。エンジンはBMW（500馬力）。昭和2年に２機が試作され、海軍に提案されたが、採用されず、社有機となった。参考：月刊丸1,’77、週刊エアクラフトNo.137

＜Ｋ１１潜水艦＞：ソ連海軍627A型潜水艦。1960年10月31日起工。1961年9月1日進水、1961年12月30日竣工、1962年3月16日就役。1965年2月10日（12日？）、セヴェロドヴィンスクの造船所で核燃料棒交換中に間違って制御棒を抜いてしまい原子炉が暴走、核燃料棒が融解し、100人以上が被曝、大量の放射能汚染水が緊急投棄された。原子炉は修復不能となり、ノバヤ・ゼムリヤ島のアポロシモフ湾（水深20メートル）に沈められた。1990年4月19日に除籍され、グレミハ原潜基地で解体を待っている。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊軍事研究3,’99

＜Ｋ−１１狙撃銃＞：アルメニアが開発した狙撃銃。K-3突撃銃と同じ5.45mm×39弾を使用し、弾薬やマガジンの共用化を図った。小型軽量化して山岳戦でも使用者が疲れないようにしたが、射程は短い。作動はボルトアクション式。スケルトンストックを持つ。光学スコープを標準装備しており、オプションでサイレンサーの装着も可能である。全長920mm、銃身長415mm、重量3.5kg。ライフリングは４条右回り。参考：最新軍用ライフル図鑑

＜Ｋ１１ミサイル艇＞：スウェーデン海軍ストックホルム級ミサイル・コルベット、ストックホルム。参考：月刊軍事研究10,’08

＜Ｋ−１１Ｅ＞：ソ連の自機防御ジャマー（ECM）。S0-69アンテナを機体に装着し、Ｈ／Ｉ／Ｊバンドの妨害電波を発するようだ。参考：月刊エアワールド7,’04

＜Ｋ１１Ｗ＞：白菊（練習機）を参照。

＜Ｋ１２＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、オーリキュラ（Auricula）。1941年竣工。1942年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１２＞：スウェーデン海軍ストックホルム級ミサイル・コルベット、マルメ。参考：月刊軍事研究10,’08

＜Ｋ−１２＞：ソ連空軍試作無尾翼爆撃機、別名ザール・プティザ（火の鳥）。BOK-5の経験を基に製作された。主翼端に方向安定を保つための翼端板があり、その後部に方向舵を持つ。エンジンは主翼前縁に付いている。全幅18m。エンジンはM-22（480馬力）双発。武装は機首と機体尾部の銃座。1936年秋に初飛行し、1937年8月18日のツシノ航空ショーで公開されたが、1938年に設計技師のカリーニンが逮捕されたため、開発できなくなってしまった。参考：第２次大戦ソ連軍用機写真集

＜Ｋ−１２＞：ソ連軍計画空対地ミサイル。Tu-98向けとして1957年7月から開発されたが、発射母機の方が開発中止になってしまい、Be10飛行艇向けに切り換えたが、結局1960年8月に開発が中止とされた。西側には存在を知られなかったため、米軍・NATOコードは付いていない。参考：世界の傑作機No.113

＜Ｋ１２（Ｅ）列車砲シリーズ＞：21cmK12(E)を参照。

＜Ｋ−１３機雷＞：海上自衛隊の機雷。九三式係維機雷を復活させたものである。56式係維機雷１型と同じものという説もある。缶体直径0.86m、全高1.51m、全幅1.05m、重量710kg、炸薬100kg。深度索長0.8m。起爆は触角式。石川製作所製。参考：自衛隊装備カタログ1981

＜Ｋ１３潜水艦＞：イギリス海軍Ｋ級潜水艦。1917年、ガーロックで浸水事故を起こして沈没した。後に引き揚げられて修理され、K22に改称されて再就役した。参考：月刊世界の艦船6,’01

＜Ｋ−１３ミサイル＞：ソ連軍の空対空ミサイル。西ドイツ軍士官がソ連GRU（参謀本部情報総局）エージェントのトラックに積み、東ドイツ経由で盗み出したAIM-9Bをコピーして1959年に完成し、R-13ミサイルの原型となった。参考：月刊軍事研究3,’04

＜Ｋ１４コルベット＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、プリムラ（Primula）。1940年進水。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１４照準器＞：アメリカ陸軍航空軍のジャイロ式照準器。イギリスのMk�U（1943年実用化）をスペリー社で生産したものである。P-47、P-80、F-84、F-86A初期型などに搭載された。参考：月刊軍事研究8,’12

＜Ｋ１４潜水艦＞：イギリス海軍Ｋ級潜水艦。1918年1月31日、Ｋ級潜水艦集団事故で大破した。参考：月刊世界の艦船6,’01

＜Ｋ１４潜水艦＞：ソ連海軍627A型潜水艦。1958年9月2日起工、1959年6月16日進水、1959年12月30日竣工、1960年8月31日就役。1960年、原潜として初めて海洋演習に参加し、またビスケー湾や大西洋南部に初進出した。1990年4月19日に除籍され、ソビエツカヤ・ガバニ基地で解体を待っている。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−�]�W型＞：ソ連海軍潜水艦。全長97.7m、幅7.4m、吃水4.0m、水上排水量1487トン、水中排水量2100トン。主機はディーゼル２基8400馬力・電動機２基2400馬力、水上巡航速力10.5ノット、水上最大速力22ノット、水中巡航速力2.9ノット、水中最大速力９ノット、燃料搭載量263トン、水上航続距離2900海里（最大速力）／15000海里（巡航速力）、水中航続距離10.5海里（最大速力）／160海里（巡航速力）、最大潜航時間72時間、電池充電時間12時間、連続航海日数50日、戦闘潜航深度80m、最大潜航深度100m。兵装は533mm魚雷発射管10門（艦前部６門、後部２門、艦橋２門。魚雷24本または機雷20個）、100mm砲２門（400発）、45mm砲２門（1000発）。乗員66名。12隻が起工され、11隻が建造された。バルバロッサ作戦開始時には６隻が在籍しており、大戦中に４隻が就役、戦時中に５隻が失われた。参考：月刊世界の艦船6,’09

＜Ｋ−１５＞：サガリカ（SLBM）を参照。

＜Ｋ１５＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ハートシーズ（Heartsease）。1940年6月4日竣工。1942年3月18日、アメリカ軍に引き渡され、PG-70カレイジとなった。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１５＞：海上自衛隊対潜・対水上艦用機雷、別名66式機雷。アメリカ海軍Mk6触発機雷を国産化したものである。重量700kg、炸薬150kg。石川製作所製。参考：自衛隊装備カタログ1981、月刊世界の艦船1,'15増刊

＜Ｋ−１５Ｙ＞：自衛隊訓練用機雷、別名56式機雷。アメリカ海軍Mk6触発機雷をコピーして訓練用にしたものである。参考：月刊世界の艦船5,’02増刊

＜Ｋ１６カノン砲＞：ドイツ陸軍15cmカノン砲。最大射程22km。1916年から配備された。第２次大戦開戦時には後方部隊にあったが、バルバロッサ作戦に伴い前線に引っ張り出され、終戦まで使用された。参考・第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ−１６機雷＞：海上自衛隊対潜・対水上艦用沈底機雷、別名67式機雷。アメリカ制式のMk18/Mk52機雷を参考にしたとされ、磁気を中心とする複合感応機雷らしい。石川製作所製。参考：月刊世界の艦船1,'15増刊、月刊軍事研究3,’16

＜Ｋ１６コルベット＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ゼラニウム（Geranium）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１６潜水艦＞：ソ連海軍658型潜水艦５番艦。1960年5月5日起工、1961年7月31日進水、1961年12月28日竣工、1962年3月16日就役、北洋艦隊第１原潜艦隊第31原潜師団に編入された。1966年、一次冷却系から水蒸気漏れを起こした。1968年10月から1970年末、658M型への改装工事を実施。1982-85年、弾道ミサイルを撤去する工事を受け、658T型攻撃潜水艦となった。1987年に定期修理に入り、そのままSTART�T条約発効に伴い1989年3月14日に除籍され、1994-95年に解体された。参考：ソ連・ロシア原潜建造史

＜Ｋ−１６装甲兵員輸送車＞：ロシア陸軍が開発中の装甲兵員輸送車。ブメラーング装輪プラットフォームがベースである。武装はB-10装軌式装甲兵員輸送車と同じ7.62mm遠隔操作銃塔。ESU-TZ戦場情報システム、NBC防護装置付き。装甲板やアクティブ防御装置アフガニトの追加が可能。全長8m、全幅3m、全高3m、戦闘重量20トン。エンジンはUTD32TRターボチャージド・ディーゼル（510馬力）、最大速度95km、航続距離800km。ウォータージェット２基で水上航行可能。乗員３名＋搭乗歩兵７名（９名？）。参考：朝雲、月刊軍事研究10,’18、7,’16、8,'15、4,’13、7,’15、3,’17、7,’17、月刊PANZER10,’12

＜Ｋ１７カノン砲＞：ドイツ陸軍10cmカノン砲、別名17/04カノン砲。クルップ製箱形砲架にラインメタル社製砲身を組み合わせている。車輪は木製で、馬匹により牽引する。実口径105mm、砲身長45口径。弾丸重量18.5kg、射程16.5km。第１次大戦から第２次大戦初期にかけて使用されており、第２次大戦時は予備部隊や沿岸砲として使用された。参考：月刊グランドパワー7,’98、第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ−１７カメラ＞：アメリカ軍昼間偵察・地図作成用航空カメラ。レンズは６インチ（152mm）F6.3（写角37°×37°）または12インチ（305mm）F5.0（F6.0？）または24インチ（610mm）F6.0、シャッターはレンズシャッター式、シャッター速度1/50または1/100または1/200または1/400、ネガサイズ９×９インチ（229×229mm）。フィルムマガジンは250枚分（9.5インチ×200フィート／0.24m×61m）のA-5Aと490枚分（9.5インチ×390フィート／0.24m×119m）のA-9。参考：空軍、航空ジャーナル9,’77臨時増刊

＜Ｋ１７コルベット＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、アマランサス（Amaranthus）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１７潜水艦＞：イギリス海軍Ｋ級潜水艦。1918年1月31日、Ｋ級潜水艦集団事故で沈没した。参考：月刊世界の艦船6,’01

＜Ｋ−１７歩兵戦闘車＞：ロシア陸軍歩兵戦闘車。ブメラーング装輪プラットフォームにブメラーングBM無人砲塔（T-15歩兵戦闘車のエポーハと同じもの）を搭載したもので、30mm機関砲2A42、7.62mm同軸機銃、9M133コルネットEM対戦車ミサイル連装ランチャー２基（砲塔左右）を装備する。戦闘重量25トン。エンジン出力750馬力、最大速度100km。浮航能力あり。乗車歩兵10名。2015年5月9日の対独戦勝70周年記念式典で試作型がパレードに登場した。参考：朝雲、月刊軍事研究10,’18、7,’16、7,’17、8,'15、4,’13、7,’15、3,’17、月刊PANZER10,’12、8,’18

＜Ｋ−１７Ｙ＞：海上自衛隊の機雷。ユニバーサル造船またはユニバーサル特機製。参考：月刊軍事研究1,’07、6,’11

＜Ｋ１８＞：ドイツ陸軍10cmカノン砲。K17カノン砲の後継としてベルサイユ条約下で秘密裏に開発され、1933年から試験に入った。実口径105mm、口径長52、俯仰角0-45度、方向射界60度。Gr19榴弾（15.14kg）では最大射程19015m。Pzgr.rot徹甲弾（重量15.6kg）では、初速毎秒805m、装甲貫徹力は0-30度傾斜装甲板に対し164mm（射距離100m）／149mm（500m）／133mm（1000m）／119mm（1500m）／109mm（2000m）。K17の在庫やソ連軍から鹵獲した122mmカノン砲で間に合ったため、1943年まで少数が生産されたのみで、当初師団砲兵に配備されたが榴弾の威力不足が問題で、結局大西洋防壁に送られた。�W号ａ型自走砲の主砲でもある。参考：月刊グランドパワー7,’98、ジャーマンタンクス

＜Ｋ１８＞：ドイツ陸軍15cmカノン砲。K16の後継として1933年から開発され、1938年から配備された。旋回台の上に載せれば全周射撃が可能であり、移動の際は砲身と砲架に分けて運搬する。砲身長8.4m、口径長55、戦闘重量12.76トン。俯仰角マイナス２度からプラス43度。使用弾（榴弾）重量43kg、初速毎秒890m、最大射程24500m。重量43.5kgの対ベトン弾も用意されている。１門あたりの値段は10800RMで、1945年3月時点では21門が配備されていた。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ１８＞：ドイツ陸軍17cmカノン砲、別名マッターホルン。短距離ならリンバーを使用して移動でき、全周旋回可能。砲身長8.103m、口径長50、重量17.51トン。ライフリングは48本。榴弾は重量62.8kg、初速毎秒830m、最大射程29600m。重量71kgの徹甲弾もある。発射速度毎分２発、砲身命数1500発。価格は１門124000RMで、1941-45年に338門が生産された。第２次大戦後にアメリカ軍がコピーして175mmカノン砲を製作した。参考：月刊PANZER4,’02、月刊グランドパワー7,’98、第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ１８＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、カンパヌラ（Campanula）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１８＞：オランダ海軍潜水艦。1942年3月2日、バリクパパン沖で第31駆潜隊の第12号駆潜艇による爆雷攻撃を受けて損傷し、スラバヤまで辿り着いたものの、損傷が大きく自沈した。参考：小艦艇入門

＜Ｋ−１８＞：ソ連海軍661型原潜。1963年12月28日起工、1968年12月21日進水、1969年12月31日竣工、1970年1月9日就役。1980年9月30日（12月？）、炉心交換作業中に原子炉自動操縦装置が故障、炉心が損傷して一次冷却水が漏れた。1989年3月14日に除籍された。セヴェロドヴィンスク造船所で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊世界の艦船10,’23

＜Ｋ−１８＞：ソ連海軍667BDRM型戦略原潜６番艦カレリア（Karelia。Kareliya？）。1986年2月7日起工、1989年2月2日進水、1989年10月10日竣工、1989年10月31日就役。1996年9月に個艦名称カレリアを授与された。2000年4月、プーチン大統領代行が乗艦して北洋艦隊の訓練を視察した。2004年2月、プーチン大統領がプレセツク宇宙船発射基地から本艦にR-29RM発射指令を下命したが、発射されたミサイルは98秒後に自爆してしまった。2005年6月、近代化改装に入る予定だったが、予算不足で開始が遅れた。2010年、R-29RMU2シネーワ搭載、外殻形状変更による水中雑音低減、寿命延長、艦内機器修理換装といた近代化改装を終えた。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、現代の潜水艦、月刊世界の艦船12,’11、月刊軍事研究9,’14

＜Ｋ１８／４０＞：K42（カノン砲）を参照。

＜Ｋ１９＞：アメリカ軍の夜間偵察用航空カメラ。レンズは12インチ（305mm）F2.5、シャッター速度は1/25または1/50または1/100。写角は18.5°×22.5°または20.5°×20.5°で、フィルムは前者が9.5インチ×200フィート・0.24m×61m（９×９インチ・229×229mmのネガ250枚分）、後者が８×10インチ・203×254mm（ネガ寸法も８×10インチ）。参考：空軍

＜Ｋ１９＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ニジェラ（Nigella）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１９＞：ソ連海軍658型原潜１番艦。1958年10月18日起工。1959年2月、コルク接着作業中の労働者２名が火災で死亡。3月、タンク内にゴムを張っていた労働者６人が接着剤の揮発ガスを吸って死亡。1959年10月11日進水、進水式ではシャンペンが割れなかった。1960年7月、一次冷却水の圧力が計画の２倍になるというトラブルが発生したが、工期が遅れるのを嫌って隠蔽された。11月12日に竣工したが、この日ミサイル発射筒のハッチが落下する事故を起こし、１名が死亡。11月18日、技師１名が落下事故で死亡。1961年6月7日就役、北洋艦隊特別原潜旅団に編入された。1961年7月3日、原子炉が故障。1962年、北洋艦隊第１原潜艦隊第31戦略原潜師団に編入された。3月、原子炉交換のためドックイン。1963年2月、原子炉の積み替えを終え、故障した原子炉はカラ海アボロシモフ湾の水深20m地点に投棄された。1964年3月、作戦任務を再開。1967-68年、658M型に改装された。1969年11月15日、アメリカ原潜SSN-615ガトーと衝突、魚雷発射管などを損傷した。1972年2月24日、火災事故を起こした。1973年1月、作戦任務に復帰。1973年後半、核燃料棒を交換。1974年、作戦任務に復帰。1977年、ミサイル発射筒を撤去する改装工事を開始。1983年、658S型通信潜水艦への改装を終了、KS-19に改称された。この間２度の火災事故を起こし、６名が負傷している。事故続きのため、乗員は「ヒロシマ」というニックネームを付けた。START�T条約発効に伴い1990年4月19日に除籍され、アラ湾に保管された後、2003年9月から解体されたが、博物館の建設が決まり、2006年から展示されている。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世紀の失敗物語

＜Ｋ１９火災事故＞：1972年2月24日1020、ソ連海軍658型原潜K19が作戦任務を終えて帰投中、ニューファンドランド島を航行時に、第９区画の炭酸ガス処理装置から火災が発生。発見した水兵が担当者を捜している間に拡大し、４日前に油圧装置のパイプが損傷して修理を行っていた箇所にも延焼して再びパイプにひびが入り、オイルが漏れて大火災に発展した。更に高圧空気パイプも損傷して手が付けられなくなり、原子炉区画まで火災が広がったため、第９区画の乗員は第８区画に避難した。第７区画にも煙が充満したが、ここにいた乗員は原子炉を維持して艦の浮上に必要な電力を供給する作業を優先、原潜と引き替えに28名が死亡した。３日後に救援の貨物船が駆け付けて乗員を収容したが、第10区画には12名が取り残されており、トイレも無い区画内でマカロニと塩をかじって生き延びた。救難曳航作業には27隻の艦艇が参加し、嵐の中の曳航で乗員２名が殉職している。基地に帰投したのは4月2日のことだった。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世紀の失敗物語

＜Ｋ１９原子炉故障＞：1961年7月3日0400、ソ連海軍658型原潜K19がイギリス南部を航行中に、右舷原子炉の一次冷却装置が配管亀裂による圧力低下で停止。そのままではメルトダウンを起こすので、急遽手製の冷却装置を作って原子炉に接続し、最悪の事態は避けられた。しかしこの時原子炉には毎時4.5Gyに達する大量の放射線が渦巻いており、突入した19名が大量に被曝した。また、発令所も毎時0.9Gyに達する放射線にみまわれており、艦内で８名が死亡した。救難信号を発しようとしたものの、無線機が故障しており、通信距離が100海里しかない予備機で何とか僚艦と連絡、1400には全員が避難した。1500、手製の冷却装置が漏水したため３名がK19に戻って修理を実施。その後北洋艦隊の駆逐艦と曳船２隻により基地まで帰投した。1970年代に乗員のうち数十名が放射線障害で死亡したといわれ、被曝したため廃棄船に隔離していた飲食物を盗んだ陸上部隊兵士もいたらしく、トータルの被害者は未だに不明である。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世紀の失敗物語、月刊世界の艦船10,’23

＜Ｋ２０＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、スターワート（Starwort）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２１＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ダート（Dart）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２１＞：スウェーデン海軍イェーテボリ級ミサイル・コルベット、イェーテボリ。1989年4月竣工。参考：月刊軍事研究10,’08

＜Ｋ２１潜水艦＞：ソ連海軍627A型原潜。1960年4月2日起工、1961年6月18日進水、1961年10月31日竣工、1961年11月28日就役。1990年4月19日に除籍され、グレミハ原潜基地で解体を待っている。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２１歩兵戦闘車＞：韓国陸軍歩兵戦闘車。北朝鮮軍が配備しているとみられるBMP-1歩兵戦闘車にはK200シリーズでは対抗できないとみられたため、K200シリーズの量産が終了した1999年から国防科学研究所と斗山重工業でNIFVとして開発に入り、2005年に試作車体、2007年に試作砲塔が完成し、2008年から対戦車ミサイル以外の量産に入った。車体は防弾アルミニウム合金製で、主要部に複合装甲が適用されており、複合装甲部は30mm弾、その他は14.5mm弾に耐える。車内配置は前部中央と右が機関室、左が操縦室、中央が戦闘室、後部が兵員室。操縦はハンドルバー式で、ハンドル中央部に15インチ（381mm）モニターがあり、エンジンなどの情報や前後の視界を映し出せる。兵員室上面にハッチ、後部にハッチ付きの乗降用ランプドアを持つ。ガンポートは無い。乗車兵員は向かい合わせに座り、天井には吊革まで付いている。下部転輪はダブルタイプ片側６組、起動輪は前方、誘導輪は後方にあり、装甲スカートを持つ。サスペンションはドンミョン電機社製油気圧式。砲塔は２名用で、右に砲手、左に車長が位置する。防楯と前側面には増加装甲がボルトオンされている。武装は70口径40mm機関砲K40と7.62mm同軸機銃で、俯仰角はマイナス７度からプラス45度。砲塔左側面に縦２連装の対戦車ミサイルランチャーが装着されているが、肝心の対戦車ミサイル（イスラエルのスパイクをベースにするらしい）はまだ開発中である。ADEX2015でデモを披露した車両にはランチャーも付いていなかった。砲手用ハッチの前に砲手用主照準器と補助照準器が並んでおり、測距距離6000mのレーザー測距器と第三世代赤外線暗視装置が組み込まれている。車長用ハッチの前には車長用全周旋回式パノラマ照準器があり、車長によるオーバーライド能力を持つ。主砲基部上方にはIFF発信装置があり、防楯両側にレーザー検知器／紫外線センサーと５連装発煙弾発射機を装備、砲塔上面後部に横風センサーとIFF受信装置を搭載する。砲塔バスケット後部には20インチ（508mm）クラスの大型モニターが装着されていて、兵員室の乗車歩兵に各種情報を表示する。航法装置はGPS/INSで、車長用情報表示モニターに自己位置が表示される。車両間情報システムを搭載していて、上級司令部とのデータリンク能力を持つ。自動消火装置も搭載。浮航能力を持っており、スカートの下にある膨張式フロートを膨らませ、車体前部のトリムベーンを展開、機関部周囲の補助スクリーンを広げれば準備完了である。ただフロートが小銃弾にも耐えられないという欠点があり、2009年12月9日に水没事故を起こし、補助スクリーンの高さを増したものの、2010年7月29日にも水没して死者を出した。全長6.9m、全幅2.3m、全高2.6m、戦闘重量25トン。エンジンは斗山エンジン製D2848LXE水冷10気筒ターボチャージドディーゼル（750馬力）、トランスミッションはS&T社製HMPT500-4EK、最大速度70km（路上）／4km（路外）、水上最大速力7km、燃料搭載量750リットル、航続距離750km。乗員３名（車長、砲手、操縦手）＋乗車歩兵９名。FCSが40mm機関砲の発射衝撃に耐えられないという欠点があり、改善中。900両を配備する予定。単価は25億ウォンの予定だったが、40億ウォン以上になっている。参考：月刊PANZER5,’11、2,’11、8,’13、月刊軍事研究12,’08、1,’16

＜Ｋ２１ファミリー＞

　＜Ｋ２１−１０５＞：軽戦車型。K21の砲塔を外してCMIディフェンス社製105mm砲塔に換装したもので、ハイファディフェンス社が自主開発した。オプションで砲安定化装置や対戦車ミサイルを追加可能。戦闘重量25トン。エンジンは斗山エンジン製D2848LXE水冷10気筒ターボチャージドディーゼル（750馬力）、トランスミッションはオートマチック、最大速度70km、航続距離450km。乗員３名。参考：月刊軍事研究3,’18

＜Ｋ−２２＞：アメリカ軍の昼間偵察用航空カメラ。６インチ（152mm）F6.3レンズの場合、写角は37°×37°、ネガ寸法９インチ四方。12インチF5.0レンズの場合、写角20.5°×20.5°、ネガ寸法９インチ（229mm）四方、フィルムマガジンは250枚分（9.5インチ×200フィート／0.24m×61m）のA-5A。24インチ（610mm）F6.0レンズの場合、写角10.5°×10.5°、ネガ寸法９インチ（229mm）四方、フィルムマガジンは490枚分（9.5インチ×390フィート／0.24m×119m）。40インチ（1016mm）F5.6（F5.0？）レンズの場合、写角6.5°×6.5°、ネガ寸法８×10インチ（203×254mm）、フィルムマガジンは１枚分（８インチ×10インチ／203×254mm）。シャッターはフォーカル・プレーン式で、シャッター速度は1/150または1/350または1/800。参考：空軍、航空ジャーナル9,’77臨時増刊

＜Ｋ２２＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、グロキシニア（Gloxinia）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２２＞：海上自衛隊の感応機雷。1971年から石川製作所が生産した。参考：自衛隊装備カタログ1981

＜Ｋ２２＞：スウェーデン海軍イェーテボリ級ミサイル・コルベット２番艇イェーブレ（Gävle。ヤヴラ？）。1989年8月竣工。2006-07年、レバノン沿岸での国連監視活動に参加した。2011年6月6-16日、バルトップス2011演習に参加。6月18-26日、ドイツのキール・ウィーク2011に参加。2022年11月22日から12月2日、バルト海北部でフリージング・ウインズ2022演習に参加。参考：月刊軍事研究10,’08、月刊世界の艦船9,’11、2,’23

＜Ｋ２２潜水艦＞：イギリス海軍Ｋ級潜水艦。元は1917年にガーロックで沈没したK13で、修理後に改称された。1918年1月31日、Ｋ級潜水艦集団事故で大破した。参考：月刊世界の艦船6,’01

＜Ｋ−２２潜水艦＞：ソ連海軍675型潜水艦。1963年10月14日起工、1964年11月29日進水、1965年8月7日竣工、1965年9月6日就役。1967年、赤衛軍兵士（Krasnogvardeets）のニックネームが付けられた。1976年、クレタ島近海でアメリカ海軍ガーシア級フリゲートFF-1047ヴォーグと衝突。1990年、675MKV型に改装されて再就役した。1994年7月7日、B-22に艦名変更された。7月15日に除籍され、アラ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２３＞：R-23シリーズ（空対空ミサイル）を参照。

＜Ｋ２３＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ジャスミン（Jasmine）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２３＞：海上自衛隊の感応機雷。1971年から石川製作所が生産した。参考：自衛隊装備カタログ1981

＜Ｋ２３＞：スウェーデン海軍イェーテボリ級ミサイル・コルベット、カルマル。1990年1月竣工。参考：月刊軍事研究10,’08

＜Ｋ−２３＞：ソ連海軍675型潜水艦。1966年2月23日起工、1967年6月18日進水、1967年12月30日竣工、1968年1月11日就役。1970年、レーニン誕生100周年記念賞を受賞。1975年、原子炉の冷却系が浸水する事故を起こした。1979-84年、675MK型への改装工事を受け、1984年に再就役した。1988年、訓練・実験艦となった。1989年、総司令官ミサイル発射訓練賞を授賞。1991年6月24日に除籍され、パブロフスキー湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２３級＞：Ｋ級シリーズ（潜水艦）を参照。

＜Ｋ−２４＞：アメリカ軍の昼夜間偵察用航空カメラ。レンズは6.375インチ（162mm）F4.5または７インチ（178mm）F2.5または12インチ（305mm）F5.0または20インチ（508mm）F5.6、シャッターはフォーカルプレーン式、ネガサイズ5.5×5.5インチ（140×140mm）。フィルムマガジン55枚または125枚分。参考：航空ジャーナル9,’77臨時増刊

＜Ｋ２４＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ハイビスカス（Hibiscus）。1940年5月21日竣工。1942年5月2日、アメリカ軍に引き渡され、テンプトレス級コルベットPG-64スプリーとなった。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２４＞：スウェーデン海軍イェーテボリ級ミサイル・コルベット、スンズヴァール（Sundsvall）。1991年11月竣工（1993年就役？）。2006-07年、レバノン沿岸での国連監視活動に参加した。2009年10月16-29日、ノーザン・コースト2009演習に参加した。参考：月刊軍事研究10,’08、月刊世界の艦船2,’10

＜Ｋ２５＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、アザレア（Azalea）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２５＞：ソ連の試作空対空ミサイル。1968年に入手したAIM-7Cスパロー�Vを参考にしてヴィンペル設計局が開発したが、1971年に打ち切られた。参考：世界の傑作機No.172

＜Ｋ−２５＞：ソ連海軍670型原潜。1965年12月2日起工、1968年7月31日進水、1968年12月30日竣工、1969年1月8日就役。1974年、発射したミサイルが曳船に命中した。1991年6月24日に除籍された。クラセニンニコフ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−２６＞：ソ連海軍667A型原潜。1965年12月30日起工、1967年12月23日進水、1968年9月3日竣工、1968年9月12日就役。1982年、特務艦に艦種変更された。1985年、弾道ミサイルを撤去して667AT型となった。1988年7月17日に除籍され、1993年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−２７＞：R-27シリーズ（空対空ミサイル）を参照。

＜Ｋ２７＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ハニーサックル（Honeysuckle）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２７＞：ソ連海軍645型原潜。1958年6月15日起工、1962年4月1日進水、1963年10月30日竣工、潜水巡洋艦として就役した。1964年4月21日から6月12日に太平洋中部に進出。同年、大西洋南部で蒸気発生器が故障して液体金属冷却剤が固着し、一次冷却系が閉塞、炉心温度が1000度まで上昇する事故を起こした。1965年7月31日、地中海でアメリカ原潜を追尾中に船体中央部で火災が発生し、１名が重傷を負い、追尾を振り切られた。8月26日、原子炉室で火災が発生して放射性ガス濃度が基準の５倍を超え、乗員105名が被曝。9月7日、実験潜水艦に艦種変更された。1968年5月24日、バレンツ海で訓練中に蒸気発生器がトラブルを起こし原子炉が暴走、直後に出力が急低下した。液体金属冷却剤が凝固して一次冷却系が閉塞したためで、炉心温度が急上昇、燃料棒の20%以上が融解して爆発を起こし、艦内に放射性ガスが広がった。修理に当たった乗員のうち９名が事故直後に死亡し、残る乗員も被曝した。何とか基地に戻ってきたが、6月20日に予備役に編入されてセヴィドロヴィンスクの造船所埠頭に繋留され、補助船舶が高温蒸気を供給して一次冷却系の凝固を防ぎつつ液体金属冷却原子炉の実験を継続。1973年、原子炉の状態が危険と判断され、実験は中止された。1979年2月1日に除籍された。同年に再び蒸気発生器のトラブルからメルトダウンを起こし、9月に原子炉ごとゼムリヤ島ステポボイ湾の水深33mの地点に廃棄された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊軍事研究3,’99、月刊世界の艦船10,’23

＜Ｋ２８＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、カレンデュラ（Calendula）。1941年4月27日（1940年？）竣工。1942年3月12日、アメリカ軍に引き渡され、PG-67レディとなった。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２８＞：ソ連海軍675型原潜。1963年4月26日起工、1964年6月30日進水、1964年12月16日竣工、1965年1月22日就役。1968-75年、675MU型に改装され、1974年に再就役した。1977年7月25日、K-428に艦名変更された。1990年4月19日に除籍され、1993年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２９＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、チューリップ（Tulip）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３０＞：ソ連海軍659型原潜。1961年5月12日起工、1962年5月3日進水。建造中止となり、第199造船所で解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３０シリーズ＞：韓国陸軍自走高射機関砲。1983年から開発された。参考：月刊軍事研究12,’03

＜Ｋ３０＞：別名飛虎（ビホ、Biho。Flying Tiger）。K200を大型化した車体（天馬と同じ）にエリコン30mm機関砲KCB（最大仰角70度、有効射程5000m、発射速度毎分650発）２門（砲塔両側面）、Ｘバンド捜索レーダーTPS-830K（砲塔上面後部、探知距離17km）、レイセオン社製電子光学照準装置（TVカメラ、FLIR、レーザー測距器。砲塔前面）を搭載した２名用砲塔を載せているが、追尾レーダーは無い。戦闘重量25トン。エンジンはMAN社製D2848MTターボ・ディーゼル（550馬力）、最大速度60km、航続距離500km。価格は１両あたり48億ウォン。FCSが能力不足で命中精度に問題があったようで難航し、2001年から配備されたが、高価だったらしく2007年までに54両、2017年までに176両しか配備されていない（THE MILITARY BALANCE 2016では保有数20両である）。実際に使えるレベルになったのは2013年6月といわれる。参考：月刊軍事研究12,’03、5,’07、4,’00、月刊PANZER8,’13、5,’11、7,’09、THE MILITARY BALANCE 2016

＜ハイブリッド飛虎＞：自走対空ガン・ミサイルシステム型。砲塔両側面に神弓MANPADS４連装（２列２段）ランチャーを１基ずつ搭載する。2016年10月にミサイル発射試験に成功した。参考：月刊軍事研究3,’18

＜Ｋ３０トラック＞：イギリスの30cwtトラック。オースチンK3/YBのショート・ホイールベース型（3.403m）である。参考：月刊グランドパワー3,’05

＜Ｋ３０トラック・ファミリー＞

　＜Ｋ２／Ｙ＞：重救急車型。戦時用なのでグリル上部両側の前照灯を外し、管制灯を左にのみ装備する。車体中央左の排気管をキャビン上部まで延長し、渡渉を有利にすると共に車内に排気が逆流しないように配慮した。車体後部にマン・エレガートン社製箱形キャビンを搭載し、看護者１名＋傷病者10名または担架４床を搬送可能。全長216インチ（5.49m）、全幅87インチ（2.21m）、全高110インチ（2.79m）、車重6890ポンド（3.12トン）。エンジンはオースチン製OHV６気筒ガソリン（63イギリス馬力）、トランスミッションは前進４速・後進１速、後輪駆動。13102両が生産され、陸海空軍、消防、民間救難組織で多用された他、レンドリースにも回された。参考：月刊PANZER1,’01、月刊グランドパワー3,’05

＜Ｋ３０ロケット弾＞：韓国陸軍130mmロケット弾。弾頭はK37榴弾。弾薬重量55kg、弾頭重量20.37kg。射程23km。参考：世界AFV年鑑2002-2003、月刊軍事研究1,’16

＜Ｋ３１＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、カメリア（Camellia）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３１＞：スウェーデン海軍ヴィスビー級コルベット１番艦ヴィスビー（Visby）。1996年12月起工、2000年6月進水、2005年1月就役。参考：月刊軍事研究12,’07

＜Ｋ−３１＞：ソ連海軍675型原潜。1964年1月11日起工、1964年8月9日進水、1965年9月30日竣工、1965年11月11日就役。1977年7月25日、K-431に艦名変更された。1985年、炉心交換中に原子炉が暴走した。1987年6月19日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−３１原子炉暴走事故＞：1985年8月10日、675型原潜K-31（当時はK-431に改称後）がチャジマ湾の第30原潜修理工場で核燃料棒の交換作業を行っていた。新しい燃料棒を一旦挿入したが、原子炉側に不備があったため引き出すことになり、左舷原子炉の覆いをクレーンで吊り上げたところ、覆いが傾いた。しかし原子力安全基準及び交換作業手順に違反してそのまま吊り上げを継続したところ、覆いに引っかかっていた制御棒が一緒に引き出されてしまい、原子炉が暴走。あっという間に冷却水が沸騰して水蒸気爆発が起こり、覆いが吹き飛ばされて隣の工作艦に激突し、再び原子炉内に落下、船体を突き破った。核燃料棒20本は1-1.8km先のチャジマ湾に落ち、原子炉周辺は跡形も無く吹き飛ばされて作業中の乗員10名が消滅、発生した火災を消すのに４時間かかった。周辺には大量の放射性物質が降り注ぎ、作業員290名、周辺の潜水艦、特殊船、埠頭、工場設備、チャジマ湾が汚染され、風に乗ってウラジオストクにも流れていった。核事故の専門家が現場に到着したのは２時間も経ってからで、除洗作業用の専門器材も無く事故処理に15日もかかり、軍人と民間人2000名以上が被曝したとされる。事故の損害は5000万ルーブル（3400万ドル相当）にも達し、K-31の原子炉はコンクリート施設に封印され、隣に停泊していた627A型原潜も使用不能になった。汚染されたアスファルト100立方メートル、土壌4600立方メートル、建材350トン、鋼材760トン、木材60トンは特別処分場に埋設され、船舶４隻、原潜５隻、浮き桟橋２隻、作業機械47両が除洗を受けた。ゴルバチョフ書記長は事故の隠蔽を指示しており、事故の詳細や放射能汚染の状況は未だに分からない。21世紀に入り、K-31はズベズダ原潜処理工場に運ばれて漸く解体が始まったが、2005年の測定でも原子炉区画で毎時100ミリシーベルト、原潜周辺で毎時３ミリシーベルトの放射線が観測されている。参考：月刊世界の艦船6,’11、ソ連／ロシア原潜建造史、月刊軍事研究3,’99

＜Ｋ３２＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、コレオプシス（Coreopsis）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３２＞：スウェーデン海軍ヴィスビー級コルベット２番艦ヘルシンボリ（Helsingborg）。2021年9月13-23日、ノーザン・コースト2021演習に参加。参考：月刊軍事研究10,’08、月刊世界の艦船12,’21

＜Ｋ−３２＞：ソ連海軍667A型原潜。1966年4月23日起工、1968年4月25日進水、1968年10月26日竣工、1968年11月19日就役。1986年、特務通信艦KS-32に艦名変更された。1987年、大型原潜に艦種変更された。1990年4月19日に除籍され、1998年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−３３＞：K-X（機雷）またはR-33シリーズ（空対空ミサイル）を参照。

＜Ｋ３３＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、キングカップ（Kingcup）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３３＞：スウェーデン海軍ヴィスビー級コルベット３番艦ヘルニョサン。2011年9月9-23日、ノーザン・コースト2011演習に参加。参考：月刊軍事研究10,’08、JShips Vol.46

＜Ｋ−３３潜水艦＞：ソ連海軍658型潜水艦２番艦。1959年2月9日起工、1960年8月6日進水、1960年12月24日竣工、1961年6月6日就役、北洋艦隊特別原潜旅団に編入された。1962年、北洋艦隊第１原潜艦隊第31戦略原潜師団に編入された。1964年、658M型に改装された。1965年、放射性ガスの排出事故を起こし、ドックインして核燃料を交換。1967年、R-21ミサイルの水中３基斉射を実施。1968年、放射性ガスの漏洩事故を起こして核燃料を交換。1969年、ドックインして核燃料を交換。1977年7月25日、K-54に名称変更された。1984年に改装工事を受け、基地周辺で乗員訓練用として使用された。START�T条約発効に伴い1987年9月16日に除籍され、グレミハ湾で保管中。博物館として保存する動きがある。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３３飛行帽＞：ドイツ空軍が第２次大戦時に使用した冬用飛行帽。ヘッドホンが無い。参考：グラフィックアクション36

＜Ｋ３３ロケット弾＞：韓国陸軍130mmロケット弾。弾頭はK38炸裂弾（鉄球16000個内蔵）。発射重量64kg。射程36km。参考：世界AFV年鑑2002-2003、月刊軍事研究1,’16

＜Ｋ３４＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、グラジオラス（Gradiolus）。1940年竣工。1941年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３４コルベット＞：スウェーデン海軍ヴィスビー級コルベット４番艦ニーシェーピン（Nyköping。ニュヒェーピング？）。2006年7月就役。2007年9月11-14日、DSEi2007に参加し、艦内を一般公開した。2018年10月25日から11月7日、トライデント・ジャンクチュア2018演習に参加。2022年6月6-17日、バルト海でバルトップス2022に参加。参考：月刊軍事研究12,’07、月刊世界の艦船2,’19、9,’22

＜Ｋ−３４潜水艦＞：ソ連海軍675型原子力潜水艦。1966年6月18日起工、1967年9月23日進水、1968年12月30日竣工、1969年1月8日就役。1977年7月25日、B-134に艦名変更された。1982-89年、675MKV型に改装され、1989年に再就役した。1989年、訓練・実験艦となった。1994年7月5日に除籍された。パブロフスキー湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３５＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ヴァイオレット（Violet）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３５コルベット＞：スウェーデン海軍ヴィスビー級コルベット５番艦カールスタッド。2006年8月進水。2013年（2015年9月？）就役。2014年8月26日から9月11日、バルト海でノーザン・コースト2014演習に参加。参考：月刊軍事研究12,’07、3,’17、月刊世界の艦船1,’15

＜Ｋ−３５潜水艦＞：ソ連海軍675型原子力潜水艦。1964年1月6日起工、1965年1月28日進水、1965年6月30日竣工、1965年7月30日就役。1986-90年、675MKV型に改装され、1990年に再就役した。1992年6月3日、B-35に艦名変更された。1993年6月20日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３５（ｔ）＞：ドイツ国防軍105mmカノン砲。チェコのスコダ社が開発したVz.35カノン砲を使用したものである。射程18.1km。1941年まで生産されて前線配備され、1943年頃からは大西洋城塞に回された。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ３６＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、クレマチス（Clematis）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３６＞：ロシアのズベズダ設計局が開発した射出座席。アメリカ空海軍もテストした。参考：月刊軍事研究7,’95

＜Ｋ３６ＤＭ＞：ロシア軍の射出座席。高度20000m以上、マッハ３でも脱出できるとされる。Su-27やMiG-29に搭載された。1999年のパリエアショーで墜落したSu-30MKから無傷で乗員を脱出させた実績を持つ。ただ余計な時に作動することがあるらしく、2014年10月21日にインド空軍Su-30MKI戦闘機の射出座席が勝手に作動して乗員２名が負傷、機体は墜落して全損した。参考：月刊JWing10,’03、1,’15、戦闘機のしくみ

＜Ｋ−３７＞：R-37シリーズ（空対空ミサイル）を参照。

＜Ｋ３７カメラ＞：アメリカ軍の夜間偵察用航空カメラ。レンズは12インチ（305mm）F2.5、ネガ寸法９×９インチ（229×229mm）。参考：空軍

＜Ｋ３７コルベット＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ヴェロニカ（Veronica）。1941年2月18日竣工。1943年3月21日、アメリカ軍が取得してテンプトレス級コルベットPG-62テンプトレスになった。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３８カノン砲＞：ドイツ陸軍21cmカノン砲。クルップ社が1938年に出された要求に基づいて開発した。移動時は砲身と砲架及び脚に二分割して運搬し、射撃時には旋回盤を使用して全周射撃できる。実口径210.9mm、砲身長11.64m、口径長55、戦闘重量25.435トン。使用弾重量120kg、初速毎秒905m、最大射程33.9km。15門が発注されたが、1943年に７門が完成したところで生産中止となった。他に日本に１門が売却されている。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ３８カメラ＞：アメリカ軍の昼間偵察用航空カメラ。レンズは24インチ（610mm）F6.0、ネガ寸法９×18インチ（229×457mm）。参考：空軍

＜Ｋ３８コルベット＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ミグノネッテ（Mignonette）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３８潜水艦＞：ソ連海軍671型潜水艦。1963年4月12日起工、1966年7月28日進水、1967年11月5日竣工、1967年11月27日就役。1979年、K-481と共にペルシャ湾のアメリカ機動部隊を追跡。殆ど発見されることなくアメリカ艦隊を魚雷の射程内に置いた。1985年3月20日、作戦行動中にタービン区画で火災が発生、原子炉が停止したため、北洋艦隊原潜基地に曳航された。1991年6月24日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３９＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ヒドランゲア（Hydrangea）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３９＞：ドイツ陸軍15cmカノン砲。元はトルコ陸軍がクルップ社に発注したものだが、引き渡す前に第２次大戦が始まったので、ドイツ陸軍が接収して使用した。全備重量12.2トン。榴弾（重量43kg）なら初速毎秒890m、最大射程25.42km。39式半徹甲弾（重量45kg）も使用可能。参考・第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ３９シリーズ＞：ドイツ陸軍21cmカノン砲。K52カノン砲の簡易型で、60門発注したが、完成したのは16門だった。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ３９／４０＞：K52を簡素化し、ドイツ制式の40式21cm榴弾を発射可能としたもの。戦闘重量39.8トン。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ３９／４１＞：マズルブレーキを装着したもの。砲身長11.462m、口径長52。最大射程33km。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ−４０＞：R-40シリーズ（空対空ミサイル）を参照。

＜Ｋ４０＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ピオニー（Peony）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４０＞：イスラエル海軍駆逐艦エイラート（Eilat）。元はイギリス海軍Ｚ級駆逐艦R39ゼラスである。基準排水量1710トン。イスラエル海軍艦隊の旗艦を務めていたが、1967年10月21日夜、エジプト海軍のSS-N-2ミサイルにより２時間で沈没した。参考：月刊軍事研究5,’04、JShips Vol.20、月刊航空ファン6,’19

＜Ｋ４０＞：インド海軍プロジェクト1241RE型ヴィール級ミサイル艇ヴィール（Veer）。1987年就役。2016年4月28日に除籍された。参考：月刊世界の艦船8,’16、月刊軍事研究1,’11

＜Ｋ４０＞：韓国陸軍K21歩兵戦闘車用70口径40mm機関砲。ボフォース40mm機関砲をライセンス生産していたS&G社が開発した。弾種はAPFSDS弾（初速毎秒1400m、射距離1000mで装甲貫徹力100mm）とHE弾（初速毎秒1005m、近接信管を装着すればヘリにも対応できる）で、最大射程4000m、発射速度毎分300発。参考：月刊PANZER5,’11

＜Ｋ−４０＞：ソ連海軍658型原潜４番艦。1959年12月6日起工、1961年6月18日進水、1961年12月27日竣工、1962年5月21日就役、北洋艦隊第１原潜艦隊第31原潜師団に編入された。1966-68年、658M型への改装工事を受けた。1985年、弾道ミサイル発射筒撤去作業に入ったが、1986年に工事がストップし、START�T条約発効に伴い1986年10月12日に除籍され、1991年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４０　Ｌ／６１＞：ドイツ陸軍61口径12.8cm カノン砲。重量26.4kgの徹甲弾を使用すると、初速毎秒880m、装甲貫徹力は0-30度傾斜装甲板に対し201mm（射距離100m）／176mm（500m）／150mm（1000m）／132mm（1500m）／120mm（2000m）。12.8cm自走砲架に搭載された。参考：ジャーマンタンクス

＜Ｋ４１＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、サンフラワー（Sunflower）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４１＞：インド海軍プロジェクト1241RE型ヴィール級ミサイル艇ニルブヒク。参考：月刊軍事研究1,’11

＜Ｋ４２＞：インド海軍プロジェクト1241RE型ヴィール級ミサイル艇ニパト（Nipat）。1988年就役。2016年4月28日に除籍された。参考：月刊世界の艦船8,’16、月刊軍事研究1,’11

＜Ｋ４２＞：ドイツ陸軍10cmカノン砲。10cmカノン砲K18を60口径に長砲身化したものである。Gr19榴弾（15.14kg）なら最大射程21.15km。威力が小さいため、少数のみ生産された。参考：月刊グランドパワー7,’98

＜Ｋ−４２＞：ソ連海軍627A型原潜。1962年11月28日起工、1963年8月17日進水、1963年11月30日竣工、1963年12月14日就役。1968年、ソ連原潜として初めて核魚雷を搭載しての基地間移動に成功。1981年4月17日、ロストフスキー・コムソモレーツと命名された。1989年3月14日に除籍され、チャジマ基地で解体を待っている。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４３＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、フリージア（Freesia）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４３＞：インド海軍プロジェクト1241RE型ヴィール級ミサイル艇ニシャンク。参考：月刊軍事研究1,’11

＜Ｋ４３＞：ドイツ陸軍128mmカノン砲。三脚式の台座と多孔式マズルブレーキを持つ。ソ連の122mmカノン砲に刺激を受けて1942年からスコダとクルップが開発したが、実用化されなかった。参考・第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ４３＞：ドイツ陸軍17.2cmカノン砲K18の車載型。榴弾ならチャージ６で初速毎秒925m、最大射程29600m。Pzgr73対装甲弾ならチャージ３で装甲貫徹力255mm(弾着角30度、射距離1000m)。参考：月刊グランドパワー8,’03

＜Ｋ−４３＞：ソ連海軍670型攻撃原潜。1964年5月9日起工、1966年8月2日進水、1967年11月6日竣工、1967年11月27日就役。1984年、06709型に改造された。8月3日、UTS-550と改称された。12月27日、一旦除籍された。1988年1月5日から1991年1月までチャクラと名付けられてインドに貸与された。1989年3月1日、K-43と改称された。1992年4月28日、B-43と改称された。1992年7月3日に除籍された。クラセニンニコフ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊軍事研究7,’05

＜Ｋ４４＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ウォールフラワー（Wallflower）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４４＞：インド海軍プロジェクト1241RE型ヴィール級ミサイル艇ニルガト。参考：月刊軍事研究1,’11

＜Ｋ−４４＞：ソ連海軍667BDR型原潜リャザン（Ryazan）。1980年1月31日起工、1982年1月19日進水、1982年9月17日竣工、1982年11月24日就役。1995年、ドイツのブレーメン大学が設計した研究モジュールをヴォルナ・ミサイルに搭載し、バレンツ海からカムチャツカ半島に向けて発射した。1998年2月、リャザンの個艦名称が付けられた。2002年7月、デモンストラトル２宇宙実験機を試射した。2008年8月1日、バレンツ海からR-29R弾道ミサイル１発を発射し、カムチャツカ半島クラ射爆場に着弾させた。2011年から長期修理を実施中。2017年2月、オーバーホールを終えた。12月、戦略核部隊演習でSLBM２発の発射に成功した功績で、最優秀潜水艦に認定されて海軍総司令艦賞を受賞した。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊軍事研究1,’09、9,’14、6,’18

＜Ｋ４４＞：ドイツ陸軍128mmカノン砲。128mm対戦車砲Pak44と同時期に開発され、クルップとラインメタルが競争試作した。砲身長55口径、使用弾重量28kg、砲口初速毎秒935m、最大射程24.4km。テストの結果、クルップ製のものが採用されたが実用化されず、余った砲身51本はK81シリーズに流用された。参考・第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ４５＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、コンボルバルス（Convolvulus）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４５＞：インド海軍プロジェクト12411E型ヴィール級ミサイル艇ヴィブフティ。参考：月刊軍事研究1,’11

＜Ｋ−４５＞：ソ連海軍659型原潜。1958年12月20日起工、1960年5月12日進水、1961年6月28日竣工、1964年11月4日就役。1966年12月31日から1968年9月12日、659T型への改装工事を行った。1979年12月16日、作戦中に一次冷却水漏れを起こした。1981年9月10日、訓練海域に向かう途中、漁船と衝突して艦首を大破。1989年5月30日に除籍された。チャジマ湾に保管されており、解体される予定である。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４６＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ラ・マローネ（La Malouine）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４６＞：インド海軍プロジェクト12411E型ヴィール級ミサイル艇２番艇ヴィプル（Vipul）。1991年1月3日進水。参考：月刊軍事研究1,’11、月刊世界の艦船5,’91

＜Ｋ４７＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ポリアンサス（Polyanthus）。1941年竣工。1943年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４７＞：インド海軍プロジェクト12411E型ヴィール級ミサイル艇ヴィナシュ。参考：月刊軍事研究1,’11

＜Ｋ−４７＞：ソ連海軍675型原子力潜水艦。1962年8月7日起工、1964年2月10日進水、1964年8月31日竣工、1964年11月4日就役。1970-72年に675K型に改装され、1974年に再就役した。1976年、火災事故を起こし、３名が死亡した。1994年1月25日、B-47に艦名変更された。1994年7月5日に除籍された。アラ湾に保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４８＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、アネモネ（Anemone）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４８＞：インド海軍プロジェクト12411E型ヴィール級ミサイル艇ヴィデュトゥ。参考：月刊軍事研究1,’11

＜Ｋ−４８＞：ソ連海軍675型原子力潜水艦。1964年4月11日起工、1965年6月16日進水、1965年12月31日竣工、1966年1月15日就役。1967年、共産党中央政治局に記念軍旗を授与された。1977年、深々度潜航中に漏水事故を起こした。1977-78年、675K型に改装された。1978年、原子炉室に漏水する事故を起こした。1987年、充電中に電池が爆発する事故を起こした。1990年4月19日に除籍された。パブロフスキー湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４９＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、クロッカス（Crocus）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５０＞：PPSh41海外シリーズ（短機関銃）を参照。

＜Ｋ５０＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、エリカ（Erica）。1940年竣工。1943年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５０＞：ソ連海軍627A型潜水艦。1962年3月14日起工、1963年12月16日進水、1964年7月18日竣工、1964年8月6日就役。1977年7月25日、K-60に改称された。1990年4月19日に除籍され、グレミハ基地で解体を待っている。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ５１＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ロックローズ（Rockrose）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５１＞：ソ連海軍667BDRM型戦略原潜１番艦ヴェルホツリエ（Verchoture / Verkhoturye）。1981年2月23日起工、Imeni �]�]�Y Syezda KPSS（ソ連共産党第26大会記念）の個艦名称が付けられた。1984年3月7日進水、1984年12月28日竣工、1985年3月4日就役。1992年6月、個艦名称を外された。1993-99年、近代化改装を実施。外殻形状を変更して水中雑音を低減し、寿命延長工事や艦内機器修理交換などを行った。1999年2月、ヴェルホツリエの個艦名称を付けられた。2012年、R-29RMU2シネーワ搭載改修を完了。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊軍事研究9,’14

＜Ｋ５２＞：ドイツ国防軍21cmカノン砲。トルコから発注されてスコダ社が1938年に製作したものを、1940年3月に接収して配備した。砲身長9.35m、戦闘重量37トン。使用弾重量135kg、初速毎秒800m、最大射程29.95km。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ−５２＞：海上自衛隊の機雷。アメリカ軍の沈底複合感応機雷を採用したもので、日立造船が1973年度から生産した。参考：自衛隊装備カタログ1981

＜Ｋ−５２＞：ソ連海軍627A型潜水艦。1959年7月8日起工、1960年8月28日進水、1960年12月10日竣工、1960年12月22日就役。1987年9月16日に除籍され、1997-98年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ５３＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ウッドラフ（Woodruff）。1941年進水。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５３＞：ソ連海軍671型潜水艦。1964年12月16日起工、1969年3月17日進水、1969年9月30日竣工、1969年10月21日就役。1984年9月19日、ソ連貨物船プラティスラヴァに隠れてジブラルタル海峡を通過中にこれと衝突、作戦を中止してチュニジアに寄港した。1992年6月3日、B-53に艦番号が変更された。1993年6月30日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−５４＞：K-33（原潜）を参照。

＜Ｋ５４＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、マーガライト（Marguerite）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５５＞：M109海外シリーズ（自走榴弾砲）を参照。

＜Ｋ５５＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ペリウィンクル（Periwinkle）。1940年4月8日竣工。1942年4月30日、アメリカ軍に引き渡され、テンプトレス級コルベットPG-66レストレスとなった。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５５＞：海上自衛隊の機雷。アメリカ軍の沈底複合感応機雷を採用したもので、日立造船が1973年度から生産した。参考：自衛隊装備カタログ1981

＜Ｋ−５５＞：ソ連海軍658型原潜３番艦。1961年1月21日起工、1960年9月18日進水、1960年12月27日竣工、1961年6月6日就役、北洋艦隊特別原潜旅団に編入された。1962年、北洋艦隊第１原潜艦隊第31戦略原潜師団に転入。1965-68年、658M型への改装工事を受けた。同年、太平洋艦隊第45戦略原潜師団に転属。1974年、弾道ミサイルを撤去し658T攻撃型原潜に改装された。1977年、訓練中に火災事故を起こした。1978年、訓練中に火災事故が発生。1983年、658U型通信原潜に改装された。1986年、３次冷却水漏れを起こして事実上退役。START�T条約発効に伴い1989年3月14日に除籍された。カムチャツカ半島クラセニンニコフ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ５６＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、アスフォデル（Asphodel）。1940年竣工。1944年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５６＞：ソ連海軍675型原子力潜水艦。1964年5月30日起工、1965年8月10日進水、1966年8月26日竣工、1966年9月9日就役。1973年、演習後に衝突事故を起こして28名が死亡。1977年、潜航中に火災事故を起こした。1979-86年、675MK型に改装され、1986年に再就役した。1989年、停泊中に火災事故を起こした。1992年4月28日、B-56に艦名変更された。1992年7月3日に除籍された。パブロフスキー湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ５７＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、サンデュー（Sundew）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５７＞：ソ連海軍675型原子力潜水艦。1963年10月19日起工、1964年9月26日進水、1965年10月31日竣工、1965年11月25日就役。1975年、整備中にハロン消火装置が誤作動して乗員２名が死亡した。1977年6月25日、K-557に艦名変更された。1977-78年、675MK型に改装され、1980年に再就役した。1992年4月28日、B-557に艦名変更された。1992年7月3日に除籍された。リバチイ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ５８＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、アコナイト（Aconite）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５９＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ダリア（Dahlia）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５９＞：ソ連海軍659型潜水艦。1959年9月30日起工、1960年9月25日進水、1961年12月16日竣工、1964年11月4日就役。1967-70年、炉心交換と共に659T型への改装工事を実施した。1977年7月25日、K-259に艦名変更された。1986年、右舷タービンが蒸気漏れを起こした。1989年3月14日に除籍され、1997-98年にズメズダ原潜修理工場で解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−６０＞：K-50（潜水艦）またはR-60シリーズ（空対空ミサイル）を参照。

＜Ｋ６０＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ラベンダー（Lavender）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６１＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ペントステモン（Pentstemon）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−６１＞：ソ連軍水陸両用装軌式輸送車。1950年代に開発した。非装甲で、荷台に122mm榴弾砲M30など貨物3-5トンや、完全武装兵40名などを搭載できる。参考：月刊PANZER9,’12

＜Ｋ−６２＞：K-128（原潜）を参照。

＜Ｋ６３＞：YW531シリーズ（装甲兵員輸送車）を参照。

＜Ｋ６３＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ピコティー（Picotee）。1940年竣工。1941年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６４＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ホーリーホック（Hollyhock）。1940年竣工。1942年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−６４＞：ソ連海軍667BDRM型戦略原潜３番艦ウラジミール（Vladimir）。1982年12月18日起工、1986年2月2日進水、1986年12月23日竣工、1987年2月24日就役。1998年4月に個艦名称ウラジミールを授与された。1999年から第一線任務を離れ、セヴェロドヴィンスク造船所で667AN型特務艦BS-411の実験用区画を填め込んで09787型特務原潜（海洋調査・潜水艇母艦）への改造を実施。資金難で工事が中断された時期もあったが、2015年8月に工事を完了、09787型特務原潜ポドモスコヴィエとなった。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊世界の艦船1,’17

＜Ｋ−６４＞：ソ連海軍705型潜水艦。1968年6月2日起工、1969年4月24日進水、1971年12月31日竣工、1971年12月31日就役。洋上試験中に初期トラブルが多発、船体溶接箇所に気泡やクラックが発見された。1972年8月19日、原子炉冷却材の凝固事故を起こして原子炉を停止、そのまま1974年8月19日に退役した。分解され、前部３区画のみがレニングラードで船舶機器の実験船として使用されている。1978年2月9日に除籍され、解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊軍事研究6,’17、月刊世界の艦船10,’23

＜Ｋ６５＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ミオソティス（Myosotis）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６６＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ベゴニア（Begonia）。1941年3月8日竣工。1942年3月16日、アメリカ軍に引き渡され、PG-68インパルスとなった。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−６６＞：ソ連海軍659型潜水艦。1960年3月26日起工、1961年7月30日進水、1962年6月30日竣工、1964年11月4日就役。1966年、パブロフスク原潜基地でタービン室が火災を起こした。1967-70年、炉心交換と共に659T型への改装工事を実施した。1981年、右舷原子炉が一次冷却水漏れを起こし、修理のため予備役に編入された。1986年10月12日に除籍された。チャジマ湾に保管されており、解体を待っている。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ６７＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、スノウドロップ（Snowdrop）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６８＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ジョンキル（Jonquil）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６９＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ヘザー（Heather）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−６９＞：ソ連海軍671型潜水艦。1963年1月24日起工、1967年12月28日進水、1968年11月6日竣工、1968年12月20日就役。1970年、コラ半島近海で西側原潜と衝突。1977年7月25日に艦番号がK-369に変更された。1991年6月24日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−７１＞：K-166（原潜）を参照。

＜Ｋ７１＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ピンパーネル（Pimpernel）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ７１＞：インド海軍ヴィジャイ・ドゥルグ級ミサイル・コルベット、ヴィジャイ・ドゥルグ（Vijay Durg）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ７２＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ゴデチア（Godetia）。1940年竣工。1940年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ７２＞：インド海軍ヴィジャイ・ドゥルグ級ミサイル・コルベット、シンドゥ・ドゥルグ（Sindhu Durg）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ７２＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、バルサム（Balsam）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−７３＞：R-73シリーズ（空対空ミサイル）を参照。

＜Ｋ７３＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、アラビス（Arabis）。1940年4月5日竣工。1942年4月30日、アメリカ軍に引き渡され、テンプトレス級コルベットPG-65ソーシーとなった。第２次大戦終結後、イギリスに返還された。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ７３＞：インド海軍ヴィジャイ・ドゥルグ級ミサイル・コルベット、ホス・ドゥルグ（Hos Durg）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ−７４＞：R-74シリーズ（空対空ミサイル）を参照。

＜Ｋ７４＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ナルキッサス（Narcissus）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−７４＞：ソ連海軍675型原子力潜水艦。1963年7月23日起工、1964年9月30日進水、1965年7月30日竣工、1965年8月11日就役。1990年4月19日に除籍された。アラ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−７４シリーズ＞：ロシア軍視程内空対空ミサイルWVRAAM。R-73の改良型である。参考：月刊軍事研究12,’17

　＜Ｋ−７４ＫＭ＞：オフボアサイト能力を75度に拡大したもの。参考：月刊軍事研究12,’17

　＜Ｋ−７４Ｍ２＞：HMD対応型。参考：月刊軍事研究12,’17

＜Ｋ７５＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、セランダイン（Ceoandine）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−７５＞：ソ連軍試作装軌装甲兵員輸送車。SU-76Mのコンポーネントを利用して1947年に製作された。後部の戦闘室を兵員室にして16名を収容、ピントル・マウントにガリューノフ7.62mm重機関銃SG-43を装備する。エンジンはYaz-206ディーゼル（140馬力）１基とした。速度が遅いことなどから制式化はされなかった。参考：ソビエト・ロシア戦闘車両大系（下）

＜Ｋ７６＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、オルキス（Orchis）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ７７＞：M109自走榴弾砲・海外ファミリーまたはR-77シリーズ（空対空ミサイル）を参照。

＜Ｋ７７＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、デルフィニウム（Delphinium）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−７７Ｍ＞：R-77M空対空ミサイル（T-50用）を参照。

＜Ｋ７８＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、フォドデンドロン（Phododendron）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−７８＞：ソ連軍試作装軌装甲兵員輸送車。K-90試作浮航軽戦車がベースで、1950年に開発された。車体後半部にオープントップ式の兵員室を設け、兵員22名を搭載する。武装は7.62mm重機関銃SG-43が１丁。浮航安定性が悪く、採用されなかった。参考：ソビエト・ロシア戦闘車両大系（下）

＜Ｋ７９＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ペツニア（Petunia）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ８０＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ブルーベル（Bluebell）。1940年竣工。1945年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ８１＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、マロウ（Mallow）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ８１シリーズ＞：ドイツ陸軍128mmカノン砲。開発中止になった128mmカノン砲K44の余剰砲身51本を、有り合わせの野戦重砲砲架に搭載したものである。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

　＜Ｋ８１＞：

　＜Ｋ８１／１＞：フランス陸軍155mmカノン砲GPF-T用砲架と組み合わせたもの。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

　＜Ｋ８１／２＞：ソ連陸軍152mm榴弾砲ML-30用砲架と組み合わせたもの。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ８２＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ラークスパー（Larkspur）。1941年1月4日竣工。1942年3月17日、アメリカ軍に引き渡され、PG-69フューリーとなった。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ８２＞：インド海軍ヴィール級（初代）ミサイル艇ヴィール（Veer）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ８３＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、シクラメン（Cyclamen）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ８３＞：インド海軍ヴィール級（初代）ミサイル艇ヴィジャト（Vidyut）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ８３＞：インド海軍プロジェクト12411E型ヴィール級ミサイル艇ナシャク。参考：月刊軍事研究1,’11

＜Ｋ８４＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ヒヤシンス（Hyacinth）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ８４＞：インド海軍ヴィール級（初代）ミサイル艇ヴィジェタ（Vijeta）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ−８４＞：ソ連海軍667BDRM型戦略原潜２番艦エカテリンブルグ（Ekaterinburg）。1982年2月17日起工、1985年3月17日進水、1985年12月30日竣工、1986年2月15日就役。1999年2月、個艦名称エカテリンブルグを授与された。2003年、外殻形状変更による水中雑音低減、寿命延長、艦内機器修理換装といった近代化改装を完了。2006年9月9日、北極海で11年ぶりとなるR-29Mの発射実験を実施した。2011年11月29日、火災事故を起こした。2012年6月、ズベズドーチカ造船所に回航されてドックインしたが、すぐには修理が行われなかったらしく、2013年5月31日に本格修理を開始したという発表があった。2014年6月6日、MGK-520スカトBRDMソナーの再搭載とR-29RMU2.1ライネールの搭載工事を終え、再進水した。2015年3月16-21日、ロシア軍抜き打ち演習に参加。3月18日、モスクワの国家国防司令センターからの命令を受け、SLBMの模擬発射を行った。2020年、兵装を撤去し、退役準備に入ったらしい。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊軍事研究2,’09、9,’14、月刊世界の艦船3,’12、8,’13、8,’14、6,’15、11,’22

＜Ｋ−８４火災事故＞：2011年12月29日1545（モスクワ時間）、ロスリャコヴィ市の造船所の浮きドックにドックインし、破損が見つかったソナーカウリングの修理をしていたロシア海軍667BDRM型戦略原潜K-84の木製吊り足場に作業中の火花が飛んで出火、K-84の外殻と内殻の間にある防音ゴム被覆（ソナードーム後下方）に燃え移った。原因は溶接作業中の安全規則違反である。防音ゴムは難燃性だったが、高熱に晒されて一度出火するとなかなか消せないという欠点があり、内外殻の隙間を延焼していったこともあって消火作業は難航。浮きドックごと海に沈めるという手段も検討されたが、艦内に大量の海水が入って使い物にならなくなる恐れがあって採用されなかった。結局鎮火の目途が付いたのは12月30日0620頃で、消火には午後までかかり、艦首のスカト２型ソナーが全損、乗員７名が一酸化炭素中毒で病院に運ばれたが、艦内への延焼は無かった。直後の報道では原子炉は火災発生直後に停止され、弾道ミサイルはドックイン前に外されており、放射能漏れは無いと発表され、ノルウェーでも放射能は検知されなかった。被害は甚大で廃艦になるという説（インターファクス通信）と、修理して再就役可能であるという説（ロシア副首相）の両方が出ている。ノルウェーのフィンマルク州知事は、ロシアからの迅速な情報提供が無かったと不満を表した。2012年2月13日、ロシアの週刊誌が火災時のK-84に魚雷と核弾頭付き弾道ミサイルが積まれていたことを掲載し、2月24日にはロシア北洋艦隊も火災当時K-84に魚雷や弾道ミサイルが搭載されたままになっていたと発表した。魚雷発射管区画は火災発生場所から40mしか離れておらず、乗員が人力で魚雷３本を隣の区画に移動させて誘爆を阻止している。2013年から５億ルーブルをかけてモスボールされていたソナーを積むなどの修理・寿命延長工事が開始され、2014年に再進水したが、高熱に晒された内殻の強度不足などが心配されていた。2020年に兵装を撤去して退役準備に入ったらしく、やはり火災のダメージが大きかったようである。参考：月刊世界の艦船5,’12、3,’12、8,’12、11,'22、月刊軍事研究7,’12

＜Ｋ８５＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ヴァーベナ（Verbena）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ８５＞：インド海軍ヴィール級（初代）ミサイル艇ヴィナシュ（Vinash）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ−８６＞：K-170（原潜）を参照。

＜Ｋ８６＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、アルバタス（Arbutus、イチゴノキ）。1939年11月30日起工、1940年6月5日進水、1940年10月12日竣工・就役。1942年2月5日、ニューヨークを出港しリバプールに向かうON63船団を護衛中、発見されたU136潜水艦をタウン級駆逐艦チェルシーと共に攻撃しに向かったが、逆襲されて魚雷３本を撃たれ、2236に１本が右舷に命中、船体を真っ二つに折られて沈没した。艦長以下42名が戦死し、チェルシーに救助された33名のうち１名も後に死亡している。参考：月刊世界の艦船3,'22、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ８６＞：インド海軍ヴィール級（初代）ミサイル艇ニパト（Nipat）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ８７＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、マリーゴールド（Marigold）。1941年竣工。1942年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ８７＞：インド海軍ヴィール級（初代）ミサイル艇ニシャト（Nishat）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ−８７＞：ソ連海軍670型潜水艦。1965年2月6日起工、1968年3月20日進水、1968年12月28日竣工、1969年1月8日就役。1978年1月15日、K-122に改称された。1990年4月19日に除籍された。パブロフスク湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ８８＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、クラーキア（Clarkia）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ８８＞：インド海軍ヴィール級（初代）ミサイル艇ニルビク（Nirbhik）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ８９＞：インド海軍ヴィール級（初代）ミサイル艇ニルガト（Nirghat）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ９０＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ジェンティアン（Gentian）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ９０＞：インド海軍プラチャンド級ミサイル艇プラチャンド（Prachand）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ９０＞：ソ連試作水陸両用軽戦車。T-70M軽戦車ベースのM-2砲兵用牽引車の車体にウォータージェットを装着し、76mm戦車砲塔を搭載したものである。1950年に開発されたが、PT-76に負けて採用されなかった。車体長6.75m、全幅2.94m、全高2.2m、重量10トン。武装は76.2mm戦車砲LB-70G（40発）、7.62mm機銃SGMT（1000発）。最大装甲厚15mm。エンジンはGAZ-201ガソリン（140馬力）、路上最大速度43km、水上最大速力9.5km、航続距離250km。乗員３名。参考：ソビエト・ロシア戦闘車両大系（下）

＜Ｋ−９０＞：ソ連海軍675型原子力潜水艦。1964年2月29日起工、1965年4月17日進水、1965年9月25日竣工、1965年10月10日就役。1977年5月25日、K-111に艦名変更された。1989年3月14日に除籍され、1993年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ９１＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、プリムローズ（Primrose）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ９１＞：インド海軍プラチャンド級ミサイル艇プララヤ（Pralaya）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ９１＞：インド海軍プロジェクト1241.8型ヴィール級ミサイル艇プララヤ。参考：月刊軍事研究1,’11

＜Ｋ９２＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、イグゼ（Exe）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ９２＞：インド海軍プラチャンド級ミサイル艇プラタプ（Pratap）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ９２＞：インド海軍プロジェクト1241.8型ヴィール級ミサイル艇プラバル。参考：月刊軍事研究1,’11

＜Ｋ９２＞：ソ連海軍667BD型原潜。1973年7月9日起工、1975年5月3日進水、1975年12月17日竣工、1975年12月26日就役。1982年、魚雷で作った氷海の開口部から弾道ミサイルを発射する試験を行った。1995年3月28日に除籍された。サイダ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ９３＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ロータス（Lotus）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ９３＞：インド海軍プラチャンド級ミサイル艇プラバル（Prabal）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ９４＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、コロンバイン（Columbine）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ９４＞：インド海軍プラチャンド級ミサイル艇チャパル（Chapal）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ−９４＞：ソ連海軍675型原子力潜水艦。1965年3月20日起工、1966年5月20日進水、1966年12月27日竣工、1967年1月7日就役。1972-77年、675MK型に改装され、1977年に再就役した。7月25日、K-204に艦名変更された。1983年と84年に一次冷却水漏れを起こした。1992年4月28日、B-204に艦名変更された。1992年7月3日に除籍された。リバチイ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ９５＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ディアンサス（Dianthus）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ９５＞：インド海軍プラチャンド級ミサイル艇チャマク（Chamak）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ９６＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、オーブリエティア（Aubrietia）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ９６＞：インド海軍プラチャンド級ミサイル艇チャタク（Chatak）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ９７＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、サルビア（Salvia）。1940年竣工。1941年に除籍された。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ９７＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、エイヴォン（Avon）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ９７＞：インド海軍プラチャンド級ミサイル艇チャラグ（Charag）。参考：月刊世界の艦船6,’83

＜Ｋ９８＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ジニア（Zinnia）。1941年竣工。1941年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ９８＞：フィンランド陸軍の国産155mm牽引式榴弾砲、別名バンマス。同じく国産の155mm榴弾砲M83がベースで、前輪中央部にAPUを搭載しており、短距離なら自走可能。操向装置はレバー式で、シフトレバーは無い。操向レバーにクラクションが作りつけられているので、焦ると間違って押してしまう。砲身長52口径、射程27km（通常弾）／41.3km（長射程弾）、持続発射速度６発／５分、最大発射速度毎分10発。参考：月刊PANZER6,’98、月刊軍事研究12,’08、8,’03

＜Ｋ９９＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ガーデニア（Gardenia）。1940年竣工。1942年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１００＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、アリサム（Alyssum）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１００＞：ロシアが開発中の長距離空対空ミサイル。中国のSu-35向けに開発されているとされる。有効射程230km。参考：月刊軍事研究9,’07

＜Ｋ１０１Ａ＞：かり型（駆潜艇）を参照。

＜Ｋ１０１Ｂ＞：かもめ型（駆潜艇）を参照。

＜Ｋ１０２＞：はやぶさ型（駆潜艇）を参照。

＜Ｋ１０２＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ローズ（Rose）。1941年竣工。1944年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１０２＞：ソ連海軍629型潜水艦。後に605型に改装された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ１０３Ａ＞：みずとり型（駆潜艇）を参照。

＜Ｋ１０３Ｂ＞：うみたか型（駆潜艇）を参照。

＜Ｋ−１０４＞：ソ連海軍675型原子力潜水艦。1962年1月11日起工、1963年6月16日進水、1963年12月15日竣工、1964年11月4日就役。1977-82年、675MK型に改装され、1977年に再就役した。1990年4月19日に除籍された。アラ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ１０５＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ルーズストライフェ（Loosestrife）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１０５ＨＴ＞：韓国のハンファ・ランド・システムズ社が開発した６輪装輪自走砲。韓国キア社製KM500トラックの後部荷台に105mm榴弾砲M101A1を後ろ向きに搭載している。展開から射撃までにかかる時間は１分以下。操砲要員４名。参考：月刊PANZER8,’18

＜Ｋ１０７＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ナスターティウム（Nasturtium）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１０８＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、カンピオン（Campion）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１０８＞：ソ連海軍675型原子力潜水艦。1965年7月24日起工、1966年8月26日進水、1967年3月31日竣工、1968年11月25日就役。1968年、沖縄付近で海底に接触。1970年、カムチャツカ半島近海でSSN-639トートグと水中で衝突。1985-89年、実験艦としての任務に就いた。1990年4月19日に除籍された。チャジマ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−１１１＞：K-90（原潜）を参照。

＜Ｋ１１１＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ペニーウォート（Pennywort）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１１４＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ベルワート（Bellwort）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１１４＞：ソ連海軍667BDRM型戦略原潜４番艦ツラ（Tula）。1984年2月22日起工、1987年1月22日進水、1987年10月30日竣工、1987年12月30日就役。1997年8月、個艦名称ツラを授与された。2000年からセヴェロドヴィンスク造船所で外殻形状変更による水中雑音低減、寿命延長、艦内機器修理交換といった近代化改装に入ったが、予算不足で工事が遅れ、2005年秋に任務に復帰した。2008年10月11日、スタビリノスチ2008演習でR-29RMU2シネーワSLBMをバレンツ海から発射し、11547km先の赤道付近に着弾させた。2014年11月5日、R-29RMU2をバレンツ海から発射し、カムチャツカ半島クラ射爆場に着弾させた。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊軍事研究1,’09、月刊世界の艦船1,’15

＜Ｋ−１１５＞：ソ連海軍627A型原潜。1962年4月4日起工、1962年10月22日進水、1962年12月13日竣工、1963年1月11日就役。1987年7月16日に除籍され、カムチャッカ・リバチイ基地で解体を待っている。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−１１６＞：ソ連海軍675型原潜。1964年6月8日起工、1965年6月19日進水、1965年10月29日竣工、1965年11月25日就役。1966年、世界一周航海を行った。1976年、カムチャツカのアワチャ湾で貨物船と衝突。1979年、原子炉事故を起こし、修復もできないまま1985年9月10日に除籍された。チャジマ湾のパブロフスク原潜基地で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−１１６原子炉事故＞：1979年、中国・ベトナム情勢が悪化したため、ソ連海軍は675型原潜K-116をカムラン基地に派遣することにした。その準備作業中、核燃料棒に封印鉛が無く不良品であることが判明したが、そのまま放置。更に原子炉配管のエア抜きが不十分で、一次冷却系の水温と圧力が正しく表示されない状態になっていた。1979年7月1日にチャジマ湾を出港、巡航ミサイル搭載のためウラジミール湾に向かった。0500過ぎ、ナホトカ近郊のポボロトヌイ岬を航行中に一次冷却水漏れが発生。一次冷却系のモニターが異常な値を示したため、給水ポンプの故障と判断して冷却水の供給を停止したところ原子炉が暴走した。大量の冷却水を注入して何とか暴走を抑えたものの、発生した大量の放射性物質を含む蒸気が艦内に充満。６時間後に救助艦が到着したが、放射能が強いため近づけず、補助推進器で３日かけてパブロフスク原潜基地に戻った。乗員128名が被曝し、うち９名が直後に死亡。艦内には大量の放射性物質が充満していて核燃料棒の取り出しも行えず、除籍された今でも一次冷却水が未だに漏れ続けており、艦外から冷却水を供給して何とか暴走を抑えている状態である。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ１１７＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、パナンクルス（Panunculus）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１１７＞：ソ連海軍667BDRM型戦略原潜５番艦ブリャンスク（Briansk。Bryansk？）。1985年4月20日起工、1988年2月8日進水、1988年9月30日竣工、1988年11月9日就役。1998年1月、個艦名称ブリャンスクを授与された。2002年からセヴェロドヴィンスク造船所でR-29RMU2シネーワ搭載、外殻形状変更による水中雑音低減、寿命延長、艦内機器修理換装といた近代化改装に入ったが、予算不足で任務への復帰が遅れており、2007年に工事を完了した。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、現代の潜水艦、月刊軍事研究9,’14

＜Ｋ−１１９＞：ソ連海軍949A型原潜ヴォロネジ（Voronezh。Voronej？）。1986年2月25日起工。1987年、K-116から近衛軍旗を引き継いだ。1988年12月16日進水、1989年12月29日竣工、1990年2月28日就役（1988年12月就役？）。北洋艦隊第１原潜艦隊第11原潜師団に配属された。1994年、第７原潜師団に転属した。1999年、ミサイル発射功績賞を受賞した。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、現代の潜水艦、月刊世界の艦船6,’21

＜Ｋ１２０＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ボレイジ（Borage）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１２１＞：ソ連海軍670型原潜。1966年11月25日起工、1969年4月29日進水、1969年10月31日竣工、1969年11月28日就役。1992年4月28日、B-121に艦名変更された。1993年6月30日に除籍された。クラセニンニコフ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−１２２＞：K-87（原潜）を参照。

＜Ｋ１２２＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、フロー・デ・リス（Fleur de Lys）。1940年竣工。1941年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１２２＞：ソ連海軍659型原潜。1961年1月21日起工、1961年8月17日進水、1962年9月30日竣工、1964年12月3日就役。1964-68年に659T型に改装された。1980年8月20日、沖縄近海で火災事故を起こし、ズベズダ工場で修理したが原子炉が使用不能となってしまい、予備役に編入されたまま1985年10月28日に除籍され、1994-95年にズベズダ原潜修理工場で解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ１２３＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、オックスリップ（Oxlip）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１２３＞：ソ連海軍705K型原潜。1967年12月29日起工、1976年4月4日進水、1977年12月12日竣工、1978年2月17日就役。1982年4月8日、大西洋北部のバレンツ海で蒸気発生器に孔が空き、液体金属冷却剤２トンが漏れて放射能汚染を起こした。原子炉を交換するなど９年かけて修理し、復帰。1992年6月3日、B-123に艦名変更された。1995年、洋上実験艦に艦種変更された。1996年7月31日に除籍された。解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊軍事研究3,’99

＜Ｋ−１２５＞：ソ連海軍675型原潜。1964年9月1日起工、1965年9月11日進水、1965年12月18日竣工、1965年12月27日就役。1971-74年に675K型に改装され、1987年に再就役した。1991年6月24日に除籍された。アラ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ１２６＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、バードック（Burdock）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１２７＞：K-7（潜水艦）を参照。

＜Ｋ１２８＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、サンファイア（Samphire）。1941年竣工。12月21日、スループのデトフォードと共に、U567潜水艦を撃沈した。1943年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦、月刊世界の艦船7,’17

＜Ｋ−１２８＞：ソ連海軍675型原潜。1964年10月29日起工、1965年12月30日進水、1966年8月25日竣工、1966年9月6日就役。1978年1月15日、K-62に艦名変更された。1978-82年、675MK型に改装され、1983年に再就役した。1990年4月19日に除籍された。アラ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−１２９＞：ソ連海軍667BDR型原潜オリエンブルグ（Orienburg）。1979年4月9日起工、1981年4月15日進水、1981年11月5日竣工、1981年11月30日就役。1989年6月、原子炉事故を起こした。1991年2月、原子炉修理を完了。1996年3月、09786型小型潜水艇母艦（NATOコードはデルタ�Vストレッチ型原子力海洋調査潜水艦。AS-12小型原子力潜水艇の母艦任務に就く）に改造され、KS-129に改称された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊世界の艦船2,’10、6,’15

＜Ｋ１３０＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ロータス（Lotus）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１３０型＞：ブラウンシュヴァイク級（コルベット）を参照。

＜Ｋ−１３１＞：ソ連海軍675型原潜。1964年12月31日起工、1966年6月6日進水、1966年9月30日竣工、1966年10月31日就役。1969年、エジプト支援のため地中海に派遣された。1972年、バレンツ海で670型原潜K-320と衝突事故を起こし、魚雷発射管が大破した。1982年、浮きドックで整備中に爆発事故が起こり、２名が死亡。1984年、演習から帰投中に火災事故を起こし、13名が死亡した。1992年6月3日、B-131と名称変更された。1994年7月5日に除籍された。アラ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ１３１型＞：MKS180型（多目的戦闘艦）を参照。

＜Ｋ１３２＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ヴェッチ（Vetch）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１３２＞：ソ連海軍949A型原潜イルクーツク（Irkutsk）。1985年5月8日起工、1987年12月29日進水、1988年12月30日竣工、1989年10月31日就役、北洋艦隊第１原潜艦隊第11原潜師団に配属された。1990年、太平洋艦隊第２原潜艦隊第10原潜師団に転属した。1992年、P-700ミサイルの２基同時発射に成功し、ミサイル発射功績賞を受賞した。1996年、K-456と共同で同時攻撃訓練を実施し、ミサイル発射功績賞を受賞した。1997年、整備に入る予定だったが、予算が付かずに予備役となった。1998年、太平洋艦隊第16作戦艦隊第10原潜師団に転属された。2001年、整備に入った。2002年、現役に復帰した。2013年、949AM型への改装工事に入った。2017年、949AM型への改装を終了。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、現代の潜水艦、月刊世界の艦船9,’17

＜Ｋ−１３３＞：ソ連海軍627A型原潜。1961年7月3日起工、1962年7月5日進水、1962年10月29日竣工、1962年11月14日就役。1963年、51日間14722海里の潜航を達成。しかし8月9日に蒸気発生器の故障から放射能漏れを起こし、9月16日に帰投した。1989年5月30日に除籍され、1997-98年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ１３４＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、クローバー（Clover）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１３５＞：ソ連海軍675型原潜。1965年2月27日起工、1966年7月27日進水、1966年11月25日竣工、1966年12月12日就役。1977年7月25日にK-235に艦名変更された。1989年3月14日に除籍された。アラ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−１３５＞：ソ連海軍949A型原潜ヴォルゴグラード（Volgograd）。1993年9月2日起工、1998年1月22日進水。予算不足で工事が中断され、セヴェロドヴィンスク造船所で保管中である。今のところ建造再開予定は無く、資材は新型原潜に流用される模様。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ１３６＞：韓国陸軍自走多連装130mmロケットランチャー、別名九龍（Kooryong）。韓国の独自開発で、国産の６輪駆動トラックKM809A1に９列４段のランチャーを搭載している。ランチャーは油圧作動式で、旋回角左右90度ずつ、仰角0-55度。発射パターンは単射、連射、斉射から選択でき、射撃統制ボックスで遠隔射撃も可能。使用弾はK30とK33。射撃時には長さ10.25mのマストを４輪駆動車KM450に搭載した地上風測定車のデータを使用する。参考：世界AFV年鑑2002-2003、月刊軍事研究1,’16、THE MILITARY BALANCE 2016

＜Ｋ１３７＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ピンク（Pink）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１３７＞：ソ連海軍667A型原潜１番艦。1964年11月4日起工、1966年9月11日進水、1967年11月6日竣工、1967年11月27日就役。本艦は最後まで無反響タイルが張られなかった。北洋艦隊第12潜水艦隊第31師団に編入された。1968年12月、戦略パトロールを開始。1970年、Leninets（レーニンの弟子）の艦名が付けられた。1972年10月から1976年4月、修理を実施。1982年12月から1985年9月、弾道ミサイルをR-27Uに積み替えて667AU型とする改装工事を行った。1994年4月3日に除籍され、1994年9月3日に解体を開始、2002年に解体を終了した。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−１３８＞：ソ連海軍671RTMK型原潜オブニンスク（Obninsk）。1988年12月7日起工、1989年8月5日進水、1990年12月30日竣工、1991年2月28日就役（1990年5月就役？）。1992年6月3日、B-138に艦名変更された。1993年、魚雷発射訓練成功賞を授与された。1995年、魚雷発射訓練成功賞を授与された。2000年5月5日、オブニンスクの名誉艦名を授与された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版

＜Ｋ−１３９＞：ロシア海軍949A型原潜ベルゴロド（Belgorod）。09825型深海救難艦母艦に艦種変更されて建造中。参考：月刊世界の艦船6,’15、2,’17

＜Ｋ１４０＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、コルツフット（Coltsfoot）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１４０＞：ソ連海軍667A型原潜。1965年9月19日起工、1967年8月23日進水、1967年12月30日竣工、1968年1月11日就役。1968年8月27日、改修作業中に配線を繋ぎ間違えて制御棒が上がってしまい、出力が18倍、温度と圧力が４倍に達する事故を起こした。1980年、弾道ミサイルをR-31に変更し、667AM型となった。1990年4月19日に除籍され、1998年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊軍事研究6,’07

＜Ｋ−１４１＞：ソ連海軍949A型原潜クルスク（Kursk）。1990年3月22日起工、1994年5月16日進水、1994年12月30日竣工、1995年3月1日就役、北洋艦隊第１原潜艦隊第11原潜師団に配属された。2000年、ミサイル発射功績賞を受賞。8月12日、魚雷爆発事故を起こして沈没し、118名の死者を出した。8月26日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、現代の潜水艦

＜Ｋ１４２＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ストーンクロップ（Stonecrop）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１４４＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、メドウスウィート（Meadowsweet）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１４５＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、アローヘッド（Arrowhead）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１４５＞：ソ連海軍658型原潜６番艦。1961年1月21日起工、1962年5月30日進水、1962年10月28日竣工、1962年11月14日就役、北洋艦隊第１原潜艦隊第31原潜師団に編入された。1965-71年、701型への改装工事を受けた。1971年12月25日、R-29の水上発射実験で５発目に発射したミサイルが発射直後に爆発、船体も損傷した。修理を終えた1972年8月からミサイル発射実験を再開。1979年から戦略パトロール任務に就いた。1981年からは訓練航海が主任務となった。START�T条約発効に伴い1989年3月14日に除籍され、1996年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−１４７＞：ソ連海軍671型原潜。1964年9月16日起工、1968年6月17日進水、1968年12月21日竣工、1969年1月20日就役。1985年5月29日から7月1日までアポルト演習に参加、SSBN-641サイモン・ボリヴァーを６日間に渡り隠密下に追跡した。1992年6月3日、B-147に改称された。1997年9月8日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−１４８＞：ソ連海軍949A型原潜クラスノダル（Krasnodar。Orenburg？）。1982年7月22日起工、1985年3月3日進水、1986年9月30日竣工、1986年11月5日就役、北洋艦隊第１原潜艦隊第11原潜師団に配属された。1992年、海軍総司令官ミサイル発射功績賞を受賞した。1994年、第７原潜師団に転属した。1996年、セヴェロドヴィンスクで整備に入ったが、1999年に予算不足で作業が止まり、そのまま予備役に編入されている。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、現代の潜水艦

＜Ｋ−１４９＞：ソ連海軍658型原潜７番艦。1961年4月12日起工、1962年7月20日進水、1962年10月27日竣工、1962年11月11日就役、北洋艦隊第１原潜艦隊第31戦略原潜師団に編入された。1965-66年、658M型への改装工事を受けた。1984年、第一線を退いた。1989年3月14日、実験艦となった。1990年3月12日、KS-149に改称され、通信艦として使用された。START�T条約発効に伴い、1991年6月24日に除籍された。アラ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ１５０＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、アイブライト（Eyebright）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１５０＞：ソ連海軍949A型潜水艦トムスク（Tomsk）。1991年8月27日起工、1996年7月20日進水、1996年12月30日竣工、1997年3月17日就役、北洋艦隊第１原潜艦隊第11原潜師団に編入された。1998年、太平洋艦隊第16作戦艦隊第10原潜師団に転属した。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−１５１＞：ソ連海軍659型原潜。1962年4月21日起工、1962年9月30日進水、1963年7月28日竣工、1964年11月4日就役。1973-76年に炉心交換を行うと共に659T型に改装された。1984年、作戦任務中に火災事故を起こした。1989年5月30日に除籍され、1995年にズベズダ原潜修理工場で解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−１５２＞：ロシア海軍09710型アクラ�U級原潜ネルパ（Nerpa）。1986年に起工したが、ソ連崩壊で中断され、インドへのリースが決定して1993年4月13日に再起工した（1996年からインドがリース交渉、2001年9月にインドの資金で建造再開？）。2006年7月進水。2008年11月8日、日本海で試運転中に消火装置が誤作動し、乗員区画に消火ガスが充満して民間人技術者20名が死亡した。2009年にインドにリースされる予定だったが、消火装置誤作動や武器システム不具合（インド仕様になっていなかった）で遅れ、2009年12月に一旦太平洋艦隊に配備され、2010年に乗員訓練が開始された。2011年12月29日、リース先のインドに引き渡されてチャクラ（２代目）になった。参考：月刊軍事研究2,’09、6,’10、ソ連／ロシア原潜建造史、月刊世界の艦船1,’10、3,’12、2,’16、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版

＜Ｋ−１５４＞：ロシア海軍09710型アクラ�U級原潜ティグル（Tigr）。1989年9月10日起工、1993年6月26日進水、1993年12月29日竣工、1994年1月21日就役。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版

＜Ｋ１５５＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ウインドフラワー（Windflower）。1940年竣工。1941年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１５５Ｍ＞：クラスノポールM2改（誘導砲弾）を参照。

＜Ｋ−１５７＞：ロシア海軍09710型アクラ�U級原潜（971M型アクラ�U級？）ヴェプル（Vepr）。1990年7月13日起工、1994年12月10日進水、1995年11月25日竣工、1995年12月30日就役。第24原潜師団に編入された。1999年、対潜訓練成功賞を授与され、乗員は優秀任務乗員に承認された。2021年7月25日、サンクト・ペテルブルグでロシア海軍記念日祝賀行事（艦艇パレード）に参加。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊世界の艦船6,’15、2,’10、10,’21

＜Ｋ１５９＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ヘパティカ（Hepatica）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１５９＞：ソ連海軍627A型原潜。1962年8月15日起工、1963年6月6日進水、1963年10月9日竣工、1963年11月4日就役。1989年5月30日に除籍され、グレミハ基地で解体を待っていた。2003年8月28日、バレンツ海で曳航中に荒天のため沈没し、作業員９名が死亡した。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊世界の艦船6,’11

＜Ｋ１６６＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、スノーベリー（Snowberry）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１６６＞：ソ連海軍675型原潜。1961年5月30日起工、1962年9月6日進水、1963年10月31日竣工、1964年11月4日就役。1969年、原子炉事故を起こし、炉心を交換した。1970年、オイル漏れから高圧空気容器が爆発する事故を起こした。1978年1月15日にK-71に名称変更された。1983年12月から1987年4月には予備役に編入された。1989年5月30日に除籍された。第35造船所で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−１７０＞：ソ連海軍675型原潜。1962年5月16日起工、1963年8月4日進水、1963年12月26日竣工、1964年11月4日就役。1973-80年、675N型に改装された。1978年1月15日、K-86に名称変更された。1985年4月8日、KS-86に名称変更された。1991年6月24日に除籍された。オレニヤ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−１７１＞：ソ連海軍667B型原潜。1973年1月24日起工、1974年8月4日進水、1974年12月29日竣工、1975年1月23日就役。1976年春、国防省武勲賞を授与された。1977年9月、ミサイル発射指揮班長のミスでミサイルの２段目に点火してしまい、ミサイルが発射されて海没した。核弾頭は作動せず、２ヶ月後に回収された。1978年12月28日、パトロールから帰投した際に冷却水が大量に流出する事故があり、隠蔽のため自分達で処理しようとした際に原子炉のハッチが高圧蒸気で開かなくなり、３名が閉じこめられて死亡した。1995年3月28日に除籍された。パブロフスキー湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊軍事研究3,’99

＜Ｋ１７２＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、トリリウム（Trillium）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１７２＞：ソ連海軍675型原子力潜水艦。1962年8月8日起工、1963年12月25日進水、1964年7月30日竣工、1964年11月4日就役。1968年、士官から虐めを受けた水兵が報復として水銀16kgをトイレのパイプに流し込んだため、乗員132名中126名が水銀中毒となり、作戦を中止して帰投した。1978年1月15日、K-192に艦名変更された。1989年6月26日、原子炉から一次冷却水が漏れ、乗員30名が被曝し、北岬からコラ半島の間の国際水域に放射性物質まみれの水を垂れ流しつつ帰投した。原子炉も両方使用不能になり、予備役に編入され、1990年4月19日に除籍された。アラ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊世界の艦船10,’23

＜Ｋ−１７３＞：ソ連海軍949A型潜水艦クラスノヤルスク（Krasnoyarsk）。1983年8月4日起工、1986年5月27日進水、1986年12月31日竣工、1987年2月24日就役、北洋艦隊第１原潜艦隊第11原潜師団に配属された。1991年、太平洋艦隊第２原潜艦隊第10原潜師団に転属した。1993年、ミサイル発射功績賞を受賞した。1995年、整備に入る予定だったが、予算が付かず、予備役とされてクラセニンニクフ湾で保管中である。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版

＜Ｋ−１７５＞：ソ連海軍675型原子力潜水艦。1962年3月17日起工、1962年9月30日進水、1963年12月30日竣工、1964年11月4日就役。1978年に675MK型に改装され、再就役した。1985年（1985年夏？）、黄海南部海域（ベトナムのカムラン半島の基地？）で一次回路の冷却剤に別の元素が混入されて原子炉事故を起こし、乗員137名が被曝した。1990年4月19日に除籍された。リバチイ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊軍事研究3,’99

＜Ｋ−１７８＞：ソ連海軍658型原潜８番艦。1961年9月11日起工、1962年9月23日進水、1962年12月8日竣工、1962年12月19日就役、北洋艦隊第１原潜艦隊第31戦略原潜師団に編入された。1963年、太平洋艦隊第45戦略原潜師団に転出した。1965-68年、658M型への改装工事を受けた。1982-84年、658U型通信原潜への改装工事を受けた。START�T条約発効に伴い1990年4月19日に除籍され、1997-98年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−１８０＞：ソ連海軍667BDR型原潜。1977年12月27日起工、1980年1月8日進水、1980年9月25日竣工、1980年10月24日就役。1982年9月から太平洋艦隊所属となっている。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−１８１＞：ソ連海軍627A型潜水艦。1961年11月15日起工、1962年9月7日進水、1962年11月27日竣工、1963年1月11日就役。1963年9月29日、北極点に到達し、浮上に成功した。1966年、演習中のCVA-60サラトガを４日間にわたり追跡し、魚雷の仮想発射を９回実施、音紋を採取した。1969年、地中海でエジプト軍の演習に参加し、ブレジネフ書記長から軍赤旗を授与された。1987年9月16日に除籍され、1987-88年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ１８２＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ビタースウィート（Bittersweet）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１８２＞：ソ連海軍667BD型原潜。1973年4月10日起工、1975年1月12日進水、1975年9月30日竣工、1975年12月26日就役。1977年11月から1992年6月まで、60 Let Velikogo Oktyabrya（偉大な十月革命60周年）の個艦名称を付けられた。1995年3月28日に除籍された。サイダ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ１８３＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、コリアンダー（Coriander）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１８４＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、アベリア（Abelia）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１８４＞：ソ連海軍675型原子力潜水艦。1963年2月2日起工、1963年8月25日進水、1964年3月31日竣工、1964年11月4日就役。1975-78年、675MK型に改装され、1979年に再就役した。1981年、670型原潜K-43と海上で衝突した。1990年4月19日に除籍された。チャジマ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ１８５＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、アリスマ（Alisma）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１８６＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、アンチューザ（Anchusa）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１８６＞：ソ連海軍949A型潜水艦オムスク（Omsk）。1989年7月13日起工、1993年5月10日進水、1993年12月10日竣工、1994年1月21日就役。北洋艦隊第１原潜艦隊第11原潜師団に配属された。同年、太平洋艦隊第２原潜艦隊第10原潜師団に転属した。1997年、ミサイル発射功績賞を受賞。第16作戦艦隊第10原潜師団に転属した。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、現代の潜水艦

＜Ｋ１８７＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、アーメリア（Armeria）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１８７＞：韓国陸軍81mm迫撃砲。81mm砲身、円形基盤、調整用二脚架、KF812光学照準器（左に装着）からなる。KM374高性能炸薬弾を使用すると最小射程69m、最大射程4921m。KM247高性能炸薬弾を使用すると最大射程6325m。発射速度は最大で90秒間に30発、持続発射速度毎分8-10発。KM301照明弾、KM375発煙弾、KM248発煙弾、KM249訓練弾も発射可能。参考：月刊軍事研究12,’99

＜Ｋ１８８＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、アスター（Aster）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１８９＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ベルガモット（Bergamot）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１８９＞：ソ連海軍675型原子力潜水艦。1963年4月6日起工、1964年5月9日進水、1965年7月24日竣工、1965年8月11日就役。1978年1月15日、K-144に艦名変更された。1982年、675MK型に改装され、1982年に再就役した。1991年6月24日に除籍された。リバチイ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ１９０＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、バーバイン（Vervain）。1941年竣工。1945年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１９１＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、メイフラワー（Mayflower）。1940年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−１９２＞：K-172（原潜）を参照。

＜Ｋ１９２＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ブリオニー（Bryony）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１９３＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、バターカップ（Buttercup）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１９３＞：ソ連海軍667BD型原潜。1973年9月3日起工、1975年7月1日進水、1975年12月30日竣工、1976年2月19日就役。1995年3月28日に除籍された。サイダ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ１９４＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、フェンネル（Fennel）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１９５＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、クリサンセマム（Chrysanthemum）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１９６＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、カウスリップ（Cowslip）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１９７＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、イグランティン（Eglantine）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１９８＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、スパイクナード（Spikenard）。1940年竣工。1942年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ１９９＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、フリティラリー（Fritillary）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２００＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ジェニスタ（Genista）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２００シリーズ＞：韓国陸軍装甲兵員輸送車、別名KIFV。AIFVベースで、1985-98年にバリエーション含めて2000両が生産され、1993-95年に111両がマレーシアに輸出された。参考：月刊グランドパワー10,’00別冊

＜Ｋ２００＞：AIFVのエンジンをドイツのMAN製D2848Tディーゼル（８気筒、280馬力／2300rpm）に、トランスミッションをイギリスのT300セミオートマチック（前進７段・後進７段）に換装し、イギリス製ボックス型スペースド・ラミネート式増加装甲（内部にポリウレタンを充填）を車体前面と両側面に装着、銃眼４カ所を設けている。燃料タンクは車内収容式に換えた。車体前部左に操縦手席、右に機関室、操縦手席後方に車長席があり、車長用ハッチにはM60機関銃がマウントされ、車長席右にはシールド付K6機関銃塔がある。車体後部は兵員室で、小銃分隊９名が搭乗し、ビジョンブロック付銃眼２カ所とランプの銃眼２カ所を持つ。スカートは上開きのヒンジ止めとなった。車体前面にはトリムベーンがあり、履帯により時速6-7kmで水上航行が可能。車体前面上部に６連装発煙弾発射機を装備する。全長5.49m、全幅2.85m、全高2.51m、重量12.9トン。最大速度74km、航続距離480km。乗員３名。32種類のバリエーションがある。参考：月刊グランドパワー10,’00別冊、月刊軍事研究5,’03、4,’00、月刊PANZER5,’04、5,’06、12,’11、月刊丸3,’13

　＜Ｋ２００Ａ１＞：出力強化型で、1994年に開発された。エンジンにターボチャージャーを付けて350馬力にパワーアップし、トランスミッションもアリソン製X200-5Kフルオートマチック（前進７段・後進１段）に換装した。重量13.2トン。最大速度70km。新規生産の他、既存のものにも改修が行われた。参考：月刊グランドパワー10,’00別冊、月刊軍事研究5,’03

＜Ｋ２００ファミリー＞

　＜Ｋ２１６Ａ１＞：NBC偵察車型。MM-1化学物質検出器、サンプル採取機、NBC防護装置、警報システム、放射線検出装置、除染装置、気象観測装置などを搭載し、ガンポートを廃止、後部ドアを左開き１枚としている。参考：月刊PANZER12,’11、月刊グランドパワー10,’00別冊

　＜Ｋ２４２Ａ１＞：107mm自走迫撃砲型。キャビンに107mm迫撃砲を搭載、キャビン上面を開放できるようにし、機銃の防楯を外した。迫撃砲は積んだままでも降ろしても射撃可能。乗員５名。参考：月刊PANZER12,’11、5,’04

　＜Ｋ２６３Ａ１＞：自走高射機関砲型。20mmバルカン砲、測距レーダー（砲塔右）、見越し角計算コンピュータを装備する。有効射程1200m。発射速度最大毎分3000発。参考：月刊PANZER5,’06、12,’11、月刊グランドパワー10,’00別冊

＜Ｋ２７７Ａ１＞：指揮車型。車体後部の天井を高くして内部に指揮機材を搭載したもので、車体前部上面中央に空調装置を装備する。トリムベーン上方に６連装発煙弾発射機がある。NBC防護装置付き。乗員８名。参考：月刊PANZER5,’06、12,’11、月刊グランドパワー10,’00別冊

＜Ｋ２８１Ａ１＞：81mm自走迫撃砲型。キャビンに81mm迫撃砲を搭載、キャビン上面を開放できるようにした。迫撃砲は積んだままでも降ろしても射撃可能。乗員７名。参考：月刊PANZER12,’11、月刊軍事研究6,’05

＜Ｋ２８８Ａ１＞：装甲回収車型。車体上に容量3.5トンのクレーンを搭載したもので、容量20トンのウインチも装備する。参考：月刊PANZER12,’11、月刊グランドパワー10,’00別冊

＜戦車駆逐車＞：自走対戦車ミサイル型。M901と同じTOW連装ランチャーを搭載したもので、7.62mm機銃M60Dも装備する。戦闘重量14トン。参考：月刊PANZER12,’11

＜Ｋ２０１＞：ソ連海軍670型潜水艦。1971年11月16日起工、1972年9月12日進水、1972年12月26日竣工、1973年1月31日就役。1977年、日本のトロール漁船と衝突した。1992年4月、B-121に艦名変更された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−２０４＞：K-94（原潜）を参照。

＜Ｋ２０６＞：ソ連海軍949型潜水艦ミンスキー・コムソモレーツ（Minsky Komsomolets）。1979年4月22日起工、1982年12月10日進水、1983年11月30日竣工、1983年12月15日就役。1993年4月6日、ムルマンスク（Murmansk）に改称された。1994年12月から整備に入ったが、予算不足で1998年1月7日に除籍された。セヴェロドヴィンスク造船所で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２０７＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、モンクシュード（Monkshood）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２０７＞：ソ連海軍667A型原潜。1966年11月4日起工、1968年9月20日進水、1968年12月30日竣工、1969年1月8日就役。1981年、特務通信艦KS-207に艦名変更された。1989年5月30日に除籍され、2002年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２０８＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、モントブレティア（Montbretia）。1941年竣工。1942年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２０９＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、スウィートブリア（Sweetbriar）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２０９＞：ソ連海軍670M型潜水艦。1979年12月20日起工、1980年9月16日進水、1981年1月24日就役。1992年6月3日、B-209に艦名変更された。1993年修理に入ったが、資金不足に陥り、1995年8月4日に除籍された。アラ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２１０＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、タイム（Thyme）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２１０＞：ソ連海軍667A型原潜。1966年12月16日起工、1968年12月29日進水、1969年8月6日竣工、1969年9月3日就役。1984年に特務通信艦KS-210に艦名変更された。1988年7月17日に除籍され、1998年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２１１＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、スノーフレーク（Snowflake）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２１１＞：ソ連海軍667BDR型原潜ペトロパブロフスク・カムチャツキー（Petropavlovsk Kamchatsky）。1976年8月19日起工、1979年1月13日進水、1979年9月28日竣工、1979年10月17日就役。1981年5月、未確認の潜水艦と衝突した。1998年9月に個艦名称ペトロバブロフスク・カムチャツキーを授与された。2017-19年に核燃料を撤去し、その後スクラップにされる予定。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊世界の艦船5,’17

＜Ｋ２１２＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ネトル（Nettle）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２１３＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ポピー（Poppy）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２１４＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ポテンティラ（Potentilla）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２１４＞：ソ連海軍667A型原潜。1970年2月19日起工、1971年9月1日進水、1971年12月31日竣工、1972年2月8日就役。1980年、667AU型に改装された。1989年、特務通信艦KS-214に艦種変更された。1991年6月24日に除籍され、2000年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２１５＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ニス（Nith）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２１６＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、タマリスク（Tamarisk）。1941年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２１６＞：ソ連海軍667A型原潜。1966年6月28日起工、1968年8月6日進水、1968年12月27日竣工、1969年1月8日就役。1985年、特務通信艦KS-216に艦名変更された。1988年7月17日に除籍され、1994年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２１６Ａ１＞：K200ファミリー（NBC偵察車）を参照。

＜Ｋ２１７＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、スウェイル（Swale）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２１８＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1981年11月7日起工、1982年7月24日進水、1983年12月28日竣工、1984年2月7日就役。1992年6月3日にB-218に艦名変更された。1998年5月30日に除籍された。オレニヤ湾で解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２１９＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ネス（Ness）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２１９＞：ソ連海軍667AU型原潜。1970年5月28日起工、1971年10月8日進水、1971年12月31日竣工、1972年2月8日就役。1986年10月、事故で沈没。1987年2月1日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−２１９沈没事故＞：1986年3月、ソ連海軍667AU型原潜K-219原潜は３ヶ月の作戦任務を終了して帰投。乗員には２ヶ月の休暇に入ったが、他の原潜が故障した分の穴を埋めるため、4月に休暇を中止した。しかし兵員が65%以下しか集まらず、他の戦略原潜から引き抜いて航海に出ることになった。この時第６ミサイル発射筒の給水弁が故障していたことが判明したが、技術課主任やミサイル担当員が報告を怠った。バミューダ島の北東1000kmを航行中だった10月3日朝、副長が艦内を巡回中、ミサイル担当員が第６ミサイル発射筒の海水パイプをトイレにバイパスして水洗にしようとしていたため、慌てて中止させ、艦長に報告に向かった。直後、第６ミサイル発射筒の故障していた給水弁から海水が発射筒内に浸入、SLBM燃料と反応して爆発し、有毒ガスが艦内に流入して乗員３名が死亡、爆発の衝撃で第６発射筒内のミサイルから核弾頭が外れて海中に落下した。ガスは原子炉区画まで流れ込んだため、右舷側を緊急停止し、左舷側のみで電力を維持した。２日後、左舷原子炉も緊急停止させることとなり、本来２名以上で行う筈の作業を１名で行った水兵が浸水で加圧変形したハッチを開けられず原子炉室内に閉じこめられた。セイルとの間では艦内通話が維持されており、水兵の泣き声が息絶えるまで聞こえていたという。発射筒上部が吹き飛びセイル・プレーンを上に向けた状態でアメリカ沖を浮上しつつ漂ったため、アメリカ海軍はP-3を出動させ、曳船も現場に向かったが、10月6日に再度爆発を起こし、1103に船体は5000m以上の海底にSLBM16基ごと沈没した。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊軍事研究11,’00、3,’97、月刊世界の艦船11,’22

＜Ｋ２２１＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、チェルマー（Chelmer）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２２２＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、テヴィオット（Teviot）。1943竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２２３＞：ソ連海軍667BDR型原潜ポドルスク（Podolsk）。1977年2月19日起工、1979年4月30日進水、1979年11月27日竣工、1980年1月23日就役。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版

＜Ｋ２２４＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ロザー（Rother）。1942年竣工。1943年8月27日、ビスケー湾でドイツ空軍第100爆撃航空団第�U飛行隊のDo217E-5爆撃機によるHs293空対艦ミサイル攻撃を受け大破した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦、世界の傑作機No.145

＜Ｋ２２６＞：イギリス海軍フラワー級コルベット、ゴデチア（Godetia、２代目）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２２７＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、イッチェン（Itchen）。1942年竣工。1943年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２２８＞：ソ連海軍667AU型原潜。1970年9月4日起工、1971年10月8日進水、1971年12月31日竣工、1972年2月8日就役。1994年9月3日に除籍され、1998年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２３０＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ウェア（Wear）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２３２＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、テイ（Tay）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２３５＞：K-135（原潜）を参照。

＜Ｋ２３５＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ジェド（Jed）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２３６＞：ソ連海軍667A型原潜。1969年11月6日起工、1970年8月4日進水、1970年12月27日竣工、1971年1月17日就役。1983年、667AU型に改装された。1990年9月1日に除籍され、1995年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２３９＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、テスト（Test）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２３９＞：ソ連海軍945型潜水艦。1979年7月20日起工、1983年7月29日進水、1984年9月29日竣工、1984年12月7日就役。1992年6月3日、B-239に艦名変更された。1993年4月6日、カープ（Karp、鯉）の艦名を与えられた。1998年5月30日に除籍され、セヴェロドヴィンスク造船所で解体待ちだったが、耐圧船殻がまだ使えるので2014年になって近代化改修作業が開始された。しかし改修費用が途絶えてしまい、工事も中断しているらしい。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊世界の艦船6,’15

＜Ｋ２４１＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ケイル（Kale）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２４１＞：ソ連海軍667A型原潜。1970年12月24日起工、1972年6月9日進水、1972年10月23日竣工、1972年11月21日就役。1984年、667AU型に改装された。1992年6月16日に除籍され、1995年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−２４２＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1982年6月12日起工、1982年6月23日、50 let Komsomolsk-na-Amure（コムソモルスク・ナ・アムレ50周年）の名誉艦名を授与された。1983年4月29日進水、1983年10月25日竣工、1983年12月15日就役。1992年4月28日、B-242に艦名変更された。1998年5月30日に除籍された。リバチイ基地で解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２４２Ａ１＞：K200ファミリー（自走迫撃砲）を参照。

＜Ｋ２４３＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、トレント（Trent）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２４４＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1984年12月25日起工、1985年7月9日進水、1985年12月25日竣工、1986年2月15日就役。1987年、機雷敷設訓練成功賞を授与された。1992年6月3日、B-244に艦名変更された。1998年5月30日に除籍された。ザバドナヤリツァ湾で解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、現代の潜水艦

＜Ｋ−２４５＞：ソ連海軍667A型原潜。1969年10月16日起工、1971年8月9日進水、1971年12月16日竣工、1971年12月28日就役。1977年、667AU型に改装された。1992年3月14日に除籍され、1995年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２４６＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、スペイ（Spey）。1942年竣工。1944年2月18日、アゾレス南南西でドイツ潜水艦U406を撃沈した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦、Ｕボート入門

＜Ｋ−２４７＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1977年7月15日起工、1978年8月13日進水、1978年12月30日竣工、1979年1月24日就役。1992年4月28日にB-247に艦名変更された。1996年7月31日に除籍された。チャジマ基地で解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２４８＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ウェーブニー（Waveney）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２４９＞：ソ連海軍667A型原潜。1967年3月18日起工、1969年3月30日進水、1969年9月27日竣工、1969年10月21日就役。1984年から特務通信艦KS-249への改装工事を受けていたが、中断したまま1988年7月17日に除籍され、1993年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２５０＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、トウィード（Tweed）。1943年竣工。1944年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２５１＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、リブル（Ribble）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２５１＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1979年7月29日起工、1980年5月3日進水、1980年9月30日竣工、1980年10月24日就役。1987年、北氷洋で氷に衝突。1989年、対潜訓練成功賞を授与された。1990年、対潜訓練成功賞を授与された。1992年6月3日、B-251に艦名変更された。1998年5月30日に除籍された。リバチイ基地で解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２５２＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ヘルフォード（Helford）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２５２＞：ソ連海軍667AU型原潜。1970年12月25日起工、1971年9月12日進水、1971年12月31日竣工、1972年2月8日就役。1989年3月17日に除籍され、1995年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２５３＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ヘルムスデイル（Helmsdale）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２５３＞：ソ連海軍667A型原潜。1967年6月26日起工、1969年6月5日進水、1969年11月1日竣工、1969年11月28日就役。1988年、667AT型に改装された。1993年6月30日に除籍され、1995年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２５４＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、エトリック（Ettrick）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２５４＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1977年9月24日起工、1979年9月6日進水、1979年12月30日竣工、1980年1月12日就役。1992年6月3日にB-254に艦名変更された。1998年5月30日に除籍された。パラ湾で解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２５５＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、バリンデリー（Ballinderry）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２５５＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1979年11月7日起工、1980年7月20日進水、1980年12月2日竣工。1981年、バレンツ海で火災を起こし、13名が死亡した。1986年、バレンツ海で演習中にクレスタ�U級アドミラル・ナヒーモフと衝突。1988年11月24日就役。1992年6月3日、B-255に艦名変更された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２５６＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、バン（Bann）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２５７＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ダーグ（Derg）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２５８＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ストルール（Strule）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２５８＞：ソ連海軍667A型原潜。1971年3月30日起工、1972年5月26日進水、1972年9月30日竣工、1972年10月31日就役。1975年、667AU型に改装された。1991年6月16日に除籍され、1998年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−２５９＞：K-59（原潜）を参照。

＜Ｋ２５９＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、レーガン（Lagan）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２６０＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、モヨラ（Moyola）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２６１＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、モーネ（Mourne）。1943年竣工。1944年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２６１Ｆ＞：自衛隊の電子管。丸文または東芝電子管デバイスが受注している。参考：月刊軍事研究1,’16、1,’17

＜Ｋ２６２＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、エア（Aire）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２６３＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ブレイド（Braid）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２６３＞：ソ連海軍971型潜水艦Del’Fin。1985年竣工。参考：現代の潜水艦

＜Ｋ２６３Ａ１＞：K200ファミリー（自走対空機関砲）を参照。

＜Ｋ２６４＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、カム（Cam）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２６４＞：ソ連海軍671RTM型原潜。1983年7月29日起工、1984年6月8日進水、1984年10月26日竣工、1984年12月7日就役。1992年4月28日にB-264と艦名変更され、予備役に入った。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、現代の潜水艦

＜Ｋ２６５＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ディヴェロン（Deveron）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２６５＞：ソ連海軍971型原潜デルフィン（Delphin。後にバーノール、Barnaul）。1985年5月9日起工、1986年5月28日進水、1987年12月30日竣工、1988年2月19日就役。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２６６＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ファル（Fal）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２６６＞：ソ連海軍949A型原潜アリヨール（Orel）。元はセヴェロドヴィンスク（Severodvinsk）という名前だった。1989年1月19日起工、1992年5月22日進水、1992年12月30日竣工、1993年2月5日就役。北洋艦隊第１原潜艦隊第11原潜師団に配属された。1994年、第７原潜師団に転属。1995年、ミサイル発射功績賞を受賞。1996年、ミサイル発射功績賞を受賞。2000年、K-141クルスクの救助作業訓練を行った。2013年11月、修理のためセヴェロドヴィンスクのズヴョーズドチカ造船所ドックに入渠。2015年4月7日1400頃、ズヴョーズドチカ造船所ドックで修理中に艦尾で火災が発生した。原因は溶接火花がゴム被覆部に延焼したもので、死傷者や放射能汚染は発生していないと発表された。2016年第４四半期から洋上試験に入る予定。2021年7月25日、サンクト・ペテルブルグでロシア海軍記念日祝賀行事（艦艇パレード）に参加。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、現代の潜水艦、月刊世界の艦船7,’15、10,’15、10,’21

＜Ｋ２６７＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、フローム（Frome）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２６７＞：ロシア海軍09710型潜水艦Samara。1995年就役。参考：現代の潜水艦

＜Ｋ２６８＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ランボーネ（Lambourne）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２６９＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、アドゥー（Adur）。1942年進水。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２６９＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ミオン（Meon）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２７０＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ウインドラッシュ（Windrush）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２７０＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ニーネ（Nene）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２７１＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、プリム（Plym）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２７２＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、テイヴィ（Tavy）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２７４＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、ベトニー（Betony）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２７５＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、バドレイア（Buddleia）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２７６＞：ソ連海軍945型原潜。1984年4月21日起工、1986年7月26日進水、1987年10月27日竣工、1987年12月30日就役。1992年2月11日、コラ半島沖のバレンツ海キルディン島付近でロサンゼルス級攻撃原潜SSN-689バトン・ルージュと衝突、セイルと艦首を破損した。1992年6月3日にB-276に艦名変更された。1993年4月6日、クラブ（Krab、蟹）の固有名称を与えられた。1993年6月、衝突事故の修理を終えて任務に復帰した。1996年11月5日、コストローマ（Kostroma。市の名前）の固有名称を与えられた。2000年から改装工事に入っている。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２７７＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、コンフレイ（Comfrey）。1942年11月22日竣工。1942年11月22日にアメリカ軍が取得し、PG-86アクションとなった。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２７７Ａ１＞：K200ファミリー（指揮車）を参照。

＜Ｋ２７８＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、コーネル（Cornel）。1942年12月10日竣工。1942年12月10日にアメリカ軍が取得し、PG-87アラクリティとなった。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２７８＞：ソ連海軍685型原潜１番艦コムソモーレツ。1978年4月22日起工、1983年6月3日進水、1983年12月28日竣工、1984年1月18日就役。1985年8月4日、潜航深度1027mを達成。その後800mまで浮上して魚雷発射訓練を行った。1986年、メインタンクのガス発生器を使用して水深800mからの緊急浮上訓練を実施。1988年10月、コムソモーレツのニックネームを付与された。1989年4月7日、火災を起こして沈没。5月12日、事故時の乗員全員に戦闘赤旗勲章が授与された。1990年6月6日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世紀の失敗物語

＜Ｋ２７８沈没事故＞：1989年2月28日、ソ連海軍685型原潜K278コムソモーレツが90日間の作戦任務のため出港した。4月7日、作戦航海を終え、乗員66名と潜水艦隊幕僚３名を乗せてコラ半島ザーパドナヤ・リツァの基地へと帰還中に、ノルウェー海メトヴェージー島南180kmの深度387mを針路220度・速力８ノットで航行していたところ、1106（モスクワ時間）に第７区画の温度警報が鳴り、発令所当直員が第７区画の温度が70度に上昇していると報告した。電気系のショートと思われる火災が発生したと考えられている。艦長は第６区画当直員に消火装置発動を下令し（第７区画当直員は既に死亡していたとみられる）、各区画を閉鎖したが、艦内酸素分圧は30%以上に保たれていたため、火災は急速に拡大しており、第６区画の閉鎖が間に合わなかった上にターボ発電機からオイル漏れが発生して着火、当直員が死亡して交流電源が全喪失し、原子炉が停止した。艦長は緊急浮上を命じ、1116に緊急浮上して司令塔のハッチを開放、消火活動が開始され、北洋艦隊司令部に対して暗号電により事故を知らせた。しかし第７区画の温度は1100度にも達し、高圧空気ボンベの配管が破裂して圧縮空気が漏れ、第７区画の一酸化炭素が艦内空気システムに逆流し始めた。煙は第３・第４区画にも充満し、甲板上でも火災が発生。1200に漸く高圧空気ボンベのバルブが閉じられたが、艦内気圧は13気圧を超え、後部バラストタンクや第７区画から浸水が始まった。1219、北洋艦隊司令部が暗号電の平文化を終えて救難命令を出し、航空機や艦船が現場に向かった。1230頃、K278の現状は第７区画閉鎖済み、第1-3区画は鎮火、第4-5区画ではダメージ・コントロール・チームが活動中という認識だった。1330には火災は収まってきたものの、高温に晒された船体貫通金具が溶けて第６区画や中央バラストタンクにも浸水、消火作業中の数名が一酸化炭素中毒で倒れた。その後第５区画で爆発火災が発生してダメージ・コントロール・チームが負傷。救出に気を取られている間に浸水が進み、艦尾から沈み始めた。1624、第６・第７区画の酸素発生装置が爆発。1642に艦長は総員退艦を下命した。1700過ぎ、傾斜が６度から一気に50-60度になり、1708に沈没。艦上にいた50名の乗員は防寒ウエットスーツを着る暇も無く海に飛び込んで脱出したが、救命筏に乗れたのは20名だけだった。艦内に残された乗員を捜すため、艦長は艦内に下りていて、発見した４名と共に脱出カプセルに飛び込んだが、脱出カプセルが艦から外れず、一緒に深度1500mの海底に沈んでいった。他に艦内には乗員３名と、消火作業中に一酸化炭素中毒となった２名が取り残されていた。脱出カプセルは艦が着底した後に浮上、水圧による破壊は免れたものの内部が高圧になっており、ハッチを開けて救助しようとした１名が弾き飛ばされたハッチに衝突して死亡。中からは意識不明の乗員２名が放り出され、脱出カプセルは艦長ら３名を中に収容したまま再び海底に沈んでしまった。救助船到着の遅れから筏に掴まっていた30名は冬の海で体温を奪われて死亡し、筏に乗っていた20名のうち３名も低体温症で死亡した。結局乗員69名のうち犠牲者は42名に及んだ。現在も核搭載巡航ミサイルを収容した魚雷発射管が半開きになったまま、北緯73度40分、東経13度30分、深度1685mの海底に沈んでいる。放射能漏れの恐れがあるため、引き揚げの検討が行われているという。参考：月刊世界の艦船6,’01、6,’17、ソ連／ロシア原潜建造史、世紀の失敗物語、月刊軍事研究11,’00、7,’99

＜Ｋ２７９＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、ディタニー（Dittany）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２７９＞：ソ連海軍667B型原潜１番艦。1970年3月30日起工、1971年12月20日進水、1972年12月27日竣工、1973年1月22日就役。1976年3月、ポリャールヌイ修理工場で点検中に爆発事故を起こし、ソナーなどが大破した。1984年3月、バフィン海で水深197mを時速７ノットで潜航中に氷山に衝突、修理に１ヶ月を要した。1991年6月からズベズドチカ原潜修理工場で修理に入ったが、予算不足で1992年3月14日に除籍された。セヴェロドヴィンスク造船所で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２８０＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、スミラックス（Smilax）。1942年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２８１＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、ステイタイス（Statice）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２８２＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、リナリア（Linaria）。1942年竣工（1943年6月19日進水？）。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２８３＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、ウィロウハーブ（Willowherb）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２８４＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、フラックス（Flax）。1942年12月6日竣工、アメリカ軍が取得し、PG-89ブリスクとなった。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２８４＞：ソ連海軍971型潜水艦、別名アクラ（Akula）。1983年11月11日起工、1984年7月27日進水、1984年12月30日竣工、1985年1月15日就役。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２８５＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、オネスティ（Honesty）。1942年5月28日竣工。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２８６＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、ローズベイ（Rosebay）。1943年8月16日竣工。同日アメリカ海軍が取得し、テンプトレス級コルベットPG-97スプレンダーになった。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２８７＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、マンドレイク（Mandrake）。1943年4月6日竣工。同日アメリカ海軍が取得し、テンプトレス級コルベットPG-92ヘイストになった。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２８８＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、ミルフォイル（Milfoil）。1943年3月31日竣工。同日アメリカ海軍が取得し、テンプトレス級コルベットPG-93インテンシティになった。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２８８Ａ１＞：K200ファミリー（装甲回収車）を参照。

＜Ｋ２８９＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、マスク（Musk）。1942年12月22日竣工。同日アメリカ海軍が取得し、テンプトレス級コルベットPG-94マイトになった。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２８９＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、バール（Barle）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２９０＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、ネペタ（Nepeta）。1943年7月23日竣工。同日アメリカ海軍が取得し、テンプトレス級コルベットPG-95パートになった。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２９１＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、プリヴィト（Privet）。1943年8月16日竣工。同日アメリカ海軍が取得し、テンプトレス級コルベットPG-96プルーデントになった。参考：アメリカ護衛艦史、第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２９２＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、トリッジ（Torridge）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２９２＞：ソ連海軍671RTMK型潜水艦。1986年4月15日起工、1987年4月29日進水、1987年11月27日竣工、1987年12月30日就役。1992年6月3日にB-292に艦名変更された。2003年、予算不足から退役になりかけたが、協力関係を結んだ都市から8000万ルーブル（250万ドル）の支援を受けて修理を実施、現役を続行している。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版

＜Ｋ２９３＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、テーズ（Tees）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２９４＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、トーウィ（Towy）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ２９５＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ウスク（Usk）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２９５＞：ロシア海軍09710型アクラ�U級潜水艦サマラ（Samara）。元はドラコン（Drakon。ドラゴンDragon？）という名前だった。1993年11月7日起工、1994年8月5日進水、1995年7月17日竣工、1995年7月（12月29日？）就役。2002年、基地に戻る途中にベーリング海で衝突事故を起こし（相手は不明）、ソナーフェアリングを損傷した。2011年5月、作戦任務を終えて帰投した際、出迎えの行事が無いことに腹を立てた艦長と副長が原潜師団幹部と無線で罵り合い、それがインターネットに流れてしまった。ぶん殴ってやると発言した艦長は解任されて陸上勤務となった。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊世界の艦船1,’12

＜Ｋ２９７＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、アンナン（Annan）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２９８＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1981年2月25日起工、1982年7月14日進水、1982年12月27日竣工。1983年2月7日就役。1989年、ソ連の民間トロール船と衝突。1992年6月3日にB-298に艦名変更された。1998年5月30日に除籍された。ザバトナヤリツァ湾で解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ２９９＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、クックメア（Cuckmere）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−２９９＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1983年12月20日起工、1984年6月29日進水、1984年12月22日竣工、1985年1月15日就役。1992年6月3日、B-299に艦名変更された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、現代の潜水艦

＜Ｋ３００＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、イーブンロード（Evenlode）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３００Ｐ＞：ロシア軍沿岸陸上発射型地対艦巡航ミサイル、別名P-800または3K55バスチオンＰ（Bastion、要塞。Ｐは移動式の頭文字）、米軍コードSSC-5、NATOコードはストゥージ（Stooge、脇役。スコーピオンScorpion？）。1990年代から開発されたが、配備は2010年代になった。3K55ヤホントの陸上発射システムで、主指揮所、レーダーサイト、索敵ヘリ、3M55対艦ミサイル用２連装（最大３連装）VLS搭載の８輪トラックMZKT-8030、指揮システムを搭載した６輪トラックKamAZ-43101から構成され、指揮システム搭載車とランチャー車両は25km以上、ランチャー車両同士は15km以上の距離を置いて配置される。射程200-350km（対艦）／450km（対地）。１個発射中隊はランチャー車両４両（3M55対艦ミサイル８発）、予備ミサイル車両４両、指揮システム搭載車１両、支援車両１両で構成され、１個大隊は３個中隊からなり、3M55対艦ミサイル24発の斉射が可能。黒海艦隊に配備されており、2015年2月には北洋艦隊作戦戦略コマンドへ１個大隊を配備し、北極圏の防衛に使用している。太平洋艦隊にも２個大隊を配備するとしていて、2016年11月に北方領土択捉島に１個発射中隊（黒海配備３個発射中隊のうち１個を転用）、2017年2月にカムチャツカ半島、2021年12月2日に千島列島マトゥア島に配備された。2021年中に地対艦ミサイル部隊を全て本システムで更新する予定。シリアが導入を検討している。参考：核兵器事典、朝雲、月刊軍事研究2,’17、6,’01、12,’09、5,’11、9,’16、月刊世界の艦船8,’15、1,’16、5,’16、5,’17、9,'22、THE MILITARY BALANCE 2016

　＜Ｋ−３００Ｓ＞：固定陣地型、別名バスチオンＳ。参考：月刊軍事研究2,’17

＜Ｋ−３００海外シリーズ＞

　＜Ｋ−３００Ｐ＞：ベトナム海軍地対艦ミサイルシステム、別名バスチオンＰ（Bastion-P）、米軍コードSS-C-5、NATOコードはStooge。2009年から配備し、2011年には２個発射中隊を揃えた。南シナ海に進出する中国に対抗するため、ロシアと追加調達の交渉中。参考：月刊軍事研究2,’12、朝雲、THE MILITARY BALANCE 2016

＜Ｋ３０１＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ファインドホーン（Findhorn）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３０２＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、インヴァー（Inver）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３０２＞：ソ連海軍670型潜水艦。1969年1月17日起工、1970年7月11日進水、1970年12月1日竣工、1970年12月21日就役。1992年4月28日、B-302に艦名変更された。1993年6月30日に除籍された。パブロフスク湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３０３＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ロッシー（Lossie）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３０４＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、パレット（Parett）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３０５＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、シエル（Shiel）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３０５＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1980年7月27日起工、1981年5月17日進水、1981年9月30日竣工、1981年11月23日就役。1986年、ミサイル発射訓練成功賞と対潜訓練成功賞を授与された。1992年、機雷敷設訓練成功賞を授与された。1992年4月28日、B-305に艦名変更された。1994年、タービン室で火災が発生。予算不足で修理不能となり、1998年5月30日に除籍された。リバチイ基地で解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３０６＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、バグロス（Bugloss）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３０６＞：ソ連海軍671型潜水艦。1968年3月20日起工、1969年6月7日進水、1969年12月5日竣工、1970年1月9日就役。1974年11月、北海でSSBN-627ジェームズ・マディソンと衝突した。1991年6月24日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３０７＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、バルラッシュ（Bulrush）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３０８＞：ソ連海軍670型潜水艦。1967年12月29日起工、1970年2月19日進水、1970年9月20日竣工、1970年10月20日就役。1992年4月28日、B-308に艦名変更された。1992年7月30日に除籍された。クラセニンニコフ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３１０＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ベインタン（Bayntun）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３１１＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ベイズリー（Bazely）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３１１＞：韓国軍1.25トン４輪トラック。参考：月刊軍事研究5,’07

＜Ｋ３１１ファミリー＞

　＜自走多連装ロケットランチャー＞：自走多連装ロケットランチャー型。車体後部に70mmロケット弾32連装発射機を搭載している。韓国軍では採用されず、IDEX2007に展示するなどして海外への売り込みを図っている。参考：月刊軍事研究5,’07

＜Ｋ３１２＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ベリー（Berry）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３１３＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ブラックウッド（Blackwood）。1943年竣工。1944年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３１３＞：ソ連海軍670型潜水艦。1966年7月14日起工、1969年7月16日進水、1969年12月16日竣工、1970年1月9日就役。1992年4月28日、B-313に艦名変更された。1992年7月3日に除籍された。クラセニンニコフ湾で保管中だが、1997年5月29日、6月10日、10月10日の３回にわたり、埠頭で沈没した。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３１４＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ベンティンク（Bentinck）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３１４＞：ソ連海軍671V型潜水艦。1970年9月5日起工、1972年3月28日進水、1972年11月6日竣工、1972年12月23日就役。1984年3月21日、チーム・スピリットを偵察中にCV-63キティホークと衝突、自力航行不能となり、修理工場に曳航された。1985年12月29日、パブロフスク原潜基地に停泊中、操作ミスから原子炉がメルトダウンを起こし、冷却するため水を注入したところ温度差で原子炉格納容器に亀裂が入って放射能を帯びた水蒸気が噴出し、乗員が被曝した。何とかメルトダウンは収まったものの、完全な修復は行えないまま事故後は予備役となり、1989年3月14日に除籍された。未だチャジマ湾の修理工場に繋留されている。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３１５＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、バイヤード（Byard）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３１５＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1982年1月起工、1983年1月19日進水。アクラ級潜水艦の建造が始まったため、途中で工事が中止されて解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３１６＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ドラリー（Drury）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３１６＞：韓国陸軍化学防護車。HMMWVに似た４輪トラックの荷台上に密閉カーゴを設けたもので、化学兵器対処部隊の輸送を行う他、指揮通信能力も持つ。参考：月刊軍事研究2,’04

＜Ｋ−３１６＞：ソ連海軍705K型潜水艦。1969年4月26日起工、1974年7月25日進水、1978年9月30日竣工、1978年11月23日就役。1989年、バレンツ海で原子炉の蒸気パイプが破裂する事故を起こした。1990年4月19日に除籍され、1995-96年にセヴェロドヴィンスク造船所で解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−３１７＞：ソ連海軍971型潜水艦パンテーラ（Pantera）。1986年11月6日起工、1990年5月21日進水、1990年12月27日竣工、1991年3月14日就役。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−３２０＞：ソ連海軍670型潜水艦。1968年4月30日起工。1970年1月2日頃、火災を起こして放射性物質が漏れた。1971年3月27日進水、1971年9月15日竣工、1971年10月27日就役。1992年4月28日、B-320に艦名変更された。1994年7月5日に除籍された。クラセニンニコフ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊軍事研究3,’99

＜Ｋ−３２２＞：ソ連海軍971型潜水艦カシャロート（Kashalot）。1986年9月5日起工、1987年7月18日進水、1988年12月30日竣工、1989年3月1日就役。2002年秋、コムソモルスク・ナ・アムレ造船所で修理に入った。インド海軍にリースされる予定。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊世界の艦船2,’16

＜Ｋ−３２３＞：ソ連海軍671型潜水艦。1968年7月5日起工、1970年3月14日進水、1970年9月23日竣工、1970年10月20日就役。1972年1月28日、50 let SSSR（ソ連50周年）と命名された。1984-86年、671K型に改装された。1987年、放射能事故を起こした。1992年6月3日、B-323と艦名変更された。1993年6月30日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊軍事研究3,’99

＜Ｋ−３２４＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1980年2月23日起工、1980年9月7日進水、1980年12月30日竣工、1981年1月24日就役。1981年、ロサンゼルス級原潜と衝突。1983年、ピョートル大帝湾で091型漢級原潜と衝突。1983年10月31日、サウスカロライナ沖でブロスタイン級フリゲートFF-1038マックロイの曳航ソナーがスクリューに絡まって航行不能となり、アメリカ海軍艦船に囲まれたが、10日後にパミール級救難艦アルダンにより救出され、絡まった曳航ソナーはソ連が回収・分析した。1992年6月3日、B-324に艦名変更された。2005年5月4日、ネルパ原潜修理工場で解体が開始された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−３２５＞：ソ連海軍670型潜水艦。1969年9月6日起工、1971年6月4日進水、1971年11月5日竣工、1971年12月6日就役。1991年6月24日に除籍された。クラセニンニコフ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−３２８＞：ソ連海軍971型アクラ�T級潜水艦レオパルド（Leopard）。1988年10月26日起工、1992年6月27日進水、1992年12月30日竣工、1993年2月5日就役。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版

＜Ｋ−３２９＞：ソ連海軍949A型潜水艦12番艦ベルゴロド（Belgorod）。1992年7月24日起工。予算不足のため1994年に一旦は建造中止となったが、クルスク沈没事故を受けて工事が再開された。しかしその後も工事が遅れまくり、結局2012年12月20日に09852型特殊原潜ベルゴロドへの改造を開始、2019年4月23日に進水し、ロシア国防省深海海洋研究総局の所属となった。2021年6月25日、初洋上公試のため出港した。2022年7月8日、引き渡し式典が行われて就役した。参考：世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、ソ連／ロシア原潜建造史、月刊世界の艦船7,’19、10,’21、10,’22、11,’22、10,’23

＜Ｋ−３２９＞：ロシア海軍885型ヤーセン級原子力ミサイル潜水艦１番艦セヴェロドヴィンスク（Severodvinsk）。1993年に起工されたが、予算不足で建造が遅れ、1996年には遂に建造停止となり、1998年就役の予定が1999年には進捗率10%未満という状況だった。漸く2003年から特別予算を組んで建造を加速し、2010年6月15日に進水した。2011年公試開始。2012年8月、原子炉の出力が予定以下で、雑音が想定以上というトラブルが判明。2013年5月27日のテストでプロペラシャフト周辺の摩擦により加速が鈍くなるという問題が発生して引き渡しが2014年春まで遅れるという報道があったが、建造元は否定し、2013年12月にロシア海軍に引き渡されて洋上試験に入った。2014年6月、正式に就役。9月3日、最終洋上試験となるミサイル発射試験を終えてセブマシュ造船所に帰港。2016年4月30日、バレンツ海からカリブル巡航ミサイルを発射し、アルハンゲリスク州の地上目標に着弾させた。2021年現在、艦番号がK-560になっている。10月4日、バレンツ海でツィルコン極超音速ミサイルを浮上状態で１発、深度40mで１発試射したと、ロシア国防省が発表した。参考：世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊世界の艦船2,’17、6,’15、4,’11、2,’12、3,’14、11,’14、8,’16、6,'21、1,'22、月刊軍事研究10,’13、3,’14

＜Ｋ−３３１＞：ソ連海軍971型アクラ�T級潜水艦マガダン（Magadan）。元はナルワル（Narwhal。Narval？）という名称だった。1989年12月28日起工、1990年6月23日進水、1990年12月31日竣工、1991年3月14日就役。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、現代の潜水艦

＜Ｋ３３１（ｆ）＞：ドイツ国防軍が第２次大戦時にフランス軍から鹵獲したシュナイダー105mmカノン砲M1913。最大射程12km。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ３３２（ｆ）＞：ドイツ国防軍が第２次大戦時にフランス軍から鹵獲したシュナイダー105mmカノン砲M1936。最大射程15km。参考：月刊軍事研究6,’16

＜Ｋ−３３３＞：ロシア海軍09710型潜水艦リス（Rys）。1993年8月31日起工、1997年10月6日進水。現在工事は中断しており、セヴェロドヴィンスク造船所に保管されている。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−３３５＞：ロシア海軍09710型潜水艦（971M型アクラ�V級？）ゲパード（Gepard）。1991年9月23日起工、1999年9月17日進水、2001年7月20日竣工、2001年12月4日就役。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊世界の艦船6,’15

＜Ｋ３３５（ｈ）＞：ドイツ国防軍が第２次大戦時にオランダ軍から鹵獲した10.5cm重カノン砲。射程12km。参考：月刊軍事研究6,’16

＜Ｋ−３３６＞：ロシア海軍945A型シエラ�U級潜水艦プスコフ（Pskov、市の名前。Piskov？）。1989年7月29日起工、1992年6月3日にB-336と艦名変更された。1992年8月29日進水、1993年4月6日にオーカン（Okun、パーチ）の艦名が授与された。1993年12月14日竣工、1994年1月21日就役。1996年4月3日、プスコフの艦名を授与された。1999年、原潜K-141クルスクの護衛に就き、ユーゴ爆撃中のアメリカ空母機動部隊を数ヶ月に渡り監視、全く気づかれずに仮想攻撃を繰り返した。2011年、ズヴェズドーチカ艦船修理センターで修理・延命改修に入った。2014年3月再進水。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、現代の潜水艦、月刊世界の艦船12,’14

＜Ｋ−３３７＞：ロシア海軍09710型潜水艦クーガー（Cougar）。1992年8月18日起工、1998年1月22日進水。その後工事がストップし、ミサイル実験艦として2005年に就役させる計画や、インドにリースする計画が出たが、結局955型ボレイ級戦略原潜１番艦に船体を流用して建造費削減に使われた。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊丸2,’12、月刊世界の艦船2,’17

＜Ｋ３４７＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、バージズ（Burges）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３４８＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、バーネット（Burnet）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３４９＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、コールダー（Calder）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３５１＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ダックワース（Duckworth）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３５２＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ダフ（Duff）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３５３＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、エッシングトン（Essington）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３５３（ｒ）＞：M1940/M60海外シリーズ（カノン砲）を参照。

＜Ｋ３５５＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ハドレイ・キャッスル（Hadleigh Castle）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３５５＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1980年12月31日起工、1981年8月8日進水、1981年12月29日竣工、1982年2月9日就役。1992年4月28日にB-355に艦名変更された。1998年5月30日に除籍された。リバチイ基地で解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３５６＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、オドザニ（Odzani）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３５８＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1982年7月23日起工、1983年7月15日進水、1983年12月29日竣工、1984年1月18日就役。1992年2月15日、B-358に艦名変更された。1998年5月30日に除籍された。パラ湾で解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３６０＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、シーノサス（Ceanothus）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３６０＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1981年5月9日起工、1982年4月27日進水、1982年9月29日竣工、1982年11月24日就役。1985年、対潜訓練成功賞を授与された。1987年12月30日、ムルマンスキー・コムソモレーツ（ムルマンスク青年共産党員）の名誉艦名を授与された。1992年4月28日にB-360に艦名変更された。1998年5月30日に除籍された。リバチイ基地で解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３６２＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ポートチェスター・キャッスル（Portchester Castle）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３６５＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ロッチー（Lochy）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３６５（ｅ）＞：Mk�T海外シリーズ（114mmカノン砲）を参照。

＜Ｋ３６６＞：ソ連海軍667B型原潜。1973年3月6日起工、1974年6月8日進水、1974年12月30日竣工、1975年2月14日就役。1993年9月28日に除籍された。チャジマ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３６７＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、タフ（Taff）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３６７＞：ソ連海軍671型潜水艦。1970年4月14日起工。1971年7月2日進水、1971年12月5日竣工、1971年12月28日就役。1992年6月3日、B-367に艦名変更された。1994年7月5日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−３６９＞：K-69（原潜）を参照。

＜Ｋ−３７０＞：ソ連海軍671型潜水艦。1969年4月19日起工、1970年6月26日進水、1970年12月5日竣工、1970年12月21日就役。1992年6月3日にB370に艦名変更された。1993年6月30日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３７１＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ワイ（Wye）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３７１＞：ソ連海軍671RT型潜水艦。1973年2月27日起工、1974年7月30日進水、1974年9月30日竣工。1974年11月15日就役。1992年6月3日にB-371に艦名変更された。1996年7月31日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３７２＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ラッシェン・キャッスル（Rashen Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３７３＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、サンドゲイト・キャッスル（Sandgate Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３７３＞：ソ連海軍705K型潜水艦。1972年6月26日起工、1978年4月19日進水、1979年12月29日竣工、1980年1月12日就役。1984年、戦略原潜K-140と衝突してソナーや船体が損傷した。1990年4月19日に除籍された。解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３７４＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、シュリュースバリー・キャッスル（Shrewsbury Castle）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３７８＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ギルドフォード・キャッスル（Guildford Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３７９＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、カリスブルック・キャッスル（Carisbrooke Castle）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３８２＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、キャンディタフト（Candytuft）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３８３＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、フリント・キャッスル（Flint Castle）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３８４＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、リーズ・キャッスル（Leeds Catsle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３８５＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、アラビス（Arabis）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３８５＞：ソ連海軍667B型原潜。1971年10月20日起工、1973年6月18日進水、1973年12月30日竣工、1974年2月7日就役。1994年11月30日に除籍された。ズベズドチカ原潜修理工場で解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３８６＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、アンバーリー・キャッスル（Amberley Catsle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３８７＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、バークレイ・キャッスル（Berkley Catsle）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３８７＞：ソ連海軍671RT型潜水艦。1971年4月2日起工、1972年9月2日進水、1972年12月30日竣工、1973年1月31日就役。1992年6月3日にB-387に艦名変更された。1995年8月4日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３８８＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ダンバートン・キャッスル（Dumbarton Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３８８＞：ソ連海軍671RTMK型潜水艦ペトロザヴォーツク（Petrozavodsk。元はスネシュノゴルスク、Snezhnogorsk）。1987年5月8日起工、1988年6月3日進水、1988年11月30日竣工、1989年3月1日就役。1992年6月3日にB-388に艦名変更された。1994年、魚雷発射訓練成功賞を授与された。1998年、魚雷発射訓練成功賞と対潜訓練成功賞を授与された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊世界の艦船6,’15

＜Ｋ３８９＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ナレスボロー・キャッスル（Knaresborough Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３８９＞：ソ連海軍667A型原潜。1970年7月26日起工、1971年6月27日進水、1971年11月25日竣工、1971年12月13日就役。1990年4月19日に除籍され、1995年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３９０＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・ファーダ（Loch Fada）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３９０／１（ｒ）＞：ドイツ国防軍が第２次大戦時に鹵獲したソ連軍122mmカノン砲。最大射程20.87km。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ３９０／２（ｒ）＞：A19海外シリーズ（カノン砲）を参照。

＜Ｋ３９１＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・キリン（Roch Killin）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３９１＞：ソ連海軍971型原潜キット（Kit）、後にブラツク（Bratsk）。1988年2月23日起工、1989年4月14日進水、1989年12月29日竣工、1990年2月28日就役。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３９２＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ナダー（Nadder）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３９３＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、タムワース・キャッスル（Tamworth Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３９５＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、シャーロック（Charlock）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３９５＞：ソ連海軍667A型原潜。1967年9月8日起工、1969年7月28日進水、1969年12月5日竣工、1970年1月9日就役。1991年、667AT型に改装された。参考：世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版

＜Ｋ３９６＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ヘディンガム・キャッスル（Hedingham Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３９７＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ランチェストン・キャッスル（Launceston castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ３９８＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ライジング・キャッスル（Rising Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３９８＞：ソ連海軍671型潜水艦。1971年4月22日起工、1972年8月2日進水、1972年12月15日竣工、1973年3月31日就役。1992年6月3日にB-398に艦名変更された。1995年8月4日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ３９９＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ティンターゲル・キャッスル（Tintagel Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−３９９＞：ソ連海軍667A型原潜。1968年2月23日起工、1969年6月23日進水、1969年12月24日竣工、1970年1月9日就役。1982年から667AT型への改装工事が開始されたが、中断されたまま1990年4月19日に除籍され、1998年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４０１＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、ルイスバーグ（Louisburg）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４０３＞：イギリス海軍改フラワー級コルベット、アルバタス（Arbutus）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４０３＞：ソ連海軍667A型原潜。1969年8月18日起工、1971年3月25日進水、1971年8月12日竣工、1971年9月20日就役。1981年、特務通信艦KS-403となった。1983年、667AK型特務原潜に改造された。1996年、09780型特務原潜に改造された。1997年、Kazanの名称が付けられた。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４０３（ｊ）＞：ドイツ国防軍が第２次大戦時にユーゴスラビア軍から鹵獲した、スコダ15cmカノン砲M28。射程24km。参考：月刊軍事研究6,’16

＜Ｋ４０４＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、アンナン（Annan）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４０５＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、アーンウィック・キャッスル（Alnwick Catsle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４０７＞：ソ連海軍667BDRM型戦略原潜７番艦ノヴォモスコフスク（Novomoskovsk）。1987年2月2日起工、1990年12月28日進水、1990年11月27日竣工、1990年12月29日就役。1997年6月、個艦名称ノヴォモスコフスクを授与された。1998年7月、ドイツの商業衛星をバレンツ海の海中からスチル１ミサイルで打ち上げた。2004年2月、プーチン大統領がTK-17原潜から本艦のR-29RM発射シーンを見学する予定だったが、ミサイル発射要員が訓練用仮想発射装置を解除し忘れ、発射できなかった。2012年、R-29RMU2シネーワ搭載、外殻形状変更による水中雑音低減、寿命延長、艦内機器修理換装といった近代化改装を完了。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊軍事研究9,’14

＜Ｋ−４０８＞：ソ連海軍667A型原潜。1968年1月20日起工、1968年9月10日進水、1969年12月25日竣工、1970年1月9日就役。1984年、667AT型に改装された。1988年7月17日に除籍され、1995年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−４１０＞：ソ連海軍949A型潜水艦スモレンスク（Smolensk）。1986年12月9日起工、1990年1月20日進水、1990年12月22日竣工、1991年3月14日就役。北洋艦隊第１原潜艦隊第11原潜師団に配属された。1993年、ミサイル発射功績賞を受賞。1994年、ミサイル発射功績賞を受賞。1998年、ミサイル発射功績賞を受賞。2019年7月28日、サンクト・ペテルブルグでロシア海軍記念日海上パレードに参加。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊世界の艦船10,’19

＜Ｋ４１１＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ダドン（Duddon）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４１１＞：ソ連海軍667A型原潜。1968年5月25日起工、1970年1月16日進水、1970年8月31日竣工、1970年9月25日就役。1982年、特務通信艦KS-411に艦名変更された。1992年、特務原潜BS-411に艦名変更された。1990年、09774型特殊潜航艇母艦に改造された。1998年、Orenburgの艦名が付けられた。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４１２＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、バンボロー・キャッスル（Bamborough Catsle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４１２＞：ソ連海軍09710型潜水艦Morzh。1992年就役。K-419クズバスと同じ？参考：現代の潜水艦

＜Ｋ−４１２＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1978年10月29日起工、1979年9月6日進水、1979年12月30日竣工、1980年1月12日就役。1992年4月28日にB-412に艦名変更された。1996年7月31日に除籍された。チャジマ基地で解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４１３＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ファーンハム・キャッスル（Farnham Castle）。1945年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４１４＞：ソ連海軍671RTMK型潜水艦ダニル・モスコウスキー（Danil Moskovskiy、モスクワ公国侯）。1989年12月1日起工、1990年8月31日進水、1990年12月30日竣工、1991年3月14日就役。1992年6月3日にB-419に艦名変更された。1995年8月、民間貨物（食料品）の輸送任務をロシア攻撃原潜として初めて実施した。1996年9月18日、ダニル・モスコウスキーの名誉艦名を授与された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊世界の艦船6,’15

＜Ｋ−４１５＞：ソ連海軍667A型原潜。1969年7月4日起工、1970年9月26日進水、1970年12月30日竣工、1971年1月16日就役。1987年、特務通信艦KS-415に艦名変更された。1987年、09780型特務原潜への改造工事が開始されたが、途中で中断され、1988年7月17日に除籍された。チャジマ湾に保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４１６＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ハースト・キャッスル（Hurst Castle）。1944年竣工。1944年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４１６（ｆ）＞：M1917海外シリーズ（カノン砲）を参照。

＜Ｋ４１７＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、ハラデイル（Halladale）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４１７＞：ソ連海軍667B型原潜。1974年5月9日起工、1975年5月6日進水、1975年12月20日竣工、1976年2月19日就役。1995年1月12日に除籍され、1998年にズベズダ原潜修理工場で解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−４１８＞：ソ連海軍667A型原潜。1968年6月29日起工、1970年3月14日進水、1970年9月22日竣工、1970年10月20日就役。1989年3月17日に除籍され、1998年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４１８（ｆ）＞：M1917海外シリーズ（カノン砲）を参照。

＜Ｋ−４１９＞：ロシア海軍971型アクラ�T級潜水艦クズバス（Kuzbass）。元はモルツ（Morzh）という名前だった。1991年6月28日起工、1992年5月18日進水、1992年12月31日竣工、1993年2月5日就役。2009年、長期修理に入り、ソナー、無線機、居住設備などを改修した。2016年3月19日、長期修理を終えて太平洋艦隊に復帰した。6月20日1430頃、宗谷岬西北西130kmの宗谷海峡を東に航行するのを、PG-825わかたかと第２航空群P-3Cが確認した。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊世界の艦船5,’16、6,’16、9,’16

＜Ｋ４１９（ｆ）＞：ドイツ国防軍が第２次大戦で接収したフランス軍155mmカノン砲GPF-T。最大射程19.5km。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ４２０＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ケニルワース・キャッスル（Kenilworth castle）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４２０＞：ソ連海軍667A型原潜。1968年10月12日起工、1970年4月25日進水、1970年10月29日竣工、1970年11月24日就役。1974年4月、火災事故を起こした。1990年、667M型実験原潜に改造された。1994年7月5日に除籍された。サイダ湾に保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４２０（ｆ）＞：ドイツ国防軍の鹵獲155mmカノン砲。大元はフランスのサンシャモンが開発した145mm艦砲で、ボアアップしてフランス陸軍が配備していたのを、第２次大戦で鹵獲して沿岸防備部隊に回したものである。最大射程21.3km。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ４２１＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・シャイン（Loch Shin。ロック・シン？）。1944年竣工。後にニュージーランド海軍に引き渡され、タウポ（Taupo）になった。参考：第２次大戦のイギリス軍艦、月刊世界の艦船2,’21

＜Ｋ４２１＞：ソ連海軍667BD型原潜。1973年11月30日起工、1975年7月1日進水、1975年12月30日竣工、1976年2月19日就役。1995年3月28日に除籍された。サイダ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４２１（ｉ）＞：ドイツ国防軍の鹵獲155mmカノン砲。第２次大戦でイタリアが連合軍に降伏した際に接収したもので、K420(f)と同じカノン砲のイタリア輸出版である。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ４２２＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・エック（Loch Eck）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４２３＞：ソ連海軍667A型原潜。1969年1月13日起工、1970年7月4日進水、1970年11月13日竣工、1970年11月24日就役。1987年、667AT型に改装された。1994年7月5日に除籍された。サイダ湾に保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４２４＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・アカナルト（Loch Achanalt）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４２４＞：ソ連海軍667BDR型原潜１番艦。1974年1月30日起工、1975年12月31日進水、1976年6月9日竣工。9月9日、就役前の最大戦速時ソナーテストで暗礁に接触し、操舵員が慌ててメインタンクを急速ブローしたため、そのまま水上に飛び出してしまった。この事故で艦首、ソナー、舵を大破したが、突貫修理を行って何とか1978年12月30日に就役させた。1979年7月、実弾頭付きのR-29Rを装備。8月、氷海パトロール中に２件の火災事故を起こした。1981年1月18日、トイレでタバコを吸った水兵が吸い殻を空気フィルターに隠したため火災が発生。この頃、医務官が加熱消毒中に持ち場を離れたために火災が起こったり、原子炉区長がアルコールを密造したりと規律の乱れが最悪になっていた。1995年3月28日に除籍された。サイダ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４２５＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・ダンヴェガン（Loch Dunvegan）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４２６＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・アシュレイ（Loch Achray）。1945年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４２６＞：ソ連海軍667A型原潜。1969年4月17日起工、1970年8月28日進水、1970年12月22日竣工、1971年1月16日就役。1990年4月19日に除籍された。セヴェロドヴィンスク造船所に保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−４２８＞：K-28（潜水艦）を参照。

＜Ｋ４２８＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・アルヴィー（Loch Alvie）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４２９＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・ファイン（Loch Fyne）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４２９＞：ソ連海軍670型潜水艦。1971年1月26日起工、1972年4月22日進水、1972年9月15日竣工、1972年10月31日就役。1983年6月24日に沈没事故を起こした。8月6日に引き揚げられた。1985年9月13日、係船中の埠頭で再び沈没。1986年10月12日に除籍された。1987年3月5日、練習艦UTS-130となった。クラセニンニコフ湾で停泊練習艦として係船中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世紀の失敗物語

＜Ｋ−４２９沈没事故＞：1983年6月24日、ソ連海軍670型潜水艦K429がカムチャツカ半島ペトロバブロフスク基地の東を航行中に潜航を始めようとしたが、できなかった。換気弁が開いていたので自動装置が作動して潜航させなかったのだが、乗員の54%が出撃前夜に艦隊司令部の命令で新人に入れ替わっており、潜航・浮上システム担当の准士官がシステム使用許可証を持っていないということを艦長が知らず、その准士官が自動装置の異常だと早合点して手動で潜航を開始した。そのため開いていた換気口２箇所から浸水し、原子炉を含む２区画に海水が流れ込んだ。沈没を免れるために浸水区画は閉鎖され、中にいた14名は手動で原子炉を止めた後に水没して死亡し、更に蓄電池の水素が漏れて爆発したため２名が死亡、結局艦は水深40mの海底に沈没した。生き残った乗員112名は艦内で一夜を過ごし、救援部隊が来ないと判断した艦長は准士官２名をアクアラングで脱出させ、岸まで泳がせて救出を要請した。沈没から12時間後に漸く艦隊司令部から救助船が送られ、一旦引き揚げに成功し、残る乗組員は救助されたが、またすぐ沈んでしまったので、8月にもう一度引き揚げられて修理された。参考：月刊軍事研究3,’99、世紀の失敗物語、月刊丸6,’01

＜Ｋ−４３０＞：ソ連海軍667AU型原潜。1973年7月27日起工、1974年7月28日進水、1974年12月25日竣工、1975年1月28日就役。1995年1月12日に除籍された。パブロフスキー湾に保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−４３１＞：K-31（潜水艦）を参照。

＜Ｋ４３１＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・ターバート（Loch Tarbert）。1945年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４３２＞：ソ連海軍705K型潜水艦。1968年11月12日起工、1977年11月3日進水、1978年12月31日竣工、1979年3月12日就役。1990年4月19日に除籍された。解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４３３＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・インシュ（Loch Insh）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４３３＞：ソ連海軍667BDR型原潜シヴァトイ・ゲオルギイ・ポベドノセッツ（Syvatoy Giorgiy Pobedonosets、ゲオルギー常勝聖人）。1978年8月24日起工、1980年6月20日進水、1980年12月15日竣工、1980年12月31日就役。1983年11月、太平洋艦隊に転属。1998年7月、個艦名称シヴァトイ・ゲオルギイ・ポベドノセッツが付けられた。2011年9月21日深夜、カムチャツカ半島アワチンスカヤ湾で停泊中に、漁船に衝突された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊世界の艦船1,’12

＜Ｋ４３３／１（ｒ）＞：ML20海外シリーズ（榴弾砲）を参照。

＜Ｋ４３４＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・クオイッチ（Loch Quoich）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４３４＞：ソ連海軍667A型原潜。1969年2月23日起工、1970年5月29日進水、1970年11月30日竣工、1970年12月21日就役。1989年3月17日に除籍された。チャジマ湾に保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−４３６＞：ソ連海軍667AU型原潜。1972年11月7日起工、1973年7月25日進水、1973年12月5日竣工、1974年1月8日就役。1979年8月、駆逐艦と衝突する事故を起こした。1992年3月14日に除籍され、1998年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４３７＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・ローモンド（Loch Lomond）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４３８＞：イギリス海軍ヘイブン級フリゲート、ダービー・ヘイブン（Derby Haven）。1945年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４３８＞：ソ連海軍671型潜水艦。1969年6月13日起工、1971年3月23日進水、1971年9月15日竣工。1971年10月27日就役。1992年6月3日、B-438に艦名変更された。1995年8月4日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４４０（ｒ）＞：BR2海外シリーズ（榴弾砲）を参照。

＜Ｋ４４１＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、モンノー（Monnow）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４４１＞：ソ連海軍667BDR型原潜。1974年5月7日起工、1976年5月25日進水、1976年10月31日竣工、1976年12月29日就役。1980年代半ばに新型のアウロラ１ソナーを搭載。1988年12月、太平洋艦隊に転属した。1995年3月28日に除籍された。パブロフスキー湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−４４２＞：ソ連海軍949A型潜水艦チェリャビンスク（Cheliabinsk）。1987年5月21日起工、1990年6月18日進水、1990年12月28日竣工、1991年3月14日就役。北洋艦隊第１原潜艦隊第11原潜師団に配属された。同年、太平洋艦隊第２原潜艦隊第10原潜師団に転属した。1998年、第16作戦艦隊第10原潜師団に転属した。1999年、整備に入る予定だったが、予算が足りず、予備役となってクラセニンニコフ湾で保管中。2014年、949AM型への改装工事に入った。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊世界の艦船9,’17

＜Ｋ−４４４＞：ソ連海軍667A型原潜。1971年4月8日起工、1972年8月1日進水、1972年12月9日竣工、1972年12月23日就役。1994年9月30日に除籍され、1995年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４４６＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ナンネリー・キャッスル（Nunnery Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４４６＞：ソ連海軍667AU型原潜。1971年11月7日起工、1972年8月8日進水、1972年12月30日竣工、1973年1月22日就役。1993年3月17日に除籍された。パブロフスキー湾に保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４４７＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ノーハム・キャッスル（Norham Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４４７＞：ソ連海軍667B型原潜。1971年3月18日起工、1972年12月31日進水、1973年9月30日竣工、1974年1月1日就役。現在予備役にあり、退役予定。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版

＜Ｋ−４４８＞：ソ連海軍671RT型潜水艦。1976年12月15日起工、1977年10月8日進水、1978年9月29日竣工、1978年11月23日就役。1992年6月3日にB-448に艦名変更された。1993年6月30日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−４４８＞：ソ連海軍671RTMK型潜水艦タンボフ（Tambov）。1991年1月31日起工、1991年10月17日進水。1992年6月3日、B-448に艦名変更された。1992年9月24日竣工、1993年2月15日就役。1995年3月25日、タンボフの名誉艦名を授与された。1999年、魚雷発射訓練成功賞を授与された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊世界の艦船6,’15

＜Ｋ４４９＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ピヴェンシー・キャッスル（Pevensey Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４４９＞：ソ連海軍667BDR型原潜。1974年7月19日起工、1976年7月29日進水、1976年12月27日竣工、1977年2月5日就役。1990年11月から太平洋艦隊に所属している。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４５０＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ペンブローク・キャッスル（Pembroke Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４５０＞：ソ連海軍667B型原潜。最初からR-29Uを搭載している。1971年7月30日起工、1973年4月15日進水、1973年12月29日竣工、1974年2月7日就役。1993年3月30日に除籍された。1998年、ズベズドチカ原潜修理工場で解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−４５１＞：ソ連海軍667AU型原潜。1972年2月23日起工、1973年4月29日進水、1973年9月7日竣工、1973年9月27日就役。1978年、60 Let VLKSMの個艦名称を授与された。9月、発電機の火災事故を起こした。1984年10月、海底衝突事故を起こした。1991年6月16日に除籍され、1999年に解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−４５２＞：ソ連海軍670M型潜水艦。1972年11月30日起工、1973年7月12日進水、1973年12月30日竣工、1974年2月7日就役。1986-92年、06704型への改装工事を受けた。1992年6月3日、B-452に艦名変更された。1997年12月22日、Novgorod Veliky（偉大なるノヴゴロド市）の艦名を授与された。1998年5月30日に除籍された。アラ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−４５４＞：ソ連海軍671V型潜水艦。1971年7月24日起工、1973年5月5日進水、1973年10月30日竣工、1974年1月8日就役。1992年4月28日、B-454に艦名変更された。1994年7月5日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−４５５＞：ソ連海軍667BDR型原潜。1975年1月7日起工、1976年8月16日進水、1976年12月30日竣工、1977年2月5日就役。1979年5月、太平洋艦隊に転属した。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−４５６＞：ソ連海軍949A型潜水艦カサツカ（Kasatka）。1988年2月9日起工、1991年6月28日進水、1992年8月18日竣工、ヴィルヤチンスク（Vilyuchinsk）に改称され、1993年2月5日就役。北洋艦隊第１原潜艦隊第11原潜師団に配属された。同年、太平洋艦隊第２原潜艦隊第10原潜師団に転属した。1996年、ミサイル発射功績賞を受賞した。1997-2001年に定期整備を受けた。後にトヴェリ（Tver）に改称された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、現代の潜水艦、月刊世界の艦船6,’15

＜Ｋ−４５７＞：ソ連海軍667B型原潜。1971年12月31日起工、1973年8月25日進水、1973年12月30日竣工、1974年2月7日就役。1986年10月、大西洋でSSN-710オーガスタと衝突、ミサイル区画などを損傷した。1987年11月、所属不明の原潜と衝突し、セイルと艦首を損傷した。12月、漁船と接触した。現在予備役にあり、除籍される予定。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４５８＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、テーム（Teme）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４５８＞：ソ連海軍670M型原潜。1974年2月12日起工、1975年6月30日進水、1975年12月29日竣工、1976年2月19日就役。1991年6月24日に除籍された。アラ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４６０＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ウォルマー・キャッスル（Walmer Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４６０＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、バレン（Bullen）。1943年竣工。1944年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４６０＞：ソ連海軍667B型原潜。最初からR-29Uを搭載している。1972年6月5日起工、1974年2月7日進水、1974年9月20日竣工、1974年10月18日就役。1988年5月、氷山と衝突した。1995年3月28日に除籍された。グレミハ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４６１＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ウォルヴェシー・キャッスル（Wolvesey Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４６１＞：ロシア海軍971型アクラ�T級潜水艦ヴォルク（Volk。ウルフWolf？）。1987年11月14日起工、1991年6月11日進水、1991年12月29日竣工、1992年2月11日就役。1999年12月から2000年2月、空母アドミラル・クズネツォフの護衛として地中海に展開、コソボ紛争の関係で展開していたアメリカ・イギリス原潜の警戒及び追跡を行った。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、月刊世界の艦船2,’10

＜Ｋ４６２＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、アフレック（Affleck）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４６２＞：ソ連海軍671型潜水艦。1972年7月3日起工、1973年9月1日進水、1973年12月30日竣工、1974年2月7日就役。1977年2月、未確認船舶と衝突事故を起こした。1992年6月3日にB-462に名称変更された。1993年6月30日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４６３＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、エイルマー（Aylmer）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４６３＞：ソ連海軍705K型潜水艦。1975年6月26日起工、1981年3月31日進水、1981年12月30日竣工、1982年2月9日就役。1990年4月19日に除籍された。解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４６４＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、バルフォア（Balfour）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４６５＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ベントレイ（Bentley）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４６５＞：ソ連海軍667B型原潜。1972年3月22日起工、1973年12月2日進水、1974年9月30日竣工、1974年11月15日就役。1994年1月25日に除籍された。グレミハ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４６６＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ビッカートン（Bickerton）。1943年竣工。1944年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４６７＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ブライ（Bligh）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４６７＞：ソ連海軍671RT型潜水艦。1974年11月19日起工、1976年5月7日進水、1976年11月30日竣工、1976年12月29日就役。1992年6月3日にB-467に艦名変更された。1997年9月8日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４６８＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ブレイスウェイト（Braithwaite）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４６９＞：ソ連海軍671V型潜水艦。1973年9月5日起工、1974年6月10日進水、1974年9月30日竣工、1974年11月15日就役。1992年4月28日にB-469に名称変更された。1993年6月30日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４７０＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、キャペル（Capel）。1943年竣工。1944年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４７１＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、クーク（Cooke）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４７２＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ダクレス（Dacres）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４７２＞：ソ連海軍667B型原潜。最初からR-29Uを搭載している。1972年8月10日起工、1974年4月26日進水、1974年11月14日竣工、1974年12月10日就役。1995年3月28日に除籍された。グレミハ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４７３＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ドメット（Domett）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４７４＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、フォレイ（Forey）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４７５＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ガーリーズ（Garlies）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４７５＞：ソ連海軍667B型原潜。最初からR-29Uを搭載している。1972年10月17日起工、1974年6月25日進水、1974年12月23日竣工、1975年1月23日就役。1988年5月、北極海で氷山と衝突し、セイルやアンテナなどを損傷した。1995年3月28日に除籍された。グレミハ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４７６＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ゴールド（Gould）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４７７＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、グリンドール（Grindall）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４７７＞：ソ連海軍667B型原潜。1974年12月5日起工、1975年7月13日進水、1975年12月30日竣工、1976年2月19日就役。1995年3月28日に除籍された。パブロフスキー湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４７８＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ガーディナー（Gardiner）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４７９＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、グッドオール（Goodall）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４７９＞：ソ連海軍670M型原潜。1975年10月1日起工、1977年5月6日進水、1977年9月30日竣工、1977年11月29日就役。1992年6月3日にB-479に艦名変更された。7月5日に除籍され、解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４８０＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、グッドサン（Goodson）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４８０＞：ソ連海軍971型潜水艦バルス（Bars）、後にアク−バルス（Ak-Bars）。1985年2月22日起工、1988年4月16日進水、1988年12月29日竣工、1989年3月1日就役。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４８１＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ゴア（Gore）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−４８１＞：ソ連海軍671型潜水艦。1973年9月27日起工、1974年9月9日進水、1974年12月27日竣工、1975年1月28日就役。1979年、ペルシャ湾に展開したアメリカ機動部隊をK-38と共に追跡。殆ど発見されることなくアメリカ艦隊を魚雷の射程内に置いていた。1992年6月3日、B-481に艦名変更された。1992年7月3日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ４８２＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、キーツ（Keats）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４８３＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ケンプソーン（Kempthorne）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４８４＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、キングスミル（Kingsmill）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ４８６（ｆ）＞：ドイツ国防軍列車砲。フランスの194mm列車砲70/93を鹵獲して使用したものである。最大射程18.3km、発射速度毎分4-5発。能力不足だったため、沿岸砲に改造されてフランスとオランダに６門ずつ配備された。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ−４８７＞：ソ連海軍667BDR型原潜。1975年6月9日起工、1977年4月4日進水、1977年12月27日竣工、1978年2月17日就役。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−４９０＞：ソ連海軍667BDR型原潜。1975年3月6日起工、1977年1月27日進水、1977年9月30日竣工、1977年11月29日就役。1979年5月から太平洋艦隊に転属した。1984年、671型攻撃原潜と衝突事故を起こした。1995年、１次冷却水漏れを起こし、予備役に編入された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−４９２＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1978年2月23日起工、1979年6月28日進水、1979年12月30日竣工、1980年1月12日就役。1992年4月28日にB-492に艦名変更された。1996年7月31日に除籍された。リバチイ基地で解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−４９３＞：ソ連海軍705K型潜水艦。1972年1月21日起工、1980年9月21日進水、1981年9月30日竣工、1981年11月23日就役。1987年、対潜訓練成功賞を授与された。1990年4月19日に除籍された。解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−４９５＞：ソ連海軍671RT型原潜。1974年9月28日起工、1975年8月26日進水、1975年12月31日竣工、1976年2月9日就役。1992年6月3日、B-495に艦名変更された。1993年6月30日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−４９６＞：ソ連海軍667BDR型原潜ボリソグレブスク（Borisoglebsk）。1975年9月23日起工、1977年8月13日進水、1977年12月30日竣工、1978年2月17日就役。1999年1月、ボリソグレブスクの個艦名称を授与された。2001年7月、太陽風の観測衛星をヴォルナ・ミサイルに搭載して発射した。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版

＜Ｋ−４９７＞：ソ連海軍667B型原潜。1975年2月21日起工、1976年4月29日進水、1976年10月31日竣工、1976年12月29日就役。1995年3月28日に除籍された。パブロフスキー湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ５００＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、アンギラ（Anguilla）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５００＞：ソ連海軍667B型原潜。最初からR-29Uを搭載している。1975年7月25日起工、1976年7月14日進水、1976年12月19日竣工、1977年2月5日就役。現在予備役に編入されており、退役予定。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ５０１＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、アンティガ（Antigua）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５０２＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、アセンション（Ascension）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５０２＞：ソ連海軍671RTM型原潜。1979年7月23日起工、1980年8月17日進水、1980年12月21日竣工、1981年1月24日就役。1985年、魚雷発射訓練成功賞を授与された。1992年6月3日にB-502に艦名変更された。1994年、対潜訓練成功賞を授与された。1994年1月1日から修理に入った。1997年、魚雷発射訓練成功賞を授与された。1999年3月21日、ボルゴグラードの名誉艦名を授与された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ５０３＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、バハマス（Bahamas）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５０３＞：ソ連海軍670M型原潜。1977年2月7日起工、1978年9月22日進水、1978年12月31日竣工、1979年1月24日就役。1993年6月30日に除籍された。アラ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ５０４＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、バルバドス（Barbados）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５０５＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、カイコス（Caicos）。元はPF77ハンナムである。1943年竣工。後に太平洋戦線向けとして航空機指揮艦に改造されたが、気温の高い太平洋では行動できないとされ、1945年春からV1巡航ミサイルの迎撃任務に就いた。除籍後は解体のため民間に売却されたが、業者がアルゼンチンに転売し、アルゼンチン海軍で再就役した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦、月刊丸10,’93

＜Ｋ−５０５＞：ソ連海軍671RT型原潜。1975年2月起工、1975年6月11日進水。進水後に671RTM型の建造が始まったため、こちらの工事は中止され、解体された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ５０６＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、ケイマン（Cayman）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５０６＞：ソ連海軍667BDR型原潜ゼレノグラード（Zelempgrad）。1975年12月29日起工、1978年1月26日進水、1978年11月30日竣工、1979年1月24日就役。1981年11月、太平洋艦隊に転属。1994年、ドイツの依頼で、インターフェロンの合成機材搭載コンテナを弾道ミサイルに搭載して発射した。1997年、ドイツの依頼で、インターフェロンの合成機材搭載コンテナを弾道ミサイルに搭載して発射した。1998年9月、個艦名称ゼレノグラードを授与された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版

＜Ｋ５０７＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、ドミニカ（Dominica）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５０７＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1977年11月2日起工、1978年10月1日進水、1979年11月20日竣工、1980年1月12日就役。1992年4月28日にB-507に艦名変更された。1998年5月30日に除籍された。リバチイ基地で解体待ち。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ５０８＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、バイロン（Byron）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５０８＞：ソ連海軍670M型原潜。1977年12月10日起工、1979年10月3日進水、1979年12月30日竣工、1980年1月12日就役。1992年6月3日、B-508に艦名変更された。1995年8月4日に除籍された。アラ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ５０９＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、コン（Conn）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５１０＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、コットン（Cotton）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５１１＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、クランスタウン（Cranstoun）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５１２＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、キュビット（Cubitt）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５１２＞：ソ連海軍667B型原潜。竣工時からR-29Uミサイルを搭載した。1976年1月21日起工、1976年9月26日進水、1977年8月18日竣工、1977年10月4日就役。1988年10月から1992年2月まで、70 let VLKSM（青年共産党70周年）の個艦名称が付けられた。1995年3月28日に除籍された。パブロフスキー湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ５１３＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、カーゾン（Curzon）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５１３＞：ソ連海軍671RT型原潜。1975年7月22日起工、1976年8月21日進水、1976年12月27日竣工、1977年2月5日就役。1992年6月3日、B-513に艦名変更された。1993年6月30日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ５１４＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ローフォード（Lawford）。1943年竣工。1944年6月8日、オーバーロード作戦中にドイツ空軍爆撃機の爆撃を受け沈没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５１５＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ルイス（Louis）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５１６＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ローソン（Lawson）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５１６＞：韓国陸軍の除洗車。６輪トラックの荷台上に洗浄用の水タンクを搭載している。除洗要員は前輪のフェンダー上に乗ってホースを持ち、車両前方に噴射して路面を除洗していく。参考：月刊軍事研究2,’04

＜Ｋ５１７＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・モーリッチ（Loch Morlich）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５１７＞：ソ連海軍671RT型原潜。1977年3月23日起工、1978年8月24日進水、1978年12月31日竣工、1979年1月24日就役。1992年6月3日にB-517に艦名変更された。1993年6月30日に除籍された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ５２１＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ヒーバー・キャッスル（Hever Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５２３＞：ソ連海軍667B型原潜。竣工時からR-29Uミサイルを搭載した。1976年7月1日起工、1977年5月3日進水、1977年10月30日竣工、1978年2月17日就役。1995年3月28日に退役した。チャジマ湾で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−５２４＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1976年5月7日起工、1977年7月31日進水、1977年12月28日竣工、1978年2月17日就役。1982年10月11日、コムソモル海軍支援運動50周年（50 let schefstva VLKSM）の名誉艦名を授与された。1985年、80日間に渡る航海を行い、CV-66アメリカへの仮想攻撃を数回にわたり実施。国防省から勇敢・武勲ペナントを授与された。1992年2月15日、B-524に艦名変更された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ−５２５＞：ソ連海軍949型潜水艦アルクハンゲルスク（Arkhangelsk）。1975年7月25日起工、1980年5月3日進水、1980年12月30日竣工、1981年1月24日就役。1991年8月から整備を行っていたが、予算不足で1996年7月31日に除籍された。セヴェロドヴィンスク造船所で保管中。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ５２６＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、オウ（Awe）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５２６＞：ソ連海軍949A型潜水艦セント・ジョージ・ザ・ヴィクトリアス（St. George the Victorious）。元はトムスク（Tomsk）という名前だった。1997年2月就役。参考：世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版、現代の潜水艦、月刊世界の艦船2,’10

＜Ｋ−５２７＞：ソ連海軍671RTM型潜水艦。1978年9月28日起工、1981年7月24日進水、1981年12月30日竣工、1982年2月9日就役。1984年、魚雷発射訓練成功賞を授与された。1986年、魚雷発射訓練成功賞を授与された。1992年6月3日にB-527に艦名変更された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜Ｋ５２９＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ゴレイ・キャッスル（Gorey Castle）。1945年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５３０＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、オークハム・キャッスル（Oakham Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５３０＞：ソ連海軍667B型原潜。竣工時からR-29Uミサイルを搭載した。1976年11月5日起工、1977年7月23日進水、1977年12月28日竣工、1978年2月17日就役。現在予備役にあり、除籍の予定である。参考：ソ連/ロシア原潜建造史

＜Ｋ５３２（ｆ）＞：ドイツ国防軍が第２次大戦時に鹵獲した、フランスのシュナイダー社製22cmカノン砲M1917。最大射程22.8km。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ−５３４＞：ソ連海軍945A型原潜。1986年2月15日起工、1989年7月8日進水、1990年12月26日竣工、1991年3月14日就役。1992年6月3日、B-534に艦名変更された。1993年4月6日、固有艦名ズバツカ（Zubatka、オオカミウオ）を授与された。1995年3月25日、固有艦名ニジニ・ノブゴロド（Nizhniy Novgorod。Nijni Novgorod？）を授与された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、現代の潜水艦、月刊世界の艦船6,’15

＜Ｋ５３５＞：ロシア海軍955型ボレイ級戦略原潜１番艦ユーリ・ドルゴルキー（Yuri Dolgouky）。1996年11月2日起工。2007年4月15日に進水したが、すぐドックに戻されて工事を再開、2008年2月12日に再進水した。2009年6月19日、公試開始。2010年9月に公試を終了したが、12月に不具合が見つかり、造船所に戻されてしまった。2011年6月28日、R-30ブラヴァSLBMを白海からカムチャツカ半島に水中発射し、初成功した。8月20日、R-30ブラヴァを水中発射する予定だったが、発射装置とミサイルに不具合があり、延期された。8月27日、白海で潜航中にR-30ブラヴァを発射し、9300km先の太平洋上（カムチャツカ半島近海）に着弾させて最大射程確認試験を成功させた。10月28日、白海で潜航中にR-30ブラヴァを最大ペイロードで発射し、6000km先のカムチャツカ半島クラ試験場に着弾させた。12月、R-30ブラヴァを２連続で発射し、両方ともカムチャツカ半島の標的に命中させた。2011年中に太平洋艦隊に配備される予定とされるが、訓練は北洋艦隊の乗員が実施しており、どうやら海軍は不具合に備えて造修施設の近い北洋艦隊に配備するつもりだったのに、国防省が政治的な都合で太平洋艦隊配備と発表したようである。2012年12月30日（2013年1月10日？）、セヴェロドヴィンスクにあるセブマシュ造船所で正式に就役し、北洋艦隊に配備された。2014年10月29日、R-30ブラヴァを満載して演習に参加し、バレンツ海から発射してカムチャツカ半島クラ射爆場に着弾させた。2016年9月27日、白海からカムチャツカ半島クラ射爆場にR-30ブラヴァを２発連射し、１発目は命中したが、２発目は空中で指令破壊された。ロシア軍では訓練が完全に成功したとしており、２発目は指令破壊の訓練だったとみられるが、１段目ロケットの不具合ともいわれる。2018年5月、R-30ブラヴァの４発斉射試験を行い、成功した。参考：月刊軍事研究8,’07、2,’09、12,’16、月刊世界の艦船1,’10、3,’10、4,’11、9,’11、11,’11、12,’11、1,’12、3,’12、12,’11、1,’12、4,’13、5,’13、3,’14、1,’15、12,’16、9,’18、月刊航空ファン11,’11

＜Ｋ−５４９＞：ロシア海軍955A型戦略原潜１番艦（ボレイ級４番艦）クニャージ・ウラジミール（Knyaz Vladimir）。元はスビャティーチェリ・ニコライ（Svyatitel Nikolay）という艦名を予定していたが、起工前に改称された。2009年12月22日に船体の組み立てが開始されているが、正式な起工は2012年7月30日となった。2017年11月17日進水。2019年10月、北海でR-30ブラヴァSLBMの水中発射に成功した。2020年5月12日、白海で公試に入った。5月28日、ロシア海軍に引き渡された。6月12日、セブマシュ造船所で就役式典が行われて就役した。7月3日、北洋艦隊ガジェヴォ海軍基地に配備された。2021年7月25日、サンクト・ペテルブルグでロシア海軍記念日祝賀行事（艦艇パレード）に参加。参考：月刊世界の艦船10,’12、8,’12、12,’11、2,’18、8,’20、9,’20、11,’20、10,’21、11,’22

＜Ｋ５５０＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、デイキンス（Dakins）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５５０＞：ロシア海軍955型ボレイ級戦略原潜２番艦アレクサンドル・ネフスキー（Aleksandr Nevsky）。2004年3月19日起工。2010年11月30日に進水したが、悪天候で12月6日になってドックから出され、その後12月13日にプーチン首相が視察した時に進水式典が行われ、こちらが公式の進水日になった。2010年12月、公試開始。2013年9月6日、白海からカムチャツカに向けR-30ブラヴァを発射したが、ロケットノズルに欠陥があったらしく、２分後に墜落して失敗に終わった。12月30日就役、ロシア海軍に引き渡された。所属は太平洋艦隊だが、北洋艦隊基地を拠点に慣熟訓練に入っている。2014年11月28日、バレンツ海からR-30ブラヴァを発射し、クラ射爆場に着弾させて試射に初成功した。2015年4月14日、搭載兵器の発射試験を終え、戦闘部隊への編入を完了した。8月15日（27日？）、北洋艦隊ノバヤゼムリア基地を出港し、北極海経由でカムチャツカ半島に向かった。9月30日、カムチャツカ半島ビリュチンスク潜水艦基地に入港して第25潜水艦師団に配備され、名実共に太平洋艦隊所属となった。2018年4月、太平洋艦隊春季大演習に参加。参考：月刊世界の艦船12,’11、8,’11、3,’14、11,’14、2,’15、6,’15、7,’15、12,'15、7,’18、ソ連／ロシア原潜建造史、月刊軍事研究2,’09、2,’16

＜Ｋ５５１＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ディーネ（Deane）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５５１＞：ロシア海軍955型ボレイ級戦略原潜３番艦ウラジミール・モノマーフ（Vladimir Monomakh）。2006年3月19日起工、2012年12月30日進水。2014年9月10日、R-30ブラヴァの試射に成功した。12月10日、ロシア海軍に引き渡された。12月19日就役。太平洋艦隊に配備されたが、北洋艦隊ガジェジヴォ基地を拠点として慣熟訓練に入った。2015年11月14日、北海で潜航状態からR-30ブラヴァ２発を試射した。２発ともカムチャツカ半島に到達したが、うち１発は所定の目標には命中しなかったらしい。2016年8月、慣熟訓練を終えて北洋艦隊ガジェジヴォ基地を出港。9月26日、カムチャツカ半島の太平洋艦隊ヴィリュチンスク基地に配備された。2018年4月、太平洋艦隊春季大演習に参加。参考：月刊軍事研究9,’14、2,’09、10,'15、月刊世界の艦船12,’11、2,’15、3,’15、2,’16、12,’16、7,'18

＜Ｋ５５２＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、エキンス（Ekins）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５５３＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、フィッツロイ（Fitzroy）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５５３＞：ロシア海軍955A型戦略原潜２番艦（ボレイ級５番艦）クニャージ・オレグ（Kniyaz Oleg。キエフ大公オレグ）、艦番号K-553。元はアレクサンドル・スホロフ（Alexander Suvorov）という艦名を予定していたが、起工前に改称された。2014年7月27日（19日？）起工。2020年7月16日、進水式を実施。2021年10月、北海でR-30ブラヴァSLBMの発射に成功した。12月就役、北洋艦隊に配備された。2022年8月23日、北洋艦隊基地を出港。9月26日、カムチャツカ半島の太平洋艦隊基地に到着した。参考：月刊世界の艦船8,’14、10,’20、4,’22、11,’22、1,’23

＜Ｋ５５４＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、レッドミル（Redmill）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５５４＞：ロシア海軍955A型戦略原潜３番艦（955型シリーズ６番艦）ゲネラリシムス・スワロフ（Generalissimus Suvorov）。2021年12月25日進水。2022年7月、白海で公試開始。12月29日就役。参考：月刊世界の艦船10,’20、3,’22、10,’22、3,’23

＜Ｋ５５５＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、レタリック（Retalick）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５５５＞：インペラトール・アレクサンドル�V世（955A型戦略原潜）を参照。

＜Ｋ５５６＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ハルステッド（Halsted）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５５６＞：ロシア海軍955A型戦略原潜５番艦（ボレイ級８番艦）クニャージ・ポジャルスキー（Knyaz’ Pozharskiy）。2016年12月23日起工。参考：月刊世界の艦船1,’17、4,’17、10,’20

＜Ｋ−５５７＞：K-57（原潜）を参照。

＜Ｋ５５７＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ライオウ（Riou）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５５８＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ラザフォード（Rutherford）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５５９＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、コスビー（Cosby）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５６０＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ロウレイ（Rowley）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５６０＞：K-329（885型潜水艦）を参照。

＜Ｋ５６１＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ラパート（Rupert）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５６１＞：ロシア海軍885型ヤーセン級攻撃原潜２番艦（885M型１番艦）カザン（Kazan）。2009年7月起工、2017年3月17日進水。2018年9月24日、造船所公試のためセブマシュ造船所を出港。2021年5月7日就役、セブマシュ造船所で引き渡し式典が行われた。北洋艦隊に配備される。参考：月刊軍事研究5,’11、9,’11、月刊世界の艦船8,’11、4,’17、12,’18、8,’21

＜Ｋ５６２＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ストックハム（Stockham）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５６３＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、セイモア（Seymour）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５６４＞：ロシア海軍885型ヤーセン級攻撃原潜５番艦（885M型４番艦）アルハンゲリスク（Arkhangelsk）。2015年3月19日起工。参考：月刊世界の艦船6,’15

＜Ｋ５６４＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ペイスリー（Pasley）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５６５＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ローリング（Loring）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５６６＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ホステ（Hoste）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５６７＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、ムーアソム（Moorsom）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５６８＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、マナーズ（Manners）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５６９＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、マウンゼー（Mounsey）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５７０＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、イングリス（Inglis）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５７１＞：イギリス海軍キャプテン級DE推進型フリゲート、インマン（Inman）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５７１＞：ロシア海軍885型ヤーセン級攻撃原潜４番艦（885M型３番艦）クラスノヤルスク（Krasnoyarsk）。2014年7月19日起工。2022年6月26日、白海で公試を開始。参考：月刊世界の艦船8,’14、6,’15、9,’22

＜Ｋ５７２＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、スプレイジ（Spragge）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ−５７３＞：ロシア海軍885型ヤーセン級攻撃原潜３番艦（885M型２番艦）ノヴォシビルスク（Novosibirsk）。2013年7月26日起工、2019年12月25日進水。2022年8月23日、北洋艦隊基地を出港。9月26日、カムチャツカ半島の太平洋艦隊基地に到着した。参考：月刊世界の艦船10,’13、3,’20、1,’23

＜Ｋ５７３＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ステイナー（Stayner）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５７４＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ソーンブロー（Thornbrough）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５７５＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、トロールロープ（Trollope）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５７６＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、タイラー（Tyler）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５７７＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、トーリングトン（Torrington）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５７８＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ナーブロー（Narbrough）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５７９＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ワルデグレイブ（Waldegrave）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５８０＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ウィッテイカー（Whittaker）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５８１＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ホルムズ（Holmes）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５８２＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ハーグッド（Hargood）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５８３＞：イギリス海軍キャプテン級TE推進型フリゲート、ホッタム（Hotham）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５８４＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、ラビュアン（Labuan）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５８５＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、トバゴ（Tobago）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５８６＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、モントセラト（Montserrat）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５８７＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、ナイアサランド（Nyasaland）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５８８＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、パプア（Papua）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５８９＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、ピトケイアン（Pitcairn）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５９０＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、セント・ヘレナ（St.Helena）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５９１＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、サラワク（Sarawak）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５９２＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、セイチェレス（Seychelles）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５９３＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、ペリム（Perim）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５９４＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、ソマリランド（Somaliland）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５９５＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、トートラ（Tortora）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ５９６＞：イギリス海軍コロニー級フリゲート、ザンジバル（Zanzibar）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６００＞：イギリス海軍ベイ級フリゲート、セント・ブライズ・ベイ（St.Brides Bay）。1945年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６０３＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・アーケイグ（Loch Arkaig）。1945年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６０６＞：イギリス海軍ベイ級フリゲート、ビッグバリー・ベイ（Bigbury Bay）。1945年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６０９＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・クレイギー（Loch Craggie）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６１５＞：イギリス海軍ベイ級フリゲート、ワイドマウス・ベイ（Widemouth Bay）。1945年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６１９＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・グレンドゥー（Loch Glendhu）。1945年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６２０＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・ゴーム（Loch Gorm）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６２５＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・カトライン（Loch Katrine）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６２８＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・キリスポート（Loch Killisport）。1945年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６３０＞：イギリス海軍ベイ級フリゲート、カーディガン・ベイ（Cardigan Bay）。1945年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６３３＞：イギリス海軍ベイ級フリゲート、ホワイトサンド・ベイ（Whitesand Bay）。1945年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６３４＞：イギリス海軍ベイ級フリゲート、セント・オーステル・ベイ（St. Austell Bay）。1945年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６３９＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・モア（Loch More）。1945年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６４５＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・ルスヴェン（Loch Ruthven）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６４８＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・スカヴェイグ（Loch Scavaig）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６５１＞：イギリス海軍ベイ級フリゲート、ヴァーヤン・ベイ（Veryan Bay）。1945年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６５４＞：イギリス海軍ヘイブン級フリゲート、ウッドブリッジ・ヘイブン（Woodbridge Haven）。1945年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６５５＞：イギリス海軍ロック級フリゲート、ロック・トラレイグ（Loch Tralaig）。1945年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６６７＞：イギリス海軍リバー級フリゲート、インチ・アラン（Inch Arran）。1943年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６８９＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、アリントン・キャッスル（Allington Catsle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６９０＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、カイスター・キャッスル（Caistor Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６９１＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、ランカスター・キャッスル（Lancaster Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６９２＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、オックスフォード・キャッスル（Oxford Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６９３＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、モーペス・キャッスル（Morpeth Castle）。1944年竣工。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ６９６＞：イギリス海軍キャッスル級コルベット、デンバイ・キャッスル（Denbigh Castle）。1944年竣工。1945年に戦没した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ７３１＞：韓国海軍潜水艦用長魚雷、白鮫（ペクサンオ）。SUT魚雷をベースに韓国のネクス１フューチャー社が1990年頃から開発した。533mm魚雷発射管から自走発射できるよう直径を一回り小さくし、有線ケーブルを無くして撃ちっ放し式としている。パッシブ目標捜索・アクティブ攻撃ができ、並行処理コンピュータにより多目標の探知が可能で、高低可変速度能力を持つ。完全デジタル化により改良が容易である。全長6m、直径0.483m、重量1100kg、炸薬重量370kg。主機は電動モーター、電源は亜鉛酸化銀電池、推進はポンプジェット、最大速力53ノット（35ノット？）、航走距離30km（35ノット）。誘導は慣性＋音響。2000年頃に試作魚雷が完成したらしいが不具合が多発、2003年に一応配備されたものの、5月と8月の実射で弾頭の不発や早発が起こり、一旦部隊から全回収して改良、11-12月の試射では成功したとして再配備した。しかし実際には解決しておらず、改良に改良を加えたK737が2010年以降に制式化されたらしいが、まだ不具合が完全に直らず、更新する筈だったSUT Mod2魚雷を追加導入したとも、2017年発表の虎鮫を後継として考慮中ともいわれる。参考：月刊軍事研究9,’10、2,’05、月刊世界の艦船1,'15増刊、2,’18、12,’18、4,’09、7,’13、6,’21

＜Ｋ７３７＞：K731（魚雷）を参照。

＜Ｋ７４５＞：韓国海軍短魚雷、青鮫（チョンサンオ、Chung Sang Eo、Blue Shark）。ネクス１フューチャー社がMk44／Mk46短魚雷の後継として1990年代から完全国産開発した。アメリカから輸入したMk46がベースで、Mk46を上回る性能を目指していたが、ソナーの開発に難渋して外国の技術を導入し、結局Mk46並になってしまったらしい。全長2.7m、直径0.324m、重量280kg。雷速45ノット、最大航走距離19km（12km？）。弾頭は成型炸薬。2004年から配備した。フィリピン海軍も導入している。参考：月刊世界の艦船4,’09、7,'21、7,’13、1,'15増刊、11,’17、月刊軍事研究2,’05

＜Ｋ８０６＞：韓国軍６×６輪水陸両用装甲兵員輸送車。エンジン出力430馬力、最大速度100km。2023年までに600両をヒュンダイロテムで生産予定。参考：朝雲、月刊軍事研究3,’18

＜Ｋ８０８＞：韓国軍８×８輪水陸両用装甲兵員輸送車。ヒュンダイロテムが量産している。参考：月刊軍事研究3,’18、朝雲

＜Ｋ８０８ファミリー＞

　＜Ｋ８０８自走対空機関砲＞：

　＜Ｋ８０８戦車駆逐車＞：自走対戦車ミサイル型。ヒュンダイロテムが自主開発した。レイボルト対戦車ミサイルと12.7mm機銃を装備する。参考：月刊軍事研究3,’18

　＜Ｋ８０８装甲救急車＞：装甲救急車型。ヒュンダイロテムが自主開発した。兵員室に担架３床または軽傷者８名以上を収容し、衛生兵または医官が搭乗して応急措置を施しつつ後送できるようにしている。乗員３名（車長、操縦手、衛生兵または医官）。参考：月刊軍事研究3,’18

＜Ｋ−１２００＞：K-MAX（ヘリ）を参照。

＜ＫＡ−３Ｂ＞：A-3攻撃機ファミリーを参照。

＜ＫＡ−６Ｄ＞：A-6攻撃機ファミリーを参照。

＜ＫＡ−７Ｆ＞：A-7攻撃機ファミリーを参照。

＜Ｋａ−８＞：カモフ試作設計局が初めて開発した二重反転ローター式ヘリコプター。長いフロートを降着装置にしており、水陸両用である。自重183kg。エンジンはBMW製オートバイ用（出力27馬力）。1947年に初飛行し、３機が製造された。参考：月刊JWings9,’05

＜Ｋａ−１０シリーズ＞：カモフ試作設計局のヘリコプター、NATOコードはハット。Ka-8の改良型である。参考：月刊JWings9,’05

　＜Ｋａ−１０＞：1949年に初飛行した。1950年12月、軍艦上で発着艦試験を行った。参考：月刊JWings9,’05

　＜Ｋａ−１０Ｍ＞：量産型。12機が生産され、沿岸警備隊に配備された他、艦載テストにも供されている。参考：月刊JWings9,’05、近代巡洋艦史

＜Ｋａ−１５＞：カモフ試作設計局の二重反転ローター式艦載ヘリ、NATOコードはヘン。1952年に初飛行し、1955年から量産された。エンジンはレシプロ（280馬力）。参考：月刊JWings9,’05、週刊エアクラフトNo.49

＜Ｋａ−１８＞：カモフ試作設計局の二重反転ローター式艦載ヘリ、NATOコードはホッグ。Ka-15の大型化版で、計器飛行装置と防氷装置を備える。参考：近代巡洋艦史

＜ＫＡ−２０＞：4K4FA-G2歩兵戦闘車用20mm機関砲。エリコン社が開発した。全長2.975m、砲身長2.316m、本体重量61kg、砲身重量35kg。作動はガス圧式、発射速度毎分1000発。使用弾は20mm×128弾、弾種は徹甲弾（弾薬重量322g、弾頭重量110g。装甲貫徹力は40度傾斜装甲板に対し射距離800mで15mm）と榴弾（弾薬重量337g、弾頭重量125g。加害半径2m）、初速毎秒1200m、有効射程2000m（対地）／1500m（対空）。参考：月刊PANZER6,’13

＜Ｋａ−２０＞：カモフ試作設計局の二重反転ローター式ヘリ、NATOコードはハープ。外形はKa-25に似ている。エンジンはグルシェンコフGTD-3Fターボシャフト（900馬力）双発。1961年7月、模擬ミサイル２発を搭載して飛行テストを行った。参考：週刊エアクラフトNo.49

＜Ｋａ−２２＞：カモフ試作設計局が開発したヘリコプター＋オートジャイロ、別名ヴィントクルィル（Vintokryl。プロペラ翼機の意）、NATOコードはフープ（Hoop）。高翼配置の主翼両端にソロヴィエフD-25VKターボシャフトエンジンが搭載されており、その前方に４翅のプロペラ、上方にも４翅のローターが付いている。離着陸時には上方のローターを使用し、巡航時は上方のローターを空転させ、前方のプロペラで推進する。主翼にはエルロンとフラップが付く。機体後部には水平尾翼と垂直尾翼を持つ。機首は２階建てになっており、１階部分に航法士、２階部分に機長と副操縦士が位置する。胴体内はカーゴスペースで、機首の１階部分を右に開いて貨物を出し入れする。胴体長27m、ローター中心間隔23.53m、ローター直径22.8m、自重25.2トン、離陸重量37.5トン、最大離陸重量42.5トン。1960年に初飛行し、1961年には時速356.3kmのヘリ速度記録とペイロード16.485トンの記録を出した。試験飛行のみ行われ、採用されなかった。参考：月刊JWings9,’05

＜Ｋａ−２５シリーズ＞：ソ連軍の艦載中型双発ヘリコプター、NATOコードはホーモン（Hormone）。Ka-20の発展型で、1961年7月のツシノ航空ショーで公にされ、1963年4月26日に初飛行した。1975年までに500機前後が生産されたと見られ、大半が海軍航空隊に装備された。また、ベトナムに17機、シリアに９機、インドに７機、ユーゴスラビアに約10機が輸出された。参考：世界の軍用機1979、週刊エアクラフトNo.49、月刊世界の艦船4,’12、月刊航空ファン４，’１６

　＜ホーモンＡ＞：基本の対潜型。二重反転ローター式で、メインローターはアルミ合金製全関節式、上下とも３翅で、自動折り畳み機構を持つ。胴体は軽合金製セミモノコック構造で、機首には正副操縦士がサイドバイサイドに位置し、両側にスライドドアがある。機首前方中央にはSRO2M敵味方識別装置（NATOコードはオッドロッド）用の短いアンテナ３本が立っている。胴体中央のキャビンには最大12名を搭乗させることが可能で、キャビン左に後方開きの大型スライドドアがある。機首下面には直径1.25mのレドームを装備しており、内部にNATOコードでビッグバルジと呼ばれるI/Jバンド捜索レーダーを収容する。胴体両舷にはソノブイ３本を収容した箱が１個ずつ取り付けられている。後部胴体下には海面標識染料投下装置を持つ。キャビン後方にソナーまたはMADを収容し、胴体下面にウェポンベイがあって450mm魚雷２発や核爆雷を搭載できるが、少数はウェポンベイを大型にして有線誘導式魚雷を装備しているとされる。また、NATOコードでタイロッドと呼ばれる下方監視光学センサーのカヌー状フェアリングも胴体下面に装備する。胴体上部にエンジン（前方）とトランスミッション（後方）を積んでおり、排気管は胴体上部中央から左右に突き出している。乗員室両舷に補助燃料タンクを搭載できるが、代わりに空対地ミサイル、海面マーカー、発煙フロートなどが装備できなくなる。降着装置は４車輪式で、それぞれに緊急用フロートが付いていて、主脚２本はレーダーと干渉しないよう上に持ち上げることができる。尾部上面には円錐の上部を切り落としたようなフェアリングが付く。垂直尾翼は３枚に分かれており、１枚は尾部中央に、２枚は水平安定板両端に取り付けられていて、後者は前に行くほど内側に絞られており、後縁に方向舵を持つ。水平安定板後縁には昇降舵がある。オートパイロットなども搭載しており、全天候下での作戦従事が可能。全長10.82m、胴体長9.75m、メインローター直径15.75m、全高5.37m、自重4.765トン、総重量7.5トン。エンジンはグルシェンコフGTD-3ターボン（900軸馬力）双発、巡航速度100ノット、最大速度120ノット、実用上昇限度3350m、最大航続距離350海里。兵装搭載量0.6トン。乗員２名（正副操縦士）。兵員最大12名または対潜機器操作員３名または貨物1.3トンを載せられる。参考：週刊エアクラフトNo.49、世界の軍用機1979、空軍

　＜ホーモンＢ＞：水平線以遠捜索型。P35/P500/P700長射程艦対艦ミサイルの目標となる敵艦を捉え、目標情報を母艦及びミサイルに伝達するのが主任務である。機首レドームは大型化して下に膨らんでおり、内部にはNATOコードでショートホーンと呼ばれる索敵レーダーを搭載し、キャビン後部下面には円筒形レドームを追加、索敵用特殊電子装備を持つ。尾部上面のフェアリングは外した。参考：週刊エアクラフトNo.49、世界の軍用機1979

　＜ホーモンＣ＞：多用途任務・捜索救難型。ホーモンＡから対潜機器を外して機首のレーダーのみを搭載し、容量300kgのホイストを追加した。尾部上面のフェアリングはそのまま。一部に４素子八木アンテナを機首から伸ばしているものがあり、全天候着艦システム用と推定されている。参考：週刊エアクラフトNo.49

　＜Ｋａ−２５Ｋ＞：民間型。機首下レドームをガラス張りのクレーン操作員室に変更し、兵員室スライドドアの窓を拡大した。1967年のパリエアショーで公開されたが、量産はされなかったらしい。参考：週刊エアクラフトNo.49

＜Ｋａ−２５海外シリーズ＞

　＜Ｋａ−２５ＢｓｈホーモンＡ（ベトナム海軍）＞：ベトナム海軍対潜ヘリ。1984年頃に17機が供与された。参考：月刊航空ファン5,’18

　＜Ｋａ−２５ＰＬホーモンＡ（インド海軍）＞：インド海軍航空隊対潜ヘリ。ラジプット級駆逐艦用として1980年にソ連海軍の中古を７機導入した。参考：月刊航空ファン4,’16

＜Ｋａ−２６＞：カモフ設計局の軽ヘリコプター、NATOコードはフードラム（Hoodlum）。1965年に初飛行した。キャビン側面にドアは無く、後面クラムシェル式ドアから乗降する。エンジンはベデネイェフM-14B-26レシプロ（325馬力）双発。参考：世界航空機年鑑2018-2019、軍事力バランス78年版

＜Ｋａ−２６海外シリーズ＞

　＜Ｋａ−２６（スリランカ空軍）＞：スリランカ空軍汎用ヘリ、通称アイスクリーム・バン（キャビン形状から）。1971年4月22日に２機がスリランカに到着し、負傷者後送任務やVIP輸送任務に就いた。1978年に退役した。参考：月刊航空ファン9,’17

＜Ｋａ−２７シリーズ＞：ソ連海軍航空隊艦載ヘリ、NATOコードはヘリックス（Helix。螺旋）。Ka-25をベースに1969年から開発され、1973年12月24日に初飛行し、1982年に実用化されて実戦配備された。1981年9月の演習で試験機がミサイル駆逐艦ウダロイ上にいるのが確認されている。参考：週刊エアクラフトNo.49、世界航空機年鑑2018-2019、月刊世界の艦船4,’12、3,’23

　＜ヘリックスＡ＞：対潜型Ka-27PL。外洋海軍化に伴い対潜能力を強化すべく開発した、本格的な対潜ヘリコプターである。Ka-25のエンジンをイソトフTV3-117V（2225馬力）に換装し、全天候ソナー探知能力を持たせた。これに合わせて二重反転ローターも改良を施しており、前縁と主桁を炭素繊維プラスチック及びGRPとし、後縁ポケットはノメックスハニカムで、外板はアラミド繊維で形成している。翼弦長を拡大し、前縁に凍結防止ヒーター、後縁に地上で調節できるタブ１枚を持つ。折り畳み機構は手動式になった。胴体はセミモノコック構造で、構造材や外板にはチタンを多用、Ka-25より延長した。コクピット前方には先端が二叉になったピトー管がある。コクピット上面中央と機体尾部後端中央上面にはSRO-2M敵味方識別装置（NATOコードはオッドロッド）の短いアンテナが３本出ている。垂直安定板のうち中央の１枚を外し、水平安定板両端の２枚の前縁内側には横方向大迎え角飛行時の安定板失速を防ぐためのスラットを装着、前方への絞りを25度と大きくした。尾部と垂直安定板前縁上部との間には短波無線機用のワイヤーアンテナが張られている。胴体上部のエンジン・トランスミッション収容部も前後に長くなり、エンジン２基の同調装置を追加し、片方のエンジンが停止した場合には他方を全開にしてカバーできるようになった。エンジン・トランスミッション収容部内後方右側にAPUを追加しており、エンジン始動などに使用する。収容部後方上面にはVHF無線機用ブレードアンテナと、ESMアンテナを内蔵する円錐台形フェアリングが装備された。胴体両側面下方には箱形の外部燃料タンクが追加されており、乗員室に補助タンクを搭載することも可能。機首下部には円筒形の全周捜索レーダー、テイルブーム下面にドップラー・レーダーがあり、ソノブイ収容ボックスは大型化し、電子戦装置や対潜機器を改良した。尾部上面のフェアリングを外し、下面にジャイロ磁気コンパスを収容した張り出しを追加している。コクピット前方左右と左右水平安定板上面中央にレーダー警戒アンテナを持つ。降着装置は４車輪式で、上方への折り畳み機構を持つ。対潜装備としてディッピングソナー、ソノブイ、MAD、フレア・マーカーなどを搭載する。全長11.30m（ローター除く）、メインローター直径15.9m、全高5.4m、自重6.1トン、正規離陸重量11トン、最大離陸重量12.6トン。エンジンはイソトフTV3-117Vターボシャフト（2225軸馬力）双発、巡航速度230km（240km？）、最大速度250km（270km？）、実用上昇限度6000m、海面上昇率毎分750m、航続距離800km、対潜戦闘行動半径200km。兵装搭載量0.6トン、最大外部吊り下げ容量５トン。ウェポンベイに魚雷２発、胴体側面パイロンに100kg対潜爆弾PLAB-100を搭載可能。乗員は操縦士、航法士（戦術コーディネーター？）、対潜機器操作員1-3名。２機をハンターキラー方式で運用する。参考：週刊エアクラフトNo.49、月刊丸3,’90、月刊JWings7,’10、5,’14、世界軍用機年鑑1990-91、世界航空機年鑑2018-2019

　＜ヘリックスＢ＞：海軍歩兵部隊向け強襲兵員輸送型。機首下部のレーダーをレドームごと撤去して機首を平面構成の角型に変更、センサーやアビオニクスを収容するフェアリングを設けており、兵員室に16名を乗せられる。参考：週刊エアクラフトNo.49、世界軍用機年鑑1990-91

　＜ヘリックスＣ＞：多用途輸送兼捜索救難型。容量300kgのホイストを兵員室ドア上に装備する。コクピット左右にはバックミラーが追加された。参考：週刊エアクラフトNo.49

　＜ヘリックスＤ＞：Ka-27PS捜索救難ヘリのNATOコード。Ka-27PLヘリックスＡの対潜機器を外してキャビン右後方にホイストを搭載し、キャビン両側面に外部燃料タンクを追加した。機首下に大型の捜索レーダーを持つ。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊JWings11,’12、7,’10、世界軍用機年鑑1990-91、月刊世界の艦船8,’17

　＜Ｋａ−２７ＰＶ＞：Ka-27PSヘリックスＤの武装ヘリ型。参考：月刊世界の艦船4,’12

　＜Ｋａ−２７Ｍ＞：Ka-27PLヘリックスＡの近代化型。対水上捜索レーダーをコピュヨＡ多機能アクティブ・フェイズド・アレイ・レーダーに換装しており、気象レーダーやマッピングレーダーとしても使用できる。探知距離250km、同時追尾水上目標数10。ソナーシステム、電子戦装置、コンピュータも新型にした。Ka-27PLから46機を改修する予定で、最初の８機は2017年1月20日に引き渡され、戦闘適応・人員再教育センターに配備された。参考：月刊世界の艦船4,’17

＜Ｋａ−２８シリーズ＞：ソ連の艦載ヘリ。Ka-27の輸出型である。参考：月刊JWings7,’10、中国／台湾海軍ハンドブック改訂第２版

　＜Ｋａ−２８ＰＬ＞：対潜型。Ka-27PLヘリックスＡの簡易型で、スプラッシュ・ドロップ対水上レーダー、VGS-3ディッピング・ソナー、APM-73V磁気探知器、ソノブイ、ESMを装備する。全長11.3m、メインローター直径15.9m、全高5.4m、通常離陸重量11トン、最大離陸重量12.6トン。エンジンはTV3-117VMAターボシャフト（片発時緊急出力1640.5kW）双発、巡航速度230-240km、最大速度270km、実用上昇限度6000m、航続距離1200km、対潜作戦行動半径200km、作戦時航続時間２時間。最大機内搭載量４トン、最大吊り下げ容量５トン。対潜魚雷なら１本、PLAB-250-120対潜爆弾なら10発、OMAB爆雷なら２発を搭載可能。乗員３名。参考：月刊航空ファン5,’17、中国／台湾海軍ハンドブック改訂第２版、世界航空機年鑑2018-2019、月刊世界の艦船2,’20、3,’20

　＜Ｋａ−２８ＰＳ＞：捜索救難型。全長11.3m、メインローター直径15.9m、全高5.4m、通常離陸重量11トン、最大離陸重量12.6トン。エンジンはTV3-117VMAターボシャフト（片発時緊急出力1640.5kW）双発、巡航速度230-240km、最大速度270km、実用上昇限度6000m、航続距離1200km、作戦時航続時間2.5時間。最大機内搭載量４トン、最大吊り下げ容量５トン。乗員３名。参考：月刊航空ファン5,’17、中国／台湾海軍ハンドブック改訂第２版

　＜Ｋａ−２８Ｍ＞：Ka-27Mの輸出型。参考：月刊世界の艦船8,’17

＜Ｋａ−２８海外シリーズ＞

　＜Ｋａ−２８ＰＬ（インド海軍）＞：インド海軍対潜ヘリ。Ka-25PLの後継として13機を配備した。A244SまたはAPR-2短魚雷を搭載できる。参考：月刊航空ファン4,’16、月刊世界の艦船3,’20

　＜卡２８＞：中国軍艦載ヘリ。Ka-28PL/PSを導入したもので、Ka-28PLは1990年代に６機と2009年に８機、Ka-28PSは1990年代末に３機調達した。参考：月刊世界の艦船3,’20、月刊航空ファン5,’17

＜Ｋａ−２９シリーズ＞：ソ連海軍艦載強襲輸送ヘリコプター、NATOコードはヘリックス（Helix）。参考：月刊世界の艦船8,’17

　＜Ｋａ−２９＞：NATOコードはヘリックスＢ（Helix B）。Ka-27PLヘリックスＡの改良型で、機首とスタブウイングに搭載した武装により上陸地点を制圧し、海軍歩兵によるヘリボーンを行うのが主任務である。メインローターは３翅×２の二重反転ローター。機首の幅を広げてコクピットをサイドバイサイド３座にした。機首下面にセンサーポッドとミサイル誘導装置、機首右に４銃身7.62mmガトリング機銃YakB-12.7（1800発）を装備する。胴体両側面下部にスタブウイングがあり、ハードポイントを左右２カ所ずつ備えていて、9K114シュツルム／AT-6スパイラル対戦車ミサイル、80mmロケット弾20連装ポッド、500kg焼夷爆弾ZAB-500、２砲身23mm機関砲ポッド（250発）などを搭載可能。更に左スタブウイング上には30mm機関砲2A42も装着でき、機内から給弾する。キャビン後部左に上下開きの乗降ドアがある。全長11.3m、メインローター直径15.9m、全高5.4m、標準離陸重量11トン、最大離陸重量12.6トン。エンジンはクリモフTV3-117V（2190軸馬力）双発、巡航速度235km、最大速度280km、実用上昇限度4300m、最良上昇率毎分930m、ホバリング高度限界3700m（地面効果外）、航続距離740km（フェリー）。乗員３名＋搭乗兵員16名。1985年から配備された。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｋａ−２９ＴＢ＞：ロシア空軍武装強襲輸送ヘリ。参考：月刊世界の艦船3,'23、9,’12

＜Ｋａ−２９ファミリー＞

　＜Ｋａ−２９ＲＬＤ＞：Ka-31を参照。

＜Ｋａ−３１シリーズ＞：ロシア海軍艦載空中早期警戒ヘリコプター、NATOコードはヘリックスＤ（Helix D。ヘリックスＢ？）。参考：世界航空機年鑑2018-2019、THE MILITARY BALANCE 2016

＜Ｋａ−３１＞：Ka-29RLDともいう。Ka-29の胴体下面にE-801Mオコ（Oko）早期警戒レーダー用折り畳み式矩形アンテナを装着したもので、1987年10月に初飛行した。E-801MはAn-71用早期警戒レーダーがベースで、探知距離250-285km（艦船。100-200km？）／100-150km（航空機）、同時追尾目標数20-40。レーダー要員が１名だけなので、運用に難があるかもしれない。アンテナは胴体下面に折り畳まれており、使用時は90度展開して垂直に立て、邪魔な降着装置を引き込み、旋回させて全周を捜索する。PNK-37DME航法装置や衛星航法アンテナも装備する。最大速度270km、実用上昇限度3500m、作戦距離600km、滞空時間2.5時間。乗員２名（操縦士１名、レーダー操作員１名）。参考：月刊軍事研究1,’07、3,’17、月刊JWings3,’11、月刊世界の艦船10,’14、9,’12、2,’20、世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｋａ−３１Ｒ＞：

＜Ｋａ−３１海外シリーズ＞

　＜Ｋａ−３１（インド海軍）＞：インド海軍艦載空中早期警戒ヘリコプター。ヴィクラマディチャ用に14機を導入した。参考：月刊世界の艦船10,’14、月刊JWings1,’21

　＜Ｋａ−３１（中国海軍）＞：中国海軍艦載空中早期警戒ヘリコプター。空母遼寧用として2010年に９機を導入した。参考：月刊世界の艦船7,’15、10,’14

＜Ｋａ−３２シリーズ＞：ソ連のカモフが開発したヘリコプター。Ka-27PSの民間型・輸出型で、ソ連初の西側型式証明取得ヘリである。1969年から開発され、1980年10月8日に初飛行し、1981年後半にミンスクで原型機が公開され、1985年のパリ航空ショーに出品された。参考：世界航空機年鑑2018-2019、週刊エアクラフトNo.49

　＜Ｋａ−３２＞：メインローターは炭素繊維＋グラスファイバー製の主桁にケブラー素材のポケット構造を組み合わせ、内部にノーメックスを注入してあり、電熱式防氷装置を備える。全関節式３翅を上下に重ねた二重反転式で、上が右回り、下が左回りに回転する。ローターマストは前に３度傾いており、ローターハブ素材はチタン50%＋鉄50%。エンジンはキャビンの上に並列で配置し、エアインテイクにはホットエアによる氷結防止装置がある。胴体は全金属製セミモノコック構造で、底部は水密構造とした。テイルブームは複合材製、テイルローターは無いので太短く、尾部に中翼配置の水平尾翼と、その翼端に双垂直尾翼がある。垂直尾翼は前に向かって25度内側に傾けられており、前縁に固定スラットを持つ。操縦系統は二重の油圧式。キャビンには16名分の椅子が用意されている。参考：世界航空機年鑑2018-2019、週刊エアクラフトNo.49

　＜Ｋａ−３２Ｋ＞：Ka-32のクレーン型。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｋａ−３２Ｓ＞：Ka-32の多用途（海洋観測・捜索救難など）型で、NATOコードはヘリックスＣ（Helix C）。機首下にレーダーを装備し、観測用器材と捜索救難具を搭載している。参考：週刊エアクラフトNo.49。月刊世界の艦船4,’12

　＜Ｋａ−３２Ｔ＞：Ka-32の汎用輸送型で、NATOコードはヘリックスＣ（Helix C）。参考：月刊世界の艦船4,’12

　＜Ｋａ−３２Ａ＞：Ka-32の改良型で、アメリカの形式証明を取得した。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｋａ−３２Ａ１＞：Ka-32Aの消防型。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｋａ−３２Ａ７＞：Ka-27PVの輸出型。参考：月刊世界の艦船4,’12

　＜Ｋａ−３２Ａ１１ＢＣ＞：輸出型。胴体長11.3m、ローター直径15.9m、全高5.45m、自重6.61トン、総重量11トン／12.7トン（最大スリング時）。エンジンはクリモフTV3-117VMAターボシャフト（離昇出力2200軸馬力）双発、巡航速度230km、最大速度260km、最大運用高度5000m、海面上昇率毎分900m、ホバリング高度限界4300m、燃料搭載量1.88トン（機内）／2.65トン（補助燃料タンクあり）、航続距離800km。機内搭載量3.7トン、最大スリング容量５トン。乗員2-3名。客席数15。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｋａ−３２Ａ１１ＶＳ＞：民間の消防型で、2009年に欧州航空安全局IM・R・133認証を取得している。スペインに10機、ポルトガルに６機、スウェーデンに１機が納入された。参考：月刊軍事研究10,’10

　＜Ｋａ−３２ＢＳ１１Ａ＞：民間の消防型。参考：月刊軍事研究11,’11

　＜Ｋａ−３２Ｍ＞：計画中の貨客輸送型。スリング能力を７トンに強化する。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｋａ−３２海外ファミリー＞

　＜ＨＨ−３２Ａ＞：韓国がロシア借款の肩代わりに導入したもの。ベースはKa-32Tで、機体左に300kgホイストを装備し、コクピットにCRTディスプレイを追加するなど改造を施してある。2004年に８機を配備、捜索救難任務に就いている。参考：月刊JWings12,’05、月刊軍事研究1,’08

　＜Ｋａ−３２Ａ１１ＢＣ＞：民間型。アカギヘリコプターが１機購入した。参考：月刊JWings6,’08

　＜Ｋａ−３２Ｔ＞：韓国山林庁ヘリ。ロシア借款の肩代わりに４機導入し、山火事消火用に配備した。参考：月刊軍事研究8,’95

＜Ｋａ−３７＞：ロシアのカモフ社が開発した無人ヘリコプター。二重反転ローターと双垂直尾翼を持つ。降着装置はスキッド式。赤外線監視システム（重量30kg）を搭載する。TVカメラ、レーザー照射装置、ECM装置なども積めるらしい。誘導はプログラムまたは無線誘導。1993年3月3日に初飛行した。胴体長2.88m、ローター直径4.8m、全高1.64m、離陸重量250kg、搭載量50kg。エンジンはP-037（P-032の双発型。出力67馬力）、最大速度110km、上昇限度2500m、滞空時間45分。参考：月刊軍事研究1,’00

＜Ｋａ−４１＞：Ka-50シリーズ（攻撃ヘリ）を参照。

＜ＫＡ−４５Ａ＞：アメリカ空軍RF-8G偵察機用昼夜間兼用カメラ。シャッターはフォーカル・プレーン型、レンズはF2.8・焦点６インチ（152mm）。判型は4.5×4.5インチ（114×114mm）で、フィルム長は250フィート（76.2m）600コマと100フィート（30.5m）240コマの２種があり、もっと薄いタイプならより長いフィルムも装填できる。映像移動補正機構付き。参考：ミリタリー・イラストレイテッド17

＜ＫＡ−４７Ａ＞：アメリカ軍の昼夜兼用航空カメラ。CA-17a夜間偵察カメラを昼夜兼用にしたものである。レンズはF2.5の12インチ（305mm）、シャッターはラピダイン式、フィルム長は390フィート（119m）490コマ分。発光検知器が用意されており、照明弾との同調が可能。参考：ミリタリー・イラストレイテッド17

＜Ｋａ−５０シリーズ＞：ロシア軍攻撃ヘリコプター。西側は当初Ka-41と推定していた。ヘリの弱点がテイルブームとテイルローターにあるというベトナム戦争での戦訓に基づき、カモフ設計局が二重反転ローター式攻撃ヘリとして開発し、1977年にV-80として設計が完了、初号機は1982年7月23日（7月27日？6月17日？）に初飛行し、1986年8月に先行量産型V-80Sh-1が２機作られ、1991年から数機でテストが行われ、Mi-28に勝利して1994年8月にMi-24の後継機として採用され、1995-96年に４機が納入され、15機が追加発注された。しかし1998年頃にロシア軍が夜間戦闘能力強化の方針を固めたため、追加発注が取り消されて再審査となり、Ka-50NとKa-52を開発したが、Mi-28Nに負けて制式化が取り消され、少数生産に止まっている。2008年12月、Mi-28NのサポートとしてKa-52の量産承認が出され、ロシア空軍に140機を配備する予定だが、生産が進んでいない。ロシア海軍も艦載型Ka-52Kを80機配備する予定だったが、ミストラル級揚陸艦の輸入中止で宙に浮いてしまった。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊軍事研究4,’00、8,’07、月刊JWings10,’05、世界軍用機年鑑1990-91、月刊航空ファン1,’17、ウォーマシン・レポートNo.67

＜Ｋａ−５０＞：別名チョールナヤ・アクーラ（Chyornaya Akula、黒鮫）、NATOコードはホーカム（Hokum、まやかし）。1992年のファーンボロ航空ショーではウェアウルフ（Werewolf、人狼）と書いてあった。スチール装甲と複合材が機体各部に使用され、機体の35%を複合材が占める。胴体の基本構造は鋼製のトーションボックス・ビームで、上面にトランスミッションとメインローター、前端部に操縦席がある。ブレードは小口径弾30発の孔が開いた状態で80時間飛行でき、スウォッシュプレートに大口径機関砲弾２発を喰らっても運転継続可能で、トランスミッションの潤滑油が全てロスしても30分間は運転できる。エンジンはトランスミッションを隠すように胴体中央部上方左右に配置してあり、左右エンジンが離れているので一方が被弾してももう一方に被害が及びにくい。エアインテイクには砂塵吸収防止装置（ダスト・セパレータ）が、排気口には赤外線放射抑制装置が取り付けられている。メインローターはヒンジレスのセミリジッド型（全関節型？）で複合材製、上下３翅ずつ二重反転式に装備している。ブレード先端は騒音軽減のため後退角が付けられ、ローターハブに鋼製プレートで接続され、ローターヘッドは非潤滑構造が取られた。機首にシクヴァル昼間用目標捜索・自動追尾照準装置、レーザー照射装置、FLIRが装着されており、いくつかバリエーションも見受けられる。シクヴァルは目標捜索距離8-10km、ディスプレイ上で捜索したい箇所にフレームを被せると自動的に捜索を行い、発見した目標に自動ロックオンをかけ、事前に設定した攻撃開始距離に達すると自動的に兵装が発射される。FLIRはコルネットＴ用1PN80がベースで、重量65kg、目標捜索距離4000m、識別距離3500mとされ、視野は捜索モードで5.8×9.5度、識別モードで1.8×2.5度。操縦席周囲は二重の防弾鋼板計300kg以上で囲まれ、射距離100mからの23mm弾の直撃に耐えられる。風防とキャノピーは55mm厚の平面防弾ガラスで出来ており、風防上面にはバックミラーが付く。墜落時には半引き込み式の前脚と操縦席周囲の構造材が衝撃を吸収する。燃料タンク内部には多孔質材が充填され、タンク外部はセルフシーリング機能を持つカバーで覆われる。パイロットは１名で、システムの自動化を進めているが、更にワークロードを減らすため、目標発見・指示を別の機や地上部隊に頼ることもでき、目標データ・映像を他の航空機・ヘリからデータリンクで受け取って攻撃することも可能とされる。コクピット正面中央部にはHUD（MiG-29と同じもの）が装備され、その下にはCRTディスプレイがある。コクピット内部と計器は暗視ゴーグル対応。ヘルメットにはMiG-29と同じヘルメット装着照準装置を搭載し、パイロットの視野中心に捉えた目標をロックオンすることができる。ヘリ初の緊急脱出装置であるズベズダK-37-800射出装置を装備しており、ゼロゼロ射出が可能。脱出の際は、まずローターブレードが爆発ボルトで外れ、直後（爆発破片を防ぎきったタイミング）にキャノピー天井部が開き、座席後部のロケットが噴射、ロケットとケーブルで繋がっているパイロットを引っ張り上げ（座席自体は射出されない）、機体からパイロットが十分に離れた上空でパラシュートが引き出される。また、キャノピーを開けて、横から転がり出ることもできる。パイロットは自動膨張式ライフラフト、NAZ-7Mサバイバルキット、脱出時自動作動式救命用ビーコンを携帯する。胴体右に30mm機関砲2A42を１門装備しており、油圧駆動式で、可動範囲は俯仰方向40.5度・方位方向11.5度と限定的だが、機体の高い機動性と、機関砲を重心位置付近に装備して射撃精度を高めることでカバーした。給弾はベルト式、弾種はAPとHEの選択式で弾数470発、発射速度は毎分550発と600発の選択式。胴体中央上部にはAPUを搭載し、エンジン始動、油圧・電力供給に使用する。胴体後端には垂直安定板があり、前部付け根はドーサルフィンとなっている。ドーサルフィン直前の胴体上部に水平尾翼があり、翼端に小さい垂直安定板が付く。胴体中央両側にはスタブウイングがあり、各２箇所のハードポイントを持つ。スタブウイングは前進飛行時に揚力の18%を担任する。パイロン容量はそれぞれ500kgで、電動ホイストが装着されており、兵装搭載を容易にしている。兵装用パイロンは照準装置の動きに合わせ俯仰角10度の範囲で可動する。スタブウイング翼端には128発カートリッジのチャフ・フレアディスペンサー内蔵ポッドを固定装備する。基本外部兵装は9A4172ビキールＭ（9M121/AT-16）対戦車ミサイル12発（３発１組のブロック２セットを左右外側パイロンに１基ずつ）＋80mm対地ロケット弾S-8用20連装ランチャー２基（左右内側パイロンに20連装ランチャー１基ずつ）。対地ロケットランチャーのみ４基80発を搭載する兵装パターンもある。その他、23mmガンポッドUPK-23-250、イグラ空対空ミサイル４発、R-60/R-73対空ミサイル、Kh-25P/MP対レーダーミサイル、FAB-500通常爆弾、500リットル増槽４個なども搭載できる。ファンネル運動という特殊機動により、目標に機首を向けたまま垂直・水平高速機動を行うことで対空砲火を逃れながら目標に火力を集中できるとされる。航法、ミッション・コントロール、ディスプレイはオルビタ型コンピュータ４基で処理し、航法用にオートパイロット、慣性航法装置、ドップラー航法装置を搭載していて、ドップラー航法装置用レーダーアンテナは後部胴体、水平尾翼付近の胴体下面にある。これらによりパイロットのワークロードは大幅に軽減され、単座での運用が可能となった。スタブウイング後端とテイルブーム先端、機首にはレーダー警戒装置センサーがあり、後部胴体両側面にフレア・ディスペンサーを装備する。油圧・操縦系統は二重。ベアリングはテフロン加工され、グリスの注入が不要。胴体各所の整備パネルにより地面に立ったままで整備可能で、機関砲弾は機力搭載できる。Il-76での空輸が可能らしい。胴体長16m、ローター直径14.5m、全高4.93m、運用自重7.8トン、通常離陸重量9.8トン、最大離陸重量10.8トン。エンジンはクリモフTV3-117VMAターボシャフト(2190馬力)双発、巡航速度167ノット、水平最大速度310km。ダイブすれば390kmくらいには加速できるとみられる。最大横行速度80km、最大後進速度90km、実用上昇限度5500m、最大上昇率毎分600m（高度2500m）、ホバリング高度限界4000m（地面効果外）、戦闘行動半径135海里、航続距離450km（1160km？）。荷重制限3.5G。兵器類機外最大搭載量３トン。乗員１名。1995-96年に量産型４機が納入され、更に15機が追加発注されたが、ロシア軍の方針転換で追加発注分が取り消された。1999年10月にモズドク基地に３機が配備され、2001年にチェチェン紛争で実戦初参加した。その後５機が追加生産された（合計32機を調達？）が、それで量産打ち切りとなったため、ブラックシャークと名付けて海外に売り込みを図っている。参考：月刊軍事研究4,’00、1,’01、世界航空機年鑑2018-2019、ウォーマシン・レポートNo.67、月刊航空ファン7,’00、11,’92、月刊JWings10,’05、7,’10、12,’11

＜Ｋａ−５０Ｎ＞：試作夜間戦闘型。ロシア軍の夜間戦闘能力重視への方針転換で開発した。機首下に球形のFLIRターレットを増設し、アルバレート・マスト搭載レーダー、シャムシート50電子光学センサー、LLLTVを追加した。乗員は１名のままである。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊JWings11,’99、11,’07

＜Ｋａ−５２Ｂ＞：並列複座型、別名アリガートル（Alligator、ワニ）、NATOコードはホーカムＢ（Hokum B）。全天候多用途ヘリコプターとして開発され、1997年7月1日に初飛行し、2003年からロシア軍でのテストが行われた。コンポーネントの85%がKa-50と共通で、メインローターマスト直前のキャビン天井に球形の回転式センサー収容部を持ち、マスト頂部にはFH01捜索・照準用ミリ波レーダー（レーダー・システム名称RN01アルバリェート）を搭載する。機首の下半分が削られており、センサー（FLIRなど）ターレットを装備する。搭載可能武装はKa-50と同じだが、スタブウイング下のハードポイントが片側３カ所に増えており、最外側には9M39イグラ（SA-18グロース改）用連装発射機を搭載する。また、キンジャルＶレーダーや熱線暗視装置ポッドの装備も可能で、フランスのSAT社製サターン・ポッドの搭載も考慮されている。操縦席には左にパイロット、右に兵装・センサー操作員が位置し、カラー液晶ディスプレイ２基ずつが配される。パイロット正面にはHUD、兵装・センサー操作員正面にはヘッドダウン式照準スコープを搭載しており、操縦桿は両方に付いていて、射出装置も装備されている。また、胴体が太くなった分燃料搭載スペースが増えた。重量が増えたので、コクピット周辺の装甲を削り、機関砲弾搭載数を減らしている。全長16m、胴体長13.53m、ローター直径14.5m、全高4.95m、自重7.5トン（7.7トン？）、最大離陸重量11.9トン（10.8トン？）。エンジンはVK-2500（2440軸馬力）またはTV3-117VMA-SB3（2500馬力)双発、最大速度300km（前進）／90km（後進）、実用上昇限度5500m、海面上昇率毎分906m、ホバリング高度限界3900m（地面効果外）、航続距離460km（1200km？）。固定武装は30mm機関砲（460発）。スタブウイング搭載容量２トン。乗員２名。2010年3月に３機が配備されて転換訓練が始まったが、ロシア空軍での調達は特殊部隊用観測情報収集機（高地・山岳用）として140機（2017年現在104機）に止まるとみられ、2007年のモスクワ国際航空宇宙ショーでデモフライトを行っており、各国への売り込みを継続中である。2016年1月、L370自衛装置を搭載してシリア内戦に投入された。参考：月刊航空ファン7,’00、月刊JWings11,’07、4,'16、月刊軍事研究3,’97、5,’16、3,’09、2,’11、世界航空機年鑑2018-2019、ウォーマシン・レポートNo.67、月刊航空情報11,’09

＜Ｋａ−５２Ｋ＞：ロシア海軍航空隊艦載攻撃ヘリ、別名カトランまたはアリガートル。Ka-52の艦載型で、着艦の衝撃に耐えられるよう構造強化を行い、緊急着水システムを追加、防錆処置も施した。ローターとスタブウイングを後方に折り畳める。RN01アルバリェート・レーダーシステム、ファゾトロンNIIR製FH01レーダー（海洋モードあり）、UOMZ製GOES-451電子光学センサー、ヴィテフスク自己防御装置、SAU-800自動操縦装置などを装備する。固定武装は30mm機関砲2A42。Kh-35空対艦ミサイル２発またはKh-38空対地ミサイルを搭載可能で、MPT-1短魚雷を積めるという説もある。Kh-31対艦ミサイル運用のため、ズークAEレーダーの小型バージョンを搭載する計画もある。2012年から試作に入り、32機を発注した。最終的に80機を配備する予定で、2014年11月に量産型１機が引き渡され、2015年3月7日に初飛行したが、運用先のミストラル級強襲揚陸艦が契約破綻に陥ったため、宙に浮いてしまった。生産済みの機体はエジプトに輸出する説もあったが没になったようで、新たな強襲揚陸艦が出来るまで陸上運用またはアドミラル・クズネツォフで艦上運用するとみられる。参考：月刊軍事研究11,’15、3,’17、1,’14、3,’16、月刊航空ファン11,’15、1,’20、世界航空機年鑑2018-2019、月刊世界の艦船3,’23

＜Ｋａ−５２Ｍ＞：Ka-52の近代化型。レーダーをザスロン製V006レゼツAESAレーダーに、EO/IRセンサーをNPK SPP製OES-52に換装し、ミッションコンピュータやアビオニクスを更新、MUM-T能力を持たせ、発熱体内蔵メインローター・ブレードにより寒冷地行動能力を向上させ、降着装置を強化した。9A4172ヴィーフリＭ対戦車ミサイルやLMUR対戦車ミサイルの運用が可能。2020年8月に初飛行し、2021年8月24日に量産機納入契約が締結された。参考：月刊JWings11,'21、9,'23、月刊航空ファン1,’20

＜Ｋａ−５０−２アリゲーター＞：IAI社の協力の下、Ka-50を並列複座として夜間行動能力を持たせたもの。参考：月刊軍事研究1,’01

＜Ｋａ−５０−２エルドガン＞：IAI社と提携し、タンデム複座機に改造して機関砲を機首下の旋回式としたもの。機関砲自体もGiat製のNATO共用型としている。トルコの次期攻撃ヘリ選定に応募されたが、T129に負けて採用されなかった。参考：月刊軍事研究1,’01、5,’07、月刊PANZER9,’99、月刊JWings9,’14

＜Ｋａ−５０海外シリーズ＞

　＜Ｋａ−５０（イラン）＞：Ka-50またはKa-52の輸出契約が2008年末に締結されるという話があるが、真偽は不明。結局輸出はされていない模様である。参考：月刊軍事研究3,’09、THE MILITARY BALANCE 2016

　＜Ｋａ−５２（エジプト）＞：エジプト軍攻撃ヘリ。2015年9月23日にKa-52Bヘリ50機の購入契約を結んだ。エジプトは同時期にミストラル級強襲揚陸艦の購入も決めており、艦載型Ka-52Kになるかもしれない。OES-52電子光学センサーも50基発注した。参考：月刊世界の艦船12,’15、月刊軍事研究3,’16

＜ＫＡ−５０Ａカメラ＞：アメリカ海軍RA-3偵察機・RA-5C偵察機の航空偵察用シリアルフレームカメラ。シカゴ・エアリアル・インダストリーズ社が開発した。使用レンズ45mmf5.6、画角104度×104度、画面114mm×114mm、最大撮影速度毎秒６コマ。シャッターとフィルムマガジンはKA-45Aと共通で、長さ76m600コマのLA-141Aフィルムまたは長さ31m240コマのLA-135Aフィルムを使用する。映像移動補正機構、自動露出制御装置付き。参考：A-5Aビジランティ、ミリタリー・イラストレイテッド17

＜ＫＡ−５１Ｂカメラ＞：シカゴ・エアリアル・インダストリーズ社が開発した航空偵察用シリアルフレームカメラ。KA-50Aの焦点距離を変更したものである。使用レンズ152mmf2.8、画角41度×41度、画面114mm×114mm、最大撮影速度毎秒６コマ。長さ76m600コマのLA-141Aフィルムまたは長さ31m240コマのLA-135Aフィルムを使用する。参考：A-5Aビジランティ、ミリタリー・イラストレイテッド17

＜Ｋａ−５２Ｂ＞：Ka-50シリーズ（攻撃ヘリ）を参照。

＜Ｋａ−５２Ｋ＞：Ka-50シリーズ（攻撃ヘリ）を参照。

＜Ｋａ−５２Ｍ＞：Ka-50シリーズ（攻撃ヘリ）を参照。

＜ＫＡ−５３Ａカメラ＞：シカゴ・エアリアル・インダストリーズ社が開発した航空偵察用シリアルフレームカメラ。KA-50Aの長焦点レンズ装備型である。使用レンズ305mmF3.5、画角21.2度×21.2度、画面114mm×114mm、最大撮影速度毎秒６コマ。長さ76m600コマのLA-141Aフィルムまたは長さ31m240コマのLA-135Aフィルムを使用する。参考：A-5Aビジランティ、ミリタリー・イラストレイテッド17

＜Ｋａ−５６＞：ロシア海軍潜水艦搭載小型ヘリコプター。カモフが開発した。折り畳み式で、直径533mmのコンテナに積んで潜水艦に搭載、魚雷発射管から射出する。乗員１名。1975年から671RTM型に搭載された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜ＫＡ−５６Ｅ＞：航空自衛隊低高度用パノラマカメラ。RF-4E偵察機の機首カメラ搭載ステーション２に装着し、機体に対して垂直方向に180度を撮影できる。撮影可能高度250-50000フィート（76.2-15240m）、焦点距離３インチ（76.2mm）。全長220mm、全幅440mm、全高530mm、重量30kg。フィルムは全長152m、幅12.7mm。参考：月刊JWings11,’19、月刊軍事研究5,’11、9,’05

＜ＫＡ−５７Ａ＞：KS-68（カメラ）を参照。

＜ＫＡ−５８Ａ＞：KS-69（カメラ）を参照。

＜Ｋａ−６０シリーズ＞：カモフ社がロシア軍向けに開発している汎用ヘリ、別名カサートカ（Kasatka、シャチ）。カモフ設計局初のシングルローター・ヘリである。Mi-8だと経済性に劣る２トン以下の小規模輸送用ヘリとして1983年から開発され、1998年12月10日に初飛行した。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｋａ−６０＞：メインローターは複合材製４翅。機首はレドームになっていて、ファゾトロン製アルバリェート・レーダーによる全天候飛行能力を持つ。キャビンの６割にポリマー複合材を適用し、耐弾性と緊急着陸時の生残性を高めた。操縦系統も装甲区画に収容しており、12.7mm機銃弾が直撃しても飛行できる。キャビン側面に乗降用スライドドアがある。テイルローターは11翅のフェネストロン。尾部安定板はＴ字で、水平安定板両端にも小さい垂直安定板が付く。降着装置は尾輪式引き込み脚。全長15.6m、メインローター直径13.5m、全高4.6m、重量6.5トン。エンジンはサトゥルンRD-600�Xターボシャフト（1282馬力・1300軸馬力）双発、最大速度300km、航続距離770km。乗員２名＋搭乗武装兵14名。兵員輸送、連絡、訓練、偵察、対戦車／対ヘリ戦闘、対艦ミサイル誘導などに使用でき、国境警備隊への配備も狙っている。ただ試作機２機のうち１機が事故で失われて開発が遅れており、量産開始は2013年になる模様。参考：世界航空機年鑑2018-2019、ウォーマシン・レポートNo.67、月刊丸12,’11

＜Ｋａ−６２＞：民間型で、2016年6月28日に原型機、2017年5月25日に量産型が初飛行し、ロシアとアメリカの形式証明を取得した。胴体長13.46m、メインローター直径13.8m、全高4.9m、空虚重量3.5トン、最大離陸重量6.5トン。エンジンはチュルボメカ製Ardiden3G（1752軸馬力、緊急時1914軸馬力）双発、巡航速度291km、最大速度309km、巡航高度5700m、ホバリング高度限界3300m（地面効果外）、航続距離770km、航続時間4.2時間。機内ペイロード２トン、スリング容量2.5トン。乗員1-2名＋搭乗人員14名。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊航空ファン4,’17、月刊軍事研究4,’18

＜Ｋａ−６４＞：輸出型。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｋａ−６０ファミリー＞

　＜Ｋａ−６０Ｋ＞：艦載ヘリ型。Ka-29RTsの後継を目指している。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｋａ−６０Ｒ＞：偵察ヘリ型。電子光学・レーザー・赤外線センサー・ターレット、サムシート油圧式センサー安定化装置、データリンクを追加している。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｋａ−６０Ｕ＞：ロシア軍向け練習ヘリ型。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｋａ−６２＞：Ka-60シリーズ（ヘリ）を参照。

＜ＫＡ−６２Ａ＞：シカゴ・エアリアル・インダストリーズ社の航空偵察用シリアルフレームカメラ。KA-50Aの３インチ（76.2mm）広角短焦点レンズ版である。使用レンズ76mmf4.5、画角73.7度×73.7度、画面114mm×114mm、最大撮影速度毎秒６コマ。長さ76m600コマのLA-141Aフィルムを使用する。参考：A-5Aビジランティ、ミリタリー・イラストレイテッド17

＜Ｋａ−６４＞：Ka-60シリーズ（ヘリ）を参照。

＜ＫＡ−６８Ａ＞：RF-8Gに搭載されている昼間低空用パノラミックカメラ。レンズは76mmF4.5、画角180度。フィルムは全長3280m・幅５インチ（127mm）、判型114mm×239mm。参考：ミリタリー・イラストレイテッド17

＜ＫＡ−７４Ａ＞：アメリカ海軍P-3C対潜哨戒機の昼夜間兼用連写型偵察カメラ。フォーカル・プレーン型シャッターを持ち、昼間はシャッター速度1000-2000分の１秒の撮影が可能。撮影速度毎秒４コマ。レンズは６インチ（152mm）標準。判型4.5×4.5インチ（114×114mm）、フィルム長100フィート（30.5m）250コマ。機首下に搭載されており、後に赤外線カメラに換装された。参考：ミリタリー・イラストレイテッド17

＜ＫＡ−８０Ａ＞：アメリカ空軍AQM-91に搭載予定だったカメラシステム。１コマは長さ1143mm・幅114mmで、1500コマ分の幅690km・長さ2760kmを連続撮影でき、解像度は300mm（フィルム1mmあたり100線）。参考：月刊ミリタリーエアクラフト4,’02、スパイ機

＜ＫＡ−９１Ｂ＞：航空自衛隊高々度用パノラマカメラ。RF-4E偵察機カメラ搭載ステーション３に装着できる。プリズムの角度を変えることで、60度または93度の広角撮影が可能である。焦点距離18インチ（457.2mm）。高度6000-50000フィート（1829-15240m）から撮影可能。フィルムは長さ500フィート（152.4m）、幅５インチ（127mm）。参考：月刊JWings11,’19、月刊軍事研究9,’05

＜Ｋａ−９２＞：カモフが開発中のハイブリッド・ヘリコプター。４翅二重反転ローターと尾部プッシャープロペラを装備する。エンジンはVK-2500（VK-3000に強化する予定もある）双発、最大速度500km、航続距離1400km。キャビンに座席30席が用意されている。参考：月刊軍事研究3,’12

＜ＫＡ−１０２＞：アメリカ空軍のLOROPカメラ。焦点距離66インチ・1676mm。シニア・オープンを構成する。参考：月刊軍事研究11,’18

＜Ｋａ−１２６＞：カモフ設計局のヘリコプター、NATOコードはフードラム（Hoodlum）。Ka-26のエンジンをTVO-100ターボシャフト（700軸馬力）単発に換装したもので、1986年に初飛行した。キャビンへの乗降はKa-26と同様に後面クラムシェルドアから行う。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｋａ−２２６シリーズ＞：ロシア空軍二重反転ローター式多用途ヘリコプター、別名セルゲイ（Sergei）、NATOコードはフードラム（Hoodlum）。Ka-26/Ka-126の双発タービン型で、カモフが開発し、1997年9月3日に初飛行した。ロシア連邦保安庁など政府機関や国営企業も導入している。参考：世界航空機年鑑2018-2019、ウォーマシン・レポートNo.67、月刊JWings11,’07、月刊軍事研究10,’10

　＜Ｋａ−２２６Ａ＞：輸出を考慮してエンジンは西側製を採用した。メインローターはグラスファイバー及びカーボンファイバー製３翅×２の二重反転式で、ハブは全関節型。キャビンは着脱式で、任務変更の際には丸ごと入れ替えができる。キャビン後面のクラムシェル・ドアに加えて側面にもドアを設けた。キャビン後面上部から左右１本ずつ短いテイルブームが出ており、尾端下面に水平安定板、その両端に垂直尾翼（垂直安定板＋ラダー）を持つ。テイルローターは無い。降着装置は４輪式固定脚で、前脚は機首下面左右、主脚はキャビン側面ドア上方パイロンに取り付けられており、キャビンを外しても主脚はパイロンごと胴体の方に残る。胴体長8.1m、メインローター直径13m、全高4.15m、標準離陸重量3.1トン、最大離陸重量3.4トン。エンジンはロールスロイス社製250-C20R/2ターボシャフト（450軸馬力）双発、巡航速度197km、最大速度220km、実用上昇限度5000m、ホバリング高度限界2000m（地面効果外）、燃料搭載量0.616トン、航続距離520km（650km？600km？）。機内ペイロード1.1トン、スリング重量1.3トン。乗員1-2名＋搭乗人員4-7名。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊軍事研究10,’10、月刊JWings11,’07、ウォーマシン・レポートNo.67

　＜Ｋａ−２２６ＡＧ＞：ガスプロム社採用型。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｋａ−２２６Ｔ＞：エンジン強化型。最大離陸重量3.6トン。エンジンはチュルボメカ・アリウス2G1（500馬力、293軸馬力）双発、最大速度250km、航続距離520km。機内ペイロード1.2トン、スリング重量1.5トン。乗員２名＋搭乗人員７名。参考：月刊軍事研究10,’10、世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｋａ−２２６ＴＧ＞：ガスプロム社採用型。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｋａ−２２６Ｕ＞：練習ヘリ型で、複操縦装置を搭載している。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｋａ−２２６−５０＞：ロシア内務省採用型。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｋａ−２２６．８０＞：ロシア空軍訓練センター採用型。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜Ｋａ−２２６海外シリーズ＞

　＜Ｋａ−２２６Ｔ（インド軍）＞：インド陸空軍次期軽ヘリコプター計画で採用を決定、50機を輸入し、更にHALで200機をライセンス生産する。SA-315Bとアルエート�Vの後継として武装偵察、FAC、砲兵観測、特殊部隊潜入、捜索救難に使う予定。インド海軍ではメインローター折り畳み機構が無いので導入しない。参考：月刊軍事研究10,’15、月刊航空ファン11,’17

＜Ｋａ４３０＞：ドイツ国防軍空挺グライダー。ゴータ社のカルカート博士が設計した。胴体後部下面にローディング・ランプを持つ。主翼は片持ち式の高翼配置である。全長13m、全幅19.5m。曳航速度300km以上。少数のみ生産された。参考：月刊丸4,’99

＜ＫＡＡ＞：エリコン・コントラベス社の85口径20mm単装機関砲。大元は20mm機関砲MGFFで、これを改良して車載・艦載型とした20mm高射機関砲SSをベースに1950年代から開発し、1960年代に実用化した。人力操作式で、哨戒艇の主兵装などに採用されている。マウント重量500kg。俯仰角マイナス10度からプラス60度。使用弾は20mm×128弾（重量120g）、初速毎秒1050-1150m、有効射程1500m（対空）／2200m（対水上）、最大射程6800m。発射速度毎分900-1000発。参考：艦載兵器ハンドブック改訂第２版、月刊世界の艦船1,'15増刊、12,’20

＜ＫＡＡＶ７Ａ１＞：LVTP-7海外シリーズ（水陸両用装甲兵員輸送車）を参照。

＜ＫＡＢ＞：ロシア語で誘導爆弾（Korrekteeruyemaya AviaBomba。Korrektiru-yeskaya Aviatsionnaya Bomba？）の略。参考：月刊JWings5,’12、1,’13

＜ＫＡＢ−２５０シリーズ＞：ロシア軍250kg級誘導爆弾。KAB-500の小型版で、2015年にテストを完了した。参考：月刊軍事研究4,’16、月刊JWings1,’13

　＜ＫＡＢ−２５０Ｌ＞：セミアクティブレーザー誘導型。全長3.2m、直径0.255m、翼スパン0.55m。参考：月刊JWings1,’13、5,’15

　＜ＫＡＢ−２５０ＬＧ−Ｅ＞：レーダー誘導型。CEP3-5m。参考：月刊軍事研究4,’16

　＜ＫＡＢ−２５０Ｓ−Ｅ＞：慣性＋GLONASS誘導型。CEP3-5m。参考：月刊JWings1,’13、月刊軍事研究4,’16

＜ＫＡＢ−５００シリーズ＞：ロシア軍500kg級誘導爆弾。参考：月刊JWings1,’13

＜ＫＡＢ−５００ＫＬ＞： レーザー誘導型。KAB-500Lのレーザーシーカーを改良したものである。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＫＡＢ−５００Ｋｒ＞：テレビ画像誘導型。1975年から開発された。CEP4-7mといわれる。全長3.05m、弾体直径0.35m、最大幅0.85m、重量560kg。参考：月刊JWings4,’01、軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＫＡＢ−５００Ｋｒ−Ｅ＞：KAB-500Krの弾体を徹甲爆弾に換えたもの。総重量380kg、弾頭重量100kg。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究3,’08

＜ＫＡＢ−５００Ｋｒ−ＯＤ＞：KAB-500Krの弾頭を重量280kgの燃料気化爆弾に換えたもので、輸出用である。1994年に公表された。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究3,’08

＜ＫＡＢ−５００Ｋｒ−ＵNＵ＞：訓練弾。KAB-500Krベースである。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＫＡＢ−５００Ｌ＞：レーザー誘導型。1972年から開発されて1975年に実戦配備され、チェチェン紛争にも投入された。全長3.05m、弾体直径0.40m、最大幅0.85m、重量534kg。CEPは7-10mといわれる。参考：月刊JWings4,’01、軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＫＡＢ−５００ＬＧ＞：レーザー誘導型。KAB-500Lの弾頭をクラスター爆弾に換えたものである。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＫＡＢ−５００Ｒ＞：画像赤外線誘導型で、現在開発中。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＫＡＢ−５００Ｓ−Ｅ＞：GLONASS誘導型。KAB-500Lの誘導システムだけ変更したものである。全長3m、直径0.35-0.40m、翼スパン0.75m、重量560kg。2000年から開発されているが、まだ配備されていない。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＫＡＢ−１５００シリーズ＞：ロシア軍1.5トン級誘導爆弾。参考：月刊JWings1,’13

＜ＫＡＢ−１５００Ｋｒ＞：TV誘導型。ロシアのFSUEレギオン社が開発した。弾頭は440kg高性能炸薬。CEP4-7m。ロシアで採用された他、中国とインドに輸出された。参考：月刊軍事研究12,’03、軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＫＡＢ−１５００Ｋｒ−ＯＤ＞：KAB-1500Krの弾頭を重量650kgの燃料気化爆弾に換えたもの。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＫＡＢ−１５００Ｋｒ−Ｐｒ＞：KAB-1500Krの貫徹弾頭型。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＫＡＢ−１５００Ｋｒ−Ｐｒ−Ｅ＞：KAB-1500Krの貫徹弾頭型。参考：月刊JWings1,’13

＜ＫＡＢ−１５００Ｌ＞：レーザー誘導型。KAB-500Lと同時期に開発された。参考：月刊JWings4,’01、軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＫＡＢ−１５００Ｌ−Ｆ＞：KAB-1500Lの弾頭を重量1.18トンの爆風破砕弾頭に換えたもの。全長4.6m、直径0.58m、翼スパン1.3m、重量1.56トン。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＫＡＢ−１５００ＬＧ＞：KAB-1500Lの弾頭をクラスター爆弾に換えたもの。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＫＡＢ−１５００Ｌ−Ｐｒ＞：KAB-1500Lの弾頭を徹甲爆弾に換えたもの。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＫＡＢ−１５００Ｓ−Ｅ＞：慣性＋GLONASS誘導型。参考：月刊JWings1,’13

＜ＫＡＢ−１５００ＴＫ＞：電子光学・データリンク誘導型。参考：月刊JWings1,’13

＜ＫＡＤ−Ｂ１２／１３＞：エリコン社のヘリコプター用20mm機関砲。元はイスパノ・スイザ製20mm機関砲HS820で、エリコン社が1970年にイスパノ・スイザ社銃砲部門を買収したのに伴い、改称したものである。全長2.57m、砲身長1.9m、本体重量66kg、全備重量272kg（弾薬300発含む）。使用弾は20mm×139弾、初速毎秒1100m、発射速度毎分1000発。参考：攻撃ヘリコブラ＆アパッチ、月刊世界の艦船12,’20

＜ＫＡＤＤＢ＞：King Abdulla II Design and Development Bureau（アブドラ二世設計開発局）の略。1999年にヨルダン国王アブドラ�U世が設立した国営兵器工廠である。海外メーカーとジョイントベンチャーで子会社を多数設立しており、開発期間の短縮やマーケティング能力の強化に役立っている。参考：月刊軍事研究7,’08、12,’04

＜ＫＡＥＤＥＸ＞：海上自衛隊とカナダ海軍の共同訓練で、2017年から実施されている。参考：朝雲

＜ＫＡＥＤＥＸ２０１８＞：2018年11月24-29日に実施された。DD-104きりさめ、FFH-335カルガリー、補給艦アステリクスが参加し、24-26日の停泊フェーズは海自佐世保基地で訓練調整会議など、27-29日の洋上フェーズは九州西方海空域で対水上訓練射撃、対潜戦訓練、模擬洋上給油訓練、戦術運動などを行った。参考：月刊世界の艦船2,’19、朝雲

＜ＫＡＥＤＥＸ２０１９−１＞：第４回で、2019年6月13-15日に実施された。DDH-183いずも、DD-101むらさめ、DD-108あけぼのが、ベトナム沖の南シナ海でカナダ海軍フリゲートのレジャイナ及び補給艦アステリクスと、対潜、模擬洋上給油、戦術運動の各訓練を行っている。参考：朝雲

＜ＫＡＥＤＥＸ２０１９−２＞：第５回で、2019年10月16-17日に実施された。DDG-172しまかぜ、DDG-176ちょうかいが、カナダ海軍ハリファックス級フリゲートFFH341オタワと、関東南方海空域で対潜戦訓練や対水上訓練射撃などを行っている。参考：朝雲

＜ＫＡＦＳ−Ａ１０＞：トルコ海軍209/1400型トゥピ級潜水艦の魚雷管制システム。イギリス海軍アップホルダー級潜水艦に搭載されているシステムの改良型で、イギリスのフェランティ社が開発した。魚雷４本を目標艦４隻に指向できる他、電池式魚雷の予備弾12発をウォームアップして状態をモニターできる。参考：世界の潜水艦ハンドブック改訂第２版

＜ＫＡＨＵ計画＞：A-4K（攻撃機）を参照。

＜ＫＡＩ＞：Korea Aerospace Industries（韓国航空宇宙産業）の略。1997年のアジア通貨危機で経営危機に陥ったサムスン・エアロスペース、大宇重工航空宇宙部門、現代宇宙航空会社を韓国政府主導で1999年10月1日に統合したものである。2002年、T-50練習機を開発。2004年、F-15E前部胴体・主翼の製造を開始。2006年、KUHヘリコプターを開発。参考：月刊JWings7,’13、2,’18

＜Ｋａｌ＞：Kaliber（口径）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜Ｋ／ＡＫＤ−１０＞：DH-10（空対地巡航ミサイル）を参照。

＜ＫＡＬシリーズ＞：川崎航空機が保安隊向けに自主開発した軽飛行機で、Kawasaki Aircraft Liaisonの略。社内通称は「おかる」。1953年7月21日に初飛行した。官民両用の機体として輸出も狙っていたが、残念な結果となっている。参考：月刊JWings1,’00、5,’14

　＜ＫＡＬ−１＞：1-2号機。単発レシプロ全金属製（ラダーとエレベーターだけ羽布張り）４座軽飛行機で、主翼は低翼配置、降着装置は尾輪式引き込み脚である。エンジンはライカミングGO-435-C2（240馬力）単発。乗員４名。エンジンがアンダーパワーで飛行時に迎え角をとる必要があるが、低速時の大迎え角で翼端失速に陥りやすいという欠点があり、保安隊が３機、海上保安庁が４機、タイ水上警察が６機を導入する計画を立てていたが、２機のみの試作に止まった。初号機は1954年に陸上自衛隊が導入、スピナーを装着したり、翼端失速対策として翼端前縁に張り出しを設けたりしつつ、航空学校明野本校で1964年まで連絡機として使用された。ちなみに２号機（コクピット天井が緊急脱出ハッチから単なる窓に変更されている）は川崎航空機の社有機として使用され、1966年から大阪市交通科学博物館、2014年12月2日からかかみがはら航空宇宙科学博物館に展示されている。参考：月刊航空ファン2,’15、月刊JWings1,’00、陸上自衛隊地上戦力の全容

　＜ＫＡＬ−２＞：KAL-1の主翼をKAT-1練習機と同じものに変更、降着装置を前輪式とし、５名乗れるようにしたタイプで、1954年11月25日に初飛行した。全長8.81m、全幅10.4m（11.94m？）、全高2.5m（2.93m？）、最大離陸重量1400kg（1588kg？）、総重量1600kg。エンジンはライカミングGO-435-C2B（195馬力）単発、最大速度285km、実用上昇限度4848m、航続距離850km。座席数4-5。LM-1に敗れて２機のみが生産され、空自・海自に１機ずつ買い取られて1964年（海自は1966年まで？）まで連絡機として使用された。空自のものはその後陸自に移管されて暫く使用されている。参考：月刊JWings1,’00、5,’14、月刊世界の艦船1,’79増刊、5,’02増刊、6,'22、月刊丸1,’10別冊

＜Ｋａｌｅｖ級＞：ソ連海軍潜水艦。全長59.5m、幅7.2m、吃水3.5m、水上排水量665.5トン、水中排水量853.4トン。主機はディーゼル２基1200馬力・電動モーター２基、水上巡航速力8.5ノット、水上最大速力12ノット、水中巡航速力４ノット、水中最大速力８ノット、最大燃料搭載量30.7トン、水上航続距離4000海里（巡航速力）／1750海里（最大速力）、水中航続距離80海里（巡航速力）／8.9海里（最大速力）。戦闘潜航深度75m、最大潜航深度90m。連続潜航時間72時間、電池充電時間12時間、連続航海日数35日。兵装は艦前部の533mm魚雷発射管４基（魚雷８本または機雷20発）、40mm砲１門（900発）。乗員38名。バルバロッサ作戦開始時には２隻が現役にあり、大戦中に１隻を喪失した。参考：月刊世界の艦船6,’09

＜ＫＡＭ９＞：79式対舟艇対戦車誘導弾を参照。

＜ＫａｍＡＺ−４３２６９＞：ロシア原子力エネルギー省の核燃料輸送用４輪装甲車。ロシアのカマーズ・カマ自動車工場が製作した。KAMAZ4326トラックのシャシーに装甲車体を載せたもので、車体上面にハッチ４枚、後面にガンポート付き観音開きドアを持ち、側面にはガンポート３箇所ずつが用意されている。重量12トン。エンジンはディーゼル（240馬力）、路上最大速度100km。乗員２名＋乗車兵員８名。装甲救急車としても使用できるとしている。参考：月刊軍事研究5,’07、月刊PANZER6,’04

＜ＫＡＭＡＺ−５３９４９＞：ロシアの４×４輪装甲車、別名タイフーンＫまたはリトル・タイフーンまたはTayfunyonok。周辺監視用カメラ５基を持つ。防御レベルは耐弾がSTANAG4569レベル３、耐地雷がTNT6kg。重量15トン。エンジンはカミンズ社製ディーゼル（350馬力）、最大速度105km。積載量２トン。ルーフに遠隔操作機銃を搭載可能。乗員２名＋乗車兵員８名。2017年から輸出市場に投入する予定。参考：月刊軍事研究2,’17

＜ＫＡＭＡＺ−６３９６８＞：タイフーンＫ（装甲車）を参照。

＜ＫＡＭＤ＞：弾道ミサイル防衛（韓国）を参照。

＜ＫＡＮシリーズ＞：アメリカ海軍の試験用艦対空ミサイル。神風特攻機に対抗するリトル・ジョー計画に基づきNAMU（Naval Air Material Unit）が開発した。

＜ＫＡＮ１＞：十字の前翼・後翼を持つ。発射後はジャイロスコープで安定化され、目視で無線指令誘導される。全長3.45m、直径0.577m、弾頭重量100ポンド（45.4kg）。VT信管付き。推進は固体燃料ロケット＋補助ブースター（直径76mm）４基、速度マッハ0.5、飛翔距離5km。1945年5月に初めて発射されたが、太平洋戦争には間に合わなかった。参考：月刊軍事研究5,’03、月刊世界の艦船3,’05

＜ＫＡＮ２＞：KAN1の改良型。排煙を少なくして追尾を楽にした。参考：月刊軍事研究5,’03

＜ＫＡＰＰＡＭ１７５＞：口径110-300mmロケット弾用電波式近接信管。周波数変調式連続波レーダーセンサーにより、高さ6m以上の最適高度で炸裂させる。悪天候やジャミングにも強い。参考：火器弾薬技術ハンドブック

＜ＫＡＰＹＯ＞：MiG-21戦闘機用レーダーシステム。空対空・空対地両方に使用でき、空中または海上の４目標を同時攻撃できる。重量165kg。空中目標探知距離57km。参考：月刊軍事研究4,’00

＜ＫＡＱ１＞：アメリカ海軍試作艦対空ミサイル。ラーク計画に基づいてフェアチャイルド社が開発した。本体には液体燃料ロケットを搭載しており、十字の前翼・後翼を持ち、機体後部に固体燃料ロケットブースター２基を付けて発射する。誘導方式は初期は手動、改良型は中間無線指令誘導・終末セミアクティブレーダーで、レーダー２基がそれぞれミサイルと目標を追尾して無線指令誘導し、目標から16km以内になると反射電波を受けてそちらに向かう。本体全長4.24m、ブースター全長1.4m、本体直径0.46m、本体重量550kg、ブースター重量370kg。参考：月刊軍事研究5,’03

＜Ｋａｒ＞：騎兵銃（Karabiner）の略。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜Ｋａｒ４３＞：ドイツ国防軍の自動小銃。1944年4月に制式化された。Gew43のスコープ台を廃止したものである。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜Ｋａｒ９８ａ＞：ドイツ軍が第一次大戦時に使用した騎兵銃。Gew98の銃身を0.14m短縮したものである。全長1.1m、銃身長0.6m、重量3.63kg。口径7.92mm、装弾数５発。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜Ｋａｒ９８ｋシリーズ＞：ドイツ国防軍の小銃。直訳すれば98式短騎銃だが、歩兵銃として配備された。モーゼル社が1924年に開発した。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜Ｋａｒ９８ｋ＞：Gew98を0.15mほど短縮したものである。全長1.108m、銃身長0.739m、重量3.9kg。口径7.92mm。作動はボルトアクション式。装弾数５発。コッキング・レバーを引いて遊底をスライドさせ、遊底が下がったところでレバーを上げてロック、露出した弾倉部にクリップまたはバラで装填する。M3ハーフトラックの7.9mm厚側面装甲板を射距離274mで貫通することが可能。各種小銃てき弾発射機（シーズベッヒャー）の装着が可能で、外装式トリガーなども開発された。開発時はベルサイユ条約下だったので、ドイツ国外でライセンス生産を行い、1934年から自国で生産、占領国のメーカー（FN社やチェコスロバキアのツブロヤフカ・ブルノ社など）まで動員して754万丁が生産された。１丁あたりの価格は56RM。第２次大戦の進行と共に簡略化が進み、削り出しの部品がプレス加工になり、銃床の指掛けが無くなり、銃床がクルミから樺の積層材に変わり、仕上げを省略し、床尾板を金属カップに変更、着剣具を廃止した。精度の良いものは、ZF41、ZF39、ZF42、ZF42Wといったスコープを付けて狙撃銃として使用されており、1942年には全体の6%を狙撃銃とせよという命令が出ている。スコープは民生用のものや、ZF4など他国から鹵獲したものも使用された。東部戦線では冬用手袋をしても撃てるよう、トリガーガード上方に取り付ける冬季用トリガーが開発されている。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3、世界の軍用銃、拳銃・小銃・機関銃、月刊PANZER3,’10

＜Ｋａｒ９８ｋ分解型＞：空挺部隊向け。中央付近で２つに分解できるようにしてある。試作のみに終わった。参考：世界の軍用銃

＜ＫＡＲＧＯ＞：カーゴ（無人輸送機）を参照。

＜ＫＡＳ−１＞：AIM-7A（空対空ミサイル）を参照。

＜ＫＡＳＯＴＣ＞：アブドラ二世国王特殊作戦訓練センターを参照。

＜Ｋ−ＡＳＲＯＣ＞：韓国海軍垂直発射式艦対潜ミサイル、別名紅鮫（赤鮫？ホンサンオ）。1000億ウォンの費用と９年の歳月をかけて開発され、2009年に完成し、6月に公表された。K745青鮫短魚雷に固体燃料ロケットを装着したもので、ブースターによりVLSから飛び出し、サステナーに切り替えて飛翔、INSとGPSで誘導され、推力偏向ノズルとサイドスラスターで針路を修正し、目標付近でパラシュートにより海面へと降下、着水の瞬間にロケットとパラシュートが切り離され、K745短魚雷が潜水艦に向かう。全長5.7m、直径0.38m、発射重量820kg。最大投射距離20km（30km以上説あり）。値段は１発あたり20億ウォン。2010年から試験配備され、試射４発で成功したとして2012年に実戦配備したが、2012年8月の部隊での実射テストで目標を外れ、そのままどこかに行ってしまった。その後も実射テストと修正を繰り返し、2014年5月に実用レベルに達したとされる。KDX-2ミサイル駆逐艦とKDX-3ミサイル駆逐艦に搭載された。参考：月刊世界の艦船1,'15増刊、9,'20、11,’17、12,’18、9,’09、4,’09、7,’13、月刊軍事研究2,’10

＜Ｋａｔシリーズ＞：ドイツ連邦陸軍第二世代戦術トラック。1960年代末から1970年代初めに西ドイツ技術局が計画し、1975年12月にMAN社の案が採用された。参考：月刊グランドパワー10,’94

　＜Ｋａｔ�T＞：カテゴリー�Tとして開発されたもので、当初は４×４輪４トントラックだったが、1975年に５トントラックに改められ、1977年に試作車が完成、1979年1月から引き渡され、1981年まで生産された。参考：月刊グランドパワー10,’94

　＜Ｋａｔ�U＞：６×６輪７トン型で、カテゴリー�Uとしてアメリカ陸軍と共同開発した。NBC化学洗浄装置搭載車両などのバリエーションがある。アメリカ陸軍にも534両が引き渡された。参考：月刊グランドパワー10,’94

　＜Ｋａｔ�V＞：８×８輪10トン型で、カテゴリー�Vとして開発された。大半の車両がアトラス社製１トン油圧クレーンを装備している。1954両が生産され、うち280両がアルジェリア、95両がオマーン、165両がペルー、104両がシンガポール、405両がベネズエラに輸出された。参考：月刊グランドパワー10,’94

　＜Ｃａｔ�TＡ１＞：Kat�Vの搭載量を16トン以上にした改良型。ポータブル・ロードウェイ・システム搭載車などのバリエーションがある。参考：月刊グランドパワー10,’94

＜ＫＡＴＵＳＡ＞：Korean Augmenters To the U.S.Army（アメリカ陸軍韓国人増援要員）の略で、カチューサと読む。現地事情に明るい韓国人を在韓米軍に編入したものである。自宅から通勤でき、午後５時上がりで、職務は通訳や翻訳が主体と楽なため、徴兵で韓国軍に入隊する代わりにこちらを選ぶ者も多い。とは言っても有事にはアメリカ軍に編入されて戦闘を行うことになるので、射撃訓練なども実施する。２年間の勤務を終えた後は韓国軍に入隊してもらい、アメリカ軍のノウハウを伝えるというのが目論見だが、英語力を活かして民間企業に就職する人が大部分である。参考：月刊軍事研究8,’09、5,’03

＜ＫＡＷＺ８８＞：AK74シリーズ（突撃銃）を参照。

＜ＫＡＷＺ８９＞：AK74シリーズ（突撃銃）を参照。

＜ＫＡＹ１＞：アメリカ海軍試作艦対空ミサイル。ラーク計画に基づいてコンベア社が開発した。性能はKAQ1とほぼ同じ。参考：月刊軍事研究5,’03

＜Ｋａバンド＞：KaはKurz aboveの略。参考：月刊JWings9,'18

＜Ｋａバンド（ＩＥＥＥ　Ｓｔｄ．）＞：アメリカ電気電子学会標準規定（IEEE Std.）では周波数帯27-40GHzの電波を指す。波長0.75-11.3mmで、ミリ波の一種である。ミリ波レーダー、衛星通信、空港地上面監視レーダーに使用される。参考：レーダシステムの基礎理論、月刊航空ファン5,’17、ロッキードF117ナイトホーク、月刊JWings9,'18

＜ＫＢ８Ｈ＞：航空自衛隊の防空監視所用ゼネレーター・セット。エンジンは新潟鉄工製K8B-HA液冷８気筒、発電機は明電舎製O-AF交流（回転数720rpm）で、出力は交流100kW、60Hz。参考：自衛隊装備カタログ1981

＜ＫＢ−１８Ａ＞：アメリカ軍の昼間用爆撃評価カメラ（ストライクカメラ）。フェアチャイルド社製。シャッターはフォーカル・プレーン式で、プリズムを使用することにより左右40度・前後180度の撮影が可能である。全備重量7.2kg、判型2.25×9.4インチ（57.1×238.8mm）、フィルム全長250フィート（76.2m、300コマ分）。OV-10AとP-3に搭載された。参考：ミリタリー・イラストレイテッド17

＜ＫＢ−２９Ｍ＞：B-29爆撃機ファミリーを参照。

＜ＫＢ−２９ＭＲ＞：B-29爆撃機ファミリーを参照。

＜ＫＢ−２９Ｐ＞：B-29爆撃機ファミリーを参照。

＜ＫＢ−４７Ｇ＞：B-47爆撃機ファミリーを参照。

＜ＫＢ−５０＞：B-50爆撃機ファミリーを参照。

＜ＫＢ−５０Ｄ＞：B-50爆撃機ファミリーを参照。

＜ＫＢ−５０Ｊ＞：B-50爆撃機ファミリーを参照。

＜ＫＢ−５０Ｋ＞：B-50爆撃機ファミリーを参照。

＜ＫＢＡ機関砲シリーズ＞：エリコン社の25mm機関砲。20mm機関砲KAシリーズをスケールアップしたものである。参考：月刊世界の艦船1,’15増刊

　＜ＫＢＡ（野戦型）＞：最初に開発された野戦用多目的機関砲。弾種はHEI-TやAPDS-Tなど。参考：月刊世界の艦船1,’15増刊

　＜ＫＢＡ（艦載型）＞：KBA（野戦型）の艦載型で、サーボ駆動砲架に搭載し、手動操作に加えて遠隔操作を可能とした。口径25mm、砲身長80口径、マウント重量1.05トン。旋回角左右157.5度ずつ、俯仰角マイナス15度からプラス50度。使用弾は25mm×137NATO標準弾（重量160g）、初速毎秒1100-1335m、有効射程2000m。発射速度毎分520-620発。1990年代初めから運用され、カブール級空母、アンドレア・ドリア級駆逐艦、トリエステ級ドック型揚陸艦などに搭載された。参考：月刊世界の艦船1,’15増刊、12,’20

　＜ＫＢＡ（艦載型、９０口径）＞：砲身長を90口径としたもの。サン・ジョルジョ級LPDに搭載された。参考：月刊世界の艦船1,’15増刊

＜ＫＢＡ−Ｂ０２＞：アメリカ陸軍の要求に基づいて1964年から開発され、1977年1月から生産された。作動はガス圧式で、ターン・ボルト方式の閉鎖機構を持つ。送弾はデュアルフィードで、上部ベルトからHE-I、下部ベルトからAPDS-T弾が送られる。他にAPHE-I、各種訓練弾を使用可能。砲身部分は工具無しで取り外せる。全長2.888m、砲身長2m、口径長80、全幅0.263m、全高0.253m、重量112kg。砲口初速毎秒1100-1360m、発射速度は毎分200発または570発の切り替え式で、３発または10発のバースト射撃、毎分100発の単発速射、単射も可能である。装甲貫徹力は射距離2000mで25mm（撃角30度）。AIFVに搭載されており、87式偵察警戒車用として日本製鋼所がライセンス生産している。参考：月刊PANZER5,’06、1,’11、4,’11、攻撃ヘリコブラ＆アパッチ、スピアヘッドNo.6

＜ＫＢＡ３＞：ウクライナ陸軍T-84戦車・BTMP-84重歩兵戦闘車用125mm滑腔砲。2A46と同等の威力があるとされる。閉鎖機は半自動水平鎖栓式（左開き）。口径125mm、砲全長6678mm、砲身長6000mm、口径長48、全重量2.5トン、砲身・閉鎖機重量1.9トン。参考：月刊軍事研究10,’13、1,’01

＜ＫＢＢ＞：エリコン社の25mm機関砲。KBAの威力強化型で、砲身を延長し、弾薬も大型化した。デュアルフィード機構を持つ。全長3.19m、口径長92、全幅0.24m、全高0.225m、重量145kg。使用弾は25mm×184弾（重量156g）、砲口初速毎秒1355m、発射速度毎分800発。参考：月刊PANZER4,’11、月刊世界の艦船12,’20

＜ＫＢＣＭ＞：フランス陸軍AMX-10RC用車両防衛システム。フランスのGIATインダストリー社が1996年に開発し、同年から搭載された。紫外線検知器と赤外線ジャマーを組み合わせたもので、赤外線ジャマーはロシアのシトーラやイスラエルのLWS-2LWRと同じゼニット社製のものである。参考：月刊PANZER12,’03

＜ＫＢＤ＞：エリコン社の７砲身80口径25mmガトリング砲。参考：月刊世界の艦船1,’15増刊、12,’20

＜Ｋｂｋｇ　Ｗｚ１９７４＞：ポーランドが開発した40mm小銃擲弾発射機。AKM/AK74に装着して使用する。参考：コンバット・バイブル２

＜ＫＢＸ＞：キル・ボックスAI（航空阻止）を参照。

＜ＫＣ．１＞：K.1シリーズ（空中給油機）を参照。

＜ＫＣ−１Ｂ＞：航空自衛隊RF-4E偵察機の地図作製用広角撮影カメラ。焦点距離６インチ（152mm）の固定絞りレンズと幅９インチ（229mm）のフィルムを使用する。参考：月刊軍事研究9,’05

＜ＫＣ−１０Ａ＞：アメリカ空軍空中給油機、別名エクステンダー（Extender）、部隊通称ビッグ・セクシー。1973年10月の第４次中東戦争の際、アメリカ本土からイスラエルに緊急輸送を行おうとしたところ、中途経由地を依頼した国々から断られまくったため、緊急時に戦闘機部隊や輸送機部隊への空中給油任務と、随伴する整備要員・機材を戦域に輸送する任務を同時にこなす機体（ATCA、Advanced Tanker/ Cargo Aircraft）として開発が決定、マクダネル・ダグラス社がDC-10-30CF貨物輸送ジェット機を、ボーイング社がB747を、ロッキード社がC-5またはL-1011をベースとする案を提出し、1977年12月19日にマクダネル・ダグラス社の案が採用され、初号機は1980年4月16日に完成し、7月12日に初飛行した。主翼内（３ヵ所）及び機体内の床下（貨物区画前方、主翼付け根、客席部の３ヵ所）が燃料タンク、床上が貨物室（最大搭載量76.843トン。人員75名＋貨物パレット17枚などの混載も可能）で、胴体後部下にフライング・ブーム（高速時毎分5678リットル。4180リットル？）とプローブ・アンド・ドローグ（毎分1786リットル）両方の空中給油システムを備える。ブーム操作はローリング・ブームと称するデジタル・フライ・バイ・ワイヤ方式で、オペレータが座って行えるので、腹這いで操作するKC-135Rよりは快適。整備要員と支援機材の搭載により、長距離展開が可能である。機首上面には空中給油受油口もある。全長55.55m（55.35m？）、全幅50.41m（47.35m？）、全高17.7m（17.1m？）、運航自重109.328トン（空中給油）／110.946トン（貨物輸送）、最大離陸重量267.624トン。翼面積367.7平方メートル。エンジンはGE製CF6-50-C2（推力23.814トン）３発、最大巡航速度926km、最大運用限界マッハ数0.88、実用上昇限度12727m、燃料容量207360リットル、航続距離7037km（最大貨物ペイロード）／6000海里（ペイロード45.4トン）／8600海里（18500km？最大燃料搭載）。標準ミッションでは1910海里進出し、燃料90.718トンを給油する。最大貨物ペイロード77.112トン（76.844トン？）、最大燃料搭載量160.2トン。乗員3-11名。60機が生産され、1981年3月17日から1990年4月に引き渡された。最終号機は主翼外翼部下面にMk32Bホース・ドローグ・ユニット・ポッドを追加して３機同時給油を可能としており、既存機のうち19機にも同様の改修が施された。2024年に全機退役予定。参考：月刊JWings10,’01、12,’01、5,’07、3,’15、4,'23、世界航空機年鑑2018-2019、世界軍用機年鑑1990-91、軍事分析湾岸戦争、月刊軍事研究11,’07、3,’16、月刊丸3,’90、アメリカ空軍の第一線機、世界の軍用機1982

＜ＫＣ−１０海外シリーズ＞

　＜ＫＤＣ−１０＞：オランダ空軍空中給油機。マーチンエアのDC-10-30CFを改造したもので、ブーム操作は操縦室とキャビンの間にあるRAROで遠隔式に行う。1994年に２機を導入し、1995年から就役した。退役後は２機ともアメリカ民間企業オメガエアが購入し、初号機は2019年11月4日に引き渡されている。参考：月刊JWings11,’05、10,’01、月刊軍事研究12,’07、世界航空機年鑑2018-2019、月刊航空ファン2,’20

＜ＫＣ−２５＞：KC-747（空中給油機）を参照。

＜ＫＣ−３０（ブラジル空軍）＞：A330-200MRTT空中給油輸送機・海外シリーズを参照。

＜ＫＣ−３０Ａ＞：A330-200MRTT（空中給油輸送機）を参照。

＜ＫＣ−３０Ｍ＞：A330-200MRTT（NATO軍）を参照。

＜ＫＣ−３０Ｔ＞：A330MRTT海外シリーズ（空中給油輸送機）を参照。

＜ＫＣ−４５Ａ＞：アメリカ空軍次期空中給油輸送機候補。KC-135シリーズ（KC-135E）の後継として当初はKC-767の採用が決定したが、費用がかかりすぎることや競争相手がいなかったことから批判が集まり、ボーイング社に政治スキャンダルも出て2004年5月25日に白紙に戻された。その後2007年1月30日にもう一度提案をし直し、KC-767及びKC-30Tが応募、2008年2月29日に後者が採用されてこの名称になった。全長58.8m、全幅60.3m、全高17.4m、最大離陸重量230トン。エンジンはGE社製CF6-80E1A4B（推力320kN）双発、巡航速度860km、上昇限度12500m、燃料搭載量113トン、航続距離12500km。給油能力は主翼ポッドが毎分420リットル、胴体尾部が毎分600リットル、フライング・ブームが毎分1200リットル。兵員なら226名、463L標準化パレットなら32枚、担架なら120床を搭載できる。乗員３名。最終的に採用が決定されれば、試験機４機と初期量産型（ロット１）１機が2010年度に調達され、2011年度に初期量産型（ロット２）12機、2012年度に初期量産型（ロット３）13機、2013年度に初期量産型（ロット４）14機、2014年度に初期量産型（ロット５）20機が調達される。以後も調達が続き、総計179機を導入予定。だったが、2008年3月11日、ボーイング社が政府会計監査局に異議申し立てを行ったため、2008年6月までに機種選定が正当かどうか判断を下されることになった。しかし結論が出ず、8月6日には国防総省が新たな提案要求を出したが、大統領が交代する2009年1月までに契約を纏められない見込みになったため、開発契約自体が取り消されてしまった。2010年2月24日に再度開発提案要求が出されたが、KC-767に近い機体サイズに変更されていて、要求していた変動コスト制も採用されていなかったことから、3月8日にノースロップ・グラマン社が入札を辞退した。しかしEADSノースアメリカが単独で応募したため、再びKC-767との争いとなり、結局KC-767ベースのKC-46Aに負けて採用されなかった。参考：月刊軍事研究6,’08、3,’09、4,’11、月刊JWings5,’08、6,’08、5,’10、10,’10

＜ＫＣ−４６Ａ＞：アメリカ空軍空中給油輸送機、別名ペガサス。KC-135の後継としてボーイング社製KC-767空中給油輸送機（KC-767AT）を導入したもので、当初アメリカ空軍は100機をリースする予定だったが、買った方が安いとか、エアバス社の提案をボーイング社側に洩らした（洩らした空軍高官は後にボーイング社の役員になった）とかの文句がついて20機の購入に変更され、結局は白紙撤回となった。再度エアバス社製KC-30Tとの選定に入り、能力に劣るが価格が20%強安く済むという利点を強調、KC-135の代替として導入される400機以上を巡り争っていたが、破れて採用されなかった。しかしボーイング社がこの決定にクレームを付けて正当性を争い、事態は泥沼化、結局後継空中給油輸送機開発計画自体が取り消されてしまった。2010年2月24日にアメリカ空軍が改めて提案要求書を出し、KC-45A側が辞退したことから、採用が決定した。と思ったら、EADSノースアメリカが単独でKC-45Aを応募してきたため、機種選定発表が改めて行われることになり、KC-46Aとして2011年2月24日に採用が決定した。ちなみにUSエアロスペース社とアントノフも共同で応募したが、フライング・ブーム技術を持っていないなど開発の見込みが無く、安全保障などの問題もあって拒否されている。実際のKC-46Aとしては、KC-767をベースにB787の最新システムを組み合わせた次世代空中給油輸送機を開発することにした。機体のベースは純貨物型のB767-200LRFで、翼端にウイングレットを持つ。エンジンは他の空軍機との共通性を考慮してPW4062に換装した。給油装置はマルチ・ポイント給油システムMPRS（Multi-Point Refueling System）と呼ばれるもので、機体尾部のフライ・バイ・ワイヤ式フライング・ブーム（KC-10Aベース。給油速度毎分1200ガロン・4542リットル）、後部胴体下面のセンターライン・ドローグ・システムCDS（毎分400ガロン・1514リットル）、両主翼下面の主翼空中給油ポッドシステムWARPS（ポッド式ドローグ。毎分400ガロン・1514リットル）による空中給油が可能だが、フライング・ブームとCDSの併用や、CDSとWARPSの併用はできず、ポッド式ドローグによる２機同時給油が限度である。また、フライング・ブーム式空中給油の際には機体の右からアプローチして左に抜けていくため、WARPSとの同時使用は無理で、順番に使う必要がある。燃料タンクは主翼内のメインタンクとメインデッキ床下（従来の貨物室）のコバム・ミッションイクイップメント社製窒素ガス封入装甲化タンク３基（４基？）で、自機・空中給油兼用。給油口は胴体側面にあり、燃料の吸い出しも可能で、地上でも他機に給油できるため、災害などにより燃料設備が損壊した空港で燃料タンクの代わりを果たせる。コクピットはサイド・バイ・サイドで、B787と同じデジタル・フライトデッキを搭載しており、15.1インチ（384mm）カラーMFD４枚が横一列に並ぶが、HUDは無い。コクピット周囲は装甲化してあり、20mm機関砲弾に耐えられる。空中給油オペレータはフライトデッキと背中合わせの空中給油オペレーターステーションAROSに位置し、高解像度カメラからの映像を24インチ（610mm）三次元表示ディスプレイとパノラマディスプレイ（モニター３枚で視野185度）で見ながらタッチパネルと両手に１本ずつのコントロールスティックでフライング・ブーム、ドローグ、給油照明などの操作を行う。表示自体が三次元になっているので、オペレーターが遠隔視野システムRVS（三次元表示ゴーグル）を着ける必要は無い。受油機や給油量は自動的に記録される。AROSには座席がサイド・バイ・サイドで用意されているが、通常任務では１名のみ位置し、もう１席は訓練の際に教官席として使用する。教官が訓練生のミスをカバーするオーバーライド操作設定も可能。AROSも装甲化してあり、7.62mm弾の直撃に耐える。メインデッキは貨物室や客席として使用でき、純貨物仕様（カーゴ・コンフィギュレーション）、センターライン貨物仕様（センターライン・コンフィギュレーション）、人員輸送仕様、貨客混載仕様（パッセンジャー・コンフィギュレーション）、傷病兵後送仕様のバリエーションがある。空中給油専任なら何も積まずに燃料を満載する。463L貨物パレットを積む場合、センターライン仕様なら単列で縦８枚＋最後尾横置き２枚の計10枚、純貨物仕様なら並列８列＋最後尾横置き２枚の計18枚、AROSや予備乗員区画を外せば19枚搭載可能。センターライン仕様なら単列パレットの両脇に小さい荷物を積んだり、座席を装着したりできるが、純貨物仕様では作業スペースすら無くなる。人員輸送ならパレット化座席２枚計152席＋予備座席８席の160席を用意する。貨客混載なら463Lパレットを単列３枚または並列６枚に抑え、後方に客席56席（58席？緊急時にFAAの基準を無視すれば112-118席）を取り付け、間にバルクヘッドを設けて客席部分を与圧し、バルクヘッド後方にトイレやギャレーを纏めたパレットを積む。463Lパレットは胴体前部左のカーゴドア（幅3.4m・高さ2.62m）から積み降ろしする。傷病兵後送仕様ならメインデッキ後半に軽傷者・医療者用座席44席と担架９床を収容可能。メインデッキ全体を傷病者後送仕様とするエアロメディカル・エヴァキュエーション・コンフィギュレーションなら、NBC汚染者対応の独立空調と乗員区画分離用バルクヘッドを設置し、担架24床と座席30席を用意できる。貨客混載仕様で後部キャビンにコンティンジェンシー（偶発事態）仕様キャンバスシートを200席確保することも可能。メインデッキ後部は航空医療後送用負傷者収容室になっていて、担架24床、負傷者用座席34席、集中治療室６床が設けられている。機体尾部にAPUがあり、点検口は横に付いていて、フライング・ブームを持ち上げた状態でも整備できる。他機との通信用にVHF無線機、UHF-SATCOM通信機、航空機空地データ通信システムACARS、リンク16などを装備する。自衛用にAN/AAQ-24(V)N LAIRCM、AN/ALR-46Aレーダー警報、戦術状況認識システムTSAS（自機やリンク16などから得た脅威情報を表示）などを搭載している。引火の危険があるので火工品のチャフ・フレアディスペンサーは積まない。乗員用乗降口は機体下面の前脚直後にあり、梯子で上り下りする。外部灯火（低電圧編隊灯除く）は65個付いており、前脚の着陸灯がハロゲンライトである以外は全てLEDで、夜間隠密給油の際は可視光灯火を全て消し、赤外線LEDを使う（コバート・モード）。主脚柱に赤（消火）・緑（APU始動）・黒（APU停止）ボタンが取り付けられており、緑ボタンを押してAPUを作動させてからコクピットに乗り込めば、エンジンをすぐに点火して10分で離陸準備が整う。MOPPレベル４（NBC状況下30日間運用）対応のNBC防護能力やNEMP防護能力を持つ。全長50.5m、全幅48.1m、全高15.9m、空虚重量82.337トン、最大離陸重量188.24トン（181.24トン？）、最大着陸重量140.614トン。エンジンはプラット＆ホイットニー社製PW4062ターボファン（推力63300ポンド・28.7トン・281.7kN）双発、巡航速度マッハ0.8／851km、最大速度マッハ0.86、実用上昇限度12200m、航続距離12200km。最大給油量207672ポンド・94.198トン（JP-4なら31706ガロン・120000リットル）、貨物搭載量29.484トン。乗員３名（機長、副操縦士、給油操作員）、乗員用座席15席。179機（うちEMD試験機４機）を生産予定で、配備は2016年からを予定していたが、2019年に遅れた。LRIPロット1-3はテスト部隊や訓練部隊に配備され、運用結果を見てフル生産（FRPロット４）に入り実戦部隊への配備を開始、2027年度のロット13で生産を終了する。ロット１の７機とロット２の12機は2016年8月に発注された。ロット３は15機で、2017年1月に発注された。ロット４は18機で、2018年9月10日に発注されており、2022年1月までに引き渡しを終える。ロット５は15機で、2019年10月1日に発注された。ロット６は12機で、2021年1月11日に発注された。ロット７は15機で、2021年1月20日に発注された。2014年12月28日、ボーイング社によりEMD初号機のB767-2C（民間機仕様で軍用装備・空中給油装置未搭載）が初飛行した。2015年6月2日には初めて空中給油ブームと主翼下空中給油ポッドを装着して飛行している。KC-46A仕様初号機／EMD２号機は2015年5月に初飛行する筈だったが、システム搭載に手間取っており、9月25日（日本時間26日）に初飛行した。その後、KC-46A仕様のEMD４号機も進空。初空中給油試験は2016年1月24日にF-16C相手に実施している。その後F/A-18への空中給油とKC-10Aからの受油には成功したが、C-17Aに対する空中給油試験では大型機２機がタンデムに位置したことで空中給油ブームに機首波の影響による過大な負荷がかかり、空中給油可能なブーム軸荷重の範囲を逸脱してテストは失敗した。空中給油システムのソフトウェア変更を試みたが解決せず、機体にも改修を加える予定で、低率初期生産開始が２ヶ月遅れている。2016年4月26日、EMD３号機のB767-2Cが初飛行した。7月12日、油圧伸長装置にリリーフバルブを追加した改良型空中給油ブームでC-17Aへの空中給油に成功した。F-16C（7月8日）やA-10C（7月15日）への空中給油も行っており、8月12日にマイルストーンＣを達成、低率初期生産へと移行した。ただ2017年に入って、F-16やA-10など小型機に対する空中給油試験の際に、受油機側が従来機（KC-135やKC-10Aなど）の時よりも大きな力をかけないとブーム挿入・離脱ができず、離脱時の反動でブーム先端が受油機の機体を擦る事故が多発することが判明。他にもブームが緩んでいる状態で燃料を流すと燃圧でブームが勝手に延びる、ブームとリセプタクルの摩擦で空中給油時に高周波の電波が発生する、といった問題点が浮上し、2017年8月に予定されていた量産初号機（生産７号機）の空軍への引き渡しは延期され、2018年5月になっても量産機18機が宙に浮いていて、太陽光の乱反射により給油監視カメラの映像が見えにくくなるという新たな問題点も浮上している。2017年10月11日、KC-46A同士の空中給油に成功した。12月5日、量産初号機が初飛行した。12月21日、アメリカ連邦航空局による空中給油機としての耐空性証明を得た。2018年4月27日、空中給油機への機種変更に必要な連邦航空局の追加型式証明取得のための試験を完了した。7月6日、軍用機としての型式証明取得に必要な飛行試験を完了した。9月4日、空中給油システムとミッション・アビオニクスに関する連邦航空局の補足型式証明を取得し、所要の認証を全て獲得した。ブームが受油機の機体を擦る事故の原因はブーム操作員が見る三次元映像の不具合ということでソフトウェアを改良したが、完全な解決には2023年までかかるらしい。また、ブーム操作員が意図せず操作用スティックを動かした際にブームに過度の負荷が掛かる、受油機が空中給油ゾーンに前進している時にブームの動きが硬くなる、といった不具合が新たに見つかり、解決中。12月3日、F-15Eに対する空中給油試験を終了し、受油機認証試験フェーズ�Uの作業が完了した。2019年1月10日、アメリカ空軍に最初の１機が引き渡され、もう１機追加されて1月25日に第22空中給油航空団に２機が配備された。1月20日、受領したKC-46Aの機体の中に工具などの異物（FOD）がほったらかしになっていたため、空軍が受領拒否を発表した。ボーイングでは完成機の再検査と再発防止策を講じて1月28日からテスト飛行を再開している。1月22日、受油機認証試験フェーズ�V（ステルス機の機体表面ステルスコーティングにブームで傷を付けないかチェックする）でF-35Aへの空中給油を初めて行い、成功した。3月11日、空軍への引き渡しが再開されたが、再び機内でFODが見つかったため、品質管理不良として3月23日に空軍が再度受領拒否を通告した。4月20日、納入を再開し、通算８号機がマッコネル空軍基地に配備された。5月10日、F-35Aへの空中給油認証試験を完了したとボーイングが発表した。6月、再々度機内でFODが発見されたため、ボーイングに根本的な企業体質改善を要請した。これにより2019年内に36機を納入する予定が12機になってしまうため、予算の一部をKC-135R/Tの延命に回す。7月、１機で燃料漏れが発生。8月8-9日に３機が引き渡された。9月、床に固定していた貨物が飛行中に勝手に外れる事故が発生し、貨物・人員輸送禁止措置が執られた。11月22日、第22空中給油航空団が３機を受領した。11月26日、F-22とRC-135V/Wリベットジョイントに対する空中給油認証試験を終えた。12月18日、貨物タイダウン用金具が勝手に外れる不具合の改良が済み、貨物・人員輸送禁止措置が解除された。2020年3月30日、アメリカ空軍が前年7月に発生した燃料漏れをカテゴリー１欠陥に認定し、ボーイングに無償改良を通告した。4月2日、遠隔視認システムRVSの改良型RVS2を2023年までに実用化することになった。4Kカラー対応の拡大型モニターを積み、フライング・ブームにレーザー測距器を追加する。2021年1月時点での引き渡し数は42機。2021年5月、給油システムのドレーン・ラインにクラックが生じる、飛行安全性に問題は無いレベルだが飛行管理システムの安定性が不足している、という問題点が発見された。6月16日、アメリカ空軍が180機目以降の導入機を決めるKC-Y計画をメーカーに打診した。7月21日、センターライン・ドローグシステムによるミッション支援が許可された。8月5日、フライングブームによるB-52HとC-17Aへの空中給油が許可された。10月13日、F-15/F-16戦闘機全モデルに対する空中給油が許可された。12月6日、AC-130J、MC-130J、C-5M、E-3Gに対する空中給油が許可された。2023年1月30日、第９ロット15機をボーイング社に発注した。これで総発注数は128機（うち引き渡し済み68機）になる。航空自衛隊、イスラエル空軍、カタール空軍が採用した。韓国空軍にも提案したが、A330-200MRTTに負けて採用されなかった。参考：月刊軍事研究3,’16、11,’14、3,’13、4,’11、7,’12、月刊JWings3,’16、5,’11、9,’13、1,’16、7,’19、9,’14、10,’14、12,’14、3,’15、7,’15、8,’15、12,'15、7,'16、10,’16、1,’18、2,’18、3,’18、7,'18、12,’18、2,’19、4,’19、5,’19、6,’19、8,’19、9,’19、11,’19、12,’19、3,’20、6,’20、7,'20、4,'21、9,'21、1,'22、3,'22、4,'23、月刊航空ファン6,’19、1,’15、4,’16、7,’16、10,'16、11,’16、2,’18、10,’18、12,’18、4,'19、7,’19、12,’19、2,’20、月刊航空情報3,’18

＜ＫＣ−４６Ａ海外シリーズ＞

　＜ＫＣ−４６Ａ（イスラエル空軍）＞：イスラエル空軍空中給油輸送機。2020年3月3日、アメリカ国防安全保障協力局が最大８機（＋エンジン16基、スペアエンジン１基、IFF、通信装置、支援機器、技術サービス）のFMSを承認した。2021年2月24日、KC-707空中給油輸送機の後継としてイスラエル議会が調達を承認したことを受け、イスラエル国防省が２機の受領承諾書LOA（Letter Of Acceptance）に署名した。12月31日、イスラエル国防省が更に２機の受領承諾書LOAに署名した。最終的に８機を導入予定。参考：月刊JWings5,’20、5,’21、3,’22

　＜ＫＣ−４６Ａ（カタール空軍）＞：カタール空軍空中給油輸送機。2017年12月26日に導入を決めた。参考：月刊軍事研究4,’18

　＜ＫＣ−４６Ａ（航空自衛隊）＞：航空自衛隊空中給油輸送機。2015年6月17日に新空中給油輸送機としてRFPを発出し、9月8日の期限までに提出したのがKC-46Aだけ（A330-200MRTTはFMSが使えず価格面で不利なため断念）だったため、10月23日に採用を決定した。予算の関係でプローブ＆ドローグ式給油装置は必要時に後付けする。災害時に被災空港や地方空港でタラップ無しでも運用できるよう、収納式エアステアを追加した。自己防衛装置として戦術状況認識システムTSAS、AN/AAQ-24(V)N指向性赤外線妨害装置、AN/ALR-69Aレーダー警報を装備する。MAGR2000GPS受信機、AN/ARC-210UHF無線機、AN/APX-119IFFも積む。機体単価は抑えられたが、エンジンを積み変えているのでKC-767やE-767とのエンジン共通性は失われた。全長50.44m、全幅47.57m、全高16.1m、最大離陸重量188.24トン。エンジンはプラット＆ホイットニー社製PW4062ターボファン双発、最大速度マッハ0.86、航続距離9400km。最大燃料搭載量212000ポンド（96.297トン）、最大貨物搭載量30トン（463L貨物パレットなら18枚）、最大輸送人員104名。初号機は機体単価231億円。FMSにより26中期防で３機を調達、その次の中期防で少なくとも１機、2021年現在で計６機を予定しているが、最終的に何機調達するかは不明である。部隊は美保基地に配備され、修理整備は全日空が担当する。初号機は2017年12月22日、２号機は2018年12月に製造契約を締結した。初号機は2019年9月17日から製造され、2021年2月8日（現地時間）／9日（日本時間）にボーイング社エバレット工場で初飛行している。2021年初めに納入予定だったが遅れており、2021年8月16日に初号機がワシントン州上空でアメリカ空軍KC-46Aとの初空中給油・受油試験に成功した。10月29日、初号機が美保基地に到着し、第405飛行隊に配備された。11月6日、２号機がワシントン州ペインフィールドで初飛行した。2022年2月24日、２号機が美保基地に到着し、第405飛行隊に配備された。参考：月刊軍事研究12,’15、3,’16、月刊JWings1,’16、2,’19、9,’19、4,’21、5,'21、11,’21、1,’22、2,'22、7,'22、月刊航空ファン6,’19、11,’16、6,’17

＜ＫＣ−９７Ａ＞：C-97輸送機ファミリーを参照。

＜ＫＣ−９７Ｅ＞：C-97輸送機ファミリーを参照。

＜ＫＣ−９７Ｆ＞：C-97輸送機ファミリーを参照。

＜ＫＣ−９７Ｇ＞：C-97輸送機ファミリーを参照。

＜ＫＣ−９７Ｌ＞：C-97輸送機ファミリーを参照。

＜ＫＣ−１０３＞：航空機けん引車（空自）を参照。

＜ＫＣ−１０４＞：航空機けん引車（空自）を参照。

＜ＫＣ−１３０Ｂ＞：C-130輸送機・海外ファミリーを参照。

＜ＫＣ−１３０Ｆ＞：C-130輸送機ファミリーを参照。

＜ＫＣ−１３０Ｈ＞：C-130輸送機ファミリーを参照。

＜ＫＣ−１３０Ｈ用ＩＣＳ改修キット＞：自衛隊の機器。伊藤忠アビエーションが受注している。参考：月刊軍事研究6,’14

＜ＫＣ−１３０Ｈ用改修キット＞：自衛隊の機器。伊藤忠アビエーションが受注している。参考：月刊軍事研究8,’17

＜ＫＣ−１３０Ｊ＞：C-130輸送機ファミリーを参照。

＜ＫＣ−１３０Ｒ＞：C-130輸送機ファミリーを参照。

＜ＫＣ−１３０Ｔ＞：C-130輸送機ファミリーを参照。

＜ＫＣ−１３０Ｔ−３０＞：C-130輸送機ファミリーを参照。

＜ＫＣ−１３５シリーズ＞：アメリカ空軍空中給油機、別名ストラトタンカー（Stratotanker、成層圏給油機）。ボーイング社が軍用ジェット給油機と民間旅客機B707のプロトタイプとして開発したモデル367-80を採用したもので、機体ベースはモデル717と呼ばれた。1954年10月5日に発注され、後にC-141までの繋ぎとなる輸送機型（ストラトリフター、Stratolifter）に改造されるなどファミリー化され、各型計835機が納入された。想定以上の長期使用となったため、主構造に使われている7178アルミニウムの劣化に悩まされている。2008年現在、平均使用年数40年の機体が１日900ソーティをこなしているが、下手をすると2040年まで使用され続けるかもしれない。2011年に漸く後継機としてKC-46Aが選定されたが、KC-135計400機のうち179機しか代替しないため、残りの後継がどうなるかはまだ不明。2023年2月14日、空軍資材コマンドがKC-135/RC-135/WC-135の垂直ターミナル固定ピン（垂直尾翼を胴体に固定する２本のピン）の緊急点検と規格外部品だった場合の交換を指示した。一部に材質とサイズが規格外の不良品が見つかったためで、１本でも外れれば垂直尾翼が飛行中に吹っ飛んでしまう恐れがある。同じB707ベースのE-3早期警戒管制機の一部にも不良品が発見され、こちらは航空戦闘コマンドで点検指示を出して3月2日までに交換を終えた。参考：週刊エアクラフトNo41、世界の軍用機1979、月刊JWings6,’03、6,’09、5,’10、5,'23、月刊軍事研究3,’16、2,’09、3,’09、5,’10、4,’11、月刊航空ファン4,’18

　＜ＫＣ−１３５Ａ＞：1954年8月に採用され、1956年8月17日（31日？）に初号機が初飛行し、1957年6月28日から第93爆撃航空団第93空中給油飛行隊を皮切りに配備された。胴体は直径3.66mで、床下に燃料タンクがあり、上半分は長さ21.84m・幅3.28m・高さ2.16mのキャビンで、小型車両やジェットエンジンなど貨物38トンや人員60-80名を載せて輸送でき、胴体前部左には幅2.97m・高さ1.98mの貨物扉を持つ。主翼は25%翼弦後退角35度、上反角７度で、後縁にダブルスロッテッド・フラップを装備し、内部はインテグラルタンクとなっている。胴体尾部下面のフライング・ブーム式給油装置で毎分900リットル（3785リットル？）の空中給油が可能。ブーム取り付け部の前にはブーム・オペレーター席があり、視察窓も付いている。全長8.5mのブームからは更に最大5.8mほど給油パイプが伸び、これに装着されたラダーベーターをブーム・オペレーターが腹這いで小窓を見ながら操作し、ブームを受油機のリセプタクルに突っ込む。ブームの可動範囲は俯仰がマイナス50度からプラス12.5度、左右が30度ずつだが、給油時の可動域は上下左右20度ずつであり、気流変化で機体がぶれても対応できるよう、更にそれよりも狭い範囲で受油機にコンタクトする。前部胴体下面にはPDI（パイロット・ダイレクター・インジケータ）ライトと呼ばれる２本の黒帯があり、このライトとブームの３色マーキングを見ながら受油機が飛行位置を決定する。右の黒帯がブーム伸縮情報提示用で、F（Forward）とA（Away）という白いライトが前後に配置してあり、その真ん中に緑の四角ライトがあって、その前には前方に行くほど黄色、後ろには後方に行くほど赤になる四角ライトが設置されている。左の黒帯はブーム下げ角情報提示用で、D（Down）とU（Up）という白いライトが前後に配置してあり、その真ん中に緑の四角ライトがあって、その前には前方に行くほど黄色、後ろには後方に行くほど赤になる三角ライトが設置されている。全長41.53m、全幅39.87m、全高11.68m、自重44.655トン、総重量134.72トン。エンジンはプラット&ホイットニー社製J57-P-59W（推力5.810トン、水噴射で6.240トン）４基、巡航速度461ノット、最大速度508ノット、実用上昇限度15240m、燃料搭載量31296ガロン（118090リットル。主翼インテグラルタンク36535リットル、中央翼内27523リットル、前部床下17034リットル、後部床下24143リットル、床上キャビン前方4921リットル、後方8229リットル）、航続距離1000海里（満載）／8000海里（フェリー）。乗員４名。1965年1月までに732機が生産された。戦術航空コマンドの航空機も高速化し、KB-50D/J空中給油機では能力不足になったため、1961年にボーイング社がブーム先端にホース・ドローグ・ユニットを装着するテストを行い、1962年に実用化した。これにより、戦術航空コマンドのみならず海軍・海兵隊機への空中給油も可能となっている。1963年から垂直尾翼スパンを1.02m拡大した。1980年代後半あたりから、垂直尾翼の翼端後方に突き出た棒状のライト（夜間給油時に受油機を照射する）を装備している。参考：月刊JWings10,’01、6,’03、10,’09、11,’16、9,'23、月刊軍事研究11,’04、11,’07、世界の軍用機1979、アメリカ空軍の第一線機

　＜ＫＣ−１３５Ｂ＞：KC-135AのエンジンをTF33-P-9ターボファン（TF33-P-5？）に換装したもの。17機が生産されたが、完成後にABNCP仕様に改修され、EC-135C/Jとして引き渡された。参考：月刊JWings6,’03、週刊エアクラフトNo41、アメリカ空軍の第一線機

　＜ＫＣ−１３５Ｄ＞：RC-135A写真偵察機４機を1979年に空中給油機に改造したもの。1990年にエンジンをTF33-PW-102に換装した。参考：月刊JWings6,’03

　＜ＫＣ−１３５Ｅ＞：KC-135Aのエンジンをプラット&ホイットニー社製TF33-PW-102ターボファン（推力18000ポンド・8.165トン）としたもので、燃費が14%改善し、燃料搭載量も20%増加した。水平尾翼を大型化している。1982年から州航空隊と特殊任務部隊に配備していたKC-135Aの改造に入り、アメリカ空軍・州航空隊向けに165機（186機？）が改造された。2009年5月21日、アメリカ空軍で全機退役した。参考：月刊JWings6,’03、5,’07、月刊航空ファン4,’10、世界軍用機年鑑1990-91、世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＫＣ−１３５Ｑ＞：JP-7ジェット燃料搭載型で、SR-71専用（JP-4も搭載可能で一般給油任務にも投入できる？）。KC-135Aから56機が改修された。後に54機がKC-135Tに改修された。参考：月刊JWings6,’03、5,’07、アメリカ空軍の第一線機、世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＫＣ−１３５Ｒ＞：KC-135AのエンジンをF108-CF-100に換装したもので、エンジン出力が70%、燃費が27%向上、黒煙や騒音も改善した。燃料搭載量も５割増になっている。ついでに水平尾翼大型化など機体各部も改修し、重量増に対応して降着装置を強化、操縦系統や電気・油圧システムを更新し、機体寿命を延長した。地上でのエンジン始動を容易にするため、T-62T-40APU２基をカーゴデッキ後部に設置している。1982年8月に初飛行し、Ｅ型やＱ型に改修されなかったＡ型417機が全てこれに改造された他、1997-98年に９機がトルコに輸出された。1999年には両翼端にMk.32Bホースドローグプローブを付けたものが登場し、アメリカ空軍では20機がこの改修を受けた他、４機がシンガポールに輸出されている。全長41.53m、全幅39.88m、全高12.7m、自重54.08トン、総重量146.06トン、最大離陸重量146.285トン。翼面積226.3平方メートル。エンジンはF108-CF-100ターボファン（推力9.98トン。9.813トン？）４発、給油時飛行速度856km、最大巡航速度853km、最大速度982km（高度9200m）、実用上昇限度15240m、海面上昇率毎分1070m、航続距離1500マイル（燃料15万ポンド・68トン搭載）／17766km（フェリー）。最大燃料搭載量90.719トン（20万ポンド）、最大貨物搭載量37.648トン、輸送人員80-126名。乗員４名。１機あたりクルー2.5組が割り当てられている。1999-2002年にTCTO-1433ペイサー・クラッグ（Pacer Crag）改修を受け、CRAG（コンパス／レーダー／GPS）航法装置を追加、航法計器を新型にし、多機能ディスプレイ、飛行管理システム、カラー気象レーダーなどを搭載、グラスコクピット化により航法士抜きの３名で作戦が可能となった。2013年1月15日、CFM推進力アップグレード（C-PUP）改修を行って燃費や整備間隔を改善したF108エンジンを搭載した初号機が配備された。参考：月刊JWings9,’01、7,’17、6,’03、10,’01、4,’13、月刊航空ファン2,’02、7,’99、11,’11、世界航空機年鑑2018-2019、月刊軍事研究11,’07

　＜ＫＣ−１３５Ｔ＞：KC-135QにKC-135Rと同様の改修を加えた機体で、F-117A専用である。54機が改修された。後にKC-135Rと同様のペイサー・クラッグ改修を受けた。参考：月刊JWings6,’03、5,’07、世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＫＣ−１３５ブロック４５＞：空中給油機型に2040年までの運用を可能とする改修。整備性を向上させ、デジタル飛行管理システム、エンジン情報デジタル表示装置、電波高度計を追加し、通信航法捜索・航空交通管制（CNS/ATM）を自動化する。参考：月刊JWings7,’13

＜ＫＣ−１３５ファミリー＞

　＜Ｃ−１３５Ａ＞：輸送機型。当時プロペラ輸送機しか無かった軍事航空輸送隊MATS向けジェット輸送機で、C-141完成までの繋ぎとして1960年5月に発注された。KC-135Aの給油用フライング・ブームを外して改修したもので、キャビン内に463L標準パレット９枚や、兵員用座席126席を収容できる。生産ライン上のKC-135Aから３機が改修され、1961年5月19日に初飛行し、1961年6月8日から就役した。他に15機が新規生産されている。1965年に任務を解かれて他のタイプに改造された。参考：月刊JWings6,’03、6,'21、週刊エアクラフトNo41

　＜Ｃ−１３５Ｂ＞：輸送機型。TF33-P-5ターボファンエンジンを搭載し、水平安定板の幅を広げている。自重47.21トン、総重量124.96トン。エンジンはTF33-P-5ターボファン（推力8.165トン）、巡航速度460ノット、最大速度520ノット、実用上昇限度12200m、航続距離4000海里（ペイロード24.5トン）／7800海里（最大燃料）。最大ペイロード37.36トン。乗員４名。搭乗兵員126名。C-135Aに続いて30機が生産され、1962年3-8月に空輸軍団に引き渡された。1960年代中頃に任務を解かれて他の型に改修された。参考：世界軍用機年鑑1990-91、世界の軍用機1979、月刊JWings6,’03、アメリカ空軍の第一線機

　＜Ｃ−１３５Ｃ＞：貨物輸送型。C-135BからWC-135Bに改造され、更に要人輸送用C-135Bに改修された機体から３機が製作された。２機は既に退役、残る１機もアメリカ空軍システムコマンドで電子機器試験機兼VIP輸送機（スペックルド・トラウト）として使用され2006年2月10日に退役した。参考：月刊JWings6,’03、5,’06、週刊エアクラフトNo41、アメリカ空軍の第一線機

　＜Ｃ−１３５Ｅ＞：テストベッド機。C-135NのエンジンをTF33に換装したもので、2003年現在、１機が運用されている。もう１機、C-135Aを改修してエンジンをTF-33とし、胴体後部に３個の窓を増設した機体が同じ型式番号で存在する。参考：月刊JWings6,’03

　＜Ｃ−１３５Ｋ＞：要人輸送機。EC-135Kから1996年に改修された。参考：月刊JWings6,’03

　＜Ｃ−１３５Ｎ＞：テストベッド機。1980年にEC-135NのARIA装備を外して２機が製造された。1982年にエンジンを換装してC-135Eとなった。参考：月刊JWings6,’03

　＜ＥＣ−１３５Ａ＞：KC-135A空中指揮機ABNCPを1964年に改称したもので、別名ルッキンググラス。SAC所属で、24時間滞空（通常は１日３交替）してICBM空中発射管制センターALCCとしての機能を果たせる。胴体上面には流線型のレドームがあり、内部にアメリカ空軍衛星通信システムAFSATCOMとUHF通信用の多方向アンテナを収容する。SAC地下司令部、第８・第15航空軍司令部、各基地、SAC所属機、ICBM発射管制センター、緊急ロケット通信システムなどとの通信装備も搭載している。乗員は空中緊急指令士官（准将以上）と幕僚、先任通信員、技術員、飛行乗員。ICBM発射命令を出す際には、空中緊急指令士官が緊急通信の指令に基づいて空中発射管制システムを起動し、空中緊急指令士官と通信士官がキーを戦闘指揮室両端にある鍵穴に指し込んで同時に回す必要がある。エンジンはJ57-P-59W。５機がEC-135P、２機がEC-135H、１機がEC-135G、１機がKC-135Aに再改造され、残りは1992年に退役した。参考：スパイ機、月刊JWings6,’03、アメリカ空軍の第一線機

　＜ＥＣ−１３５Ｂ＞：C-135Bをレンジ計測用に改造したもの。参考：アメリカ空軍の第一線機

　＜ＥＣ−１３５Ｃ＞：KC-135Bが引き渡しの途中でこの名称に改称された。運用期間中に胴体下面にSLBM搭載潜水艦通信用VLFトレールアンテナ、胴体上部にHF/VLF用サドルアンテナ、NAVSTAR（航法用衛星）・AFSATCOM（衛星通信）アンテナなど、翼端にHF用プローブアンテナが追加され、空中指揮・特殊通信機ABNCPとなった。空中給油ブームは残されたままである。14機が生産されて戦略航空コマンドに配備され、１機がEC-135Jに、１機がWC-135Cに、１機がNKC-135Cに改修され、残りは1992年以降退役した。参考：月刊JWings6,’03、スパイ機

　＜ＥＣ−１３５Ｅ＞：スペースシャトル・人工衛星・巡航ミサイルのチェイサー機。EC-135Nから４機が改造された。機首はボブノーズのままで、光学追跡装置を外し、エンジンをTF-33に換装している。現在は全機が退役済みである。参考：月刊JWings6,’03、5,’04、世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＥＣ−１３５Ｇ＞：空中指揮機ABNCP型。EC-135A１機とKC-135A３機から1965-66年に改修された機体で、ICBM空中発射管制センターALCCや通信中継機として使用される。外見はEC-135Aと同じ。戦略航空コマンドに配備され、1992年に全機退役した。参考：月刊JWings6,’03、3,’19、スパイ機、アメリカ空軍の第一線機、世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＥＣ−１３５Ｈ＞：空中指揮機ABNCP型、コードネームはシルクパース。USEUCOM向けで、1966-67年にEC-135A２機とKC-135A３機を改造して作られた。1982年、エンジンをTF33-PW-102に換装した。1988年に１機がEC-135Pに改造され、他は1991-92年に全機退役した。参考：月刊JWings6,’03、スパイ機、世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＥＣ−１３５Ｊ＞：国家非常事態空中指揮機NEACP、別名ルッキンググラス（Looking glass）。胴体中央上面に黒い菱形のAN/ARC-96VLF/LF無線機用アンテナを装着、機内に同無線機用トレーリングワイヤアンテナを収容する。KC-135Bのうち３機が引き渡し途中でこれに改称され、1965年からKC-135A・ABNCPに替わって24時間滞空アラートに就いた。飛行担当は戦略航空コマンド第55戦略偵察飛行大隊で、８時間半交替で24時間アラートを行う。SACの地下指揮所と同じ機能を持つコンソールを搭載しており、SAC将官１名をトップとする参謀が搭乗する。地下指揮所が破壊された場合にその代替となる他、ミニットマン発射基地が破壊された時にその発射管制を代替することも可能である。1974-75年にE-4Aに任務を引き継いでCINCPAC（太平洋軍司令部）コマンドポスト「ブルーイーグル」となった。1979年に１機がEC-135Cから追加され、1992-93年までに全機退役した。参考：アメリカジェット戦闘機、月刊JWings6,’03、3,’19

　＜ＥＣ−１３５Ｋ＞：空中指揮機ABNCP型。戦術航空コマンド／航空戦闘コマンドに所属し、海外展開時の指揮・管制・誘導を行う。空中給油装置は付いていない。1961年にKC-135A初号機が、1970年にもう１機がこの型に改造された。後者は1977年に事故で失われ、更に１機のKC-135Aが改造された。1982年、エンジンをTF33に換装した（名称変わらず）。1996年に１機が退役、もう１機はC-135K要人輸送機に改造された。参考：月刊JWings6,’03、スパイ機、世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＥＣ−１３５Ｌ＞：空中指揮機ABNCP型。EC-135Gと同様の機体で、戦略航空コマンド所属だが、ICBM発射管制機能は無いとされる。1965-66年にKC-135Aから８機が改造された。1970年に１機がKC-135Aに戻され、1992年に１機がKC-135Rに再改造され、残りは全て1992年に退役した。参考：月刊JWings6,’03、スパイ機、アメリカ空軍の第一線機、世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＥＣ−１３５Ｎ＞：アポロ計画支援機ARIA、ニックネームはスヌーピー。直径3mの巨大な機首レドーム（ボブノーズ）を持ち、内部に直径2.2mのパラボラアンテナを収容、アポロ宇宙船を追跡する。うち４機は胴体左にALOTSと呼ばれる光学追跡装置を搭載する。1966-67年にC-135Aから８機が改造された。計画終了後は４機がEC-135Eに、２機がC-135Nに、１機がARIA装備とボブノーズを外してアメリカ中央軍コマンドポスト（名称は変わらず）に改造された。残る１機は事故で失われた。参考：月刊JWings6,’03、5,’04、週刊エアクラフトNo41

　＜ＥＣ−１３５Ｐ＞：太平洋航空軍PACAF用空中指揮機ABNCP型。胴体中央上面に黒い菱形のAN/ARC-96VLF/LF無線機用アンテナを装着、機内に同無線機用トレーリングワイヤアンテナを収容する。AN/ARC-34極超短波無線機、AN/ARC-58短波無線機、AN/ARC-186超短波無線機、AN/ARC-21(V)AFSATCOM無線機、AN/ARC-89無線中継装置、空中給油装置も搭載している。KC-135Aから５機が改造され、後に１機がKC-135Aに戻された。参考：月刊JWings3,’19、週刊エアクラフトNo41、アメリカ空軍の第一線機、世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＥＣ−１３５Ｙ＞：USCENTCOM用空中指揮機ABNCP型。NKC-135Aから改造された。1986年、エンジンをTF-33に換装した。2001年に退役した。参考：月刊JWings6,’03、世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＧＮＫＣ−１３５Ａ＞：地上訓練機型。NKC-135Aから改造された。参考：月刊JWings6,’03

＜ＪＫＣ−１３５Ａ＞：一時的試験機。KC-135A初期生産型からの改造で、胴体前部左右にチーク・フェアリング、胴体下面に複数のフェアリングを付けてELINT/COMINT装置の試験を行ったものなどがあり、アメリカ空軍システムコマンドに配備された。殆どが恒久的試験機であるNKC-135Aに改修された。参考：月刊JWings6,’03、6,'22、週刊エアクラフトNo41

　＜ＪＫＣ−１３５Ａ＞：ミサイル観測機、別名ナンシールー。1961年にアリューシャンのシェミア島に配備された。参考：月刊軍事研究4,’04

　＜ＫＣ−１３５Ａ�U＞：SIGINT（信号情報）機、コードネームはオフィスボーイ。C-135Aがベースで、ノーズレドームを延長し、胴体前部側面にアンテナフェアリングを追加している。1961年に３機が改造された。1962年12月、アイルソン空軍基地の第4157戦略航空団に配備された。1964年、アラスカから横田・嘉手納を往復する偵察飛行を開始。1965年に電子偵察設備を更新してRC-135Dに改称された。参考：月刊JWings6,’03、5,’23

　＜ＫＣ−１３５Ａ�[＞：無線リレー機、別名コンバット・ライトニング。ベトナム戦争時に使用された。後にKC-135Aに戻され、更にKC-135E/Rに改修された。参考：月刊JWings6,’03

　＜ＫＣ−１３５Ａ・ＡＢＮＣＰ＞：ABNCP（空中指揮機）型。核攻撃により地上の司令部が壊滅した時に代替機能を果たす。胴体上下にブレードアンテナ、両翼端に短波プローブアンテナを装備する。20機以上が改修された。参考：月刊JWings6,’03

　＜ＫＣ−１３５Ａ・ＶＩＰ＞：軍団司令官乗機。参考：月刊JWings6,’03

　＜ＫＣ−１３５Ｒ＞：ELINT/COMINT器材試験機。末尾のＲは偵察を表す臨時記号で、リエンジンはされておらず、KC-135A初期型からの改造である。胴体上面にLORAN用ブレードアンテナ15枚がずらりと並んでいる。後にJKC-135Aを経てRC-135Tに改称された。参考：月刊JWings6,’22

　＜ＮＣ−１３５Ａ＞：核実験観測機型。胴体側面に観測用の窓多数、上部にセンサードームを持つ。1964年にC-135Aから３機が改造された。1965年には皆既日食の調査を行っている。1994年までに全機退役した。参考：月刊JWings6,’03、週刊エアクラフトNo41

　＜ＮＣ−１３５Ｗ＞：RC-135搭載用機材のテスト機。WC-135Wから１機が改造された。参考：月刊JWings6,’05、10,’18

　＜ＮＫＣ−１３５Ａ＞：試験機型。KC-135A初期生産型の流用で、アメリカ空軍システムコマンドに配備した。海軍にも供与され、地上訓練機（GNKC-135A）としても使用されている。参考：月刊JWing6,’03、週刊エアクラフトNo41

　＜ＮＫＣ−１３５Ｃ＞：ALL計画用レーザー砲実験機。EC-135Cの改造型で、機体前部上面にフェアリングを設けて二酸化炭素化学レーザー砲を積み、機体前部にシステムを収容したものである。1973年に完成し、1983年までテストを続けた。参考：月刊軍事研究2,’18、月刊JWings6,’03

　＜ＮＫＣ−１３５Ｅ＞：試験機型。NKC-135AのエンジンをTF33に換装したもので、３機が製造された。１機は1988年にEC-135Pに改造され、１機は2004年9月末に引退した。参考：月刊JWings6,’03、1,’05

　＜ＯＣ−１３５Ｂ＞：軍縮相互査察（オープンスカイズ）機。WC-135Bからの改造で、KS-87Bカメラ３基、KA-91Bパノラミックカメラ１基、AN/APD-14AOS（オープンスカイズ用合成開口レーダー）を機体左に集中搭載しており、協定参加各国の上空を飛行して検証写真を撮る。２機が配備された。2020年11月の条約離脱を受けて２機とも退役し、デイビスモンサン航空基地の第309航空宇宙整備再生群に運ばれた。参考：月刊航空ファン6,’02、月刊JWings6,’03、6,’08、10,’18、8,’21

　＜ＲＣ−１３５Ａ＞：地理探査・地図作製用写真偵察機。KC-135Aの空中給油装置を外してカメラや地図作製装置を搭載したものである。1965年に４機が生産されてMACに配備された。1979年、KC-135Dに改造された。参考：月刊JWings6,’03、週刊エアクラフトNo41、アメリカ空軍の第一線機

　＜ＲＣ−１３５Ｂ＞：電子偵察機型。C-135Bがベースで、機首側面にSLARなどを装備する。空中給油装置は無く、受油装置のみ装着している。エンジンはTF30-P-5（推力8.16トン）。1964-65年に10機が生産された。1967年、RC-135Cに改修された。参考：月刊JWings6,’03、週刊エアクラフトNo41、スパイ機、アメリカ空軍の第一線機

　＜ＲＣ−１３５Ｃ＞：SIGINT（信号情報）収集機、別名ビッグチーム。ビッグ・サファリ計画に基づくRC-135Bからの改造機で、前部胴体両側面に巨大なアンテナフェアリング、前部胴体下面に皿形レドームを装備している。1967年に10機が配備された。1970-72年、RC-135U/RC-135Vに改修された。参考：月刊JWings6,’03、2,’14

　＜ＲＣ−１３５Ｄ＞：SIGINT（信号情報）収集機、別名リベットプラス。ビッグ・サファリ計画に基づくKC-135A�Uからの改造機で、1965年に３機がKC-135A�Uから改称された。機首レドームを大型化して前に延長している。胴体前部側面には大型フェアリングがあり、干渉型自動信号探知CASTシステム用アンテナを収容した。後部胴体下面FRP製フェアリングには電波探知用アンテナを内蔵する。ベトナム戦争激化で東南アジアに派遣され、SIGINT作戦コンバット・アップルに投入された。1976-78年、KC-135Aに改造された。参考：月刊JWings6,’03、5,'23、アメリカ空軍の第一線機

　＜ＲＣ−１３５Ｅ＞：弾道ミサイル情報収集機、別名リサ・アン、後にリベット・アンバー。C-135Bからの改造機で、胴体前部にフェイズド・アレイ・レーダーを装備、前部胴体右半分をグラスファイバー製にし、内翼下面に発電用T55エンジン（左）と冷却用熱交換機（右）をポッド式に搭載する。1m四方の物体を1800km以上の距離から探知可能。1966年に１機が改造された。1969年、ミッション中に行方不明となった。参考：月刊JWings6,’03、スパイ機

　＜ＲＣ−１３５Ｍ＞：SIGINT（信号情報）収集機、別名リベット・コード（リベット・カード？）。C-135Bにロングノーズレドームと胴体後部両側涙滴型フェアリングを装着したもので、エンジンをTF33ターボファンに換装した。RC-135Dの後継としてビッグ・サファリ計画に基づき1960年代後半にC-135Bから６機が改造された。1978年以降、全機がRC-135Wに改造された。参考：月刊JWings6,’03、12,’19、5,'23、週刊エアクラフトNo41、アメリカ空軍の第一線機

　＜ＲＣ−１３５Ｒ＞：特殊偵察／電子戦機型。参考：スパイ機

　＜ＲＣ−１３５Ｓ＞：MASINT（計測痕跡情報）収集機、別名コブラ・ボール（Cobra Ball）。ソ連弾道ミサイル実験のIMINT及びTELINTが主任務である。胴体前部右（近年左にも追加された）にMIRAを搭載した大きな観測窓があり、大気圏再突入時のミサイル弾頭を観測して性能を割り出し、RTOSとLATSで追跡、発射ポイントや着弾ポイント（共にDSP衛星のデータで補正することにより、半径１マイル以内に絞れる）まで予測できる。観測用の丸窓は４つあり、最前部が赤外線センサー、残り３つが飛翔中のミサイルを写真撮影する光学センサー（前方２つがRTOS用、後方１つがLATS用）である。その下にはスジ状フェアリング３本が並ぶ。光学偵察装置を使用するので、昼間しか活動しない。主翼に光が反射して光学センサーに悪影響を与えないよう右主翼とエンジンポッドを黒く塗り潰しており、センサー性能向上で不必要となってもトレードマークとして残していて、センサーを胴体左に追加しても左主翼は黒くしていない。センサーが胴体右に集中していた時代は、DSP衛星からのミサイル警報を受信した際にセンサーが逆方向を向いていることがままあり、急旋回して修正することも多かったらしい。機首はAN/APQ-122(V)多機能レーダー（使用周波数Ｘバンド）とESMアンテナを収容するピノキオノーズである。胴体下面にはSIGINT用大型ブレードアンテナが林立する。全長42.7m、全幅39.9m、全高12.8m、最大離陸重量146.286トン（133.633トン？）。巡航速度805km、航続距離6500km、航続時間10時間。乗員10名以上（機長、副操縦士、航法士、電子戦士官３名、機上電子機器技術者２名、機上ミッションスペシャリスト２名、ミッションに応じた増員、交代要員）。1962年にワンダ・ベル（Wanda　Belle）の名で１機が製作され、後にコブラ・ボールと改称されたが1969年3月10日にオーバーランして大破。次いでC-135Bから２機が改修された（コブラ・ボール１と２）。コブラ・ボール１は当初予算の関係で器材が積めず観測窓が１つだけで、コブラ・ボール・ミニマムと呼ばれていたが、機器増設に伴い観測窓も４つに増え、コブラ・ボール２の完成を受けてコブラ・ボール１と改称されている。コブラ・ボール２は観測窓が３つで、1970年に配備された。1981年3月にコブラ・ボール２が墜落したため、1983年にC-135Bからもう１機（コブラ・ボール３）が改修され、1995年にはRC-135Xから１機が改修されて（コブラ・ボール２、当初はツーサイデッド・コブラ・ボールと呼ばれた。機体左右にMIRAとRTOSのみ搭載する限定能力型。機体右前部のスジ状フェアリングが無い）３機態勢となっており、全てネブラスカ州オファット基地をホームベースとする第55航空団第45偵察飛行隊に配備されていて、日本に展開すると第82偵察飛行隊（嘉手納基地）の作戦統制下となる。2008年にはコブラ・ボール１が改修を受け、MIRA、RTOS、LATSを左側にも装備し、両側面を監視できるようになった。また、前部胴体側面にRC-135Wと同様のチークフェアリングが追加されているが、内部にAEELSは無く、何のセンサーが積まれているかは不明である。その後コブラ・ボール３も左側に観測装置を搭載する改修を受けた。後にエンジンをF108-CF-201ターボファン（推力9.798トン）に換装した。また、SIGINT装備も追加して複合情報収集任務機に改修された。2019年度までに全機ベースライン５に改修する予定だが、広帯域グローバル衛星通信（WGS）対応改修で後部胴体上面に平べったい涙滴型アンテナフェアリングが付く以外の内容は不明。2020年度からはベースライン６への改修が始まるが、これまた内容は不明である。参考：月刊JWings6,’03、5,’03、7,’17、月刊軍事研究9,’16、4,’04、12,’98、9,’05、5,’07、6,’09、9,’15、月刊航空ファン6,’16、9,’16、世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＲＣ−１３５Ｔ＞：戦略航空コマンドの特殊任務用ELINT機型。KC-135Rがベースで、機首に指抜き型のレドームが付いている。1969年に改造された当初はKC-135Tと呼ばれていたが、紛らわしいので1971年に改称された。1973年に訓練機となった。参考：月刊JWings6,’03、週刊エアクラフトNo41、スパイ機

　＜ＲＣ−１３５Ｕ＞：SIGINT機型、別名コンバット・セント（Combat Sent）。RC-135Cからの改造機で、前胴部側面にAEELSのチークアンテナを持つ。機首下面・胴体尾部・両主翼端にPPMS（精密出力計測システム）アンテナを追加しており、RINT（輻射情報収集）任務もこなす。キエフ級空母の着艦誘導レーダーなどの情報を収集するため、黒海を遊弋中のキエフ級に着艦するようなコースで飛行したこともある。赤外線センサーを持っていて、弾道ミサイル観測任務も限定的ながら行えるらしい。大統領や国防長官クラス向けの電子偵察を行うため、秘匿機能に優れた長距離通信システムを搭載し、分析要員の搭乗数も多い。乗員は正操縦士、副操縦士、航法士２名、機上システムエンジニア２名、情報要員６名以上、電子戦将校10名以上。1970年（1967年？）に３機が改造された。第55航空団第45偵察飛行隊に配備されている。うち１機は1975-77年にRC-135Vに改造され、現在は２機を運用中。後にエンジンをF108に換装し、垂直尾翼上端にJTIDSアンテナや空中情報伝送ABITシステムのアンテナを追加した。全長42.6m、全幅41.4m、全高12.7m、重量75.16トン、最大離陸重量135.626トン。エンジンはF108-CF-201ターボファン（推力9.798トン）４発、巡航速度805km、上昇限度10668m以上、燃料搭載量58.967トン、航続距離7408km。乗員は正操縦士、副操縦士、航法士、電子システム士官（レイブン）９名（レイブン１・２が主要センサーシステム、レイブン3-5が信号分析、レイブン6-8がミッション機器、レイブン９がAEELSを担当）、情報収集要員９名（技術者、ミッションエリア・スペシャリストなど）。参考：月刊軍事研究4,’04、9,’05、5,’07、4,’09、6,’09、2,’16、月刊JWings7,’17、6,’03、12,’19、月刊航空ファン1,’15、1,’17

＜ＲＣ−１３５Ｖ＞：SIGINT（主にELINT任務を実施）機、別名リベット・ジョイント（Rivet Joint）。主任務は戦闘管理・C4Iシステムに関する電子情報収集で、平時でも戦時でも活動する。機首下面にUHF/VHF通信アンテナ、前部胴体両側のフェアリングにAEELSアンテナ及び干渉分光計アレイ、前部胴体下面にMCELSアンテナ、機体上部にMRSAT衛星アンテナ、機体後部下面に低帯域受信アンテナ群、機体最後部下面にスピンナー・アンテナ、垂直尾翼上面にJTIDS/TADILデータリンク・アンテナを持つ。機首は長く延びているが、内部にはKC-135と同じAN/APN-59及び51V-4Aグライドスロープ用アンテナを収容している。乗員５名（操縦要員３名、航法士２名）＋任務要員21-27名（電子戦士官３名、情報担当要員14名、空中整備技術要員４名が標準）が搭乗する。1972年（1974年？）にRC-135Cから７機が改造され、1977年にRC-135Uからの１機が加わった。RC-135W共々、適宜ベースライン改修を実施している。後に前部胴体両側のフェアリング（AEELS内蔵）を細めのものに改修している。1990年代半ば、前部胴体両側フェアリングがRC-135Wと同じ大きさになった。2006年、ネットワーク中心協働ターゲッティングNCCTと衛星通信リンクを追加し、情報発信源識別能力が向上した。2022年、胴体上部中央前寄りに四角い窓が追加されていた。参考：月刊JWings6,’03、12,’19、4,'22、10,'22、月刊軍事研究5,’07、4,’04、4,’09、2,’16、12,’16、月刊航空ファン11,’11

＜ＲＣ−１３５Ｗ＞：SIGINT（主にELINT任務を実施）機、別名はRC-135Vと同じリベット・ジョイント（Rivet Joint）。主任務は戦闘管理・C4Iシステムに関する電子情報収集で、平時でも戦時でも活動する。機首には左右120度ずつをカバーするレーダーアンテナを背中合わせに収容しており、胴体前部側面に大型のアンテナフェアリング（AEELS内蔵）を付け、胴体後部の涙滴型フェアリングは外し、胴体下面に多数のアンテナを装備している。ELINT関連の探知距離は240kmに達し、情報はリアルタイムで外部に送る。Ｖ型との違いは、AEELS用フェアリングが大きい、エンジンに逆噴射装置が付いている、エアコンの地上ダクトが１個（Ｖ型は２個）のみ、非常用フラップが電動（Ｖ型は手動）、である。全長42.6m（41.1m？）、全幅39.88m、全高12.7m、自重52トン、最大離陸重量133.633トン、総重量140トン。エンジンはプラット＆ホイットニー製TF33-PW-5ターボファン（推力7.28トン）４発、巡航速度820km、実用上昇限度13000m（8534m？）、海面上昇率毎分380m、無給油航続距離7000km（6500km？）。乗員26-32名。1978年以降RC-135Mから６機が改造され、その後C-135Bからの改造機３機が加わり、計９機になった。うち少なくとも１機には弾道ミサイル監視用MIRAが搭載され、コクピット窓後方に２段窓が追加されている。RC-135V共々、適宜ベースライン改修を実施中。2006年、ネットワーク中心共同ターゲッティングNCCTと衛星通信リンクを追加し、情報発信源識別能力が向上した。参考：月刊JWings6,’03、9,’01、8,’06、7,’17、月刊軍事研究5,’07、4,’04、10,’07、6,’09、12,’16、月刊航空ファン11,’11、世界航空機年鑑2018-2019

＜ＲＣ−１３５Ｖ／Ｗベースライン６Ｃ＞：胴体背部に衛星通信アンテナを追加した。参考：月刊JWings10,’22

＜ＲＣ−１３５Ｖ／Ｗベースライン７＞：エンジンをF108-CF-100（推力16000ポンド・7.28トン）に換装したもので、垂直尾翼端の丸いセンサーが外された。2002年から開始され、Ｖ型とＷ型の区別が付けにくくなった。その後更にF108-CF-201ターボファン（推力9.798トン）に換装している。参考：月刊JWings10,’22、5,'03

＜ＲＣ−１３５Ｖ／Ｗベースライン８＞：多地点通信輻射位置測定システムMUCELSを搭載したもの。ネットワーク中枢共同ターゲッティングシステムを採用し、U-2Sや地上基地とリンクして目標の位置を数分以内に割り出すことが可能となった。また、電子情報もリアルタイム送信が可能となり、地上施設の支援により解析能力を向上させることができる。参考：月刊JWings12,’06、10,'22、月刊軍事研究1,’13

＜ＲＣ−１３５Ｖ／Ｗベースライン９＞：垂直尾翼端に空中情報送信システムABIT用球形アンテナと、その後ろに統合戦術情報分配システムJTIDS用アンテナを追加した。参考：月刊JWings10,’22

＜ＲＣ−１３５Ｖ／Ｗベースライン１０＞：2013年頃の改修で、見通し線外ターミナルファミリー（FAB-T）衛星通信アンテナフェアリングを垂直尾翼前方の機体上面に追加した。参考：月刊航空ファン1,’18、月刊JWings12,’19、10,’22

＜ＲＣ−１３５Ｘ＞：空陸軍共同運用の弾道ミサイル情報収集機、別名コブラ・アイ。EC-135Bから１機が改造され、1989年から運用された。1995年、RC-135Sに改造された。参考：月刊JWings6,’03

＜ＴＣ−１３５Ｂ＞：気象観測練習機型。WC-135Bの集塵作業訓練用で、WC-135Bから１機が改造された。1995年にWC-135Wに改造された。参考：月刊JWings10,’18、6,’03

＜ＴＣ−１３５Ｓ＞：機上作業練習機型。RC-135S/U/V/Wの乗員訓練を主任務とする。ロングタイプのレドームを持ち、右主翼上面やエンジンナセルを黒く塗装している。EC-135Sから1985年に１機が改造された。2013-14年頃にTC-135Wに改造された。参考：月刊JWings6,’03、1,’17

＜ＴＣ−１３５Ｗ＞：機上作業練習機型。RC-135S/U/V/Wの乗員訓練が主任務で、前進基地に飛来して訓練を行う際には、ついでに人員や物資の補給も行ったりする。ロングタイプのレドームを持ち、前部胴体側面にアンテナフェアリングがある。機体上下のアンテナはRC-135より大幅に数が少ない。C-135Bから1987年に改造された。1999年、VC-135Wから１機が改造された。2013-14年頃にTC-135Sから１機が改造され、３機体制になった。参考：月刊JWings6,’03、3,’16、1,’17、11,'21、月刊航空ファン10,’16

＜ＶＣ−１３５Ａ＞：要人輸送機型。C-135Aから２機（C-135Aから１機とKC-135Aから４機？）が改造された。空中給油装置を外し、主翼端上面にアンテナを追加している。1977年にC-135Aと改称された。その後１機はC-135Eに改造され、他の１機は退役した。参考：月刊JWings6,’03、アメリカ空軍の第一線機

＜ＶＣ−１３５Ｂ＞：要人輸送機型。C-135Bから５機が改修された。1977年にC-135Bと改称され、後に３機がRC-135Wに、1999年に１機がTC-135Wに改修された。参考：月刊JWings6,’03、11,’21

＜ＶＫＣ−１３５Ａ＞：要人輸送機型で、空中給油装置を付けたままVC-135Aに改造された機体の非公式名称。KC-135Aから２機が改造された。参考：アメリカ空軍の第一線機

＜ＷＣ−１３５Ｂ＞：気象偵察機型。世界各地の気象情報や、大気中に浮遊する放射性物質の観測・収集を行う。フィルターに付着した物質を分析する。1965年にC-135Bから10機（11機？）が改造されて空輸軍団MACに配備された。後に２機がWC-135Wに、３機がC-135Bに、１機がクルートレーナーを経てTC-135BからWC-135Wに、３機がOC-135Bに改造され、残る１機は退役した。参考：月刊JWings6,’03、10,’18、アメリカ空軍の第一線機

＜ＷＣ−１３５Ｃ＞：気象偵察機型、別名コンスタント・フェニックス（Constant Phoenix）。インドやパキスタンの核実験を受け、EC-135C空中指揮機１機をWC-135W仕様に改造したもので、胴体上部のサドルアンテナを撤去し、主翼取り付け部中央上方の胴体側面に大気サンプリング用エアスクープ・ポッドを装着している。空中給油ブームは付いたままだった。2002-03年に新型大気研究装置AAREと呼ばれるサンプリング器材を装備した。2009年頃に空中給油ブームが外され、ブーマー窓も塞がれたが、垂直尾翼端後縁のブーム照明用円柱だけ残されている。2020年10月に退役した。参考：月刊JWings6,’03、10,’18、8,'23、月刊軍事研究6,’09、月刊航空ファン4,’10、7,’16

＜ＷＣ−１３５Ｒ＞：気象偵察機型、別名コンスタント・フェニックス。WC-135C/Wの後継となる核実験監視機で、2018年にKC-135Rから改造する計画が出され、L3ハリス・テクノロジーズが担当した。最終生産ロットで飛行時間が少ないものを選んで（とはいえ生産年は1965年である）空中給油装置を撤去し、胴体中央両側面に集塵ポッドを追加している。３機を製作して第55航空団に配備する予定で、初号機は2022年7月11日に引き渡され、２号機は2023年5月11日にオファット空軍基地に到着した。参考：月刊JWings8,’23、9,’23、11,’23

＜ＷＣ−１３５Ｗ＞：気象偵察機型、別名コンスタント・フェニックス（Constant Phoenix）、通称ニュークリア・スニッファー（核兵器を嗅ぎつける者）。胴体側面にエアスクープ・ポッドを設置し、大気そのものを収集、その中に漂う放射性物質などをフィルターで採取して高圧で圧縮し、搭乗するオペレーター30名が機械的に分析、即座に結果を出せる。地表での核実験時に放出される放射性物質の他、核燃料棒再処理のクリプトンを検出することも可能。３機が配備され、１機は退役、１機はNC-135Wに改造されており、TC-135Bから1995年に改造された１機だけが現役に残っている。2002-03年に新型待機研究装置AAREと呼ばれるサンプリング器材を装備した。2021年秋に退役した。参考：月刊軍事研究9,’05、4,’04、6,’09、月刊JWings6,’03、3,’15、10,’18、8,'23、月刊航空ファン7,’16

＜ＫＣ−１３５海外シリーズ＞

　＜Ｃ−１３５Ｆ＞：フランス空軍空中給油輸送機。KC-135A相当で、フライング・ブーム式給油装置を装備するが、フランス機はプローブ式受油装置しか装備していないので、ホースドローグユニットを装着して給油する。エンジンはJ57-P-59W。1964年に採用し、12機を配備した。うち１機は墜落して失われ、残りは1985-88年にC-135FRに改修された。参考：月刊JWings6,’03、週刊エアクラフトNo41、アメリカ空軍の第一線機、世界航空機年鑑2018-2019

　＜Ｃ−１３５ＦＲ＞：フランス空軍空中給油輸送機。C-135FのエンジンをF108に換装してKC-135R相当にしたもので、レーダー警戒装置アデルも装着した。C-135Fから11機が改修された。後にサージャント・フレッチャー製Mk.32Bホース・ドローグ給油ポッドを両翼端に追加した。参考：月刊JWings6,’03、5,’07、世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＫＣ−１３５Ｒ（シンガポール空軍）＞：シンガポール空軍空中給油機。アメリカ空軍中古KC-135AをＲ仕様に改修したもので、４機を導入し、2000年9月から配備、2002年8月に完全運用能力FOCを達成した。後にペイサーCRAG（Pacer Compass, Radar and GPS）改修を行っている。A330-200MRTTに後を譲って2019年11月11日に運用を終了した。参考：月刊航空ファン2,’20、6,’16、世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＫＣ−１３５Ｅ（チリ空軍）＞：チリ空軍空中給油機。３機を導入した。参考：月刊航空ファン6,’16

　＜ＫＣ−１３５Ｅ（ベネズエラ空軍）＞：ベネズエラ空軍空中給油機。２機を導入した。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＫＣ−１３５ＦＲ＞：フランス空軍空中給油機。プローブ・アンド・ドローグ式給油装置を複数装備している。参考：月刊JWings10,’01

　＜ＫＣ−１３５Ｒ（トルコ空軍）＞：トルコ空軍空中給油機。FMSで９機を導入し、1995年から運用した。参考：月刊航空ファン6,’16、月刊JWings10,’09

　＜ＫＣ−１３５Ｒ（フランス空軍）＞：フランス空軍空中給油機。中古で３機を購入した。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜ＫＣ−１３５海外ファミリー＞

　＜ＲＣ−１３５Ｗ（イギリス空軍）＞：イギリス空軍SIGINT機、制式名はエア・シーカーR.Mk.1（Air Seeter R.Mk.1）。ニムロッドR1の後継で、ヘリックス計画（Project Helix）という名称を付けてRC-135W電子偵察機３機を６億8000万ポンドで購入した。保管中のKC-135から飛行時間の少ないものを選び、エンジンをCFM56に換装し、SIGINT装備を搭載する。2-3号機は改良型ミッションシステムや新型エンジンを積んでおり、初号機にもレトロフィットされる。就役は2011年のニムロッドR1の退役には間に合わないが、その間はニムロッドR1要員をアメリカ空軍基地に派遣し、ジョイント・タスクフォースとして活動させる予定で、2011年1月11日に訓練が始まった。初号機は2013年11月12日にイギリスのワディントン基地に到着、第51飛行隊に配備された。イスラム国爆撃作戦発動で早速中東に送られている。２号機は2015年9月3日にミルデンホール空軍基地に到着（ワディントン基地は滑走路補強工事中）した。３号機は2017年9月に納入された。2017年12月15日、完全運用能力FOCを達成した。参考：月刊JWings4,’10、7,’10、2,’14、12,'15、12,’17、月刊航空ファン3,’11、12,’17、3,’18、月刊軍事研究5,’14、12,’15

＜ＫＣ−１３７＞：ボーイング製B707旅客機ベースの空中給油機で、ビーチ1800給油ポッドを搭載する。ブラジル、アルゼンチン、イタリア、スペイン、コロンビア（１機）などが導入した。F-16を使用しているイスラエルやベネズエラ（１機）ではフライング・ブームを装備する。参考：月刊JWings10,’01、月刊エアコマンド10,’94

＜ＫＣ２００Ｓ＞：かく座機収容器材を参照。

＜ＫＣ−３３０＞：A330-200MRTT空中給油輸送機（韓国空軍）を参照。

＜ＫＣ−３９０＞：ブラジル空軍空中給油輸送機。エンブラエルがC-130E/H及びKC-137の後継を目指す軍民輸送機として2006年から開発し、2008年にブラジル政府の資金援助を受け、2009年にブラジル空軍と契約した。チリ、コロンビア、チェコ（Aero Vodochody社）、ポルトガル（OGMA-Industria Aeronautica de Portgal社）、アルゼンチンと共同開発しており、ブラジル向けと合わせて90機を生産予定。C-130Hクラスの機体（重量は一段重い）で、胴体後部に貨物扉兼ランプ兼圧力隔壁を持ち、主翼は高翼配置、エンジンはポッド式に吊り下げ、バルジに主脚を収容してＴ字尾翼を装備する、典型的な輸送機の形状をしている。貨物室は長さ18.54m、最大幅3.45m、最大高2.97m（主翼ボックス部と、その前方）／3.2m（後方）で、最大圧差52.4kPaで与圧でき、両側に空挺降下用ドアを持つ。外翼下部にコバム社製912Eプローブ＆ドローグ式空中給油ポッドを装着可能。アビオニクスはロックウェル・コリンズ製の民生用を使用する。操縦系統はデジタル式フライ・バイ・ワイヤで、制御用コンピュータはBAEシステムズ社製、舵面の作動は42.48MPaの油圧アクチュエータ（バックアップは電気式）。計器板はMFD計４基でグラス・コクピット化されており、HUDも操縦士用と副操縦士用に１枚ずつ搭載する。操縦桿はサイドスティック式で、操縦士側は左、副操縦士側は右に付いており、スロットルレバーは中央ペデスタルにある。自己防衛装置としてAELシステマス社（エルビットのブラジル法人子会社）製指向性赤外線対抗手段装置DIRCMなどを装備する。胴体上面前部左寄りに長い空中給油受油プローブが突き出している。全長33.53m（35.4m？35.2m？33.4m？）、全幅33.92m（35.05m？）、全高11.43m（12.15m？）、最大離陸重量87トン（80.978トン？）。エンジンはインターナショナル・エアロ・エンジンズ製V2500-E5ターボファン（推力31330ポンド・15.9トン・139.4kN。134.9kN？）双発、巡航速度850km・470ノット・マッハ0.8、失速速度105ノット（IAS）、最大燃料重量23トン（23.4トン？）、実用上昇限度11000m、航続距離1320海里（最大ペイロード）／1520海里（ペイロード23トン）／2600海里（ペイロード13.3トン）／2720海里（最大燃料）／3310海里（フェリー。3370海里？）。ペイロード19トン（標準）／23.6トン（最大。29トン？）／27トン（過荷時。26トン？）。人員なら80名、空挺隊員なら64名、担架なら74床（と看護兵２名）、463L標準貨物パレットなら７枚（６枚？）、HMMWVなら2-3両、15トン級APCなら１両、UH-60ヘリなら１機を乗せられる。乗員２名。C-130シリーズの後継として28機（＋原型機２機。更に32機追加されるかも）を配備予定。2014年10月21日に原型初号機が完成し、2015年2月3日に初飛行した。原型２号機は2016年4月29日に初飛行している。2017年2月19日、F-5M相手に初の空中給油試験（ドライ・コンタクト。プローブとドローグの接続テストのみで給油は実施せず）を行った。12月20日、IOCを獲得した。2018年5月、試作機が滑走路逸脱事故を起こした。10月9日、量産初号機（当面は飛行試験に使う）が初飛行した。2019年9月4日、量産初号機が納入され、アナポリス空軍基地の第２航空団に配備された。民間機型も販売しており、スカイテックが６機の購入を決定、2018年10月23日にブラジル民間航空当局ANACの型式証明を取得した。胴体を延長した民間貨物機型も開発しているらしい。2019年11月18日、開発と販売をエンブラエルとボーイングの合弁企業ボーイング・エンブラエル・ディフェンスが行うことと、C-390ミレニアムへの改称が発表された。2020年4月26日、エンブラエルとボーイングの事業統合が没になり、開発販売は引き続きエンブラエルが単独で行うことになった。2022年7月19日、中東などでの販売を拡大するため、エンブラエルとBAEシステムズ社が戦略的パートナーシップを締結する覚書を交わした。2023年4月4日、ブラジル空軍で完全作戦能力FOCを獲得した。同日納入の６号機からがFOC仕様で、1-5号機も改修を受ける予定。参考：月刊JWings2,'21、3,’15、5,’15、12,’10、2,’11、8,’11、1,’15、4,’15、8,’16、5,’17、3,’18、11,’18、12,’18、11,’19、2,’20、10,'22、6,’23、世界航空機年鑑2018-2019、月刊軍事研究10,’16、9,’09、3,’11、7,’15、月刊航空ファン7,’11、6,’17、5,’17、5,’18、1,’19、12,’19、朝雲

＜ＫＣ−３９０海外シリーズ＞

　＜Ｃ−３９０（オーストラリア空軍）＞：オーストラリア空軍輸送機。C-130輸送機の後継で、2023年9月20日に採用を決定した。2026-27年に４機を配備予定。参考：月刊JWings12,’23

　＜Ｃ−３９０（ポルトガル空軍）＞：KC-390かも。ポルトガル空軍空中給油輸送機。2017年6月9日に５機＋オプション１機の導入を決定し、2019年に５機を発注した。空中給油装置に加え、空中消火装置、イスラエル製電子戦装置、MIDS-JTRS通信端末、IFFモード4/5、AN/ARC-210(V)RT-1990A(C)戦術コムなどを装備する。初号機は2022年8月16日に初飛行し、10月16日にポルトガルにフェリーされ、軍用装備の艤装に入った。2023年2月から2027年2月に引き渡される予定。2023年5月20日、配備先の第506飛行隊が新編された。10月16日、ブラジルのエンブラエル社工場で就役式典が行われた。10月19日、初号機が就役した。参考：月刊JWings9,’17、12,’10、9,’16、2,'21、1,'23、8,'23、1,'24、月刊航空ファン10,’19

＜ＫＣ−３９０（アルゼンチン空軍）＞：アルゼンチン空軍空中給油輸送機。６機を発注した。参考：月刊JWings4,’15

　＜ＫＣ−３９０（コロンビア空軍）＞：コロンビア空軍空中給油輸送機。12機を導入予定。参考：月刊JWings12,’10

　＜ＫＣ−３９０（チェコ空軍）＞：チェコ空軍空中給油輸送機。２機を導入予定。参考：月刊JWings12,’10

　＜ＫＣ−３９０（チリ空軍）＞：チリ空軍空中給油輸送機。６機を導入予定。参考：月刊JWings12,’10

　＜ＫＣ−３９０（ハンガリー空軍）＞：ハンガリー空軍空中給油輸送機。2020年11月17日、２機の購入契約締結をエンブラエルが発表した。参考：月刊JWings2,’21

＜ＫＣ−７０７＞：イスラエル空軍空中給油機、別名レム（Re’em）。IAI社が開発した。ボーイングB707の床下貨物室スペースに燃料タンクを増設し、フライング・ブーム式空中給油装置を取り付けたものである。ブーム付け根とブーム自体に監視カメラが１基ずつ装着されている他、ブーム前方にもう１基のカメラがあり、これで受油機を最初に確認する。ブーム・オペレーターは乗員室後部の専用区画に位置し、テレビスクリーンで作業を監視する。主翼両端にプローブ・アンド・ドローグ式給油ポッドを吊り下げての空中給油も可能。参考：月刊エアコマンド10,’94、月刊JWings6,’13

＜ＫＣ−７４７＞：ボーイング社の試作空中給油機。B747がベースで、1970年代半ばに試作し、KC-25としてアメリカ空軍ATCA計画への採用を狙ったが、KC-10Aに負けて採用されなかった。参考：月刊JWings4,’15

＜ＫＣ−７４７海外シリーズ＞

　＜ＫＣ−７４７（イラン空軍）＞：イラン空軍空中給油機。トランス・ワールド航空の中古機３機を購入し、1975年にボーイング社でB747-131貨物機型に転換、機首に空中給油受油装置を取り付けるなどして同年に導入した。フライング・ブーム式空中給油装置を付けて空中給油機になったり、外して貨物機として運用されていたりする。参考：月刊JWings4,’15

＜ＫＣ−７６７＞：ボーイング社のフライング・ブーム式空中給油輸送機。B767-200ERセミワイドボディ旅客機がベースで、2001年6月にイタリア空軍、12月14日に航空自衛隊が導入を決定したのを受けて本格開発に入り、2002年12月11日にイタリア空軍と正式な契約を結んで実用化が決まった。アメリカ空軍次期空中給油機計画にも提案し、KC-46Aとして採用されている。当初は胴体の長いB767-300を使用する予定だったが、離着陸時にブームを滑走路に擦る恐れがあったため、B767-200ERが使用されることとなった。尾部下面のセクション48というパネルを外し、KC-135用ベースのフライング・ブーム（毎分900ガロン・3407リットル以上の給油能力を持つ）を装着、胴体左前部をカットして二重式のカーゴドアを取り付けている。カーゴドア直前と尾部には新しい隔壁を追加し、コクピットと前部隔壁の間に２名分のオペレータ用コンソールを設けてあり、オペレータはRARO�Uのモニターを見ながらブームを遠隔操作する。フライング・ブーム基部にはホース・ドローグ・ユニット（毎分600ガロン・2271リットル）も備えており、両主翼端のポッドにもHDUが設けられていて、３機同時に給油が可能。必要に応じてコクピット上に給油リセプタクルを装着でき、自身も給油を受けることが可能である。最大燃料搭載量は202000ポンド（91.6トン）で、JP4なら30840ガロン（116742リットル）に相当する。また、床下に増加燃料タンクを設置すれば41000ポンド（18.6トン）の追加搭載が可能。軍用のTACAN、UHF/VHF無線機、IFF付きTCAS（軍用衝突回避装置）などを追加している。メインデッキは転換貨物仕様と転換コンビ仕様から選択でき、前者では純貨物または全客席への転換、後者では純貨物または全客席または貨客混載（前部に貨物、後部に人員）への転換が可能で、人員輸送に加え、最大ペイロード66000ポンド（29.9トン。床下貨物室も使用した場合は最大ペイロード77000ポンド・34.9トン）の貨物室としても使用できる。転換にかかる時間は3.2-5.5時間で、転換コンビ仕様には貨物・客席スペース間に間仕切り装着ステーションが付く。前部胴体左にタイプＡ扉及び高さ2.67m×幅3.4mの大型貨物扉があり、１万ポンド（4.5トン）の荷物を積んで8190海里（7600海里？）、４万ポンド（18.4トン）の荷物を積んで6529海里（6200海里？）、７万ポンド（31.7トン）の荷物を積んで5037海里を輸送できる。人員輸送の際は１枚あたり12座席を載せたパレットを装着する（総計約200席を設置できる）。後方下部貨物室には463L標準化パレット３枚を収容可能で、胴体右側面後部下方にアクセスドアがある。コクピットは最新型のB767-400ER仕様になっており、多機能操作装置表示ユニット２基と液晶モニター１基を持ち、空中給油関連のシステムも追加された。GPS、リンク16、UHF方向探知装置などをオプションで装備可能。全長48.51m、全幅47.57m、全高15.91m、運用自重90.727トン、最大離陸重量179.172トン。翼面積283.3平方メートル。エンジンはGE社製CF6-80C2B6F（推力272.3kN・27.76トン）またはP&W社製PW4062（推力63500ポンド・28.8トン）双発、巡航速度マッハ0.8（851km。869km？）、実用上昇限度13137m、航続距離12000km。燃料搭載量91.627トン（標準）／110.225トン（床下補助タンク満載）。463L標準化パレット19枚の積載が可能。乗員３名（機長、副操縦士、空中給油操作員）。参考：月刊軍事研究5,’05、11,’04、8,’05、12,’07、2,’09、5,’10、4,’11、月刊JWings5,’10、10,’10、世界航空機年鑑2018-2019

＜ＫＣ−７６７海外シリーズ＞

　＜ＫＣ−４６Ａ＞：KC-46Aを参照。

　＜ＫＣ−７６７Ａ＞：イタリア空軍空中給油輸送機。転換コンビ仕様で、463L標準化パレットなら19枚（ペイロード25トン）、人員輸送用座席なら200席以上を搭載可能。エンジンはGE社製。2002年12月に４機（＋オプション４機）を正式発注し、初号機は2005年5月21日に初飛行したが、テスト中にプローブ＆ドローグ式給油ポッド取り付け用の翼下パイロンが原因と見られるバフェッティングを起こし、FAAの追加形式証明取得遅延もあり、引き渡しが遅れた。2009-10年に計４機を導入する予定だったが、初号機は2010年12月29日に漸く引き渡され、最終機の引き渡しは2012年3月16日となっている。全て第14航空団第８飛行隊に配備されており、ユニファイド・プロテクター作戦で実戦初参加した。参考：月刊JWings9,’12、11,’05、8,’06、5,’07、5,’11、月刊軍事研究12,’07、9,’09、1,’11

　＜ＫＣ−７６７＞：航空自衛隊空中給油輸送機。伊藤忠商事が提案し、丸紅のA310MRTTを破り2001年12月14日に採用が決定し、2003年4月4日に契約が結ばれた。ボーイング社の社内名称はKC-767Jだが、航空自衛隊制式名にＪは付かない。任務は訓練時間延長、訓練効率化、戦闘機離着陸回数減少による騒音防止、天候急変時の他基地着陸に必要な燃料の供給、有事のCAP、国際協力活動における輸送。転換貨物仕様（全人員輸送仕様と全貨物輸送仕様に切り替えられる）で、HDUが不要なので最初から付けられておらず、価格を抑えるため機首上面の受油口も省かれている。F-4EJの後継にF/A-18E/Fが選ばれた場合にはフライング・ブーム先端にプローブ＆ドローグ用のバスケットを出撃前に装着しなければならなかったが、F-35Aになったので問題は無くなった。給油システムはRARO�Uで、給油ブームはハイスピード・ブーム、エンジンはGE社の方を使用。機体下面のパイロット・ディレクター・ライトにはLEDを使用しており、視認性が高い。F-15J戦闘機15機分の機内燃料を搭載でき、給油ポイント１カ所で戦闘機８機に給油を行える。全長48.51m、全幅47.57m、全高15.85m、空虚重量80トン、最大離陸重量179.2トン、最大着陸重量136.1トン。貨物室は長さ30m、幅4.7m、高さ2.9mで、燃料９万リットル、貨物30トン（463L標準化パレットならメインデッキに19枚、床下前方貨物室に３枚）、隊員200名を搭載できる。エンジンはGE社製CF6-80C2B7Fターボファン（推力27.9トン）双発、巡航速度マッハ0.84、最大速度マッハ0.86、上昇限度43100フィート（13137m）、航続距離6385海里（標準）／7200km（最大ペイロード）。2000km進出して30トンの燃料給油が可能。乗員4-8名（12名？）。４機を導入し、初号機は2006年12月21日に初飛行した。2007年2月に納入予定だったが、給油システムの開発が遅れた上、アメリカ連邦航空局の安全証明取得に手間取り、追加の飛行試験や貨物移動用ローラー調整に伴う地上試験が必要となったため、2008年以降にずれこみ、2008年2月19日に初号機が伊藤忠商事株式会社に納入され、2月20日に岐阜基地に到着、2月29日に小牧基地に移動して航空自衛隊に引き渡された。２号機は3月4日に日本に到着し、3月11日に航空自衛隊に引き渡された。両機はその後小牧基地に移動しており、3月末から飛行開発実験団が11ヶ月かけて実用試験を行い、2009年度から第１輸送航空隊第404飛行隊で運用されている。2008年12月12日、日本海上空で試験飛行中に２号機の給油ブームが格納できなくなるトラブルがあり、そのまま岐阜基地に緊急着陸した。その際にブーム内の燃料が着火したが、すぐ消し止められた。原因はブームに接着してある配線が飛行中に剥がれて破損したことで、対策を取り12月26日から試験飛行を再開している。2009年3月、３号機が引き渡された。同月、初度作戦能力と部隊使用承認を獲得。最終４号機（機体単価248億円）は2010年1月8日に引き渡され、小牧基地に運ばれて第１輸送航空隊第404飛行隊に配備された。東日本大震災に伴う災害派遣では2011年3月24日までに1422.2トンの物資と1211名の人員を輸送した。2014-17年、定期整備ついでに塗装をつや消しに変更した。参考：月刊JWings11,’05、6,’07、6,’08、5,’14、9,'15、3,’09、10,’09、9,’17、月刊軍事研究12,’07、5,’05、2,’07、5,’07、9,’07、4,’08、6,’08、3,’10、5,’10、1,’11、5,’11、月刊航空ファン4,’10、1,’15、MAMOR vol.91、朝雲

＜ＫＣ７６７−２００ＥＲ（コロンビア空軍）＞：コロンビア空軍空中給油輸送機。1989-2008年にエアチャイナで使用されていた中古のIAI製B767MMTTを導入したもので、B767-200ERの主翼外側下面にARP-3空中給油ポッドを搭載しており、ミラージュ５とクフィールに空中給油を行う。2010年11月に１機が引き渡された。参考：月刊JWings12,’11

＜ＫＣ−７６７の次期味方識別方式への適合化改修（その１）＞：自衛隊の機器。伊藤忠アビエーションが受注している。参考：月刊軍事研究3,’18

＜ＫＣ−７６７の次期味方識別方式への適合化改修（その２）＞：自衛隊の機器。伊藤忠アビエーションが受注している。参考：月刊軍事研究11,’18

＜ＫＣ−７７７＞：アメリカ空軍にボーイング社が提案した大型空中給油機。B777-200LRがベースで、燃料159トン、貨物90トン、463L貨物パレット37個、兵員320名を搭載できる。今のところ必要性が無いので採用される予定は無い。参考：月刊軍事研究12,’07

＜ＫＣ−７Ａ７＞：ボーイング社が将来提案予定の空中給油輸送機で、B767ベースとB777-200LR（B777F）ベースの２種がある。参考：月刊軍事研究9,’09

　＜ＫＣ−７Ａ７（Ｂ７６７ベース）＞：KC-135よりも燃料搭載量は20%多く、貨物搭載量は３倍、人員搭載数は５倍になる。参考：月刊軍事研究9,’09

　＜ＫＣ−７Ａ７（Ｂ７７７ベース）＞：A330MRTTよりも燃料搭載量は23%、ペイロードは44%、人員搭載数は42%多い。参考：月刊軍事研究9,’09

＜ＫＣＡ＞：エリコン社の30mm航空用機関砲。20mm機関砲KAをスケールアップしたものである。全長2.691m、砲身長1.976m、総重量136kg、砲身重量27kg。作動はガス圧式、給弾はベルトリンク、装弾はリボルバー式（チャンバー４基）、発火は電気式、リコイル長21mm、最大リコイル力41200N、初速毎秒1030m、平均最大圧3800バール、発射速度毎分1350発。弾種はHE-I（100mm間隔で並んだ5mm厚アルミ板２枚と2mm厚アルミ板４枚貫通）、SAPHE-I（100mm間隔で並んだ30mm厚装甲板１枚と1.5mm厚アルミ板４枚貫通）、TPなど。サーブ37ビゲン戦闘機に搭載された。参考：ザ・マーチ18号、５号、月刊世界の艦船1,’15増刊

＜ＫＣＢ＞：エリコン社とイギリスのBMARC社が開発した30mm艦載機関砲。KCAがベースである。口径30mm、砲身長75口径。使用弾は30mm×173弾（重量300-400g）、初速毎秒1080-1175m、有効射程2750m（対空）／10000m（対水上）、最大射程10000m。発射速度毎分650発。参考：月刊世界の艦船1,’15増刊、12,’20

＜ＫＣＬ１３０６１−Ｏ＞：C-130型航空機用カーゴローダーを参照。

＜ＫＣＭ＞：コソボ従軍章（アメリカ陸軍）を参照。

＜ＫＣＲ−４０型＞：インドネシア海軍ミサイル艇。排水量248トン。兵装は艦対艦ミサイル２基。2011-14年に８隻が竣工した。参考：月刊世界の艦船10,’17

＜ＫＣＲ−６０Ｍ型＞：サンパリ級（ミサイル艇）を参照。

＜ＫＣＳ＞：サーブ37用30mm単砲身機関砲。全長2.69m、重量136kg。発射速度毎分1350発。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＫＣＳ−２００１＞：海上自衛隊US-1A改・US-2飛行艇用BLC 装置。川崎重工が開発した。デジタル自動制御装置付きLHTEC社製CTS800ターボシャフトエンジンにより圧縮機を駆動させ、発生させた圧縮空気を主翼と尾翼の上面に吹き付けて低速飛行時の翼面気流剥離を防ぐ。圧縮機にはベベルギア（傘歯車）を組み込み、エンジンとの配置をＴ型にしてコンパクトにしてある。参考：月刊軍事研究7,’04、3,'16、月刊JWings9,’02、4,’01

＜Ｋ−ＣＶ４５Ｎ＞：燃料給油車（2000ガロン、航空自衛隊）を参照。

＜ＫＣＶＸ＞：韓国海軍が開発中の中型空母。排水量35000トン級。ハリアーと対潜ヘリ合計25機を搭載予定。2010年代半ば以降の就役を目指している。参考：月刊軍事研究6,’05

＜ＫＣ−Ｙ＞：アメリカ空軍計画空中給油輸送機。KC-135とKC-10Aの後継で、179機分はKC-46Aを導入するが、KC-46Aのシステム不具合などで開発・量産が遅れているため、180機目以降は改めて選定することにし、2021年6月16日にメーカーに打診した。新技術を導入しすぎるとKC-46Aの二の舞になるので、既存商用機に既存技術と程々の新技術を取り入れる。KC-46Aの他にA330MRTTが売り込んでおり、9月17日にはロッキード・マーチン社がLMXTを提案した。2029年から140-160機を調達する予定。参考：月刊JWings12,’21

＜ＫＣ−Ｚ＞：アメリカ空軍計画空中給油輸送機。空対空・地対空ミサイルの長射程化により、空中給油エリアが危険範囲に入る恐れが出てきたため、脅威下でも任務を行えるステルス性と電子戦能力を持つ空中給油輸送機を目指している。参考：月刊JWings6,’23

＜ＫＣ鋼板＞：クルップ鋼板を参照。

＜ＫＤ−１級＞：KDX1（ミサイル駆逐艦）を参照。

＜ＫＤ−２級＞：KDX2（ミサイル駆逐艦）を参照。

＜ＫＤ−２Ｒシリーズ＞：アメリカ海軍無人標的機。参考：丸スペシャルNo.78

　＜ＫＤ−２Ｒ−３＞：空陸軍名称OQ-19D。機体はアルミニウム合金製で、機首にエンジンがあり、主翼は高翼単葉。母艦に搭載した専用のA-7小型カタパルトから発進し、有視界でFM/UHF方式の電波誘導により遠隔操縦され、訓練終了後はパラシュート（直径10.9m）で着水回収される。全長3.77m、全幅3.5m、全高0.79m、全備重量144kg。エンジンはマックロッチO-100-1水平対向４気筒２ストロークガソリン（4150rpm・72馬力）単発、最大速度380km、上昇限度7525m、航続距離244海里、滞空時間60分。ラジオプレーン社製。海上自衛隊にもMAP供与された。参考：丸スペシャルNo.78、月刊軍事研究11,’03

　＜ＫＤ−２Ｒ−５＞：KD-2R-3の改良型。アメリカ陸海空軍に加え、イタリア、イラク、カナダ、デンマーク、ベルギーに輸出され、1958年から海上自衛隊も導入した。機首にエンジンとプロペラがあり、主翼は高翼単葉矩形翼、尾翼も矩形である。両翼端に反射板付きポッドがあり、レーダー反射面積を大きくすることによりレーダー訓練を容易としている。機体はアルミニウム合金製で、訓練弾が命中して損傷しても簡単に修復できる。自動安定操縦装置を内蔵しており、UHF誘導電波で飛行する。レーダートランスポンダーを使用すれば、目視距離外での運用も可能。空気圧カタパルトや旋回発射台からのJATO発進、航空機からの空中発進が行える。直径9.8mのパラシュートで着地水して回収される。参考：丸スペシャルNo.78、月刊軍事研究11,’03

＜ＫＤ−２Ｒ海外シリーズ＞

　＜ＫＤ−２Ｒ−３（海上自衛隊）＞：海上自衛隊無人標的機。1957年にMAPで10機が供与された。参考：丸スペシャルNo.78

　＜ＫＤ−２Ｒ−５（海上自衛隊）＞：海上自衛隊無人標的機。1958年に10機、1959年に７機、1960年に６機が輸入された。参考：丸スペシャルNo.78

　＜ＫＤ−２Ｒ−５改（海上自衛隊）＞：海上自衛隊無人標的機。KD-2R-5を1961年から日本電気で国産化したものである。目視誘導で、視認距離は晴天で5000ヤード（4572m）程度であり、射撃訓練ができる飛翔距離が3000ヤード（2743m）くらいしかないという欠点があった。全長3.74m、全幅3.5m／4.03m（翼端ポッド含む）、全高0.79m、全備重量148.4kg。エンジンはマクロラッチO-100-1空冷４気筒水平対向２ストロークガソリン（72馬力。ネイヴィ・モデルO-100-3、95馬力？）単発、プロペラは木製２翅（直径1.1m）、速力195ノット、最大高度70000フィート（21336m）、燃料搭載量42.7リットル、航続距離262海里、滞空時間90分。訓練支援艦ATS-4201あづまに10機、ASU-81特務艇81号・ASU-83特務艇83号に６機ずつ搭載される。飛翔速度が遅い、射撃可能時間が短いといった欠点があり、実戦的な訓練には使えなかった。参考：丸スペシャルNo.78、月刊軍事研究11,’03、自衛隊装備年鑑1996、自衛隊装備カタログ1981、月刊世界の艦船4,’14

＜ＫＤ２Ｕ−１＞：レギュラス巡航ミサイル・ファミリー（無人標的機）を参照。

＜ＫＤ６３＞：空地63（巡航ミサイル）を参照。

＜ＫＤ８８＞：空地88（空対地ミサイル）を参照。

＜ＫＤＡ＞：エリコン社の90口径35mm高射機関砲。使用弾は対空用HEI、HEI-T、対装甲用APDS-T（射距離2000mで装甲貫徹力70mm）。有効射程2000-2500m、最大射程4000m、有効射高600-800m。発射速度毎分550発。大型なので基本的には牽引式だが、ゲパルト自走高射機関砲、87式自走高射機関砲、マークスマン砲塔にも搭載された。参考：月刊軍事研究4,’97、月刊PANZER4,’11

＜ＫＤＡ３＞：九一式戦闘機シリーズを参照。

＜ＫＤＡ５＞：九二式戦闘機シリーズを参照。

＜ＫＤＡ８＞：キ−５（試作機）を参照。

＜ＫＤＡ２０＞：キ−60（試作機）を参照。

＜ＫＤＡ２１＞：三式戦闘機シリーズを参照。

＜ＫＤＢ＞：エリコン社のGDF連装対空機関砲用90口径35mm機関砲。KDAの軽量化型である。砲口初速毎秒1175m、最大射程5000m、発射速度毎分550発。参考：月刊軍事研究3,’02、月刊PANZER4,’11、月刊世界の艦船12,’20

＜ＫＤＢ＞：ドイツ海軍のＵボート用パッシブソナーで、水晶受波台の略。全長500mmの回転台に水晶受波器６個を搭載したもので、探知距離はGHGよりも短いが、海底沈座中でも精度プラスマイナス１度で方位情報を獲得できる。最大戦速では使用できない、爆雷の衝撃に弱いという欠点があった。Ｕボート�ZＣ型及びＵボート�\Ｃ型の前部上甲板に搭載された。参考：Ｕボート入門、ナチスＵボート

＜ＫＤＣ＞：エリコン社の90口径35mm機関砲。KDA機関砲の給弾方式を変更したもので、1-3型の３種があり、艦載または牽引式対空機関砲として使用される。最大射程5500m（対空）／8000m（対水上）。発射速度毎分550発。参考：月刊PANZER4,’11、月刊世界の艦船1,'15増刊

＜ＫＤＣ−２＞：八八式複葉偵察機ファミリーを参照。

＜ＫＤＣ−１０＞：KC-10A海外シリーズ（空中給油機）を参照。

＜ＫＤＣＯＭ＞：韓国海軍の艦載戦闘システム。BAeSEMA社が開発した。参考：月刊世界の艦船7,’13

＜ＫＤＣＯＭ�T＞：KDX-1級用。SSCS Mk7をベースとしており、二重光ファイバー局地中継独立射撃管制コンソール２基とリンクしているコンソール８基に完全配置された戦闘管理システム、中距離監視・目標指示レーダー１基、追跡照射レーダー２基、戦闘システムデータバスから成る。MW08レーダー（Ｇバンド）とSTIR1.8追跡器も装備する。これに用いられるAdaソフトウェアの約75%はイギリス海軍23型フリゲートに装備したSSCSのアウトフィットDNA(1)変型用に開発したものを利用している。電子戦システム、IFF、INS/GPSの組み込みも考慮されている。参考：月刊軍事研究11,’98、7,’99、月刊世界の艦船4,’09、7,’13

＜ＫＤＣＯＭ�U＞：KDX-2級用。SM-2用と対潜用コンソールを追加してコンソールが10基に増え、追跡機をSM-2ブロック�VＡ対応のSTIR2.4に換装し、リンク11と同等の韓国海軍戦術データリンクを備え、大宇テレコム社製パッシブ曳航アレイソナー及び音響対抗手段システムを追加した。参考：月刊軍事研究11,’98、7,’99、月刊世界の艦船4,’09、7,’13

＜ＫＤＥ＞：エリコン社の90口径（70口径？）35mm機関砲。KDA機関砲を車載化したもので、砲尾を短縮するなどして軽量化し、反動軽減のため発射速度を毎分200発に減らした。全長4.375m、重量510kg。使用弾は35mm×228弾、反動力12kN。弾種は焼夷榴弾、曳光弾、徹甲榴弾、APDS-T。APDS-Tは初速毎秒1385m、装甲貫徹力70mm（射距離400m）／40mm（1000m）。焼夷榴弾（炸薬重量98g、初速毎秒1160m）での制圧射撃では、有効射程4000mにも達する。装弾はデュアルフィード。89式装甲戦闘車に搭載された。参考：月刊PANZER8,’97、9,’10、4,’11、スピアヘッドNo.16

＜ＫＤＧ＞：エリコン社の80口径30mm機関砲。KDA機関砲をガス圧作動リボルバー式に変更して発射速度を上げたものである。AHEAD弾を使用可能。初速毎秒1050-1440m、有効射程2000m（対ミサイル）／3500m（対水上）。発射速度毎分1000発。参考：月刊世界の艦船12,’20

＜ＫＤＫｈＲ−１Ｎ＞：ソ連の化学防護車。ACRV砲兵指揮車の車体を流用し、車体後部にレーザーセンサーシステムを内蔵した大型ボックスを装着、1-3km離れた場所の神経剤を検出できる。GSA-12自動化学物質検出装置やPGO-11半自動化学物質検出装置も搭載する。スタンドオフ化学防護車として売り込み中。参考：月刊PANZER12,’99

＜ＫＤＭ＞：エリコン社の90口径35mm機関砲。1950年代後半から開発され、1959年に試作型1ZLA/353MKが完成、2ZLA/353MKとして量産され、後にKDMと改称された。全長4424mm、全高473mm、全幅280mm、完成重量430kg。作動はガス圧式、砲身後座長最大60mm、発射速度毎分550発。給弾機構は機関砲と独立した電動スプリング・モーターで弾薬を送るホッパー式。参考：月刊PANZER9,’02

＜ＫＤＯ＞：Kommando（指揮、司令部）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜Ｋｄｏ．Ｇｅｒ４０＞：ドイツ国防軍の高射砲用算定具。4m測高儀R40などを組み合わせている。参考：グラフィックアクション29

＜ＫＤＰ＞：クルド民主党を参照。

＜ＫＤＳＭ＞：韓国防衛任務章（アメリカ陸軍）を参照。

＜ＫＤＵ−１＞：レギュラス巡航ミサイル・ファミリーを参照。

＜ＫＤＸ−１＞：韓国海軍駆逐艦KD-1級／広開土大王（クァンゲト・デワン）級の計画名。大宇重工が建造した。Ｖ字型の煙突を持つのが特徴で、ステルス性を考慮したらしい。世界で唯一、Mk48VLSを埋め込み式に搭載しているタイプである。KDX戦闘システムの核はKDCOM�Tと呼ばれ、BAeSEMA社が製作した。センサーシステムはレイセオン社製AN/SPS-49(V)5ADT長距離空中捜索レーダー（後部マスト上）、MW08捜索レーダー１基、STIR180射撃指揮・ミサイル管制レーダー２基、ISCカーディオン社製AN/SPS-55M航法・水上捜索レーダー、スチュアート・ワグナー社製AN/UPX-27IFF、アーゴシステムズ社製APECS�U統合電子戦システム、マトラ・ディフェンス社製ダガイエMk2デコイ・システム、STNアトラス・エレクトロニク社製DSQS-21BZ船体装着ソナー、SQR-220K曳航ソナーなど。個艦防空システムはNSSMSで、STIR180射撃指揮・ミサイル管制レーダー、韓国製武器管制システム、Mk48垂直発射機システム、RIM-7Mシースパロー艦対空ミサイルからなり、KDCOM�Tに組み込まれている。データリンクは韓国国産のKNTDS。むらさめ型と同等の兵装を小型船体に詰め込んでおり、上構も大型で、トップヘビーによる航洋性の低下がみられるらしく、全て沿岸防備部隊に配備された。全長135.4m、全幅14.2m、吃水4.2m、基準排水量3181トン、満載排水量3855-3917トン。主機はCODOG方式、巡航用MTUディーゼル（4000馬力）２基・高速用LM2500ガスタービン（29100馬力）２基、出力58200馬力、２軸推進、速力30ノット、航続距離4500海里。兵装はRIM-7Mシースパロー艦対空ミサイル用Mk48垂直発射機システム16セル１基（艦橋前方上構）、ハープーンブロック1C艦対艦ミサイル４連装発射筒Mk141が２基（後部上構と煙突の間）、Mk46短魚雷用３連装発射管Mk32が２基（艦中央両舷）、ゴールキーパーCIWS２基（前後上構上）、オットー・ブレダ製54口径127mm速射砲１門（前甲板）。自衛装備としてESM/ECM、DAGAIE Mk2チャフ・フレア発射機４基、AN/SLQ-25対魚雷デコイシステムを搭載する。スーパーリンクスMk99対潜ヘリ１機を搭載できるが、RASTは装備していない。ヘリ用にシースキュア対艦ミサイルなどを搭載する。乗員170名。当初17-20隻を建造する予定だったが３隻に減らされ、1998-2000年に艦番号971クァンゲト・デワン、972ウルチ・ムンドク、973ヤン・マンチュンが就役した。大宇造船海洋DSMEで指揮管制装置を処理能力100倍の国産版に換装し、TASSを新型にする改修を2016年9月から行っており、2020年9月9日に973ヤン・マンチュン、2021年10月22日に971クァンゲト・デワン、2021年12月にが改修を終えて再就役した。参考：月刊世界の艦船4,’09、7,’13、12,'21、9,’01、4,’19、12,'20、1,'22、3,'22、月刊軍事研究11,’98、12,’99、11,’04、12,’02、5,’05、6,’05、7,’95、月刊丸1,’10別冊、THE MILITARY BALANCE 2016

＜ＫＤＸ−２＞：韓国海軍ミサイル駆逐艦KD-2級／忠武公李舜臣（チュンムゴン・イスンシン、Chungmugong Yi Sun-Shin）級の計画名。船体、上部構造物、マストはステルス性を考慮した。艦首には軽いシアが付き、ナックルは無く、主砲付近までブルワークがある。戦闘システムはKDCOM�Uで、イージス・システムへの換装も検討中といわれる。韓国海軍水上艦として初めて女性乗員専用区画を持つ。全長154.4m、全幅16.9m、吃水4.3m、基準排水量4500トン、満載排水量5500-5588トン。主機はCODOG方式、巡航用MTU20Vディーゼル（4000馬力）２基・高速用LM2500ガスタービン（29100馬力）２基、出力58200馬力、２軸推進、最大速力29ノット、航続距離4000海里（18ノット）。センサーはAN/SPS-49(V)5対空レーダー（ヘリ格納庫上前方）、MW-08対水上レーダー（前部マスト上部）、SM-2MRブロック�VＡ管制用STIR2.4レーダー方位盤（STIR240？）２基（艦橋上とヘリ格納庫上）、アトラス・エレクトロニク社製DSQS-23バウソナー（DSQS-21バウソナー？ハルソナー？）など。兵装は127mm単装砲Mk45Mod4が１門（前甲板）、32セルMk41VLS（SM-2MRブロック�VＡ。RIM-7Pシースパロー、ESSM、垂直発射アスロックも可）１基（主砲の後ろ）、RAM近接防御SAM用21連装発射機Mk49が１基（艦橋上）、RGM-84C（ハープーンブロック1C？バッチ２はSSM-700K海星）４連装発射筒Mk141が２基（煙突後方両舷）、30mmゴールキーパーCIWS１基（ヘリ格納庫上）、324mm短魚雷Mk46用３連装発射管２基（煙突前方両舷）。自衛装備として国産ESM/ECM、DAGAIE Mk2チャフ・フレア発射機４基、SLQ-261K対魚雷システムを持つ。スーパーリンクスMk99対潜ヘリコプター１機を搭載可能で、RASTを装備している。バッチ１とバッチ２で３隻ずつ建造され、艦番号975チュンムゴン・イスンシン、976ムーンム・デワン、977テー・ジョヨン、978ワン・ゲオン、979ガン・ガンチャン、981チェ・ヨンが2003-08年に就役した。バッチ２では32セルMk41VLSは左舷側に寄せられていて、右側に天龍巡航ミサイル／赤鮫対潜ミサイル用16セルVLS（８発ずつ積む）１基を後日搭載した。参考：月刊世界の艦船7,’13、5,’16、4,’09、10,’02、3,’05、6,’16、月刊軍事研究5,’05、1,’98、11,’04、6,’05、4,’08、7,’99、12,’08、JShips Vol.24、月刊丸1,’10別冊、THE MILITARY BALANCE 2016

＜ＫＤＸ−２Ａ＞：韓国海軍が2019-26年に６隻の就役を予定しているらしいイージス艦。KDX-2にイージス・システムを載せたもので、満載排水量は5600トン、KDX-3よりも安くなるらしい。ソマリア沖海賊対処のため、駆逐艦を年２回交代で派遣するには今の隻数では足りず、数を揃えるために建造するようだ。参考：月刊世界の艦船1,’10

＜ＫＤＸ−３＞：韓国海軍イージス駆逐艦世宗大王（セジョンデワン）級の計画名。2001-02年、アメリカのイージス・システムとヨーロッパのAPARのどちらを選定するか参考とするため、韓国海軍から海上幕僚監部防衛部長に意見聴取が行われたが、海幕防衛部長は北朝鮮軍の洋上侵攻阻止を主任務とする韓国海軍がこの種の艦を整備すること自体の必要性を明確には理解できなかったという。船体のベースはアーレイ・バーク級フライト�UＡで、イージスシステム・ベースライン7.1を搭載する。前部煙突付け根舷側に艦載艇を収容するが、開口部はシャッターで覆ってステルス性に配慮した。後部上構に国産VLSを追加したため、後部煙突後方が妙に長くなっている。艦後部にヘリ格納庫とヘリ甲板があるが、RASTは無く、船体にはフィンスタビライザーも付いていない。前甲板にはブルワークがあり、傾斜が付けられていて、ステルス対策と思われる。マストは後ろに傾いた四角柱型で、各面が前後左右に正対している。マスト上部にVAMPIR-MB、中段にAN/SPS-67(V)対水上レーダーを装備する、ソナーはDSQS-21BZ-Mハルソナーとタレス社製CAPTAS　Mk2(V)1TASS（SQR-220K？）。自衛装備としてソナタSLQ-200(V)ESM/ECM（艦橋頂部両舷）、DAGAIE Mk2チャフ・フレア発射機４基、AN/SLQ-25曳航デコイ、国産のSLQ-261K対魚雷システムを装備する。イルミネーター・レーダーとしてAN/SPG-62を３基（艦橋上面前向き１基、第２煙突後方背負い式後ろ向き２基）搭載。洋上補給ステーション（燃料用）はRAM用Mk49発射機両舷と後部煙突後端両舷に１カ所ずつ計４カ所用意されている。全長165.9m、幅21.4m、吃水（ソナー部）10.4m、基準排水量7650トン、満載排水量10290-10465トン。主機はCOGAG方式、LM2500ガスタービン４基２軸105000馬力、最大速力30ノット、航続距離5000海里（14ノット）。兵装はMk41VLS80セル（前甲板48セル、ヘリ格納庫上面後方32セル。SM-2MRブロック�VＡ、ESSM）、国産VLS48セル（ヘリ格納庫上面前方。K-ASROC赤鮫対潜ロケット16発、天龍巡航ミサイル32発）、62口径127mm砲Mk45Mod4が１門（前甲板VLS前方）、RAM艦対空ミサイル用21連装発射機Mk49が１基（艦橋前方）、ゴールキーパー１基（後部煙突最後部）、SSM-700K海星４連装発射筒４基（前後煙突間）、K745短魚雷用３連装発射管Mk32が２基。スーパーリンクスMk99/Mk99A/AW159対潜ヘリ２機を搭載可能。乗員300名。排水量に比べて重武装のため、トップヘビーや耐久性不足が指摘されている。１番艦艦番号991世宗大王、２番艦992栗谷李珥、３番艦993リュ・ソンリョンが2008-12年に就役した。後にスタンダード６の運用能力を追加する予定。参考：月刊世界の艦船12,'21、12,’19、8,’13、7,’13、9,’16、3,’16、5,’16、4,’09、6,’11、10,’11、12,’16、2,’19、日米イージス艦とミサイル防衛、月刊軍事研究5,’05、2,’07、4,’08、12,’08、JShips Vol.20

＜ＫＤＸ−３バッチ２＞：韓国海軍イージス駆逐艦の計画名。イージスシステム・ベースライン9C2（の韓国版イージスシステム・ベースラインK2）を搭載し、SM-3ブロック�TＢによる弾道ミサイル防衛能力を持たせる。全長165.9m、幅21m、基準排水量8100トン、満載排水量10455トン。主機はCOGAG方式、速力30ノット。兵装はMk41VLS２基80セル（SM-3ブロック�TＢ、SM-6など）、天龍巡航ミサイル／赤鮫対潜ミサイル用VLS１基80セル、SSM-700K海星４連装発射筒２基、127mm単装砲１門、RAM艦対空ミサイル21連装発射機１基。１番艦艦番号995チョンジョ・デワンなど３隻を建造予定。参考：月刊世界の艦船10,'22、5,’21、1,’22、2,’22、7,’22、1,’24

＜ＫＤＷ＞：ドイツ海軍複葉単発双フロート水上機。KD戦闘機の水上機型で、ハンザ・ブランデンブルグ社が開発した。1916-18年に58機が生産されて配備されたが、殺人機と呼ばれたKD戦闘機と同じく飛行特性が最悪で、すぐに退役した。参考：月刊航空ファン9,’11

＜Ｋ（Ｅ）＞：ドイツ軍の15cm列車砲。主砲は海軍の15cmSKC/30で、車体長20.1mの３軸６輪ボギー車２両の間に搭載している。発射時には横にアウトリガー（当初は油圧式、後にスプリング式）を出し、地面に固定する。戦闘重量74トン。Gr18榴弾（43kg）なら初速毎秒805m、最大射程22.5km。対ベトン弾（43.5kg）も用意されている。威力不足のため1937-38年に18門のみで生産中止となった。第２次大戦開戦時には第665列車砲中隊に配備されていた。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ（Ｅ）＞：ドイツ軍の17cm列車砲。15cmK(E)と同じ台車に前ド級戦艦ドイッチュラントが搭載していた17.3cm砲を搭載したものである。弾量50.8kgの榴弾なら初速毎秒875m、最大射程26.8km。第717・第718列車砲中隊に３門ずつが配備された。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜Ｋ（Ｅ）＞：ドイツ軍の20.3cm列車砲。ブリュッヘル級重巡プリンツ・アダルベルトとフリードリフ・カールの20.3cm砲SKC/34予備砲身を４軸８輪台車２両の間に載せたものである。砲車長19.445m、全備重量86.1トン。使用弾重量122kg、砲口初速毎秒925m、最大射程36.4km。1936-40年に８門が生産され、シェルブールからブレストの沿岸地域に配備された。1944年7月に６門が連合軍に鹵獲されている。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜ＫＥ−３Ａ＞：サウジアラビア軍空中給油機。ボーイングB707のエンジンをCFM56-2A2高バイパス比ターボファンに換え、フライング・ブーム式給油装置とプローブ・アンド・ドローグ式給油ポッドの両方を搭載している。参考：月刊エアコマンド10,’94、月刊JWings5,’07

＜ＫＥ−１２＞：アメリカ陸軍通信隊の大型カメラ。スピードグラフィックスを採用したものである。参考：ミリタリー・イラストレイテッド17

＜ＫＥ−２８Ｂ＞：アメリカ軍の手持ちカメラ。哨戒機や艦上対潜機乗員が使用する。ボディ左右に着脱式グリップがあり、右グリップにシャッターボタンを持つ。判型は70mm×70mm、フィルム長15フィート（4.6m）、撮影枚数60コマ。シャッターはフォーカル・プレーン式、シャッター速度は125分の１または500分の１または1000分の１秒。30Gまで耐えられる機内壁面固定マウントも用意されている。参考：ミリタリー・イラストレイテッド17

＜Ｋ（Ｅ）５５７（ｆ）＞：M1917海外シリーズ（列車砲）を参照。

＜Ｋ（Ｅ）５５８（ｆ）＞：24cmK(E)558(f)列車砲を参照。

＜Ｋ（Ｅ）５９２（ｆ）＞：27.4cmK(E)592(f)列車砲を参照。

＜Ｋ（Ｅ）６０５（ｆ）＞：28.5cmK(E)605(f)列車砲を参照。

＜Ｋ（Ｅ）６５１（ｆ）シリーズ＞：32cmK(E)651(f)列車砲シリーズを参照。

＜Ｋ（Ｅ）６５２（ｆ）＞：32cmK(E)652(f)列車砲を参照。

＜Ｋ（Ｅ）６７３（ｆ）＞：34cmK(E)673(f)列車砲を参照。

＜Ｋ（Ｅ）６７４（ｆ）＞：34cmK(E)674(f)列車砲を参照。

＜ＫＥＤＯ＞：Korean peninsula Energy Development Organization（朝鮮半島エネルギー開発機構）の略。1994年にアメリカと北朝鮮の間で結ばれた枠組み合意に基づいて設立された機構で、1995年3月9日に日米韓が協定に署名、発効した。北朝鮮に1000MW軽水炉２基を建設するために必要なプロジェクトを履行する機構で、国連憲章、核不拡散条約、IAEA憲章に沿って活動する。1997年8月に軽水炉建設準備工事に着手、11月末には経費分担調整が進められた。参考：軍縮条約・資料集第２版、月刊軍事研究1,’03

＜Ｋ（Ｅ）（ｆ）Ｍ９３／９６＞：30.5cmK(E)(f)M93/96列車砲を参照。

＜Ｋ（Ｅ）（ｆ）Ｍ９３／０６＞：ドイツ軍の列車砲。フランスの305mmバティニョール列車砲を第２次大戦時に鹵獲したものである。射程27km。使用されずにスクラップにされたらしい。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜ＫＥＦＴ弾＞：エリコン・コントラベス社のMk30-2/ABM用30mm機関砲弾で、キネティック・エナジー・タイム・フューズの略。砲口の初速計測器で初速を測定した後、電子式信管調節器でFCSから入力された信管時限をセット、目標付近で炸裂し、タングステン子弾（重量1.24グラム）162個をまき散らす。参考：月刊軍事研究10,’06

＜ＫＥＩ＞：アメリカ軍が開発中の弾道ミサイル迎撃ミサイルで、Kinetic Energy Interceptorの略。弾頭には赤外線センサーを内蔵した運動エネルギー弾が搭載されており、ミッドコースフェーズにある弾道ミサイルを直撃して撃ち落とす。将来的にはSM-3ブロック�UＢと同じMKV（Multiple Kill Vehicle）を搭載する予定もあった。全長10.8m、直径0.91m。推進は２段ロケット、最大速度19000km、射程500-2000km。2008年に発射実験を行う予定だったが、予算超過（開発費46億ドルの予定が89億ドル、生産コスト2500万ドルの予定が5000万ドル）と技術的困難で開発が進まず、2009年5月に開発中止となった。参考：月刊軍事研究12,’06、11,’07、1,’10、7,’10

＜ＫＥＬＡＸ＞：ルノーが開発した大型装甲トラック。４×４輪、６×６輪、８×４輪、８×８輪（許容重量32トン、最大ペイロード20トン）の４タイプがある。エアコン、NBC防護装置、12.7mm機銃座を追加可能。６×６輪及び８×８輪向けの装甲キャブも用意されており、全周で7.62mm徹甲弾に耐えられ、12.7mm弾に耐えられるレベルにも強化できる。参考：月刊軍事研究11,’08

＜ＫＥＰＤ１５０＞：ダイムラー・クライスラー社とボフォース社が共同開発している艦艇発射ミサイルシステム。KEPD350トーラス空対地巡航ミサイルがベースで、大幅な改造を加えた。全長6m、重量２トンの大型ミサイルで、コンテナに収容されており、尾部の発射用ブースターを４秒間噴射した後、ターボジェットエンジン（推力1500ポンド・0.68トン）に切り替え、トリ・テク航法システム（INS/GPS、地形参照航法TERNAV）で精密巡航しつつ270km飛翔し、ミサイル先端部の合成開口レーダー（解像度が高く、敵艦の種類まで分かる）で目標をロックオンする。攻撃モードは、超低空を飛行しそのまま目標に突入する「シースキミング」、停泊中の艦艇（対空火器使用の恐れが無い）に対する「ダイブアタック」、地上軟目標に対する「ポップアップ」、堅固な目標に対する急降下攻撃「急激ポップアップ」、飛行場の航空機や防空施設に対し子爆弾を空中散布する「空中炸裂」の５種類で、前四者は貫徹弾体型、後一者は散布型を用いる。空対地版もJAS39グリペン用に開発されたが、KEPD350で代替できるので、採用されなかった。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究3,’00、6,’01、2,’09

＜ＫＥＰＤ３５０＞：ドイツDASA社の子会社LFK社を中心に、スウェーデンのボフォース社、イタリアのアレニア社が共同開発した空対地巡航ミサイルKinetic Energy Penetration Destroyer（運動エネルギー貫徹破壊）、別名TAURUS（トーラス）。イギリス国防省の通常弾頭スタンドオフ・ミサイル計画に応募したもので、INS/GPS、地形参照航法TERNAV、画像を元にした航法のトリ・テクで中間誘導され、高度30mを巡航し、終末誘導は赤外線画像シーカーで目標を認識、衝角30-70度で突入する。弾体は矩形断面をしており、中央に折り畳み式主翼、尾部にＸ字フィン計４枚を持ち、弾体後部左右にエアインテイクがある。弾頭はタンデム貫徹型（高度洗練・標的最適化複合効果貫通兵器MEPHISTO）と子爆弾搭載型の２種を開発する予定だったが、クラスター弾禁止条約で子爆弾型KEPD350Dは中止となった。信管はプログラム可能知能型多目的信管で、バンカーや地下施設も確実に破壊できる。全長5.1m、胴体幅0.63m（1.02m？）、翼スパン1.015m（2.06m？）、重量1.4トン、弾頭重量0.45トン（0.481トン？）。エンジンはウイリアムズP8300-15ターボファン（推力1500ポンド・0.68トン）、飛翔速度は亜音速、最大射程350km-500km以上。2004年から生産（LFK社がMBDAに合流してからはMBDAが量産）され、ドイツ軍（ユーロファイター）とスウェーデン軍（JAS39）が配備した。韓国軍もKEPD350Kとして導入している。空自F-15J/DJやF-2にも搭載できるとして売り込んでいる。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究2,’09、6,’01、7,’99、6,’13、1,’17、5,’17、10,’98、11,’02、月刊航空ファン8,’96、月刊JWings2,’20、1,’24

＜ＫＥＰＤ３５０海外シリーズ＞

　＜ＫＥＰＤ３５０Ｋ＞：韓国空軍空対地ミサイル。厚さ3mの鉄筋コンクリートを貫通できる。射程500km。F-15Kに搭載可能。2013年に177発（170発？）を発注して配備しており、2018年2月に90発を追加発注した。2017年9月12日に初めてF-15Kから実射し、400km先の目標に向かい高度500mを飛翔、目標手前で高度3000mにポップアップしてほぼ垂直に降下し、目標に命中した。参考：月刊軍事研究3,’18、月刊航空ファン6,’18、朝雲

＜ＫＥＷ−１Ａ＞：アメリカ軍の120mm滑腔砲用APFSDS-T。DM43のアメリカ版で、エジプトもM-1A1導入に合わせて採用した。価格は2003年度エジプト発注で63万円。参考：月刊PANZER8,’99、月刊軍事研究8,’08

＜ＫＥＷ−２Ａ＞：ジェネラル・ダイナミクス社製120mm滑腔砲用APFSDS-T。M829A2劣化ウラン弾の技術を応用したもので、ラインメタル社製タングステン合金製弾芯に軽量化装弾筒、JA2棒形装薬、改良型プライマーを装着した。装甲貫徹力660m（射距離2000m）。参考：月刊PANZER1,’05

＜ＫＦ−５Ｅ＞：F-5海外シリーズ（戦闘機）を参照。

＜ＫＦ−５Ｆ＞：F-5海外シリーズ（戦闘機）を参照。

＜ＫＦ−１６Ｃ／Ｄ＞：F-16戦闘機（韓国空軍）を参照。

＜ＫＦ−２１＞：韓国空軍戦闘機、別名ポラメ（若鷹）。F-5EとF-4Eの後継で、KFXとしてインドネシアと共同開発され、2021年4月9日の試作初号機ロールアウト式典で制式名と公式ニックネームが発表された。機体はステルス性に配慮しており、外側に傾けた双垂直尾翼を持ち、機体下面の傾斜もそれに合わせているが、脚収容部ドアなどにセレーションは無く、風防前方に球形電子光学センサーが飛び出し、排気口や機体各所のフェアリングは従来形状で、それほど徹底はしていない。第１・第２次生産分はウェポンベイも無く、機体下面にミーティア空対空ミサイル用の半埋め込み式ステーションを持つ。エアインテイクはダイバーター形式である。射出座席はマーチンベイカー・エアクラフト社製KA18A。空虚重量25.785トン（試作単座型）／26.561トン（試作複座型）。機内燃料搭載量11.6トン（試作単座型）／5.26トン（試作複座型）。試作機６機（４・６号機はタンデム複座型）を製作して2026年まで飛行試験を行う。量産第１次生産分は実用化を急ぐため空対空専用で、F-4E戦闘機とF-5戦闘機を早期に代替し、第２次生産分で空対地能力を追加、第３次生産分でウェポンベイを設ける。2028年までに第１次生産分40機、2032年までに第２次・第３次生産分を加えて量産型計120機を揃える予定。試作初号機は2022年7月19日に初飛行した。この時は機体下面にミーティア空対空ミサイル４発を半埋め込み式に横並びで搭載し、パイロットはエルビット・システムズ社製JHMCS�Uを装着している。11月10日、試作２号機が初飛行した。2023年1月5日、試作３号機が初飛行した。1月17日、初の超音速飛行を実施。2月20日、試作４号機（タンデム複座型）が初飛行した。3月4日、国産アクティブ・フェイズド・アレイ・レーダー搭載型の試験を開始。3月28日、試作２号機が空対空兵装（ミーティア）分離試験に、試作３号機が空中機関砲発射試験（20mm機関砲100発）に成功したと、韓国防衛事業庁が発表した。4月4日、主翼下面パイロンからのIRIS-T空対空ミサイル発射に成功したと、韓国航空宇宙産業が発表した。5月15日、韓国防衛事業庁が暫定戦闘適合評価の合格判定を出し、量産化に移行した。5月16日、試作５号機が初飛行した。6月28日、試作６号機（タンデム複座型）が初飛行した。参考：月刊JWings10,'22、6,’21、1,’23、4,'23、5,’23、6,’23、7,’23、8,’23、9,’23

　＜ＫＦ−２１Ｎ＞：KAI独自開発の艦上機型。2022年9月21-25日に開催されたDX Korea 2022でコンセプトモデルが展示された。機体構造と降着装置を強化し、アレスティング・フックを装備、前脚にカタパルト・ランチバーを付け、前輪をダブルタイヤにしてCATOBAR対応とし、STOL能力も改善、STOBAR（スキージャンプ台運用）も可能とする。主翼は大型化して折り畳み機構を設け、ハードポイント２カ所を追加した。参考：月刊JWings12,’22、1,’23

＜ＫＦＦ＞：Kampfwagen Fahrer Fernrohr（戦車操縦手用車外視察装置）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜ＫＦＦ１＞：ドイツ陸軍の操縦手用ペリスコープ。倍率１倍、視野65度。�U号戦車Ａ／Ｂ型、�V号戦車A-D型に搭載された。参考：ジャーマンタンクス

＜ＫＦＦ２＞：ドイツ陸軍の操縦手用ペリスコープ。倍率１倍、視野63度。�U号戦車C-L型、�V号戦車E-M型、�W号戦車A-G型、�Y号戦車、�V号突撃砲A-G型に搭載された。参考：ジャーマンタンクス

＜Ｋｆｌ．Ｇｒ．＞：KustenfliegerGruppe（沿岸飛行隊）の略。参考：グラフィックアクション36

＜Ｋ（ｆ）Ｍ９３／９６＞：M1893/96（列車砲）を参照。

＜ＫＦＯＲ＞：コソボ平和維持軍（Kosovo FORce）の略。コソボ紛争で1999年6月9日に和平案が受諾されたのを受けて創設された国際治安維持部隊で、UAE軍、アメリカ軍、イギリス軍、イタリア軍、カナダ軍、ギリシャ軍、スウェーデン軍、スペイン軍、デンマーク軍、ドイツ軍、トルコ軍、フランス軍、ベルギー軍、ポーランド軍、ポルトガル軍、ロシア軍などから構成される。和平に基づいてセルビア軍が撤退した後に空白期間が生じると、コソボ解放軍がセルビア人を襲撃する可能性が大きいため、即座に部隊をコソボに駐屯させるジョイント・ガーデイアン作戦から任務を開始した。1999年6月11-12日、イギリス第１降下大隊とロイヤル・グルカ・ライフル連隊がブラチェ峡谷（マケドニアとコソボの間にある）周辺の尾根とカチャニチ周辺にヘリボーンを実施。6月12日2100、ドイツ第12機甲旅団の一部がマケドニアのスコピエに到着。アルバニア経由で３日かけてプリズレンに向かった。6月12-13日、イタリア軍ガリバルディ旅団がコソボに向かった。6月13日0500、イギリス第４装甲旅団がブラチェ峡谷へと前進を開始。セルビア軍工兵隊が置き土産に仕掛けた地雷や爆発物を処理しながら峡谷を抜け、プリシュティナに向かった。0900、第４装甲旅団がプリシュティナに突入。1200までに第３降下大隊がプリシュティナのモスレム地区に到着したが、コソボ解放軍によりセルビア兵２名、警官１人、セルビア民間人１人が殺害されており、早速付近のパトロールを開始した。夜、アメリカ第６歩兵連隊第１大隊と第35機甲連隊第１大隊がカチャニチ峡谷に、第82空挺師団第505パラシュート歩兵連隊第２大隊Ｃ中隊がブラチェ渓谷に到着し、イギリス軍と交代した。6月14日朝、アメリカ第26海兵遠征隊がギリシャ国境を通過してコソボに向かった。アメリカ第１機甲師団もコソボに入り、主要交差点に検問所を設置、グニラネ市へと通じる道を確保している。2012年末、5500名を展開していた。参考：ウォーマシン・レポートNo.26、MAMOR vol.130

＜ＫＦＸ＞：韓国空軍と国防科学研究所が2001年3月に開発を発表したステルス戦闘機。F-4及びF-5の後継で、C103という名称で双発双尾翼のプロトタイプを開発し、2010年代末に完成させ、2020年以降の主力戦闘機となる予定とした。ステルス性については、最初から重視していたという説と、当初はさほど重視せず2010年12月の延坪島砲撃事件でステルス化を決めたという説がある。2010年にはインドネシアとの共同開発（技術開発負担率は韓国80%、インドネシア20%）も決まったが、技術力が追いつかないらしく、TFXを計画中のトルコが加わらなかったことと世界同時不況とで開発予算も不足し、2013年初めに計画が中断された。その後T-50をベースとした単発単垂直尾翼機で、ウェポンベイを省略、FA-50のシステムやアビオニクスを流用して開発費を削減したKF-XEがKAIから提案され、C501というプロトタイプを開発することになったが、インドネシアがあまり乗り気でないようである。F-35Aのオフセット契約でアメリカに開発費の20%を負担してもらう計画もあるらしい。その後北朝鮮への抑止力や中国新型戦闘機への対応を考えてKF-XEよりもステルス性の高い多用途戦闘機を作ることになり、2015年3月30日に主契約社がKAIに決定した。全長15.2m、翼スパン10.7m、全高4.5m、最大離陸重量23.59トン。エンジンはジェネラル・エレクトリック社製F414-GE-400。ロッキード・マーチンと協力して開発する。ただアメリカ政府から飛行制御装置、アビオニクス、システム統合、機体素材、兵装の技術移転認可は得られたものの、AESAレーダー、電子光学センサー、赤外線探知追尾装置、ECMの技術情報が拒否されてしまい、ロッキード・マーチンからの技術者も想定より数が少なく技術提供も不十分らしく、ヨーロッパなどから技術導入する予定で、AESAレーダーはタレス社とハンファシステムズ、サーブ社とLIG Nex1が共同開発しており、どちらを搭載するかは不明。開発リスクとコスト削減のためウェポンベイも備えておらず、固定武装以外は外装するので、第５世代戦闘機でなく第4.8世代くらいらしい。12月28日、韓国防衛事業庁がKAIに８兆7000億ウォンで開発発注した。F-4EとF-5E/Fの後継で、この時点では2021年までに試作機６機を製作し、2026年6月に開発を終了、2028年に量産型を作って120機を配備する予定だった。300-400機の輸出も狙っている。2016年1月7日、インドネシアが13億ドルの開発費拠出契約を締結した。ただ2017年後半になっても支払われていないらしく、離脱説も出ていたが、2018年5月3日にインドネシア国防大臣が共同開発継続中と発表している。2016年1月21日、韓国防衛事業庁とKAIが開発開始を発表した。2016年5月、エンジンをF414-GE-400Kに決定した。2017年のソウル航空宇宙防衛展示会ADEX2017でコンセプトモデルが展示され、全長16m、翼スパン10.9m、最大離陸重量26トンに拡大した。ハンファシステムズ製IRSTも装着する。2018年に基本設計審査、2019年9月に最終設計審査を行い、9月26日に防衛事業庁が試作段階への移行を発表した。2019年2月14日にはKAIでバルクヘッドの製作が開始され、試作初号機ロールアウトは2021年上半期、試作機初飛行は2022年上半期、量産初号機完成・配備開始は2026年、取得機数は150機を予定しており、北朝鮮の防空力強化や輸出を鑑みてウェポンベイが追加されるかもしれない。レーダーはエルタ社からも技術供与を受ける予定で、ミーティア空対空ミサイル（2019年11月20日に搭載契約を締結）とIRIS-T空対空ミサイルを装備するらしい。射出座席はマーチン・ベイカー社製Mk18に決まった。機上酸素供給装置OBOGS、通信航法識別装置、ミサイル発射機はコバム社、降着装置のホイールとカーボンブレーキはメギット社が提供する。2019年10月15-20日に行われたソウル航空宇宙・防衛産業展示会ADEX2019で単座型の実物大モックアップ、コクピット模型、複座型想像図が展示された。外見は風防前方にIRSTを付け、エアインテイクを境界層分離式にしたF-35という感じで、主翼下やエアインテイク右下面に兵装類を吊り下げた非ステルス形態での展示だった。胴体に半埋め込み式空対空ミサイル用ラック（横並びで４基）があるが、ウェポンベイは無い模様。エアインテイク右下面ラックはターゲッティング・ポッド用で、主翼下ハードポイントは３カ所ずつ、翼端ハードポイントは無い。計器板は横長液晶パネル１枚でグラスコクピット化され、HUDも備えており、操縦桿はサイドスティック方式。全長16.9m、全幅11.2m、最大離陸重量25.6トン。エンジンはGE社製F414-GE-400K双発、最大速度マッハ1.81、航続距離2900km。2020年現在、取得予定数は120機で、試作機６機を作り、初号機は2021年4月にロールアウト予定の2022年初飛行予定である。2020年8月7日、韓国防衛事業庁が、竜仁総合研究所でハンファ・システムズ開発KF-X用試作型AESAレーダー（送受信モジュール1088個）の出荷式を行ったと発表した。2021年4月9日、試作初号機ロールアウト式典を行い、制式名がKF-21と発表された。参考：月刊JWings3,'21、1,’14、6,’15、1,'16、3,'16、4,'16、1,’18、3,’18、7,’18、12,’19、1,’20、2,’20、3,’20、8,'20、10,'20、6,'21、月刊軍事研究2,’17、3,’18、4,’14、4,’08、12,’09、4,’15、2,’16、5,'16、月刊丸7,’14、月刊航空ファン6,’18、7,’18、5,’19、朝雲

＜Ｋｆｚ＞：Kraftfahrzeug（自動車）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜Ｋｆｚ．１＞：VW82（軽野戦車両）を参照。

＜Ｋｆｚ．２＞：VW166（軽野戦車両）を参照。

＜Ｋｆｚ．４＞：ドイツ陸軍の軽対空車両。４輪装甲車PKWの後部に双連銃架36（7.92mm機銃MG34の連装銃架。全周旋回可能）を搭載したものである。1937-42年に生産され、機械化部隊に配備された。参考：ジャーマンタンクス

＜Ｋｆｚ．１３＞：ドイツ国防軍の偵察用４×２輪（後輪駆動）装甲車。1932年からダイムラーベンツが開発・生産した。アドラー社製民間乗用車12N-RWのシャシーにドイッツェン・エーデルシュタール社製8mm厚装甲オープントップボディ（ボンネットは非装甲）を搭載し、乗員室に防楯を設けてMG13またはMG34機銃を１丁搭載したものである。機銃は全周旋回可能、俯仰角はマイナス35度からプラス65度、弾数1000発（250発入り弾薬箱４箱）。他に乗員自衛用としてエルマEMPまたはMP38サブマシンガンを搭載する。サスペンションはリーフ・スプリング。全長4.2m、全幅1.7m、全高1.46m、重量2.1トン。装甲厚は車体前面下部8mm22度、上部8mm40度、側面下部8mm５度、上部8mm15度、後面8mm22度、底面非装甲（5mm？）、上面オープン、防楯8mm35度。エンジンはアドラー6S液冷ガソリン（60馬力）、トランスミッションはスライディング・ピニオン式（前進４速・後進１速）、最大速度70km、航続距離320km（路上）／230km（路外）。乗員２名＋乗車兵員２名。1934年までに147両が生産されて機械化偵察大隊に配備された。ただあくまでも本格的な装甲車が登場するまでの繋ぎで、1935年以降はSd.Kfz.221との交替が進み、1938年までに機械化偵察大隊から退いて通常師団の偵察部隊に回され、1941年までに退役した。参考：ジャーマンタンクス、世界の軍用車両(4)、月刊PANZER6,’13

＜Ｋｆｚ．１４＞：ドイツ国防軍４輪装甲車。Kfz.13の機銃を外し、遠距離無線機と無線手を収容したもので、車体上にフレームアンテナを装着した。1932-34年に40両が生産され、Kfz.13と同様に配備された。参考：ジャーマンタンクス、世界の軍用車両(4)

＜Ｋｆｚ．１９＞：ドイツ国防軍の有線電話交換用６輪トラック。クルップ製６×４輪トラックL2H43またはL2H143にクローズドボディーを搭載している。乗員１名（操縦手）＋搭乗兵員５名。参考：月刊グランドパワー10,’03、月刊PANZER7,’09

＜Ｋｆｚ．２１＞：ドイツ国防軍スタッフカー。６×４輪トラックL2H43またはL2H143がベースである。参考：月刊PANZER7,’09

＜Ｋｆｚ．２３＞：ドイツ国防軍無線通信車。ホルヒ製Kfz.18統制型重兵員車の車体後部を延長してロングボディにしたもので、フェンダー上に通信ケーブルのドラム用ラックを設けた。参考：月刊PANZER11,’02

＜Ｋｆｚ．３１＞：ドイツ国防軍救急車。フェノーメン・グラニット製４×２輪トラック25Hを改造して担架４床または負傷者８名を搭載するタイプ、フェノーメン・グラニット製４×４輪トラック1500Sを改造したタイプ、ホルヒを改造したタイプなどがある。参考：月刊コンバットマガジン7,’06

＜Ｋｆｚ．６９＞：ドイツ国防軍の対戦車砲牽引用６輪トラック。クルップ社製６×４輪トラックL2H43またはL2H143の車体後部左右に弾薬箱を４個ずつ設け、その内側をオープントップの荷台として前後２名ずつの兵員を載せ、3.7cmPaK35/36を牽引した。操縦席もオープントップである。車体後面には3.7cmPaK35/36用の予備車輪を搭載した。参考：月刊グランドパワー10,’03、月刊PANZER7,’09

＜Ｋｆｚ．６９ファミリー＞

＜Ｋｆｚ．６９対戦車自走砲＞：現地改造の対戦車自走砲兼歩兵支援車両。3.7cmPaK35/36を荷台に搭載している。参考：月刊グランドパワー10,’03

＜Ｋｆｚ．７０＞：ドイツ国防軍兵員輸送トラック。クルップ社製６×４輪トラックL2H43またはL2H143に、後部左右のフェンダー幅一杯まで背の高いオープントップの荷台を積んでいる。参考：月刊グランドパワー10,’03

＜Ｋｆｚ．８１＞：ドイツ国防軍の2cmFlak30/38用牽引車。クルップ社製６×４輪トラックL2H43またはL2H143にKfz.70と同じ荷台を設け、荷台内レイアウトを変更、左にのみ兵員シートを配し、右前部に雑具箱、右後部に弾薬箱を載せた。参考：月刊グランドパワー10,’03

＜Ｋｆｚ．８１ファミリー＞

＜Ｋｆｚ．８１自走高射機関砲＞：現地改造の自走高射機関砲。2cmFlak30/38を荷台に搭載した。参考：月刊グランドパワー10,’03

＜Ｋｆｚ．８３＞：ドイツ国防軍の自走探照灯。Kfz.70の荷台中央部に8kWの発電機を搭載したもので、60cm探照灯を牽引する。乗員１名（操縦手）＋乗車兵員４名。軽高射砲装備の対空部隊に配備された。参考：月刊グランドパワー10,’03

＜Ｋｆｚ．６２０＞：Sd.Kfz.2シリーズ（ハーフトラック）を参照。

＜ＫＧ＞：ケージー（スラング）を参照。

＜ＫＧ＞：KampfGeschwader（爆撃航空団）の略。参考：グラフィックアクション36

＜ＫＧシリーズ＞：ドイツ空軍が第２次大戦時に使用した単発機用操縦桿で、Knuppelgrif（棒状グリップ）の略。参考：月刊航空ファン2,’11

　＜ＫＧ１１＞：基本型。グリップの中心線は左に５度ほど傾いており、右手で操作しやすいようになっている。参考：月刊航空ファン2,’11

　＜ＫＧ１２＞：グリップ上部左に爆弾投下用ボタン（B-knopf）を外付けしたもの。外付けなので配線が剥き出しになっている。参考：月刊航空ファン2,’11

　＜ＫＧ１３＞：爆弾投下用ボタンを内蔵に変更したもの。ボタン自体も小型化されて使いやすくなった。操縦桿頂部後方に機関砲発射ボタン（A-knopf）、頂部前方にMG17発射レバー、付け根前方に通話用スイッチが付いている。MG17発射レバーは機関砲発射ボタンの安全カバーを兼ねており、上に畳むと機関砲発射ボタンに覆い被さるようになっている。参考：月刊航空ファン2,’11

＜ＫＧＢ＞：国家保安委員会の略。ソ連共産党中央委員会政治局の下部組織で、ソ連を内憂外患から防護し、共産主義を輸出するのが主任務である。秘密警察や情報機関としての活動を行った他、国境警備軍、特殊部隊、暗殺チームまで隷下に置いていた。あらゆる工作活動を自前の組織のみで実施することが可能なため、組織間連携ミスによる機密漏洩などは皆無で、内部告発でも無い限り活動内容は明るみに出ない。ただ収集した情報のうちソ連共産党の望むものしか提供しない（望まない情報を提供すると粛正される）という問題があり、1985年12月になって漸くゴルバチョフ書記長が完全な真実のみを提供するよう指示した（実際に実行されているかは不明）。トップのKGB議長は強大な権力を持っていたため、ソ連共産党書記長から警戒され、ラヴレンチー・ベリアは処刑、イワン・セーロフは自殺に追い込まれてしまい、KGB本部にも歴代KGB議長の肖像画が置かれないという事態となっている。反体制活動家に対しては国内外を問わず圧力を加えており、ノーベル平和賞受賞者のアンドレイ・サハロフや小説家のアレクサンドル・ソルジェニーツィから亡命バレエ・ダンサーのルドルフ・ヌレエフや亡命チェス・プレイヤーのヴィクトリー・コルチノイにまで及び、催眠術師を送り込んだり、スプラッタ写真を送りつけたりという嫌がらせレベルのことまで行っていた。日本に対してのプロパガンダ工作も実施しており、新聞社や出版社に要員を送り込み、反米の特派員や作家などへの間接支援を行った。大元はボルシェビキ革命直後に創設されたチェカーで、NKVD、OGPU、NKGB、MGBといった名称変更を経て1954年にこの名称になった。ソ連時代末期には国境軍25万名、特殊部隊、クレムリン警備部隊、情報機関など合計70-80万名を擁していたが、殆どが国内活動に従事しており、対外諜報を担当する第１総局の海外活動要員は12000名程度だった。第８総局は秘密通信システム、第９総局は要人警護、第15総局は有事の際に使用する地下指揮所・政府専用地下鉄運用、第16総局はELINT/SIGINTを担当する。ソ連崩壊後、1991年のモスクワクーデターに組織的に関与し、反エリツィンの姿勢を明確にしたため、エリツィン大統領は組織を保安省（国内公安活動担当）、連邦政府通信情報局（情報通信インフラ担当）、対外諜報庁（対外情報活動担当）、護衛総局（大統領及びクレムリン警備担当）の４つに分けた。1993年のモスクワ騒乱では保安省が議会派の動きに対応する様子を見せなかったため、保安省が連邦防諜庁に縮小され、国境軍が連邦国境軍として独立した。また、護衛総局からは大統領警護局が独立した。1995年4月、チェチェンでの情報収集が不十分として連邦防諜庁を連邦保安庁FSBに昇格させることになった。1996年の選挙後の人事で大統領警護局トップが更迭され、護衛総局と合併して連邦護衛局という名称になり、政府内通信システム管轄権が連邦通信情報局に移管された。参考：月刊軍事研究10,’07、8,’12、10,’10、6,’11、3,’12、3,’13

　＜ＫＧＢ（１９８９年）＞：要員数23万名（うち徴募16万7000名）。各種陸上兵器、航空兵器、クリヴァク�V級４隻、グリシャ�U級12隻、プルガ級１隻、T-58級１隻、パウク級15隻、T-43級10隻、ステンカ級120隻、ムライェフ級10隻、ズーク級30隻、SO-1級、河川哨戒艇10隻、砕氷艦８隻、曳船を配備する。参考：ミリタリー・バランス1989-1990

＜ＫＧＧＢ＞：韓国のLIG Nex1が開発している500ポンドGPS誘導爆弾。投下後に翼を広げて滑空するスタンドオフ型で、パイロットが携行する端末によりGPS座標を入力できるため、機体にMIL-STD-1760データバスなどを装着する必要が無い。射程100km。CEP13m。参考：月刊軍事研究3,’18

＜Ｋ　ＧＩ（Ｅ）６７３（ｆ）＞：ドイツ国防軍の列車砲。フランスの34cm列車砲M12を第２次大戦時に鹵獲して使用したものである。スライド式砲架を搭載しており、射撃の際には砲架が後座する。俯仰角3-37度。使用弾重量430kg。射程37.6km。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜ＫｇＺＦ＞：Kugelzielfehrnrohr（球形照準眼鏡）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜ＫｇＺＦ１＞：ドイツ陸軍のボールマウント用単眼照準器。MG13機銃とセットで使用する。視野18度、倍率1.8倍、有効範囲200m。参考：ジャーマンタンクス

＜ＫｇＺＦ２＞：ドイツ陸軍のボールマウント用単眼照準器。MG34及びMG42とセットで使用する。視野18度、倍率1.75倍、有効範囲200m。参考：ジャーマンタンクス

＜Ｋｈ＞：空対地を表すロシア語略のローマ字転写で、キリル文字ではＸと書く。参考：月刊JWings6,’09、月刊丸10,’97

＜ＫＨ＞：アメリカ軍IMINT偵察衛星のコードで、Key Hole（鍵穴）の略。参考：月刊軍事研究12,’98

＜ＫＨ−１＞：アメリカ軍偵察衛星、別名コロナ。科学実験衛星ディスカバラーを装って打ち上げられた。内部には横向きにフィルム式超望遠カメラが仕込んであり、極軌道を周回しつつ、レンズを旋回させてパノラマ写真を撮影する。フィルムを使い切ったら、フィルム回収カプセルを大気圏に再突入させ、C-119輸送機でカプセルのパラシュートを引っ掛けて空中回収する。解像度7.5m。プロトタイプのディスカバラー０号は上段ロケットが故障して軌道に乗らず、１号は1959年2月28日に打ち上げられて軌道に乗ったがカメラやフィルム回収カプセルは搭載されていなかった。２号は回収カプセルがノルウェーに落ちて回収できず。３・４号は軌道に乗れず、５・６号は回収カプセルの分離に失敗、７号は軌道での姿勢制御ができず、８号は回収カプセルのパラシュートが開かず海に沈み、９号は軌道に乗れず、打ち上げた10基全てカプセル回収に至らないというさんざんな結果だった。参考：世紀の失敗物語、月刊軍事研究4,’99、月刊JWings2,’17

＜ＫＨ−２＞：アメリカ軍偵察衛星。科学実験衛星ディスカバラーを装って打ち上げられた。1960年、初号機がディスカバラー10号として打ち上げられたが、直後に爆発。11号はフィルム回収システムが故障。12号は軌道上で姿勢制御できなくなり大気圏に再突入して燃え尽きた。13号はカメラとフィルムを積まずに打ち上げて何とか成功。8月の14号で漸くC-119輸送機でカプセルを空中回収することに成功し、15号ではフィルムの回収にも成功した。参考：世紀の失敗物語、月刊JWings2,’17

＜ＫＨ−３＞：ソ連海軍の原潜用原子炉、別名VM-16SKGK。UAL3核燃料（U235含有量36-45%）製の核燃料棒349本（U235重量354kg）を使用する。出力74MW。参考：ソ連／ロシア原潜建造史

＜ＫＨ−４Ａ＞：アメリカ軍偵察衛星、別名コロナJ1。カメラとフィルムを２組にしたタイプで、1963年に登場した。参考：月刊JWings2,’17

＜ＫＨ−４Ｂ＞：アメリカ軍偵察衛星、別名コロナJ3。内部にはパノラマカメラ２基が横向きに仕込まれており、フィルムを使い切ったら回収カプセル２個を地球に向けて放出、C-119/C-130輸送機で空中回収する。解像度1.8m。参考：月刊JWings2,’17

＜ＫＨ−７＞：アメリカ軍偵察衛星、別名ガンビット１。フィルム回収型解像度度偵察システムで、反射望遠鏡方式のカメラを衛星の長軸に沿った縦置きにし、鏡で光路を90度曲げて地上を撮影する反射望遠鏡方式を採用、解像度を0.6mに上げた。衛星ごと鏡を回転させて撮影範囲を確保する方式であり、広域撮影、拡大撮影、ステレオ撮影が行える。1963-67年に運用された。参考：月刊JWings2,’17、4,’12

＜ＫＨ−８＞：アメリカ軍偵察衛星、別名ガンビット３。KH-7のフィルムを２本に増やしたタイプである。重量３トン。寿命50日。1966-84年に運用され、総ミッション数は54回だった。参考：月刊軍事研究6,’04、月刊JWings4,’12

＜ＫＨ−９＞：アメリカ軍偵察衛星、別名ヘキサゴン。機密指定解除は2011年だが、地上から望遠鏡で見えるくらいの大きさがあり、打ち上げ当初からビッグ・バードという一般愛称も付けられていた。LASP（Low Altitude Surveillance Platform）計画により開発された直径3m、長さ15.8m（16.2m？）、重量11トン（13.3トン？）の大型衛星で、タイタン３で打ち上げられる。傾斜角96度の太陽同期軌道を周回し、高度は170-260kmの楕円軌道で、一時的に120-130kmに下げることもできる。本体後部に口径1.52mの反射望遠鏡２台を搭載しており、解像度は0.1-0.15m（0.3-0.6m？）。本体先端には地図作製用カメラも付いていて、本体前部にフィルムは回収用カプセル４基が縦に並んでいる。カプセルはHH-130で空中回収するか、洋上回収する。運用寿命275日。1971年（1977年？）から1984年までに19機が打ち上げられた。参考：月刊軍事研究12,’98、4,’99、12,’09、月刊JWings2,’17、4,’12

＜ＫＨ−１０＞：アメリカ軍偵察衛星、計画コードネームはドリアン、秘匿名称は有人軌道実験室（MOL）。1963年から有人偵察衛星として計画されたもので、偵察衛星の先端に２名用宇宙船ジェミニＢをくっつけている。1966年に実物大の模型をタイタン�VＣで打ち上げる所まで行ったが、わざわざ人を乗せる意味が無く、無駄にコストが掛かったので、中止された。参考：月刊JWings2,’17、月刊軍事研究12,’98

＜ＫＨ−１１＞：アメリカ軍光学偵察衛星、正式プロジェクト名AFP-1010、プログラム・コードネームはクリスタル（Crystal）またはケンナン。全長13m、直径3m、重量13.5トン。望遠鏡口径2.4m。97分で地球を一周し、画像をデジタル化して衛星データシステム衛星または追跡データ中継衛星を介してフォート・ベルボア陸軍基地の地上局に無線送信する。設計寿命1050日。1976年12月から1987年に８基が打ち上げられた。湾岸戦争時には6-8号が軌道傾斜角98度、近地点300km、遠地点900kmの極軌道を周回しており、７・８号は２日ごとに同じ軌道を通っていて、精密な反復偵察を行った。参考：月刊軍事研究6,’04、12,’98、4,’99、12,’09、軍事分析湾岸戦争

＜ＫＨ−１２＞：アメリカ軍偵察衛星、別名イコン。発展型KH-11とも呼ばれる。全長13.1m、直径4m、重量14.1トン（うち燃料７トン）。胴体はハッブル望遠鏡と同様の反射望遠鏡（直径はそれより大きい）で、高度800kmから解像度0.1-0.15mを得る。CCDイメージ・プレーンは8000万ピクセルとみられ、デコイ識別用の広域多重スペクトル能力を装備しているとされる。センサーを小型化した分、軌道変更用燃料の搭載量が多く、別角度からの撮影も可能。設計寿命5-6年。1989年8月に初号機USA40がスペースシャトルで打ち上げられ、傾斜角58度の低高度軌道に投入された。２号機以降は改良型のKH-12AFP-731になっている。参考：月刊軍事研究8,’03、5,’03、4,’99、9,’05、軍事分析湾岸戦争

＜ＫＨ−１２ＡＦＰ−７３１＞：KH-11/-12衛星がロシア付近の地上からレーザーの照射を受けて一時的に盲目となるという事態が生じたため、地上から見えないようにつや消し黒に塗装したフェアリングで覆ったもの。また、イメージ光倍増幅管「スターライトスコープ」及び赤外線CCDカメラを装備する。探知できる赤外線は波長0.45-0.95ミクロンの近赤外線帯で、霧や薄雲なら透過して見通すことができ、植物のカモフラージュを通して軍事施設を撮影することも可能。楕円軌道を周回しており、高度300km前後まで地球に近づいたタイミングで画像を撮影する。全長10.55m、直径4.5m、重量19.6トン。反射望遠鏡口径3m。価格は10億ドル以上。1990年2月には初号機USA53AFP-731がスペースシャトル「アトランティス」で打ち上げられ、傾斜角62度の軌道に投入された。２号機は1992年11月（90年6月？）、３号機は1995年12月、４号機USA129（高度292km×894km、keishakaku97.7度）は1996年12月20日にそれぞれタイタン４型ロケットで打ち上げられた。５号機のUSA161はブロック４で、不朽の自由作戦開始２日前の2001年10月5日に打ち上げられ、高度309km×965km。傾斜角97.9度の軌道に投入された。６号機のUSA-186はブロック４で、2005年10月19日にタイタン4Bで打ち上げられ、高度256km×1006km・傾斜角97.9度の軌道に投入された。７号機のUSA-224はブロック４で、2011年1月20日にデルタ4Hで打ち上げられ、高度290km×985km・傾斜角97.9度の軌道に投入された。８号機のUSA-245はブロック４で、2013年8月28日にデルタ4Hで打ち上げられ、高度260km×1007km・傾斜角97.9度の軌道に投入された。参考：月刊軍事研究4,’99、10,’14、8,’03、5,’03、4,’07、軍事分析湾岸戦争

＜ＫＨ−１３＞：アメリカ軍が開発中または開発終了した広視野偵察衛星、プログラム・コードネームはパック−３、別名8X。KH-12とラクロス・ベガを足したような衛星で、内部に口径4mのカセグレン反射望遠鏡を備え、変形八角形のSAR用パラボラアンテナと全幅45mの太陽電池パネルも付いている。全長18.6m、直径4.35m、重量19.9トン。参考：月刊軍事研究4,’99

＜Ｋｈ−１５シリーズ＞：ソ連軍空対地ミサイル、米軍コードはAS-16、NATOコードはキックバック（Kickback）。AGM-69SRAMのコピーで、ロータリーランチャーまでコピーしており、Tu-22Mには爆弾倉内６発＋主翼下４発、Tu-160には24発を搭載可能。Tu-95MSでも運用できる。1967年から開発され、1980年から配備された。参考：世界の傑作機No.113、軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊丸10,’97、月刊軍事研究7,’16、6,’15

　＜Ｋｈ−１５Ａ＞：通常弾頭型。誘導は慣性誘導＋アクティブレーダー（探知距離40km）。全長4.78m、直径0.455m、翼スパン0.92m、重量1200kg、弾頭重量150kg。最大射程150km。弾道飛行を行い、最大到達高度40000m以上からダイブで目標に突入、最大速度はマッハ６に達するため、迎撃が難しい。参考：世界の傑作機No.113、軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊丸10,’97、月刊軍事研究8,’07

　＜Ｋｈ−１５Ｐ＞：対レーダーミサイル型で、1988年に実用化された。弾頭は通常単一破片型（150kg）。誘導は慣性誘導＋パッシブレーダー（探知距離100km）。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊丸10,’97、月刊軍事研究7,’16

　＜Ｋｈ−１５Ｓ＞：対艦型。弾頭は半徹甲（150kg）。誘導はアクティブレーダー。1988年に実用化されたが、配備されなかったらしい。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究7,’16、8,’07、6,’15

　＜ＲＫＶ−１５＞：核弾頭型。誘導は慣性誘導装置のみ。全長4.76m、直径0.455m、翼スパン0.92m、発射重量2500kg。弾頭威力150キロトン。最大速度マッハ５、最大射程300km。参考：月刊軍事研究3,’16、軍用機ウェポン・ハンドブック

＜Ｋｈ−２０＞：ソ連軍の空対地ミサイル、米軍コードAS-3、NATOコードはカンガルー（Kangaroo）。大型の有翼ミサイルである。全長15m、胴体直径1.85m、翼スパン9.15m、発射重量11トン、弾頭重量2.3トン。射程600km。Tu-95Rに搭載できる。1959年から配備された。参考：核兵器事典、月刊軍事研究7,’04

　＜ＡＳ−３＞：西側推定諸元は以下の通り。全長14.9m、直径1.85m、翼スパン9.14m、発射重量9.5-11トン、弾頭重量2.3トン。400キロトン（800-1000キロトン？）核弾頭の装備が可能。エンジンはターボジェット、最大速度マッハ２、射程302海里。1961年から配備された。参考：世界軍用機年鑑1990-91、ミリタリー・バランス1989-1990、軍事力バランス78年版、空軍

＜Ｋｈ−２２シリーズ＞：ソ連軍空対艦ミサイル、米軍コードAS-4、NATOコードはキッチン（Kitchen）。Tu-22やTu-22Mに搭載される。飛翔速度が速いためアメリカ海軍空母機動部隊の大きな脅威とされ、発射前に母機を叩き落とすF-14を開発するきっかけとなった。START条約と旧式化で1995年から核弾頭型が全廃棄された。参考：世界の傑作機No.113、月刊JWings3,’00、軍事分析湾岸戦争、核兵器事典、月刊軍事研究7,’16

＜Ｋｈ−２２ＰＧ＞：最初の量産型で、1967年頃に実用段階に達した。前縁後退角75度のデルタ翼と十字配置の尾翼を持つ。全長11.65m、直径1m、翼スパン3m、発射重量5700kg。弾頭は通常弾頭（総重量900kg、炸薬重量600kg）または核弾頭（20-35キロトン）。高度10000m以上で発射され、R201-300液体ロケットにより推進し、高度90000フィート／27432m（22500m？）からマッハ2.5（マッハ3.4？）で急降下するハイダイブ攻撃モードと、海面すれすれをマッハ1.2で飛行するシースキミングモードを持つ。最大射程400km（発射高度10000m）／550km（14000m）／200海里弱（シースキミング）。誘導はアクティブ・レーダー・ホーミングで、発射25秒後にレーダーが作動、ロックオンして突入する。高々度を超高速飛行するため、発見は容易だが迎撃が困難。参考：世界の傑作機No.113、月刊JWings3,’00、軍事分析湾岸戦争、核兵器事典、月刊世界の艦船8,’82増刊

＜Ｋｈ−２２ＰＳＩ＞：母機からの目標データを入力した後、ドップラー航法装置で目標に向かうタイプ。命中精度の低さは核弾頭でカバーする。1971年から配備された。参考：世界の傑作機No.113

＜Ｋｈ−２２Ｐ＞：パッシブレーダー誘導型。艦隊の防空レーダーや迎撃ミサイル誘導レーダーに突入するので、PG型と混ぜて使うことで効果が増す。参考：世界の傑作機No.113

＜Ｋｈ−２２Ｍ＞：空対艦型、NATOコードはキッチンＢ。PG型の射程延伸型で、目標の150km手前まで慣性誘導＋偵察衛星からのデータ補正で飛行し、その後はARHまたはパッシブレーダー誘導で突入する他、母機からデータリンクで画像を受け取る指令誘導モードもある。炸薬重量930kg。射程370-500km。参考：世界の傑作機No.113、月刊軍事研究7,’16、8,’07

＜Ｋｈ−２２ＭＰＳＩ＞：Kh-22MAという説もある。NATOコードはキッチンＣ。PSI型の射程延伸型で、低高度巡航モード（射程250km）を追加した。発射重量5.78トン。最大速度マッハ3.5、最大射程400km（高空発射時）。参考：世界の傑作機No.113、月刊軍事研究7,’16、8,’07

＜Ｋｈ−２２ＭＰ＞：Ｐ型の射程延伸型。参考：世界の傑作機No.113

＜Ｋｈ−２２Ｎ＞：PG型の発射可能高度を1000-8000mとしたもので、対艦・都市攻撃に使用する。射程240km（高度12000m巡航）／80km（1000m）。弾頭威力20キロトンまたは35キロトン。誘導は慣性のみで、目標直前で高度27000mに上昇し、マッハ2.5でハイダイブを行う。参考：世界の傑作機No.113、月刊軍事研究8,’07

＜Ｋｈ−２２ＮＡ＞：PSI型にＮ型と同様の改修を施したもの。INSの追加で命中精度が向上した。参考：世界の傑作機No.113

＜Ｋｈ−２２ＮＰ＞：Ｐ型にＮ型と同様の改修を施したもの。参考：世界の傑作機No.113

＜Ｋｈ−２２ＭＮ＞：Ｎ型の射程延伸型だが、量産に移されたかは不明。参考：世界の傑作機No.113

＜ＡＳ−４＞：西側推定諸元は以下の通り。全長11.3m、直径0.9m、翼スパン2.44m、発射重量5900kg、弾頭重量1000kg。450キロトン（１メガトン？）核弾頭を装備可能。推進は液体燃料ロケット、最大速度マッハ3.3、射程216海里。誘導は慣性とレーダー誘導。1962年から配備された。参考：世界軍用機年鑑1990-91、ミリタリー・バランス1989-1990

＜Ｋｈ−２３＞：Kh-66シリーズ（空対地ミサイル）を参照。

＜Ｋｈ−２４＞：Kh-66シリーズ（空対地ミサイル）を参照。

＜Ｋｈ−２５シリーズその１＞：ソ連軍空対地／対レーダーミサイル、米軍コードAS-12、NATOコードはケグラー（Kegler。Kh-25MP/MPU以外はAS-10カレンKarenという説も）。Kh-23の改良型である。参考：月刊丸10,’97、軍用機ウェポン・ハンドブック、THE MILITARY BALANCE 2016

　＜Ｋｈ−２５ＭＤ＞：赤外線誘導型。参考：月刊丸10,’97

　＜Ｋｈ−２５ＭＰ＞：対レーダーミサイル型。Kh-28の後継として開発され、1981年から配備された。弾体前方にタンデムデルタの小型固定フィン、後方に飛翔制御用大型フィン４枚（後部に可動部がある）を持ち、ロケット排気口に可動式ベーン２枚が付いている。誘導はパッシブレーダーで、敵が電波放出を止めた場合には慣性誘導により目標に向かう。シーカーはPRGS-1VPとPRGS-2VPの２種類があり、目標に応じて交換する。発射母機にはAPK-8レーダー輻射位置評定ポッドを装着する。射程3-60km。CEP5m。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊丸10,’97

　＜Ｋｈ−２５ＭＰＵ＞：Kh-25MPの改良型で、シーカーをＸバンド対応にしてある。全長4.3m、直径0.275m、翼スパン0.82m、重量320kg、弾頭重量86kg。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜Ｋｈ−２５ＭＴ＞：テレビ誘導型。参考：月刊丸10,’97

　＜Ｋｈ−２５ＰＳ＞：対レーダーミサイル型。参考：月刊丸10,’97

＜Ｋｈ−２５シリーズ（その２）＞：ソ連軍空対地ミサイル、米軍コードAS-10、NATOコードはカレン（Karen）。Kh-23の改良型である。参考：月刊丸10,’97、THE MILITARY BALANCE 2016

　＜Ｋｈ−２５Ｌ＞：セミアクティブ・レーザー・ホーミング型。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜Ｋｈ−２５ＭＡ＞：慣性誘導＋ARH型。全長4.30m、直径0.275m、翼スパン0.82m、重量320kg。最大射程40km。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜Ｋｈ−２５ＭＬ＞：セミアクティブ・レーザー・ホーミング型、米軍コードAS-10A。全長3.57m、直径0.275m、翼スパン0.80m、発射重量320kg、弾頭重量137kg。推進は固体ロケット、速度マッハ2.35、射程10km。参考：月刊軍事研究9,’08、月刊丸10,’97

　＜Ｋｈ−２５ＭＲ＞：無線指令誘導型、米軍コードAS-10B。参考：月刊丸10,’97

　＜Ｋｈ−２５ＭＴＰ＞：赤外線誘導型。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜Ｋｈ−２５Ｒ＞：無線指令誘導型。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜Ｋｈ−２５Ｔ＞：電子光学テレビ誘導型、米軍コードAS-10C。参考：月刊軍事研究9,’08

　＜ＡＳ−１０＞：西側推定諸元は以下の通り。全長3.048m、直径0.305m。推進は固体ロケット、最大射程5.2海里。誘導はセミアクティブ・レーザー。参考：世界軍用機年鑑1990-91

＜Ｋｈ−２７＞：ソ連軍の対レーダーミサイル、米軍コードAS-12、NATOコードはケグラー（Kegler）。参考：THE MILITARY BALANCE 2016

＜Ｋｈ−２８＞：ソ連軍の対レーダーミサイル、米軍コードAS-9、NATOコードはカイル（Kyle）。1971年に就役した。全長6m、直径0.5m、全幅2m、重量715kg、弾頭重量200kg。推進は固体燃料ロケット、射程85km。Tu-16、Tu-22Mに搭載できる。参考：軍事分析湾岸戦争、月刊丸10,’97

　＜ＡＳ−９＞：西側推定諸元は以下の通り。全長6.035m、直径0.5m。推進は液体燃料ロケット、最大射程48海里。誘導はアクティブレーダー。参考：世界軍用機年鑑1990-91

＜Ｋｈ−２９シリーズ＞：ソ連軍空対地ミサイル、米軍コードAS-14、NATOコードはケッジ（Kedge）。西側のAGM-65相当といわれ、1980年に実用化されて1980年代後半に実戦配備されたようだ。弾体先端に安定フィン４枚、その後ろに全遊動フィン４枚、後部に大型翼（後縁に操縦翼付き）を持つ。全長3.84m、直径0.34m、全幅1.28m、重量600-690kg。射程10-20km。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊JWings4,’02、月刊丸10,’97、軍事分析湾岸戦争

　＜Ｋｈ−２９Ｌ＞：セミアクティブ・レーザー誘導型。ミサイル先端に24N1レーザー誘導ユニットが付けられており、その部分が細くなっている。発射母機はカユラ・レーザー照射ポッドを装備する。全長3.875m、直径0.38m、翼スパン0.78m、発射重量657kg、弾頭重量317kg。推進は固体燃料ロケット、飛翔速度800km、射程8-10km。参考：月刊軍事研究9,’08、軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊JWings4,’02

　＜Ｋｈ−２９ＭＬ＞：セミアクティブ・レーザー誘導型で、Ｌ型の改良型。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊JWings4,’02

　＜Ｋｈ−２９ＭＰ＞：パッシブレーダー誘導型だが、存在は確認されていない。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜Ｋｈ−２９Ｔ＞：TV誘導型。データリンクで発射母機に送られた画像を見て誘導する。参考：月刊JWings4,’02

　＜Ｋｈ−２９ＴＥ＞：Ｔ型の改良型。1997年から輸出市場にも出されている。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜Ｋｈ−３１シリーズ＞：ソ連軍の高速空対艦ミサイル、通称ミニ・モスキート（Kh-41モスキートより小型の超音速空対艦ミサイルということから）、米軍コードはAS-17、NATOコードはクリプトン（Krypton）。ズベズダがSu-30MK、Su-32FN、Su-34用に開発した。地対艦型も製作されており、対AWACS用の空対空型も開発中という。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究9,’08、月刊丸10,’97、月刊航空ファン10,’18

　＜Ｋｈ−３１Ａ　Ｍｏｄ１＞：米軍コードはAS-17A、NATOコードはクリプトンＡ。弾体周囲にエアインテイク・ダクト４基が突き出しており、弾体中央にあたるダクト上に固定フィン４枚、弾体後部に可動フィン４枚を持つ。弾体先端にARGSN-31アクティブレーダーを搭載しており、慣性誘導で飛翔した後、目標から7-20kmの地点で作動させてARHで命中する。全長4.7m、直径0.36m、翼スパン1.15m（0.779m？）、発射重量610kg、弾頭重量94kg。推進はインテグラル・ロケット・ラムジェット（固体燃料ロケット＋ラムジェット。ロケット燃焼室がラムジェット燃焼室を兼ねる）、巡航速度マッハ３、最大速度マッハ4.5、射程50-70km。10Gの機動が可能とされる。1988年頃から就役した。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究9,’08、月刊丸10,’97

　＜Ｋｈ−３１Ａ　Ｍｏｄ２＞：米軍コードはAS-17B、NATOコードはクリプトンＢ。Mod1の威力強化・射程延伸型である。全長5.23m、全備重量700kg、弾頭重量110kg。巡航速度マッハ３（高度1000m）、最大射程100km。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊世界の艦船9,’22

　＜Ｋｈ−３１ＡＤ＞：長射程型。射程160km。参考：月刊軍事研究2,’10、11,’11

　＜Ｋｈ−３１ＡＭ＞：シーカーをRGS-31に変更したタイプで、開発中。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜Ｋｈ−３１Ｐ　Ｍｏｄ１＞：米軍コードはAS-17C、NATOコードはクリプトンＣ。対レーダーミサイル型で、AWACSやパトリオットシステムを目標にしているとされる。先端のシーカーはL-111/-112/-113の３種で、目標に応じて交換する。全長4.7m、直径0.36m、翼スパン0.914m（0.779m？）、発射重量600kg、弾頭重量87kg。射程110km（70km？）。1989年から就役した。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究9,’08

　＜Ｋｈ−３１Ｐ　Ｍｏｄ２＞：米軍コードはAS-17D、NATOコードはクリプトンＤ。Mod1の射程延伸型である。全長5.23m、重量625kg（650kg？）。射程200km（70kmのまま？）。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究9,’08

　＜Ｋｈ−３１ＰＤ＞：Ｐ型の射程延伸型。1996年に開発されたとされる。射程250km。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究2,’10

　＜Ｋｈ−３１ＰＫ＞：対レーダーミサイル型。2009年のモスクワ航空宇宙技術展示会で発表された。参考：月刊軍事研究2,’10

　＜Ｋｈ−３１ＰＭ＞：Ｐ型のシーカーをL-130マルチバンドシーカーに変更したタイプで、開発中。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜Ｋｈ−３１海外シリーズ＞

　＜ＹＪ−９１（対艦ミサイル）＞：中国軍の対艦ミサイル、別名鷹撃91、輸出名称C901。YJ-91対レーダーミサイルのシーカーをARHに、弾頭を半徹甲型に換装したものである。参考：月刊航空ファン6,’19

　＜ＹＪ−９１（対レーダーミサイル）＞：中国軍の対レーダーミサイル、別名鷹撃91、輸出名称KR-1。Kh-31Pのライセンス生産型で、若干の改良を加えている。全長4.7m、直径0.36m、重量600kg、弾頭重量90kg。最大速度マッハ３、最大射程50km。殲轟７型や殲撃11型から発射可能。参考：月刊航空ファン6,’19、月刊軍事研究9,’08、11,’15、軍用機ウェポン・ハンドブック

＜Ｋｈ−３１海外ファミリー＞

　＜ＭＡ−３１＞：ボーイング社が開発したアメリカ海軍向け無人標的機型。QF-4から発射される。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜Ｋｈ−３２＞：ソ連軍の空対艦ミサイル。Kh-22の後継で、核弾頭型は無く、通常弾頭型のみらしい。射程1000km。参考：月刊軍事研究6,’15、月刊JWings11,’18

＜Ｋｈ−３５シリーズ＞：ソ連軍の対艦ミサイル・コンプレックス、別名3K24ウラン（Uran）。ハープーンに発射機まで似ているため、ハープーンスキーとも呼ばれる。ズベズダ社が開発し、1983年に艦対艦型の初試射が行われ、1987年には空対艦型の開発に入ったが、その後は開発に難渋し、1992年にロシア軍に就役したものの、2003年に漸く正式に実用段階に達した。参考：月刊世界の艦船1,'15増刊、月刊丸10,’97

＜Ｋｈ−３５（艦対艦）＞：ミサイル名称3M24（3M60？）、米軍コードSS-N-25、NATOコードはスイッチブレード（Switchblade）。ハープーンの影響を受けており、ソ連の対艦ミサイルとしては軽量級である。外観もハープーンを太くしたような感じで、弾体中央翼がクリップド・デルタなのと、ブースター安定翼が細長い形状といったくらいの違いしかない。巡航時は高度5-10mを亜音速飛行し、慣性誘導で目標に向かう。終末誘導はARGS-35アクティブ・レーダー・シーカー（I/Jバンド帯、有効探知距離20km、視野は左右45度ずつ、俯角20度、仰角10度）によるアクティブ・レーダー・ホーミングで、高度は3-5mまで下がる。シーステート5-6でも運用可能。全長4.4m、直径0.42m、翼スパン0.93m（1.33m？）、本体重量480kg／603kg（ブースター込み）、弾頭重量145kg。エンジンはターボジェット、巡航速度は亜音速、最大射程130km。3-6連装発射筒に収容され、ネウストラシムイ級フリゲート、クリヴァク�T型フリゲート、マトカ級ミサイル艇の他、インドのデリー級ミサイル駆逐艦に搭載されている。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、艦載兵器ハンドブック改訂第２版、月刊世界の艦船1,'15増刊、11,’17、6,’09、7,’17、月刊軍事研究12,’02、9,’09、12,’17、月刊丸10,’97

＜Ｋｈ−３５（空対艦）＞：ミサイル名称3M24、米軍コードAS-20、NATOコードはカヤック（Kayak）。エンジンをターボファンに変更しており、弾体下部にエアインテイクがある。中央翼と尾部操縦翼は折り畳み式で、発射後に展張する。全長3.75m、直径0.42m、翼スパン1.30m、重量480kg、弾頭重量145kg。巡航高度10-15m、射程130km。目標から15-20km手前でシーカーを作動させてロックオンする。Tu-142Mなどの爆撃機、Su-34などの攻撃機の他、ブースターを装着してKa-27ヘリなどにも搭載できる。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊丸10,’97、月刊軍事研究12,’17

＜Ｋｈ−３５（空対地）＞：ミサイル名称3M24M1。1997年に開発された。射程を250kmに延伸してGLONASS衛星航法装置を搭載している。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜Ｋｈ−３５（地対艦）＞：3K60バール地対艦ミサイルシステム用、米軍コードSSC-6、NATOコードはストージ。射程120km。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究2,’17、9,’16

＜Ｋｈ−３５Ｕ＞：Kh-35UEの地対艦型。全長3.85m、弾体直径0.42m、翼スパン1.33m、発射重量691kg、弾頭重量145kg。エンジンはソユーズR95TM-300ターボファン（推力772ポンド・350.2kg）、飛翔速度マッハ0.85、射程260km。中間誘導はINSで、終末誘導用としてグランＫアクティブ／パッシブレーダーシーカー（I/Jバンド）を搭載する。参考：月刊航空ファン10,’18、月刊軍事研究11,’11

＜Ｋｈ−３５ＵＥ＞：射程延伸型で、エンジンを換装した。水上艦または航空機（MiG-29K、Su-30MK、Il-38など）から発射される。全長3.8m、弾頭重量145kg。有効射程260km。誘導はアクティブ／パッシブレーダー、ロックオン距離50km。参考：月刊軍事研究2,’10、11,’15

＜Ｋｈ−３５ＵＫ＞：Kh-35UEのヘリコプター発射型。参考：月刊航空ファン10,’18

＜Ｋｈ−３５海外シリーズ＞

　＜Ｋｈ−３５（北朝鮮軍）＞：北朝鮮軍対艦ミサイル、別名金星３号。2015年2月7日にノンゴ級双胴高速哨戒艇からの発射画像を労働新聞に掲載し、2月8日1620-1710に元山付近から日本海に向け５発発射して200kmほど飛翔したのが、Kh-35Eのコピーらしい。地上発射型もあり、2017年6月に装軌車両から発射される映像が公開され、KN-09の米軍コードが付いている。参考：月刊世界の艦船5,’15、9,’17、月刊軍事研究4,’17、8,’17

　＜Ｋｈ−３５Ｅ＞：Kh-35Uの輸出型。誘導は中間が3R60慣性誘導装置による慣性誘導で、目標から22kmに達するとARGS-35レーダーによるARHに切り替える。弾頭は半徹甲で、重量145kg。巡航速度マッハ0.85、巡航高度10-15m、射程120km。シーステート６でも運用可能。参考：月刊軍事研究4,’17、月刊世界の艦船8,’15

＜Ｋｈ−３８シリーズ＞：ロシア軍短射程空対地ミサイル。Kh-25/Kh-29の後継で、2007年に開発が公表され、2012年から配備された。参考：月刊軍事研究12,’17

＜Ｋｈ−３８＞：弾体はモジュラー式で、目標に合わせて換装が可能。弾頭はHE-FRAG、クラスター、貫徹型が用意されている。中央にクリップド・デルタ安定翼４枚、尾部に全遊動式操縦翼４枚を持つ。誘導は電子光学式。推進は固体燃料ロケット、最大射程40km前後。参考：月刊航空情報11,’10、THE MILITARY BALANCE 2016

＜Ｋｈ−３８Ｍ＞：Kh-38の射程を80kmに延伸したもの。全長4.2m。参考：月刊軍事研究11,’11

　＜Ｋｈ−３８ＭＡ＞：ARH型。参考：月刊軍事研究11,’11

　＜Ｋｈ−３８ＭＡＥ＞：ARH型。最大射程40km。参考：月刊軍事研究12,’17

　＜Ｋｈ−３８ＭＫ＞：GLONASS誘導型。参考：月刊軍事研究11,’11

　＜Ｋｈ−３８ＭＫＥ＞：GLONASS誘導型。最大射程40km。参考：月刊軍事研究12,’17

　＜Ｋｈ−３８ＭＬ＞：レーザー誘導型。参考：月刊軍事研究11,’11

　＜Ｋｈ−３８ＭＬＥ＞：レーザー誘導型。最大射程40km。参考：月刊軍事研究12,’17

　＜Ｋｈ−３８ＭＴ＞：パッシブ赤外線誘導型。参考：月刊軍事研究11,’11

　＜Ｋｈ−３８ＭＴＥ＞：パッシブ赤外線誘導型。最大射程40km。参考：月刊軍事研究12,’17

＜Ｋｈ−４１＞：ロシア軍の空対艦ミサイル、別名P-270モスキート。3M80モスキートの空中発射型である。全長9.75m、直径0.76m、重量4.5トン。射程250km。Su-33に搭載する予定で開発されたが、財政難で中止された。参考：月刊丸10,’97、月刊軍事研究12,’99、月刊航空ファン10,’18

＜Ｋｈ−４７Ｍ２＞：ロシア軍の空中発射式極超音速ミサイル、別名キンジャール（Kinzhal、短剣）またはダガー（Dagger、短剣）。9K720弾道ミサイルシステム用9M723-1Fミサイルを改良したものといわれ（よって空中発射弾道ミサイルの部類という説もある）、弾体は太短く、尾部に小さなクリプッド・デルタ形状フィン計８枚（前方４枚と後方４枚が45度互い違いで並ぶ。前方の方が前縁後退角と翼弦長が大きい）があり、弾頭は分離しない。通常弾頭に加え、核弾頭を搭載可能。電子光学センサーとレーダーによる終末誘導装置により、対艦攻撃にも使えるとされ、不規則な機動で迎撃を逃れるシステムも積んでいるらしい。全長8m、直径1m、総重量4300kg、弾頭重量480kg。推進は固体燃料ロケット、最大速度マッハ10・12200km、射程1200海里・2222km。MiG-31K、Su-34、Tu-22M3に搭載可能。2017年12月1日に南部軍管区に配備したらしい。2018年3月1日、プーチン大統領が国会で開発完了を報告した。3月10日、MiG-31K（MiG-31BM？）の胴体下に積んで発射試験を行い、成功した。5月9日の軍事パレードで本ミサイル搭載MiG-31Kが飛行した。7月、MiG-31Kから試射され、500海里先に飛翔した。参考：月刊軍事研究10,’18、5,’18、8,’18、月刊航空ファン6,’18、7,’18、5,’19、月刊JWings7,’18、月刊世界の艦船11,’21

＜Ｋｈ−５０＞：Kh-SD（巡航ミサイル）を参照。

＜Ｋｈ−５５シリーズ＞：ロシア軍の巡航ミサイル、別名RKV-500A、米軍コードAS-15、NATOコードはケント（Kent）。Tu-95用核巡航ミサイルとして1971年からラドゥガ設計局で開発され、1976年に初の飛翔テストを実施、1984年に実用化された。MKU-6-5Uロータリーランチャー１基に６発を搭載できる。潜水艦発射型はRKP-55と呼ばれる。2001年にウクライナからイランと中国（Kh-55SMを６発）に不法に引き渡されたらしい。ウクライナは核弾頭装備のものではないと主張している。イラン経由で北朝鮮にミサイル情報が渡っている可能性も示唆されている。参考：月刊軍事研究7,’16、7,’05、月刊丸10,’97、核兵器事典、月刊世界の艦船11,’17

　＜Ｋｈ−５５＞：最初の量産型で、米軍コードAS-15A、NATOコードはケントＡ（Kent A）。外見はトマホークに似ており、中央部に折り畳み式主翼、尾部に垂直尾翼と水平尾翼を持ち、下面にエンジンポッドが付く。誘導は中間が慣性誘導＋地形照合、終末がアクティブレーダーで、CEP150m（25m？）。全長6.04m（5.88m？）／7.1m（ブースター付）、弾体直径0.514m、翼スパン3.01m（3.1m？）、発射重量1210kg。エンジンはR-95-300ターボファン（推力400kg）＋ブースター、巡航速度マッハ0.48-0.78、巡航高度40-110m、最大射程2500km。弾頭は200キロトン核弾頭（410kg通常弾頭あり？）。1984年から配備された。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊丸10,’97、月刊軍事研究7,’16、8,’07、月刊世界の艦船9,’09、月刊航空ファン2,’16

　＜Ｋｈ−５５ＳＭ＞：米軍コードAS-15B。弾体直径を増やすと共に側面（下面？）に容量200kgのコンフォーマルタンクを追加して燃料搭載量を増加、射程を延ばしたものである。全長6.04m／7.1m（ブースター付）、直径0.77m、翼スパン3.1m、発射重量1700kg（1500kg？）、弾頭重量410kg（200キロトン核弾頭）。エンジンはR-95-300ターボファン（推力400kg）またはTRDD-50ATターボファン（推力450kg）＋ブースター、巡航速度マッハ0.7-0.8・920km、最大射程3500km（3000km？）。誘導は慣性誘導＋地形照合。1987年から配備された。参考：月刊航空ファン2,’16、月刊丸10,’97、軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究10,’18、7,’16、8,’07、4,’13

　＜Ｋｈ−６５ＳＥ＞：START条約で核弾頭が制限されたため、Kh-55を小型化して貫徹型通常弾頭専用としたもの。発射重量1650kg、弾頭重量410kg。射程600km（280km？）。衛星誘導システムを搭載する。1992年に完成したが、採用はされなかった（2002年末から配備された？）。参考：月刊軍事研究7,’16、軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊JWings8,’00、月刊丸10,’97

　＜Ｋｈ−５５５＞：米軍コードAS-15C、NATOコードはケントＣ。Kh-55の後継となるKh-101/-102の開発がソ連崩壊で遅延したため、繋ぎとして開発した通常弾頭型である。ベースはKh-55SMで、エンジンがウクライナ製だったため、ロシア製サトゥルンTRDD-50ATターボファン（推力450kg）に換装、最大巡航速度は920kmになったが、弾頭を重くしたので射程は2000-2750kmに減った。中間誘導装置を地形照合／GLONASS併用にし、巡航高度を40mに下げている。Kh-101と同様の終末誘導用電子光学シーカーを搭載しており、CEPを20m（40m？）に改善した。全長6.04m／7.1m（ブースター付）、弾体直径0.77m、翼スパン3.1m、発射重量1500kg／1700kg（ブースター付）。弾頭重量500kg（410kg？350kg？200kg？）で、核弾頭、単一通常弾頭、徹甲弾頭、子爆弾散布弾頭の装備が可能とされる。2012年から運用が始まった。シリア内戦介入で2015年11月17日にTu-16MSとTu-160が発射した。参考：月刊航空ファン2,’16、月刊軍事研究7,’16、8,’07、3,’16、5,’11、軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜ＡＳ−１５＞：西側推定諸元は以下の通り。弾頭は250キロトン核弾頭。最大速度マッハ0.6、射程1600km。1984年から配備された。参考：ミリタリー・バランス1989-1990

＜Ｋｈ−５８シリーズ＞：ソ連軍パッシブレーダー誘導式対レーダーミサイル、米軍コードAS-11、NATOコードはキルター（Kilter）。1982年（1970年代末？）に実用化され、改良型も作られた。参考：月刊丸10,’97、月刊軍事研究12,’17

　＜Ｋｈ−５８＞：全長4.3m、直径0.32m、全幅1.2m、発射重量420kg、弾頭重量130kg。推進は固体燃料ロケット、射程50km。参考：軍事分析湾岸戦争

　＜Ｋｈ−５８Ａ＞：空対艦ミサイル型。参考：月刊航空情報11,’10

　＜Ｋｈ−５８Ｅ＞：全長4.8m、直径0.38m、重量650kg。射程100km。参考：月刊丸10,’97

　＜Ｋｈ−５８ＵｓｈＥ＞：全長4.7m、直径0.38m、翼スパン1.18m、重量650kg。最小射程8km、最大射程200km。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜Ｋｈ−５８ＵｓｈＫ＞：T-50/Su-57のウェポンベイに収容できるよう、小型化したもの。参考：月刊航空ファン2,’15

　＜Ｋｈ−５８ＵＳｈＫＥ＞：艦船用レーダーに対して最適化したもの。全長4.29m。最大速度4200km、最大射程245km。T-50/Su-57のウェポンベイに収容可能で、Su-30MKでも運用できる。参考：月刊軍事研究11,’15、12,’17

　＜ＡＳ−１１＞：西側推定諸元は以下の通り。全長5.03m、直径0.305m。推進は固体燃料ロケット、最大射程432海里。参考：世界軍用機年鑑1990-91

＜Ｋｈ−５９＞：ソ連軍空対艦ミサイル、別名オボド、米軍コードAS-13、NATOコードはキングボルト（Kingbolt）。ラドゥーガが多用途型Su-27用として開発した。誘導はKh-29Tのシーカーを改良したTV画像式で、APK-9データリンクポッドに映像を送り、それを射手が確認しつつ誘導する。全長5.386m、直径0.38m、翼スパン1.26m、発射重量760kg、弾頭重量147kg。推進は固体燃料ロケット、最大速度1050km、射程50km（40km？）。参考：月刊丸10,’97、月刊軍事研究9,’08、月刊JWings1,’02、軍用機ウェポン・ハンドブック

＜Ｋｈ−５９Ｍシリーズ＞：ソ連軍空対艦ミサイル、別名オボドＭ、米軍コードAS-18、NATOコードはカズー（Kazoo）。Kh-59の改良型である。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊丸10,’97

　＜Ｋｈ−５９Ｍ＞：Kh-59のエンジンをターボジェットに換えたもの。弾体の下にエンジンポッドを吊り下げており、ロケット排気口だった所にはデータリンク送受信装置が付けられた。母機が搭載するデータリンクポッドはAPK-9で、Kh-59と同じである。誘導は中間が慣性誘導とデータリンク、終末がTV画像誘導（赤外線画像？）。弾体を延長して弾頭重量が320kg（280kgクラスター弾頭または10-100キロトン核弾頭も可能）になり、射程も115kmに延びた。発射されると洋上では高度7m、陸上では事前設定高度（100/200/600/1000mのどれか）をマッハ0.8で飛行する。全長5.89m（5.695m？）、直径0.38m、翼スパン1.26m、発射重量930kg。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究9,’08、月刊丸10,’97、月刊JWings1,’02

　＜Ｋｈ−５９ＭＫ＞：Ｍ型の改良型で、誘導をアクティブ・レーダー・ホーミングに換え、搭載燃料を増加させて射程を285kmにした。弾頭重量320kg。2001年10月に地上テストに成功した。参考：月刊JWings1,’02

　＜Ｋｈ−５９ＭＫ２＞：MK型に電子光学脅威度判定評価ガイダンスシステムを追加したもの。誘導は慣性誘導＋GPS/GLONASSだが、電子光学脅威度判定評価ガイダンスシステムのみを使用した完全パッシブ運用モードも可能という。弾頭はHE（重量283kg）または貫徹型（320kg）。エンジンはサチュルン36MTターボジェット、巡航高度50m以下、射程285km。CEP3-5m。MAKS2009で展示された。参考：月刊軍事研究2,’10

　＜Ｋｈ−５９ＭＫ２改＞：Kh-59MK2の弾体を四角柱にしたタイプで、ステルス型らしい。誘導は中間慣性誘導／GLONASS、終末電子光学センサーで、地上固定目標に使用する。最大射程290km。T-50/Su-57のウェポンベイに収容可能。MAKS2015で展示された。参考：月刊軍事研究11,’15

＜Ｋｈ−６１＞：3K55（空対艦ミサイルシステム）を参照。

＜Ｋｈ−６５ＳＥ＞：Kh-55シリーズ（空対地ミサイル）を参照。

＜Ｋｈ−６６シリーズ＞：ソ連軍空対地ミサイル、米軍コードAS-7、NATOコードはケリー（Kerry）。参考：月刊丸10,’97、日本の防衛戦力Part7

　＜Ｋｈ−６６＞：無線指令誘導型。1960年代末に実用化された。参考：月刊丸10,’97

　＜Ｋｈ−２３＞：Kh-66の改良型。参考：月刊丸10,’97

　＜Ｋｈ−２３Ｌ＞：セミアクティブ・レーザー誘導型。全長3.59m、直径0.28m、翼スパン0.81m、重量286kg。最大射程8km。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

　＜Ｋｈ−２３Ｍ＞：無線指令誘導式。発射母機に搭載したデリタNG2ポッドから誘導用無線を送信する。参考：世界の傑作機No.162

　＜Ｋｈ−２４＞：Kh-66のパッシブ・レーダー・ホーミング型。参考：月刊丸10,’97

　＜ＡＳ−７＞：西側推定諸元は以下の通り。全長3.5m、翼スパン0.305m、発射重量400kg以下、弾頭重量100kg。推進は固体燃料ロケット、最大射程5.2海里。誘導はビームライディング。参考：世界軍用機年鑑1990-91

＜Ｋｈ−６９＞：ロシアのKTRV社が開発した巡航ミサイル。角柱断面のステルス胴体に高翼配置の主翼とＸ字の尾翼が付いている。弾頭は貫徹型（重量300kg）またはクラスター。飛翔速度700-1000km、射程290km。Su-57戦闘機のウェポンベイに搭載できる。参考：月刊JWings11,’22

＜Ｋｈ−８０＞：P750（巡航ミサイル）を参照。

＜Ｋｈ−９０＞：ロシアの超高速推進研究機で、P750を改造したものである。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜Ｋｈ−１０１シリーズ＞：ロシア軍空対地巡航ミサイル。Kh-55の後継で、1980年代末から計画されたがソ連崩壊で開発が遅れ、2003年頃から少数が配備されたとみられ、実戦配備は2012-13年頃といわれる。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究7,’16、3,’16

　＜Ｋｈ−１０１＞：通常弾頭型。弾体は丸みを持つ台形断面をしていて、高いステルス性を持ち、レーダー断面積は0.01平方メートルしかない。全長7.45m、直径0.742m（0.51m？）、翼スパン3.6m、発射重量2.2-2.5トン。弾頭は0.4トン徹甲弾頭とも、0.45トンクラスター弾頭とも、１トン通常弾頭ともいわれる。誘導は中間がINS＋GLONASS＋TERCOM、終末が電子光学TVシーカー、CEP10-20m程度（6m説あり）。移動目標への攻撃も可能とされるが、データリンクの有無は不明。R128-300プロップファンエンジンで二重反転プロペラを駆動して最大射程5000kmを狙う予定だったが、エンジン不調のためサトゥルンTRDD-50ATターボファン（推力0.45トン）を装備している。巡航速度684-720km（970km説あり）、巡航高度30-70m、最大射程3000km（4000kmないし5000-5500km説あり）。Tu-95MSの主翼下に２発ずつ、Tu-95MSMの胴体内に６発・両主翼下に４発ずつ、Tu-160の爆弾倉内に12発（9A823K3または9A829K2ロータリーランチャー２基に６発ずつ）を搭載可能で、投下後にエンジンカバーが外れてエンジンが始動、主翼を展開して飛翔する。2015年11月17日、シリア内戦介入でTu-160が発射した。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究7,’16、8,’07、3,’16、9,’14、7,’08、2,’09、5,’11、月刊航空ファン2,’16

　＜Ｋｈ−１０２＞：250キロトン核弾頭搭載型。誘導はINS＋GLONASS＋TERCOMのみ、CEPは100mくらいである。全長7.45m、直径0.74m（0.51m？）、発射重量2.3トン、弾頭重量0.4トン。エンジンはサトゥルンTRDD-50ATターボファン（推力0.45トン）で、巡航速度マッハ0.75/970km、最大射程3000-5000km。参考：月刊軍事研究10,’18、7,’16、8,'07、月刊航空ファン2,’16

＜Ｋｈ１０２＞：Kh101シリーズ（空対地ミサイル）を参照。

＜ＫＨ１７８＞：韓国陸軍牽引式105mm軽砲。M101がベースで、砲身をイギリス製CN78、駐退装置をドイツ製RM78にしており、長砲身への換装と新型装薬の採用で射程が延びた。全長7.56m、全高1.58m、重量2.65トン。砲身長34口径。最大射程14.7km（通常弾）／18km（RAP）。最大発射速度毎分15発。1984年から起亜機械社で生産された。参考：月刊軍事研究5,’03

＜ＫＨ１７９＞：韓国陸軍の国産牽引式155mm重砲。M114A1の改良型で、M198を参考にしたと思われるダブルバッフル式砲口制退機付き39口径砲身を取り付けている。砲口初速毎秒826m、最大射程22km（通常弾）／30km（RAP）。最大発射速度毎分４発。全長9.12m、全高3.28m、重量6.89トン。1982年に制式採用され、一般師団に配備された。参考：月刊軍事研究5,’03、月刊PANZER2,’11

＜ＫＨ４３３／１（ｒ）＞：ML20海外シリーズ（榴弾砲）を参照。

＜Ｋｈ−５５５＞：Kh-55シリーズ（空対地ミサイル）を参照。

＜Ｋｈ−ＳＤ＞：ロシア軍が開発中の空対地巡航ミサイルで、SDは中距離のロシア語略。Kh-55及びKh-65SEの後継で、制式名称はKh-50らしい。エンジンをミサイル本体後部に収容し、誘導を中間GLONASS＋地形参照、終末電子光学シーカーまたはアクティブレーダーに変更する予定。全長6m、重量1.6トン。飛行速度マッハ0.75、最大射程1500km（高空600km／低空巡航時300km？）。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊軍事研究6,’18

＜ＫｈＴ−２６＞：T-26戦車ファミリーを参照。

＜ＫＩ３５Ｄ＞：ドイツ空軍初等練習機。元はクレム社が1935年に開発したスポーツ機で、主翼は逆ガル、コクピットは開放式。第２次大戦全期間を通じて使用された。全長7.5m、全幅10.4m、全高2m。エンジンはHM60R（80馬力）単発、最大速度212km。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編

＜ＫＩ１０７＞：ドイツ空軍並列複座練習機。全長7.85m、全幅10.92m、全高2m、自重440kg、全備重量680kg。エンジンはHM540A-2（105馬力）単発、巡航速度185km、最大速度200km、上昇限度5400m。乗員２名。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ドイツ編

＜ＫＩＡ＞：Killed In Actionの略。戦闘で即死するか、負傷して治療施設に収容される前に死亡すること。参考：月刊軍事研究1,’17

＜ＫＩＦＶ＞：K200シリーズ（装甲兵員輸送車）を参照。

＜ＫＩＬ−１５８＞：ソ連海軍カシタン級設標船。参考：月刊世界の艦船6,’15

＜ＫＩＬ−１６８＞：ソ連海軍カシタン級設標船。2011年7月1日0600-1800、スラヴァ級ミサイル巡洋艦ワリヤーグ、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦ビストリイ、ウダロイ�T級ミサイル駆逐艦マーシャル・シャポシニコフ、同アドミラル・トリブツ、同アドミラル・ヴィノグラードフ、グリシャ�X型警備艦メテル、同ウスト・イムリスク、同コレーツ、ロプーチャ�T型揚陸艦BDK-98、同オスラビア、ロプーチャ�U型揚陸艦ペレスウェート、アリゲーター�W型揚陸艦ニコライ・ヴィルコフ、ナヌチュカ�V型ミサイル艇イネイ、同ラズリーフ、タランタル�V型ミサイル艇R-14、同R-18、同R-19、フィニク級測量艦GS-47、同GS-84、同GS-296、同GS-404、ビヤ型測量艦GS-200、カメンカ型測量艦GS-211、モマ型測量艦アンタークティダ、ユグ級海洋観測艦ヴィーツェ・アドミラル・ヴォロンツォフと共に、宗谷岬の西160kmを東に航行するのを第２航空群P-3Cが確認した。参考：月刊世界の艦船9,’12

＜ＫＩＬ−４９８＞：ソ連海軍カシタン級設標船。2013年9月23日、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦ビストリイ、ロプーチャ�T型揚陸艦オスラビア、アリゲーター�W型揚陸艦ニコライ・ヴィルコフ、カシタン級設標船KIL-927、オビ型病院船イルティシュと共に、宗谷岬の東北東300kmを西に航行するのを、第２航空群P-3Cが確認した。参考：月刊世界の艦船12,’13

＜ＫＩＬ−９２７＞：ソ連海軍カシタン級設標船。1989年就役。ソ連崩壊で民間に売却され、輸入製品の輸送船として使用されている。2013年9月23日、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦ビストリイ、ロプーチャ�T型揚陸艦オスラビア、アリゲーター�W型揚陸艦ニコライ・ヴィルコフ、カシタン級設標船KIL-498、オビ型病院船イルティシュと共に、宗谷岬の東北東300kmを西に航行するのを、第２航空群P-3Cが確認した。参考：月刊世界の艦船9,'96、12,’13

＜ＫＩＴ−２＞：アメリカ軍のカーボンファイバー撒布弾頭。目標地点で糸巻きから細いカーボンファイバーを繰り出して電線にからませ、ショートさせる。湾岸戦争やボスニア紛争でトマホークに搭載されて使用された。参考：月刊軍事研究7,’99

＜ＫＩＴＳポッド＞：AN/ASQ-T34（訓練装置ポッド）を参照。

＜ＫＩＴＳＡＴシリーズ＞：韓国の地上観測用マイクロ衛星。参考：月刊軍事研究8,’03

　＜ＫＩＴＳＡＴ１＞：1992年8月に打ち上げられた韓国初の衛星（ロケットはフランスで打ち上げた）。重量50kg。傾斜角66度、高度1300kmを周回する。衛星通信ペイロードと地上観測用CCDカメラ２基を搭載している。参考：月刊軍事研究8,’03

　＜ＫＩＴＳＡＴ２＞：1993年9月に打ち上げられた衛星。高度800kmを周回する。参考：月刊軍事研究8,’03

＜ＫＩＶＥＲ＞：ロシアの内務省特殊部隊アルファが使用しているチタン製ヘルメット。参考：歴史群像10,’06

＜ＫＪ−１＞：Tu-4爆撃機・海外ファミリーを参照。

＜ＫＪ−２００＞：Y8輸送機ファミリーを参照。

＜ＫＪ−２００Ｂ＞：Y8輸送機ファミリーを参照。

＜ＫＪ−２００Ｈ＞：Y8輸送機ファミリーを参照。

＜ＫＪ−５００＞：Y9輸送機ファミリーを参照。

＜ＫＪ−５００Ｈ＞：Y9輸送機ファミリーを参照。

＜ＫＪ−６００＞：空警600（早期警戒機）を参照。

＜ＫＪ−２０００＞：A-50海外シリーズ（早期警戒機）を参照。

＜ＫＪＰｚ．４−５＞：ヤークトパンツァー・カノーネ（駆逐戦車）を参照。

＜Ｋ−ＫＧ３０Ｒ＞：クラッシュクレーン20トンを参照。

＜ＫＫ−ＭＰｉ−６９＞：MPi-K用訓練ライフル。安い.22LR弾を使用できるようにしたもので、作動は反動利用式（シンプルブローバック）に変えた。見た目は似せてあるが、弾道特性などが実銃と全然違うので、あまり役に立たなかった。全長868mm、銃身長434mm、重量3.3kg。ライフリングは４条右回り。参考：最新軍用ライフル図鑑

＜ＫＫＲ＞：ロシア語で偵察ポッド（Kombinirovanny Konteiner Razvedy）の略。参考：月刊JWings5,’12

＜ＫＫＲ−１＞：Su-17用偵察ポッド。参考：月刊軍事研究7,’11

＜ＫＫＹ＞：石川島式小型患者輸送機を参照。

＜ＫＬ／４３Ｃ＞：アメリカ軍のデータ通信用インターフェース。有線・無線通信機に接続し、内容をデジタル暗号に変換する。参考：月刊コンバットマガジン11,’03

＜ＫＬ／４４Ｍ／１６（ｎ）＞：ドイツ国防軍7.5cm砲。第２次大戦時にノルウェー軍から鹵獲した。射程10km。参考：月刊軍事研究6,’16

＜ＫＬＧ＞：KampfLehrGeschwader（爆撃教導航空団）の略。参考：グラフィックアクション36

＜ＫＬＨ＞：韓国陸軍のヘリコプターで、韓国軽ヘリコプターの略。MD500の後継である。ユーロコプター社と共同開発したBo105CSB-5がベースで、スタブウイング（ロケットランチャー及びガンパック装備）やTADSを装着可能とした。乗員２名（並列複座）＋搭乗兵員３名（後席）。2000年までに12機が納入されたが、その後は特に動きが無く、MD500全機を更新するには至らず、KUHを開発することになった。参考：月刊軍事研究4,’08

＜ＫＬＩＶＥＲ＞：ロシアが開発した１名用砲塔。武装は30mm機関砲2A72、同軸機銃、9M113改コルネット対戦車ミサイル４発。赤外線暗視装置とレーザー測距器を標準装備する。全重量14トン。殆ど全ての装甲車両に搭載可能という。参考：月刊PANZER3,’98

＜ＫＬＪ４＞：1474型（レーダー）を参照。

＜ＫＬＪ−７シリーズ＞：中国が開発した射撃指揮レーダー。JF-17シリーズに搭載された。参考：月刊航空ファン9,’17

　＜ＫＬＪ−７＞：JF-17用の機械駆動式Ｘバンド・パルス・ドップラー・レーダー。最大探知距離130km（戦闘機）。最大目標探知数40、同時攻撃可能目標２。参考：月刊航空ファン5,’18、9,’17

　＜ＫＬＪ−７Ａ＞：JF-17ブロック３用アクティブ・フェイズド・アレイ・レーダー。最大探知距離170km、最大目標識別数15。殲撃10Bにも搭載された。参考：月刊航空ファン9,’17

＜Ｋｌ　ｍ／４０Ｌ＞：フィンランド軍の対空基線長式測距儀。ドイツ製で、8.8cmFlak37(88Itk/37RMB)と同時に輸入した。有効目標飛翔速度毎秒0-300m、有効測距距離1200-18000m、有効測高12000m。参考：月刊丸6,’01

＜ＫＬＭＥＯＫ＞：クウェート解放クウェート章（アメリカ陸軍）を参照。

＜ＫＬＭＳＡ＞：クウェート解放サウジアラビア章（アメリカ陸軍）を参照。

＜Ｋ−ＬＯＧＩＲ＞：アメリカ海軍研究所と韓国のLIG Nex1が共同開発した70mm誘導ロケット弾で、Korean-LOw cost Guided Imaging Rocketの略。ハイドラ70の弾頭部に赤外線画像誘導シーカーを追加したものである。全長1.9m、直径0.07mm、重量17.5kg。最大射程8km。参考：月刊軍事研究3,’18

＜Ｋｌｓｍ／３９Ｇｏｅｒｚ＞：フィンランド軍の対空聴音器材。オーストリア製。参考：月刊丸6,’01

＜Ｋｌｓｍ／４０Ｔｅｐａｓ＞：フィンランド軍の対空聴音器材。ベルギー製。参考：月刊丸6,’01

＜Ｋｌｓｍ／４２ＲＲＨ＞：フィンランド軍の対空聴音器材。ドイツ製。参考：月刊丸6,’01

＜Ｋｌｓｍ／４２ｖｅｎ＞：フィンランド軍の対空聴音器材。ソ連製。参考：月刊丸6,’01

＜Ｋｌｓｍ／４３Ｓｔｒ＞：フィンランド軍の国産対空聴音器材。参考：月刊丸6,’01

＜ＫＬＸ２５０＞：陸上自衛隊の偵察用オートバイ。カワサキモータース社製250ccオートバイがベースで、転倒時に備え、ライトやエンジンには金属ガードを追加した。リアブレーキはディスクブレーキである。元のオートバイがマイナーチェンジしたため、こちらもブレーキディスクの形状が変化したり、メーターがデジタル式（バックライトを消すスイッチが追加された）になったりした。全長2.13m、全幅0.86m、全高1.19m、重量154kg。エンジンは水冷４サイクル単気筒ガソリン、最大速度135km。乗員１名。ベースのオートバイはアメリカ軍でも採用され、部隊間の連絡、警戒、憲兵巡察などに使用されている。参考：陸上自衛隊パーフェクトガイド2015、スピアヘッドNo.6、No.13、月刊グランドパワー4,’95、朝雲

＜ＫＭ＞：ソ連中央水中翼船研究所のアレクセーエフ所長が開発したWIG機で、Korabl’ Maket（模型船・ひな型船）の略。西側は1967年にカスピイスクのドックに入っているのをKH-4偵察衛星で撮影し、当初はリグか艀と思っていたが、WIG機と判明、カスピ海の怪物のニックネームを付けた。試験用として50%縮小モデルのSM-8を作っている。胴体は細長い艇体状で、機首にコクピット、直後の上面に小翼、胴体中央に矩形主翼、尾部にＴ字尾翼がある。機首上面の小翼には上面に片側４基ずつのターボジェットエンジンが載っており、主翼下面に排気を吹き付けて機体を離水させる。推進用エンジンは垂直尾翼半ばの前縁両側に１基ずつ付く。水平尾翼は上反角付きなので、Ｔ字というより微妙にＹ字尾翼である。全長92m、翼スパン37.6m、最大離陸重量544トン。エンジンは離水用ドブルィニンVD-7ターボジェット（推力9.5トン）８基＋推進用VD-7Mターボジェット（推力10.5トン）２基、巡航速度430km、最大速度500km、航続距離1500km。1966年6月に１機が完成（塗装や尾翼の数字を変更して複数機を装っている）し、10月18日にカスピ海を初航行、1967年8月14日に初飛行した。1979年、尾部エンジン２基をコクピット直後の垂直パイロンに移設した。1980年12月、操縦ミスで墜落して失われた。参考：月刊JWings8,’21

＜ＫＭ−２シリーズ＞：海上自衛隊の固定翼訓練機。LM-1の出力強化型として富士重工が自主開発して1958年12月1日に初飛行したKM（1959年12月9日に世界航空連盟FAIクラスC-1-Cの高度記録9917mを樹立）をベースに製作され、SNJテキサンの後継として採用された。富士重工製。最大４名乗れるので、連絡機としても使用されている。参考：月刊JWings1,’00、1,’20、2,'22、月刊航空情報8,’12

　＜ＫＭ−２＞：愛称は、こまどり。LM-1が悪天候だと箱根山を越せないために改良型として開発され、1962年7月16日に原型機が初飛行し、1962年9月29日から引き渡された。エンジンをスーパーチャージャー付燃料直噴式に換えて出力を強化し、プロペラを３翅に変更している。コクピットのドアは左に付いているが、元々のKMでは右に付いていたため、両方の主翼付け根にパイロットが搭乗時に歩く滑り止め部分がある。全長7.94m、全幅10m、全高2.92m、自重1121kg（1151kg？）、全備重量1750kg（1510kg？）。エンジンはライカミングIGSO-480-AIF6（340馬力。320馬力？）単発、巡航速度144ノット、最大速度380km、実用上昇限度8473m、航続距離887km（925km？）、航続時間４時間。乗員２名（サイドバイサイド）＋同乗者２名。1980年（1983年？）までに62機が生産され、第201教育航空隊（少数は第51航空隊にも）に配備された。1990年10月には陸自のTL-1練習機２機が移管されている。T-5に後を譲って1998年3月3日に除籍された。小月航空基地に海自オリジナル最終号機が展示されており、他に鹿屋航空基地、霧島ヶ丘公園に展示されている。参考：月刊JWings1,’00、4,’05、2,'22、自衛隊装備年鑑1996、月刊丸5,’07、9,’03、月刊世界の艦船1,’79増刊、自衛隊装備カタログ1981、日本の防衛戦力Part3、月刊航空情報8,’12、教育航空集団司令部ホームページ

　＜ＴＬ−１＞：陸上自衛隊練習機。LR-1連絡偵察機の操縦訓練用に導入したKM-2で、1981年10月に２機を航空学校宇都宮分校に配備し、1990年10月に海自に移管してKM-2に戻った。参考：陸上自衛隊地上戦力の全容、月刊JWings1,’00、2,’22

＜ＫＭ−２Ｂ＞：T-3（練習機）を参照。

＜ＫＭ−２Ｄ＞：T-5（練習機）を参照。

＜ＫＭ−２Ｆ＞：T-7（練習機）を参照。

＜ＫＭ−２改＞：T-5（練習機）を参照。

＜ＫＭ３６／３５（ｆ）＞：ドイツ国防軍38cm沿岸砲。第２次大戦時にフランスから鹵獲したもので、ノルウェーのネッテレイ砲台に据え付けられた。参考：月刊軍事研究6,’16

＜ＫＭ４１＞：韓国軍ジープ。M38A1ジープをライセンス生産したもので、ラジエーターグリルの格子が横になり、フロントフェンダーが丸くなった。全長3.35m、全幅1.745m、全高1.705m、車重1180kg。エンジンはガソリン（73馬力）、最大速度105km、航続距離340km。積載重量540kg。参考：月刊PANZER7,’00

＜ＫＭ４２４＞：韓国陸軍106mm無反動砲搭載ジープ。KIA製K131多用途車に106mm無反動砲M40を搭載したものである。前面ガラス中央には無反動砲砲身に合わせて切り欠きを設けた。参考：月刊PANZER12,’11

＜ＫＭ５００＞：韓国軍６×６輪トラック。起亜自動車が量産した。参考：月刊軍事研究3,’18

＜ＫＭ５００ファミリー＞

　＜Ｌ１０５ＨＴ＞：L105HT（自走榴弾砲）を参照。

　＜ビグン＞：ビグン（自走ロケットランチャー）を参照。

＜ＫＭ９００＞：タイプ6614（装甲車）を参照。

＜Ｋ−ＭＡＸ＞：カマン社の交差ローター式ヘリコプター、K-1200K-MAX。胴体は2024T-3/T-4アルミニウム合金によるセミモノコック構造で、パイロットの下方視界を確保するため正面から見て逆Ｖ字断面とし、貨物はスリングのみで運ぶことにして幅を絞り込んだ。底面幅が最小限なので、降下時に発生する揚力が少なく、素早い降下による作業効率向上を図っている。メインローターは複合材製２翅を左右近接させた交差ローター式で、ハブはシーソー型を採用し、ブレードのピッチ角変更やローター回転面傾斜にはブレード外側後縁のサーボフラップを使用する。テイルブーム中央両側に水平安定板、水平安定板端とテイルブーム端に垂直安定板を持ち、安定増強装置を不要とした。テイルブーム端の垂直安定板後縁には方向舵があり、オートローテーション時にペダル操作と機体の動きを同調させるよう動く。降着装置は前輪式固定脚で、スキッドも付けられる。主脚は胴体左右に張り出した太いクロスチューブの両端に取り付けた。全長15.85m、ローター直径14.73m、全高4.17m、自重2.041トン、空虚重量2.268トン、総重量5.216トン。エンジンはライカミング製T53-17A-1ターボシャフト（1800軸馬力を1500軸馬力に減格）単発、巡航速度147km（機外スリング時）／185km（最大）、ホバリング高度限界2440m（2.268トン吊り下げ、地面効果外）。燃料搭載量865キロリットル。最大スリング重量2.721トン。乗員１名。1991年12月23日に初飛行し、アメリカや日本など各国で耐空証明を取得、1995年から引き渡され、経営不振で一時生産中止に陥ったものの、2015年から生産を再開した。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊JWings8,’18

＜Ｋ−ＭＡＸ無人機型＞：CQ-24A（無人機）を参照。

＜ＫＭ−Ｄ＞：イズジェリェ300（空対空ミサイル）を参照。

＜ＫＭＤ＞：ロシアの艦艇敷設型沈底機雷。参考：月刊世界の艦船2,’17

＜Ｋｍｄｏ＞：Kommando（指揮、司令部）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜ＫＭＧ−Ｕ＞：ソ連軍のクラスター爆弾。ODS-OS気化爆弾８発またはPTAB-2.5子爆弾96発またはPTAB-1M子爆弾248発を内蔵する。全長3.7m、直径0.46m、重量470-526kg。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＫＭＧＵ−２＞：ロシア軍のクラスター弾ディスペンサー。内部がロータリーランチャーになっていて、子爆弾を空中散布する。参考：月刊JWings2,’13

＜ＫＭｍ１１＞：Sd.Kfz.7シリーズ（ハーフトラック）を参照。

＜ＫＭＰ＞：KUH-1シリーズを参照。

＜ＫＭＰＲ作戦＞：北朝鮮による５回目の核実験や弾道ミサイル実験を受けて韓国軍が採用した作戦で、KMPRはKorea Massive Punishment and Retaliationの略。弾道ミサイル、巡航ミサイル、特殊部隊により北朝鮮軍の指揮系統を一気に破壊するものである。参考：月刊世界の艦船12,’16

＜ＫＭＱ−５＞：川崎航空機が開発したAIM-9発射訓練用無人標的機。T-33Aのパイロンに搭載してのテストなどが行われたが、採用されなかった。参考：月刊航空情報3,’10

＜ＫＭＲ＞：クェゼリンミサイル試験場を参照。

＜ＫＭ−ＳＡＭ＞：天弓地対空ミサイルシステム（韓国軍）を参照。

＜ＫＭＴ−５＞：ソ連軍のローラー式地雷処理装置。片側３枚のローラー２組を戦車などの車体前部に取り付け、履帯より少し広い幅で地雷を爆破処理する。参考：月刊グランドパワー4,’03

＜ＫＭＵ−３４２／Ｂ＞：アメリカ軍のGBU-1/Bペイブウェイ�T用誘導キット。後部安定翼の後ろに操舵翼が付く。参考：月刊軍事研究8,’18

＜ＫＭＵ−３５３／Ｂ＞：アメリカ軍の誘導爆弾用画像コントラスト誘導キット。ビジコン式TVカメラを備え、投下機に映像を送る。オペレータはディスプレイに映し出された映像の十字線上に目標を捉え、ロックオンして投下すると、画像コントラストの差を識別して目標に向かう。カメラは首振りが出来ない固定式。GBU-8/B、GBU-9/B、ウォールアイに搭載された。参考：月刊軍事研究12,’04、8,’18

＜ＫＭＵ−５５６／Ｂ＞：JDAMのストレーキ及びテイル・アッセンブリ。

＜ＫＭＵ−５５７／Ｂ＞：JDAMのストレーキ及びテイル・アッセンブリ。

＜ＫＭＵ−５５８／Ｂ＞：JDAMのストレーキ及びテイル・アッセンブリ。

＜ＫＭＵ−５５９／Ｂ＞：JDAMのストレーキ及びテイル・アッセンブリ。

＜ＫＭＵ−５７２／Ｂ＞：JDAMのストレーキ及びテイル・アッセンブリ。

＜ＫＭＸ＞：三式一号探知機を参照。

＜ＫＭＷ社＞：クラウス・マッファイ・ヴェグマン社を参照。

＜ＫＭＷ＆ネクスター・トゥギャザー社＞：KMW and Nexter Together。ドイツのクラウス・マッファイ・ヴェグマン社とフランスのネクスター社が2015年12月にオランダで創設した合弁企業である。出資率は50%ずつで、取締役は両社から２名ずつと社外３名の計７名。参考：月刊軍事研究5,’16

＜ｋＮ＞：キロニュートンと読む。1000Nのこと。参考：月刊JWings4,’02

＜ＫＮ−０１＞：北朝鮮軍地対艦ミサイル。SSC-2Bと同じVTT-323ベースの自走発射機に海鷹２型ベース（どのタイプかは不明）の対艦ミサイルを積んだもので、射程を160-200kmに延伸した。1990年代初頭から開発され、1994年3月31日から6月7日に３発、1997年3月に１発、同年3月25日に１発、6月7日に１発、2003年2月から2007年6月に10発の試射が行われた。艦対艦型もあるらしい。参考：月刊軍事研究8,’08、月刊世界の艦船11,’17、THE MILITARY BALANCE 2016

＜ＫＮ−０２＞：北朝鮮軍短距離弾道ミサイルの米軍コードで、別名トクサ（毒蛇）。シリアから1997年頃に手に入れたSS-21をベースに開発した。全長6.4m、胴体直径0.65m、発射重量2010kg、弾頭重量485kg（NBC弾頭搭載可）。推進は固体燃料ロケット１段式、射程120-160km。自走発射機はMAZ-630308-243またはイベコ社製６×６輪トラックをベースにしているらしい。2004年に１回、2005年に５回、2006年に３回、2007年に３回の試射を行っており、2008年からフロッグ・シリーズに替えて実戦配備されているとみられる。参考：月刊軍事研究7,’09、8,’08、12,’10、6,’14、月刊世界の艦船10,’20

＜ＫＮ−０３＞：火星５号（弾道ミサイル）を参照。

＜ＫＮ−０４＞：火星６号（弾道ミサイル）を参照。

＜ＫＮ−０５＞：スカッドER（弾道ミサイル）を参照。

＜ＫＮ−０６＞：ノドン・シリーズ（弾道ミサイル）を参照。

＜ＫＮ−０６＞：北朝鮮軍が開発中の短距離弾道ミサイルの西側名称。KN-02の射程延伸型らしい。参考：月刊軍事研究5,’13

＜ＫＮ−０６＞：北朝鮮軍の地対空ミサイル。S-300やHQ-9がベースらしい。最大射程150km。2016年4月1日に宣徳から日本海（内陸部の中朝国境付近？）に向け発射された。参考：月刊世界の艦船9,’17、月刊航空ファン6,’16、月刊軍事研究7,’16

＜ＫＮ−０７＞：BM25（弾道ミサイル）を参照。

＜ＫＮ−０８＞：北朝鮮軍が2012年4月15日の軍事パレードに登場させた弾道ミサイルの西側名称で、ノドンＣや火星13（ファソン13、Hwasong-13）とも呼ばれる。中国の16輪トラックWS51200をベースとする８軸16輪装輪式TELにミサイルを搭載している。ミサイルは３段式で、ミサイル全長17m、１段目が全長7.5m・直径1.8-2.0m、２段目が全長5m弱、３段目が全長2m弱、弾頭が全長3m以上・直径1.3mとみられる。推進は液体燃料ロケットで、ノドンのロケットを流用すれば発射重量30トン、弾頭重量0.7トン、射程4000-6000km、BM25のロケットを流用できれば発射重量35トン、弾頭重量0.7トン、射程10000kmと推定されている。2013年の軍事パレードではTELが６両行進した。2015年4月7日、NORAD司令官兼NORTHCOM司令官ゴートニー海軍大将が、KN-08に核搭載能力があり、アメリカ本土まで届く射程を持ち、作戦状態に置かれていると判断していると発表した。2015年10月10日の朝鮮労働党創立70周年記念パレードでは全長を短縮し、３段目形状を変更、弾頭部に４ヵ所のフィンを追加したタイプが行進している。参考：月刊世界の艦船7,’13、月刊軍事研究9,’12、6,’14、6,’15、4,'16、10,’17、月刊丸6,’14

＜ＫＮ−０９＞：北朝鮮軍300mm多連装ロケットランチャー・システム。TELに４連装ランチャーを搭載しており、射程150-200kmで、ロシアの9K58スメルチより遙かに射程が長く、中国のWS-1Bがベースらしい。初実射は2014年2月21日で、４発が日本海に向け発射され、150km飛翔した。3月4日にも４発が発射され、155kmほど飛んでいる。この際、最初の１発が飛んでいった７分後に中国南方航空の旅客機が飛翔コース上を通過しており、危うく撃ち落とされるところだった。2016年3月3日と3月21日にも日本海に向け発射している。参考：月刊軍事研究6,’14、6,’16

＜ＫＮ−０９＞：北朝鮮軍地対艦ミサイルランチャー・システムの米軍コード。装軌式TELの上面にKh-35対艦ミサイル円筒形ランチャーを４基横一列で並べて搭載したものである。TELはスカッド用2P19がベースらしく、背の高い上構を持ち、前面にサイドバイサイドで上ヒンジのシャッター２基が設けられている。2017年4月15日の軍事パレードに登場したが、ランチャー以外のシステム器材の姿は無かった。参考：月刊軍事研究8,’17

＜ＫＮ−１１＞：北極星１号（SLBM）を参照。

＜ＫＮ−１４＞：北朝鮮軍が開発中のICBMで、KN-08の改良型。全長16.9-17.4m、直径1.8-2m、推進は液体燃料ロケット２段式、射程6000km以上。８軸16輪TELを使用する。参考：月刊軍事研究7,’17、9,’16、6,’17

＜ＫＮ−１５＞：北極星２号（MRBM）を参照。

＜ＫＮ−１７＞：火星12号（弾道ミサイル）を参照。

＜ＫＮ−１８＞：北朝鮮軍弾道ミサイルの米軍コードで、北朝鮮名称は不明。装軌式TELに搭載されて2017年4月15日の軍事パレードに登場した。スカッドがベースの液体燃料ロケット推進式で、先端部に操縦翼のような小翼４枚が付いており、機動再突入体（MaRV）らしい。射程2000-3000km。対艦弾道ミサイル説もあるが、北朝鮮にそんな技術（2000km以上先の目標発見能力含む）があるかは不明。TELはスカッドＢ用2U218またはスカッドＣ用2P19がベースらしく、背の高い上構を持ち、前面にガラス張りの窓がサイドバイサイドで並んでいる。2017年4月4日、新浦から発射されたが、最大到達高度189km・水平飛翔距離60kmで失敗した。4月16日、新浦から発射されたが、発射4-5秒後に爆発して失敗した。4月29日、北倉から発射されたが、５分後に水平飛翔距離50kmで爆発して失敗した。5月29日、元山空軍基地付近から発射して最大到達高度100km・水平飛翔距離400kmだった。朝鮮中央通信は450km先に撃ち込む予定のところ450.007km飛んで着弾誤差7mだったと主張したが、誰も信じていない。参考：月刊世界の艦船7,’17、月刊軍事研究3,’18、7,’17、8,’17、10,’17

＜ＫＮ−２０＞：火星14号（ICBM）を参照。

＜ＫＮ−２２＞：火星15号（ICBM）を参照。

＜ＫＮ−２３＞：北朝鮮軍の短距離弾道ミサイル。2018年2月の軍事パレードで行進し、2019年5月に初試射を実施した。イスカンデル弾道ミサイルがベースで、迎撃を逃れるため低高度で複雑な軌道をとるらしい。射程400kmで、在韓米軍司令部に届く。参考：月刊世界の艦船1,’22、朝雲

＜ＫＮ−２６＞：北極星３号（SLBM）を参照。

＜ＫＮＤＳグループ＞：クラウス・マッファイ・ヴェグマンとネクスターが事業統合して創設された。参考：月刊軍事研究9,’18

＜ＫＮＴＤＳ＞：韓国海軍艦載データリンクで、韓国海軍戦術データシステムの略。アメリカのリットンズ・システム社製LNTDSを韓国バージョンに改修しており、リンク11との互換性を持つ。KDX-1級を皮切りに装備された。参考：月刊世界の艦船7,’13

＜ＫＯ−１＞：KT-1練習機ファミリーを参照。

＜ＫＯＭＢＡＴシリーズ＞：エストニアのコンバット・アーマリング・グループ社が開発した特殊部隊用装甲車。シャシーはHMMWVで、ドイツ製装甲車体を取り付けている。参考：月刊軍事研究11,’10

　＜ＫＯＭＢＡＴ　Ｔ９８＞：基本の兵員輸送型。装甲レベルは全周がNATOレベル2-3で、車体下面はL2A2またはM26手榴弾１個、DM51対人地雷２個に耐えられる。車体重量4.85トン。最大速度165km。積載量1.1トン。参考：月刊軍事研究11,’10

＜ＫＯＭＳＡＴシリーズ＞：韓国の第２世代多目的衛星。参考：月刊軍事研究8,’03

　＜ＫＯＭＳＡＴ２＞：2000年に高度685kmに打ち上げられた。通信リレーと地上観測の兼用で、地上分解能10mのCCDカメラを持つ。参考：月刊軍事研究8,’03

＜ＫＯＲ−１＞：ソ連軍の艦載複葉偵察機で、後にBe-2に改称された。主任務は観測・連絡・軽攻撃で、ベリエフ設計局が開発し、原型機TsKBM-3は1936年9月4日（4月？）に初飛行した。機体は金属骨組みに羽布張り。主翼は複葉で、後方に折り畳める。胴体下と主翼下にフロートを１基ずつ装備する。全長8.67m、全幅11m、全高4.42m、全備重量2690kg。エンジンはM-25（700馬力）単発、最大速度245km（277km？）、実用上昇限度6600m、航続距離1000km（530km？）。武装は上翼の7.62mm機銃２丁と後席の旋回式7.62mm機銃１丁。爆弾200kg（100kg？）を搭載できる。乗員２名。1938年に配備され、1940年までに300機が生産された。独ソ戦で航空機不足に陥った黒海方面ではフロートに車輪を付けて対地攻撃をこなしている。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇、ウォーマシン・レポートNo.67

＜ＫＯＲ−２＞：Be-4（飛行艇）を参照。

＜ＫＯＲ−７０＞：ソ連海軍が計画したVTOL水上機で、KorSVVP-70（SVVPは垂直離着陸機Samolet Vertikal’nogo Vzleta I Posadkiの略）ともいう。ヴァルティーニ設計局のワレンチン・コルチャーギン設計官とベルリーン設計官が設計した。母艦から800km離れた空域で対潜哨戒、偵察、近接航空支援などを行うのが主任務で、シーステート３までは水上機として、それ以上でどうしても必要な時にはVTOL機として運用する。機体はエクラノリョートと呼ばれる形状で、WIG機（エクラノプラン）をベースに通常飛行機（サマリョート）の翼を付けているのでこう命名された。胴体は扁平の直方体で、リフティングボディを採用しており、揚力を発生させることができる。貨物1.2トンを積む輸送機型、兵士10-12名を収容する武装強襲型なども考えられていて、胴体がモジュール化されていた。通常の前輪式降着装置の他、水上機として運用できるよう、機体下部左右に油圧引き込み式フロートを装備する。主翼は直線翼で、後縁にのみ軽い前進角が付く。折り畳み機構を持っており、付け根から90度後ろに回転させて胴体上面に重ねる型式で、この際は全長14.7m、全幅5.5m、全高3.5mのコンパクトサイズになる。コクピットはサイドバイサイド。VTOLはリフトジェット方式で、胴体左右に推進兼リフト用AI-25推力偏向ジェットエンジンを１基ずつ搭載しており、VTOL運用を行う際のみRD-36-35Fリフトエンジンを胴体中央前後に２基ずつ垂直位置で追加する。AI-25のエアインテイクは胴体左右にあり、横長の楕円形をしている。エンジンはAI-25（推力1.5トン）２基＋RD-36-35F（推力2.9トン）４基、巡航速度500km、最大速度650km、フェリー航続距離2400km。固定武装は機首の機関砲。乗員２名。航空工業省から開発許可が下りず、計画のみに終わった。参考：月刊航空情報8,’12

＜ＫｏｒＳＶＶＰ−７０＞：KOR-70（VTOL水上機）を参照。

＜ＫＰ６０００＞：航空自衛隊のT-33A用可搬式サイレンサー。全長8m（牽引棒除く）、全幅2.66m、高さ4.3m（最大）／4.1m（最小）、全重7.5トン。機体後方45度・距離75mの地点での騒音を25ホン以下に抑制できる。参考：自衛隊装備年鑑1996、自衛隊装備カタログ1981

＜Ｋｐｆｗ＞：Kampfwagen（戦闘車両）の略。

＜ＫＰＭ＞：ロシア軍の艦艇敷設式係維機雷（浮遊機雷？）。揚陸阻止に使用する。全長1.4m、直径0.7m、重量745kg、炸薬重量48kg。最大敷設深度2m。信管は触角式。参考：艦載兵器ハンドブック改訂第２版、月刊世界の艦船2,’17

＜ＫＰＳ＞：ドイツ国防軍が第２次大戦時に使用した銅節約型導環。砲身に接する部分だけ銅を使い、他は焼結鉄にしてある。後にFESに更新された。参考：月刊丸7,’09別冊

＜ＫＰ−ＳＡＭ＞：韓国軍が採用予定のMANPADS。ミサイル発射筒は三脚に搭載されており、360度全周旋回が可能。射角はプラス60度からマイナス15度。発射筒右側にIFFアンテナがあり、照準装置は全天候で使用できる。ミサイル本体は全長1.6m、直径0.2m、重量20kg弱。信管は近接式。誘導は２色赤外線受動誘導式。有効射程5km超、有効高度3km超。TPS830KEトラック搭載低高度監視レーダーと共に運用される。参考：月刊軍事研究7,’03

＜ＫＰＴ−１５０＞：ユーゴスラビア軍のクラスター爆弾。PTAB-1.5HC対戦車子弾（重量1.5kg）54発、PTAB-2.5HC対戦車子弾（2.5kg）、RAB-2.5HE子弾（2.5kg）44発、RAB-3.5HE子弾（3.5kg）34発、RAB-16HE子弾（16kg）、ZAB-45火炎子弾（45kg）、RAB-120HE子弾（120kg）のいずれかを内蔵する。ユーゴ崩壊後はセルビアで生産されているらしい。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＫＰＶ＞：ソ連軍93口径14.5mm重機関銃で、Krupnokaliberniy Pilemyot Vladimirova（ウラジーミロフ式大口径機銃）の略。ソ連陸軍が第２次大戦末期の1944年から開発したが、制式化は1949年になった。単装銃架ZPU-1、連装銃架ZPU-2、４連装銃架ZPU-4に搭載される。海軍も艦載機銃として使用した。全長2.01m、銃身長1.346m、重量134.6kg。使用弾は14.5mm×114弾、弾丸重量60-64g、初速毎秒976-1015m、最大射程2500m（対地）／2200m（対水上）／2000m（対空）。作動は反動利用式、実用発射速度毎分120-150発、最大発射速度毎分600発。参考：月刊世界の艦船1,'15増刊、1,'21、ザ・マーチ５号

＜ＫＰＶＴ＞：ソ連軍14.5mm重機関銃。第２次大戦時に使用したRTD対戦車ライフルの流れを汲むもので、対軽装甲車用に開発され、次第に対空機銃として使われるようになり、次いで軽装甲車両の自衛火器として幅広く搭載されるようになった。貫徹力が高く、湾岸戦争でイラク軍が使用した本機銃弾がM2歩兵戦闘車の砲塔側面を貫通したことがある。本体全長2.01m、本体重量49kg、総重量189kg（マウント含む）。銃口初速毎秒920m、有効射程1500m、最大射程2500m。発射速度毎分400発。100発ベルトリンクで装弾される。参考：よくわかるアフガニスタン戦争、月刊PANZER3,’00、世界の軍用車両(4)

＜Ｋｐｚ．７０＞：MBT70シリーズ（戦車）を参照。

＜ＫＱ−２００＞：高新６号（対潜哨戒機）を参照。

＜ＫＲ−１＞：YJ-91（対レーダーミサイル）を参照。

＜ＫＲ−１＞：ソ連軍の艦載偵察機。ドイツの複葉飛行艇ハインケルHD-55を輸入したものである。水上艦からカタパルトで射出され、着水回収される。エンジンはジーメンス・ジュピター（500馬力）、最大速度194km。1938年から30機が配備された。参考：第２次大戦ソ連軍用機写真集、月刊丸11,’72

＜Ｋ−ＲＡＣＥＲ＞：川崎重工の無人機Kawasaki Remote, Autonomous and Cargo-ability Enhanced Rotorcraft。参考：朝雲

＜Ｋ−ＲＡＣＥＲ（シングルローター・ヘリ型）＞：シングルローター・ヘリコプター型。自動飛行能力はレベル３（無人地帯内目視外自動飛行）で、貨物のスリング輸送も行える。エンジンはカワサキ・モータース製オートバイ用スーパーチャージャー付レシプロ、上昇能力2000m、標高耐性3100m、航続距離100km以上。ペイロード100kg以上。長野県伊那市が日本アルプスの山小屋向け物資輸送用として、本機を使用した物資輸送プラットフォーム構築プロジェクトを行っており、日本アルプス各山荘を繋ぐ固定空路を巡って無人で物資を輸送する計画を立てている。参考：朝雲

＜Ｋ−ＲＡＣＥＲ（複合ヘリ型）＞：複合ヘリコプター型。メインローターと両主翼端プッシャープロペラを備えており、メインローターのトルクは主翼端プッシャープロペラで打ち消すのでテイルローターは無い。降着装置はスキッド式。メインローター直径4m。エンジンはニンジャH2Rオートバイと同じものを積む。2020年に飛行試験を行い、安定した飛行に成功した。参考：朝雲

＜ＫＲＡＺ２５０＞：ソ連のトラック。エンジン出力240馬力、最大速度80km。ペイロード14トン。大型トレーラーを牽引できる。参考：月刊戦車マガジン10,’78

＜ＫＲＩＳＳ＞：スイスのKRISSアームズ・グループ社が開発したサブマシンガン。作動機構をトリガー前方のフレーム下部に組み込むというスーパーＶシステムを採用しており、反動を60%、銃口の跳ね上がりを95%抑えることができる。ストックは伸縮式。単発、２点バースト、連発が可能で、単発のみのモデルもある。使用弾は.45ACPまたは.40S&W。マガジンはグロック21と共通の13発入りまたは専用の30発入り。参考：月刊軍事研究6,’11

＜ＫＲＭ−６６＞：ロシア軍の潜水艦用多機能レーダー。レドーム内にアンテナが収容されており、対空レーダー、対水上レーダー、IFFといった役目を果たすことが出来る。677型ラダ級に搭載された。参考：月刊軍事研究1,’11

＜ＫＲＰ＞：ケブラー強化プラスチックの略。FRPの一種で、ケブラー繊維とエポキシ・レジンの複合材である。1970年代からアメリカで使用され始めた。参考：月刊軍事研究10,’07

＜Ｋｒ　Ｐｚ　Ｗｇ＞：Krankenpanzerwagen（装甲病院車）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜ＫＲＴＺ−１２５−２Ｍ＞：S-125改２地対空ミサイル用対レーダーミサイル妨害システム。OI-125トランスミッターとUEV-2Mアンテナから構成される。S-125の発する電波を地表面輻射と同じ周波数に調整することができ、これにより対レーダーミサイルの着弾を数百メートルずらす。参考：月刊軍事研究9,’06

＜ＫＲＵ−１０１＞：ジュダノフ（巡洋艦）を参照。

＜Ｋ−ＲＸ１＞：91式機雷を参照。

＜Ｋ−ＲＸ２＞：海上自衛隊の潜水艦敷設機雷。91式機雷がベースの自走機雷である。1990年代に開発されたが、試作のみに終わったらしい。参考：月刊世界の艦船9,’12増刊、11,’16、月刊軍事研究3,’16

＜Ｋ−ＲＸ３＞：海上自衛隊の試作機雷。自走機雷らしい。参考：月刊軍事研究3,’16

＜Ｋ・Ｒ・ホイーラー＞：T-AG-5001（沖合燃料分配システム）を参照。

＜ＫＳ＞：Podbodny Kreiser Spetsialina（特務巡洋潜水艦）の略。参考：現代の潜水艦

＜ＫＳ＞：ソ連軍戦車、別名タンクＭ（Ｍはマールィ、小さいの略）。1919-20年にフランス陸軍から鹵獲したルノーFTをコピーしたもので、赤軍部隊ではレノ・ルスキー（ロシアのルノー）とも呼ばれたらしい。砲塔は残骸から持ってきた鋳造砲塔またはソ連で作った八角形砲塔。搭載火器はプトー37mm戦車砲SH18とオチキス8mm重機関銃をコピーし、当初は37mm戦車砲搭載型と機銃搭載型の２種類を作ったが、後に両方搭載した。戦場から回収してきたルノーFTの残骸も修理して15両が生産された。全長4m、全幅1.75m、全高2.25m、重量７トン。装甲厚16mm。エンジンはAMO製フィアットガソリン（33.5馬力）、最大速度8km、航続距離60km。乗員２名。参考：月刊PANZER9,’97

＜ＫＳ−１＞：HQ12（地対空ミサイル）を参照。

＜ＫＳ一小型測量機＞：石川島式小型患者輸送機ファミリーを参照。

＜ＫＳ−１＞：ソ連軍の対艦ミサイル。MiG-15のエアフレームを利用しており、コクピットと降着装置の無いMiG-15といった外見である。主翼は中翼配置で、前縁に境界層板を持つ。垂直尾翼の半ばから水平尾翼が出ている。全長7.9m、直径1.15m、翼スパン4.9m、重量3.1トン、炸薬量0.6トン。ブースターで発射され、ターボジェットで推進し、最大速度マッハ0.9、巡航高度300-400m、射程90km。誘導は中間レーダービームライディング＋終末セミアクティブ・レーダー・ホーミング。空対艦型の米軍コードはAS-1、NATOコードはケンネル（Kennel）で、Tu-4KとTu-16KSに搭載可能。地対艦型の米軍コードはSSC-2b。参考：月刊PANZER4,’98、核兵器事典、月刊軍事研究6,’93別冊、月刊航空ファン7,’17

＜ＡＳ−１＞：西側推定諸元は以下の通り。全長8.44m、翼スパン4.8m、発射重量2.85トン、弾頭重量0.9トン。エンジンはターボジェット、射程54海里。参考：世界軍用機年鑑1990-91

＜ＫＳ１Ａ＞：HQ-12シリーズ（地対空ミサイル）を参照。

＜ＫＳ−３Ａ＞：S-3対潜哨戒機ファミリーを参照。

＜ＫＳ８−１Ａ＞：アメリカ軍のカメラ。ニコンＦを採用したもので、レンズは43-86mm。ベトナム戦争で使用された。参考：ミリタリー・イラストレイテッド17

＜ＫＳ−１２＞：ソ連軍牽引式130mm高射砲。全長11.52m、全幅3.03m、全高3.04m。有効射程13720m、最大射程27000m、最大射高20000m。発射速度毎分10-12発。イラク軍も湾岸戦争時に200門配備していた。参考：軍事分析湾岸戦争

＜ＫＳ−１９＞：K-19（原潜）を参照。

＜ＫＳ−１９＞：ソ連軍100mm高射砲、西側名称M1947。85mm高射砲52Kの後継として1947年から開発された。最大射高15000mを誇り、レーダー照準を採用している。旋回はモーターで行い、装填補助装置も備える。10160門が生産され、B-29に対する防空装備として1950年代半ばまで運用され、友好諸国に輸出もされた。北ベトナム軍、中東諸国、イラク軍が実戦使用している。参考：月刊軍事研究2,’03

＜ＫＳ−３２＞：K-32（原潜）を参照。

＜ＫＳ−４１＞：2K11地対空ミサイルシステム用ミサイルランチャーで、後に2P24と改称された。車体は1S32自走式誘導レーダーや2S3自走砲と共通の装軌式で、下部転輪は片側７枚、起動輪は前方、誘導輪は後方にあり、上部転輪は片側４個。車体上部中央の旋回式ランチャーに3M8ミサイル２発を搭載する。全長9.46m、全幅3.2m、全高4.47m、重量38トン。装甲厚15mm。エンジンはV-59ディーゼル（520馬力）、最大速度45km、航続距離450km。乗員3-5名。参考：ソビエト・ロシア戦闘車両大系（下）

＜ＫＳ−６８＞：アメリカ海軍RA-5C偵察機用パノラミック・カメラ・システムで、パーキン・エルマー社製。KA-57AカメラとLA-297A三軸安定カメラマウントで構成される。カメラには四角プリズム２個が左右に並んでおり、これが回転して水平線から150度ずつ直下を60%ずつオーバーラップさせて撮影、76mmf2.8レンズ２個を介してフィルム２コマに露光する。左右水平線まで画角180度の写真が撮れるが、主にオーバーラップ部分を判読する。フィルムサイズ70mm×914m（3600コマ）、写真サイズ70mm（57mm？）×210mm。フィルムが長く、巻き取るにつれてカメラの重心が変化するため、それを補正するバランスウェイトも備えている。参考：A-5ビジランティ、ミリタリー・イラストレイテッド17

＜ＫＳ−６９＞：アメリカ海軍RA-5C偵察機用パノラミック・カメラ・システムで、パーキン・エルマー社。KS-68の改良型で、KA-58Aカメラ及びLA-301A三軸安定カメラマウントから構成される。プリズムスキャン角140度、オーバーラップ66%、使用レンズ457mmf4.0。フィルムは127mm×762m（535コマ）、写真サイズは114mm×1120mm。参考：A-5ビジランティ、ミリタリー・イラストレイテッド17

＜ＫＳ−８０Ａ＞：アメリカ海軍の昼間偵察・写真撮影任務用手持ち式航空カメラシステム。日本光学のニコンＦ、秒速４コマの電池式モーター・ドライブ・ユニットなどから構成される。スクランブル機や哨戒機に搭載し、不明機、外国艦艇、商船、漁船などを撮影するのが主任務で、スクランブル機による不明機撮影は43-86mmF3.5ズームレンズが適している。参考：ミリタリー・イラストレイテッド17

＜ＫＳ−８６＞：K-170（原潜）を参照。

＜ＫＳ−８７Ｂ＞：航空自衛隊の汎用偵察カメラ。RF-4E偵察機の機首カメラ搭載ステーション１に装着され、焦点距離3/6/12/18インチ（76.2/152.4/304.8/457.2mm）のレンズから１枚を選択し、前方斜め（機首下面最前部カメラ窓使用）、垂直（前から２番目使用）、側方斜め（鏡筒が長い18インチレンズ専用、機首左側面カメラ窓使用）の撮影ができる。全長330mm、全幅270mm、全高480mm、重量35kg。フィルムは全長152m、幅12.7mm。参考：月刊JWings11,’19、月刊軍事研究5,’11、9,’05

＜ＫＳ−９４Ａ＞：アメリカ軍の手持ち式航空カメラシステム。本体は日本製ベスラー・トプコン・スーパーＤである。参考：ミリタリー・イラストレイテッド17

＜ＫＳ−１２２＞：RKP-55（潜水艦発射対地巡航ミサイル）を参照。

＜ＫＳ−１２７Ａ＞：航空自衛隊の長距離斜め撮影用カメラLOROP（LOng Range Oblique Photograph）。RF-4E偵察機の機首カメラ搭載ステーション1-3に装着し、機首側面のカメラ窓から撮影する。左右どちらを使うかは飛行中に変更可能。焦点距離66インチ（1676mm）のレンズを使用し、遠距離から鮮明な写真を撮影できる。分解能1m、最大撮影可能距離50海里。撮影可能な角度は14-27度。全長1.2m、全幅0.6m、全高0.65m、重量277kg。フィルムは全長304m、幅127mm。大きく重いので、カメラステーションを全て塞いでしまい、他のカメラと一緒に載せられないのが欠点。参考：月刊軍事研究5,’11、9,’05、月刊JWings11,’19、8,’05

＜ＫＳ−１２９＞：K-129（原潜）を参照。

＜ＫＳ−１４７Ａ＞：サウジアラビア空軍RF-5E偵察機の長距離斜め撮影カメラ。焦点距離66インチ（1676mm）、撮影可能距離8-50海里、解像度0.3-0.6m（撮影距離22海里）。CAI社製。参考：世界軍用機年鑑1990-91

＜ＫＳ−１４９＞：K-149（原潜）を参照。

＜ＫＳ−１７２ＡＡＭ−Ｌ＞：ロシアが1993年に公表した大型空対空ミサイル、別名イズジェリェ172。当初は艦対空ミサイルとして開発されていた。全長7.4m、直径0.4m、翼スパン1.02m、重量750kgと大型で、タンデムのロケットブースターまで付いていて、射程が400kmもあり、AWACS、空中給油機、電子戦機などを目標にしているとみられる。誘導は中間が慣性誘導＋コマンドリンク、終末がアクティブレーダー。最大速度4000km、12Gの機動が可能とされ、対処可能高度3-30000m。Su-27シリーズに１発搭載できる。未だ開発中。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック、月刊丸10,’97、月刊軍事研究6,’14

＜ＫＳ−１７２海外シリーズ＞

　＜ＫＳ１７２Ｓ−１＞：輸出型。全長6m、重量700kg。射程300km。参考：軍用機ウェポン・ハンドブック

＜ＫＳ−２０７＞：K-207（原潜）を参照。

＜ＫＳ−２１０＞：K-210（原潜）を参照。

＜ＫＳ−２１４＞：K-214（原潜）を参照。

＜ＫＳ−２１６＞：K-216（原潜）を参照。

＜ＫＳ−４０３＞：K-403（原潜）を参照。

＜ＫＳ−４１１＞：K-411（原潜）を参照。

＜ＫＳ−４１５＞：K-415（原潜）を参照。

＜ＫＳＡ−１００＞：アメリカのカマン社が1971年に開発した緊急脱出用オートジャイロ。射出座席を折り畳み式オートジャイロにしたもので、２翅の回転翼とWR-19ターボファンエンジン（推力195kg）、足台、垂直安定板付きテイルブームが折り畳まれており、緊急脱出してパラシュートで減速した後に展開し、安全な場所まで8kmほど飛んでいくことができる。実用性に難があり、採用されなかった。参考：月刊JWings12,’11、12,’18

＜Ｋ−ＳＡＡＭ＞：韓国海軍の艦対空ミサイルKorean Surface-to-Air Anti-Missile、別名海弓。2011年から国産開発され、2019年から量産に入った。全長3.07m。誘導は中間慣性＋終末ARH／パッシブ赤外線。インチョン級フリゲート・バッチ２のK-VLSに１セルあたり４発装填される。インチョン級バッチ１にもRAMの代わりに搭載する予定。参考：月刊世界の艦船2,’20、2,’21

＜ＫＳＢＲ　ＴｓＡＲ＞：中央アジア合同緊急展開部隊を参照。

＜Ｋｓｈ＞：コマンドノ・シタブナヤ・マシーナ（司令部幕僚装甲車両）の略。

＜ＫＳＭＫ＞：ロシアの造船企業連合で、中小造船コンツェルンの略。アムール造船工場、アルマーズ中央海洋設計局、ヴィンペル造船所、中ネフスキー造船工場、ハバロフスク造船工場、ヤンターリ造船所などを傘下に収めており、2001年に創設された。参考：月刊世界の艦船2,’17

＜ＫＳｏ／３４＞：ドイツ空軍パイロットが第２次大戦時に使用していた夏季用オーバーオール。厚手のコットン製で、カーキ色をしている。右肩にはトレンチコートと同様のストーム・フラップが付いている。1940年頃からは左前面の首から腰にかけてジッパーが追加され、素早く脱げるようになった。参考：グラフィックアクション36

＜ＫＳＯＲ＞：合同機動対応部隊を参照。

＜Ｋｓｐ５８＞：スウェーデン陸軍Strv103戦車の同軸機銃。7.62mm機銃FN-MAGがモデルで、初速毎秒880m、有効射程1200m、発射速度毎分700-900発。参考：月刊PANZER12,’03

＜ＫＳＰ−７６＞：ソ連軍の試作装輪自走砲で、KSPはKolesnaya Amokhodnaya Ustanovka（装輪自走砲）の略。GAZ-63悪路走破車をベースに76.2mm野砲ZIS-3を搭載したもので、空挺作戦での使用も考えられていた。1944年から試験されたが、車体が反動に耐えられなかったため、生産されなかった。全長6.35m、車体長3.3m、全幅2.05m、全高1.55m、重量5.4トン。装甲厚は前面16.5mm、側後面7mm。エンジンはGAZ-11ガソリン（85馬力）、最大速度63km、航続距離350km。乗員３名。参考：月刊PANZER3,’01、異形戦車ものしり大百科

＜Ｋｓｐ９０＞：MINIMI海外シリーズ（機関銃）を参照。

＜ＫＳＲ−２シリーズ＞：ソ連軍空対地巡航ミサイル。1956年から開発され、1962年から実戦配備された。全長8.59m、直径0.9m、翼スパン4.8m、発射重量３トン、弾頭重量１トン（核又は通常弾頭）。推進は固体燃料ロケット、低高度をマッハ0.9で飛翔するモードと3000フィート（914m）をマッハ1.2で飛翔するモードがあり、射程180km。誘導は中間慣性誘導＋終末アクティブレーダーまたはパッシブレーダー。Tu-16から発射可能。第４次中東戦争劈頭にエジプト軍が使用した。参考：軍事分析湾岸戦争、核兵器事典、月刊軍事研究8,’06、月刊世界の艦船2,’87

＜ＫＳＲ−２＞：米軍コードAS-5A、NATOコードはケルト（Kelt）。参考：軍事分析湾岸戦争

＜ＫＳＲ−１１＞：米軍コードAS-5B、NATOコードはケルト（Kelt）。参考：軍事分析湾岸戦争

＜ＡＳ−５＞：西側推定諸元は以下の通り。全長8.6m、直径0.9m、翼スパン4.57m、発射重量３トン、弾頭重量１トン。推進は液体燃料ロケット、射程86海里以上。誘導はアクティブ／セミアクティブレーダー。参考：世界軍用機年鑑1990-91、空軍

＜ＫＳＲ−５＞：ソ連軍空対地巡航ミサイル、米軍コードはAS-6、NATOコードはキングフィッシュ（Kingfish）。1968年に就役し、1970年代初期に西側で存在が確認された。写真に撮られたのは1977年12月23日1035に輪島の北80kmを飛行していたTu-16に搭載されていたのを空自F-86が撮影したのが初といわれる。高度60000フィート（18288m）超からマッハ2.5でダイブするモードと、低空をマッハ1.2でシースキミングするモードがある。全長9m、直径0.9m、翼スパン3.2m、発射重量３トン。弾頭は核（重量0.35トン、威力350-1000キロトン）。最大速度マッハ2.5（ハイダイブ）／マッハ1.2（シースキミング）、射程300海里（高空発射）／130海里（低空発射）。誘導は中間慣性誘導＋終末アクティブレーダーまたはパッシブレーダー。Tu-16から発射可能。当初はTu-22Mバックファイア用と言われていたが、装備例は無い。参考：世界の軍用機1979、核兵器事典、月刊世界の艦船2,’87、8,’82増刊、ザ・マーチ５号、核兵器事典

＜ＫＳＲ−１１＞：KSR-2シリーズ（空対艦ミサイル）を参照。

＜ＫＳＳ艦対艦ミサイル＞：ソ連海軍艦対艦巡航ミサイル。ストレラ艦対艦ミサイルの実験型で、MiG-15bis戦闘機ベースの沿岸防備用地対艦ミサイルS-2ソプカの艦載型である。全長8.8m、全幅4.7m／1.9m（主翼折り畳み時）、全高2.4m。射程40km。67EP型実験艦アドミラル・ナヒモフでテストされた。参考：ソ連／ロシア巡洋艦建造史

＜ＫＳＳ−１型＞：チャン・ボゴ級（潜水艦）またはドルゴレ型（潜水艇）を参照。

＜ＫＳＳ−２型＞：214/1700型（潜水艦）を参照。

＜ＫＳＳ−３型＞：韓国海軍国産潜水艦。文在寅大統領が2017年の大統領選挙で原潜建造を公約にしており、2020年7月に国家安全保障室第２次長が次世代潜水艦は原子力推進であると表明し、バッチ�Vで原潜化すると喧伝されたが、その後は動きが無い。参考：月刊世界の艦船7,’23、10,’23

＜ＫＳＳ−３型バッチ�T＞：設計は大宇造船海洋で、搭載機器国産化率76%、戦闘システムはハンファ・タレス、艦載ソナーはドイツのアトラス・エレクトロニク社が担当、フランク・アレイ・ソナーは韓国のLIG Nex1、曳航ソナーは韓国のハンファ社が開発する予定。セイルは前縁付け根にフェアリングがあり、直立した側面に音響タイルが貼られていて、セイル・プレーンを装備する。潜望鏡はサジェム社製シリーズ30非貫通型。セイル直後にVLS用ハッチがある。魚雷発射管はバブコック社製で、射出速度を自由に変更できる発射弁を持つ。艦尾舵は十字舵。SIGINT（ELINT＋COMINT）システムはスペインのインドラ社製ペガソ。全長83.5m、幅9.6m、吃水7.6m、排水量3020トン（3500トン？）、水中排水量3705トン（3800トン？3850トン？）。主機はディーゼル・エレクトリック／燃料電池AIP、水中速力20ノット、航続距離10000海里、最大連続行動日数17日。兵装は533mm魚雷発射管８門（K731白鮫長魚雷、虎鮫長魚雷、海星700K潜対艦ミサイル）、多目的単装VLS６基（AIP室と機械室の間らしい。玄武２型短距離弾道ミサイルの通常弾頭SLBM版である玄武4-4潜水艦発射弾道ミサイルまたは天龍の潜水艦発射型である空龍潜対地巡航ミサイル）。乗員50名。2012年12月に２隻が大宇造船海洋に発注され、１番艦SS-083トサン・アン・チャンホは2021年8月13日、２番艦SS-085アン・ムーは2023年4月20日に就役した。３番艦シン・チェホ（申采浩、Shin Chae-ho）は現代重工に発注され、2021年9月28日に進水した。参考：月刊世界の艦船11,'21、8,’16、3,’17、10,’17、11,’16、6,’13、7,’13、12,’18、9,’19、4,’20、2,’21、10,’21、12,’21、3,’22、7,’23

＜ＫＳＳ−３型バッチ�U＞：通算４番艦以降。排水量を4000トンに拡大し、ソナーや指揮管制装置を新型に換装、蓄電池をサムスンSDI社製リチウムイオン電池（スマホ向けと同様のCOTS型）に変更し、VLSを10基に増やす。１番艦（通算４番艦）は2021年5月にファースト・スチール・カットを実施、2023年3月30日に大宇造船海洋オクポ造船所で起工式が行われた。参考：月刊世界の艦船7,’23

＜ＫＳＳ５００Ａ＞：韓国国防開発庁がドルゴレ型の後継として2008年から開発している潜水艇。全長37m、幅4.5m、水上排水量510トン。動力源はリチウムイオン電池２基で、発電機は持たない。最大速力20ノット。最大潜航深度250m。行動時間３週間。兵装は艦首の魚雷発射管。乗員10名＋特殊部隊員14名。５隻を導入する予定。参考：朝雲、月刊世界の艦船3,’12

＜ＫＳＳｈｃｈ＞：P-1（対艦ミサイル）を参照。

＜ＫＳＴＡＭ＞：韓国がドイツのディール社と共同開発した、K-2戦車用トップアタック誘導弾。弾頭が目標上空でHEATのメタルジェットを下向きに放出し、薄い上面装甲を貫通する。参考：月刊グランドパワー6,’10

＜Ｋ−ＳＴＥＲ　Ｃ＞：フランスのECAグループが開発した機雷掃討具（ワンショットUUV）。光ファイバーによる有線誘導またはインスペクターUSVからの無線誘導で目標に向かい、俯仰角180度のセンサーヘッドに収容したTVカメラとソナー（周波数500-1200kHz）で機雷を探知し、搭載する2.5-6kgの成型炸薬を爆発させてプラズマを発生させ、機雷を処理する。全長1.45m、胴体部直径0.23m、全幅0.5m、全高0.43m、重量50kg。推進はリチウムイオン電池による垂直・水平移動用スラスター２基ずつ、平均速力0-3ノット、最大速力６ノット、航続時間１時間。最大運用深度300mまたは600m。最大運用距離1000m。参考：月刊世界の艦船1,'15増刊、月刊軍事研究8,’15、2,’17

＜ＫＳ機＞：日本陸軍が開発していた着陸制限装置（アレスティング・ワイヤー）で、昭和10年10月にケ一の秘匿名称が付いた。運用機の胴体下にＫ装置と呼ばれるアレスティング・フックを装着し、引っ掛けて制動する。参考：月刊航空ファン10,’18

＜ｋｔ＞：ノット（単位）を参照。

＜ＫＴ＞：A40T（空挺戦車）またはキロトン（単位）を参照。

＜ＫＴ−１シリーズ＞：韓国空軍ターボプロップ初級練習機、別名雄飛（ウンビ、Woongbee）。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊JWings11,’14

　＜ＫＴＸ−１＞：試作機。T-37/T-41の後継として国防科学研究所と大宇重工が1988年から開発した。初号機はPT-6A-25Aターボプロップ（550軸馬力）を搭載して1991年12月12日に初飛行したが、その後開発に難渋したらしく、1996年10月に試作機が国際エアショーに出品された際も公の場での飛行展示は行われず、スイスのピラタス社の協力で韓国航空宇宙産業KAIが量産型KT-1の生産を始めたのは1999年になった。参考：世界航空機年鑑2018-2019

＜ＫＴ−１＞：主翼は低翼配置の直線翼で、翼下２カ所ずつのハードポイントにロケット弾ポッドなどを搭載できる。コクピットはタンデム複座、緊急脱出装置はマーチン・ベイカー社製Mk16LF射出座席。全長10.26m、全幅10.59m、全高3.68m、自重1.19トン、最大離陸重量3.205トン（2.54トン？）。翼面積16.01平方メートル。エンジンはプラット＆ホイットニー・カナダ社製PT6A-62Aターボプロップ（950馬力）単発、最大巡航速度574km（518km？）、実用上昇限度11580m、航続距離1666km。荷重制限マイナス3.5Gからプラス7G。乗員２名。105機を導入予定で、2000年11月に初号機が引き渡された。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊JWings11,’14、3,’15、月刊軍事研究1,’01、1,’08、4,’08

＜ＫＴ−１Ｂ＞：インドネシア空軍向け輸出型。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＫＴ−１Ｃ＞：輸出型。計器板をグラスコクピット化し、HOTASを採用している。インドネシア、メキシコ、トルコ、ペルーに輸出された。参考：月刊JWings3,’15

＜ＫＴ−１ファミリー＞

　＜ＫＯ−１＞：観測・軽攻撃機型。主翼下ハードポイントを左右３カ所ずつに増やし、HUDやFCSを搭載したもので、FACに使用される。20機を導入予定。参考：月刊軍事研究1,’08、4,’08、世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＸＫＯ−１＞：KO-1の試作機で、こちらはＸが接頭辞になっている。KTX-1試作４・５号機から改造された。参考：月刊航空ファン5,’19

＜ＫＴ−１海外シリーズ＞

　＜ＫＴ−１Ｐ（ペルー空軍）＞：ペルー空軍練習機。ズリンZ242L初等練習機とEMB-312高等練習機の間を埋める機体として2012年11月6日に20機を２億ドルで購入することにした。2014年納入の４機は輸入、残り16機は最終組み立てのみペルーで行う。参考：月刊JWings1,’13、THE MILITARY BALANCE 2016

　＜ＫＴ−１Ｂ（インドネシア空軍）＞：インドネシア空軍練習機。2003年から12機を導入した。参考：世界航空機年鑑2018-2019

　＜ＫＴ−１Ｔ（トルコ空軍）＞：トルコ空軍練習機。T-37の後継としてKT-1Cを導入したものである。2010年12月から40機（＋オプション15機）を配備予定で、５機を輸入、35機をTAI社でライセンス生産する。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊JWings2,’11、3,’15、月刊軍事研究8,’09

＜ＫＴ−１＞：中国の小型衛星打ち上げ用（とされる）ロケットで、中国名は開拓者１号。全長13.6m、直径1.4m。ペイロード0.1トン。固体ロケット４段式で、第１段目は東風31である。TELに搭載される。2002年9月と2003年9月に打ち上げられ、衛星の軌道投入に失敗したと伝えられたが、実際には衛星破壊実験だったという説もある。2007年1月11日、衛星迎撃に成功した。参考：月刊軍事研究8,’17、5,’07、4,’07、月刊丸5,’07

＜ＫＴ−２＞：中国の衛星攻撃用ロケットで、中国名は開拓者２号。全長25.65m、直径1.7m、重量65トン。固体ロケット４段式。ペイロード0.3トン。2010年1月11日に弾道ミサイル迎撃実験と称する発射実験を行った。参考：月刊軍事研究8,’17

＜ＫＴ−２８＞：ソ連陸軍76.2mm戦車砲。歩兵の直接支援用榴弾砲を基にしており、対装甲威力に劣る。口径長16.5。徹甲弾は砲口初速毎秒370m、装甲貫徹力321mm（射距離500m）／28mm（1000m）。T-28に搭載された。参考：月刊グランドパワー7,’02

＜ＫＴ−５０＞：60式自走106mm無反動砲シリーズを参照。

＜ＫＴ−６０＞：60式自走106mm無反動砲シリーズを参照。

＜ＫＴ−７０＞：60式自走106mm無反動砲シリーズを参照。

＜ＫＴ−１００＞：韓国空軍練習機。別名はナラオンで、ナラ（国）／ナラガダ（飛び立つ）＋オン（100）から「完璧に飛び立てる国産機」という感じの意味である。KC-100民間用軽飛行機がベースで、１機あたりの価格は10億ウォン。参考：月刊航空ファン10,’19、3,’19

＜ＫＴ１１２ＵＤ＞：ウクライナのウクロボロンプロム社傘下のDBバーティカル社が開発している武装ヘリ。機首下面にセンサー・ターレットを持つ。コクピットはサイドバイサイドで、後方にキャビンがあり、兵員や貨物の輸送にも使える。全長6.97m、最大離陸重量１トン。兵装は7.62mm機銃、小型誘導爆弾、バリアー�Xレーザー誘導式対戦車ミサイル、ストレラ空対空ミサイルなど。参考：月刊JWings5,’17

＜ＫＴ−１５２Ｍ＞：ソ連海軍3M80対艦ミサイル用連装発射機。上下２段で、15度の仰角をかけて固定搭載される。プロジェクト1241.1MPモルニヤＭ級ミサイル艇やプロジェクト1241Mタランタル�V級ミサイル艇に搭載された。参考：月刊軍事研究12,’99、月刊世界の艦船6,’15

＜ＫＴ−１９０＞：ソ連海軍3M80対艦ミサイル用箱型４連装発射機。アルミニウム・マグネシウム合金の圧延シートで作られた円筒４本を束ねており、前後に油圧駆動式の扉が付いている。仰角15度固定で、俯仰・旋回はできず、ミサイルは発射後60度の範囲で方向転換できるが、その中に敵艦が位置するよう艦の向きを変えなければならない。ソブレメンヌイ級、プロジェクト1239シヴウチ（ダーガチ）級エアクッション型ミサイル艇に搭載された。参考：月刊軍事研究11,’99、12,’99

＜ＫＴ−２１６＞：ソ連海軍の水上艦用120mm囮ロケット弾10連装発射機。重量205kg（固定型）／336kg（旋回型。仰角は固定）。カートリッジはSR-50対レーダーデコイ、SO-50対赤外線／レーザー用デコイ、SK-50複合デコイの３種があり、長さ1.22m、直径0.12m、重量25-25.5kg。再装填は手動。PK-10発射指揮システムにより管制される。参考：月刊軍事研究11,’99、2,’09、月刊世界の艦船6,’15、1,'15増刊

＜ＫＴ−３０８＞：ロシア海軍の水上艦用120mmデコイ６連装発射機。参考：月刊軍事研究11,’15

＜ＫＴＲＶ＞：戦術ロケット兵器会社を参照。

＜ＫＴｓ−２０＞：ソ連軍の侵攻用グライダー。1940年から開発され、少数が生産された。全長15m、全幅22m、全備重量3500kg。兵員16名、小型の砲、車両などを搭載できる。参考：第２次世界大戦軍用機ハンドブック・ヨーロッパ篇

＜ＫＴＳＳＭ＞：韓国軍の短距離弾道ミサイルで、ハンファディフェンスが開発中。誘導はINS/GPS。弾頭は貫徹型で、バンカーに潜んだ北朝鮮軍砲兵部隊を無力化する。射程120km。2019年から配備する予定。参考：月刊軍事研究3,’18

＜ＫＴＵ−６８＞：STEST-68（魚雷）を参照。

＜ＫＴＵ−７１＞：ソ連海軍のTEST-71魚雷用管制装置、別名ドルフィン２。1971年に制式化された。発射した魚雷の機動操作及び目標再指示を行うことが可能である。重量500kg。641型と671型に搭載された。参考：ソ連／ロシア原潜建造史、月刊世界の艦船9,’10

＜ＫＴＵ−７７＞：TEST-3（魚雷）を参照。

＜ＫＴＷ弾＞：貫徹力の高い拳銃弾で、弾芯を真鍮とし、これにテフロンを被せている。防弾チョッキも貫通できるとされ、公用に開発されたが、人体も突き抜けてしまうためストッピング・パワーに劣る。各種口径が製作されたが、米国メディアが警官殺しの弾丸として取り上げたため（実際に被害があった訳ではない）、市場から消えた。参考：GUN用語事典

＜ＫＴＸ−１＞：KT-1シリーズ（練習機）を参照。

＜ＫＴＸ−２＞：T-50シリーズ（練習機）を参照。

＜ＫＵＢ−ＵＡＶ＞：カラシニコフが開発した自爆型UAV。光学／赤外線センサーなどを積んで目標を捉え突入するか、指定座標に突っ込む。全長0.95m、全幅1.25m、全高0.165m。電動モーター駆動、飛行速度80-130km、巡航速度80km、最大航続時間30分。センサーペイロード3kg。IDEX2019で発表された。参考：月刊JWings5,’19

＜Ｋ−ＵＣＡＶ＞：KAIが研究している無人戦闘航空機。2015年のパリ航空ショーで発表されたコンセプトモデルは空対空戦闘も想定した外見だったが、2017年のADEXでは全翼機になり、対地攻撃、偵察、目標指示が主任務となっている。全長7.62m、翼スパン10.5m、最大離陸重量3.91トン。エンジンはターボファン単発、最大速度マッハ0.85、最大上昇限度12000m、最大航続距離361km。参考：月刊軍事研究3,’18

＜ＫＵＨ−１シリーズ＞：韓国陸軍汎用ヘリで、KUHはKorean Utility Helicopter（韓国汎用ヘリ）の略。2005年初めにAH-1とUH-1の後継となる国産ヘリ開発計画KMP（韓国ヘリコプタープログラム）として構想が発表され、2006年6月（2007年10月？）にKAIとユーロコプターが開発支援協定を締結、それぞれAH-XとKUHという名称を付け、両者で機関系やテイルブームなどを共通化する予定だったが、AH-Xの方はエアバス・ヘリコプターズ社製H155ベースのLAHに変更され、汎用ヘリ版のみ実用化された。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊軍事研究4,’08、3,’18、月刊丸11,’09

　＜ＫＵＨ−１＞：別名スリオン（Surion。スリ・鷲＋オン・100で純国産鷲の意）。500MDと空軍のUH-60Pを更新し、海兵隊も22機（＋オプション12機）を導入する。AS332/532系列をベースにエンジン以外を国産することにしたが、トランスミッションの技術移転が上手くいかずエアバス社製のものを輸入しており、国産化率は構成部品の６割となっている。コクピットは並列複座、計器板はグラス・コクピット。胴体長14.96m、メインローター直径15.79m、全幅2.32m、全高4.45m、ミッション離陸重量7.711トン以下、最大離陸重量8.709トン。エンジンはGE製T700-701Kターボシャフト（1900軸馬力。1800馬力？）双発、巡航速度259km、ホバリング高度限界2700m（地面効果外）、航続時間２時間以上。乗員２名。武装兵９名（必要ならドアガナー２名追加）または担架６床＋看護兵２名を乗せられる。2009年7月31日に試作初号機がロールアウトし、2010年3月10日に初飛行した。2012年（2011年？）から韓国陸軍に245機を納入する予定だったが、メインローターに亀裂が見つかるなどして実用化は2020年頃に遅れるらしい。2016年9月29日には結氷テスト101項目中29項目が未達成であるとして韓国国防事業庁から引き渡し停止の指示が出され、2017年には一時的に全面運用中止になった。参考：世界航空機年鑑2018-2019、月刊軍事研究4,’08、9,’09、月刊JWings10,’09、6,’10、4,’15、3,'16、1,’17、1,’18、丸11,’09、月刊世界の艦船9,’12、月刊航空ファン2,’19、10,’19

　＜ＭＵＨ−１＞：KUH-1の海兵隊向け水陸両用戦支援型で、別名マリネオン（マリノン？Marine＋Surion）。独島級強襲揚陸艦への搭載を考慮してメインローターを折り畳み式に変更し、洋上運用のため無線を変更、航続距離を延伸し、不時着水に備えて浮力を強化、機体に塩害対策を行っている。航続時間３時間（増槽あり）。搭乗兵員９名。2015年1月19日に初飛行し、12月29日に開発を完了した。2018年1月10日に最初の２機が引き渡された。参考：月刊JWings3,'16、4,’15、月刊航空ファン4,’18

＜ＫＵＨ−１ファミリー＞

　＜ＫＵＨ−ＭＥＤＥＶＡＫ＞：韓国軍医療救難ヘリ、別名メディオン（MEDEVAK＋Surion）。MEDEVAK（医療後送）任務用で、キャビンに医師・看護師用座席と医療器具収容スペースを設け、担架６床を収容できる。アジア地域地形検索モードと気象関連災害自動検出能力の強化改良を実施したロックウェル・コリンズ社製RTA-4100気象レーダーを装備し、機体左にホイスト１基を備える。2016年1月26日に初飛行した。2018年から納入される予定。参考：月刊軍事研究3,’18、月刊航空ファン10,’19

　＜ＫＵＨ−１Ｐ＞：韓国警察汎用ヘリ、別名チャムスリ（大鷲）。参考：月刊軍事研究3,’18、月刊航空ファン10,’19

＜ＫＵＫＡ砲塔＞：ヴィーゼルMK20A1を参照。

＜ＫＵＳ−１０＞：大韓航空がボーイング社の協力で開発した無人ヘリ。KUS-VH無人ヘリの技術実証機で、MD500を無人ヘリ化するついでにエンジンを強化した。自律飛行能力も備える予定で、実用化されたら機首の電子光学／赤外線センサー・ターレットによる偵察やハイドラ70ロケット弾・AGM-114対戦車ミサイルによる軽攻撃任務に就く予定で、地上管制ステーション１基により４機を飛行させる他、AH-64Eと有人無人チームを組むこともできる。2019年7月30日に初の無人飛行を行った。参考：月刊JWings1,’18、10,’19、月刊軍事研究3,’18

＜ＫＵＳ−ＦＳ＞：韓国陸軍無人偵察機（MALE-UAV）。大韓航空が開発しており、2012年に初飛行した。外見はMQ-9に似ており、機首上部に衛星通信用アンテナフェアリングがあり、主翼は低翼配置でアスペクト比が大きく、Ｖ字尾翼とベントラルフィン１枚を持ち、尾翼の間にエンジンが付いている。全長12m、翼スパン25m。エンジン出力1500馬力（1200馬力？）、航続距離1852km、航続時間32時間。自律飛行が可能。搭載センサーはLIG Nex1製合成開口レーダー、ハンファ・グループ製電子光学／赤外線センサー。2018年末に開発を完了する予定。参考：月刊軍事研究3,’18、月刊JWings1,’20

＜ＫＵＳ−ＦＴ＞：韓国陸軍無人偵察機。RQ-101無人機の後継として大韓航空が2012-14年に開発し、KAIに勝って2016年1月に採用された。STOL性が高く、30mの滑走で離着陸できる。市街地への不時着に備え、パラシュートも装備する。電子光学／赤外線センサーを搭載しており、10km先の目標物観測能力や自動追尾能力を有する。全長3.4m、翼スパン4.2m。自律飛行能力を持つ。参考：月刊軍事研究3,’18

＜Ｋｕバンド＞：アメリカ電気電子学会標準規定（IEEE Std.）で周波数帯12-18GHzの電波を指す。波長1.67-2.4cmで、センチメートル波の一種である。合成開口レーダーに使用される。参考：レーダシステムの基礎理論、月刊航空ファン5,’17、ロッキードF117ナイトホーク

＜Ｋｕバンド衛星用音声通信器材＞：自衛隊の機器。NTTコミュニケーションズ製。参考：月刊軍事研究1,’12

＜ＫＶ＞：ロシア宇宙軍を参照。

＜ＫＶ＞：クリメンチ＝ウォロシーロフの略。1938年当時、ソ連の国民的英雄とされていたスターリン取り巻き（側近No.2）の元帥の名前で、KV戦車を開発したコーチン技師の義理の父でもある。参考：月刊PANZER4,’98

＜ＫＶ−１シリーズ＞：ソ連陸軍重戦車。T-35の後継として1938年から開発され、各型計4415両が生産された。実戦初参加は1940年初頭のフィンランド戦。独ソ戦初期には重装甲を頼みにドイツ国防軍に反攻し、135発の対戦車弾を浴びながらドイツ軍戦車16両を破壊したという逸話（ヴォイスコビッツ国営農場の戦い）もある。T-34と異なり、独ソ戦初期でも大半が無線機を装備していた。重量過大で機関系の不調が多発し、独ソ戦初期には損失の８割が戦闘以外の理由だった。参考：月刊丸10,’97、月刊グランドパワー8,’00

　＜ＫＶ−１＞：1940-41年生産型で、SMK重戦車の単一砲塔型ともいえる。車体前面・側面装甲厚は75mmもあり、車体前部に操縦手席・無線手兼前方機銃手席、中央に戦闘室、後部に機関室がある。歩兵の肉薄攻撃から防御するため、開口部は極力減らし、車体上面装甲厚も30-40mmと厚くした。下部転輪は車軸周囲に緩衝用のゴムを持つスチールリム型のダブルタイプ片側６組で、前方に誘導輪、後方に起動輪があり、上部転輪は片側３個。サスペンションはトーションバー式で、弾片防御のための装甲スカートを不要としている（雪や泥が詰まるので、ロシアでは使いにくい）。履帯幅705mm。砲塔は前面90mm・側後面75mmの装甲板で覆われており、圧延鋼板と鋳造の両タイプがある。砲塔前上部にはPT-6照準兼前方視察用回転式ペリスコープを左右１基ずつ装備する。主砲は30.5口径76.2mm戦車砲L-11（最初の50両）、駐退機を改良したF-32（141両）、砲身長を41.5口径に増加したF-34（1941年夏以降の1121両）の３種いずれか１門で、鋳造砲塔型はF-34のみを搭載していており、ドイツ軍ではKV-1Cと呼ばれた。L-11搭載型のうち、極初期生産型は、車体前面の7.62mm機銃DTを付けていない。また、L-11以外の砲を搭載したタイプは車体前面に25-35mm厚の増加装甲を貼り付け、砲塔リング保護用の襟型装甲を追加した。砲塔側面に即用弾が用意されているが、これを撃ち尽くすと床下のマットを剥がして弾薬コンテナを開け、予備弾を取り出す必要がある。直接照準眼鏡は防楯左のTOD-6（後に9T-7、10T-7、10T-43と順次改良）またはTMF（後にTMFD、TMFD-7、TMFTと順次改良）。エンジン出力は大きいが、多板摩擦式ディスク・クラッチとスライディング・メッシュ式トランスミッションに過負荷がかかっており、操作が不便で故障が頻発した。ドイツ軍のレポートでは、変速操作にハンマーが要るとか停止状態でないと変速できないとか書かれている。全長6.75m、全幅3.32m、全高2.71m、戦闘重量47トン。エンジンはV-2Kディーゼル（600馬力）、トランスミッションは前進５速・後進１速、最大速度35km（実際には無理だったらしいが）、航続距離250km。無線機は71-TK-3で、後に10Rとなった。乗員５名（操縦手、無線手兼前方機銃手、砲手、戦車長兼装填手、砲塔後方機銃手）で、役割分担が上手くいっていない。戦車長の車外視察装置は砲塔前部のPT-K照準用ペリスコープまたは改良型のPT-4-7、右側面の装甲スリット、右方視察用固定ペリスコープのみで、専用のハッチが無く、砲塔ハッチも後方機銃手が邪魔で頭を出せないという有様であった。独ソ戦開戦時、ドイツ軍の3.7cmPaK35/36や24口径7.5cm戦車砲KwK37/L24ではどこから撃っても貫通できず、�V号戦車Ｇ型の42口径5cm戦車砲KwK38/L42を使い、車体側面を垂直に近い角度で零距離射撃して漸く貫通できた。履帯も3.7cmPaK35/36では破壊できず、10.5cm榴弾砲leFHの直接照準射撃で何とか切断できた。1941年末以降、下部転輪が一体鋳造型ゴム無しに変更された。1941年12月時点で、１個戦車旅団に２個中隊10両が配備されており、１個小隊２両ずつ分散されて歩兵支援に投入されることが多かった。参考：月刊グランドパワー8,’00、月刊PANZER5,’05、4,’98、月刊丸4,’13

　＜ＫＶ−１装甲強化溶接砲塔＞：装甲強化型、ドイツ軍名称KV-1B。KV-3向けの装甲厚90-120mmの砲塔を使用したもので、防楯マウント基部には厚さ70mmの増加装甲を溶接した。参考：月刊グランドパワー8,’00

　＜ＫＶ−１装甲強化鋳造砲塔＞：全周120mm厚の鋳造砲塔を装備するタイプ。砲塔後部機銃マウント周囲に盛り上がりがある。参考：月刊グランドパワー8,’00

　＜ＫＶ−１Ｅ＞：Ｅはエークラナミ（装甲強化型）の略。砲塔全周と車体前側面に35mm厚の増加装甲をボルト止めしており、砲塔側面はスペースドアーマー式に取り付けた。後に最初から分厚い圧延鋼板で作るようになり、鋳造砲塔型も製作されている。増加装甲ボルト止め型は全てF-32搭載溶接砲塔で、最初から装甲強化した圧延鋼板型はF-32またはF-34、鋳造砲塔型は全てF-34搭載砲塔だった。鋳造砲塔型には砲塔後部機銃マウント周囲に半円形に盛り上がった襟部が付いている。重量51トン。装甲厚は車体前面110mm、側面90mm、砲塔全周120mm。路上最大速度20km前後。1753両が生産された。参考：月刊PANZER4,’98、月刊グランドパワー8,’00、月刊丸4,’13

　＜ＫＶ−１ｓ＞：ｓはスカラツノイ（機動力向上型）の略。KV-1EがT-34と武装が同じで速度が遅く、協同作戦では役に立たなかったため、機動力を改善したものである。装甲厚を75mmに戻し、砲塔を小型化して軽量化した。戦車長は装填手兼務でなく後方機銃手兼務となり、砲塔上面左には戦車長用視察キューポラを追加したが、何故かハッチがそこに無いという訳の分からない配置になっていた。履帯は幅650mmと少し狭くなり、履帯ピッチが少し広くなっていて、センターガイドが１つおきに変更さている。全長6.95m、車体長6.75m、全幅3.25m、全高2.45m、重量42.5トン。エンジンはV2ディーゼル（600馬力）、最大速度43km、航続距離250km。無線機は9R。乗員５名。1942年夏から引き渡され、1943年春までに1370両が生産されたが、ドイツ軍の対戦車火力が強化された時期に装甲の薄いKVに存在意義は無く、ティーガー�Tに対抗できるIS戦車シリーズの開発を急ぐことになった。参考：月刊PANZER5,’05、4,’98、月刊アーマーモデリング7,’13、月刊丸4,’13

　＜ＫＶ−１ｓ−８５＞：KV-1sに85mm戦車砲S-31（SU-85用85mm戦車砲S-18の改良型）を搭載したもの。砲塔が狭くて乗員が乗れなくなり、採用されなかった。参考：月刊PANZER5,’05

　＜ＫＶ−８５＞：オブイェークト239。KV-1sの車体にIS-1用３名砲塔を搭載したもので、1943年9月から生産され、10月から戦線に投入された。通信手兼前方機銃手を廃止して車体固定式7.62mm機銃DTを操縦席右に移し、車長用キューポラにハッチを設けている。全長8.5m、車体長6.9m、全幅3.25m、全高2.83m、戦闘重量46トン。主砲は55口径85mm戦車砲D-5T85。装甲厚は車体前面75mm、側面60mm。エンジンはV-2Kディーゼル（Ｖ型12気筒）、トランスミッションは乾式摩擦クラッチブレーキ式（前進８速・後進２速）、最大速度42km、航続距離230km。135両が生産された。参考：月刊PANZER4,’98、5,’05、月刊丸4,’13

＜ＫＶ−１ファミリー＞

　＜ＫＶ−１（Ｆ−３９搭載）＞：1939年式85mm高射砲を戦車砲に転用したF-39戦車砲を搭載したもの。1941年に試作された。参考：月刊PANZER5,’05

　＜ＫＶ−１Ｋ＞：KV-1の左右両フェンダー上にRS-82ロケット弾連装ランチャーを１基ずつ搭載したもので、オブイェークト230とも呼ばれたらしい。実射試験が行われたが、採用されなかった。参考：月刊PANZER5,’05、月刊グランドパワー9,’00

　＜ＫＶ−１ｓ（１２２ｍｍ砲搭載型）＞：KV-85の主砲を1938年式122mm榴弾砲の改造型としたもの。試作のみ。参考：月刊PANZER5,’05

＜ＫＶ−６＞：オブイェークト226。車体に76.2mm戦車砲Zis-5を１門、45mm戦車砲２門を限定旋回式防楯に搭載したもの。1941年12月に試作車が完成したが、スターリンの査閲で蹴られた。参考：月刊PANZER11,’00

　＜ＫＶ−７＞：オブイェークト227。KV-6の備砲をZis-5戦車砲２門としたもの。これも蹴られた。参考：月刊PANZER11,’00

　＜ＫＶ−８＞：オブイェークト228。KV-1にATO-41火炎放射器を搭載したもの。同軸機銃のスペースに火炎放射器を搭載し、主砲を1938年式45mm戦車砲（92発）にスケールダウン、ダミーの筒を被せた。燃料タンク容量は960リットルで、重油60%と灯油40%の混合燃料を搭載し、90回の放射が可能。1942年から42両が生産された。主砲をスケールダウンしているため、運用の柔軟性に欠け、消耗するとOT-34に後を譲った。参考：月刊グランドパワー1,’04、8,’00、月刊PANZER6,’98、5,’05

　＜ＫＶ−８ｓ＞：KV-1sにATO-42火炎放射器を搭載したもの。改造の仕方はKV-8と同じで、燃料搭載量は600リットルに減った。参考：月刊グランドパワー1,’04、8,’00

　＜ＫＶ−１２２＞：KV-85に122mm戦車砲D-25Tを搭載したもの。試作のみ。参考：月刊PANZER5,’05

　＜ＫＶ−Ｔ＞：砲塔を外して戦車回収車としたもの。参考：月刊グランドパワー9,’00

　＜ＳＵ−２１２＞：オブイェークト212。152mm艦砲搭載型で、1940年から開発されたが、独ソ戦開戦で中止された。参考：月刊PANZER5,’05

＜ＫＶ−１海外シリーズ＞

　＜ＫＶ−１（フィンランド陸軍）＞：フィンランド陸軍戦車。冬戦争で鹵獲して1945年まで使用した。車体前面右に起倒式の前照灯を追加している。参考：月刊丸12,’92

＜ＫＶ−２シリーズ＞：ソ連陸軍重戦車。ソ連では当初ドレッドノートなどと呼ばれており、ドイツ側はギガント、モンスツルムなどと呼んでいる。対フィンランド戦でのマンネルハイム要塞陣地突破用で、まず２両が試作されて冬戦争に参加、37mm対戦車砲弾48発を弾き返して陣地を吹っ飛ばすなど活躍したため採用され、1940年後半から1941年に計334両が生産された。1941年6月23日、ドゥビッサ河橋頭堡のロッシェニ村付近で第２戦車師団所属の１両が２日にわたりドイツ北方軍集団戦区第６機甲師団の前進を阻止した話は有名。ドイツ軍に鹵獲されて1945年まで使用された車両もある。参考：月刊PANZER3,’03、4,’98

　＜ＫＶ−２＞：車体はKV-1と共通である。砲塔は厚さ75mmの圧延鋼板を溶接したもので、形状は最初やや複雑な面取りをしていたが、後に鋼板を単純に組み合わせたタイプとなった。砲塔重量は12トンに達し、あまりに重いので傾斜地では砲塔旋回が出来ない。砲塔上に回転式ペリスコープ２基、側面視察用ペリスコープ２基、後部視察用ペリスコープ１基を装備。主砲はM1938榴弾砲を車載用に改造した20口径152mm榴弾砲M10（M1936/40）を搭載している。分離装薬式で、発射速度毎分４発。副武装は砲塔後部の7.62mm機銃DT。全備重量52トン。最大速度はカタログデータでは時速34kmだが、実際は20kmそこそこである。乗員は６名で、砲塔に戦車長、砲手、装填手２名の計４名が搭乗する。参考：月刊PANZER3,’03、4,’98

　＜ＫＶ−２モデル１９３９＞：いくつかの傾斜装甲板から構成される複雑な砲塔形状を持つタイプで、1940年に４両が製作された。車体前面・砲塔後部に機銃が無い。参考：月刊グランドパワー8,’00、月刊PANZER3,’03

　＜ＫＶ−２モデル１９４０＞：フラットな圧延装甲を箱形に組み合わせたタイプ。モデル1939に引き続き1940年から生産された。参考：月刊グランドパワー8,’00、月刊PANZER3,’03

＜ＫＶ−２ファミリー＞

　＜ＫＶ−２（Ｆ−３９搭載型）＞：武装強化型。85mm戦車砲F-39を搭載したもので、1940年に試作されたが、採用されなかった。参考：月刊PANZER5,’05

　＜ＫＶ−２（１０７ｍｍ砲搭載型）＞：武装強化型。107mm戦車砲F-42またはZis-6を搭載したものである。射撃テストのみに終わった。参考：月刊PANZER5,’05

　＜オブイェークト２１８＞：地雷処理戦車型。電磁気式地雷処理トレーラーを搭載したもので、1940年10月15日に評価が行われたが、採用されなかった。参考：月刊PANZER5,’05

＜ＫＶ−３＞：ソ連陸軍試作戦車、オブイェークト222。KV-1の機動力不足改善型である。エンジンをV-5ディーゼル（700馬力）に換装し、装甲厚を75mmから90mmに増加、車長視察能力向上のため砲塔右前上部にTOD-8回転式照準ペリスコープを設けた。試作研究のみで生産されなかった。参考：月刊PANZER6,’98

＜ＫＶ−４＞：ソ連陸軍試作戦車、オブイェークト224。KV-220に続く重戦車（107mm戦車砲搭載、重量100トン）として開発が進められたが、机上プランのみで終了した。参考：月刊PANZER6,’98、5,’05、月刊グランドパワー2,’05

＜ＫＶ−５＞：ソ連陸軍試作戦車、オブイェークト225。KV-4の別バージョンで、こちらも机上プランのみである。参考：月刊PANZER5,’05

＜ＫＶ−６＞：KV-1戦車ファミリーを参照。

＜ＫＶ−７＞：KV-1戦車ファミリーを参照。

＜ＫＶ−８＞：KV-1戦車ファミリーを参照。

＜ＫＶ−８Ｓ＞：KV-1戦車ファミリーを参照。

＜ＫＶ−９＞：ソ連陸軍試作戦車、オブイェークト229。KV-1の火力強化型として1941年12月から開発された。122mm榴弾砲M30を搭載したが、装填速度が遅く、初速も遅くて対戦車戦闘能力に劣ることから、10両が先行生産されたのみで採用されなかった。参考：月刊PANZER6,’98、5,’05

＜ＫＶ−１２＞：ソ連陸軍試作戦車、オブイェークト232。化学兵器及び煙幕展開用戦車で、KV-1のフェンダー後部左右に薬液収容タンクと撒布機を搭載したものである。試作のみに終わった。参考：月刊PANZER5,’05

＜ＫＶ−１２＞：ソ連陸軍試作自走砲。KV-1の車体に203mm榴弾砲を搭載したものである。採用されなかった。参考：月刊PANZER6,’05

＜ＫＶ−１３＞：ソ連陸軍試作戦車、オブイェークト223。KV-1sの後継で、中戦車と重戦車を兼ねる汎用戦車として開発された。KV-1sの車体を0.6m切り詰め、下部転輪を１組減らし、車体前部のレイアウトを変更している。履帯はKV-1sのものをそのまま使用したタイプと、T-34用の軽量履帯を装着したタイプがある。主砲が76.2mm戦車砲F34のまま、T-34より優位性が小さい、機関系がそのままで信頼性に欠ける、とのことで採用されなかったが、車体レイアウトはIS-1戦車に流用された。122mm砲D-9を搭載した、オブイェークト224と呼ばれるタイプもあった。参考：月刊PANZER5,’05、6,’98、月刊グランドパワー9,’00

＜ＫＶ−１４＞：SU-152（突撃砲）を参照。

＜ＫＶ−８５＞：KV-1シリーズ（戦車）を参照。

＜ＫＶ−１０７シリーズ＞：川崎航空機がライセンス生産したCH-46、別名バートル。1967年からバートル社が軍用型CH-46の生産に専念したため、民間型のV-107はKV-107として川崎航空機が全世界に輸出している。海自では1989年度、陸自では2002年、空自では2009年11月3日に最後の機体が退役した。参考：月刊JWings4,’03、6,’02、9,’18、MAMOR vol.98、月刊航空ファン1,’20、朝雲

　＜ＫＶ−１０７�UＡ−３Ａ＞： 全長25.4m、胴体長13.59m、ローター直径15.24m、自重5.53トン、最大離陸重量9.85トン。エンジンはCT58-IHI-140-1（1400軸馬力）双発、最大速度250km、実用上昇限度4270m、ホバリング高度限界2160m（地面効果外）、航続距離800km。乗員６名。参考：月刊JWings5,’18

　＜ＫＶ−１０７�U−４＞：陸上自衛隊輸送ヘリ、愛称しらさぎ。CH-46A相当で、1966年から導入した。人員や重量補給品の輸送、ヘリボーン作戦、遭難救助、患者輸送など任務は多岐に亘るが、最重要任務は有事にあたり対馬に１個普通科中隊をピストン輸送することである。全長25.4m（21.87m？）、胴体長13.59m、ローター直径15.24m、全幅13.36m、スタブウイング幅3.92m、全高5.15m、自重5.5トン、最大全備重量8.618トン。エンジンはCT58-IHI-110-1（1250軸馬力）双発、巡航速度240km、最大速度256km、実用上昇限度4267m、ホバリング高度限界2160m（地面効果外）／2800m（地面効果内）、航続距離396km／565km（増槽付。1000km？）。乗員２名＋搭乗隊員26名。ジープを機内にそのまま収容したり、ジープや105mm榴弾砲M2A1を懸吊したりできる。42機が導入され、１機がKV-107�U-4Aに改造された。初号機は美幌駐屯地に、最終号機は善通寺駐屯地に展示されている。他に倶知安基地にも展示されている。参考：自衛隊装備年鑑1996、月刊JWings6,’02、5,’18、日本の戦力、月刊丸5,’07、自衛隊装備カタログ1981、日本の防衛戦力Part1

　＜ＫＶ−１０７�UＡ−４＞：陸上自衛隊輸送ヘリ。�U-4のエンジン強化型で、18機（�U-4からの通算だと43-60号機）がこれにあたる。全長25.4m（21.87m？）、胴体長13.59m、ローター直径15.24m、全幅13.36m、スタブウイング幅3.92m、全高5.15m、自重5.5トン、最大全備重量9.707トン。エンジンはCT58-IHI-140-1（1400馬力）双発、巡航速度240km、最大速度256km、実用上昇限度4267m、ホバリング高度限界2135m（地面効果内）、航続距離396km／565km（増槽付。1000km？）。乗員２名＋搭乗隊員26名。43号機は日本原駐屯地に、60号機はクロスランドおやべに展示されている。参考：自衛隊装備年鑑1996、月刊JWings6,’02、月刊丸5,’07、自衛隊装備カタログ1981

　＜ＫＶ−１０７�UＡ−４（沖縄仕様）＞：機首に気象レーダーを収容するレドームを設け、燃料タンクを大型化して航続距離を倍の1149kmにし、航法用ドップラーレーダーとUHF無線機を追加した。胴体下面左右に川崎重工製80ガロン増槽を装着できるものや、主脚収容スポンソンを500ガロン燃料タンク兼用の大型円筒形としたものもある。沖縄の第101飛行隊に配備された。参考：月刊JWings7,’01、2,'23、自衛隊装備年鑑1996、陸上自衛隊地上戦力の全容

＜ＫＶ−１０７ファミリー＞

　＜ＫＶ−１０７�U−４Ａ＞：陸上自衛隊要人輸送ヘリ。民間型を基本にしているため、窓が四角い。１機が改造された。AS332Lに後を譲って退役し、木更津駐屯地に展示されている。参考：月刊JWings2,’03、月刊丸5,’07

　＜ＫＶ−１０７�U−５＞：航空自衛隊救難ヘリ、空自名称V-107。S-62の後継として1967年11月21日に初号機を受領し、52機を配備した。胴体長13.59m、胴体幅5.02m、全高5.15m。最大速度250km、航続距離1000km。乗員５名。2009年に退役した。参考：航空自衛隊パーフェクトガイド2015、月刊JWings6,’02、月刊航空ファン1,’15、朝雲

　＜ＫＶ−１０７�UＡ−５＞：航空自衛隊救難ヘリ、空自名称V-107A。KV-107�U-5のエンジン強化型である。全長25.4m、胴体長13.59m、ローター直径15.24m、全高5.13m、自重5.23トン。エンジンはGE社製CT58-140-1（1400軸馬力）双発、最大速度270km、実用上昇限度4270m、ホバリング高度限界2710m（地面効果外）、航続距離400km。乗員３名＋搭乗隊員25名。参考：月刊JWings5,’18、6,’02

　＜ＫＶ−１０７Ａ＞：海上自衛隊掃海ヘリ、愛称しらさぎ、川崎重工（ライセンス生産担当）社内名称KV-107�U-3／�U-3A（�UA-3？）。胴体は全金属製セミモノコック構造で、水密になっているので不時着水でき、機体後部両側スポンソンが補助燃料タンク兼不時着水時安定翼になっていて、外側に325ガロン（1230リットル）大型増槽を取り付けられる。胴体前部は並列複座の操縦席で、前側面はガラス張りになっていて視界は良好。操縦席の後ろは大型キャビンで、長さ7.37m、幅1.83m、高さ1.83m、後部に貨物搭載用大型傾斜扉と防水扉を持つ。キャビン内には貨物0.757トンを搭載でき、電動ウインチとカーゴスリングを内蔵している。キャビン側面には球面ガラス付きの観測窓、キャビン下面後部には曳航能力6.8トンの曳航用ウインチがあり、掃海ケーブルを曳航することが可能。Mk106繋維機雷掃海具とMk104音響機雷掃海具を運用する。メインローターはタンデム式３翅。後部ローターパイロン両側にエンジンを１基ずつ搭載しており、動力は後部パイロン内のミキシング・ギアボックスに伝達され、その後前後パイロン内のトランスミッションと減速装置を経てローターに伝えられる。降着装置は前輪式固定脚。通信航法装備は短波無線、デッカ航法機器、掃海経路現示装置、キャビン後部の作業監視用テレビカメラ。小型艇の曳航も可能で、大きな機内スペースを利用して輸送任務にも就いた。全長25.4m、胴体長13.58m、ローター直径15.24m、胴体幅2.21m、全高5.13m、自重5.524トン、全備重量9.707トン。エンジンはGE社製T58-IHI-10M1ターボシャフト（1400馬力・1250軸馬力）双発、巡航速度212km、最大速度220km、実用上昇限度4267m、航続距離434km（1010km？950km？）。乗員６名。1963年9月に１機、1963年度に２機、1971年度に２機、1972年度に２機の計７機（９機？）が就役し、最初の３機が第51航空隊で実用試験を行った後、1974年2月16日に新編された第111航空隊に配備され、MH-53Eに後を譲って1990年3月30日に最後の機体が除籍された。参考：丸スペシャルNo.78、月刊世界の艦船1,’79増刊、5,’02増刊、7,’19、自衛隊装備カタログ1981、日本の防衛戦力Part3、月刊JWings8,’21

＜ＫＶ−１０７海外シリーズ＞

　＜ＣＨ−１１３＞：カナダ航空コマンド捜索救難ヘリ、別名ラプラドル（Laprador）。着水用フロート、容量５トンの救難用ホイスト、医療機器を装備する。全長25.70m、ローター直径15.54m、全高5.1m。エンジンはジェネラル・エレクトリック社製T58-GE-85ターボシャフト（1350軸馬力）双発、最大速度274km、実用上昇限度3180m、航続距離1110km。搭乗兵員18名。６機を配備した。1981年に６機に対して捜索救難能力改善プログラムSAR-CUP（Search And Rescue Capability Upgrade Program）を実施し、機首に気象レーダーとサーチライトを搭載、計器とホイストを改良強化し、尾部にAPUを装備した。CH-149に後を譲って2004年に退役した。参考：月刊JWings6,’11、月刊エアコマンド6,’94

　＜ＣＨ−１１３Ａ＞：カナダ陸軍輸送ヘリ、別名ボイジャー（Voyageur）。CH-46Aを採用したもので、1964-65年に12機を導入した。後に８機が救難型のCH-113Aラプラドルに改造された。参考：月刊JWings6,’11

　＜ＣＨ−１１３Ａ救難型＞：カナダ陸軍救難ヘリ、別名ラプラドル。CH-113Aボイジャーを救難型に改造したものである。1981年に全機に対して捜索救難能力改善プログラムSAR-CUP（Search And Rescue Capability Upgrade Program）を実施し、機首に気象レーダーとサーチライトを搭載、計器とホイストを改良強化し、尾部にAPUを装備した。参考：月刊JWings6,’11

　＜Ｈｋｐ４＞：スウェーデン軍輸送ヘリ。救難捜索任務などに使用された。参考：月刊JWings12,’04

＜ＫＶ−１２２＞：KV-1シリーズ（戦車）を参照。

＜ＫＶ−２２０＞：ソ連陸軍試作重戦車、オブイェークト220。ドイツ陸軍戦車隊に対抗するため1941年初頭に開発された。主砲は107mmカノン砲ZIS-6、装甲厚90mm。重量63トン。エンジンはV-2KFディーゼル（630馬力）、最大速度33km。カノン砲の試作が間に合わず、代わりに高射砲改造の85mm戦車砲F-30が搭載されて１両（２両？）が試作され、レニングラード戦に投入されたといわれる。参考：月刊PANZER6,’98、5,’05、月刊グランドパワー2,’05

＜ＫＶＰ＞：ソ連軍の艦載２連装／４連装14.5mm機関銃。俯仰角はマイナス５度からプラス90度。初速毎秒1000m、射程7km。発射速度は１門あたり毎分600発。ソ連初め旧東側諸国で広く使用されている。参考：艦載兵器ハンドブック改訂第２版

＜Ｋｗ＞：Kampfwagen（戦闘車両）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜ＫＷ水上機＞：ハンザ・ブランデルグルグ社が開発した単発双フロート複葉水上機。エンジンはメルセデスＤ�Wａ（260馬力）の予定だったが、実際に搭載されたのはベンツＢ�W（200馬力）で、性能が落ちて訓練用に回されている。1915年12月にドイツ陸軍航空軍から３機が発注され、1918年に完成した。参考：月刊航空ファン9,’11

＜ＫＷ−１＞：韓国のROTEM社が開発した６×６輪装甲車、別名スコーピオン（Scorpion）。後部兵員室両側にビジョンブロック２基ずつがあり、上面にハッチ４枚、後面にビジョンブロック付きドア２枚（外開き、真ん中に支柱あり）を持つ。車輪は前２軸、後１軸に分かれている。重量15.7トン。最大速度100km。乗車兵員12名。参考：月刊PANZER9,’06

＜ＫＷ１／３３＞：ドイツ空軍パイロットが第２次大戦時に使用した冬季用オーバーオールで、別名ブルガリアスーツ。表が茶色のコットンで襟と裏が羊毛のものと、表がダークブルーのコットンで襟と裏が人工毛皮のものがある。参考：グラフィックアクション36

＜ＫＷ３０＞：Pz61（戦車）を参照。

＜Ｋ−Ｗ−（Ｅ）６７４（ｆ）＞：ドイツ国防軍の列車砲。フランス軍34cm列車砲M12を第２次大戦時に鹵獲したものである。最大射程44.4km。旧式化していたため、大半は沿岸砲台に転用された。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.4

＜ＫｗＫ＞：Kampfwagenkanone（戦車砲）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜ＫｗＫ３０＞：ドイツ国防軍55口径20mm機関砲。Flak30対空機関砲を車載型にしたものである。装甲貫徹力は射角0-30度でPzgr40高速徹甲弾（初速毎秒1050m）なら40mm（射距離100m。49mmという説も）／31mm（500m。20mmという説も）、Pzgr39通常徹甲弾（初速780m）なら20mm（射距離100m）／14mm（500m）。発射速度毎分280発、給弾は10発クリップ。�U号戦車やSdkfz.222などに搭載されている。参考：月刊PANZER7,’03、2,’02、ジャーマンタンクス

＜ＫｗＫ３４（ｔ）Ｌ／４０＞：ドイツ国防軍の37mm砲。使用弾は3.7cmPzgr（重量815g）で、砲口初速毎秒690m、装甲貫徹力は0-30度傾斜装甲板に対して37mm（射距離100m）／31mm（500m）／26mm（1000m）／22mm（1500m）。参考：ジャーマンタンクス

＜ＫｗＫ３６／Ｌ５６＞：ドイツ陸軍�Y号戦車ティーガー用56口径88mm戦車砲。Flak36がベースで、1942年に完成した。閉鎖機を垂直鎖栓式にし、マズルブレーキを取り付けている。砲尾右下部に円盤状のスプリングカバーが付いており、その下に砲尾レバーが突き出す。Patr.Pzgr.39徹甲弾では砲口初速毎秒773m、命中率93%（射距離1000m）／74%(1500m)、装甲貫徹力は0-30度の傾斜装甲板に対して120mm（射距離100m）／110mm（500m）／100mm（1000m）／91mm（1500m）／84mm（2000m）。Patr.Pzgr40高速徹甲弾では砲口初速毎秒930mで、命中率80%（射距離1000m）／52%(1500m)、装甲貫徹力は0-30度の傾斜装甲板に対して171mm（射距離100m）／156mm（500m）／138mm（1000m）／123mm（1500m）／110mm（2000m）。他にSprgr（榴弾）、Gr39HL（HEAT）、発煙弾の使用も可能だが、いずれも撃発式でなく電気発火式なので、Flak36と弾薬を共用することはできない。参考：月刊PANZER3,’98、2,’01、ジャーマンタンクス、ティーガー重戦車パーフェクトバイブル、月刊丸7,’09別冊

＜ＫｗＫ３７／Ｌ２４＞：ドイツ陸軍�W号戦車A-F型用24口径7.5cm戦車砲。閉鎖機は半自動垂直鎖栓式で、電気式発火装置を持つ。駐退復座管が砲身の両側にあって防楯から飛び出すため、装甲カバーで覆った。使用弾はK.Gr.rot.Pz徹甲弾、Gr38.Hl/A-C成型炸薬弾、榴弾、発煙弾。装甲貫徹力は徹甲弾（重量6.8kg、初速毎秒385m）で0-30度傾斜装甲板に対し41mm（射距離100m）／39mm（500m）／35mm（1000m）／33mm（1500m）／30mm（2000m）。成型炸薬弾は有効射程1500mで、装甲貫徹力は70mm（Gr38.H1/A、重量4.4kg）／75mm（Gr38.H1/B、重量4.57kg）／100mm（Gr38.H1/C、重量4.8kg）。榴弾（初速毎秒450m）でも射距離100mまでなら100mm厚の装甲板を貫徹できた。参考：ジャーマンタンクス、月刊グランドパワー6,’99、10,’03

＜ＫｗＫ３８／Ｌ５５＞：ドイツ陸軍�U号戦車Ｈ型／Ｊ型／Ｌ型用2cm機関砲。Pzgr39徹甲弾（重量148g）は砲口初速毎秒780m、装甲貫徹力は30度傾斜装甲板に対して20mm（射距離100m）／14mm（500m）。Pzgr40高速徹甲弾（重量100g）は砲口初速毎秒1050m、装甲貫徹力は30度傾斜装甲板に対して49mm（射距離100m）／20mm(500m)。参考：月刊PANZER6,’02、ジャーマンタンクス

＜ＫｗＫ３８　Ｌ／４２＞：ドイツ陸軍5cm戦車砲。Pzgr39徹甲弾（重量2.06kg）だと砲口初速毎秒685m、装甲貫徹力は0-30度傾斜装甲板に対して54mm（射距離100m）／46mm（500m）／36mm（1000m）／28mm（1500m）／22mm（2000m）。Pzgr40高速徹甲弾（重量0.925kg）だと96mm（射距離100m）／58mm（500m）。参考：ジャーマンタンクス

＜ＫｗＫ３８（ｔ）Ｌ／４７．８＞：ドイツ陸軍38(t)戦車用3.7cm戦車砲。口径37mm、口径長47.8。3.7cmPzgr徹甲弾（重量850g）だと初速毎秒750m、装甲貫徹力は0-30度傾斜装甲板に対して41mm（射距離100m）／35mm（500m）／29mm（1000m）／24mm（1500m）。3.7cmPzgr40高速徹甲弾（重量368g）だと砲口初速毎秒1040m、装甲貫徹力64mm（射距離100m）／34mm（500m）。参考：ジャーマンタンクス、月刊PANZER6,’06

＜ＫｗＫ３９シリーズ＞：ドイツ陸軍5cm戦車砲。5cmPaK38の車載型である。参考：ジャーマンタンクス

　＜ＫｗＫ３９　Ｌ／６０＞：�V号戦車用。車載化にあたりマズルブレーキを撤去、砲架を改造し、電気発火機構を組み込んだ。口径50mm、口径長60、砲身重量435kg。Pzgr39徹甲弾（重量2.06kg）だと砲口初速毎秒835m、装甲貫徹力は0-30度傾斜装甲板に対して67mm（射距離100m）／57mm（500m）／44mm（1000m）／34mm（1500m）／26mm（2000m）。Pzgr40高速徹甲弾（重量0.925kg）だと砲口初速毎秒1180m、装甲貫徹力は130mm（射距離100m）／72mm（500m）だが、砲身命数が榴弾と比べて25%以下になる。38型榴弾（弾量1.86kg）だと初速毎秒550m。T-34なら600m以内、M4なら800m以内で有効だったが、この距離では相手の主砲も�V号戦車の前面装甲を貫通できた。参考：ジャーマンタンクス、月刊PANZER5,’79

＜ＫｗＫ３９／１　Ｌ／６０＞：Sd.Kfz.234/2用。マズルブレーキを付けた。参考：ジャーマンタンクス、月刊PANZER7,’05

＜ＫｗＫ４０／Ｌ４３＞：ドイツ陸軍�W号戦車Ｇ型用43口径7.5cm戦車砲。KwK37 L/24を長砲身化したものだが、部品の互換性は全く無い。マズルブレーキを持ち、閉鎖機は半自動式垂直鎖栓式、発火装置は電気式。砲耳が後ろにあって重心が前方過ぎ、バランスが悪かったため、スプリングシリンダーを平衡器として装備していた。使用弾はPzgr39被冒徹甲弾、Pzgr40高速徹甲弾、Spgr榴弾、Nebel-Gr発煙弾。Pzgr39（重量6.8kg）だと初速毎秒740m、装甲貫徹力は0-30度傾斜装甲板に対し98mm（射距離100m）／91mm（500m）／82mm（1000m）／72mm（1500m）／63mm（2000m）。Pzgr40（重量4.1kg）だと初速毎秒920m）、装甲貫徹力126mm（射距離100m）／108mm（500m）／87mm（1000m）／69mm（1500m）。参考：ジャーマンタンクス、月刊グランドパワー6,’99、10,’03

＜ＫｗＫ４０／Ｌ４８＞：ドイツ陸軍�W号戦車Ｇ後期型／Ｈ型／Ｊ型用48口径7.5cm戦車砲。KwK40/L43の砲身を５口径分延ばし、尾栓を量産向けに改良したもので、KwK40/L43との交換も容易である。弾種はKwK40/L43と同一。Pzgr39（重量6.8kg）だと初速毎秒790m、装甲貫徹力は0-30度傾斜装甲板に対し106mm（射距離100m）／96mm（500m）／85mm（1000m）／74mm（1500m）／64mm（2000m）。Pzgr40（重量4.1kg）だと初速毎秒990m、装甲貫徹力143mm（射距離100m）／120mm（500m）／97mm（1000m）／77mm（1500m）。参考：ジャーマンタンクス、月刊グランドパワー6,’99、10,’03

＜ＫｗＫ４２／Ｌ７０＞：ドイツ陸軍�X号戦車用70口径75mm戦車砲。ベースとなる対戦車砲は無く、全て一から製作した。使用弾は当初KwK40/L48と同じものだったが、後に導環が２本に増えた新型弾を採用している。装甲貫徹力はPzGr39/42（弾薬重量14.3kg、弾丸重量6.8kg、初速毎秒925m）で0-30度の傾斜装甲板に対し138mm（射距離100m）／124mm（500m）／111mm（1000m）／99mm（1500m）／89mm（2000m）。PzGr40/42（タングステン弾芯、弾薬重量11.5kg、弾丸重量4.75kg、初速毎秒1120m）なら194mm（射距離100m）／149mm(1000m)／127mm（1500m）／106mm（2000m）。命中率は前者が100%（射距離1000m。実戦では97%）／92%（2000m。実戦では49%）、後者が94%（射距離1000m。実戦では56%）／56%（2000m。実戦では20%）。砲身命数は3000-4000発と少ないが、戦闘で戦車の方が壊れるのが先だったので、あまり問題は無かった。参考：月刊PANZER3,’05、10,’99、ジャーマンタンクス

＜ＫｗＫ４３／Ｌ７１＞：ドイツ陸軍ティーガーＢ型重戦車用71口径88mm戦車砲。8.8cmPaK43に駐退シリンダーを付けたものである。ポルシェ砲塔には単肉砲身型、ヘンシェル砲塔には２分割砲身型が装備された。PzGr39/43APCBC弾（重量10.2kg。Pzgr39-1？）で砲口初速毎秒1000m、装甲貫徹力は0-30度の傾斜装甲板に対して203mm（射距離100m）／185mm（500m）／165mm（1000m）／148mm（1500m）／132mm（2000m）。PzGr40/43APCR-T（重量7.3kg）で砲口初速毎秒1130m、装甲貫徹力は0-30度の傾斜装甲板に対して237mm（射距離100m）／217mm（500m）／193mm（1000m）／171mm（1500m）／153mm（2000m）。HiGr39成形炸薬弾で砲口初速毎秒600m、装甲貫徹力は全射距離で90mm。参考：月刊グランドパワー4,’02、月刊PANZER2,’01、9,’12、ジャーマンタンクス

＜ＫｗＫ４４／１＞：ドイツ陸軍�X号戦車Ｆ型用70口径75mm戦車砲。スコダ社がKwK42/L70をベースに開発したもので、緩衝器と駐退機を改良して取り付け位置を砲身下面に移した。後座力18トン（マズルブレーキ無し）／12トン（有り）。参考：月刊グランドパワー12,’14別冊

＜ＫｗＫ　Ｌ／４６.５＞：ドイツ陸軍�V号戦車用3.7cm戦車砲。口径長46.5。使用弾は3.7cmPzgr及び3.7cmPzgr40で、貫徹力などはPak35/36とほぼ同じ。参考：ジャーマンタンクス

＜ＫＷｓ／３４＞：ドイツ空軍パイロットが第２次大戦時に使用した冬期洋上飛行用オーバーオール。牛革の裏に羊の毛皮を張ってあり、色は黒かダークブラウンである。参考：グラフィックアクション36

＜Ｋ−Ｘ＞：海上自衛隊の対潜水艦用繋維機雷で、K-33ともいう。K-5の後継であり、1972年度から攻撃原潜対策に開発され、1982年度に83式機雷として制式化されたらしい。敷設可能深度1000mの深々度磁気機雷である。石川製作所製。MMC-951そうや、MST-462はやせに搭載された。参考：丸スペシャルNo.76、自衛隊装備カタログ1981、月刊世界の艦船1,'15増刊

＜ＫＸ＞：軍需省航空兵器総局が計画したアメリカ本土爆撃用長距離爆撃機で、秘匿のためKX輸送機と呼ばれた。富嶽の対抗案として当初は企画院と東大航空研究所が共同研究していたが、昭和18年11月に企画院が軍需省に統合されて東条英機首相が軍需大臣を兼任すると共に航空兵器総局に遠藤三郎中将が就任すると、両人が推していた戦闘機量産計画に必要な資源を富嶽に奪われないよう、より小型の長距離爆撃機として開発が加速し、昭和19年1月に川西航空機が技術資料を纏めた。東大航空研究所長距離飛行実験機やA26長距離機がベースで、エンジンは完成済みの誉二〇型またはハ四三を４基積み、エンジン出力が低い分は爆弾搭載量を2-6トンに抑えて防御兵装も胴体両側面13mm機銃動力銃架と尾部13mm連装機銃動力銃架のみとして補っている。これでも離陸困難とみられたため、RATOを使う、山に傾斜滑走路を作る、電動台車に乗せて加速する、といった案が練られた。乗員は６名で、機首与圧室に位置し、３名ずつが交代で任務に就く。アメリカまでは飛んで行けても戦略爆撃に使えるほどの能力は無く、富嶽量産化への牽制になっただけで終戦を迎えた。参考：月刊丸3,'18別冊

＜ＫＸ−１＞：十七試陸上攻撃機を参照。

＜ＫＸ二型移動式陸上着陸制動機＞：萱場製作所が開発した着艦制動機。中心部に小型の油圧筒があり、これにより油圧筒周囲の摩擦ブレーキを作動させる。２基１組で４本の制動索を張る。制動力は４段切り替え式で、着艦速度毎秒25m、制動距離60m、減速度1G以下、復帰動力３馬力、復帰時間１分以内。九一式戦闘機、九二式偵察機、八八式偵察機での実験で問題が無く、あきつ丸に搭載された。参考：月刊丸2,’08

＜ＫＸＬ１＞：日本海軍実験機。ロッキード社製L-10エレクトラ旅客機を双発練習機の実験用として１機だけ輸入したものである。機体は全金属製、主翼は低翼単葉、尾翼は双垂直尾翼、降着装置は尾輪式。全長11.76m、全幅16.76m、自重2868kg。エンジンはプラット＆ホイットニー社製ワスプ・ジュニア（420馬力）双発、最大速度339km（高度3200m）、航続距離1110km。乗員２名＋乗客10名。参考：月刊丸3,'18別冊

＜ＫＹ−８＞：アメリカ軍の車載暗号通信機。重くて大きい上に信頼性が低かった。参考：月刊軍事研究12,’08

＜ＫＹ−９＞：R-27K（対艦弾道ミサイル）を参照。

＜ＫＹ−２８＞：アメリカ軍の低空地上支援機用暗号通信機で、A-4攻撃機に搭載された。平文を暗号にしたり、逆に戻したりするのに時間がかかるという欠点があり、殆ど使われず、後にKY-58が採用された。参考：月刊軍事研究12,’08

＜ＫＹ３８＞：アメリカ軍の歩兵用暗号通信機。兵士が背負って移動できる。参考：月刊軍事研究12,’08

＜ＫＹＫ−１３＞：アメリカ軍の盗聴防止機能付き暗号鍵読み出し装置で、国家安全保障局通信保安部が開発した。極秘及び秘レベルの情報交換に使用する。参考：月刊軍事研究3,’08

＜ＫＹ機＞：日本陸軍が開発したカタパルトで、昭和10年10月にケ三の秘匿名称が付いた。神州丸に搭載された。参考：月刊航空ファン10,’18

＜ＫＺ−８００＞：Y-8輸送機ファミリーを参照。

＜ｋｚ　Ｂｒｋ（Ｅ）＞：ブルノ・シリーズ（列車砲）を参照。

＜ＫＺＦ＞：Kugelzielfehrnrohr（球形照準眼鏡）の略。参考：ジャーマンタンクス

＜ＫＺＦ．２＞：ドイツ国防軍のMG34同軸機銃用照準器。倍率1.75で視野18度。10000mまで照準目盛りがふられている。参考：月刊PANZER3,’98

＜ＫＺＧ４４／２＞：ドイツ海軍のＵボート用無線電信発信装置、別名クーリア（飛脚）。モールス信号を発信する際、周波数変調を加えて短時間にバースト発信（0.4秒間に７語）するもので、連合軍のHF/DFによる逆探知を防ぐことができる。受信装置が大がかりなのでＵボートに積めず、地上局との交信にしか使えない。1944年半ばからテストに入り、改良を加えて実用化されたが、既に第２次大戦末期で、20隻程度にのみ搭載された。参考：Ｕボート入門

＜Ｋｚ　ＧｒＷ４２＞：ドイツ国防軍の迫撃砲。GrW34の砲身を短縮したもので、GrW34と同じ榴弾を使用できる。落発の他、拉縄射撃も可能で、射手が離れてのアンブッシュ射撃が行える。砲身長747mm、全備重量26kg。最小射程50m、最大射程1100m。1941年に開発され、1943年からは5cm迫撃砲leGrW36と入れ替わりに配備された。参考：第２次大戦ドイツ戦闘兵器カタログVol.3

＜ＫＺＯ＞：ラインメタル社のUAVで、Kleinflugger Zielortungの略。主任務は偵察、目標捜索、攻撃評価などである。UAVの位置は管制局でモニターされ、飛行経路及び速力の指示が出される。全長2.29m、翼スパン3.42m、高さ0.96m、最大離陸重量162kg。エンジンは２サイクルレシプロ、推進は２翅プロペラ、偵察時速度120km、最大速度250km、飛行高度300-3500m、航続時間3.5時間。ペイロード35kg。通常は赤外線撮影装置を搭載する。参考：月刊軍事研究5,’07、月刊JWings8,’11

＜Ｋヴァーゲン＞：ドイツ陸軍が第１次大戦中に開発した超重戦車。重量は当初165トンもあり、最終的には120トンまで絞ったが、重すぎてそのままでは輸送できないので、司令室、戦闘室、機関室、変速機室、スポンソン２つの計６つに分割することができる。全幅は6mあるが、殆ど履帯とスポンソンに占有されており、車体そのものは凄まじく狭い。全長12.9m、全幅6m、全高2.8m、重量120トン（149トン？）。主砲は7.7cm砲４門、副武装は7.92mm機銃４丁（７丁？）。装甲厚30mm。エンジンは出力630馬力のものを２基搭載しており、最大速度7.5km。乗員27名（12名？）。10両を試作する予定だったが、完成したのは２両のみで、1918年6月に開発中止となった。参考：月刊PANZER8,’10、月刊丸4,’07、月刊グランドパワー8,’04

＜Ｋ型架橋機＞：ドイツ陸軍工兵大隊が第２次大戦時に配備していた架橋器材。最大長19m。参考：月刊PANZER3,’10

＜Ｋ型鉱石運搬船＞：日本の戦時標準鉱石運搬船。中国の大冶鉱山で採れた鉄鉱石を八幡製鉄所に運ぶのが主任務で、後に海南島の楡林から八幡製鉄所に鉄鉱石を運ぶ任務も加えられ、計180万トンの鉄鉱石を運び込む予定だった。船型は三島型で、前後の上甲板には鉱石積み降ろし用のハッチが２基ずつタンデムに並んでおり、デリック・クレーンは船首楼後端、中央船楼前後端、船尾楼前端に２基ずつ用意されている。全長120m、全幅16.5m、総トン数5300-5500トン、載貨重量7900トン、積載トン数8430トン。主機は三連成レシプロ蒸気機関、航海速力10ノット、最大速力12-13.5ノット。建造担当造船所は三菱重工神戸造船所で、20隻106000総トンが竣工した。一部が油槽船に改造されている。参考：戦時標準船入門、輸送船入門

＜Ｋ機関銃＞：ヴィッカーズ社の航空機用機関銃。全長1.016m、重量8.9kg。使用弾は.303ブリティッシュ、マガジンは96発入りドラム弾倉。発射速度毎分950発。発射速度が高く火力が大きいので、SASがジープに載せたりした。参考：米英軍戦闘兵器カタログVol.1

＜Ｋ級駆逐艦＞：イギリス海軍駆逐艦。全長108.7m、幅10.9m、吃水2.7m、基準排水量1695トン。主機は蒸気タービン、出力40000馬力、速力36ノット。兵装は12cm連装砲３基、２ポンド４連装砲１基、533mm魚雷５連装発射管２基。F01ケリー、F28カンダハル、F12カシミール、F37ケルヴィン、F45カルツーム、F50キンバリー、F64キングストン、F91キプリングの８隻が1939年に竣工した。後に後部魚雷発射管を外して10.2cm高角砲を搭載し、電子装備と機銃を追加した。参考：第２次大戦のイギリス軍艦

＜Ｋ級軽巡洋艦＞：ケーニッヒスベルク級軽巡洋艦（３代目）を参照。

＜Ｋ級戦艦＞：ドイツ海軍がＺ計画で建造を予定した戦艦。基準排水量76000トン。速力37.2ノット。コードネームK-Nの４隻が建造予定だったが、未起工のまま中止となった。参考：近代戦艦史

＜Ｋ級潜水艦＞：バラクーダ級（２代目）を参照。

＜Ｋ級潜水艦＞：アメリカ海軍潜水艦で、当初はハダック（Hddock）級という名称だった。Ｈ級の航洋性能強化型で、上構を大型化して水上航走能力を改善した。潜望鏡をフェアリングで覆って抵抗を減らしている。全長46.8m、最大幅5.1m、吃水4m、水上排水量392トン、水中排水量520トン。主機はディーゼル直結推進方式、水上用NLSECO-MAN式75/6HS型６気筒２サイクルディーゼル（450馬力、450rpm）２基・水中用エレクトロ・ダイナミック式電動モーター２基、水上出力950馬力、水中出力340馬力、２軸推進、水上速力14ノット、水中速力10.5ノット、蓄電池はエレクトリック・ストレージ・バッテリー社製60セル２群計120セル、航続距離3150海里（水上11ノット）／25.5海里（水中8.5ノット）。安全潜航深度61m。兵装は艦首の45cm魚雷発射管４門（魚雷８本）。乗員28名。SS-32、SS-33、SS-34、SS-35、SS-36、SS-37、SS-38、SS-39の８隻が1914年に竣工した。主機の不調で就役後に換装する羽目になったが、その後は本来の性能を発揮し、沿岸防衛用として配備された。1930年に除籍された。参考：アメリカ潜水艦史

＜Ｋ級潜水艦＞：イギリス海軍潜水艦K Class。艦隊決戦用の大型潜水艦で、1915年春にグランド・フリート司令長官から水上速力24ノットを出せる艦隊随伴型潜水艦として要求が出され、K1級と改良型のK23級が建造された。参考：月刊世界の艦船9,’12増刊

＜Ｋ１級潜水艦＞：主力艦隊に随伴して決戦海面に到達できるよう、大出力蒸気タービンを搭載して当時最速の水上速力を誇った。しかし潜航の度にボイラーを消して煙突を倒し、煙路を閉鎖する必要があり、浮上したら煙路を開放して煙突を立て、ボイラーが暖まるまで待たねばならず、非常に時間がかかるので、繋ぎの補助ディーゼルを搭載している。これにより一応は急速潜航・浮上が可能となったが、主機切り替えや給排気口閉鎖の手間が増えてあまり急速にはならず、K13に至っては浸水事故を起こして沈没している。また、潜航中にボイラーの余熱で艦内が蒸し風呂になるという欠点もあった。船体は上半分だけ複殻式で、潜舵は艦前部水線上に引き込み式で装備する。初期艦は平甲板型だったが、高速水上航行時に艦首が沈んでしまい、前部10.2cm砲が波を被りまくるので、後に前部砲を撤去した。後期艦では凌波性向上のため艦首上面を上に大きく張り出させた特徴的な艦型（バルバス形やスワン形と呼ばれた）を採用し、10.2cm砲は上構上（艦橋後方タンデム）に移設、7.6cm砲と水上発射管は撤去し、艦橋の背を高くした。水密区画は前方から前部発射管室、士官居住区、発令所、舷側発射管室、缶室、機械室、電動機室兼補助機械室、居住区、居住区兼舵取機室の９区画。上構上面には前面に艦橋構造があり、その後ろに高角砲、更に後ろに煙突２本がタンデムで並ぶ。全長100.6m、水上排水量1980トン（1883トン？）、水中排水量2566トン。主機は水上が蒸気タービンまたは補助ディーゼル・エレクトリック方式、水中がバッテリー駆動電動モーターで、高低圧ギヤード・タービン（5250馬力）２基・補助ディーゼル発電機（800馬力）１基・電動モーター（720馬力）２基、主缶はヤーロー式重油専焼缶２基、２軸推進、水上速力24-25ノット（蒸気タービン）／９ノット（ディーゼル・エレクトリック方式）、水中速力9.5ノット、航続距離3000海里（水上13.5ノット）／50海里（水中５ノット）。安全潜航深度46m。兵装は45cm魚雷発射管10門（艦首４門、艦中央両舷２門ずつ、水上連装１基。魚雷18本）、40口径10.2cm単装砲２門（上構前後上甲板）、7.6cm単装高角砲１門（上構上）。乗員59名。21隻を建造する予定だったが、K18からK21はＭ級潜水艦に振り替えられ、1916-18年にK1からK17の17隻が建造された（K13は公試で沈没、引き揚げてK22として就役）。５隻が事故で沈没し、残りは1921-26年に除籍されてスクラップになった。参考：月刊世界の艦船9,’12増刊、6,’01、10,’13、8,’16

＜Ｋ２３級潜水艦＞：改良型で、潜航時間短縮、水中性能向上、兵装強化を図った。艦首はK1級後期型と同様で、排水量が増えた分、水上速力は少し低下した。潜舵は後ろに4.9mずらして損傷しにくくしている。全長107m、水上排水量2140トン、水中排水量2530トン。水上速力23.5ノット。兵装は53.3cm魚雷発射管６門（魚雷12本。艦首）、45cm魚雷発射管４門（魚雷８本。艦中央両舷２門ずつ）、10.2cm単装砲３門（艦橋前方、煙突前後）。1918年度計画でK23-K28の６隻を建造する予定だったが第１次大戦終結でK23のみ1923年に竣工、実用性が低く1931年に除籍された。参考：月刊世界の艦船9,’12増刊

＜Ｋ級潜水艦集団事故＞：第１次大戦中の1918年1月31日1800、Ｋ級潜水艦で構成される第12潜水戦隊と第13潜水戦隊がイギリス北東部フォース河河口のローサイス基地を出撃。後ろに水雷戦隊、巡洋艦、巡洋戦艦、戦艦が続き、灯火管制を行いつつ単縦陣20ノットでフォース湾から北海に出ようとした。北海の入り口にあるメイ島の西でK14潜水艦が前方に小型船舶を発見したため、回避しようとしたところ、舵機が故障してしまい、K22潜水艦に衝突、K22は大破し、２隻とも陣形を外れてしまった。日没後の灯火管制中で無線も無く、事故を知る術も無い後続の艦隊はそのまま前進してきたため、巡洋戦艦インフレクシブルがK14潜水艦に衝突し、K14も大破。K14救援のためK17潜水艦が駆けつけたが、そこに別のＫ級潜水艦部隊を率いていた軽巡洋艦フィアレスが突っ込んでしまい、K17は船体を切断され沈没、フィアレスも大破してその場に停止した。旗艦が急停止したため、後続のK4潜水艦は慌てて停止したが、更に後ろのK6潜水艦は間に合わずにK4に突っ込んでしまい、K4が沈没した。参考：月刊世界の艦船6,’01

＜Ｋ号曳船＞：日本陸軍の特殊高速艇。対ソ戦時にウスリー河のシベリア鉄道橋脚を爆破するため開発された。前後２つに分離できる構造となっており、後部に爆薬500kgと錨・錨綱２組を搭載する。橋脚に辿り着いたら艇後部を分離して錨・錨綱で橋脚に固定、延期信管を作動させて前部舟艇を40ノット以上の高速で離脱させる。エンジンは三菱製イスパノ水冷（600馬力）で、冷却水に川の水を使うと腐蝕してしまうので、エンジン本体は清浄水で冷やす二重冷却式とした。横浜ヨット製。参考：工兵入門

＜ＫスターＣ＞：K-STER C（ワンショットUUV）を参照。

＜Ｋ戦車＞：クライスラー社が独自設計した重戦車。砲塔内に操縦手を収め、砲塔を後方配置にして電気・ガソリンのハイブリッド駆動装置を搭載している。車体・砲塔前面装甲厚は179mmあり、主砲は105mm。車体前部左右に7.62mm機銃、後部左右に12.7mm対空機銃を装備し、遠隔操作で射撃する。1946年5月14日から設計したが、モックアップが作られただけで終わった。参考：月刊グランドパワー3,’05

＜Ｋ装置＞：日本陸軍が開発したアレスティング・フック。胴体下面に後付けし、KS機（アレスティング・ワイヤー）装備艦での運用を可能とする。参考：月刊航空ファン10,’18

＜Ｋ弾＞：ドイツ軍が第１次大戦中に使用した、対装甲車用小銃徹甲弾。制式名称はSmK弾（Spitzer mit stahl Kern / Spitzgeschoss mit Kern）である。7.92mm小銃用普通弾のコアを鋼鉄（タングステン？）に変更したもので、当初は狙撃手や機関銃手が掩蓋など防護拠点を射撃する際に使用していた。菱形戦車の側面を射距離100mで貫通できる。また、戦車の衝撃効力を削いで歩兵にその場に残り戦う勇気を与える役目もある。曳光弾も製作された。参考：歴史群像6,’08、月刊グランドパワー10,’03、世界の軍用銃、月刊軍事研究5,’16

＜Ｋチューブ＞：日本海軍の潜水艦用パッシブソナー。大正末期にアメリカから輸入した。艦首先端に装備され、艦尾方向以外のほぼ全周の聴音が可能だが、精度が悪かった。参考：日本の潜水艦パーフェクトガイド

＜Ｋバンド＞：電波の周波数帯の１つ。参考：ロッキードF117ナイトホーク

＜Ｋバンド（ＩＥＥＥ．Ｓｔｄ）＞：アメリカ電気電子学会標準規定（IEEE Std.）では周波数帯18-27GHzの電波を指す。波長1.13-1.67cmで、センチメートル波からミリ波の一種である。空港地上面監視レーダーに使用される。参考：レーダシステムの基礎理論、月刊航空ファン5,’17、ロッキードF117ナイトホーク

＜Ｋバンド（新ＮＡＴＯ）＞：20-40GHzの周波数帯を指す。波長は1.5-0.75cm。参考：レーダの基礎、ロッキードF117ナイトホーク

＜Ｋバンド（アメリカ軍、第２次大戦時）＞：15-40GHzの周波数帯を指す。参考：ロッキードF117ナイトホーク

＜Ｋ砲＞：片舷用爆雷投射機の通称で、形状からこう呼ばれる。第１次大戦中期にソーニクロフト社が開発したのが始まりで、各国海軍が改良して使用した。Mk6爆雷投射機または54式爆雷投射機を参照。参考：艦船メカニズム図鑑、丸スペシャルNo.76

＜Ｋレーション＞：アメリカ軍の戦闘糧食で、Ｋは開発者のアンセル・キース博士からとっている。元は空挺部隊用として第２次大戦中に開発されたが、Ｃレーションに代わって全部隊に支給された。木箱の中に12名分が収納されており、１食ごとに6.5インチ（165mm）の防水ボール箱の中に入れられている。ブレックファースト、サパー、ディナーの３種類が用意されていて、共通メニューはクラッカー４枚、角砂糖４個、煙草４本、ガム１枚、缶詰粉末ドリンクなど。これにブレックファーストにはハムエッグとコーヒーとフルーツバーが、サパーには豚の挽肉とスープパウダーとチョコレートが、ディナーにはチーズ缶詰とレモネードパウダーとチョコレート又はキャラメルが付く。重量は３食で2.4kg。メニューが少ないのと、不味い品物（粉末合成レモン、ビタミン添加キャンデー）が含まれていたのが欠点だった。食べた後に残った防水ボール箱は、タコツボに敷くと寝る時に便利である。1944年4月頃からは、パッケージを捨てても目立たないように迷彩塗装が施されるようになった。参考：ミリタリー・イラストレイテッド17、コンバット・バイブル、月刊コンバットマガジン5,’06、7,’09

＜Ｋレーション＞：韓国軍の戦闘糧食。朝鮮戦争時には日本で製作され、魚のカレー煮をメイン食材とした。たまに入っていたスルメが好評だったらしい。ベトナム戦争時には麦飯缶、キムチ缶、コチュジャン缶、小魚佃煮缶で構成されていた。加熱用フェルタブレットも付いている。小隊単位で支給される。参考：ミリタリー・イラストレイテッド17、月刊世界の艦船8,’13

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